JP2005248222A - スパッタリング方法 - Google Patents

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誠二 中嶋
Hitoshi Yamanishi
斉 山西
Takafumi Okuma
崇文 大熊
Masahiro Yamamoto
昌裕 山本
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Abstract

【課題】本発明は、直径2インチ以下の小型ターゲットを用いて、ターゲット利用効率を著しく低下させることなく、より広範囲で膜厚均一性を確保できるスパッタリング方法を提供するものである。
【解決手段】真空容器内の電極に対向して直径2インチ以下のターゲットが配置され、真空容器内に希ガス若しくは反応性ガスの少なくとも一方を導入しつつ、前記電極に高周波電力を印加することで真空容器内にプラズマを発生させ、前記電極上に配置された基板を処理するスパッタリング方法であって、前記希ガス若しくは前記反応性ガスの少なくとも一方の分子量は、前記ターゲットを構成する元素のうち最も原子量の大きい元素よりも小さな分子量であることで解決できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スパッタリングにより薄膜を形成するための方法に関するものである。
半導体集積回路(以下、「IC」と称す)の製造工程では誘電体の成膜が種々行われる。その目的は、例えば層間絶縁膜、エッチングや選択的なイオン注入や選択的な電極の形成のためのマスク、パッシベーション、キャパシタの誘電体膜などである。目的により材質やプラズマ処理方法が選ばれる。例えば、CVD、ドライエッチング、スパッタリングなど種々用いられている。
近年ICの小型化のためにキャパシタの誘電体膜にチタン酸バリウムストロンチウム(BST)やチタン酸ストロンチウム(STO)等の高誘電体物質のプラズマ処理を行うことが検討されている。さらにセンサやアクチュエータ、不揮発性メモリデバイス用にチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、ストロンチウムビスマスタンタレート(SBT)といった強誘電体物質のプラズマ処理も検討されている。
従来のプラズマ処理装置を、スパッタリング装置を例に図面を参照して説明する。
図8はそれを概念的に示す縦断面図である。従来のスパッタリング装置は真空引き可能な容器91でスパッタ室を形成し、スパッタ室の下方にはターゲット92が下部電極93に固定保持される。更にターゲット92の裏面には内側磁石94とそれを取り囲むように内側磁石94とは反対の磁化成分を持つ外側磁石95が配され、両磁石(94および95)はヨーク96で磁気的に結合されている。この磁石(94および95)により、ターゲット92表面には弧状の磁力線97が形成される。下部電極93は容器91とは電気的に絶縁されている。そして下部電極93はターゲット92の温度が上昇するのを防ぐために水冷機構を内蔵するが図示を略している。
そして、スパッタ室の上方にはウェハホルダ98が下部電極93に対向して平行に配置される。そして、このウェハホルダ98は容器91と電気的に絶縁されており、浮遊電位である。そして、ウェハホルダ98上に基板例えば半導体ウェハ99が載置される。そして、ウェハホルダ98はウェハ99を所定の温度に維持するための加熱機構を内蔵するが図示していない。
そして、下部電極93と容器91(接地)間に高周波電源910により、所定の高周波電力が所定の負のDCバイアスのもとに与えられる。
このスパッタリング装置で成膜処理を行うには、ウェハホルダ98上に基板(例えばウェハ99)を載置し、図示しない排気口につながる真空ポンプ(図示せず)により真空に引き、次に、図示しないガス導入口から所定のガス(例えばArガス)を所定流量導入しつつ排気口(図示せず)と真空ポンプ(図示せず)との間に介在する可変コンダクタンスバルブ(図示せず)を調節して所定の圧力に調節する。そして、高周波電力を印加してプラズマを発生させる。発生したプラズマ中の電子はターゲット92裏面に配置され磁石(94および95)が発生する弧状の磁力線97にトラップされ更に電離を促進しプラズマ密度を向上させる。
