JP2005244710A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画像の符号データを復号することなく、その周波数特性の多様な変更を可能にする。
【解決手段】周波数特性情報読込部91eで外部より周波数特性の変更のための周波数特性情報を読み込む。この周波数特性情報に従って量子化パラメータ設定部91dは周波数帯域毎の量子化パラメータの修正値を設定する。符号読込部91aにより外部より読み込まれた符号データ中に記録されている量子化パラメータが、量子化パラメータ修正部91cで、量子化パラメータ設定部91dにより設定された修正値に修正されることによって、周波数特性情報に従って周波数特性が変更された符号データが生成される。
【選択図】図15

Description

本発明は、画像処理の分野に係り、特に、画像の圧縮された符号データに対する周波数特性制御のための処理を行う装置及び方法に関する。
画像の鮮明化と平滑化は、画像の画質向上及び復元のための基本技術である。画像の画質向上は、エッジ、境界、コントラストなどの画像の特徴を強調することであり、ノイズの低減、エッジの尖鋭化及び鮮明化、フィルタ処理、その他の周知の処理を含む。ポピュラーな鮮明化方式はアンシャープマスキングと呼ばれ、特殊なハイパスフィルタを用いて画像をフィルタ処理する。アンシャープマスキングのひとつの欠点は画像中のノイズまでもが鮮明化されてしまうことであり、しばしば不自然に見えてしまう。
このようなノイズ画素まで鮮明化してしまうという問題の解決には、特許文献1に記載のように、画像にウェーブレット変換を適用して複数の分解レベルに分解し、それらの分解レベル中の少なくとも2つの分解レベルにおける係数を、各分解レベルごとに別々にスケール依存パラメータを用いスケーリングする技術が有効である。
さて、画像データは、蓄積又は伝送に先立って圧縮されることが極めて多い。静止画像の圧縮のための符号化方式としては、JPEGが現在広く利用されているが、2001年に国際標準化されたJPEG2000もJPEG後継の標準符号化方式として期待されている。
図28はJPEGの圧縮/伸長アルゴリズムを示すブロック図であり、図30はJPEG2000の圧縮/伸長アルゴリズムを示すブロック図である。両符号化方式の相違点の一つは、適用される周波数変換の違いである。
JPEGにおいては、圧縮時に、画像データに8画素×8画素のブロック単位で離散コサイン変換(DCT)を適用し、各ブロックを図29に示すような64個の係数に変換する。このようなDCT係数はそれぞれが特定の水平・垂直方向周波数成分を表す1つの周波数帯域に相当する。
JPEG2000においては、圧縮時に、画像を1以上のタイルと呼ばれる重複しない矩形領域に分割し、タイル単位で2次元の散ウェーブレット変換(離散ウェーブレット変換)を適用することにより多重解像度の複数の周波数帯域(サブバンド)に分解する。例えば、図31の(a)に示すようなタイル画像に対し、垂直方向、水平方向に順に1次元の離散ウェーブレット変換を適用することにより(b)に示すような4つの周波数帯域に分解し、その1LL帯域に同様の2次元ウェーブレット変換を適用して(c)のような周波数帯域に分解し、さらに2LL帯域に2次元ウェーブレット変換を適用して(d)のような周波数帯域に分解する、という操作を必要回数繰り返す。図中、私有端数帯域の名称の接頭の数字は、当該係数が得られるまでに適用された2次元ウェーブレット変換の回数(分解回数)であるデコンポジションレベルを示し、右側のL又はHは垂直方向のウェーブレット変換による低周波成分又は高周波成分を意味し、左側のL又はHは水平方向のウェーブレット変換による低周波成分又は高周波成分を意味する。なお、ウェーブレット変換を1次元のみ適用することも可能である。
本発明は、JPEGやJPEG2000のように、画像データを離散コサイン変換やウェーブレット変換により複数の周波数帯域の成分に分解し、各周波数帯域の成分を量子化した後に可変長符号化する符号化方式によって圧縮された画像の符号データを処理の対象とするものである。
なお、本発明に関連する先行文献として例えば特許文献2,3がある。
特許文献2には、入力画像データをDCT変換し、これを量子化して可変長符号化することにより、圧縮処理した圧縮データとして転送する圧縮処理手段と、転送された上記圧縮データを可変長復号化し、復号化されたデータを逆量子化してからDCT逆変換することにより伸長処理する伸長処理手段とを備え、圧縮処理手段における量子化に用いる第1の量子化マトリクスと、伸長処理手段における逆量子化に用いる第2の量子化マトリクスとが少なくとも相対的に異なるようにした画像圧縮符号化および画像圧縮復号化装置が記載されている。
特許文献3には、カラー画像をソース画像データに変換する手段と、そのソース画像データを圧縮画像データに圧縮する圧縮エンジンとを含むカラー画像伝送装置であって、圧縮エンジンは、ソース画像データを変換後画像データに変換する変換手段と、複数エレメントからな第1の量子化テーブルを記憶する手段と、第1の量子化テーブルに含まれるエレメントに従って、変換後画像データを量子化画像データに変換する量子化手段と、第1の量子化テーブルと関係するが同一ではない第2の複数エレメントの量子化テーブルを記憶する手段と、エントロピーテーブルを使用して量子化画像データを符号化画像データに変換するエントロピー符号化手段とを含み、符号化画像データ、第2の量子化テーブル及びエントロピーテーブルをカプセル化することによってカプセル化データファイルを形成するカプセル化手段と、カプセル化データファイルを伝送する手段と、をさらに含むカラー画像伝送装置が記載されている。
特開2001−211327号公報 特開平9−224246号公報 特開平8−289324号公報
本発明の目的は、画像の符号データを伸長することなく、その周波数特性(符号データを伸長した画像データの周波数特性)を柔軟に制御することが可能な、新規な画像処理装置及び画像処理方法を提供することにある。
請求項1の発明は、画像データを複数の周波数帯域の成分に分解して量子化した後に可変長符号化した符号データを処理する画像処理装置であって、
符号データを読み込む手段と、
周波数特性の変更のための周波数特性情報を読み込む手段と、
読み込まれた周波数特性情報に従って周波数帯域毎の量子化パラメータの修正値を設定する手段と、
読み込まれた符号データ中に記録されている周波数帯域毎の量子化パラメータを、設定された修正値に修正することにより、量子化パラメータが修正された新たな符号データを生成する手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、量子化パラメータの修正値を設定する手段が、画像の領域単位に修正値を設定することを特徴とする請求項1の発明による画像処理装置である。
請求項3の発明は、量子化パラメータの修正値を設定する手段が、符号データ中に記録されている量子化パラメータの値を基準にして、読み込まれた周波数特性情報に従って量子化パラメータの修正値を設定することを特徴とする請求項1又は2の発明による画像処理装置である。
請求項4の発明は、読み込まれた符号データから画像の周波数特性を解析する手段をさらに有し、量子化パラメータの修正値を設定する手段が、読み込まれた周波数特性情報及び解析された周波数特性に従って量子化パラメータの修正値を設定することを特徴とする請求項1又は2の発明による画像処理装置である。
