JP2005248336A - 高伸長性・高伸長回復性不織布、これを用いた製品及び該製品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【効果】 本発明の不織布使用製品は、高伸長・高伸長回復性不織布が用いられているため装着感に優れ、軽くて保温性も高く、しかも見た目にも美しいものである。また、本発明の製造方法によれば、縫製コストを大幅に低減することが可能である。
【選択図】 なし
Description
(1) 平均フェラメント径0.5〜60μmである繊維からなり、耐ピリング性及び耐スナッグ性を有する不織布であって、該不織布をフリーカットした際のカット端が耐ほつれ性及び耐カール性を有することを特徴とする高伸長性・高伸長回復性不織布。
(2)製品の形状に応じて形取られた複数の布地パーツが接合部で接合されてなる製品であって、該パーツの少なくとも一部が高伸長性・高伸長回復性不織布パーツから構成されることを特徴とする製品。
(3)前記不織布パーツが、不織布の裁断、不織布の立体成形、不織布の加熱雰囲気下での成形、又は溶融ポリマーの吹付け成形により得られたものである(2)記載の製品。
(4)前記不織布が、平均フェラメント径0.5〜60μmである繊維からなり、耐ピリング性及び耐スナッグ性を有し、かつ該不織布をフリーカットした際のカット端が耐ほつれ性及び耐カール性を有する(2)又は(3)記載の製品。
(5)前記不織布が、ポリウレタン繊維含有不織布であって、該繊維が溶融紡糸法により得られたものである(1)乃至(4)のいずれかに記載の製品。
(6)前記不織布が、ポリウレタン繊維含有不織布であって、該繊維が反応紡糸法により得られたものである(1)乃至(4)のいずれかに記載の製品。
(7)前記不織布が、ポリウレタン繊維含有不織布であって、該繊維がサイド・バイ・サイド型複合繊維である(1)乃至(6)のいずれかに記載の製品。
(8)前記不織布が、60%以上の50%伸長回復率を有する(1)乃至(7)のいずれかに記載の製品。
(9)前記不織布が、下記のいずれかに規定するΔb値を有する(5)乃至(8)のいずれかに記載の製品。
(i)650ppmのNOx雰囲気下に25℃で1時間暴露した前後の不織布のΔb値が12以下である。
(ii)有効塩素濃度20ppmの水溶液で3時間処理した前後の不織布のΔb値が25以下である。
(iii)紫外線フェードメーターにより32時間照射した前後の不織布のΔb値が15以下である。
(10)衣料、衛生用品、衣料用芯地、又は産業用資材用である(2)乃至(9)のいずれかに記載の製品。
(11)ブリーフ、パンティ、ショーツ、アンダーシャツ、キャミソール、ガードル、ブラジャー、スパッツ、ボディスーツ、生理用ショーツ、アンダーウエア、水着、スポーツ用タイツ、サポーター又はレオタードである(10)記載の製品。
(12)製品の形状に応じて形取った布地パーツを得た後、該パーツを組み立てて接合部で接合させてなる製品の製造方法であって、上記パーツの少なくとも一部が高伸長性・高伸長回復性不織布から構成されることを特徴とする(2)記載の製品の製造方法。
また、これらの不織布に用いられる繊維の形状も特に限定されず、短繊維、長繊維(フィラメント)等を用いることができるが、本発明においては、製造が容易で生産性が高く、ピリング、スナッグ、毛羽立ちが少なく、ほつれにくい等の点から長繊維からなる不織布を好ましく用いることができる。
風量については、生産性の観点から使用量を低くすることが有利であるが、溶融ポリマーを目的の繊度に細化できる程度に増やしていく。風速については、吐出口の大きさにより変わるが、一般的には吐出口面積を低くし、風速を上げた方が繊度の細化に有利である。また、不織布の風合いを変化させる目的でフィラメントの集積を妨げない範囲で風量、風速を上げる場合もある。
製造段階では、フィラメントの集積点温度の計測値が同じになるよう、特にノズルからの押出温度(吐出状態の溶融ポリマーの温度)、紡糸ノズルとコンベアネット間の距離で微調整すると安定した不織布の製造が可能となる。
