JP2005248932A - 複数エンジンの冷却装置 - Google Patents

複数エンジンの冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005248932A
JP2005248932A JP2004064590A JP2004064590A JP2005248932A JP 2005248932 A JP2005248932 A JP 2005248932A JP 2004064590 A JP2004064590 A JP 2004064590A JP 2004064590 A JP2004064590 A JP 2004064590A JP 2005248932 A JP2005248932 A JP 2005248932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
engine
cooling medium
passage
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004064590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4192811B2 (ja
Inventor
Makoto Suzuki
鈴木  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2004064590A priority Critical patent/JP4192811B2/ja
Publication of JP2005248932A publication Critical patent/JP2005248932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4192811B2 publication Critical patent/JP4192811B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/02Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads
    • F01P2003/027Cooling cylinders and cylinder heads in parallel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B77/00Component parts, details or accessories, not otherwise provided for
    • F02B77/14Engine-driven auxiliary devices combined into units

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】 主エンジン及び補助エンジンの運転状態にかかわらず、空調用の熱交換器から噴出される空気の温度を安定させることができる複数エンジンの冷却装置を提供する。
【解決手段】 冷却装置1は、メインエンジン10から流出された冷却水を、ラジエータ72を介してサブエンジン20に流入させる第1,第2,第4冷却水通路80,82,86と、メインエンジン10から流出された冷却水を、ラジエータ72を介することなくサブエンジン20に流入させる第3,第4冷却水通路84,86と、冷却水の温度が第2所定値以下の場合に、第3冷却水通路84と第4冷却水通路86とを連通すると共に、第2冷却水通路82と第4冷却水通路86との連通を遮断するサーモスタット70と、サブエンジン20から流出された冷却水をヒータコア76を介してメインエンジン10に還流させる第5,第6冷却水通路88,90とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数エンジンの冷却装置に関する。
車両走行用の主エンジンの他に、車両の空調、発電等を行うための補助エンジンを搭載した補助エンジン搭載車において、一つのラジエータを主エンジン及び補助エンジンで共用する構成とした冷却装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この冷却装置によれば、車両の空調装置が稼動しているときには、主エンジン及び/又は補助エンジンから流出した冷却媒体である冷却水が、分岐されてラジエータと空調用の熱交換器とに供給される。
実開昭61−157013号公報(第4−15頁、第1図)
