JP2005246062A - 化粧製品の包装・分出処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生的な分出方式を備え、製造が簡単であり、且つ製造コストを最小にできるように構成要素の数が最小になるような包装・分出処理装置を提供する。
【解決手段】メーキャップ又はスキンケア製品を包装し分出するための、化粧製品の包装・分出処理装置であって、該製品を収納することが可能な少なくとも1つの凹部4を形成する収納容器2を備えた装置。該凹部の内表面である第1の壁部6と、回転軸7のまわりに第1の壁部に対して回転できる第2の壁部3とからなり、該回転軸のまわりに該第2の壁部が回転し、2つの壁部の間でなる角度差の減少が可能となる。該第2の壁部は、辺縁を有し、該辺縁の一部は該第2の壁部が該回転軸のまわりに回転する際に該内表面と防漏洩性の係合状態にあり、且つ、該第2の壁部には、該角度差の減少に応じて該製品が分出されることが可能になるように少なくとも1つの出口開口部14が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、粘稠度を有する製品、詳しくはクリーム、ペースト、軟膏、香膏、又はゲルの形状の粘稠製品を包装(収容)及びディスペンス(少量ずつに分けて繰り出し供給する処理、本出願書類においては、分出(処理)と称する)するための分出処理用小型容器(ポット)に関する。本発明は詳しくは、例えばスキンクリームのような、化粧、皮膚科、又は医療等での使用のための製品を包装・分出するのに適する。本発明は詳しくは、このようなポットの内容物の分出を容易にすることを探求するものである。
ポットは、化粧品及びスキンケアの分野で広く使われて来たし、今も広く使われ続けている。ポットは、その中に収納されている製品へのアクセスが容易、特に製品を指で直接取り出す必要がある場合に容易であることから、これらの製品の包装処理に特によく適している。さらに、その特徴である広い開口部が得られることから、このような容器を完全に空にすることが可能である。これは、製品の重量に比して高い消費者販売価格を有する製品の場合に特に望ましいことである。
この種の包装・分出方法に付随する問題の1つは、内容物の保護、詳しくは外気との関連においての保護に関する。これは、外気との接触がこの種の製品に悪影響を及ぼしやすいためである。別の問題は、指を用いて製品を取り出す方法に付随する製品汚染の問題である。後者の問題への対処については、へらを用いて製品を取り出す方法が提案されてきた。しかし、この取り出し方法では、製品は、指によるへらの汚染からも、空気との接触からも保護されない。
別の既知の方法は、製品の自由表面を覆う円板状のもの(ディスク)を用いて製品を保護する方法である。このディスクは、ディスクの平面に平行な平面内、すなわちポットの軸線にほぼ直角な平面内に配置した1つ以上の開口部を有する。一般的には、製品の分出は、特許文献1(GB−A−1050984)の開示例のような単純な滑り動作によって、又は特許文献2(DE−A−3726729)の開示例のように、ポットの内壁部上に形成されたねじを、これに対応してディスクの周辺上に形成されたねじに係合できるようにして回転動作を与えることによって、ディスクをポット内へ押し込むことで行われる。ポット内部で過剰な圧力がかかると、製品が流動し、ディスクの開口部を通して製品が出て来ることになる。
ディスクの周辺部とポットの円筒形の内壁部との接合部での製品の漏洩を防ぐには、ディスクがポットの対称回転軸に厳密に平行に移動することが不可欠である。より多くの製品が取り出されるにつれて、ディスクはポットの底部の方へ漸進的に引き込まれてゆく。収納容器の底部まで行ったディスクからの製品の取り出しは、繰り返し使用することによって益々困難になる。
このことから、従来技術による現存のポットでは、ディスクがポットの底部に関して固定の高さにとどまるが、ポット内の溝中で自由に回転できる。それで、製品が出て来られるようにディスクには、特許文献3(DE−A−3100529)の開示例のように、ポット内に延びる壁部がポット内の固定パネルに係合するように設けられ、これによってこの固定パネルに対するこの壁部の動きの関数として内容積が可変となる内室(チャンバー)が定義される。したがって、この内室に収納された製品は、壁部が固定パネルに対して収斂することによって圧縮される。この壁部のこの動きは、ポットの対称回転軸によって形成される回転軸のまわりにディスクが回転することによって得られる。
製品はそれから圧縮されて、ディスクの上部面から分出処理される。なお、流れがこの回転軸に平行であるものと想定する。詳しくは、製品はポット内で2つの直交方向に流れる。第1の方向は、固定パネルに対する壁部の回転により、回転軸に直交する平面で与えられ、第2の方向は、ディスク中の出口開口部の位置によって与えられる。したがって、製品は、この流れに曝されることになるが、流れの方向が異なるので化学構造が阻害されることがあり得る。