製造段階では、フィラメントの集積点温度を計測し、特にノズルからの押出温度(吐出状態の溶融ポリマーの樹脂温度)、紡糸ノズルとコンベアネット間の距離等、紡出温度を目標範囲内におさめると安定した該不織布の製造が可能となる。
なお、Δb値の下限値は特に制限されないが、いずれの方法においても通常0以上である。
また、親水性ポリオールとは、カルボキシル基、スルフォン酸基、リン酸基、アミノ基、及びエチレンオキサイドの繰り返し単位の群から選ばれる1種又は2種以上の基を有するポリオールであり、これらの中でもエチレンオキサイドを主成分とする親水性ポリオールが親水性を付与する際に好ましく使用される。親水性をコントロールするために親水性鎖を有しないポリオールを共重合することも可能である。例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレンオキサイド/テトラメチレンオキサイドの共重合ポリオール、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合等が挙げられる。
低分子量ジオールと低分子量ジアミンを併用することもできるが、本発明においては、鎖長延長剤として低分子量ジオールをより好ましく使用することができる。
また、反応調整剤又は重合度調整剤として、ブタノール等の1官能性のモノオールやジエチルアミンやジブチルアミン等の1官能性のモノアミンを混合して用いることもできる。
(1)ポリウレタン弾性体チップ(ペレット)を溶融紡糸する方法。
(2)ポリウレタン弾性体チップ(ペレット)を溶融した後、ポリイソシアネート化合物を混合して紡糸する方法。
(3)ポリオールとジイソシアネートを反応させたプレポリマーと低分子量ジオールとを反応させた紡糸用ポリマーを合成した後、固化させることなく紡糸する反応紡糸方法。
(2)の方法は、(1)の方法のバリエーションとして、ポリウレタン重合体チップ(ペレット)を溶融した後、ポリイソシアネート化合物を混合して紡糸する方法である。特に、ペレット紡糸品の耐熱性を向上させる手段として有効である。
また、好ましくは80〜250℃、より好ましくは120〜250℃に設定された押出機に上記原料を供給し、該押出機内で原料を混練、搬送しながら重合を行い熱可塑性ポリウレタンをダイから押し出す方法でも製造できる。一般的には、特別な反応当量比を制御する高精度の原料供給装置を必要としないで、外観が良好な熱可塑性ポリウレタン樹脂が得られる。
なお、この両プレポリマー合成時に、耐候性、耐熱酸化性、耐黄変性等を改善するための上記各種薬品類を添加することができる。
反応機内での平均滞留時間=(反応機容積/紡糸用ポリマー吐出量)×紡糸用ポリマーの比重
紡糸した繊維(約1g)をジブチルアミン/ジメチルフォルムアミド/トルエン溶液で溶解した後、過剰のジブチルアミンと試料中のNCO基を反応させ、残ったジブチルアミンを塩酸で滴定し、NCO基の含有量を算出する。
紡糸温度は、使用する樹脂成分の融点等によって適宜決定しうる事項であるが、一般的には、180〜280℃の範囲で複合溶融紡糸するのが好ましい。180℃未満であったり、あるいは280℃を超えると、安定的に紡糸しにくくなる場合がある。
洗濯試験
JIS L−1096 1.2織物の試験片調整、及びJIS L−1018の家庭用電気洗濯機法に準じて以下の方法で試験を行った。
1.寸法変化率
(1)試料に20cm×20cmの正方形を描いて測定面とし、経緯共に両辺の中央点を結んだ長さを測定した。
(2)全自動洗濯機(102A,NIPPRE製)を用いて、水位30L,水温25℃とし、試料を約10g入れ、弱アルカリ性洗剤(商品名:アタック、花王(株))を20g入れた。
(3)5時間洗濯後、10分間すすぎ、1分間脱水して取り出し、25℃、65%RHの雰囲気で2時間乾燥した。
(4)以下の計算式で寸法変化率を求めた。
寸法変化率(%)={[洗濯後の長さ(mm)−洗濯前の長さ(mm)]/洗濯前の長さ(mm)}×100
