JP2005250910A - 移動物体検出方法及び移動物体検出システム - Google Patents

移動物体検出方法及び移動物体検出システム Download PDF

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Abstract

【課題】 ロバストで被検出物体を識別する精度が高い移動物体検出方法等を提供する。
【解決手段】 一定の時間間隔で連続撮像された各フレームF(t=−3〜0)から車両の特徴点を抽出する(第1ステップ)。時間軸を含む座標系でフレームF(t=0)上の各特徴点を頂点として直線上に並ぶ特徴点をフレームF(t=−3〜−1)における特徴点の中から選択し、これらを時間方向連結群として記憶手段に記憶させる(第2ステップ)。時間方向連結群のペアーの空間方向の連結の強さを示す空間方向連結指標値を、各フレームにおける当該ペアーに属する特徴点の近傍点を結ぶ直線エッジの明確性及び連続性に基づいて、算出する(第3ステップ)。空間方向連結指標値に基づいて、同一車両に属する時間方向連結群を検出することにより、これらの時間方向連結群に対応する車両を検出する(第4ステップ)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、特定の場所を撮像した画像中の移動物体を検出する方法に関する。
従来の移動物体検出方法として、1時点で撮像された画像から被検出物体の特徴を有する領域を抽出する方法がある(第1従来例)。
特許文献1に開示された方法は連続撮像された複数枚の画像を用いて一定の軌道上を移動する物体の数を算出する方法であって、各画像から被検出物体の占める領域を検出し、各領域の位置の経時変化から被検出物体が移動しているのか滞留しているのかを区別するものである(第2従来例)。
特開平10−63863号公報
第1従来例には、使用される画像にノイズがあると分析結果が誤ったものになるという問題点があった。また、第2従来例には、被検出物体の占める領域の検出が各画像ごとに実行されるので、画像上に他の物体が存在したり、複数の物体が重なって存在したりする場合に被検出物体を正確に識別することができないという問題点があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ロバストで被検出物体を識別する精度が高い移動物体検出方法等を提供することを目的とする。
本発明の移動物体検出方法は、特定の場所を撮像した画像中の移動物体を検出する方法であって、特徴点抽出手段に、前記特定の場所を一定の時間中一定の時間間隔で連続して撮像した複数の画像のそれぞれから、前記移動物体の一部を示す特徴点を抽出させる第1のステップと、時間方向連結手段に、前記一定の時間中前記移動物体が画像上を一定の速度で移動することを前提に、前記複数の画像のうちの第1画像における各特徴点に相当するものを他の画像における特徴点の中から選択させ、同一の特徴点の群を時間方向連結群として記憶手段に記憶させる第2のステップと、空間方向連結指標値算出手段に、前記時間方向連結群のペアーの空間方向の連結の強さを示す空間方向連結指標値を算出させる第3のステップと、移動物体検出手段に、前記空間方向連結指標値に基づいて、同一移動物体に属する前記時間方向連結群を検出することにより、これらの時間方向連結群に対応する前記移動物体を検出させる第4のステップとを含むことを特徴とする。
本発明の移動物体検出システムは、特定の場所を撮像した画像中の移動物体を検出するシステムであって、前記特定の場所を一定の時間中一定の時間間隔で連続して撮像した複数の画像のそれぞれから、前記移動物体の一部を示す特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、前記一定の時間中前記移動物体が画像上を一定の速度で移動することを前提に、前記複数の画像のうちの第1画像における各特徴点に相当するものを他の画像における特徴点の中から選択し、同一の特徴点の群を時間方向連結群として記憶手段に記憶させる時間方向連結手段と、前記時間方向連結群のペアーの空間方向の連結の強さを示す空間方向連結指標値を算出する空間方向連結指標値算出手段と、前記空間方向連結指標値に基づいて、同一移動物体に属する前記時間方向連結群を検出することにより、これらの時間方向連結群に対応する前記移動物体を検出する移動物体検出手段とを備えることを特徴とする。
