JP2005250580A - Etc車載器への情報登録システム及びetc車載器への情報登録方法 - Google Patents

Etc車載器への情報登録システム及びetc車載器への情報登録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ETC車載器にETCカードを装着しなくてもETCシステムのサービスを受けることができるよう、ETC車載器に情報を登録する技術を提供する。
【解決手段】ETC車載器1は、カードスロットを有しておらず、ETCシステムの利用時にETCカードが不要である。カード会社用情報処理装置4では、ユーザからの個人情報に基づいて料金決済用情報を生成し、情報発行センタ5へ送信する。また、セットアップ店用情報処理装置3では、車両情報を受け付けて情報発行センタ5へ送信する。情報発行センタ5は、車両情報に基づいてセットアップ情報を生成し、対応する料金決済用情報とセットにした登録用情報を暗号化し、セットアップ店用情報処理装置3へ送信する。セットアップ店用情報処理装置3では登録用情報を復号し情報書き込み装置2へ送信する。情報書き込み装置2は無線通信で登録用情報をETC車載器1に対して書き込む。
【選択図】 図1

Description

ETCシステム(Electronic Toll Collection system:自動料金収受システム)において使用されるETC車載器へ、前記ETCシステムで提供されるサービスを利用可能とするための情報を登録する技術に関する。
従来、日本国内のETCシステムは、図8に示すように、路上に設置された路上装置101と双方向無線通信により料金収受を行うETC車載器102とそれを決済するためのICカード(いわゆるETCカード)103とで構成されている(例えば特許文献1参照。)。このETCカード103は、ユーザが例えばクレジットカード会社にカード発行を申し入れ、クレジットカード会社では与信審査などを行い、問題なければ個人情報書き込み装置105を用いて個人情報などをETCカードに書き込み、利用できるようにした後、利用者へ送付する。
また、利用者はETC車載器を購入した後、カーディーラーやカー用品店などが兼任しているETC車載器セットアップ店に持ち込み、そのセットアップ店に設置されたセットアップ情報書き込み装置106を用いてETC車載器へ車両情報を書き込む。具体的には、次のような手順で行う。まず、例えば所定の書類に車両情報を含む必要事項を記入し、セットアップ店の通信端末(例えばパソコン)から情報発行センタへ送信する。情報発行センタでは、セットアップ店の通信端末から送信された車両情報を情報暗号化装置107を用いて暗号化してセットアップ情報を生成し、それをセットアップ店の通信端末へ送信する。セットアップ店の通信端末が受信したセットアップ情報は、セットアップ情報書き込み装置106を用いてICカードに書き込む。この書き込まれたものがいわゆるセットアップカードと呼ばれているものである。なお、そして、このセットアップカードをETC車載器のカードスロットへ挿入し、セットアップカードから読み出した車両情報などをETC車載器内部のメモリに書き込んでセットアップが終了する。これでETCカードを用いてETCシステムが利用できる状態となる。
ETC車載器を実際に使用する場合には、ETC車載器のカードスロットへETCカードを挿入した状態で路上装置101との間で通信を行う。つまり、ETCカードから読み出した情報を路上装置101側に送信したり、路上装置101から送信された情報をETCカードに書き込んだりする。
特開2000−99784号公報
しかしながら、このETC車載器を二輪車に使用する場合、四輪車と比べてETC車載器の使用環境が厳しくなる。つまり、車外に搭載されることとなるため、雨・水、塵・埃等にさらされることとなる。カードスロットが存在すると、カード挿入口から雨・水、塵・埃等が侵入する可能性があり、性能低下を招来してしまう可能性がある。また、二輪車の車体にETC車載器を搭載した場合は、四輪車に搭載した場合に比べて振動が大きくなる。ETCカードとカードスロットとの間で電気的接点が存在するため、振動の影響によって電気的接点の接触不良が発生する可能性がある。
このような不都合を回避するためには、例えば二輪車向けのETC車載器については特別な対策を講じることが考えられる。例えば防水・防塵ケースを追加したり、特別な防振構造を採用したりする、といったことである。しかし、このような四輪車では考慮しなくてもよかった防水・防塵、あるいは防振対策を講じると、構造の複雑化、サイズアップ、コストアップという問題を招来してしまう。
そのような問題を考えた場合、ICカードを使用しないETC車載器を採用すれば、カードスロットが不要となるため防水及び振動対応も容易になる。但し、現行のETCシステムは稼働中であり、路上装置側のシステムを変更するには多大な費用がかかる。そのため、現行のETCシステムの基本的枠組みは極力変更しないことが重要である。したがって、ETCカードを使用せずに、現行のETC車載器と同様の「ETCシステムにおいて使用可能な状態」を実現することが希求される。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ETC車載器にETCカードを装着しなくてもETCシステムのサービスを受けることができるよう、ETC車載器に情報を登録する技術を提供することを目的とする。
請求項1に係るETC車載器への情報登録システムは、情報発行センタと、情報発行センタとの間でデータ通信可能な第1の情報処理装置と、情報発行センタとの間でデータ通信可能な第2の情報処理装置とを備えており、ETC車載器へ、ETCシステムで提供されるサービスを利用可能とするための情報を登録するためのものである。
ここで、情報登録対象となるETC車載器は、次のような特徴を有している。つまり、少なくとも制御手段、無線通信手段、記憶手段を有しているが、カードスロットは有していない。従来のETC車載器は、いわゆるETCカードを装着して使用するためカードスロットが必要であったが、本発明における情報登録システムにて情報を登録する対象のETC車載器においては、そのようなカードスロットが不要である。つまり、カードレスで使用することを想定している。そのため、ETC車載器は、情報書き込み装置から無線送信された情報を無線通信手段を介して受信した場合、制御手段がその受信した情報を記憶手段に登録可能である。このような構成のため、必要な情報は無線通信にて取得でき、カードレスでの使用が実現可能である。また、無線通信での情報取得に限定されず、例えばETC車載器が情報書き込み装置と有線結合するためのコネクタを備えている場合であれば、そのコネクタを介して有線結合された情報書き込み装置から必要な情報を取得し、制御手段がその取得した情報を記憶手段に登録してもよい。
このようなカードレスのETC車載器に対して必要な情報を登録するため、情報発行センタ、第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置は以下のような構成を備える。
つまり、第1の情報処理装置は、ユーザの個人情報を受け付ける個人情報受付手段と、その個人情報受付手段によって受け付けた個人情報に基づく料金決済用情報を生成する料金決済用情報生成手段と、その料金決済用情報生成手段によって生成された料金決済用情報を情報発行センタに対して送信する料金決済用情報送信手段と、を備える。
また、第2の情報処理装置は、ETC車載器を搭載予定の車両及びユーザに関する情報(車両情報)を受け付ける車両情報受付手段と、その車両情報受付手段によって受け付けた車両情報を情報発行センタに対して送信してセットアップ情報の発行を要求するセットアップ情報要求手段と、を備える。
また、情報発行センタは、第2の情報処理装置からのセットアップ情報発行要求を受け付けた場合、第2の情報処理装置から送信された車両情報に基づいてセットアップ情報を生成するセットアップ情報生成手段と、そのセットアップ情報生成手段によって生成されたセットアップ情報と、第1の情報処理装置から送信された料金決済用情報の内、セットアップ情報生成手段によって生成されたセットアップ情報に対応する料金決済用情報とが含まれた登録用情報を、第2の情報処理装置へ送信する登録用情報送信手段と、を備える。