請求項5の発明は、周波数特性情報を読み込む手段が、周波数特性の変更のための周波数特性情報とともに視覚特性を読み込み、量子化パラメータの修正値を設定する手段が、読み込まれた周波数特性情報及び視覚特性に従って量子化パラメータの修正値を設定することを特徴とする請求項1又は2の発明による画像処理装置である。
請求項6の発明は、周波数特性情報を読み込む手段が、周波数特性の変更のための周波数特性情報とともに像域情報を読み込み、量子化パラメータの修正値を設定する手段が、読み込まれた像域情報に基づき像域別に、量子化パラメータの修正値を読み込まれた周波数特性情報に従って設定することを特徴とする請求項2の発明による画像処理装置である。
請求項7の発明は、周波数特性情報を読み込む手段が、周波数特性の変更のための周波数特性情報とともに文字領域情報及び文字成分周波数帯域情報を読み込み、量子化パラメータの修正値を設定する手段が、読み込まれた文字領域情報に基づき文字領域とそれ以外の領域とを区別し、かつ、文字領域については読み込まれた文字成分周波数帯域情報により指定される特定の周波数帯域と他の周波数帯域とを区別して、量子化パラメータの修正値を読み込まれた周波数情報に従って設定することを特徴とする請求項2の発明による画像処理装置である。
請求項8の発明は、符号データ中に量子化パラメータが量子化代表値の形で記録されており、量子化パラメータの修正値を設定する手段が量子化代表値の修正値を設定し、量子化パラメータを修正する手段が、読み込まれた符号データ中に記録されている量子化代表値を、設定された修正値に修正することにより、量子化代表値が修正された新たな符号データを生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項の発明による画像処理装置である。
請求項9の発明は、符号データ中に量子化パラメータが量子化インデックスの形で記録されており、量子化パラメータの修正値を設定する手段が量子化インデックスの修正値を設定し、量子化パラメータを修正する手段が、読み込まれた符号データ中に記録されている量子化インデックスを、設定された修正値に修正することにより、量子化インデックスが修正された新たな符号データを生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項の発明による画像処理装置である。
請求項10の発明は、量子化パラメータを修正する手段が、読み込まれた符号データ中に量子化パラメータが量子化代表値の形で記録されている場合に、設定された量子化パラメータの修正値を量子化代表値の修正値に変換し、読み込まれた符号データ中に記録されている量子化代表値を、変換した修正値に修正することにより、量子化代表値が修正された新たな符号データを生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項の発明による画像処理装置である。
請求項11の発明は、量子化パラメータを修正する手段が、読み込まれた符号データ中に量子化パラメータが量子化インデックスの形で記録されている場合に、設定された量子化パラメータの修正値を量子化インデックスの修正値に変換し、読み込まれた符号データ中に記録されている量子化インデックスを、変換した修正値に修正することにより、量子化インデックスが修正された新たな符号データを生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項の発明による画像処理装置である。
請求項12の発明は、画像データを複数の周波数帯域の成分に分解して量子化した後に可変長符号化した符号データを処理する画像処理方法であって、
符号データを読み込む工程と、
周波数特性の変更のための周波数特性情報を読み込む工程と、
読み込まれた周波数特性情報に従って周波数帯域毎の量子化パラメータの修正値を設定する工程と、
読み込まれた符号データ中に記録されている周波数帯域毎の量子化パラメータを、設定された修正値に修正することにより、量子化パラメータが修正された新たな符号データを生成する工程とを有することを特徴とする画像処理方法である。
請求項13の発明は、画像データを複数の周波数帯域の成分に分解して量子化した後に可変長符号化した符号データを処理する画像処理方法であって、
符号データを読み込む工程と、
周波数特性の変更のための周波数特性情報を読み込む工程と、
読み込まれた周波数特性情報に従って量子化代表値の修正値を設定する工程と、
読み込まれた符号データ中に記録されている量子化代表値を、設定された修正値に修正することにより、量子化代表値が修正された新たな符号データを生成する工程とを有することを特徴とする画像処理方法である。
請求項14の発明は、画像データを複数の周波数帯域の成分に分解して量子化した後に可変長符号化した符号データを処理する画像処理方法であって、
符号データを読み込む工程と、
周波数特性の変更のための周波数特性情報を読み込む工程と、
読み込まれた周波数特性情報に従って量子化インデックスの修正値を設定する工程と、
読み込まれた符号データ中に記録されている量子化インデックスを、設定された修正値に修正することにより、量子化インデックスが修正された新たな符号データを生成する工程とを有することを特徴とする画像処理方法である。
請求項15の発明は、請求項1乃至11のいずれか1項の発明の画像処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラムである。
請求項16の発明は、請求項12,13又は14の発明の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項17の発明は、請求項15又は16の発明のプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な情報記録媒体である。
請求項1乃至14の発明によれば、符号データ中に記録されている周波数帯域毎の量子化パラメータを周波数特性情報に従って修正することにより、又は、符号データ中に量子化パラメータが量子化代表値もしくは量子化インデックスの形で記録されている場合には、その量子化代表値もしくは量子化インデックスを周波数特性情報に従って修正して間接的に周波数帯域毎の量子化パラメータを周波数特性情報に従って修正することにより、符号データを復号することなく、あたかもエッジ強調フィルタ処理、平滑フィルタ処理、その他フィルタを適用した場合と同様な周波数特性の変更が可能であり、かつ、周波数特性情報を変更することにより柔軟かつ多様な周波数特性の制御が可能である。符号データの符号化において2次元の周波数変換が用いられている場合には、方向別のエッジ強調フィルタや平滑フィルタなどを適用した場合と同様な、かつ多様な方向別の周波数特性制御が可能となる。また、請求項2の発明によれば、画像の中央部と周辺部とで周波数特性を異ならせるような領域単位での周波数特性制御が可能である。また、請求項3の発明によれば、符号データ中に記録されている量子化パラメータ又は量子化代表値もしくは量子化インデックスを基準とした相対的な周波数特性制御が可能である。また、請求項4の発明によれば、元の周波数特性に応じた適応的な周波数特性制御が可能である。また、請求項5の発明によれば、視覚特性を組み込んだフィルタを適用した場合と同様な、視覚特性を反映させた周波数特性制御が可能である。また、請求項6の発明によれば、画像の像域別に異なった周波数特性制御を行うことができる。また、請求項7の発明によれば、画像の文字領域の画質を他の領域より高画質にするような、文字領域と他の領域を区別した周波数特性制御が可能である。また、請求項15〜17の発明によれば、コンピュータを利用し、請求項1〜14の発明を容易に実施することができる、等々の効果を得られる。