時間方向連結群を用いて移動物体の検出を行うので、一部の画像上で複数の被検出物体が重なって存在しても、容易にこれらを分離して認識することができる。また、画像上に被検出物体ではない物体が存在したり、ノイズが発生したりしても、これらに影響されることなく高い精度で被検出体を識別することができる。
本発明の移動物体検出方法は、前記第6のステップが、前記他の画像に、撮像時刻の順に、最後に撮像された画像を最上位とし、最初に撮像された画像を最下位とする順位を付ける第7のステップと、既に得られた前記組み合わせそれぞれに含まれる特徴点への前記時間当たりの移動量と、当該組み合わせに含まれる画像のうち最上位の画像(直近時刻撮像画像)よりも一つ上位の画像(前記直近時刻撮像画像の直後に撮像された検証時刻撮像画像)における特徴点への前記時間当たりの移動量とを比較し、当該組み合わせの中から当該一つ上位の画像(前記検証時刻撮像画像)における特徴点が新たに組み込まれるべきものを選択する第8のステップとを含むことが好適である。このような多段階決定法(動的計画法)を適用することにより演算時間を短縮することができる。
本発明により、ロバストで被検出物体を識別する精度が高い移動物体検出方法等を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態の交通流計測システムAの概念図である。交通流計測システムAは、道路上の特定の場所(計測地)を通過する自動車(車両)の台数、速度などをリアルタイムで計測するシステムである。
撮像装置2が、計測地の2次元画像を真上から一定の時間間隔で連続して撮像する。撮像装置2が撮像した各画像は、車両検出システム3に送信され、撮像時刻と紐付けされて車両検出システム3の格納部301に格納される。
車両検出システム3は、撮像装置2が撮像した画像中の車両を検出し、当該画像に含まれる車両の台数の算出、各車両の速度の算出及び各車両の大きさの評価を行う。車両検出システム3は、ある時刻における計測地を通過する車両を検出するに当たって、その時刻の前後に撮像された複数の画像を用いることに特徴がある。実際には一回の車両検出に20フレーム程度を用いるのが好適であるが、本実施形態では説明を簡略化するために、4フレームを用いる例を説明する。
車両検出システム3は、機能的構成要素として、特徴点抽出手段303、時間方向連結手段305、空間方向連結指標値算出手段307、車両検出手段309及び速度算出手段311を備える。各機能的構成要素の概要は以下のとおりである。
特徴点抽出手段303は、各画像における車両の特徴点を抽出する。図2は、画像中に存在する車両の特徴点の例を示す図である。検出が容易な車両の特徴点としては、エッジの交差点(車体の角部、ウィンドウの角部)などが考えられる。
時間方向連結手段305は、一回の車両検出に用いられる4フレームの画像に現れる同一特徴点(同一車両の同一箇所を示す特徴点)を抽出する機能を有する。本実施形態では、一回の車両検出に用いられる4フレームの画像をそれぞれフレームF(t=0)、フレームF(t=−1)、フレームF(t=−2)、フレームF(t=−3)と呼ぶ。t=0時が当該検出における基準時刻であり、t=−1時、t=−2時、t=−3時は順次基準時刻よりも撮像間隔ずつ前の時刻である。フレームF(t=0)、フレームF(t=−1)、フレームF(t=−2)、フレームF(t=−3)は、それぞれ、t=0時、t=−1時、t=−2時、t=−3時に撮像された画像である。フレームF(t=0)を最上位のフレーム、フレームF(t=−3)を最下位のフレームとする。