2.毛羽立ち、ほつれ、カール
洗濯後の不織布表面を、目視で観察した。
JIS L−1094のB法に準じて以下の手順で測定した。
(1)試料を4cm×32cmに切り取り試験片とした。
(2)摩擦布はナイロン8号の白布(JIS L−0803染色堅牢度試験用添付白布)を用いて2.5cm×16.0cmに切り取った。
(3)測定は15℃×40%RHの恒温恒湿下で行った。
(4)試験片を外径が31.4cmからなるドラムに取り付け、摩擦布を該試験片下方に接する位置に置き、試験片の片方を固定して別の片方に500gの荷重をかけて伸長させた。この時、摩擦布を試験片下方に接する位置に置き、試験片の片方を固定して別の片方に500gの荷重をかけて伸長させた。
(5)次いで、毎分400回転でドラムを回転させ、デジタル静電電位測定器(商品名:KSD−0103S、春日電機(株)製)を用いて、ドラム側面より1cmの位置で発生する静電気量を測定した。
(1)試料を7.5cm×7.5cmに切り取り試験片とした。
(2)この試験片を25℃、65%RHの雰囲気下を1時間放置して質量を測定した。
(3)JIS L−1096法に準じて、水の高さ20cmの水浴中に試料片を完全に浸漬させ、20分放置後取り出して1分間脱水した。
(4)その後、25℃、65%RHの雰囲気下に放置して経時的に質量を測定した。
(5)吸水率が1%以下になった時間(分)を測定した。
JIS L−1099のウオーター法に準じて測定した。
(1)試料を直径8cmの円状に切り取り試験片とした。
(2)40℃の蒸留水を内径が4.7cmのガラス瓶の上面1cmの位置まで入れた。
(3)カップ上部に試験片を置き、ガラス瓶の開口部(4.7cm)の周囲をシールして、周囲から水分の出入りがないように固定した。
(4)40℃、50%RHの恒温高湿装置に入れた。
(5)1時間後の総質量をA1(g)、2時間後の総質量をA2(g)とし、下式により透湿度を求めた。なお、Sは透湿面積である。
透湿度(g/m2・24h)={(A1−A2)/S}×24
JIS L−1096のB法に準じて以下の方法で測定した。
(1)試料を5cm×5cmに切り取り、試験片とした。
(2)内経3.5cmのガラス管2本を外部から空気の出入りがないように接合させ、空気透過用試験器とした。
(3)ガラス管下部にアスピレーターを用いて、ガラス管上部から空気を毎分300mLの風量で導いた。
(4)今度はガラス管2本の間に試験片を挟み込み、外部から空気の出入りがないように接合させ固定して、試験片を通過する空気の風量を計測した。
(5)以下の計算式で300mLの空気が試料を通過するに要する時間を求めて、通気性を評価した。
通気性(秒)={300mL/(試験片を通過する空気の風量、mL/分)}×60
JIS L一1096の冷却法に準じて以下の方法で測定した。
(1)試料を6cm×11cmに切り取り試験片とした。
(2)外径3.4cmの50m1スクリュー瓶の周囲を試験片で覆い、25℃に温調した室内で1時間放置した。
(3)このスクリュー瓶へ50℃に加温した蒸留水を50m1入れ、1時間後の水温を測定した。
(4)試験片で覆わない裸源体で同様にして1時間後の水温を測定した。
(5)以下の計算式で保温率を求めた。
保温率(%)={[1−(50−b)]/(50−a)}×100
a:裸状における1時間冷却後の温度(℃)
b:試片を取り付けたときの1時間冷却後の温度(℃)
10cm×10cmの試料を採取し、上記洗濯試験後、JIS標準状態(温度20±2℃、湿度65±2%RH)で4時間放置後、カットした部分のほつれ程度をマイクロスコープで50倍に拡大して洗濯前後で比較し、表3の通り評価した。
[関連規格] JIS Z 8701-1982
「XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系による色の表示方法」
L*a*b*表色系における測定値は次の通りである。
L*:明度
a*、b*:カラーチャート上における座標を示す。