本発明に係る画像処理装置を構成する手段、又は、本発明に係る画像処理方法の処理手順の各工程は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はその組み合わせにより実現し得る。本発明の一つの典型的な実施の形態は、パソコンなどの汎用コンピュータや各種機器に組み込まれたマイクロコンピュータにおいて、1以上のプログラムにより実現される形態である。このような1以上のプログラム、及び、同プログラムが記録された磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体記憶素子などのコンピュータが読み取り可能な各種情報記録(記憶)媒体も本発明に包含される。
以下、本発明の実施の形態について具体的に説明する。
本実施例は、周波数帯域毎の量子化パラメータが記録されている符号データを処理対象とするものであり、符号データの周波数特性を変更するために、周波数特性情報に従って符号データ中の量子化パラメータを修正する。ここでは線形量子化を想定しており、量子化パラメータは周波数帯域ごとの量子化分母として用いられる数値である(ただし、その数値を一義的に決定するための数値であってもよい)。
周波数帯域毎の量子化パラメータの例を図1に示す。図2に、図12に示すような1次元ウェーブレット変換による各周波数帯域毎の量子化パラメータの例を示す。
なお、符号データの形式によって、量子化パラメータは特定のヘッダ部に記録されている場合と、ヘッダ部とは独立した形で記録されている場合とがあるが、そのいずれであっても構わない。このことは、量子化パラメータに代えて量子化代表値又は量子化インデックスが記録されている符号データを対象とする場合(後記実施例2,3参照)においても同様である。
図15は、本実施例に係る画像処理装置の構成を説明するためのブロック図である。この画像処理装置90は、外部の記憶装置などから符号データを読み込む符号読込部91a、これにより読み込まれた符号データから、そこに記録されている量子化パラメータを読み込む量子化パラメータ読込部91b、外部の記憶装置などから周波数特性の変更のための周波数特性情報を読み込む周波数特性情報読込部91e、これにより読み込まれた周波数特性情報に従って量子化パラメータの修正値を設定する量子化パラメータ設定部91d、及び、元の符号データの、量子化パラメータ読込部91bで読み込まれた量子化パラメータを量子化パラメータ設定部91dによる修正値に書き換えることにより、元の符号化データの量子化パラメータのみが修正された新たな符号データを生成する量子化パラメータ修正部91cからなる。生成された新たな符号データは、例えば外部の記憶装置などに保存され又は伝送路を通じて外部装置へ転送される。
図16は、この画像処理装置90における処理動作の流れを示すフローチャートである。本実施例は本発明の画像処理方法の一実施例でもあり、図16はその処理手順を示すフローチャートでもある。
以下、処理動作について説明する。まず、周波数特性変更のための周波数特性情報が読み込まれる(周波数特性情報読込部91e,step11)。読み込まれた周波数特性情報に基づいて量子化パラメータの修正値を設定する(量子化パラメータ設定部91d,step12)。
次に、符号データが読み込まれ(符号読込部91a,step14)、その符号データに記録されている1つの周波数帯域の量子化パラメータが読み込まれる(量子化パラメータ読込部91b,step16)。この周波数帯域の量子化パラメータが修正対象ならば(step17,YES)、この量子化パラメータが修正値に修正され(量子化パラメータ修正部91c,step18)が行われる。各周波数帯域についてstep15〜18の処理ループが繰り返され、最後の周波数帯域に対する処理が終わると(step15,YES)、量子化パラメータの修正処理は完了し、周波数特性情報に従って量子化パラメータが修正された新たな符号データが生成される。なお、step14以下の処理は、周波数特性の変更が必要と判断されるとき(step13,YES)のみ実行される。
ここで周数特性情報と、それに従った量子化パラメータの修正値の求め方について具体例を説明する。
周波数特性情報読込部91eにより読み込まれる周波数特性情報は、例えば、図9に示すような人間の視覚特性をもとに周波数帯域毎に係数の強調の程度を示す数値である。より具体的には、例えば、図3に示すような周波数帯域毎の変更前と変更後の係数の比率を示す数値である。
量子化パラメータの修正値は、次式
Q'=Q/R(S) 式(1)
により算出される。ここで、Q’は修正後の量子化パラメータ、Qは修正前の量子化パラメータであり、R(S)は周波数帯域Sにおける係数の変換比率である。
図1の量子化パラメータを図3に示したような周波数特性情報を従って前記修正式(1)により修正した値を図4に示す。
ここで、ある特定の周波数帯域の量子化パラメータqがq’に変更された場合の、この変更による復元画像に対する効果を図14により説明する。
符号化過程において、画像データの周波数変換係数は量子化されるが、その量子化パラメータ(修正前の量子化パラメータ)をq、量子化前の係数値をWとすると、量子化後の係数値はW/qとなる(ここでは線形量子化を想定し、量子化パラメータは量子化分母つまり量子化ステップ数であるとする)。
ここで、周波数特性情報に従ってqがq’に修正されたとすると、復号時には量子化パラメータをq’として係数の逆量子化が行われるため、逆量子化後の係数値はq*W/qとなる。
つまり、係数値WをE倍に強調もしくは減少させたい場合は
E=q’/qから、q’=E*qなるように量子化パラメータの値を修正すればよい。したがって、周波数特性情報に従って同様の量子化パラメータ制御を周波数帯域毎に行うことにより、符号データの周波数特性、換言すれば、復号画像の周波数特性を変更することができる。例えば、高い周波数成分を強調することによりエッジ強調フィルタ処理と同様の効果を得ることができ、また、高い周波数成分を減少させることにより平滑フィルタ処理と同様の効果を得ることができる。
ここまでは、1次元の周波数変換(帯域分割)が用いられる場合を想定して説明した。次に、2次元の周波数変換(帯域分割)が用いられる場合について説明する。
図5に、2次元(水平、垂直方向)の周波数変換により分割された周波数帯域毎の量子化パラメータの例を示す。各方向の周波数帯域はレンジ1が最も低周波の帯域、レンジ7が最も高周波の帯域である。ここで、2次元の周波数帯域を(Sx,Sy)と表すことにする。ただし、Sxは水平方向周波数帯域レンジ、Syは垂直方向周波数帯域レンジである。図5の例では、周波数帯域(1,1)の量子化パラメータの値は1、周波数帯域(2,1)の量子化パラメータの値は2、等々である。例えばJPEGに用いられるような離散コサイン変換の場合であれば、周波数帯域(1,1)は直流成分(又は直流成分と低周波の交流成分)に対応し、それより高周波の帯域は他の交流成分に対応する(図29参照)。