さらに第2の情報処理装置は、ETC車載器に対して情報を書き込むための情報書き込み装置としての機能を備えており、情報発行センタから登録用情報を受信した場合、その受信した登録用情報を登録対象のETC車載器に対して書き込むことができるよう構成されている。なお、「ETC車載器に対して情報を書き込むための情報書き込み装置としての機能を備えている」という意味は、次の通りである。つまり、上述したようにETC車載器が情報書き込み装置から無線送信された情報を無線通信手段を介して受信するのであれば、第2の情報処理装置は、ETC車載器に対して情報を無線送信することのできる構成を備えるようにすればよい。また、ETC車載器が情報書き込み装置と有線結合するためのコネクタを備えているのであれば、そのコネクタと接続可能なコネクタを第2の情報処理装置も備え、ETC車載器に対して情報を有線送信できる構成とすればよい。
このような構成を備えるため、最終的にETC車載器に登録すべき情報は情報発行センタから第2の情報処理装置へ送信され、第2の情報処理装置が備える情報書き込み装置としての機能によって、カードレスのETC車載器へ登録用情報を書き込むことができる。したがって、このような登録用情報の書き込まれたETC車載器は、従来のようなETCカードを装着しなくてもETCシステムのサービスを受けることができ、特に二輪車用に適している。もちろん、四輪車用としても問題ない。
なお、ここでETC車載器の「車載器」という語に関して補足説明しておく。本発明における車載器とは、車両に直接的または間接的に搭載されている機器という意味である。つまり、車両に固定的あるいは脱着可能に搭載される(直接的に搭載)ことのみならず、車両の乗員が携帯する(間接的に搭載)場合も含む意である。したがって、例えば二輪車の運転者が衣服のポケットに入れている場合も含む。
第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置は、物理的に必ず複数の装置が存在することを意味するものではなく、例えば1台のパソコンで両方の機能を実現してもよい。しかしながら、現行のETCシステムを考えた場合には、請求項2に示すように、第1の情報処理装置は、クレジットカード会社等のサービス利用料金を決済するための機関にて使用され、第2の情報処理装置は、カーディーラー等のセットアップ代行業者にて使用されるのが一般的である。そして、このような使用主体を分けたとしても本発明は実現でき、こうすることで、現行システムの基本的枠組みを踏襲したままでカードレスのETC車載器を得ることができる。
現行のETCカード発行システムの場合は、ユーザがクレジットカード会社に対して直接ETCカードの申し込みをするのが一般的である。もちろん、このような申し込みに応じて個人情報を第1の情報処理装置にて受け付ければよいが、請求項3に示すように、第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置との間でデータ通信可能に構成し、第2の情報処理装置が、ユーザの個人情報を受け付ける個人情報受付手段と、その個人情報受付手段によって受け付けた個人情報を第1の情報処理装置へ転送する個人情報転送手段と、を備えるようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは第2の情報処理装置を使用する例えばカーディーラー等のセットアップ代行業者のところを訪れ、そこで個人情報及び車両情報の申請をすればよい。つまり、第2の情報処理装置において個人情報及び車両情報の両方を受け付け、個人情報については第1の情報処理装置に転送する。第1の情報処理装置の料金決済用情報生成手段では、転送された個人情報に基づく料金決済用情報を生成するが、この生成に先立って、通常は与信審査が発生する。したがって、この与信審査が短期間で終了するのであれば、個人情報及び車両情報の受付からETC車載器への情報登録までが比較的短期間で済むため、ユーザとしては便利である。例えば、セットアップ代行業者がETC車載器の販売まで手がけていれば、そのセットアップ代行業者のところで全ての作業が済むため、さらに便利である。
ところで、現行のシステムにおいては、セットアップ代行業者は、いわゆるセットアップ情報を内部のICチップに記憶したセットアップ専用のICカードであるセットアップカードをETC車載器のカードスロットに装着してセットアップ作業を行う。本発明の情報登録対象のカードレスETC車載器しか存在しない状況であれば問題ないが、既存のETCカードを使用するETC車載器と、カードレスETC車載器が混在する状況が想定される。そのような場合には、従来通り、第2の情報処理装置がセットアップカードを作成する機能を備えているとよい。そこで、請求項4に示すように、第2の情報処理装置の備えるセットアップカード作成手段が、情報発行センタから受信した登録用情報の内のセットアップ情報を用いて、そのセットアップ情報を内部のICチップに記憶したセットアップ専用のICカードであるセットアップカードを作成する。このようにすれば、既存のETCカードを使用するETC車載器についてもセットアップカードを介して登録できる。
さらに、請求項5に示すように、第2の情報処理装置が、セットアップカードが装着された場合にセットアップ情報を読み出すカードリーダを備えるようにしてもよい。現行システムにおいてはセットアップ代行業者が使用する処理装置においては、セットアップ情報を受信してセットアップカードを作成するプログラムとなっている。もちろん、そのような処理プログラムを書き換えればよいが、極力既存のシステムでの運用を維持していくという考え方であれば、情報登録対象がカードレスのETC車載器か否かにかかわらず、とりあえずセットアップカード自体は作成してしまってもよい。その場合の対処として、第2の情報処理装置が備えるカードリーダによってセットアップ情報を読み取り、それをカードレスのETC車載器に対して無線通信等で送信して登録するようにしてもよい。
請求項6に係るETC車載器への情報登録システムは、ETC車載器へ、ETCシステムで提供されるサービスを利用可能とするための情報を登録するためのものである。情報登録対象となるETC車載器(カードレスのETC車載器)についての特徴は、上記請求項1に関する説明の際に述べたのでここでは省略する。本発明の情報登録システムでは、このようなカードレスのETC車載器に対し、次のようにして必要な情報を登録する。
ユーザの個人情報を受け付け可能な第1の情報書き込み装置を使用し、ユーザが使用を希望するETC車載器(もちろん、カードレスのETC車載器である。)に対して、前記受け付けた個人情報に基づく料金決済用情報を書き込む。そして、セットアップ情報を発行する情報発行センタから発行されたセットアップ情報を受け付け可能な第2の情報書き込み装置を使用し、料金決済用情報の書き込まれたETC車載器に対して、前記受け付けたセットアップ情報を書き込む。
このようにすれば、最終的にETC車載器に登録すべき情報が第1の情報書き込み装置及び第2の情報書き込み装置において順次書き込まれ、カードレスのETC車載器を得ることができる。したがって、このような登録用情報の書き込まれたETC車載器は、従来のようなETCカードを装着しなくてもETCシステムのサービスを受けることができ、特に二輪車用に適している。もちろん、四輪車用としても問題ない。
第1の情報書き込み装置及び第2の情報書き込み装置は、物理的に必ず複数の装置が存在することを意味するものではなく、例えば1台のパソコンで両方の機能を実現してもよい。しかしながら、現行のETCシステムを考えた場合には、請求項7に示すように、第1の情報書き込み装置は、クレジットカード会社等のサービス利用料金を決済するための機関にて使用され、第2の情報書き込み装置は、カーディーラー等のセットアップ代行業者にて使用されるのが一般的である。そして、このような使用主体を分けたとしても本発明は実現でき、こうすることで、現行システムの基本的枠組みを踏襲したままでカードレスのETC車載器を得ることができる。