a*:レッド/グリーン軸の値(値が高いと赤が強く、低いと緑が強い。)
b*:イエロー/ブルー軸の値(値が高いと黄が強く、低いと青が強い。)
試験片(10cm×4cm)を用いて下記の耐NOx性試験、耐塩素性試験、耐光性試験を実施し、処理前後のb値をミノルタ分光測色計(CM−3500d)により測定し、その変化(Δb値)にて評価した。Δb値が高いほど試料が黄変したことを意味する。
試験片をJIS0855強試験に準じて、飽和水蒸気下、650ppmの酸化窒素ガスで標準染色布の変色が一定に達するまで3回暴露し、処理前後の黄変度指数b値を測定し、その変化Δb値を求めた。
試験片をJISL0884B法に基づいて塩素濃度(有効塩素濃度)20ppmの水溶液中で3時間処理した後、処理前後の黄変度指数b値を測定し、その変化Δb値を求めた。
試験片をスガ試験機製紫外線フェードメーターU48S(温度46℃、湿度50%RH)で32時間照射し、処理前後の黄変度指数b値を測定し、その変化Δb値を求めた。
走査型電子顕微鏡でフィラメントの断面を計測した。5〜10個の平均値で平均フィラメント径を決定した。
日本産業皮膚衛生協会の河合法によって評価した。
(1)被験者20人に対して、1.5cm四方に切り取った試験片を左右それぞれの上腕部に4点ずつ貼布した。
(2)24時間後、試験片を取り外してスンプ液(スンプ研究所製)を塗布した。
(3)1分後、皮膚より剥がし標本として、実体顕微鏡を用いて陥凹皮溝を観察した。
(4)以下の方法で評価した。
基準: 陰性 試験体刺激指数0以下
準陰性 試験体刺激指数1〜2
準陽性 試験体刺激指数3
陽性 試験体刺激指数4以上
ポリオールとして数平均分子量2,000のポリエチレンアジペートジオール3,545質量部とジイソシアネート成分として4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート1,205質量部を窒素ガス雰囲気中、110℃で60分間撹拌・反応させて、両末端NCO基プレポリマーを合成した。得られた両末端NCO基プレポリマーに鎖延長剤として1,4−ブタンジオール250質量部を加えて15分撹拌反応させ、ポリウレタン重合体を得た。このポリウレタン重合体に残存しているNCO基含有率は0.4質量%であった。このポリウレタン重合体を100℃で24時間加熱処理し、フレーク状に粉砕した後に、50℃、60%RHの雰囲気下で3日間熟成させた。次いで、このフレーク状ポリウレタン重合体に紫外線吸収剤(0.5質量%)(2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール)25質量部、酸化防止剤(0.5質量%)(3,9−ビス(2−(3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−プロピオニルオキシ)−1,1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5.5)ウンデカン)25質量部、光安定剤(0.5質量%)コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン縮合物25質量部、セミカルバジド化合物(0.1質量%)1,1,1’,1’−テトラメチル−4,4’−(メチレン−ジ−1,4−フェニレン)ジセミカルバジド5質量部を添加し、170℃に加温したエクストルーダーで均一に混合した後、毎分400gの吐出量で水中に押し出し、ペレタイザーを用いて径が3mmの円柱状にカットしてポリウレタンペレットを得た。ポリウレタンペレットのショアーA硬度は75で、また、溶融開始温度は165℃であった。
破断伸度:
JIS L 1096に準じて以下の方法で測定した。25mm×130mmに切り取り試料とした。次いで、島津製作所製オートグラフ(AG−1)を用いて、把握長10cm、伸長速度20cm/分として破断するまで伸長して試験片の伸びを測定した。以下の計算式で破断時の伸度を求めた。
破断伸度(%)={(破断時の試料長さ(cm)−10)/10}×100