この場合の周波数特性情報は、図25のような人間の視覚特性をもとに、2次元の各周波数帯域毎の係数の変換比率を指定するものであり、量子化バラメータ設定部91dは、その変換比率を用いて式(1)により周波数帯域毎の量子化パラメータの修正値を計算することになる。
JPEG2000のような2次元ウェーブレット変換を用いる場合の周波数帯域に対する量子化パラメータ値の例を図6に、各周波数帯域毎の係数の変換比率(すなわち周波数特性情報)の例を図7に示す。図6の量子化パラメータ値を図7の変換比率を用いて修正した値を図8に示す。ここで、2次元ウェーブレット変換による周波数帯域と、各方向の周波数帯域との関係は図13に示す通りである。なお、図7中の*印は修正後の量子化パラメータ値を0にすることを意味する(つまり、当該周波数帯域の係数は逆量子化により0になる)。
このように、2次元の周波数変換が用いられる場合には、特定の水平・垂直方向周波数成分を増減させるようなフィルタ処理、例えば方向別のエッジ強調フィルタ処理や平滑化フィルタ処理と同様な周波数特性制御が可能であり、しかも、周波数特性情報を変えることによって周波数特性を柔軟に制御可能である。
本実施例は、量子化代表値が記録されている符号データを処理対象とするものであり、符号データの周波数特性を変更するために、周波数特性情報に従って符号データ中の量子化代表値を修正する。
ここで、量子化代表値は特定の周波数帯域の量子化パラメータを決定する数値であるとともに、その他の各周波数帯域の量子化パラメータを計算により決定するための元となる数値である。例えば、JPEG2000においては、量子化パラメータは指数と仮数の組(εb,μb)から計算により決定されるが、指数と仮数の組を各デコンポジションレベル毎に指定する方式(明示的な量子化方法と呼ばれる)と、最も上のデコンポジションレベルのLLサブバンドに対する指数と仮数の組のみを指定し、それを用いて残りのサブバンドに対する仮数と指数の組を計算で求める方式(暗黙的もしくは暗示的な量子化方法と呼ばれる)が規定されている。この後者の暗黙的な量子化方法において指定される指数と仮数の組が、量子化代表値の一例である。
すなわち、本実施例においては、周波数特性情報に従って量子化代表値を修正することにより、間接的に、周波数帯域毎の量子化パラメータを周波数特性情報に従って修正するわけである。
図17は、本実施例に係る画像処理装置の構成を説明するためのブロック図である。この画像処理装置100は、外部の記憶装置などから符号データを読み込む符号読込部101a、これにより読み込まれた符号データから、そこに記録されている量子化代表値を読み込む量子化代表値読込部101b、外部の記憶装置などから周波数特性変更のための周波数特性情報を読み込む周波数特性情報読込部101e、これにより読み込まれた周波数特性情報に従って量子化代表値の修正値を設定する量子化代表値設定部101d、及び、元の符号データの、量子化代表値読込部101bで読み込まれた量子化代表値を量子化代表値設定部101dによる修正値に書き換えることにより、元の符号化データの量子化第費用値のみが修正された新たな符号データを生成する量子化代表値修正部101cからなる。生成された新たな符号データは、例えば外部の記憶装置などに保存され又は伝送路を通じて外部装置へ転送される。
図18は、この画像処理装置100における処理動作の流れを示すフローチャートである。本実施例は本発明の画像処理方法の一実施例でもあり、図18はその処理手順を示すフローチャートでもある。
以下、処理動作について説明する。まず、周波数特性変更のための周波数特性情報が読み込まれる(周波数特性情報読込部101e,step21)。読み込まれた周波数特性情報に基づいて量子化代表値の修正値を設定する(量子化代表値設定部101d,step22)。
次に、符号データが読み込まれ(符号読込部101a,step24)、その符号データに記録されている量子化代表値が読み込まれる(量子化代表値読込部101b,step25)。そして、この量子化代表値の修正値への修正が行われることにより、量子化代表値が修正された(周波数特性が変更された)符号データが生成される(量子化代表値修正部101c,step26)。なお、step24〜26は、周波数特性の変更が必要と判断されるとき(step23,Yes)のみ実行される。
本実施例は、量子化インデックスが記録されている符号データを処理対象とするものであり、符号データの周波数特性を変更するために、周波数特性情報に従って符号データ中の量子化インデックスを修正する。ここで、量子化インデックスは、周波数帯域ごとの量子化パラメータのセットに対応付けられた数値のことである。符号データの復号の際に、逆量子化のための周波数帯域毎の量子化パラメータのセットは、符号データ中の量子化インデックスの値から求めることができる。すなわち、本実施例にあっては、周波数特性情報に従った量子化インデックスの修正により、間接的に、周波数帯域毎の量子化パラメータのセットを周波数特性情報に従って修正するわけである。
前記実施例2に関連して述べたJPEG2000の明示的な量子化方法においてデコンポジションレベル毎に指定される指数と仮数の組は、量子化インデックスの一つの例である。指定された指数と仮数の1つの組から、同一デコンポジションレベルの各周波数帯域の量子化パラメータが計算により決定される。
図19は、本実施例に係る画像処理装置の構成を説明するためのブロック図である。この画像処理装置80は、外部の記憶装置などから符号データを読み込む符号読込部81a、これにより読み込まれた符号データから、そこに記録されている量子化インデックスを読み込む量子化インデックス読込部81b、外部の記憶装置などから周波数特性変更のための周波数特性情報を読み込む周波数特性情報読込部81e、これにより読み込まれた周波数特性情報に従って量子化インデックスの修正値を設定する量子化インデックス設定部81d、及び、元の符号データの、量子化インデックス読込部81bで読み込まれた量子化インデックスを量子化インデックス設定部81dによる修正値に書き換えることにより、元の符号化データの量子化インデックスのみが修正された新たな符号データを生成する量子化インデックス修正部81cからなる。生成された新たな符号データは、例えば外部の記憶装置などに保存され又は伝送路を通じて外部装置へ転送される。
図20は、この画像処理装置80における処理動作の流れを示すフローチャートである。本実施例は本発明の画像処理方法の一実施例でもあり、図20はその処理手順を示すフローチャートでもある。
以下、処理動作について説明する。まず、周波数特性変更のための周波数特性情報が読み込まれる(周波数特性情報読込部81e,step31)。読み込まれた周波数特性情報に基づいて量子化インデックスの修正値が設定される(量子化インデックス設定部81d,step32)。
次に、符号データが読み込まれ(符号読込部81a,step34)、その符号データに記録されている量子化インデックスが読み込まれる(量子化インデックス読込部81b,step35)。そして、この量子化インデックスの修正値への修正が行われることにより、量子化インデックスが修正された(周波数特性が変更された)符号データが生成される(量子化インデックス修正部81c,step36)。
