JP2005245999A - 手動液体注入器 - Google Patents

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Kenzo Ota
建三 太田
Kenichi Kawamoto
健一 河本
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【課題】本発明は、医療従事者がプレフィールドシリンジや大容量のシリンジを使用するとき、工業的にコーキング剤や接着剤を塗布するとき、力を必要とせずに液体を吐出、吸引することができるものである。
また、有る程度時間をかけてゆっくりと注入する場合や大容量サイズのシリンジを使用した薬液投与などはかなり疲れる。さらに余りにも摺動抵抗が高い場合は、シリンジへ装着して薬液を注入することができるものである。
【解決手段】本体(2)にハンドル(1)、液体筒固定ツメ(3)、ヘッド(4)、ヘッド回転ツマミ(5)と中心筒(6)を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療従事者がプレフィールドシリンジや大容量のシリンジを使用するとき、工業的にコーキング剤や接着剤を塗布するとき、力を必要とせずに液体を吐出、吸引することができるものである。
また、有る程度時間をかけてゆっくりと注入する場合や大容量サイズのシリンジを使用した薬液投与などはかなり疲れる。さらに余りにも摺動抵抗が高い場合は、シリンジへ装着して薬液を注入することができるものである。
医薬品業界においては、薬液の充填容器自体が注入器になるプレフィールドシリンジ化が進んできている。従来は、アンプル瓶やガラス瓶に入った薬液を注射器で取り出して、他の薬剤と混合するとか直接人体へ投与していた。これらの場合は、薬液を取り出すためにシリンジを使用していたが、薬液容器自体が注射器になるならば無駄が省ける。また、薬剤の移し替え時に細菌等に汚染される確率も低くできる。また、容器に薬剤名が記されているため、投与前に再度薬剤名の確認もできるため誤投与リスクも低くなる。
プレフィールドシリンジは、薬液をガラス筒やプラスチック筒に入れてガスケットで封印されているが、このガスケット部に外付けピストンを接続して注入するものである。筒の反対側は、注射針や注入ラインが接続できる形状のため、もっとも無駄が少なく感染のリスクも低いため今後は増えて行くと思われる。しかし、ガスケットが封印を兼ねているため注入行為時の摺動抵抗が高くなってしまう。プレフィールドシリンジサイズが大きくなると、かなり高い摺動抵抗となり看護師さんに負担を強いる。また、有る程度時間をかけてゆっくりと注入する場合などはかなり疲れる。さらに余りにも摺動抵抗が高い場合は、シリンジポンプへ装着して薬液を注入するなどで対応している。
静脈へ投与する薬剤は、注入回路が静脈へ入っていることを確認するために吸引して血液を確認することで行われている。プレフィールドシリンジにも静脈へ投与する薬液もあるが、サイズが大きくて摺動抵抗が高いプレフィールドシリンジで血液を引き、静脈穿刺を確認することは大変であるため、一般のディスポザーブルシリンジへ移し替えて投与することもあり、せっかくの利点が100%生かされていない。
建築業界において、防水コーキング剤注入や接着剤塗布のためにコーキングガンがよく使用されている。これは、コーキング剤や接着剤の容器と注入ケースを兼ねるので便利である。一般的に使用するコーキング剤や接着剤は、粘度が高いため大口径の容器を押し出すにはかなりの力が必要であるため、コーキングガンを使っている。ただ、コーキングガンは一方向の押し出しのみの機能であるため、注入後に残圧が残り易く液垂れがおきやすく、垂れた分を先端から拭い取るなどの手間がかかる。
本発明は、医療従事者がプレフィールドシリンジや大容量のシリンジを使用するとき、工業的にコーキング剤や接着剤を塗布するとき、力を必要とせずに液体を吐出、吸引することができるものである。
また、有る程度時間をかけてゆっくりと注入する場合や大容量サイズのシリンジを使用した薬液投与などはかなり疲れる。さらに余りにも摺動抵抗が高い場合は、シリンジへ装着して薬液を注入することができるものである。
いま、その構成を説明すると、
(イ)本体2に中心筒6を設ける。
(ロ)中心筒6にギヤD10を設ける。
(ハ)本体2にギヤA7、ギヤB8、ギヤC9を設ける。
(ニ)本体2にハンドル1を設ける。
(ホ)本体2に液体筒固定ツメ3を設ける。
(ヘ)中心筒6にヘッド4を設ける。
(ト)本体2にヘッド回転ツマミ5を設ける。
以上のように装置する。
次に本発明の実施の形態を述べると、液体筒11を本体2の液体筒固定ツメ3で固定し、ヘッド回転ツマミ5を回し、液体筒11のガスケットにヘッド4を固定する。あとはハンドル1を回すことによって、ハンドル1に加わる力がギヤA7、ギヤB8、ギヤC9、そして中心筒6のギヤD10へと伝わり中心筒6が液体筒11に入っていき、液体が吐出される。ハンドル1の径とギヤA7とギヤB8の減速比によって力を必要とせずに液体を吐出することができる。
なおハンドルを逆回転すれば液体の吸引もできる。
発明の効果
したがって、力を必要とせずに液体を吐出することができるものである。
本発明の正面図 本発明の底面図 本発明の左側面図 本発明の右側面図 本発明の正面からの部分透視図 本発明の左側からの部分透視図 本発明の使用斜視図
符号の説明
1はハンドル
2は本体
3は液体筒固定ツメ
4はヘッド
5はヘッド回転ツマミ
6は中心筒
7はギヤA
8はギヤB
9はギヤC
10はギヤD
11は液体筒

Claims (1)

  1. (イ)本体2に中心筒6を設ける。
    (ロ)中心筒6にギヤD10を設ける。
    (ハ)本体2にギヤA7、ギヤB8、ギヤC9を設ける。
    (ニ)本体2にハンドル1を設ける。
    (ホ)本体2に液体筒固定ツメ3を設ける。
    (ヘ)中心筒6にヘッド4を設ける。
    (ト)本体2にヘッド回転ツマミ5を設ける。
    以上の如く構成された、手動式液体注入器。
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