主エンジン及び/又は補助エンジンから流出した冷却水が直接に空調用の熱交換器に流入する構成では、空調用の熱交換器に流入する冷却水温度が主エンジン及び/又は補助エンジンの運転状態によって変動する。そのため、空調用の熱交換器から噴出される空気の温度を安定させることが困難である。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、主エンジン及び補助エンジンの運転状態にかかわらず、空調用の熱交換器から噴出される空気の温度を安定させることができる複数エンジンの冷却装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエンジン冷却装置は、車両駆動用の主エンジンと、車両用補機を駆動する補助エンジンと、主エンジンから流出された冷却媒体の熱を大気に放出する熱交換器と、補助エンジンから流出された冷却媒体の熱を車室内に放出する空調用熱交換器とを備えた車両における複数エンジンの冷却装置において、主エンジンから流出された冷却媒体を、熱交換器を介して補助エンジンに流入させる第1冷却媒体通路と、主エンジンから流出された冷却媒体を、熱交換器を介することなく補助エンジンに流入させる第2冷却媒体通路と、冷却媒体の温度に応じ、第1冷却媒体通路と第2冷却媒体通路とを切換えて冷却媒体を流通させる通路切換手段と、補助エンジンから流出された冷却媒体を空調用熱交換器を介して主エンジンに還流させる第3冷却媒体通路とを備えることを特徴とする。
本発明に係るエンジン冷却装置によれば、冷却媒体の温度に応じて、熱交換器を介して冷却媒体が循環される第1冷却媒体通路と、熱交換器を介することなく冷却媒体が循環される第2冷却媒体通路とが切換手段により切換えられる。冷却媒体が流通する通路が切換えられることにより、冷却媒体の温度に応じて熱交換器から放出される熱量が調節され、冷却媒体の温度が所定範囲に調節される。熱交換器及び通路切換手段によって所定範囲に調節された冷却媒体は補助エンジンに流入され、補助エンジンの熱によって昇温される。ここで、車両用補機駆動用の補助エンジンは、車両駆動用の主エンジンに比べて出力変動が小さく、かつ発熱量が少ない。そのため、補助エンジンから冷却媒体に放出される熱量の変動が少なく、また、変動したとしても冷却媒体の温度に与える影響が小さい。したがって、補助エンジンから流出されて空調用熱交換器に流入される冷却媒体の温度変動を抑制することができる。
また、主エンジンが、還流された冷却媒体をシリンダヘッドのみを通して流出させる第4冷却媒体通路と、シリンダヘッド及びシリンダブロックを通して流出させる第5冷却媒体通路とを有し、通路切換手段が、冷却媒体の温度が所定値以下の場合に、上記第4冷却媒体通路と第2冷却媒体通路とを連通すると共に、第5冷却媒体通路と第1冷却媒体通路との連通を遮断すること好ましい。
冷却媒体の温度が所定値以下に低下した場合には、第4冷却媒体通路と第2冷却媒体通路とが連通されると共に、第5冷却媒体通路と第1冷却媒体通路との連通が遮断されるので、主エンジンのシリンダヘッドのみを通って排出された冷却媒体が熱交換器を介することなく循環される。この場合、主エンジンから奪われる熱量及び熱交換器で放出される熱量が減少するため、主エンジンの昇温が促進される。主エンジンが昇温されることにより、冷却媒体の温度が所定温度まで再び上昇されるので、冷却媒体の温度を所定範囲に保つことが可能となる。
本発明によれば、主エンジン及び補助エンジンの運転状態にかかわらず、空調用熱交換器に流入する冷却水温度の変動幅を縮小することができるので、空調用の熱交換器から噴出される空気の温度を安定させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。
図1及び図2を用いて、実施形態に係る複数エンジンの冷却装置1について説明する。図1は、冷却装置1が用いられる主エンジン(以下「メインエンジン」という)10及び補助エンジン(以下「サブエンジン」という)20の構成を示す図である。図2は、冷却装置1の構成を示す図である。
冷却装置1が搭載された車両は、主として車両を駆動するメインエンジン10と、主として車両用補機(以下、単に「補機」という)を駆動するメインエンジン10よりも小排気量のサブエンジン20とを備えている。
メインエンジン10には、トランスミッション18が連結されている。メインエンジン10から出力された駆動力は、トランスミッション18に伝達される。トランスミッション18に伝達された駆動力は、ディファレンシャル及びドライブシャフト等を介して駆動輪に伝達される。そして、駆動輪が駆動されることにより、車両が走行する。また、メインエンジン10のクランクシャフト12には、電磁的にその解放及び係合を行うことができる電磁クラッチ13を介してメインクランクプーリー14が接続されている。メインエンジン10から出力された駆動力は、電磁クラッチ13を介してメインクランクプーリー14に伝達される。
メインエンジン10は、シリンダが形成されたシリンダブロック10bと、シリンダブロック10bの上部に固定されたシリンダヘッド10aとを備えている。シリンダヘッド10a及びシリンダブロック10bには、メインエンジン10を冷却する冷却媒体として働く冷却水の通路であるウォータジャケット10c,10dが設けられている。図2では、シリンダヘッド10aに設けられているウォータジャケット10c、及び、シリンダブロック10bに設けられているウォータジャケット10dを矢印で模式的に示した。