なお、step34〜36は、周波数特性の変更が必要と判断されるとき(step33,Yes)のみ実行される。
符号データ中の量子化パラメータに関する記録形式は一様ではない。例えば、前記実施例1〜3に述べたように、個々の周波数帯域毎の量子化パラメータ(又は、それを決定するための数値)が記録される形式、特定の周波数帯域の量子化パラメータ(又はそれを決定する数値)である量子化代表値が記録される形式、又は、量子化インデックスが記録される形式がある。本実施例は、このような量子化パラメータに関する記録形式の異なる符号データに対し、周波数特性情報に従った量子化パラメータの修正により周波数特性を制御するものである。
本実施例に係る画像処理装置の構成は基本的に前記実施例1と同様であるので、図15を援用して説明する。本実施例の画像処理装置おける量子化パラメータ修正部91cは、基本的な機能は前記実施例1の場合と同様であるが、量子化パラメータに関する記録形式の変換を必要に応じて行うことが前記実施例1の場合と異なる。
図21は、本実施例の画像処理装置における処理動作を説明するためのフローチャートである。本実施例は本発明の画像処理方法の一実施例でもあり、図21はその処理手順を示すフローチャートである。
まず、周波数特性変更のための周波数特性情報が読み込まれ(周波数特性読込部91e,step41)、その周波数特性情報に基づいて量子化パラメータの修正値が設定される(量子化パラメータ設定部91d,step42)。次に、符号データが読み込まれ(符号読込部91a,step44)、その量子化パラメータに関する部分(量子化パラメータ、量子化代表値又は量子化インデックス)が読み込まれる(量子化パラメータ読込部91b,step45)。そして、量子化パラメータ修正部91cにおいて、量子化パラメータの記録形式の変換の要否が判断される(step46)。
ここでは、個々の周波数帯域毎の量子化パラメータを記録する形式を基準の記録形式とし、量子化パラメータ設定部912dにおいても個々の周波数帯域毎の量子化パラメータの修正値が設定されるものとする。符号データにおける記録形式が基準形式の場合には、記録形式の変換は不要と判断され、量子化パラメータ修正部91cにおいて符号データ中の量子化パラメータが量子化パラメータ設定部91dで設定された値に修正され、修正後の新たな符号データが生成される(step47)。記録形式が基準の形式でない場合、つまり、量子化代表値又は量子化インデックスが記録される形式の場合には、量子化パラメータ修正部91cにおいて、量子化パラメータ設定部91dで設定された量子化パラメータの修正値は、それに対応する量子化代表値又は量子化インデックスに変換され、変換後の量子化代表値又は量子化インデックスにより符号データ中の量子化代表値又は量子化インデックスが書き換えられ、量子化パラメータに関し修正された新たな符号データが生成される(step48)。
なお、周波数特性の変更が必要でないと判断される場合(step43,NO)、step44〜48の処理は行われない。
なお、元の符号データ中に個々の周波数帯域毎の量子化パラメータが記録されている場合に、データ量の削減を図るために、記録形式を変更し、量子化代表値又は量子化インデックスに書き換えるようにすることも可能であり、かかる態様も本発明に含まれる。
本実施例は、画像の領域単位で量子化パラメータを制御可能な符号データを対象とし、符号データの周波数特性を領域毎に制御しようとするものである。
本実施例に係る画像処理装置の構成は前記実施例1と基本的に同じであるので、図15を援用して説明する。
本実施例に係る画像処理装置においては、符号データが符号読込部91aにより読み込まれ、その符号データに記録されている複数の領域それぞれの量子化パラメータが量子化パラメータ読込部91bにより読み込まれる。また、周波数特性情報読込部91eにより、少なくとも1つの領域に関する周波数特性変更のための周波数特性情報が読み込まれる。量子化パラメータ設定部91dにおいて、周波数特性情報に従って各領域に対する周波数帯域毎の量子化パラメータの修正値が設定される。そして、量子化パラメータ修正部91cにおいて、符号データに記録されている各領域の周波数帯域毎の量子化パラメータが、量子化パラメータ設定部91dにより設定された修正値に書き換えられることにより、量子化パラメータが修正された新たな符号データが生成される。
このような領域毎の量子化パラメータの修正により、例えば、画像の中央部分と周辺部とで周波数特性を異ならせるといった、領域単位での周波数特性の制御を行うことができる。
なお、領域単位で量子化代表値又は領域インデックスが記録されている符号データに対しても、同様に、領域単位で、量子化代表値又は量子化インデックスを修正することにより、符号データの周波数特性を領域単位で変更できることは明らかである。かかる態様も本発明に包含される。
本実施例に係る画像処理装置の構成は前記実施例1と基本的に同じであるので、図15を援用する。本実施例に係る画像処理装置において、符号データ中に記録されている量子化パラメータの値は量子化パラメータ設定部91dにも与えられる。量子化パラメータ設定部91dにおいては、周波数特性変更のための周波数特性情報のみに基づいて量子化パラメータの修正値を決定するのではなく、符号データ中に記録されている量子化パラメータの値を基準として、周波数特性情報に従って量子化パラメータの値を増減することにより(例えば10%だけ増加又は減少させる等々)量子化パラメータの修正値を設定する。
図22は、本実施例に係る画像処理装置における処理動作の流れを示すフローチャートである。本実施例は本発明の画像処理方法の一実施例でもあり、図22はその処理手順を示すフローチャートでもある。
まず、周波数特性情報読込部91eにより周波数特性変更のための周波数特性情報が読み込まれる(step51)。次に、符号読込部91aにより符号データが読み込まれ、その量子化パラメータが量子化パラメータ読込部91bにより読み込まれる(step52)。読み込まれた量子化パラメータは量子化パラメータ修正部91cと量子化パラメータ設定部91dの両方に渡される。
量子化パラメータ設定部91dにおいては、上に述べたように、渡された量子化パラメータの値を基準として、その値を周波数特性情報に従って増減し、この増減した値を量子化パラメータの修正値として設定する(step53)。
そして、量子化パラメータ修正部91cにおいて、各周波数帯域毎の量子化パラメータを、それが変更対象ならば(step56,YES)、設定された修正値に変更する(step57)。この量子化パラメータの変更処理を全ての周波数帯域に関して終わると(step55,YES)、処理を終了する。なお、周波数特性の変更が不要と判断される場合には(step54,NO)、step55〜57は実行されない。
このように、本実施例にあっては、符号データ中に既に記録されている量子化パラメータの値を考慮してその修正値が設定される。例えば、ある周波数帯域の量子化パラメータの値を10%減じるように修正することにより、その周波数帯域の係数は逆量子化によって元の値より10%増加することになる。すなわち、本実施例によれば、符号データの元の量子化パラメータの値を基準にして、周波数特性情報に従って量子化パラメータの値を相対的に変更することにより、元の量子化パラメータの値を復号時に用いた場合の周波数特性に対し相対的に周波数特性を変更することができるのである。