図4は、フレームF(t=0)〜F(t=−3)に現れる同一特徴点を抽出する原理の説明図である。図4において、点p、pは特徴点を、点pはノイズにより誤って検出された特徴点を、t軸は時間軸を、(x,y)は画像上の位置座標を表す。t=−3時からt=0時までの時間は、自動車の速度が一定であるとみなせるだけ十分に短い時間に設定されている。そのため、同一の特徴点であれば、t=0時からt=−3まで直線上に移動すると仮定することができる。図4には、x軸方向に比較的高速で移動する車両の特徴点p及びx軸方向に比較的低速で移動する車両の特徴点pが示されている。このように時間軸を含む三次元座標系で直線的に分布する特徴点を抽出することにより、同一特徴点を抽出することができる。本発明では、抽出された同一特徴点の群を時間方向連結群と呼ぶ。
空間方向連結指標値算出手段307は、時間方向連結群の空間方向(図4に示す2次元座標(x,y))における連結の強さを示す空間方向連結指標値を算出する。この空間方向連結指標では、各フレームにおける特徴点のペアーが直線エッジで連結されている蓋然性及びこの直線エッジの鮮明度が高いほど高い指標値が与えられる。図3は、図2に示す画像に一次微分Sobelオペレータを施した画像を示す図である。図3における白抜き四角点は、図2に示す特徴点に対応する。図3に示すように、各フレームにおいて同一車両に属する特徴点のペアーの間には車体の縁、ウィンドウの縁などを示す直線エッジが存在する蓋然性が高い。したがって、各フレームにおいて特徴点のペアーが同一車両に属する場合には、これらの特徴点の間の空間方向連結指標値が高くなる。逆に各フレームにおいて特徴点のペアーが異なる車両に属する場合には、これらの特徴点の間に直線エッジがなかったり、直線エッジが途中から消滅したり、直線エッジが道路など車両以外の物体を示す領域に分断されたりすることにより、空間方向連結指標値が低くなる。よって、空間方向連結指標は、時間方向連結群が同一車両に属する蓋然性を示す指標として機能する。
車両検出手段309は、時間方向連結群を、同じグループに属する時間方向連結群同士の空間方向連結指標値が高く、異なるグループに属する時間方向連結群同士の空間方向連結指標値が低くなるように複数のグループに分割する。分割終了後のグループ数から画像上の車両台数を知ることができる。また、車両検出手段309は、同一グループに属する時間方向連結群の空間方向における拡がりから当該グループに対応する車両の大きさを評価することができる。
速度算出手段311は、図4に示す座標系における時間方向連結群の傾き(時間当たりの移動量)から各車両の速度を算出する。
次に、フローチャートを参照して車両検出システム3の動作の手順を詳細に説明する。図7は、車両検出システム3の動作の手順の概略を示すフローチャートである。図8ないし11は、動作の一部を詳細に説明するフローチャートである。
まず、各フレームF(t=0〜−3)における車両の特徴点を抽出する(S701)。特徴点抽出方法としては、例えば、領域の角部を検出するためにハリス(Harris)オペレータ法を適用することができる。
ハリス(Harris)オペレータ法を適用する例では、下記の式(1)及び(2)を充足する条件の下で、H(x,y)Tが極大値となる被測定点κが特徴点として抽出される。
Figure 2005250910
ただし、
χ=(x,y)T:位置座標
R:被測定点κを中心とする所定の範囲の領域
I:画像の明度値
λ1, λ2:Gの固有値
λth:閾値。
全てのフレームについての特徴点抽出処理が終わった後、時間方向連結群の抽出が行われる(時間方向連結処理、S703)。図8は、時間方向連結処理の詳細な手順を示す第1のフローチャートである。図9は、時間方向連結処理の詳細な手順を示す第2のフローチャートである。図5は、時間方向連結処理を視覚的に説明する図である。これらの図を参照して時間方向連結処理を説明する。なお、実際には通常1フレーム当たり30個程の特徴点が抽出されるが、以下では説明の簡略化のために1フレーム当たり5個の特徴点があるものとする。
本実施形態の時間方向連結処理では、基準時フレーム(フレームF(t=0))から抽出された5個の特徴点p(t=0、k=1〜5)のそれぞれについて、他のフレーム(フレームF(t=−1〜−3))から抽出された特徴点の中から同じ時間方向連結群に含まれるものを検索する。特徴点p(t=0、k=1〜5)のそれぞれについて同じ処理が繰り返されるが、以下では特徴点p(t=0、k=1)についての処理を説明する。