特許文献4(US―B−6422424)は、特許文献3(DE−A−3100529)によるポットの変形について述べており、ここではディスクがポット内のディスクへ直交して延びる2つの壁部を有し、これにより各壁部がポット内の別個の固定パネルと共同動作をするように構成される。このように、このポットを用いると、壁部の1つと固定パネルの1つとの間に定義される内室の中で各々隔離して保持されている2つの製品を分出することが可能である。これら2つの製品はそれぞれ、ディスクの2つの開口部を介して出て来る。これらの開口部は、正反対位置に対向し、その各々がディスクの扇形の一部分でこの扇形の下方に定義される内室との導通路が最長になるような一部分に配置される。この種のポットでは、2つの製品を別個に包装する能力はなく、したがってこれら2つの製品を同じ1つの開口部から分出処理する能力もない。
圧力下でペースト状の製品を分出処理するための剛性の収納容器が又従来技術で知られている(実施例については例えば特許文献5(FR−852719)を参照)。
GB−A−1050984 DE−A−3726729 DE−A−3100529 US―B−6422424 FR−852719
従来技術においては、衛生的な分出方式を備えた、従来と異なる設計のポットで、製造が簡単であり、且つ製造コストを最小にできるように構成要素の数が最小になるようなポットが求められている。加えて又、従来の、互いに異なるポットを操作するのに必要な動作とは異なる分出動作が求められている。この新しい分出動作が、場合によって不安定なことがあり得る製品の物理化学的構造を阻害しないことも又、要件とされる。
本発明の目的は、上記のように特定された問題の少なくとも1つを解決することにあり、本発明によれば、化粧製品、詳しくはメーキャップ及び/又はスキンケア製品を包装・分出処理するための、化粧製品の包装・分出(ディスペンス)処理装置が提供される。この装置は、上記の製品を収納することが可能な少なくとも1つの凹部を形成する収納容器を備え、この凹部は、この凹部の内表面を少なくとも部分的に定義する第1の壁部と、回転軸のまわりにこの第1の壁部に対して回転型の動きをする(回転する、とも称する)ことが可能な第2の壁部とからなり、この回転軸のまわりにこの第2の壁部が回転することによってこれら2つの壁部の間で定義される角度差の減少が可能となり、この第2の壁部は、辺縁を有し、この辺縁の少なくとも一部はこの第2の壁部がこの回転軸のまわりに回転する際にこの内表面と防漏洩性の係合状態にあり、且つ、この第2の壁部には、この角度差の減少に応じてこの回転軸の方向とは異なる流れ方向でこの製品が分出処理されることが可能になるように少なくとも1つの出口開口部が設けられている、ことを特徴とする化粧製品の包装・分出処理装置である。
収納容器は、その収納容器が或る表面上に安定した状態で静止しているときに第2の壁部の操作と製品の取り出しとを片手で行えるように設計されることが好ましい。
有利には、凹部を最大限に空にできるように、2つの壁部がそれぞれ、角度差が最小であるような点において一体化されることが可能な2つの面を有する。
さらに、製品が凹部に収納されることによって、製品には、出口開口部を介してしかアクセスできず、したがって、製品を汚染する危険が制限されることが好ましい。第2の壁部を第1の壁部に対して回転させると、製品は凹部内で圧縮され、その結果として出口開口部を通して流れ、装置から分出処理される。
例えば、出口開口部は、第2の壁部を通してこの壁部の縁から或る距離の位置に定義される。その変形として、出口開口部が第2の壁部の自由縁に設置されるようにしてもよい。
詳しくは、凹部内の空間が、この凹部を構成する壁部の縁によって定められること、例えばこの空間が部分的に第1の壁部の縁によって定められることを考慮すると、第2の壁部がこの空間を少なくとも部分的に閉鎖することが可能である。
有利には、内表面が、相互に平行な複数の円弧によって形成された連続面によって、少なくとも部分的に定義され、これらの円弧の各中心は回転軸上にある。例えばこれらの円弧は相互に同一であり相互に重ね合わせが可能であるようにすると、円筒形の一部を定義する容積を第1の壁部で定義できる。この場合、凹部の2つの壁部がそれぞれ、各円弧上の少なくとも1つの点と回転軸との複数の連結部によって形成される連続面によって定義されるようにできる。特に、2つの壁部のうちの少なくとも1つが、複数の半径によって形成される連続面によって定義され、これらの複数の半径のそれぞれの中心が回転軸上にあるようにできる。したがって、円弧上の点と回転軸との間の各連結部は、半径に対応する。
特に、2つの壁部のうちの少なくとも1つ、好ましくは2つをほぼ平坦にしてもよい。
第1の実施例において、凹所の内表面は、球の一部すなわち球形部分を定義する。特に、四半球又は半球を定義してもよい。
第2の実施例において、凹所の内表面は、円筒形の一部分、例えば四半円筒、を定義する。