なお、このように、第1の情報書き込み装置と第2の情報書き込み装置の使用主体が異なる場合、カードレスのETC車載器自体が使用主体間で移動しなくてはならない。その場合、例えばユーザが自分の希望するETC車載器をクレジットカード会社等に郵送等し、料金決済用情報の書き込まれたETC車載器をクレジットカード社等がユーザに返送し、ユーザがその料金決済用情報の書き込まれたETC車載器をカーディーラー等に持ち込む、といった手続を踏むことも考えられる。しかし、ユーザの利便性を考えれば、ユーザが自分の希望するETC車載器をクレジットカード会社等に郵送するという作業は省略したいところである。そこで、請求項8に示すようにしてもよい。つまり、サービス利用料金を決済するための機関(例えばクレジットカード会社)においては、ユーザから使用希望のETC車載器の種類を受け付けてETC車載器メーカに発注し、納入されたETC車載器に対し、第1の情報書き込み装置を使用して料金決済用情報を書き込むのである。このようにすれば、ユーザは自分でETC車載器を郵送等する必要がなくなり、利便性が向上する。
現行のETCカード発行システムの場合は、ユーザがクレジットカード会社に対して直接ETCカードの申し込みをするのが一般的である。もちろん、このような申し込みに応じて個人情報を第1の情報処理装置にて受け付ければよいが、請求項9に示すように、第1の情報書き込み装置と前記第2の情報書き込み装置との間でデータ通信可能に構成し、第2の情報書き込み装置が、ユーザの個人情報を受け付ける個人情報受付手段と、その個人情報受付手段によって受け付けた個人情報を第1の情報書き込み装置へ転送する個人情報転送手段と、を備えるようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは第2の情報書き込み装置を使用する例えばカーディーラー等のセットアップ代行業者のところを訪れ、そこで個人情報の申請をすればよい。つまり、第2の情報書き込み装置において個人情報を受け付け、第1の情報書き込み装置に転送する。
また、請求項10に示すように、個人情報と共に希望するETC車載器の種類も第2の情報書き込み装置から第1の情報書き込み装置へ送信するようにしてもよい。
ところで、現行のシステムにおいては、セットアップ代行業者は、いわゆるセットアップ情報を内部のICチップに記憶したセットアップ専用のICカードであるセットアップカードをETC車載器のカードスロットに装着してセットアップ作業を行う。本発明の情報登録対象のカードレスETC車載器しか存在しない状況であれば問題ないが、既存のETCカードを使用するETC車載器と、カードレスETC車載器が混在する状況が想定される。そのような場合には、従来通り、第2の情報処理装置がセットアップカードを作成する機能を備えているとよい。そこで、請求項11に示すように、第2の情報書き込み装置を、情報発行センタとの間でデータ通信可能な通信端末とし、情報発行センタから発行されたセットアップ情報をオンラインで受付可能に構成する。そして、第2の情報書き込み装置のセットアップカード作成手段が、その受け付けたセットアップ情報を内部のICチップに記憶したセットアップ専用のICカードであるセットアップカードを作成する。このようにすれば、既存のETCカードを使用するETC車載器についてもセットアップカードを介して登録できる。
さらに、請求項12に示すように、第2の情報書き込み装置がカードリーダを備えるようにし、情報発行センタから発行されたセットアップ情報を内部のICチップに記憶したセットアップ専用のICカードであるセットアップカードが装着された場合に、セットアップ情報を読み出すようにする。そして、第2の情報書き込み装置が、カードリーダにて読み出したセットアップ情報を、料金決済用情報の書き込まれたETC車載器に対して書き込むようにしてもよい。現行システムにおいてはセットアップ代行業者が使用する処理装置においては、セットアップ情報を受信してセットアップカードを作成するプログラムとなっている。もちろん、そのような処理プログラムを書き換えればよいが、極力既存のシステムでの運用を維持していくという考え方であれば、情報登録対象がカードレスのETC車載器か否かにかかわらず、とりあえずセットアップカード自体は作成してしまってもよい。その場合の対処として請求項10の工夫は有効である。
請求項13に係るETC車載器への情報登録方法は、上述したカードレスのETC車載器へ、ETCシステムで提供されるサービスを利用可能とするための情報を登録する方法であって、次のステップを経て情報登録を実現する。つまり、第1の書き込み手順では、第1の情報書き込み装置において、ユーザの個人情報を受け付け、ユーザが使用を希望するETC車載器に対して、前記受け付けた個人情報に基づく料金決済用情報を書き込む。そして、第2の書き込み手順では、第2の情報書き込み装置において、セットアップ情報を発行する情報発行センタから発行されたセットアップ情報を受け付け、前記第1の書き込み手順を経ることによって料金決済用情報の書き込まれたETC車載器に対して、前記受け付けたセットアップ情報を書き込む。
このようにすれば、最終的にETC車載器に登録すべき情報を順次書き込むことができ、カードレスのETC車載器を得ることができる。
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[情報登録対象のETC車載器1の説明]
まず、本実施例における情報登録対象のETC車載器1について、図2(a)を参照して説明する。ETC車載器1は、無線部10、制御処理部11、CPU12、セキュリティアプリケーションモジュール(SAM)13、専用IC14、電源15、電源回路16を備えている。
無線部10は、本発明における無線通信手段に相当する機能を有しており、周知の通信回路及びアンテナによって構成されている。そして、例えば有料道路の料金所などに設置された路上装置との間で実行される自動料金収受処理のための無線通信に用いられる。また、後述するクレジットカード会社やセットアップ店に設置される情報書き込み装置から送信される料金決済用情報やセットアップ情報を受信するためにも用いられる。
制御処理部11は、無線部10にて受信した受信信号を信号処理によって受信データに変換したり、送信データを信号処理によって送信信号へ変換するためのものである。
CPU12は、本発明における制御手段に相当する機能を有しており、周知の演算器と同様に構成され、送受信データやSAM13から読み出したデータ等を基にして演算処理を行い、ETC車載器の初期設定処理(料金決済用情報やセットアップ情報の書き込み処理)やETCシステムにおける料金収受処理等を実行する。
SAM13及び専用IC14は、本発明における記憶手段に相当する機能を有している。この内、SAM13は、データへのアクセス権限の管理等を行うと共に、内部に有する不揮発性メモリに各種情報を記憶するよう構成されている。この各種情報とは、例えば無線部10を介して受信したセットアップ情報や、ETCシステムを利用する際に無線部10を介して受信した有料道路の利用情報などである。一方、専用IC14は、従来のETC車載器に装着して使用していたICカード(いわゆるETCカード)に内蔵されていたICカードチップと同様に構成されており、ETCシステムにおける料金決済用のアプリケーションや無線部10を介して受信した料金決済用情報や利用明細情報等を記憶するためのものである。
電源15としては例えば一次電池(ボタン型電池等)や二次電池が使用され、外部から充電可能な二次電池が使用される。また、電源回路16は電圧制御や電流分配を行い、ETC車載器1各部への電源供給を行うためのものである。
そして、ETC車載器1は、例えば合成樹脂等をモールド形成した筐体に、上述した各構成、すなわち無線部10、制御処理部11、CPU12、SAM13、専用IC14、電源15、電源回路16を密閉状態で内蔵している。そのため、ETC車載器1を二輪車に搭載する場合など、ETC車載器1が直接外部環境に晒される状態で使用されても、従来のETC車載器のようなカードスロットを有さないため、カード挿入口から車載器内部への雨・水、塵・埃等の侵入を防止できる。また、従来のETC車載器のようにETCカードをカードスロットへ挿入する場合には両者の間で電気的接点が存在するため、振動の影響によって電気的接点の接触不良が発生する可能性があったが、本実施例のETC車載器1の場合にはそのような電気的接点が存在しないため対振動性の面でも有利である。二輪車の車体にこのETC車載器1を搭載した場合は、四輪車に搭載した場合に比べて振動が大きくなると考えられるが、上述のように対振動性の面で有利であるため、特に二輪車用に適している。なお、ETC車載器1については、上述した各構成10〜16以外にも、例えばスイッチ類や表示部のように、ユーザの操作を受け付けたりユーザに対する報知を行うHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)を備えていても良い。