まず、特徴点p(t=0、k=1)がフレームF(t=−3)上の各特徴点へ移動したときの平均移動ベクトルv(t=−3,k=1〜5)を算出し、算出結果を記録する(S801)。本実施形態で平均移動ベクトルとは、フレーム上の位置座標(図4に示す(x,y)座標)における移動ベクトルを移動前のフレームが撮像されてから移動後のフレームが撮像されるまでの時間で割ったベクトルを指す(図4を参照)。これに代えて、移動ベクトルをフレーム番号の差で割ったベクトルを平均移動ベクトルとしてもよい。
特徴点p(t=0、k=1)からフレームF(t=−2)上の各特徴点へ移動したときの平均移動ベクトルv(t=−2,k=1〜5)を算出し、算出結果を記録する(S803)。
平均移動ベクトルv(t=−2,k=1)と各平均移動ベクトルv(t=−3,k=1〜5)との近似性を示す評価値を算出する(S805)。前述のとおりt=−3〜0の時間帯では同一の特徴点は一定の速度で移動するとみなされるので、同一の特徴点であるならば平均移動ベクトルは近似した値になるはずである。したがって、近似性の評価が良好である特徴点の組み合わせを選択することによって同一の特徴点を抽出することができる。本実施形態では、平均移動ベクトルの差分ベクトルの長さの2乗を近似性を示す評価値とする。したがって、平均移動ベクトルが近似しているほど小さい評価値が導かれる。
S805で得られた評価値のうち最も小さい評価値E(t=−2,k=1)及びこれに対応するフレームF(t=−3)上の特徴点を抽出し、これらを記録する(S805)。
S805及び807の処理をフレームF(t=−2)上の他の特徴点p(t=−2,k=2〜5)について繰り返す(S809)。
特徴点p(t=0、k=1)からフレームF(t=−1)上の各特徴点へ移動したときの平均移動ベクトルv(t=−1,k=1〜5)を算出し、算出結果を記録する(S811)。
平均移動ベクトルv(t=−1,k=1)と平均移動ベクトルv(t=−2,k=1)との近似性を示す評価値を算出し(S813)、これを評価値E(t=−2,k=1)に加算して累積評価値を取得する(S815)。
S813及び815の処理をフレームF(t=−2)上の他の特徴点p(t=−2,k=2〜5)について繰り返す(S817)。
S815及び817で取得された累積評価値のうち、最も小さい累積評価値及びこれに対応するフレームF(t=−2、−3)上の特徴点を抽出する(S819)。この処理により、特徴点p(t=−1,k=1)を含むと仮定したときに時間方向連結群に組み込まれるべきフレームF(t=−1〜−3)上の特徴点の最適な組み合わせ及び累積評価値が得られる。図5の例では、{p(t=−1,k=1)、p(t=−2,k=2)、p(t=−3,k=1)}の組み合わせが得られた。
S813〜819の処理をフレームF(t=−1)上の他の特徴点p(t=−1,k=2〜5)について繰り返す(S821)。これにより、特徴点p(t=−1,k=2〜5)のそれぞれについても最適な組み合わせ及び累積評価値が得られる。図5の例では、{p(t=−1,k=2)、p(t=−2,k=3)、p(t=−3,k=3)}、{p(t=−1,k=3)、p(t=−2,k=4)、p(t=−3,k=4)}、{p(t=−1,k=4)、p(t=−2,k=4)、p(t=−3,k=4)}、{p(t=−1,k=5)、p(t=−2,k=5)、p(t=−3,k=4)}の組み合わせが得られた。
一回の車両検出に4枚を超える枚数のフレームが用いられる場合には、上位のフレームの各特徴点と、当該フレームまでに得られた組み合わせとの対応付けを行う処理が、基準時フレームより一つ下位のフレームについて完了するまで繰り返される。
S819及び821で取得された累積評価値のうち最も小さい累積評価値及びこれに対応するフレームF(t=−1〜−3)上の特徴点を抽出する(S823)。これにより、上記の組み合わせの中で特徴点p(t=0,k=1)を含む時間方向連結群に組み込まれるものとして最適なものが選択された。S823で抽出された特徴点及び特徴点p(t=0,k=1)を時間方向連結群として記録する(S825)。図5の例では、{p(t=0,k=1)、p(t=−1,k=2)、p(t=−2,k=3)、p(t=−3,k=3)}の時間方向連結群が得られた。