例えば、2つの壁部のうちの1つの壁部が他方の壁部に取り付けられる。この目的のために、これらの2つの壁部は、例えばこれら両者を、力を掛けて嵌め合わせる力嵌めを可能にする手段を有してもよい。例えば、第2の壁部に設けた出張り(ラグ)を、収納容器に設けたこれに対応する溝に係合させ、蝶番(ヒンジ)の回転軸がこれらの出張りを通過できるようにする。
代わりに、2つの壁部を成形により単一の片材から直接製造してもよい。この場合、回転軸は、これらの2つの壁部の間の接合部に定義される膜(フィルム)状の蝶番に形成してもよい。
例えば、収納容器は射出成形によって製造される。その変形として、2つの壁部のうちの1つの壁部が、例えばポリエチレン又はポリプロピレンから作られた第1の構造である剛性構造の上に、この1つの壁部の縁を定義する第2の構造である弾性構造(エラストマ構造)を上乗せ成形することによって得られる。このような構造においては、凹部の製造許容誤差はエラストマ部分が対処する。すなわちエラストマ部分が、接触の防漏洩性を維持し、回転する壁部による内表面に対する有効な掻き取り動作が得られる。
最良の実施例において、本発明の装置は、或る表面上に安定した姿勢で載せることができるホルダを有する。好ましくは、このホルダは空間を有し、この空間に出口開口部が設けられ、これらの壁部のうちの1つはこの空間からアクセス可能である。収納容器はホルダ上に例えば留め金で取り付けてもよい。代わりに、ホルダに収納容器を囲む周辺裾部材の形状を持たせ、本体を射出成形する際にこの裾部材を収納容器と同時に形成してもよい。
特に、本発明は、前に述べた装置2つからなる装置組立体を目的とし、各装置は1つの収納容器からなり、これら2つの装置のそれぞれの収納容器が、分離壁のそれぞれの側に配置される。この場合、そして好ましくは、これら2つの収納容器が各々、個別のフラップと協働し、これら2つのフラップが各々、分離壁と一体に構成される自らの回転軸のまわりに回転可能に搭載される。特に、2つの収納容器が、この分離壁を通る平面に対して相互に対称に位置するようにしてもよい。分離壁が、2つの平坦な対向する表面を有すると有利である。この場合、そして2つの回転するフラップ(垂れ蓋)の各々がそれぞれ1つの収納容器と協働するように搭載される際には、これらフラップの回転軸は相互に平行である。2つの収納容器は、半球を構成するように一体に設置してもよい。この場合、分離壁のそれぞれの側の平坦な表面は、交差する平面内で延び、それによりこれら2つの平坦表面の間の角度差が5度から15度の度数であるようにし、それにより各収納容器が四半球よりもやや少ない容積を有するようにするのが好ましい。
本発明は、以下に述べる説明と添付図面とを参照することにより、よりよい理解が得られよう。これらの説明及び添付図面は、理解を助けるための手引きとしてのみ提供されるものであり、決して本発明の範囲を制約するものではない。
本発明によれば、従来技術と異なり、衛生的な分出方式を備え、製造が簡単であり、且つ製造コストを最小にできるように構成要素の数が最小になるような包装・分出処理装置が得られる。加えて又、従来の方式と異なり、複数の収納容器からなり複数の製品を交互に悪影響を与える危険を制約した手法で効率よく容易且つ安全に製品の取り出しができる装置が得られる。したがって、場合によって不安定なことがあり得る製品の物理化学的構造を阻害することもない。
図1は、本発明による包装・分出処理装置1(以下簡単に、装置、とも称する)を示し、この装置1は、包装すべき製品量を保持可能な凹部4を定義する収納容器2を有する。凹部4の内表面5が、少なくとも1つの第1の壁部6によって画定され、一方、装置1の第2の壁部3が収納容器2内の凹部4を少なくとも部分的に閉鎖するように機能する。第2の壁部3が装置1の外周を部分的に定義する。
内表面5は、複数の円弧によって形成される連続表面により定義される。各円弧は、軸7(以下、中心軸、とも称する)上に配置された中心を有する。図1〜図3において、内表面5を形成する円弧は、同じ角空間及び同じ半径を有する。加えて、各円弧は、これら円弧の各々の各2つの端部がそれぞれ2つの線8及び9に沿って並ぶように配置される。図1において、線8及び9は同一で、2つの相互に平行な直線を形成する。図1〜図3に示すこの第1の実施例において、これら円弧の角空間の角度は90度である。
第1の壁部6は、各円弧上の少なくとも1点と中心軸7との間の複数の連結部によって形成される連続表面により定義される。各連結部は、中心軸7に直交する平面内に定義され、これによりこの第1の壁部6も連続である。
図1及び図2において、これらの連結部は直線であり、相互に平行であり、長さが同一である。それで、第1の壁部6は平坦で、中心軸7を通過する平面内に定義される。図1において、この第1の壁部6は、各円弧の端部を通過する線のうちの1つ、この場合では線9、を通過する。