なお、量子化代表値又は量子化インデックスが記録されている符号データを対象とする場合には、量子化代表値又は量子化インデックスの元の値を基準にして、その値を周波数特性情報に従って増減させた修正値を設定することができる。また、画像の領域毎に、量子化パラメータ、量子化代表値又は量子化インデックスが制御可能な形式の符号データを対象とする場合には、領域毎に同様の修正を行うことができることは明らかである。かかる態様も本発明に包含されるものである。
図23は、本実施例に係る画像処理装置の構成を説明するためのブロック図である。この画像処理装置130は、外部の記憶装置などから符号データを読み込む符号読込部131a、これにより読み込まれた符号データから、そこに記録されている量子化パラメータを読み込む量子化パラメータ読込部131b、外部の記憶装置などから周波数特性の変更のための周波数特性情報を読み込む周波数特性情報読込部131e、符号データよりその画像の周波数特性を解析する周波数特性解析部131f、これにより得られた画像の周波数特性と周波数特性情報読込部131eにより読み込まれた周波数変更変更のための周波数特性情報に従って量子化パラメータの修正値を設定する量子化パラメータ設定部131d、及び、元の符号データの、量子化パラメータ読込部131bで読み込まれた量子化パラメータを量子化パラメータ設定部131dにより設定された修正値に書き換えることにより、元の符号化データの量子化パラメータのみが修正された新たな符号データを生成する量子化パラメータ修正部131cからなる。生成された新たな符号データは、例えば外部の記憶装置などに保存され又は伝送路を通じて外部装置へ転送される。
周波数特性解析部131fにおける解析の方法は特に限定されないが、例えば、符号データを復号せず、符号状態で周波数帯域別の符号量を解析する方法、符号データを復号し、復号画像データを用いて解析する方法などを用いることができる。
本実施例では、量子化パラメータ設定部131dにおいて、符号データを解析して得られた周波数特性に適応させて量子化パラメータの修正値を決定することができる。このような修正値の決定方法によれば、量子化パラメータ修正後の周波数特性を、その修正前の画像の周波数特性に応じ適応的に制御することができる。すなわち、修正前の周波数特性に応じた適応的なフィルタ処理が可能である。
図24は、本実施例に係る画像処理装置における処理動作の流れを示すフローチャートである。本実施例は本発明の画像処理方法の一実施例でもあり、図24はその処理手順を示すフローチャートでもある。
まず、符号読込部131aにより符号データが読み込まれ、その量子化パラメータが量子化パラメータ読込部131bにより読み込まれる(step61)。周波数特性解析部131fより符号データの元の画像データの周波数特性が解析され、その結果が量子化パラメータ設定部131dに渡される(step62)。次に、周波数特性情報読込部131eににより周波数特性変更のための周波数特性情報が読み込まれる(step63)。 量子化パラメータ設定部131dにおいては、元の画像の周波数特性と、周波数特性変更のための周波数特性情報に基づいて、上に述べたような方法により量子化パラメータの修正値を設定する(step64)。
そして、量子化パラメータ修正部131cにおいて、各周波数帯域毎の量子化パラメータを、それが変更対象ならば(step67,YES)、設定された修正値に変更する(step68)。この量子化パラメータの変更処理を全ての周波数帯域に関して終わると(step66,YES)、処理を終了する。なお、周波数特性の変更が不要と判断される場合には(step65,NO)、step66〜68の処理は実行されない。
なお、量子化代表値又は量子化インデックスが記録されている符号データを対象とする場合には、量子化代表値又は量子化インデックスを同様に修正することができる。また、画像の領域毎に、量子化パラメータ、量子化代表値又は量子化インデックスが制御可能な形式の符号データを対象とする場合には、領域毎に同様の修正を行うことができることは明らかである。かかる態様も本発明に包含されるものである。
また、周波数特性解析部131fを省き、符号データの元の画像の周波数特性を外部より取り込むようにしてもよい。かかる構成も本発明に包含される。
図25は本実施例に係る画像処理装置の構成を説明するためのブロック図である。本実施例に係る画像処理装置140は、外部の記憶装置などから符号データを読み込む符号読込部141a、これにより読み込まれた符号データから、そこに記録されている量子化パラメータを読み込む量子化パラメータ読込部141b、外部の記憶装置などから周波数特性の変更のための周波数特性情報及び適用する視覚特性を読み込む周波数特性情報等読込部141e、これにより読み込まれた周波数特性情報及び視覚特性に従って量子化パラメータの修正値を設定する量子化パラメータ設定部141d、及び、元の符号データの、量子化パラメータ読込部141bで読み込まれた量子化パラメータを量子化パラメータ設定部141dによる修正値に書き換えることにより、元の符号化データの量子化パラメータのみが修正された新たな符号データを生成する量子化パラメータ修正部141cからなる。生成された新たな符号データは、例えば外部の記憶装置などに保存され又は伝送路を通じて外部装置へ転送される。
ここまでの説明から明らかなように、量子化パラメータの修正値の決定に際し、外部より取り込んだ視覚特性を反映させることが本実施例の特徴である。なお、適用する視覚特性を装置内部に記憶しておく構成も可能であり、かかる構成も本発明に含まれる。
本実施例においては、前記実施例5と同様に、画像の領域単位で量子化パラメータを制御可能な符号データを対象とする。
図26は、本実施例に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施例に係る画像処理装置150は、外部の記憶装置などから符号データを読み込む符号読込部151a、これにより読み込まれた符号データから、そこに記録されている量子化パラメータを読み込む量子化パラメータ読込部151b、外部の記憶装置などから周波数特性の変更のための周波数特性情報及び像域情報を読み込む周波数特性情報等読込部151e、これにより読み込まれた周波数特性情報に従って、像域情報に基づき像域別に量子化パラメータの修正値を設定する量子化パラメータ設定部151d、及び、元の符号データの、量子化パラメータ読込部151bで読み込まれた量子化パラメータを量子化パラメータ設定部151dによる修正値に書き換えることにより、元の符号化データの量子化パラメータのみが修正された新たな符号データを生成する量子化パラメータ修正部151cからなる。生成された新たな符号データは、例えば外部の記憶装置などに保存され又は伝送路を通じて外部装置へ転送される。
ここまでの説明から明らかなように、外部より取り込んだ像域情報に基づいて、像域別に異なった量子化パラメータの修正を行うことができる。例えば、特定の周波数帯域の量子化パラメータの値を、ある像域に関して他の像域より半分の値に修正するならば、復号した場合に、その像域においては特定の周波数帯域の成分は他の像域より2倍に強調されることになる。このように、像域別のフィルタ処理が可能である。