S801〜825の処理を基準時フレームであるフレームF(t=0)上の他の特徴点p(t=0,k=2〜5)について繰り返すことにより、フレームF(t=0)上の各特徴点に対応する時間方向連結群が得られる。
上記の時間方向連結処理の説明は、基準時フレーム上の特徴点に対応する特徴点が必ず他のフレーム上に存在することを前提にした。しかし、撮像時のノイズ、オクルージョンの発生などの原因により一部のフレームで対応特徴点が存在しないことも考えられる。あるフレーム上に対応特徴点が存在しない場合には、当該フレームにおける評価値が著しく高くなる。この場合には、当該フレームを無視して時間方向連結群を形成するのが望ましい。具体的な処理としては、ある特徴点について最良の評価値が閾値より高い場合に、当該評価値ではなくペナルティ定数を累積評価値に加算する。当該フレームを最上位とする組み合わせの特徴点と上位のフレームの特徴点との近似性評価を行う際には、当該フレームより一つ下位のフレームの特徴点の平均移動ベクトルと上位のフレームの特徴点の平均移動ベクトルとを比較する。最終的に当該特徴点を含む組み合わせが時間方向連結群として選択されたときには、時間方向連結群から当該特徴点を排除する。
最終的な累積評価値が余りにも小さかったときには、当該時間方向連結群はノイズにより誤って検出された特徴点、あるいは車両以外の物体から抽出された特徴点が構成するものであると考えられるので、時間方向連結群のデータから削除されるのが好適である。
時間方向連結処理の方法としては、考えられる全ての組み合わせの累積評価値を算出し、最も良好な累積評価値に対応する組み合わせを時間方向連結群とする方法、あるいは考えられる全ての組み合わせそれぞれについて最小2乗近似直線を算出し、当該最小2乗近似直線からの誤差が最も小さくなる組み合わせを時間方向連結群とする方法も考えられる。本実施形態の方法(多段階決定法)は、検証すべき組み合わせの数を減らし、演算時間を短縮する上で他の方法よりも有利である。本実施形態の例で1つの時間方向連結群で考えられる全ての組み合わせの数は54-1(特徴点の数^(フレーム数−1))であるが、本実施形態の方法によれば検証数は1段階につき5×5個であり、5×5×(4−1)=75(検証数×(フレーム数−1))通りの組み合わせを検証するのに要する演算時間で時間方向連結処理を完了することができる。
以上の時間方向連結処理(S703)に続いて、空間方向連結指標値の算出を行う(S705)。図10は、空間方向連結指標値を算出する手順を説明するフローチャートである。図10を参照して空間方向連結指標値を算出する手順を説明する。
まず、各フレームF(t=0〜−3)に一次微分Sobelオペレータを施し、図3に示すようにエッジを抽出する(S1001)。
時間方向連結群のペアーを一つ抽出し(S1003)、当該ペアーについて各フレームF(t=0〜−3)における最適連結指標値(エッジ連続度)を算出する(S1005)。
連結指標値の算出は次のように行われる。まず、該当するフレームにおける時間方向連結群のペアーに属する各特徴点の近傍点(画素)を抽出する。次に、これらの近傍点を結ぶ直線線分上に存在する画素の微分値(一次微分Sobelオペレータが施された後の画素値)の平均値μ及び標準偏差σを算出する。次の式(3)を用いて、平均値μ及び標準偏差σから連結指標値Sを算出する。
S=μ−ασ−β・・・(3)
ただし、αは定数であり、βは近傍点の特徴点からのずれ量(距離)に応じて決定されるペナルティ値である。選択された近傍点が特徴点からずれるほどβの値は大きくなる。両特徴点が選択された場合にはβは0となる。なお、連結指標値を導出する式は、標準偏差の2乗、すなわち分散値の項を含んでもよい。
上記のとおり算出された連結指標値Sのうち最大値となる最適連結指標値が抽出される。最適連結指標値は、フレームにおいて特徴点のペアーが直線エッジで連結されている蓋然性及びこの直線エッジの鮮明度の高さを示す。
各フレームF(t=0〜−3)における最適連結指標値を合算し、これを当該時間方向連結群のペアーの空間方向連結指標値とする(S1007)。時間方向連結処理の説明で言及されているようにあるフレームにおいて特徴点が存在しないと判断された場合には、当該フレームにおける最適連結指標値を0とする、あるいはペナルティーを科すなどの処理を行うことが考えられる。