メインエンジン10では、エアクリーナ100から吸入された空気が、インテークパイプ120に設けられた電子制御式スロットルバルブ130により絞られ、インテークマニホールド140内を通り、メインエンジン10に形成された各シリンダに吸入される。ここで、エアクリーナ100から吸入された空気の量は、エアクリーナ100と電子制御式スロットルバルブ130との間に配置されたホットワイヤー型のエアフローメータ110により検出される。
インテークマニホールド140には、燃料を噴射するインジェクタ150が設けられており、各インジェクタ150には加圧された燃料が導かれている。そして、各シリンダでは、吸入空気と燃料との混合気が燃焼し、その燃焼後の排気ガスはエキゾーストマニホールド160を介してエキゾーストパイプ170へ排出される。混合気の燃焼により発生した熱は、シリンダヘッド10a及びシリンダブロック10bに設けられたウォータジャケット10c,10d内の冷却水に放出される。
メインエンジン10の運転は、マイクロプロセッサやROM,RAM等により構成されたメインエンジン用電子制御ユニット(以下「メインECU」という)50によって制御される。
メインECU50には、メインエンジン10のクランク位置を検出するクランクポジションセンサ51、アクセルペダル開度を検出するアクセル開度センサ52、メインエンジン10の冷却水温度を検出する水温センサ53、及び、メインエンジン10に吸入される空気量を検出するエアフローメータ110等が接続されている。また、メインECU50は、インジェクタ150を駆動するインジェクタドライバ、電子制御式スロットルバルブ130を開閉する電動モータを駆動するモータドライバ、及び、点火プラグに点火信号を出力する出力回路等を備えている。
メインECU50では、上記各種センサからの出力値に基づいて燃料噴射量や点火時期などの制御値が算出される。そして、算出された制御値に基づいてドライバ回路等が駆動され、メインエンジン10の運転が総合的に制御される。
サブエンジン20は、排気量が100〜150cc程度の単気筒エンジンであり、例えば、ロングストローク化や膨張比を大きくすること等により熱効率を向上させたエンジンである。
サブエンジン20は、シリンダが形成されたシリンダブロック20bと、シリンダブロック20bの上部に固定されたシリンダヘッド20aとを備えている。シリンダヘッド20a及びシリンダブロック20bには、サブエンジン20を冷却する冷却水の通路であるウォータジャケット20cが設けられている。図2では、シリンダヘッド20a及びシリンダブロック20bに設けられているウォータジャケット20cを矢印で模式的に示した。
サブエンジン20のクランクシャフト23には、サブエンジン20側から出力される駆動力を伝達し、サブエンジン20側に入力される駆動力を遮断するワンウェイクラッチ33を介してサブクランクプーリー34が接続されている。サブエンジン20から出力された駆動力は、ワンウェイクラッチ33を介してサブクランクプーリー34に伝達される。本実施形態において、サブクランクプーリー34には、大径プーリー34aと大径プーリー34aより直径の小さい小径プーリー34bとを備えたダブルプーリーを用いた。
小径プーリー34bとメインクランクプーリー14にはベルトB1が掛けられており、ベルトB1により小径プーリー34bとメインクランクプーリー14との間で駆動力の伝達が行われる。
補機36にはプーリー38が取り付けられている。プーリー38にはベルトB2が掛けられており、大径プーリー34aが回転されることによりプーリー38が回転され、補機36が駆動される。なお、ベルトB2により駆動される補機36としては、ウォータポンプ、オルタネータ、パワーステアリングポンプ、エアコンコンプレッサ等があるが、図1においては簡単のため一の補機のみを示し、他の補機類の図示を省略した。
サブエンジン20では、エアクリーナ200から吸入された吸入空気が、インテークパイプ220に設けられた電子制御式スロットルバルブ230により絞られてサブエンジン20に形成されたシリンダ21に吸入される。ここで、エアクリーナ200から吸入された空気の量は、エアクリーナ200と電子制御式スロットルバルブ230との間に配置されたホットワイヤー型のエアフローメータ210により検出される。
吸気ポート26に設けられたインジェクタ250には加圧された燃料が導かれている。シリンダ21内では、インジェクタ250から噴射された燃料と吸入空気との混合気が燃焼し、その燃焼後の排気ガスはエキゾーストパイプ260へ排出される。混合気の燃焼により発生した熱は、シリンダヘッド20a及びシリンダブロック20bに設けられたウォータジャケット20c内の冷却水に放出される。
エキゾーストパイプ260は、排気浄化触媒40の上流に設けられている集合部180においてメインエンジン10のエキゾーストパイプ170と集合されている。エキゾーストパイプ260に排出されたサブエンジン20の排気ガスは、メインエンジン10の排気ガスと集合されて排出される。
サブエンジン20の運転は、マイクロプロセッサやROM,RAM等により構成されたサブエンジン用電子制御ユニット(以下「サブECU」という)60によって制御される。