50%伸長後の弾性回復率:
JIS L 1096(一般織物試験方法)の伸長弾性率に準じて引張試験機(島津製作所製オートグラフ(AG−1)により幅2.5cmの試験片を、つかみ間隔10cmの点L0から引張速度10cm/minで引張り、つかみ間隔の50%まで引き伸ばした点L2(5cm)から、同速度で戻した時に、応力がゼロになった点L1と点L0との長さをA1(cm)とし、次式により算出した。
50%伸長後の弾性回復率(%)=((5−A1)/5)×100
保温性については6.3%と何れも糸からなる他の衣料用素材(比較例1、2)と比較して優位な結果であった。また、帯電性についても−0.2kVと低位で良好な結果であった。
耐黄変性については、下記の通り良好な結果を得た。
NOx黄変:Δb値=7.0
塩素水黄変:Δb値=18.4
紫外線フェードメーター黄変:Δb値=9.6
実施例1と同様にして得たポリウレタン繊維含有不織布を24時間伸長率50%で保持したところ、破断伸度は経方向が350%になり、50%伸長後の回復率は経緯共に95%に向上した。
洗濯試験結果:寸法変化率0%、カット端の耐ほつれ性有り、耐カール性有り、該不
織布の耐ピリング性、耐スナッグ性は共に良好
帯電性:−0.2kV 速乾性:5分
透湿性:4,750g/m2・24時間 通気性:62秒
保温性:5.8% 皮膚刺激性:準陰性
ポリオールとして数平均分子量2,000のポリオキシテトラメチレングリコールを用いて、両末端イソシアネートを合成する段階で、ベージュの着色剤として、チバ・スぺシャリティー・ケミカルズ製のイルガライトイエローWGP:3質量部、同クロモフタールイエロー3RLP:53.4質量部、同イルガライトブルーWGP:3質量部、同クロモフタールブロン5R:0.4質量部、同クロモフタールレッド2,030:0.2質量部、富士チタン工業(株)製の酸化チタン(TR−700):40質量部の混合物を4質量部(0.2質量%/ポリマー)添加した以外は、実施例1と同様にしてポリウレタンペレットを得た。
100g/m 2
洗濯試験結果:寸法変化率0%、カット端の耐ほつれ性有り、耐カール性良好、該不
織布の耐ピリング性、耐スナッグ性も共に良好
帯電性:−0.2kV 速乾性:10分
透湿性:3,050g/m2・24時間 通気性:64秒
保温性:10.3% 皮膚刺激性:準陰性
150g/m 2
洗濯試験結果:寸法変化率0%、カット端の耐ほつれ性良好、耐カール性良好、該不
織布の耐ピリング性、耐スナッグ性も共に良好
帯電性:−0.2kV 速乾性:15分
透湿性:2,900g/m2・24時間 通気性:67秒
保温性:15.4% 皮膚刺激性:準陰性
ブラックの着色剤(商品名:トーカブラック#7550F、東海カーボン社製)を10質量部添加した以外は実施例1と同様にしてポリウレタンペレットを合成した。
次に、スパッツの前面と背面をそれぞれ形取ったポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製の立体物に直接フィラメントを吹き付けた以外は実施例1と同様にして、積層により目付200g/m2で、平均フィラメント径が13μmの不織布を得た。該前面と背面の2つのパーツからなる不織布を重ね合わせて、接合部を加熱融着させてスパッツを完成した。履き心地はモニター10人中9人が良好と判断した。この特性は実施例1と同様に良好であり、各物性の測定値は、以下の通りであった。またペレット段階でブラックに着色しており、後染めすることなくそのまま衣料として使用できた。
洗濯試験結果:寸法変化率0%、カット端の耐ほつれ性良好、耐カール性良好、該不
織布の耐ピリング性、耐スナッグ性も共に良好
帯電性:−0.1kV 速乾性:20分
透湿性:2,600g/m2・24時間 通気性:69秒
保温性:19.6% 皮膚刺激性:準陰性