また、特許文献1には、希ガスとしてXeガスを用いることにより、Al合金中に取り込まれる希ガスの量が減少し薄膜の緻密性が向上することが記載されている。
更に、特許文献2には、Ar、Xe、Krの混合ガスを用いてスパッタリングによりPt/Co多層膜、Pd/Co多層膜を形成することで良好な磁気特性が得られることが記載されている。
特許第2735677号公報 特許第3001631号公報
従来のスパッタリング方法および多層膜形成方法では、直径2インチ以下の小型ターゲットを用いる場合、より広範囲で膜厚均一性を確保するためには、ターゲット‐基板間距離を20mm以上とする、もしくは7mm以下とする必要がある。しかしながら、前者の方法ではターゲット利用効率が著しく低下し、後者の方法では放電が維持できないという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、直径2インチ以下の小型ターゲットを用いて、ターゲット利用効率を著しく低下させることなく、より広範囲で膜厚均一性を確保できるスパッタリング方法を提供するものである。
本願第1の発明のスパッタリング方法は、真空容器内の電極に対向して直径2インチ以下のターゲットが配置され、真空容器内に希ガス若しくは反応性ガスの少なくとも一方を導入しつつ、前記電極に高周波電力を印加することで真空容器内にプラズマを発生させ、前記電極上に配置された基板を処理するスパッタリング方法であって、前記希ガス若しくは前記反応性ガスの少なくとも一方の分子量は、前記ターゲットを構成する元素のうち最も原子量の大きい元素よりも小さな分子量であることを特徴とする。
また、本願第1のスパッタリング方法において、好適にはターゲットと基板との距離を7mm以上とすることでスパッタリング成膜を行うことが望ましい。
本願第1のスパッタリング方法において、更に好適には、ターゲットの構成元素はアルゴンよりも原子番号の小さな元素で構成され、かつ、希ガスがネオンとヘリウムとの混合ガス、或いはどちらか一方であることが望ましい。
以上の説明から明らかなように、本願第1発明のスパッタリング方法によれば、真空容器内の電極に対向して直径2インチ以下のターゲットが配置され、真空容器内に希ガス若しくは反応性ガスの少なくとも一方を導入しつつ、前記電極に高周波電力を印加することで真空容器内にプラズマを発生させ、前記電極上に配置された基板を処理するスパッタリング方法であって、前記希ガス若しくは前記反応性ガスの少なくとも一方の分子量は、前記ターゲットを構成する元素のうち最も原子量の大きい元素よりも小さな分子量であるために、直径2インチ以下の小型ターゲットを用いて、ターゲット利用効率を著しく低下させることなく、より広範囲で膜厚均一性を確保できるスパッタリング方法を提供することができる。
(実施の形態1)
図1に本発明の第1の実施の形態を示す。図1は、真空容器91に基板99(本実施の形態では「Si基板」を用いた事例を示す)を投入しスパッタリングにより誘電体であるSiO2薄膜を形成するマグネトロンスパッタリング装置の例である。真空容器91の下部に外径40mmのターゲット92(ターゲット92としては所望の絶縁膜を構成する元素でできたもの、もしくは反応性ガスと反応して所望の絶縁物を形成することができる材料が好ましいが、本実施の形態では「SiO2」を用いた事例を示す)及び下部電極93を配し、真空容器91の上部に基板99を配置可能な基板保持機構98を設け、ターゲット92と基板99との間の距離を7mmとした。
この真空容器中にアルゴンガスを導入し、真空容器内圧力を4.7Pa(グロー放電が維持できる圧力であれば良い)とした。(或いは、反応性ガスを混合しても良い。下部電極93−真空容器91間に100W高周波電力を、整合機を通して印加した(ターゲット92が導電性のものであれば直流電力でもよい)。基板99上に成膜されたSiO2薄膜膜厚分布を図2に示す。これによれば、均一性±2.0%が得られる領域は基板中心から半径4mmの領域である。
更に均一性を向上させるためにターゲット92−基板99間の距離を5mmとしてスパッタリングを試みたがグロー放電が維持できなかった。