第2の壁部3は、第2の壁部3が中心軸7(回転軸とも称する)のまわりに回転可能となるように、第1の壁部6上に回転軸支(ピボット)される。これら2つの壁部3及び6の間に定義される角度差100は、第2の壁部3の他方壁部に対する回転型の動き(回転)の関数として変化する。例えば図1〜図3においては、角度差100は、90度と0度との間で定義される範囲内で変化可能である。変形例としては、第2の壁部3が、第1の壁部6に対する角度差100で内表面5の角空間よりも大きい角度差を変化可能範囲にしてもよい。
図1〜図15に示す例において、第1の壁部6は、内表面5と一体であり且つ内表面5を部分的に形成する。又、第2の壁部3は軸7のまわりに回転するように構成されている。第2の壁部3は、軸7のまわりに回転する際、凹部の内表面5と防漏洩性の仕方で係合する。それで、第2の壁部3は、軸7に沿って延びる線形縁50と、第2の壁部3が内表面5と少なくとも部分的に防漏洩性の仕方で接触する箇所である、第2の自由外縁51とを有する。この第2の自由外縁51の輪郭は、内表面5と協働するのに適切な形状を有する。
凹部4の有用な内部容積は、内表面5の最大角空間が掃引(スイープ)され終わるまで、そして/又は第2の壁部3が第1の壁部6に対して支持接触(均等接触)状態になるまでの、第2の壁部3の軸7のまわりの回転によって定義される。
変形例として(図示しない)、第1の壁部6も軸7のまわりに回転軸支させて内表面5に対して回転の動きをさせるようにもできる。すると、この第1の壁部6の辺縁も、第1の壁部6が軸7のまわりに回転する際に内表面5と係合する。したがって、2つの壁部3及び6が軸7のまわりに回転することになる。
収納容器2が空間10を定義する。図2において、空間10は円弧の端部を通過する第2の直線、この場合は線8、と中心軸7との間に画定される。本実施例においては、図1及び図2に示すように、内表面5が、中心軸7に対して直交方向に延びる2つの横側(側面)部分11及び12からなり、これにより凹部4はクリームのような製品を保持可能な空洞を定義する。これら2つの横側部分11及び12は、内表面5の円弧部分が形成する角部に角度が等しい又はそれよりも角度が大きい、同一の円盤形部分を定義する。そして、上記の空洞が、四半円筒として定義され、その高さは中心軸7に沿って定義される。
空間10は第2の壁部3によって部分的に閉鎖される。製品は、収納容器2内で第2の壁部3の下方に収納される。実際、第2の壁部3が凹部4と共に容積16を定義する。第2の壁部3は出口開口部14を有し、凹部4の容積16に収納された製品がこの出口開口部14を通して分出される。実際、容積16は、凹部4に対する第2の壁部3の、軸7のまわりの動きの関数として変化し、製品は、圧縮されて出口開口部14を通って装置1の外に流出する。使用者は、第2の壁部3の外表面の、出口開口部14が存在する箇所を直接に押す。
出口開口部14は第2の壁部3上に定義される。装置から出てくる製品の流れは、出口開口部14の位置する壁部に直交する。これらの壁部3及び6が軸7のまわりに回転するので、軸7はこれらの壁部の厚さ内に含まれる。出口開口部14は必ず第2の壁部3の厚さを貫通しているので、出口開口部14を通過する製品の流れの向きは軸7の方向とは異なる方向となる。
この場合、図1〜図3に示すように、出口開口部14は、第2の壁部3を通る形で定義される。出口開口部14は蝶番13の近くに定義するのが好ましい。この出口開口部14が第2の壁部3の上に存在することによって、第2の壁部3が空間10を完全に閉鎖する事態が防止される。
変形例として、第2の壁部3の自由な辺縁51に出口開口部14を定義するようにしてもよい。その場合、この出口開口部14を形成するときに、第2の壁部3が少なくとも部分的に内表面5と又は横側部分11及び12のうち適切な方の1つの横側部分と接触しないように構成されている。
図2に示すように、使用者が少なくとも1本の指を用いて直接に第2の壁部3上に圧力を掛けると、第2の壁部3は軸7のまわりに形成された蝶番13のまわりに回転することになる。そして、辺縁51が内表面5に対して且つこの場合には横側部分11及び12に対しても掃引するにつれて、残留している製品の容積に対して容積16では不十分という状態になるときまで製品が凹部4内で凝集される。すると、製品の超過分の容積が出口開口部14を介して押し出され、これを使用者が指で直接に受けることができる。第2の壁部3が装置1の外表面からアクセスできるので、第2の壁部3の外表面上に、結果として生じるこの第2の壁部3の動きと同じ方向に圧力がかかる。
図1及び図2においては第2の壁部3が平坦な構造を有するので、第2の壁部3は、図1及び図2において同じく平坦な第1の壁部6と有効に協働することが可能である。詳しくは収納容器2を確実に最大限に空にするために、2つの壁部3及び6は、出口開口部14から排出不可能なほど非常に薄い膜状になった製品のみが残留する状態になるまで、互いに向かい合って接触する。両者間の接触が確実に防漏洩状態を保つように、第2の壁部3は、初めに線8の位置(レベル)で円弧の各々に接触するように設計され、それからこれら円弧の内側湾曲の全体にわたって、これら内側湾曲と密接な接触状態で通過するように設計される。これが、第2の壁部3がこれら円弧の各々の中心を通る軸のまわりに回転軸支されている理由である。