実施例3のポリウレタンペレットをメルトブロー法によってフィラメントを吹き付け成形した。肩ひもを有しないストラップレスブラジャーを形取ったポリプロピレン製の型を装着したコンベアの速度を1.2m/分とした以外は実施例3と同様にして、積層により目付100g/m2で平均フィラメント径が8μmの不織布を得た。背部の部分を加熱融着させてできたブラジャーを装着したところ、モニター10人中6人が着用感良好と判断した。各物性の測定値は実施例3と同等であった。
ポリウレタン繊維含有不織布用の中間反応物として、以下の両末端NCO基プレポリマーと両末端OH基プレポリマーを合成した。両末端OH基プレポリマーは、まず、窒素ガスでシールした80℃の温水ジャケット付き反応釜に、ジイソシアネート成分として4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート28.34質量部を仕込み、次いで、撹拌しながら紫外線吸収剤(0.5質量%)(2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール)25質量部、酸化防止剤(0.5質量%)(3,9−ビス(2−(3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−プロピオニルオキシ)−1,1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5.5)ウンデカン)25質量部、光安定剤(0.5質量%)コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン縮合物25質量部、セミカルバジド化合物(0.1質量%)1,1,1’,1’−テトラメチル−4,4’−(メチレン−ジ−1,4−フェニレン)ジセミカルバジド5質量部を添加しポリオール成分として数平均分子量2,000のポリオキシテトラメチレングリコール78.12質量部を注入した。1時間反応後に、今度は低分子量ジオールとして1,4−ブタンジオールを40.94質量部注入して合成した。
一方、両末端NCO基プレポリマーは、窒素ガスでシールした80℃の温水ジャケット付き反応釜にジイソシアネート成分として4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを47.4質量部仕込み、次いで、ポリオールとして数平均分子量2000のポリオキシテトラメチレングリコールを100質量部注入し、1時間反応させた。
実施例1と同様にしてショーツを作成し評価したところ、実施例1と同様、履き心地はモニター10人中9人が良好と判断した。なお、各物性の測定値も実施例1と同等であった。エステル結合を含まないため耐加水分解性に優れ、過剰のNCO基が不織布中で架橋する為に耐熱性にも優れたショーツ素材となった。
耐黄変性については、下記の通り良好な結果を得た。
NOx黄変:Δb値=7.8
塩素水黄変:Δb値=15.4
紫外線フェードメーター黄変:Δb値=6.4
イソシアネート成分にジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートを用いた以外は実施例1と同様にしてポリウレタンペレットを合成した。これを220℃で溶融してその先にホットホースと加圧ポンプを取り付け、更にその先にホール径0.5mmの吐出口を48個有するノズルを具備したハンドガンを取り付け、吐出圧18kg/cm2で、男性用腰型を形取った金網状の立体物に直接吹き付けた。
10分間空冷後、吹き付けたウレタン不織布を金網状の立体物から外して目付が95g/m2で平均フィラメント径が12μm不織布パンツを得た。該パンツの伸度は全方向に300%以上であり経方向の伸度は430%で50%伸長回復性は94%であった。モニターでの着用試験では10人中7人が良好と判断した。更に、長期間保存又は使用しても耐黄変性に優れた特徴があった。その他の特性は実施例1と同様に良好であり、各物性の測定値は、以下の通りであった。
洗濯試験結果:寸法変化率0%、カット端の耐ほつれ性有り、耐カール性有り、該不
織布の耐ピリング性有り、耐スナッグ性有り
帯電性:0.1kV 速乾性:5分