このようなETC車載器1を、以下の説明では必要に応じてカードレスのETC車載器1と称す。下記の第1の実施例及び第2の実施例における情報登録対象は、何れもこのカードレスのETC車載器1である。
このカードレスのETC車載器1をETCシステムにて使用するためには、ETCシステムで提供されるサービスを利用可能とするための情報(以下、必要に応じて登録用情報とも称す。)が登録される必要がある。この登録用情報は、SAM13に書き込まれるセットアップ情報と、専用IC14に書き込まれる料金決済用情報である。この登録用情報を書き込むためのシステムについて、いくつかの実施例を説明する。
[第1の実施例]
図1は、第1の実施例の情報登録システムの概略構成及びシステム内での情報の流れを示す説明図である。
本実施例の情報登録システムは、例えばカーディーラーやカー用品店などのセットアップの代行業を営むセットアップ店に設けられた情報書き込み装置2及びセットアップ店用情報処理装置3と、従来のETCカードの発行主体となっていたクレジットカード会社に設けられたカード会社用情報処理装置4と、前記セットアップ店用情報処理装置3及びカード会社用情報処理装置4との間でデータ通信可能な情報発行センタ5とを備えている。
セットアップ店に設けられた情報書き込み装置2及びセットアップ店用情報処理装置3は、本発明における第2の情報処理装置に相当する機能を有しており、それぞれ以下のような構成を備えている。
まず、情報書き込み装置2は、図2(b)に示すように、無線部20、制御部21、通信インタフェース(I/F)22等を備えている。無線部20は、周知の通信回路及びアンテナによって構成されており、ETC車載器1に対して登録用情報を送信するために用いられる。制御部21は、装置全体の制御を司るものであり、周知のマイコン等によって構成されている。通信I/F22は外部機器とのデータ通信を行うためのものである。そして制御部21は、通信I/F22を介してセットアップ店用情報処理装置3から登録用情報を受け取り、その登録用情報を無線部20を介してETC車載器1へ送信し、書き込む処理等を実行する。
また、セットアップ店用情報処理装置3は、図2(c)に示すように、制御部31と、その制御部31に接続された入出力部32、記憶部33、通信部34等を備えている。制御部31は、装置全体の制御を司るものであり、周知のマイコン等によって構成されている。入出力部32は、例えば操作スイッチやディスプレイなど、各種データを入力したり出力したりするために用いられる。通信部34は、例えばインターネット等の通信回線網との通信のために用いられ、本実施例では、情報発行センタ5との間でデータの送受信を行うために用いられる。また、通信部34は、情報書き込み装置2の通信I/F22とも接続されており、セットアップ店用情報処理装置3から情報書き込み装置2へ登録用情報を送信するためにも用いられる。なお、入出力部32は本発明の車両情報受付手段に相当する機能を有し、制御部31及び通信部34が本発明のセットアップ情報要求手段に相当する機能を有する。
次に、クレジットカード会社に設けられたカード会社用情報処理装置4は、本発明における第1の情報処理装置に相当する機能を有しており、図2(c)に示すように、制御部41と、その制御部41に接続された入出力部42、記憶部43、通信部44等を備えている。制御部41は、装置全体の制御を司るものであり、周知のマイコン等によって構成されている。入出力部42は、例えば操作スイッチやディスプレイなど、各種データを入力したり出力したりするために用いられる。通信部44は例えばインターネット等の通信回線網との通信のために用いられる。本実施例では、情報発行センタ5との間でデータの送受信を行うために用いられる。なお、入出力部42は本発明の個人情報受付手段に相当する機能を有し、制御部41は本発明の料金決済用情報生成手段に相当する機能を有し、制御部41及び通信部44は本発明の料金決済用情報要求手段に相当する機能を有する。
次に、情報発行センタ5は、本発明における情報発行センタに相当する機能を有しており、図2(c)に示すように、制御部51と、その制御部51に接続された入出力部52、記憶部53、通信部54等を備えている。制御部51は、装置全体の制御を司るものであり、周知のマイコン等によって構成されている。入出力部52は、例えば操作スイッチやディスプレイなど、各種データを入力したり出力したりするために用いられる。通信部54は例えばインターネット等の通信回線網との通信のために用いられる。本実施例では、上述したセットアップ店用情報処理装置3及びカード会社用情報処理装置4との間でデータの送受信を行うために用いられる。そして制御部51は、セットアップ店用情報処理装置3から受信した車両情報及びカード会社用情報処理装置4から受信した料金決済用情報に対して所定の暗号化処理を施すことができるよう構成されている。なお、制御部51は本発明のセットアップ情報生成手段に相当する機能を有し、制御部51及び通信部54は本発明の登録用情報送信手段に相当する機能を有する。
このような構成を備える本実施例の情報登録システムにおいては、ETC車載器1に対し、次のようにして登録用情報を書き込む。
カード会社用情報処理装置4では、ユーザから提供された個人情報を受け付ける。この受付方法は、入出力部42を介して受け付けてもよいし、あるいはユーザが所有する通信端末から送信された個人情報を通信部44を介して入力して受け付けても良い。なお、入出力部42を介して受け付ける場合には、例えばユーザの個人情報を記載した書類をユーザがクレジットカード会社に郵送し、クレジットカード会社のスタッフがその書類を見ながら例えばキーボード等を用いて入力する、という形態も考えられる。そして、カード会社用情報処理装置4では、その受け付けた個人情報に基づく料金決済用情報を制御部41が生成する。この料金決済用情報は、従来のETCカードに記録されている情報と同様のものである。そして、カード会社用情報処理装置4では、このように生成された料金決済用情報を、通信部44を介して情報発行センタ5へ送信する。
情報発行センタ5では、カード会社用情報処理装置4から送信された料金決済用情報を通信部54を介して受信し、記憶部53に記憶しておく。この記憶部53には登録用情報のデータベースが格納されている。これは、料金決済用情報とセットアップ情報とを対応付けて記憶しておくためのデータベースである。なお、本実施例では情報発行センタ5は一つだけ存在し、セットアップ店用情報処理装置3及びカード会社用情報処理装置4は多数存在するものとする。つまり、ユーザは自分の居住地域によって利用するクレジットカード会社やセットアップ店を任意に選択することができる方が便利であるため、セットアップ店用情報処理装置3及びカード会社用情報処理装置4は全国に多数存在するようにすることが現実的である。一方、情報発行センタ5は集中的に管理した方がよいため少数の方がよい。現在のETCシステムでは、一つの機関が情報発行センタ5を管轄しているが、本実施例の情報発行センタ5も現在のETCシステムの形態を継続することができる。
一方、セットアップ店用情報処理装置3では、ユーザから提供された車両情報を受け付ける。この受付方法は、入出力部32を介して受け付けることが考えられる。例えば従来手法では、セットアップ店においてユーザが車両情報を含む必要事項をセットアップ申込書に記載し、その申込書記載の内容をセットアップ店のスタッフがキーボードを用いて入力するなどしていたが、そのような手法であってもよい。あるいは、ユーザが所有する通信端末から送信された車両情報を通信部34を介して入力して受け付けても良い。この場合、セットアップ店のホームページにおいて申し込み画面を準備しておき、その画面上において必要事項を入力し送信することで、受付処理が完了するような構成としてもよい。