変形例として、図3の断面図に略図で示すように、第2の壁部3は平坦である必要はなく、この場合には平坦でなくともなお第1の壁部6と有効に協働ができるような形状が選択されている。この第1の壁部6も又形状は平坦でなく、特に第2の壁部3と対をなす。図11は、本発明による装置で、2つの壁部3及び6が、波形の形状を有し、重ね合わせが可能であり、回転軸7を形成する蝶番13の位置で取り付けられている。図3及び図11に示す実施例においては、内表面5が円筒形の一部を形成する構造をなし、又内表面5は横側部分11及び12を有し、これら横側部分は平坦である。又これら横側部分は波形の形状を有し且つ重ね合わせ可能な2つの縁を有するのが好ましい。
第2の壁部3の構造は、すべての点において第1の壁部6に一致適合する(合う)ことが好ましい。これにより最適な収率(イールド)を確実にできる。ここで収率とは、このような装置1に収納される製品の全量に対する、装置から取り出し可能な製品量の比率をいう。よって、2つの壁部3と6の間には製品が残余する隙間がなく、容積16内に収容されている製品が全て、出口開口部14を通って押し出される。
この目的のため、そしてこの場合には、第2の壁部3と第1の壁部6とが、それぞれが中心軸7と直交する平面内に定義されている複数の連結部によって形成されている。これは、これらの壁部3又は6のうちの1つを形成する同じ平面内に定義された連結部が、図3に示すように重ね合わせ可能であるようにするためである。これらの連結部は、湾曲形状を形成できる。
図4〜図7、図9、図10、図12及び図13において、第2の壁部3は、軸7と直交する直線部分がない自由な辺縁51を有し、したがって内表面5には符号11及び12のような横側部分がない。
図4において、内表面5は四半球によって形成される表面を有する。この場合、第2の壁部3と第1の壁部6とは同一形状である。又これら2つの壁部は平坦であること、そして各々がそれぞれ内表面5を定義する四半球の半径と一致する半径を有する半円を形成することが好ましい。ここでは出口開口部14は、第2の壁部3上に設けられる。例えば、2つの壁部3及び6と内表面5とは単一片に形成され、ポリエチレン又はポリプロピレンのような熱可塑性の材料を射出成形することによって得られる。それから第2の壁部3が第1の壁部6に対して位置合わせして成形される。これで、2つの壁部3と6との間に線形接合を行うことにより中心軸7に沿って厚さの薄い線状の部分が生じ、第2の壁部3の回転を可能にする曲げ領域、すなわち蝶番13が形成される。
図5及び図6において、収納容器2は半球として定義される凹部4を有する。この場合、内表面5を半球カップの形状に別個に成形する。そして、第2の壁部3を第1の壁部6と共に円盤形に成形し、円盤形の半分を上記半球カップの縁に結合させてもよい。これにより、半球カップに溶着させたこの半円盤状部の縁を、膜状の蝶番が画定することになる。膜状の蝶番は、2つの重ね合わせ可能な半円盤状部の各々がそれぞれ壁部3及び6を形成するように、この円盤形の一直径に沿って定義される。それで、第2の壁部3がこの蝶番のまわりに回転可能であり、半球カップの内部で回転することが可能になる。
特に、カップの内表面上に2つの正反対に対向する出張りを設けて、内表面5によって形成されるカップ上に第2の壁部3が置かれたときにこの第2の壁部3をこれらの出張りで支持するようにしてもよい。これら2つの出張りはカップの縁と同じ平面内に延びる。膜状蝶番はこれら2つの出張りの上に配置するのが好ましい。この場合、角度差100は、半球状の容積16を漸次減少させるように、少なくとも180度から0度まで変化することが好ましい。
図6に示す断面図において、矢印15の方向に圧力を掛けると、第2の壁部3が中心軸7上に重なる膜状の蝶番13のまわりに回転することになる。凹部4内で圧縮された製品は、その容積16が減少するので出口開口部14を通して押し出される。辺縁51が内表面5の内周に対して掻き取り動作を行う。
或る特定実施例においては、すくなくとも第2の壁部3が、例えばポリエチレン又はポリプロピレンから作られた第1の構造である剛性構造17の上に、この1つの壁部の縁を定義する弾性材料(エラストマ材料)18を上乗せ成形することによって得られる。内表面5と接触する辺縁51をこの弾性材料が形成することが好ましい。すると、掻き取り動作が最適な仕方で行われる。図7に示すように、上記のように上乗せ成形され図4〜図6による収納容器の1つに搭載可能な第2の壁部3が、このようにして構成される。
詳しくは、この第2の壁部3(図7参照)は、2つの正反対に対向する出張り19及び20を有し、これらの出張りは、これらの出張りに相対して内表面5又は第1の壁部6に設けられた溝と係合するように設計されており、このように係合させることにより第2の壁部3がそのまわりに回転することになる蝶番13が形成される。溝及び出張りのそれぞれの位置は逆にしてもよい。全ての場合に、出張りに相対する2つの溝は内表面5の中心軸7に一致する軸上に配置される。