透湿性:3,200g/m2・24時間 通気性:62秒
保温性:5.9% 皮膚刺激性:準陰性
NOx黄変:Δb値=2.4
塩素水黄変:Δb値=0.5
紫外線フェードメーター黄変:Δb値=0.4
実施例1と同様にしてメルトブロー紡糸設備を用いて細繊化したフィラメントを紡出した。ノズル下方30cmの位置に、ノズルと平行に外径5cm、長さ40cmの回転式ロールが配列されたコンベアを置き、このロール上にフィラメントを積層して、連続的に筒状のポリウレタン繊維含有不織布を成形した。
冷却後ロールから不織布を外して任意のサイズにカットしてサポーターを作成した。該サポーターの目付は480g/m2で、平均フィラメント径は15μmで、経方向の伸度は530%、50%伸長回復性は97%で伸長性、伸長回復性に優れたサポーターであった。その他の特性も良好であり、各物性の測定値は、以下の通りであった。
洗濯試験結果:寸法変化率0%、カット端の耐ほつれ性良好、耐カール性良好、該不
織布の耐ピリング性、耐スナッグ性も共に良好
帯電性:−0.3kV 速乾性:20分
透湿性:1,800g/m2・24時間 通気性:85秒
保温性:39% 皮膚刺激性:準陰性
第1の樹脂として実施例1と同様にして合成したポリウレタンペレットを、第2の樹脂としてポリプロピレンペレット(ノバテックSA06A,日本ポリプロ(株)製)を用いた。これらを2系列の溶融設備に別々に投入して、ポリウレタンを235℃、ポリプロピレンを215℃で加熱溶融し、その後、ポリウレタンとポリプロピレンの質量比が70:30になるように計量ギアポンプの回転数を調整し、サイドバイサイド構造のノズルパックに供給して、複合フィラメントを紡出した。
次に、実施例4と同様にして、目付200g/m2で、平均フィラメント径がポリウレタンが7μm相当でポリプロピレンが5μm相当のサイドバイサイド構造複合フィラメントからなる不織布でできたスパッツを完成した。該スパッツの厚みは1.6mmであり、経方向の伸度は430%、50%伸長回復性は85%であり、ポリウレタン繊維のみからなる不織布と比較して約2倍嵩が高く、軽量感があり、保温性にも優れ、更に触感に優れており、モニター10人中9人が着用性良好と判断した。その他の物性も下記の通り良好であった。
洗濯試験結果:寸法変化率0%、カット端の耐ほつれ性有り、耐カール性有り、該不
織布の耐ピリング性、耐スナッグ性も共に有り
帯電性:−0.5kV 速乾性:15分
透湿性:2,800g/m2・24時間 通気性:69秒
保温性:41% 皮膚刺激性:準陰性
エクストルーダー及びノズルの温度を220℃、加熱空気の温度を225℃とした以外は実施例1と同様にして50g/m2のシート状のポリウレタン繊維含有不織布を成形した。この不織布の平均フィラメント径は25μmであり、破断伸度は410%、50%伸長回復性は90%で、透湿性は6,000g/m2・24時間と良好であり、伸縮性ガーゼには良好に使用できた。
但し、フィラメント径が太いためポアサイズが大きくなり水が該不織布を自由にすりぬけ、また肌触りが堅いのでインナー素材としては適さなかった。評価の為、実施例1と同様にしてショーツを作成してモニターによる着用試験を行ったところ、履き心地について良好と判断した人は10人中1人もいなかった。保温性が3.5%と低く、各物性は下記の通りとなった。
洗濯試験結果:寸法変化率0%、カット端の耐ほつれ性有り、耐カール性有り、該不
織布の耐ピリング性有り、耐スナッグ性有り
帯電性:−0.2kV 速乾性:5分
通気性:60秒
ポリプロピレンの平均フィラメント径が7μmからなる目付50g/m2のメルトブロー不織布を用いて、実施例1と同様にしてショーツを作成した。不織布の熱融着性が低くまた静電気を帯びやすい為加熱融着工程で何度も繰り返して圧着する必要があった。
該ショーツは破断伸度30%で試着段階でフィラメント相互の融着が剥がれ着用できなかった。更に、シート状の不織布を洗濯したところ、ゲバ立ちが強く、本発明に使用できる素材ではなかった。その他、各物性の測定値は、以下の通りであった。