そして、セットアップ店用情報処理装置3では、その受け付けた車両情報を、通信部34を介して情報発行センタ5へ送信する。情報発行センタ5では、セットアップ店用情報処理装置3から送信された車両情報を、通信部54を介して受信する。そして制御部51が、その車両情報に基づいてセットアップ情報を生成し、記憶部53に記憶する。この場合、登録用情報データベースに金決済用情報とセットアップ情報とを対応付けて記憶しておく。
そして、情報発行センタ5では、制御部51が、セットアップ店用情報処理装置3から送信された車両情報に対応する登録用情報を登録用情報データベースから読み出して所定の暗号化を施す。そして、その暗号化を施した登録用情報を、通信部54を介してセットアップ店用情報処理装置3へ送信する。
セットアップ店用情報処理装置3では、情報発行センタ5から送信された(暗号化された)登録用情報を、通信部34を介して受信し、制御部31がその(暗号化された)登録用情報を復号する。そして、その復号した登録用情報を、通信部54を介して情報書き込み装置2へ送信する。
情報書き込み装置2では、セットアップ店用情報処理装置3から登録用情報を受信した場合、その受信した登録用情報をETC車載器1に対して書き込む。具体的には、制御部21が無線部20を介して登録用情報をETC車載器1へ送信する。ETC車載器1では、CPU12が、無線部10を介して受信した登録用情報の内、セットアップ情報についてはSAM13に書き込み、料金決済用情報については専用IC14へ書き込む。
このように本実施例の情報登録システムによれば、最終的にETC車載器1に登録すべき情報は情報発行センタ5からセットアップ店用情報処理装置3へ送信され、情報書き込み装置2を介してETC車載器1へ登録用情報を書き込むことができる。したがって、このような登録用情報の書き込まれたETC車載器1は、従来のようなETCカードを装着しなくてもETCシステムのサービスを受けることができる。そして、ETC車載器1についての説明でも述べたように、このカードレスのETC車載器1は、特に二輪車用に適している。
[第1の実施例の別態様]
(第1の別態様)
現行のETCシステムで用いられているETCカードを発行する場合には、ユーザがクレジットカード会社に対して直接ETCカードの申し込みをするのが一般的である。そのため、図1に示す第1の実施例の情報登録システムでは、このようなETCカードの申し込みに準じて、カード会社用情報処理装置4がユーザから提供された個人情報を受け付けるようにした。しかし、図3に示すような別態様のような構成としてもよい。
つまり、セットアップ店用情報処理装置3とカード会社用情報処理装置4とが通信回線網を介してデータ通信可能なように構成する。そして、セットアップ店用情報処理装置3では、車両情報だけではなくユーザの個人情報も受け付ける。セットアップ店用情報処理装置3では、車両情報については図1のシステムの場合と同様に情報発行センタ5へ送信し、個人情報についてはカード会社用情報処理装置4へ送信する。それ以外の情報の流れは、図1のシステムの場合と同じである。なお、この場合は、制御部31及び通信部34が本発明の個人情報送信手段に相当する機能を有する。
このようにすれば、ユーザはセットアップ店を訪れ、そこで個人情報及び車両情報の申請をすればよい。つまり、セットアップ店用情報処理装置3において個人情報及び車両情報の両方を受け付け、個人情報についてはカード会社用情報処理装置4に転送する。カード会社用情報処理装置4では、転送された個人情報に基づく料金決済用情報を生成するが、この生成に先立って、通常は与信審査が発生する。したがって、この与信審査が短期間で終了するのであれば、個人情報及び車両情報の受付からETC車載器1への情報登録までが比較的短期間で済むため、ユーザとしては便利である。例えば、セットアップ店がETC車載器1の販売まで手がけていれば、そのセットアップ店にてETC車載器1の購入から情報登録までの作業が済むため、さらに便利である。
(第2の別態様)
図8を参照して説明したように、現行のシステムにおいては、セットアップ店では、いわゆるセットアップ情報を内部のICチップに記憶したセットアップ専用のICカードであるセットアップカードをETC車載器のカードスロットに装着してセットアップ作業を行う。図2を参照して説明した本実施例の情報登録対象である「カードレスの」ETC車載器1しか存在しない状況であれば問題ないが、既存のETCカードを使用するETC車載器と、カードレスのETC車載器1が混在する状況が現実的には想定される。そのような場合には、セットアップ店にて何れのタイプのETC車載器についても情報登録ができるようになっているとよい。そこで、図4に示す態様を採用しても良い。
本態様では、図4に示すように、セットアップ店において、図1、図2に示す情報書き込み装置2及びセットアップ店用情報処理装置3の代わりに、情報読み書き装置2a及びセットアップ店用情報処理装置3aが設けられている。まず、図4(a)に示すように、情報読み書き装置2aは、図2(b)に示す情報書き込み装置2と同様の無線部20、制御部21、通信I/F22に加え、ICカードI/F23を備えている。また、セットアップ店用情報処理装置3aは、図2(c)に示すセットアップ店用情報処理装置3と同様の制御部31、入出力部32、記憶部33、通信部34に加え、図示しないICカードI/Fを備えている。なお、情報読み書き装置2a及びセットアップ店用情報処理装置3aのいずれもカードスロットを備えており、そのカードスロットにICカードを挿入することで、ICカードI/Fを介したICカードへの情報の読み書きが可能となる。つまり、情報読み書き装置2aはカードリーダを備えていることとなる。
そして、図4(b)に示すように、セットアップ店用情報処理装置3aでは、情報発行センタ5から送信された(暗号化された)登録用情報を、通信部34を介して受信し、制御部31がその(暗号化された)登録用情報を復号する。そして、その復号した登録用情報の内、料金決済用情報については通信部54を介して情報読み書き装置2aへ送信する。情報読み書き装置2aでは、セットアップ店用情報処理装置3aから受信した料金決済用情報をETC車載器1に対して書き込む。具体的には、ETC車載器1では、CPU12が、無線部10を介して受信した料金決済用情報を専用IC14へ書き込むこととなる。一方、セットアップ店用情報処理装置3aでは、情報発行センタ5から受信して復号した登録用情報の内のセットアップ情報を、図示しないICカードI/F23を介してICカードに書き込み、セットアップカードを発行する。このようにして発行されたセットアップカードを情報読み書き装置2aのカードスロットに挿入すると、ICカードI/F23を介してセットアップカードからセットアップ情報を読み出すことができる。情報読み書き装置2aでは、そのICカードI/F23を介して読み出したセットアップ情報をETC車載器1に対して書き込む。具体的には、ETC車載器1では、CPU12が、無線部10を介して受信したセットアップ情報をSAM13へ書き込むこととなる。
このようにすれば、例えば従来のETCカードを用いるETC車載器に対しては、セットアップ店用情報処理装置3aにて発行したセットアップカードを用いて、従来通りのセットアップを実行すればよい。
[第2の実施例]
図5は、第2の実施例の情報登録システムの概略構成及びシステム内での情報の流れを示す説明図である。
本実施例の情報登録システムは、例えばカーディーラーやカー用品店などのセットアップの代行業を営むセットアップ店に設けられた情報書き込み装置2及びセットアップ店用情報処理装置3と、従来のETCカードの発行主体となっていたクレジットカード会社に設けられたカード会社用情報処理装置4及び情報書き込み装置2と、前記セットアップ店用情報処理装置3との間でデータ通信可能な情報発行センタ5とを備えている。
セットアップ店に設けられた情報書き込み装置2及びセットアップ店用情報処理装置3は、本発明における第2の情報書き込み装置に相当する機能を有しており、それぞれ図2(b)及び図2(c)に示す構成を備えている。