他の全ての時間方向連結群のペアーの組み合わせについて以上の空間方向連結指標値の演算を繰り返す。
以上の空間方向連結指標値の算出処理(S705)に続いて、時間方向連結群のグラフ分割処理を行う(S707)。図11は、グラフ分割処理の手順を説明するフローチャートである。図6は、グラフ分割処理を視覚的に説明する図である。図6には、4台の車両が撮像された場合に時間方向連結群を4つの小グループに分割する例が示されている。これらの図を参照してグラフ分割処理の手順を説明する。
本実施形態では、Greedy Splitting Algorithmを適用してグラフ分割を実行する。まず、全ての時間方向連結群を任意の二つの小グループ(グループA、グループB)に分割し(S1101)、その場合の分割指数Eを算出する(S1103)。
分割指数Eは次のようにして算出される。まず、グループA中の任意の一つの時間方向連結群を抽出し、この時間方向連結群とグループAに属する他の全ての時間方向連結群それぞれとの空間方向連結指標値の総和を算出する。この処理をグループAに属する他の全ての時間方向連結群について繰り返す。算出された空間方向連結指標値の総和を合算し、組み合わせ数(Ninner×(Ninner−1);Ninner:グループAに属する時間方向連結群の数)で割った値Einnerを得る。
グループA中の任意の一つの時間方向連結群を抽出し、この時間方向連結群とグループBに属する他の全ての時間方向連結群それぞれとの空間方向連結指標値の総和を算出する。この処理をグループAに属する他の全ての時間方向連結群について繰り返す。算出された空間方向連結指標値の総和を合算し、組み合わせ数(Ninner×Nouter;Ninner:グループAに属する時間方向連結群の数、Nouter:グループBに属する時間方向連結群の数)で割った値Eouterを得る。
分割指数Eは次の式(4)で表される。
E=Eouter/Einner・・・(4)
グループA内での空間方向の連結力が強く、異なるグループ間の空間方向の連結力が弱いほど、分割指数Eが小さくなる。
Tabu Search法により最適な分割の仕方、すなわち分割指数Eが最も小さくなる分割の仕方が検出されるまで、分割の仕方を変えてS1101及び1103の処理を繰り返す。
全ての最小分割指数が閾値以上であるか判断する(S1105)。閾値を下回る最小分割指数がない場合には、いずれの最終分割グループも分割しないでグラフ分割処理を終了する。なお、本実施形態の説明で用いる最終分割グループという用語は、多段階の分割が行われるプロセスにおいて現在の段階で存在する全ての分割グループを指す。例えば、図6中の第3段階ではグループ1、グループ2−1及びグループ2−2が最終分割グループである。
一つでも閾値を下回る最小分割指数がある場合には、最小分割指数のうち最も値が小さいものに対応する最適分割を実行し(S1107)、最小分割グループを更新した上で上記のグラフ分割処理を繰り返す。
図6の例では、第1段階で全ての時間方向連結群で構成される一つのグループをグループ1とグループ2とに分割する。第2段階で最小分割指数がより小さくなるグループ2の最適分割を実行し、グループ2をグループ2−1とグループ2−2とに分割する。第3段階で最小分割指数が最も小さくなるグループ2−2の最適分割を実行し、グループ2−2をグループ2−2−1とグループ2−2−2とに分割する。次の段階ではいずれの最小分割指数も閾値を下回らないので、いずれの最終分割グループも分割しないでグラフ分割処理を終了する。このようにして、グループ1、グループ2−1、グループ2−2−1及びグループ2−2−2の4つの最終分割グループが得られる。
グラフ分割を終了させる条件としては、基準時フレームにおける各最終分割グループが占める領域の面積が所定の値以下になったときとすることも考えられる。
車両台数のカウントを行う(S709)。グラフ分割処理終了時の最終分割グループの数が車両台数とみなされる。