図12に示す本発明による装置1の別の実施例の有する第2の壁部3においては、その辺縁51は、軸7に直交して延びる直線部分を持たない不規則な曲線を定義する。詳しくは、図12の不規則曲線は、軸7に直交して延びる3つの突出部52,53及び54を有する。これを補完する手法として、内表面5は不規則なカップの形状を取る。
変形例としては、図13に示すように、第2の壁部3は三角形であり、辺縁51はこの三角形の2辺を定義し、第3の辺は回転軸7に沿って延びる底辺50を形成する。この例では、出口開口部14は、軸7から或る距離離れた、この三角形により定義される頂点に位置する。符号55のような、軸7と直交する高さがそれぞれ、対応する円弧の半径を定義し、内表面5を形成する。
図8及び図14に、本発明の手法で創造された収納容器2の別の実施例を示す。そのうち図8は、図14の収納容器2の上面図を示す。この変形例において、内表面5は円筒形の一部である円筒形部分の形状を有し、加えてこの円筒形部分は、この円筒部分と同じ角空間を有する円環部分を形成する半径方向突起を有する。詳しくは、長手方向断面図において、この突起が、円筒形部分23の縁22を超えて延びる三角形横断面21を有する。
図1〜図6に示す本発明による装置の実施例の全てにおいて、収納容器2は、内表面5又は第1の壁部6のいずれを定義する場合にも、壁の厚さは常にほぼ同一である。この理由から、収納容器2は常に、少なくとも1つの湾曲外壁を有する。その結果、この種の装置は、重力による製品の漏れを避けるために出口開口部14を上向きにした状態で棚のような平面上に安定した状態で置くことが必ずしも可能ではない。
本発明による装置を安定した仕方で或る表面上に置くためには、内表面5の外側に少なくとも2つの交差する平坦な面を持たせるように、壁の厚さを変化させる収納容器を提案することが可能である。
代わりに、収納容器2をホルダ24内に搭載する案を取り入れてもよい。例えば図9に示すように、ホルダ24が底部25を有する円筒形構造からなり、ホルダは安定した仕方で底部上に静止できる。ホルダ24は又空間26を有し、この空間を通して収納容器2をホルダ24内に挿入することができる。空間26は底部25に平行である。空間26は、ホルダ24の長手軸Xと直交して延びる。例えば、収納容器2は、収納容器2をホルダ24内に保持するために、外部環状部(カラー)を有し、この外部環状部はホルダ24の内周上の、外部環状部と相対する突起部と係合するように設計される。
図9の例においては、ホルダ24は空間26を閉鎖可能なカバー27を有する。例えばこのカバーは、空間26を画定する頚部の外周に設けたねじ28上にねじ止めできるように構成される。
詳しくは、図9、図10及び図15に示すように、上述の収納容器2のような第1の収納容器29及び第2の収納容器30が分離壁31のそれぞれの側に定義される。この場合、2つの収納容器29及び30が、それぞれフラップ32及び33を有する。これらのフラップは上述の壁部3のような第2の壁部を形成し、各フラップは一方の収納容器の上述の5のような内表面と協働を行う。分離壁31は、これら2つの収納容器の上述の10のような空間の平面に直交して空間26まで延びる。2つの収納容器は、分離壁31を通過する平面に対して相互に対称にしてもよい。
分離壁31は、各収納容器の上述の壁部6のような第1の壁部を形成する2つの平坦面31a及び31bを有することが好ましい。各収納容器29及び30が例えば(図9及び図10)球の一部分、この場合にはほぼ四半球形状を形成する内室を定義する。すると、フラップ32及び33は半円盤状となり、それぞれ膜状の蝶番34及び35によって中央の細長辺(ストリップ)36にそれぞれ接続される。中央細長片36の長さは2つの収納容器29及び30の各々の内部直径に等しい。
この中央細長片36は、これらのフラップがその対応する収納容器上に確実に保持されるように、分離壁31の一部分である部分37と協働するように意図されている。この協働とは、製品を収納容器から流出させるために、特にフラップをそれぞれの蝶番のまわりに回転させるときに掛かる応力に耐えることを可能にするような協働である。本実施例の場合、2つの蝶番は相互に平行である。中央細長片36には、符号60のような弾性変形可能な出張りを設け、これらの出張りが、部分37に設けた符号61のような、出張りに相対する溝に嵌まり込むようにするのが好ましい。
特に、スナップ留めを強化するために、部分37には、少なくとも1つの突起62を設け、中央細長片36内に形成した相対溝63を介してこの突起を係合させる。
これら2つの収納容器29及び30には2つの異なる製品を包装するのが好ましい。くわしくは、これらの製品は、相互劣化を防止するために、製品の適用から僅かな時間だけ前にのみ混合する必要のあるような製品である。2つの製品が適用前の混合を意図されているので、フラップ32及び33の各々に設ける上記14のような出口開口部38及び39は中央細長片36の近くに設置するのが好ましく、又有利である。これらの出口開口部38及び39は、分離壁31を通る平面に対して相互に対称でないように、例えば互いの位置を僅かにずらすようにする。これにより2つの収納容器の意図的でない汚染を防止できる。