サブECU60には、サブエンジン20のクランク位置を検出するクランクポジションセンサ61、サブエンジン20の冷却水温度を検出する水温センサ62、及び、サブエンジン20に吸入される空気量を検出するエアフローメータ210等が接続されている。また、サブECU60は、インジェクタ250を駆動するインジェクタドライバ、及び、点火プラグに点火信号を出力する出力回路等を備えている。
サブECU60では、上記各種センサからの出力値に基づいて燃料噴射量や点火時期などの制御値が算出される。そして、算出された制御値に基づいてドライバ回路等が駆動され、サブエンジン20の運転が総合的に制御される。
メインエンジン10のシリンダブロック10bに設けられたウォータジャケット10dの流出口(以下「第1流出口」という)10fには第1冷却水通路80の一端が接続されている。シリンダヘッド10aに設けられた流入口10gから流入され、シリンダヘッド10a及びシリンダブロック10bに設けられたウォータジャケット10c,10d内を流れた冷却水は、第1流出口10fから第1冷却水通路80に排出される。ウォータジャケット10c及びウォータジャケット10dは第5冷却媒体通路を構成する。
第1冷却水通路80の他端は、ラジエータ72のアッパタンク72aに接続されている。メインエンジン10の第1流出口10fから流出された冷却水は、第1冷却水通路80によりラジエータ72に導かれる。ラジエータ72は、冷却水と大気との間で熱交換を行う熱交換器である。チューブとフィンとで構成されたラジエータコア部を冷却水が通過するときに、冷却水の熱が大気に放出される。
ラジエータ72のロワタンク72bには、第2冷却水通路82の一端が接続されている。この第2冷却水通路82の他端はサーモスタット70に接続されている。ラジエータ72により冷却された冷却水は第2冷却水通路82によりサーモスタット70に導かれる。
一方、メインエンジン10のシリンダヘッド10aに設けられたウォータジャケット10cの流出口(以下「第2流出口」という)10eには第3冷却水通路84の一端が接続されている。シリンダヘッド10aに設けられた流入口10gから流入され、シリンダヘッド10aに設けられたウォータジャケット10c内のみを流れた冷却水は、第2流出口10eから第3冷却水通路84に排出される。ウォータジャケット10cは第4冷却媒体通路として機能する。
第3冷却水通路84の他端は、サーモスタット70に接続されている。メインエンジン10の第2流出口10eから流出された冷却水は、第3冷却水通路84によりサーモスタット70に導かれる。
サーモスタット70には、第2冷却水通路82、第3冷却水通路84の他に第4冷却水通路86の一端が接続されている。サーモスタット70は、メインエンジン10及びサブエンジン20の暖機時に、ラジエータ72への水路を閉じてエンジンの昇温を促進すると共に、冷却水温度が所定値になったあとは、ラジエータ72に流れる冷却水の流量を制御することにより冷却水温度を所定範囲に調節するものである。本実施形態のサーモスタット70には、ワックスが溶けるときに膨張してニードルを押し出しバルブを開く、ワックスペレット型を用いた。なお、サーモスタット70がワックスペレット型に限られないことはいうまでもない。
より具体的には、冷却水温度が第1所定値(例えば82℃)以上のときに、サーモスタット70のバルブは、図2に実線で示す第1位置にあり、第2冷却水通路と第4冷却水通路とを連通すると共に、第3冷却水通路と第4冷却水通路との連通を遮断する。このように、サーモスタット70は、冷却水の流水通路を切換える切換手段として機能する。これにより、第2流出口10eからの冷却水の流出は停止され、流入口10gから流入された冷却水は、ウォータジャケット10c、ウォータジャケット10d、第1流出口10f、第1冷却水通路80、ラジエータ72、第2冷却水通路82、サーモスタット70及び第4冷却水通路86を介して循環される。ここで、第1、第2及び第4冷却水通路80,82,86は第1冷却媒体通路を構成する。
一方、冷却水温度が第2所定値(例えば76℃)以下のときに、サーモスタット70のバルブは、図2に点線で示す第2位置にあり、第3冷却水通路84と第4冷却水通路86とを連通すると共に、第2冷却水通路82と第4冷却水通路86との連通を遮断する。これにより、第1流出口10fからの冷却水の流出は停止され、流入口10gから流入された冷却水は、ウォータジャケット10c、第2流出口10e、第3冷却水通路84、サーモスタット70及び第4冷却水通路86を介して循環される。この場合、冷却水はウォータジャケット10d及びラジエータ72を介することなく循環される。ここで、第3及び第4冷却水通路84,86は第2冷却媒体通路を構成する。
冷却水温度が第1所定値より低く第2所低値より高いときには、サーモスタット70のバルブは冷却水温度に応じて第1位置と第2位置との間にあり、ラジエータ72に流れる冷却水の量が冷却水温度に応じて調節される。このようにして、温度が所定範囲に調節された冷却水がサブエンジン20に供給される。