次に、ターゲット92‐基板99間の距離を7mmに戻し、真空容器91に導入する不活性ガスをHeとしてスパッタリングを試みた(今回はヘリウムを用いたがネオンであっても良い)。基板99上に成膜されたSiO2薄膜膜厚分布を図3に示す。これによれば、均一性±2.0%が得られる領域は基板中心から半径8mmの領域であり、より広範囲で膜厚均一性を確保することができた。
(実施の形態2)
図4に本発明の第2の実施の形態を示す。これは2つの真空容器21a,21bが連結されており、基板99(本実施形態では「ガラス基板」を用いた事例を示す)を2つの真空容器21a,21b間を移載することによりSiO2及びTa25薄膜を積層するスパッタ方法の例である。真空容器21a内のターゲット22aはBドープされたSiであり、真空容器21b内のターゲット22bはTaとした。2つのターゲット22a,22bの直径はどちらも40mmである。基板99を真空容器21a側に移動させた時のSiターゲット22aと基板99との間の距離は7mm、真空容器21b側に移動させた時のTaターゲット22b−基板99間距離は11mmとした。
まず、基板99を真空容器21a側に配し、真空容器21a内にアルゴン(Ar)および酸素ガス(O2)をAr/O2流量比=6/4で4.7Paとなるように導入した。更にターゲット22aと真空容器21aとの間にDC電力60Wを加え、スパッタリング成膜を行った。
次に、基板99を真空容器21b側に配し、真空容器21b内にアルゴン(Ar)および酸素ガス(O2)をAr/O2流量比=6/4で4.7Paとなるように導入した。更に、ターゲット22bと真空容器21bとの間に、DC電力60Wを加え、スパッタリング成膜を行った。図5にSiO2の膜厚分布を示し、図6にはTa25の膜厚分布を示す。均一性±2.0%の領域は、Ta25は基板中心から半径10mmの領域であるのに対しSiO2は基板中心から半径4mmしか確保できなかった。
SiO2の膜厚均一性を改善するためにターゲット22a−基板99間距離を5mmとしスパッタリングを試みたがグロー放電が維持できなかった。
そこでSiO2の成膜時にHe/O2流量比=6/4で導入し真空容器21a内の圧力を4.7Paとしスパッタリング成膜を行った。その際の膜厚分布を図7に示す。均一性±2.0%の領域は、基板中心から半径4mmの領域に改善することができた。この方法でSiO2およびTa25を積層しより広範囲で膜厚均一性を確保することができた。
本発明の第1の実施例で用いたマグネトロンスパッタ装置の構成を示した断面図 本発明の第1の実施例でアルゴンガスを導入して成膜したSiO2薄膜の膜厚分布を示す図 本発明の第1の実施例でヘリウムガスを導入して成膜したSiO2薄膜の膜厚分布を示す図 本発明の第2の実施例で用いたマグネトロンスパッタ装置の構成を示した断面図 本発明の第2の実施例でアルゴンガスを導入して成膜したSiO2薄膜の膜厚分布を示す図 本発明の第2の実施例でアルゴンガスを導入して成膜したTa25薄膜の膜厚分布を示す図 本発明の第2の実施例でヘリウムガスを導入して成膜したSiO2薄膜の膜厚分布を示す図 従来例で用いたマグネトロンスパッタ装置の構成を示した断面図
符号の説明
21a,21b,91 真空容器
22a,22b,92 ターゲット
93 下部電極
94 内側磁石
95 外側磁石
96 ヨーク
97 弧状磁力線
98 基板保持機構(ウェハホルダ)
99 基板(ウェハ)
910 電源

Claims (3)

  1. 真空容器内の電極に対向して直径2インチ以下のターゲットが配置され、真空容器内に希ガス若しくは反応性ガスの少なくとも一方を導入しつつ、前記電極に高周波電力を印加することで真空容器内にプラズマを発生させ、前記電極上に配置された基板を処理するスパッタリング方法であって、前記希ガス若しくは前記反応性ガスの少なくとも一方の分子量は、前記ターゲットを構成する元素のうち最も原子量の大きい元素よりも小さな分子量であることを特徴とするスパッタリング方法。
  2. ターゲットと基板との距離を7mm以上とすることを特徴とする請求項1記載のスパッタリング方法。
  3. ターゲットの構成元素はアルゴンよりも原子番号の小さな元素で構成され、かつ、希ガスがネオンとヘリウムとの混合ガス、或いはどちらか一方であることを特徴とする請求項1または2記載のスパッタリング方法。
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