代わりに、図15に示すように、もし2つの製品を、例えば一方を昼間にそして他方を夜間にというように全く別個に使用することが意図される場合、2つの出口開口部をそれぞれのフラップ内の、より中央寄りの領域に設けることもできる。これにより、製品が互いの近辺に出て来る危険を制限できる。
全ての場合に、図10に示すように、使用者が2つのフラップのうちの一方のみを押し下げて、収納容器の単一の側のみから製品を取り出すことがある。実際、2つの蝶番34及び35は相互に独立している。この例では、使用者はフラップ33の下に収納された製品を既に取り出しており、他方、収納容器29からは製品がまだ取り出されていない。
図15において、2つのフラップ32及び33は、それ自体が三角形である空間26に内接する直角三角形の形状を有する。したがって、回転軸7がこの空間26によって形成される二等辺三角形の底辺に直交する。
この種の包装処理装置に内容物を充填するには、符号3、32及び33のような第2の壁部を収納容器上に載せる前に収納容器に充填するか、又は第2の壁部が収納容器の符号10のような空間を既に部分的に閉鎖している間に、凹部4に充填する。後者の場合、製品を出口開口部14を介して直接に導入してもよい。
以上の記述全般にわたって、「1つを含む」の表記は、別に特記しない場合、「少なくとも1つを含む」の表記と同義である。
上記例示において、内表面5の角空間の角度は90度又は180度の程度であるが、この角度は厳密に360度未満であればどの値でもよい。好ましくは270度以下である。
本発明による装置の第1の実施例の概観図である。 図1に記載の装置の使用中の概観図である。 本発明による装置の別の実施例の概観図である。 本発明による装置の第2の実施例の概観図である。 本発明による装置の第3の実施例の概観図である。 図5に記載の装置の断面図である。 本発明による装置の上面図である。 本発明による装置の変形例の上面図である。 本発明による装置を組み込んだ装置組立体の分解図である。 図9に記載の装置組立体の断面図で、少なくとも1回使用後の状態を示す。 本発明による装置又は装置組立体の別の実施例の概観図である。 本発明による装置又は装置組立体の別の実施例の概観図である。 本発明による装置又は装置組立体の別の実施例の概観図である。 本発明による装置又は装置組立体の別の実施例の概観図である。 本発明による装置又は装置組立体の別の実施例の概観図である。
符号の説明
1 化粧製品の包装・分出処理装置
2 収納容器
3 第2の壁部
4 凹部
5 内表面
6 第1の壁部
7 軸
8 線
9 線
10 空間
11 横側部分
12 横側部分
13 蝶番
14 出口開口部
15 矢印
16 容積
17 剛構造
18 弾性材料
19 出張り
20 出張り
21 三角形横断面
22 縁
23 円筒形部分
24 ホルダ
25 底部
26 空間
27 カバー
28 ねじ
29 第1の収納容器
30 第2の収納容器
31 分離壁
31a 平坦面
31b 平坦面
32 フラップ
33 フラップ
34 蝶番
35 蝶番
36 中央細長片
37 部分
38 出口開口部
39 出口開口部
50 線形縁
51 辺縁
52 突出部
53 突出部
54 突出部
55 高さ
60 出張り
61 相対溝
62 突起
63 相対溝
100 角度差

Claims (24)

  1. 化粧製品、詳しくはメーキャップ及び/又はスキンケア製品を包装し分出するための、化粧製品の包装・分出処理装置(1)であって、
    該製品を収納することが可能な少なくとも1つの凹部(4)を形成する収納容器(2)を備え、
    該凹部は、該凹部の内表面(5)を少なくとも部分的に定義する第1の壁部(6)と、回転軸(7)のまわりに該第1の壁部に対して回転することが可能な第2の壁部(3)とからなり、
    該回転軸のまわりに該第2の壁部が回転することによってこれら2つの壁部の間で定義される角度差(100)の減少が可能となり、
    該第2の壁部は、辺縁(51)を有し、該辺縁の少なくとも一部は該第2の壁部が該回転軸のまわりに回転する際に該内表面(5)と防漏洩性の係合状態にあり、且つ、
    該第2の壁部には、該角度差の減少に応じて該回転軸の方向とは異なる流れ方向で該製品が分出されることが可能になるように少なくとも1つの出口開口部(14)が設けられている、ことを特徴とする化粧製品の包装・分出処理装置。
  2. 該内表面が、円筒形の少なくとも一部分、好ましくは四半円筒、を定義することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 該内表面が、球形の少なくとも一部分、好ましくは四半球又は半球、を定義することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 該内表面が、相互に平行な複数の円弧によって形成される連続面によって定義され、該円弧の各中心が該回転軸上にあり、これによって該円弧のうち少なくとも2つの円弧の半径が異なる長さであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の装置。