各車両(グラフ分割処理終了時の各最終分割グループに対応する車両)の速度を算出する(S711)。具体的な計算方法として次のような方法が考えられる。まず、計算対象車両に対応する最終分割グループにおける平均移動ベクトルvの平均値を算出する。予め取得された(x,y)位置座標系の寸法(画像上の距離)と計測地上での実寸法との比率に基づいて、平均移動ベクトルvの平均値を実寸法に変換し、これを計算対象車両の速度とする。
道路面の法線に対して傾いて撮像された場合には、画像上の位置によって寸法比率が異なる。この場合には、撮像装置2の設置高さ及び撮像角度を予め取得しておき、これらに基づき撮像画像を道路面の法線方向に撮像した画像に射影変換する。射影変換された画像に基づいて正確な寸法変換を行うことができる。
各車両の大きさを評価する(S713)。基準時フレームにおいて各車両に属する特徴点で囲まれる領域の面積、当該領域の径などから、各車両の大きさを評価することができる。あるいは、各車両に属する特徴点間の直線エッジを抽出し、これらの直線エッジの最大長さから各車両の大きさを評価することができる。
フレームF(t=s〜s−3)についてS701〜713の処理を繰り返す。このようにsフレーム間隔でS701〜713の処理を繰り返すことにより、s×撮像時間間隔の時間間隔で計測値における車両検出をリアルタイムに行うことができる。
図1は、本実施形態の交通流計測システムAの概念図である。 図2は、画像中に存在する車両の特徴点の例を示す図である。 図3は、図2に示す画像に一次微分Sobelオペレータを施した画像を示す図である。 図4は、フレームF(t=0)〜F(t=−3)に現れる同一特徴点を抽出する原理の説明図である。 図5は、時間方向連結処理を視覚的に説明する図である。 図6は、グラフ分割処理を視覚的に説明する図である。 図7は、車両検出システム3の動作の手順の概略を示すフローチャートである。 図8は、時間方向連結処理の詳細な手順を示す第1のフローチャートである。 図9は、時間方向連結処理の詳細な手順を示す第2のフローチャートである。 図10は、空間方向連結指標値を算出する手順を説明するフローチャートである。 図11は、グラフ分割処理の手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
2・・・撮像装置、3・・・車両検出システム、301・・・格納部、303・・・特徴点抽出手段、305・・・時間方向連結手段、307・・・空間方向連結指標値算出手段、309・・・車両検出手段、311・・・速度算出手段、A・・・交通流計測システム、p・・特徴点、p・・・特徴点、p・・・ノイズ。

Claims (11)

  1. 特定の場所を撮像した画像中の移動物体を検出する方法であって、
    特徴点抽出手段に、前記特定の場所を一定の時間中一定の時間間隔で連続して撮像した複数の画像のそれぞれから、前記移動物体の一部を示す特徴点を抽出させる第1のステップと、
    時間方向連結手段に、前記一定の時間中前記移動物体が画像上を一定の速度で移動することを前提に、前記複数の画像のうちの第1画像における各特徴点に相当するものを他の画像における特徴点の中から選択させ、同一の特徴点の群を時間方向連結群として記憶手段に記憶させる第2のステップと、
    空間方向連結指標値算出手段に、前記時間方向連結群のペアーの空間方向の連結の強さを示す空間方向連結指標値を算出させる第3のステップと、
    移動物体検出手段に、前記空間方向連結指標値に基づいて、同一移動物体に属する前記時間方向連結群を検出することにより、これらの時間方向連結群に対応する前記移動物体を検出させる第4のステップとを含む
    ことを特徴とする移動物体検出方法。
  2. 前記第2のステップが、
    前記第1画像におけるある特徴点が前記他の画像のうちの一つの画像における各特徴点に移動したと仮定したときにおける前記ある特徴点の時間当たりの移動量を算出する第5のステップと、
    前記時間当たりの移動量の均一度が最も高くなる特徴点の組み合わせを得るために、各前記他の画像から特徴点を一つずつ選択する第6のステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動物体検出方法。
  3. 前記第6のステップが、