なお、量子化代表値又は量子化インデックスが記録されている符号データを対象とする場合には、量子化代表値又は量子化インデックスを同様に像域別に修正することができることは明らかである。かかる態様も本発明に包含されるものである。
本実施例においては、前記実施例5と同様に、画像の領域単位で量子化パラメータを制御可能な符号データを対象とする。また、本実施例は、図10に例示するような、文字領域とそれ以外の領域を含む画像の符号データを処理する場合に効果がある。
図27は、本実施例に係る画像処理装置のブロック図である。本実施例に係る画像処理装置160は、外部の記憶装置などから符号データを読み込む符号読込部161a、これにより読み込まれた符号データから、そこに記録されている量子化パラメータを読み込む量子化パラメータ読込部161b、外部の記憶装置などから周波数特性の変更のための周波数特性情報のほか、文字領域情報と文字成分周波数帯域の情報を読み込む周波数特性情報等読込部161e、これにより読み込まれた周波数特性情報等に従って基づき領域毎に量子化パラメータの修正値を設定する量子化パラメータ設定部161d、及び、元の符号データの、量子化パラメータ読込部161bで読み込まれた量子化パラメータを量子化パラメータ設定部161dによる修正値に書き換えることにより、元の符号化データの量子化パラメータのみが修正された新たな符号データを生成する量子化パラメータ修正部161cからなる。生成された新たな符号データは、例えば外部の記憶装置などに保存され又は伝送路を通じて外部装置へ転送される。
ここで、文字領域情報は文字領域の位置を示すものである。文字成分周波数帯域情報は文字成分が顕著に反映される周波数帯域を示すものである。図11に、文字領域における周波数帯域毎の単位面積当たりの符号量の例(1次元ウェーブレット変換の周波数帯域毎に測定した例)を示す。図11の例では、周波数帯域4Hに文字成分が顕著に反映されることが分かるので、文字成分周波数帯域情報で例えば周波数帯域4Hを指定する。
量子化パラメータ設定部161dにおいては、周波数特性情報等読込部161eにより読み込まれた周波数特性情報に従って周波数帯域毎の量子化パラメータの修正値を設定するが、文字領域情報で指定される領域に関しては、文字成分周波数帯域情報で指定された周波数帯域の量子化パラメータは、例えば、その周波数帯域が強調されるように、つまり大きめな修正値を設定する。
このような文字領域の特定周波数帯域の量子化パラメータの修正を行えば、量子化パラメータが修正された符号データを復号した画像の周波数特性を全体として周波数特性情報に従って変更しつつ、文字領域の画質を他の領域よりも向上させることができる。
なお、領域別に量子化代表値又は量子化インデックスが記録されている符号データに対しても、同様の文字領域に着目した量子化代表値又は量子化インデックスの修正を行うことができることは明らかであり、かかる態様も本発明に含まれる。
なお、本発明の変形例として、符号データを復号する装置に前記各実施例の量子化パラメータ設定部等と同様の手段を付加し、符号データ中に記録されている量子化パラメータを、前記各実施例と同様にして修正し、修正後の量子化パラメータを逆量子化に用いることにより、復元される画像の周波数特性を変更することも可能である。
周波数帯域毎の量子化パラメータの例を示す図である。 周波数帯域毎の量子化パラメータの例を示す図である。 周波数帯域毎の量子化パラメータの変換比率の例を示す図である。 周波数帯域毎の量子化パラメータの修正値の例を示す図である。 周波数帯域毎の量子化パラメータの例を示す図である。 周波数帯域毎の量子化パラメータの例を示す図である。 周波数帯域毎の量子化パラメータの変換比率の例を示す図である。 周波数帯域毎の量子化パラメータの修正値の例を示す図である。 視覚特性を示す図である。 画像中の像域の例を示す図である。 文字領域における周波数帯域毎の単位面積当たりの符号量の例を示す図である。 1次元ウェーブレット変換による帯域分割例を示す図である。 2次元ウェーブレット変換による周波数帯域と図6〜図8との対応を示す図である。 量子化パラメータの修正とその効果を説明するための図である。 本発明に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置の処理動作フロー例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置の処理動作フロー例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置の処理動作フロー例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置の処理動作フロー例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置の処理動作フロー例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置の処理動作フローを示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 JPEGの基本アルゴリズムを示すブロック図である。 JPEGにおける離散コサイン変換による周波数帯分割を示す図である。 JPEG2000の基本アルゴリズムを示すブロック図である。 JPEG2000における2次元離散ウェーブレット変換による周波数帯域分割を示す図である。
符号の説明
81a 符号読込部
81b 量子化インデックス読込部
81c 量子化インデックス修正部
81d 量子化インデックス設定部
81e 周波数特性情報読込部
91a 符号読込部
91b 量子化パラメータ読込部
91c 量子化パラメータ修正部
91d 量子化パラメータ設定部
91e 周波数特性情報読込部
101a 符号読込部
101b 量子化代表値読込部
101c 量子化代表値修正部
101d 量子化代表値設定部
101e 周波数特性情報読込部
131a 符号読込部
131b 量子化パラメータ読込部
131c 量子化パラメータ修正部
131d 量子化パラメータ設定部
131e 周波数特性情報読込部
131f 周波数特性解析部
141a 符号読込部
141b 量子化パラメータ読込部
141c 量子化パラメータ修正部
141d 量子化パラメータ設定部
141e 周波数特性情報等読込部
151a 符号読込部
151b 量子化パラメータ読込部
151c 量子化パラメータ修正部
151d 量子化パラメータ設定部
151e 周波数特性情報等読込部
161a 符号読込部
161b 量子化パラメータ読込部
161c 量子化パラメータ修正部
161d 量子化パラメータ設定部
161e 周波数特性情報等読込部

Claims (17)

  1. 画像データを複数の周波数帯域の成分に分解して量子化した後に可変長符号化した符号データを処理する画像処理装置であって、
    符号データを読み込む手段と、
    周波数特性の変更のための周波数特性情報を読み込む手段と、
    読み込まれた周波数特性情報に従って周波数帯域毎の量子化パラメータの修正値を設定する手段と、