洗濯試験結果:寸法変化率は測定不能、フリーカット端のほつれ有り、耐カール性有
り、該不織布のピリング発生、スナッグ発生
帯電性:−4.5kV 速乾性:5分
透湿性:3,900g/m2・24時間 通気性:63秒
保温性:17.8%
311デシテックス21フィラメントのポリウレタン弾性繊維と33デシテックス10フィラメントからなる目付が130g/m2のラッセル生地から通常縫製によりショーツを作成した。破断伸度は370%、伸長回復率は93%と良好であったが、縫製部の着用感について、モニター評価したところ、10人中8名が縫製部に違和感を感じる回答を得た。次に、胴回りや裾部等で縫製を避けフリーカットにて改良ショーツを作成したが、洗濯によりほつれやカールが激しく、一般衣料として使用には適さないものであった。更に、透湿性や通気性、保温性等の機能についても本発明のウレタン繊維含有不織布からなるショーツに比較して何れも劣る結果となった。該改良ショーツ各物性は以下の通りであった。
洗濯試験結果:寸法変化率0%、カット端のほつれ有り、カール有り、該編地の耐ピ
リング性有り、耐スナッグ性有り
帯電性:1.3kV 速乾性:10分
透湿性:1,700g/m2・24時間 通気性:88秒
保温性:1.8% 皮膚刺激性:準陰性
Claims (12)
- 平均フィラメント径0.5〜60μmである繊維からなり、耐ピリング性及び耐スナッグ性を有する不織布であって、該不織布をフリーカットした際のカット端が耐ほつれ性及び耐カール性を有することを特徴とする高伸長性・高伸長回復性不織布。
- 製品の形状に応じて形取られた複数の布地パーツが接合部で接合されてなる製品であって、該パーツの少なくとも一部が高伸長性・高伸長回復性不織布パーツから構成されることを特徴とする製品。
- 前記不織布パーツが、不織布の裁断、不織布の立体成形、不織布の加熱雰囲気下での成形、又は溶融ポリマーの吹付け成形により得られたものである請求項2記載の製品。
- 前記不織布が、平均フィラメント径0.5〜60μmである繊維からなり、耐ピリング性及び耐スナッグ性を有し、かつ該不織布をフリーカットした際のカット端が耐ほつれ性及び耐カール性を有する請求項2又は3記載の製品。
- 前記不織布が、ポリウレタン繊維含有不織布であって、該繊維が溶融紡糸法により得られたものである請求項1乃至4のいずれか1項記載の製品。
- 前記不織布が、ポリウレタン繊維含有不織布であって、該繊維が反応紡糸法により得られたものである請求項1乃至4のいずれか1項記載の製品。
- 前記不織布が、ポリウレタン繊維含有不織布であって、該繊維がサイド・バイ・サイド型複合繊維である請求項1乃至6のいずれか1項記載の製品。
- 前記不織布が、60%以上の50%伸長回復率を有する請求項1乃至7のいずれか1項記載の製品。
- 前記不織布が、下記のいずれかに規定するΔb値を有する請求項5乃至8のいずれか1項記載の製品。
(i)650ppmのNOx雰囲気下に25℃で1時間暴露した前後の不織布のΔb値が12以下である。
(ii)有効塩素濃度20ppmの水溶液で3時間処理した前後の不織布のΔb値が25以下である。
(iii)紫外線フェードメーターにより32時間照射した前後の不織布のΔb値が15以下である。 - 衣料、衛生用品、衣料用芯地、又は産業用資材用である請求項2乃至9のいずれか1項記載の製品。
- ブリーフ、パンティ、ショーツ、アンダーシャツ、キャミソール、ガードル、ブラジャー、スパッツ、ボディスーツ、生理用ショーツ、アンダーウエア、水着、スポーツ用タイツ、サポーター又はレオタードである請求項10記載の製品。
- 製品の形状に応じて形取った布地パーツを得た後、該パーツを組み立てて接合部で接合させてなる製品の製造方法であって、上記パーツの少なくとも一部が高伸長性・高伸長回復性不織布から構成されることを特徴とする請求項2記載の製品の製造方法。
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