  5. 該凹部の該2つの壁部がそれぞれ、各円弧上の少なくとも1つの点と該回転軸との複数の連結部によって形成される連続面によって定義されることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 該2つの壁部のうちの少なくとも1つが、複数の半径によって形成される連続面によって定義され、該複数の半径のそれぞれの中心が該回転軸上にあることを特徴とする請求項4又は5に記載の装置。
  7. 該2つの壁部のうちの少なくとも1つが、ほぼ平坦であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の装置。
  8. 該第2の壁部が、該凹部における空間(10)を少なくとも部分的に閉鎖することが可能であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の装置。
  9. 該2つの壁部が、該凹部の内表面と共に内室(16)を定義し、該内室の容積が該2つの壁部のうちの少なくとも1つの回転に応じて変化し、該内室が、該製品を分出処理するための出口開口部(14)を有する、ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の装置。
  10. 該2つの壁部がそれぞれ、該角度差が最小である時点において一体化されることが可能な2つの面を有し、これにより該凹部を空にする動作が最適化される、ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の装置。
  11. 該出口開口部が、該壁部の縁から或る距離に定義されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の装置。
  12. 該出口開口部が、該2つの壁部のうちの少なくとも1つの壁部の縁に設けられることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の装置。
  13. 該2つの壁部のうちの1つの壁部が、該2つの壁部のうちの他方の壁部に取り付けられる(19、20)ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の装置。
  14. 該2つの壁部が、膜状の蝶番によって接続されることを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の装置。
  15. 該収納容器が、射出成形によって得られることを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の装置。
  16. 該2つの壁部のうちの1つの壁部が、第1の剛性構造の上に第2の弾性構造を成形することによって得られ、該弾性構造が該1つの壁部の縁を定義することを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の装置。
  17. 該装置がさらに、或る表面上に安定した姿勢で載せることができるホルダ(24)を有することを特徴とする請求項1から16までのうちのいずれかに記載の装置。
  18. 該ホルダが空間(26)を有し、該空間に該出口開口部が設けられ、該2つの壁部のうちの1つの壁部が該空間(26)からアクセス可能である、ことを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 請求項1ないし18のいずれかに記載の装置2つを有する装置組立体であって、該2つの装置のそれぞれの収納容器(29、30)が分離壁(31)のそれぞれの側に配置されていることを特徴とする装置組立体。
  20. 該2つの収納容器(29、30)が、該分離壁を通る平面に対して相互に対称に位置することを特徴とする請求項19に記載の装置組立体。
  21. 該分離壁が、2つの平坦な対向する表面を有することを特徴とする請求項19又は20に記載の装置組立体。
  22. 該2つの収納容器が、2つの半球を画定するように一体に設置されることを特徴とする請求項19ないし21のいずれかに記載の装置組立体。
  23. 該2つの収納容器が各々、フラップ(32、33)を形成する個別の第2の壁部と協働し、該2つのフラップが各々、該分離壁と一体に構成される自らの回転軸(34、35)のまわりに回転可能に搭載されることを特徴とする請求項19ないし21のいずれかに記載の装置組立体。
  24. 該2つの回転軸が相互に平行であることを特徴とする請求項23に記載の装置組立体。
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