    読み込まれた符号データ中に記録されている周波数帯域毎の量子化パラメータを、設定された修正値に修正することにより、量子化パラメータが修正された新たな符号データを生成する手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 量子化パラメータの修正値を設定する手段は、画像の領域単位に修正値を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 量子化パラメータの修正値を設定する手段は、符号データ中に記録されている量子化パラメータの値を基準にして、読み込まれた周波数特性情報に従って量子化パラメータの修正値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 読み込まれた符号データから画像の周波数特性を解析する手段をさらに有し、
    量子化パラメータの修正値を設定する手段は、読み込まれた周波数特性情報及び解析された周波数特性に従って量子化パラメータの修正値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 周波数特性情報を読み込む手段は、周波数特性の変更のための周波数特性情報とともに視覚特性を読み込み、
    量子化パラメータの修正値を設定する手段は、読み込まれた周波数特性情報及び視覚特性に従って量子化パラメータの修正値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  6. 周波数特性情報を読み込む手段は、周波数特性の変更のための周波数特性情報とともに像域情報を読み込み、
    量子化パラメータの修正値を設定する手段は、読み込まれた像域情報に基づき像域別に、量子化パラメータの修正値を読み込まれた周波数特性情報に従って設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 周波数特性情報を読み込む手段は、周波数特性の変更のための周波数特性情報とともに文字領域情報及び文字成分周波数帯域情報を読み込み、
    量子化パラメータの修正値を設定する手段は、読み込まれた文字領域情報に基づき文字領域とそれ以外の領域とを区別し、かつ、文字領域については読み込まれた文字成分周波数帯域情報により指定される特定の周波数帯域と他の周波数帯域とを区別して、量子化パラメータの修正値を読み込まれた周波数情報に従って設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  8. 符号データ中に量子化パラメータが量子化代表値の形で記録されており、
    量子化パラメータの修正値を設定する手段は量子化代表値の修正値を設定し、
    量子化パラメータを修正する手段は、読み込まれた符号データ中に記録されている量子化代表値を、設定された修正値に修正することにより、量子化代表値が修正された新たな符号データを生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 符号データ中に量子化パラメータが量子化インデックスの形で記録されており、
    量子化パラメータの修正値を設定する手段は量子化インデックスの修正値を設定し、
    量子化パラメータを修正する手段は、読み込まれた符号データ中に記録されている量子化インデックスを、設定された修正値に修正することにより、量子化インデックスが修正された新たな符号データを生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 量子化パラメータを修正する手段は、読み込まれた符号データ中に量子化パラメータが量子化代表値の形で記録されている場合に、設定された量子化パラメータの修正値を量子化代表値の修正値に変換し、読み込まれた符号データ中に記録されている量子化代表値を、変換した修正値に修正することにより、量子化代表値が修正された新たな符号データを生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 量子化パラメータを修正する手段は、読み込まれた符号データ中に量子化パラメータが量子化インデックスの形で記録されている場合に、設定された量子化パラメータの修正値を量子化インデックスの修正値に変換し、読み込まれた符号データ中に記録されている量子化インデックスを、変換した修正値に修正することにより、量子化インデックスが修正された新たな符号データを生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 画像データを複数の周波数帯域の成分に分解して量子化した後に可変長符号化した符号データを処理する画像処理方法であって、
    符号データを読み込む工程と、
    周波数特性の変更のための周波数特性情報を読み込む工程と、
    読み込まれた周波数特性情報に従って周波数帯域毎の量子化パラメータの修正値を設定する工程と、
    読み込まれた符号データ中に記録されている周波数帯域毎の量子化パラメータを、設定された修正値に修正することにより、量子化パラメータが修正された新たな符号データを生成する工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  13. 画像データを複数の周波数帯域の成分に分解して量子化した後に可変長符号化した符号データを処理する画像処理方法であって、
    符号データを読み込む工程と、
    周波数特性の変更のための周波数特性情報を読み込む工程と、
    読み込まれた周波数特性情報に従って量子化代表値の修正値を設定する工程と、
    読み込まれた符号データ中に記録されている量子化代表値を、設定された修正値に修正することにより、量子化代表値が修正された新たな符号データを生成する工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  14. 画像データを複数の周波数帯域の成分に分解して量子化した後に可変長符号化した符号データを処理する画像処理方法であって、
    符号データを読み込む工程と、
    周波数特性の変更のための周波数特性情報を読み込む工程と、
    読み込まれた周波数特性情報に従って量子化インデックスの修正値を設定する工程と、
    読み込まれた符号データ中に記録されている量子化インデックスを、設定された修正値に修正することにより、量子化インデックスが修正された新たな符号データを生成する工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  15. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
  16. 請求項12,13又は14に記載の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラム。
  17. 請求項15又は16に記載のプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な情報記録媒体。
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