    前記他の画像に、撮像時刻の順に、最後に撮像された画像を最上位とし、最初に撮像された画像を最下位とする順位を付ける第7のステップと、
    既に得られた前記組み合わせそれぞれに含まれる特徴点への前記時間当たりの移動量と、当該組み合わせに含まれる画像のうち最上位の画像(直近時刻撮像画像)よりも一つ上位の画像(前記直近時刻撮像画像の直後に撮像された検証時刻撮像画像)における特徴点への前記時間当たりの移動量とを比較し、当該組み合わせの中から当該一つ上位の画像(前記検証時刻撮像画像)における特徴点が新たに組み込まれるべきものを選択する第8のステップとを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動物体検出方法。
  4. 前記第3のステップが、
    各画像に差分フィルタ処理を施す第9のステップと、
    前記時間方向連結群のペアーに属する特徴点の近傍点を結ぶ線分上の画素について差分フィルタ処理後の画素値の平均値及び標準偏差を算出する第10のステップと、
    前記平均値の大きさ及び前記標準偏差の小ささを示すエッジ連続度を算出する第11のステップとを含み、
    前記空間方向連結指標値が前記エッジ連続度に基づいて算出される
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動物体検出方法。
  5. 前記第3のステップが、
    全ての画像について得られた前記エッジ連続度を合算する第12のステップを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の移動物体検出方法。
  6. 前記第4のステップが、
    同じグループに属する前記時間方向連結群同士の前記空間方向連結指標値が高く、異なるグループに属する前記時間方向連結群同士の前記空間方向連結指標値が低くなるように、前記時間方向連結群を複数のグループに分ける第13のステップを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動物体検出方法。
  7. 前記第13のステップが複数回繰り返される
    ことを特徴とする請求項6に記載の移動物体検出方法。
  8. 速度算出手段に、特徴点の異なる画像間における時間当たりの移動量に基づいて、前記移動物体の速度を算出させる第14のステップを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動物体検出方法。
  9. 前記第14のステップが、
    前記画像を撮像した撮像装置と前記特定の場所との相対位置に基づいて、前記移動物体の速度を補正する第15のステップを含む
    ことを特徴とする請求項8に記載の移動物体検出方法。
  10. 前記特定の場所が道路上の一地点であり、前記移動物体が自動車である
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の移動物体検出方法。
  11. 特定の場所を撮像した画像中の移動物体を検出するシステムであって、
    前記特定の場所を一定の時間中一定の時間間隔で連続して撮像した複数の画像のそれぞれから、前記移動物体の一部を示す特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
    前記一定の時間中前記移動物体が画像上を一定の速度で移動することを前提に、前記複数の画像のうちの第1画像における各特徴点に相当するものを他の画像における特徴点の中から選択し、同一の特徴点の群を時間方向連結群として記憶手段に記憶させる時間方向連結手段と、
    前記時間方向連結群のペアーの空間方向の連結の強さを示す空間方向連結指標値を算出する空間方向連結指標値算出手段と、
    前記空間方向連結指標値に基づいて、同一移動物体に属する前記時間方向連結群を検出することにより、これらの時間方向連結群に対応する前記移動物体を検出する移動物体検出手段とを備える
    ことを特徴とする移動物体検出システム。
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