第4冷却水通路86の他端はサブエンジン20の流入口20dに接続されている。また、第4冷却水通路86には、冷却水を圧送するウォータポンプ74が配設されている。第4冷却水通路86内を流れる冷却水はウォータポンプ74に吸引され、サブエンジン20に供給される。
サブエンジン20の流入口20dから流入された冷却水は、ウォータジャケット20cを通り、再び昇温された後、流出口20eから排出される。流出口20eには、第5冷却水通路88の一端が接続されている。第5冷却水通路88の他端はヒータコア76の流入口76aに接続されており、サブエンジン20で昇温された冷却水が第5冷却水通路88によりヒータコア76に導かれる。
ヒータコア76は、チューブとフィンで構成され、チューブの中を冷却水が流れるときに熱交換を行わせるようにした車内空調(暖房)用の放熱機器である。すなわち、ヒータコア76は、空調用熱交換器として機能する。
ヒータコア76の流出口76bには、第6冷却水通路90の一端が接続されている。第6冷却水通路90の他端はメインエンジン10の流入口10gに接続されており、ヒータコア76から流出された冷却水は第6冷却水通路90によりメインエンジン10に還流される。ここで、第5及び第6冷却水通路88,90は第3冷却媒体通路を構成する。
このように、冷却装置1によれば、冷却水温度に応じて流水通路がサーモスタット70により切換えられることによって、メインエンジン10から奪われる熱量及びラジエータ72で放出される熱量が調節され、冷却水の温度が所定範囲に調節される。ラジエータ72及びサーモスタット70によって所定範囲に調節された冷却水はサブエンジン20に流入され、サブエンジン20の熱によって昇温される。ここで、補機駆動用のサブエンジン20は、車両駆動用のメインエンジン10に比べて出力変動が小さく、かつ発熱量が少ない。そのため、サブエンジン10から冷却水に放出される熱量の変動が少なく、また、変動したとしても冷却水の温度に与える影響が小さい。したがって、サブエンジン20から流出されてヒータコア76に流入される冷却水を、温度変動を抑制しつつ昇温することができるので、ヒータコア76から噴出される空気の温度を安定させると共に暖房能力を確保することが可能となる。
また、冷却装置1では、メインエンジン10から流出されたすべての冷却水がヒータコア76に流入される。このため、ヒータコア76に流れる冷却水量が従来の冷却装置に比べて増大するので、暖房能力を向上することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、サーモスタット70に代えて、水温センサ53により検出された冷却水温度に基づいてメインECU50により電磁的に駆動される弁を用いてもよい
実施形態に係る冷却装置が用いられる主エンジン及び補助エンジンの構成を示す図である。 実施形態に係る冷却装置の構成を示す図である。
符号の説明
1…冷却装置、10…メインエンジン、10a…シリンダヘッド、10b…シリンダブロック、10c,10d…ウォータジャケット、20…サブエンジン、20a…シリンダヘッド、20b…シリンダブロック、20c…ウォータジャケット、36…補機、50…メインECU、53,62…水温センサ、60…サブECU、70…サーモスタット、72…ラジエータ、74…ウォータポンプ、76…ヒータコア、80…第1冷却水通路、82…第2冷却水通路、84…第3冷却水通路、86…第4冷却水通路、88…第5冷却水通路、90…第6冷却水通路。

Claims (2)

  1. 車両駆動用の主エンジンと、車両用補機を駆動する補助エンジンと、前記主エンジンから流出された冷却媒体の熱を大気に放出する熱交換器と、前記補助エンジンから流出された冷却媒体の熱を車室内に放出する空調用熱交換器と、を備えた車両における複数エンジンの冷却装置において、
    前記主エンジンから流出された前記冷却媒体を、前記熱交換器を介して前記補助エンジンに流入させる第1冷却媒体通路と、
    前記主エンジンから流出された前記冷却媒体を、前記熱交換器を介することなく前記補助エンジンに流入させる第2冷却媒体通路と、
    前記冷却媒体の温度に応じ、前記第1冷却媒体通路と前記第2冷却媒体通路とを切換えて前記冷却媒体を流通させる通路切換手段と、
    前記補助エンジンから流出された前記冷却媒体を前記空調用熱交換器を介して前記主エンジンに還流させる第3冷却媒体通路と、を備えることを特徴とする複数エンジンの冷却装置。
  2. 前記主エンジンは、還流された前記冷却媒体をシリンダヘッドのみを通して流出させる第4冷却媒体通路と、前記シリンダヘッド及びシリンダブロックを通して流出させる第5冷却媒体通路とを有し、
    前記通路切換手段は、前記冷却媒体の温度が所定値以下の場合に、前記第4冷却媒体通路と前記第2冷却媒体通路とを連通すると共に、前記第5冷却媒体通路と前記第1冷却媒体通路との連通を遮断することを特徴とする請求項1に記載の複数エンジンの冷却装置。