次に、クレジットカード会社に設けられたカード会社用情報処理装置4及び情報書き込み装置2は、本発明における第1の情報書き込み装置に相当する機能を有しており、それぞれ図2(c)及び図2(b)に示す構成を備えている。
なお、情報書き込み装置2、セットアップ店用情報処理装置3、カード会社用情報処理装置4の構成については、第1の実施例において説明したので、ここでは繰り返さない。また、情報発行センタ5の構成も図2(c)に示す構成と同じである。
第1の実施例の情報登録システムとの構成上の違いについて簡単にまとめると次のようになる。まず、クレジットカード会社においても情報書き込み装置2が設けられており、ETC車載器1に対する情報の書き込みが可能となっている。また、カード会社用情報処理装置4と情報発行センタ5の間においてはデータ通信が可能でなくてもよい。
このような構成を備える本実施例の情報登録システムにおいては、ETC車載器1に対し、次のようにして登録用情報を書き込む。
カード会社用情報処理装置4では、ユーザからの車載器購入申し込み及びユーザから提供された個人情報を受け付ける。なお、車載器購入申し込みの受付に際しては購入希望の車載器のメーカ及び機種も受け付ける。この受付方法は、入出力部42を介して受け付けてもよいし、あるいはユーザが所有する通信端末から送信された個人情報を通信部44を介して入力して受け付けても良い。そして、カード会社用情報処理装置4では、その受け付けた個人情報に基づく料金決済用情報を制御部41が生成し、記憶部43に格納しておく。それと共に、購入申し込みのあったETC車載器1を該当メーカに対して発注する。カード会社用情報処理装置4がメーカの受注端末とデータ通信可能に接続されていれば、オンラインで発注できる。もちろん、オンラインでの発注に限定されることはなく、例えば発注データを出力し、プリンタにて発注伝票を印刷してオフラインでの発注に用いても良い。
この発注に応じてメーカからETC車載器1が納入された場合、クレジットカード会社では、カード会社用情報処理装置4及び情報書き込み装置2を用いてETC車載器1への料金決済用情報の書き込みを行う。具体的には、カード会社用情報処理装置4の記憶部43に格納されている料金決済用情報を読み出して、情報書き込み装置2へ送信する。情報書き込み装置2では、カード会社用情報処理装置4から料金決済用情報を受信した場合、その受信した料金決済用情報をETC車載器1に対して書き込む。具体的には、制御部21が無線部20を介して料金決済用情報をETC車載器1へ送信する。ETC車載器1では、CPU12が、無線部10を介して受信した料金決済用情報を専用IC14へ書き込む。このようにして料金決済用情報が書き込まれたETC車載器1は、ユーザの元へ配送される。
ユーザは、この料金決済用情報が書き込まれたETC車載器1をセットアップ店に持ち込んで、セットアップの依頼を行う。このセットアップの依頼の際、セットアップ店用情報処理装置3では、ユーザから提供された車両情報を受け付ける。この受付方法は、第1の実施例にて説明したものと同様なので説明は省略する。
そして、セットアップ店用情報処理装置3では、その受け付けた車両情報を、通信部34を介して情報発行センタ5へ送信する。情報発行センタ5では、セットアップ店用情報処理装置3から送信された車両情報を、通信部54を介して受信し、記憶部53に記憶する。情報発行センタ5では、制御部51が、セットアップ店用情報処理装置3から送信された車両情報に基づいてセットアップ情報を生成し、そのセットアップ情報に対して所定の暗号化を施す。そして、その暗号化を施したセットアップ情報を、通信部54を介してセットアップ店用情報処理装置3へ送信する。
セットアップ店用情報処理装置3では、情報発行センタ5から送信された(暗号化された)セットアップ情報を、通信部34を介して受信し、制御部31がその(暗号化された)セットアップ情報を復号する。そして、その復号したセットアップ情報を、通信部54を介して情報書き込み装置2へ送信する。
情報書き込み装置2では、セットアップ店用情報処理装置3からセットアップ情報を受信した場合、その受信したセットアップ情報をETC車載器1に対して書き込む。具体的には、制御部21が無線部20を介してセットアップ情報をETC車載器1へ送信する。ETC車載器1では、CPU12が、無線部10を介して受信したセットアップ情報をSAM13に書き込む。
このように本実施例の情報登録システムによれば、ETC車載器1に登録すべき料金決済用情報についてはカード会社用情報処理装置4及び情報書き込み装置2を介して書き込み、またセットアップ情報についてはセットアップ店用情報処理装置3及び情報書き込み装置2を介して書き込むことができる。したがって、このような登録用情報の書き込まれたETC車載器1は、従来のようなETCカードを装着しなくてもETCシステムのサービスを受けることができる。
なお、本実施例では、料金決済用情報の書き込みに使用されるカード会社用情報処理装置4及び情報書き込み装置2がクレジットカード会社に設けられ、セットアップ情報の書き込みに使用されるセットアップ店用情報処理装置3及び情報書き込み装置2がセットアップ店に設けられていた。但し、仮にこれらクレジットカード会社及びセットアップ店の両方の業務を兼任する業者等が存在すれば、一対の情報処理装置及び情報書き込み装置のみ存在すれば料金決済用情報及びセットアップ情報の書き込みが実現できる。
しかしながら、現行のETCシステムを考えた場合には、図5に示すように、料金決済用情報の書き込みはクレジットカード会社等のサービス利用料金を決済するための機関にて使用され、セットアップ情報の書き込みは、カーディーラー等のセットアップ代行業者にて使用されるのが一般的である。したがって、本実施例の情報登録システムであれば、このような使用主体を分けた状況に対応でき、こうすることで、現行システムの基本的枠組みを踏襲したままでカードレスのETC車載器1を得ることができる。
上述のように料金決済用情報とセットアップ情報の書き込み業務を行う主体が異なる場合、ETC車載器1自体がクレジットカード会社とセットアップ店との間で移動しなくてはならない。その場合、例えばユーザが自分の希望するETC車載器をクレジットカード会社等に郵送等し、料金決済用情報の書き込まれたETC車載器をクレジットカード社等がユーザに返送し、ユーザがその料金決済用情報の書き込まれたETC車載器をカーディーラー等に持ち込む、といった手続を踏むことも考えられる。しかし、ユーザの利便性を考えれば、ユーザが自分の希望するETC車載器をクレジットカード会社等に郵送するという作業は省略したいところである。それに対して本実施例の場合は、ユーザがクレジットカード会社に対して車載器の購入申し込みをすれば、クレジットカード会社が、ユーザの希望するETC車載器1をメーカから納入させるようにしている。したがって、ユーザは自分でETC車載器を郵送等する必要がなくなり、利便性が向上する。
[第2の実施例の別態様]
(第1の別態様)
現行のETCシステムで用いられているETCカードを発行する場合には、ユーザがクレジットカード会社に対して直接ETCカードの申し込みをするのが一般的である。そのため、図5に示す第2の実施例の情報登録システムでは、このようなETCカードの申し込みに準じて、カード会社用情報処理装置4がユーザから提供された個人情報及び車載器購入申し込みを受け付けるようにした。しかし、図6に示すような別態様のような構成としてもよい。
つまり、セットアップ店用情報処理装置3とカード会社用情報処理装置4とが通信回線網を介してデータ通信可能なように構成する。そして、セットアップ店用情報処理装置3では、車両情報だけではなくユーザの個人情報及びユーザからの車載器購入申し込みも受け付ける。セットアップ店用情報処理装置3では、車両情報については図5のシステムの場合と同様に情報発行センタ5へ送信し、個人情報及び車載器購入申し込みについてはカード会社用情報処理装置4へ送信する。それ以外の情報の流れは、図5のシステムの場合と同じである。なお、この場合は、制御部31及び通信部34が本発明の個人情報送信手段に相当する機能を有する。
このようにすれば、ユーザはセットアップ店を訪れ、そこで個人情報、車両情報及び車載器購入申し込みの申請をすればよい。
(第2の別態様)
図8を参照して説明したように、現行のシステムにおいては、セットアップ店では、いわゆるセットアップ情報を内部のICチップに記憶したセットアップ専用のICカードであるセットアップカードをETC車載器のカードスロットに装着してセットアップ作業を行う。図5を参照して説明した本実施例の情報登録対象である「カードレスの」ETC車載器1しか存在しない状況であれば問題ないが、既存のETCカードを使用するETC車載器と、カードレスのETC車載器1が混在する状況が現実的には想定される。そのような場合には、セットアップ店にて何れのタイプのETC車載器についても情報登録ができるようになっているとよい。そこで、図7に示す態様を採用しても良い。
本態様では、図7に示すように、セットアップ店において、図5、図2に示す情報書き込み装置2及びセットアップ店用情報処理装置3の代わりに、情報読み書き装置2a及びセットアップ店用情報処理装置3aが設けられている。まず、図7(a)に示すように、情報読み書き装置2aは、図2(b)に示す情報書き込み装置2と同様の無線部20、制御部21、通信I/F22に加え、ICカードI/F23を備えている。また、セットアップ店用情報処理装置3aは、図2(c)に示すセットアップ店用情報処理装置3と同様の制御部31、入出力部32、記憶部33、通信部34に加え、図示しないICカードI/Fを備えている。なお、情報読み書き装置2a及びセットアップ店用情報処理装置3aのいずれもカードスロットを備えており、そのカードスロットにICカードを挿入することで、ICカードI/Fを介したICカードへの情報の読み書きが可能となる。つまり、情報読み書き装置2aはカードリーダを備えていることとなる。
そして、図7(b)に示すように、セットアップ店用情報処理装置3aでは、情報発行センタ5から送信された(暗号化された)セットアップ情報を、通信部34を介して受信し、制御部31がその(暗号化された)セットアップ情報を復号する。そして、その復号したセットアップ情報を、図示しないICカードI/F23を介してICカードに書き込み、セットアップカードを発行する。このようにして発行されたセットアップカードを情報読み書き装置2aのカードスロットに挿入すると、ICカードI/F23を介してセットアップカードからセットアップ情報を読み出すことができる。情報読み書き装置2aでは、そのICカードI/F23を介して読み出したセットアップ情報をETC車載器1に対して書き込む。具体的には、ETC車載器1では、CPU12が、無線部10を介して受信したセットアップ情報をSAM13へ書き込むこととなる。
このようにすれば、例えば従来のETCカードを用いるETC車載器に対しては、セットアップ店用情報処理装置3aにて発行したセットアップカードを用いて、従来通りのセットアップを実行すればよい。
[その他]
(1)上記実施例では、情報書き込み装置2がETC車載器1に対して情報を書き込む際に無線通信を利用した。つまり、ETC車載器1は元々路上装置との間で無線通信を実行するため、無線部10(図2(a)参照)を備えているが、情報書き込み装置2についても無線部20(図2(a)参照)を設けた。しかしながら、必ず無線通信によらなければならないものではない。例えばETC車載器1が情報書き込み装置2と有線結合するためのコネクタを備えているのであれば、そのコネクタと接続可能なコネクタを情報書き込み装置2にも備え、ETC車載器1に対して情報を有線送信できる構成とすればよい。このようなコネクタについては簡単なコネクタカバーを付けるだけで防水・防塵効果が得られるため、二輪車への適用についても問題ない。
(2)上記実施例では、例えばセットアップ店における情報書き込み装置2及びセットアップ店用情報処理装置3が別個の装置であったが、これらは物理的に別個の構成でならないわけではなく、例えば両方の機能を併有する装置であってもよい。
第1実施例の情報登録システムの概略説明図である。 ETC車載器、情報書き込み装置、情報処理装置等の構成を示すブロック図である。 第1実施例の第1の別態様を示す説明図である。 第1実施例の第2の別態様を示す説明図である。 第2実施例の情報登録システムの概略説明図である。 第2実施例の第1の別態様を示す説明図である。 第2実施例の第2の別態様を示す説明図である。 従来のセットアップ情報登録システムの概略説明図である。
符号の説明
1…ETC車載器、2…情報書き込み装置、2a…情報読み書き装置、3,3a…セットアップ店用情報処理装置、4…カード会社用情報処理装置、5…情報発行センタ、10…無線部、11…制御処理部、13…SAM、14…専用IC、15…電源、16…電源回路、20…無線部、21…制御部、22…通信I/F、23…ICカードI/F、31,41,51…制御部、32,42,52…入出力部、33,43,53…記憶部、34,44,54…通信部。


Claims (13)

  1. 情報発行センタと、前記情報発行センタとの間でデータ通信可能な第1の情報処理装置と、前記情報発行センタとの間でデータ通信可能な第2の情報処理装置とを備え、ETCシステム(Electronic Toll Collection system:自動料金収受システム)において使用されるETC車載器へ、前記ETCシステムで提供されるサービスを利用可能とするための情報を登録するシステムであって、以下の点を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
    (1)前記ETC車載器は、少なくとも制御手段、無線通信手段、記憶手段を有しているが、カードスロットを有していない。
    また、前記ETC車載器は、情報書き込み装置から無線送信された情報を前記無線通信手段を介して受信した場合、前記制御手段がその受信した情報を前記記憶手段に登録可能である。
    また、前記ETC車載器は、前記情報書き込み装置と有線結合するためのコネクタを備えている場合、そのコネクタを介して有線結合された前記情報書き込み装置から情報を取得し、前記制御手段がその取得した情報を前記記憶手段に登録可能である。
    (2)前記第1の情報処理装置は、
    ユーザの個人情報を受け付ける個人情報受付手段と、
    その個人情報受付手段によって受け付けた個人情報に基づく料金決済用情報を生成する料金決済用情報生成手段と、
    その料金決済用情報生成手段によって生成された料金決済用情報を前記情報発行センタに対して送信する料金決済用情報送信手段と、を備える。
    (3)前記第2の情報処理装置は、
    前記ETC車載器を搭載予定の車両及びユーザに関する情報(以下、車両情報と称する。)を受け付ける車両情報受付手段と、
    その車両情報受付手段によって受け付けた車両情報を前記情報発行センタに対して送信してセットアップ情報の発行を要求するセットアップ情報要求手段と、を備える。
    (4)前記情報発行センタは、
    前記第2の情報処理装置からのセットアップ情報発行要求を受け付けた場合、前記第2の情報処理装置から送信された車両情報に基づいてセットアップ情報を生成するセットアップ情報生成手段と、
    そのセットアップ情報生成手段によって生成されたセットアップ情報と、前記第1の情報処理装置から送信された前記料金決済用情報の内、前記セットアップ情報生成手段によって生成されたセットアップ情報に対応する料金決済用情報とが含まれた登録用情報を、前記第2の情報処理装置へ送信する登録用情報送信手段と、を備える。
    (5)前記第2の情報処理装置は、
    前記ETC車載器に対して情報を書き込むための前記情報書き込み装置としての機能を備えており、前記情報発行センタから前記登録用情報を受信した場合、その受信した登録用情報を登録対象の前記ETC車載器に対して書き込む。
  2. 請求項1に記載のETC車載器への情報登録システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置は、クレジットカード会社等の前記サービス利用料金を決済するための機関にて使用され、
    前記第2の情報処理装置は、カーディーラー等のセットアップ代行業者にて使用されること
    を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
  3. 請求項1または2に記載のETC車載器への情報登録システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置との間でデータ通信可能に構成されており、
    前記第2の情報処理装置は、ユーザの個人情報を受け付ける個人情報受付手段と、その個人情報受付手段によって受け付けた個人情報を前記第1の情報処理装置へ転送する個人情報転送手段と、を備えていること
    を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のETC車載器への情報登録システムにおいて、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記情報発行センタから受信した前記登録用情報の内のセットアップ情報を用いて、そのセットアップ情報を内部のICチップに記憶したセットアップ専用のICカードであるセットアップカードを作成するセットアップカード作成手段を備えること
    を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
  5. 請求項4に記載のETC車載器への情報登録システムにおいて、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記セットアップカードが装着された場合に前記セットアップ情報を読み出すカードリーダを備えること
    を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
  6. ETCシステム(Electronic Toll Collection system:自動料金収受システム)において使用されるETC車載器へ、前記ETCシステムで提供されるサービスを利用可能とするための情報を登録するシステムであって、以下の点を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
    (1)前記ETC車載器は、少なくとも制御手段、無線通信手段、記憶手段を有しているが、カードスロットは有していない。また、前記ETC車載器は、情報書き込み装置から無線送信された情報を前記無線通信手段を介して受信した場合、前記制御手段がその受信した情報を前記記憶手段に登録可能である。また、前記ETC車載器は、前記情報書き込み装置と有線結合するためのコネクタを備えている場合、そのコネクタを介して有線結合された前記情報書き込み装置から情報を取得し、前記制御手段がその取得した情報を前記記憶手段に登録可能である。
    (2)ユーザの個人情報を受け付け可能な第1の情報書き込み装置を使用し、前記ユーザが使用を希望する前記ETC車載器に対して、前記受け付けた個人情報に基づく料金決済用情報を書き込む。
    (3)セットアップ情報を発行する情報発行センタから発行されたセットアップ情報を受け付け可能な第2の情報書き込み装置を使用して、前記料金決済用情報の書き込まれたETC車載器に対して、前記受け付けたセットアップ情報を書き込む。
  7. 請求項6に記載のETC車載器への情報登録システムにおいて、
    前記第1の情報書き込み装置は、クレジットカード会社等の前記サービス利用料金を決済するための機関にて使用され、
    前記第2の情報書き込み装置は、カーディーラー等のセットアップ代行業者にて使用されること
    を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
  8. 請求項7に記載のETC車載器への情報登録システムにおいて、
    前記サービス利用料金を決済するための機関においては、前記ユーザから使用希望のETC車載器の種類を受け付けてETC車載器メーカに発注し、納入されたETC車載器に対し、前記第1の情報書き込み装置を使用して前記料金決済用情報を書き込むこと
    を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
  9. 請求項7に記載のETC車載器への情報登録システムにおいて、
    前記第1の情報書き込み装置と前記第2の情報書き込み装置との間でデータ通信可能に構成されており、
    前記第2の情報書き込み装置は、ユーザの個人情報を受け付ける個人情報受付手段と、その個人情報受付手段によって受け付けた個人情報を前記第1の情報書き込み装置へ転送する個人情報転送手段と、を備えていること
    を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
  10. 請求項9に記載のETC車載器への情報登録システムにおいて、
    前記第2の情報書き込み装置の個人情報受付手段は、前記個人情報と共にユーザの希望するETC車載器の種類も受け付け、
    前記第2の情報書き込み装置の個人情報転送手段と、前記個人情報受付手段によって受け付けたETC車載器の種類も前記個人情報と共に前記第1の情報書き込み装置へ転送すること
    を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
  11. 請求項6〜10の何れかに記載のETC車載器への情報登録システムにおいて、
    前記第2の情報書き込み装置は、
    前記情報発行センタとの間でデータ通信可能な通信端末として構成され、前記情報発行センタから発行されたセットアップ情報をオンラインで受付可能であり、その受け付けたセットアップ情報を内部のICチップに記憶したセットアップ専用のICカードであるセットアップカードを作成するセットアップカード作成手段を備えていること
    を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
  12. 請求項6〜11の何れかに記載のETC車載器への情報登録システムにおいて、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記情報発行センタから発行されたセットアップ情報を内部のICチップに記憶したセットアップ専用のICカードであるセットアップカードが装着された場合に、前記セットアップ情報を読み出すカードリーダを備え、
    前記カードリーダにて読み出した前記セットアップ情報を、前記料金決済用情報の書き込まれたETC車載器に対して書き込むこと
    を特徴とするETC車載器への情報登録システム。
  13. ETCシステム(Electronic Toll Collection system:自動料金収受システム)において使用されるETC車載器へ、前記ETCシステムで提供されるサービスを利用可能とするための情報を登録する方法であって、以下の点を特徴とするETC車載器への情報登録方法。
    (1)前記ETC車載器は、少なくとも制御手段、無線通信手段、記憶手段を有しているが、カードスロットは有していない。また、前記ETC車載器は、情報書き込み装置から無線送信された情報を前記無線通信手段を介して受信した場合、前記制御手段がその受信した情報を前記記憶手段に登録可能である。また、前記ETC車載器は、前記情報書き込み装置と有線結合するためのコネクタを備えている場合、そのコネクタを介して有線結合された前記情報書き込み装置から情報を取得し、前記制御手段がその取得した情報を前記記憶手段に登録可能である。
    (2)第1の情報書き込み装置において、ユーザの個人情報を受け付け、ユーザが使用を希望するETC車載器に対して、前記受け付けた個人情報に基づく料金決済用情報を書き込む第1の書き込み手順、
    第2の情報書き込み装置において、前記セットアップ情報を発行する情報発行センタから発行されたセットアップ情報を受け付け、前記料金決済用情報の書き込まれたETC車載器に対して、前記受け付けたセットアップ情報を書き込む第2の書き込み手順、
    とからなる。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111476914A (zh) * 2020-03-20 2020-07-31 支付宝(杭州)信息技术有限公司 车载单元的激活方法、装置、电子设备和车载单元设备

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