JP2004064590A 2004-03-08 2004-03-08 複数エンジンの冷却装置 Expired - Fee Related JP4192811B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004064590A JP4192811B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 複数エンジンの冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004064590A JP4192811B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 複数エンジンの冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005248932A true JP2005248932A (ja) 2005-09-15
JP4192811B2 JP4192811B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=35029633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004064590A Expired - Fee Related JP4192811B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 複数エンジンの冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4192811B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112011104871T5 (de) 2011-02-10 2013-12-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Kühlsystem

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112011104871T5 (de) 2011-02-10 2013-12-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Kühlsystem
US8978597B2 (en) 2011-02-10 2015-03-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cooling system
DE112011104871B4 (de) * 2011-02-10 2016-08-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Kühlsystem

Also Published As

Publication number Publication date
JP4192811B2 (ja) 2008-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4497082B2 (ja) エンジンの冷却媒体循環装置
JP5403171B2 (ja) エンジンの冷却装置
EP1714013A1 (en) Cooling system
JP4513669B2 (ja) 蓄熱装置を備えた内燃機関
JP6090138B2 (ja) エンジンの冷却装置
US20090120417A1 (en) Exhaust Gas Re-Circulation Apparatus For Internal Combustion Engine
JP2008230422A (ja) 車両の冷却装置
JP3240795B2 (ja) Egrガス冷却構造
JP4192811B2 (ja) 複数エンジンの冷却装置
CN110259566A (zh) 车辆推进系统的热管理系统
JP4151406B2 (ja) 内燃機関の冷却水循環装置
JP4292883B2 (ja) エンジンの冷却装置
US10337392B2 (en) Multicylinder engine cooling apparatus
JP2003003843A (ja) 蓄熱装置を備えた内燃機関
JP2009287455A (ja) 内燃機関の冷却装置
JP4256933B2 (ja) 外部排気ガス再循環部を備えた内燃機関と暖房装置とを有する自動車
JP4492240B2 (ja) エンジンの冷却装置
JP2014109208A (ja) 自動車用内燃機関
JP4315041B2 (ja) 冷却水温度制御装置
CN103511052A (zh) 用于车辆的发动机冷却系统
CN209129730U (zh) 集成散热器及包括该集成散热器的冷却系统
JP7435075B2 (ja) エンジンの冷却装置
JP2005299426A (ja) エンジンの冷却装置
JP2006143012A (ja) 車両用温度調整装置
JP7168398B2 (ja) 車両用内燃機関の冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080908

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees