JP2005244526A - ネットワークノード装置およびサーバ装置ならびにマルチキャストツリー構築方法およびプログラム - Google Patents

ネットワークノード装置およびサーバ装置ならびにマルチキャストツリー構築方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワークノード装置間で大規模配信が可能であり、配信性能が高く、耐障害性に優れたマルチキャストツリーを迅速に構築する方法を得る。
【解決手段】 ネットワークノード装置100は、他のネットワークノード装置からの接続要求を受信したときに、受け入れ可能と判断すれば接続受け入れ応答を返信し、受け入れ不能と判断すれば、既に接続している任意の下流接続ノードに接続を試みることを促すためのリダイレクト応答を返信する。リダイレクト応答を受信した他ネットワークノード装置は、指示された下流接続ノードに接続を試みる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークノード装置およびサーバ装置ならびにマルチキャストツリー構築方法およびプログラムに関し、特に複数のネットワークノード装置が大規模かつ高速にマルチキャストツリーを構築することが可能なネットワークノード装置およびサーバ装置ならびにマルチキャストツリー構築方法およびプログラムに関する。
昨今、複数のネットワークノード間で構築したツリー上にデータを転送することによって、アプリケーションレベルのマルチキャストを実現するアプリケーションレイヤマルチキャストが注目を集めている。
構築したマルチキャストツリーには、ツリーのルートとなるネットワークノード(以下、最上流ノード)と、ツリーのリーフとなるネットワークノード(以下、最下流ノード)が存在する。
マルチキャストツリーに参加したネットワークノードは、ツリーのルート側、すなわち上流に接続したネットワークノード(以下、上流ノード)からデータを受信し、ツリーのリーフ側、すなわち下流に接続している単数、あるいは複数のネットワークノード(以下、下流ノード)へデータを送信する。
最上流ノードがオリジナルのコンテンツを保持するコンテンツ配信サーバからデータを受信し、下流ノード、言い換えると構築したマルチキャストツリー上にデータを転送することによって、参加している複数のネットワークノードに対してデータを転送することができる。
この種のマルチキャストツリー構築方法は、集中型マルチキャストツリー構築方法と分散型マルチキャストツリー構築方法が代表的である。
集中型ツリー構築方法は、ツリーに参加するネットワークノードの情報の管理、保守を集中サーバで行い、新たにツリーに参加する要求に対して適切な接続先ネットワークノードへ案内することによってツリーを構築する。
従来の集中型マルチキャストツリー構築方法の一例が、非特許文献1に記載されている。
この方法では、セッションコントローラと称される集中サーバによって、ネットワークノード間でどのようなツリーを構築するかを決定するためのツリー計算、およびその計算結果の配布を各ネットワークノードに対して行う。
このようなマルチキャストツリー構築方法では、コンテンツの受信を希望する参加ネットワークノードの数が増加するほど、集中サーバに対するアクセス数も増加する。
そのため、集中サーバで行っているツリー計算、および計算結果の配布をするための処理負荷が高くなってしまう。
また、参加ネットワークノードの数に比例して管理、保守しなければならない情報量が増大してしまう。
一方、分散型ツリー構築方法は、サーバではツリーに参加するネットワークノードの管理、保守はほぼ行わず、新たにツリーに参加する要求に対して、接続先ネットワークノードを決定するための情報のみを提供し、ネットワークノード間で協調動作を行うことで接続先ネットワークノードを決定することによってツリーを構築する。
従来の分散型マルチキャストツリー構築方法の一例が、非特許文献2に記載されている。
この方式では、ネットワークノードは、ランデブーポイントと称されるサーバにツリー参加要求を行い、既に参加しているネットワークノードのいくつかを教えてもらう。
それらのうちのネットワークノードの1 つと接続し、自分が知っているネットワークノードを伝えると共に、相手の知っているネットワークノードを教えてもらうことでツリー情報の交換を行う。
このようなマルチキャストツリー構築方法では、ツリー参加ネットワークノード間で多くのツリー情報のやり取りが行われる。
そのため、最適なマルチキャストツリーを構築することができるが、構築完了までに時間がかかってしまう。
また、各ネットワークノードが保持しなければならない他のネットワークノードの情報量が多くなってしまう。
また、新規参加ノードよりマルチキャスト通信への接続要求が発生したとき、新規参加ノードより参加要求情報を受け取る過程と、参加要求情報に基づき、マルチキャスト通信に既に参加しているノードの情報と、ネットワーク構成情報とを取得して、同報ノードに対する仮想コストを算出する過程と、算出された仮想コストと既存参加非同報ノードへのリンクコストとを比較する過程と、比較の結果、最も低いコストのノードを新規参加ノードの接続先ノードとして選択する過程と、選択された接続先ノードへ新規参加ノードを接続する過程とを備えたマルチキャストルーチング方法が特許文献1に記載されている。
特開2000−253065号(段落0010、図1、図2) 2001年3月、USUTS 会報、D .ぺンダラキ、シェリア・シー、D .ヴェルマ、M .ウォルドヴォゲル著、ALMI: アプリケーション・レベル・マルチキャスト・インフラストラクチャ(D. Pendarakis, Sherlia Shi, D. Verma and M. Waldvogel," ALMI: An Application Level Multicast Infrastructure ", In Proc. USITS, March 2001) 2000年6月、ACM SIGMETRICS会報、Y .チュウ、S .G .ラオ、H .ザン著、ケース・フォー・エンドシステムマルチキャスト(Y. Chu, S. G. Rao and H. Zhang, " A Case for End System Multicast " , In Proc ACM SIGMETRICS 2000, June 2000 )
第1の問題点は、集中型マルチキャストツリー構築方法ではツリーの規模が拡大しないということである。
その理由は、コンテンツの受信を希望する参加ネットワークノードの数が増加するほど、ツリー計算、および計算結果配布処理の過負荷、および管理、保守しなければならない情報量の増大が生じ、同時多数の参加要求を処理しきれなくなるためである。
第2の問題点は、分散型マルチキャストツリー構築方法では最適なツリーの構築が遅いということである。
その理由は、分散しているツリー参加ネットワークノード間で多くのツリー情報のやり取りを行い、多くのネットワークノードの情報を収集してから最適なツリー計算を行うためである。
第3の問題は、マルチキャストツリーの配信性能が低いということである。
その理由は、マルチキャストのデータの複製と再配信をする各ネットワークノードの性能を考慮せず、他のネットワークノードへの接続数を決定するため、特定のネットワークノードに過負荷がかかるためである。
第4の問題は、任意のツリー参加ネットワークノードが離脱した時に、ツリーの再構築を迅速に行えないことである。
その理由は、離脱したネットワークノードが保持していた情報がツリー再構築に必要な情報であった場合、失われた情報を再度他のネットワークノードから収集するために要する時間がかかるためである。
そこで本発明の目的は、ネットワークノード間で大規模なマルチキャストツリーを構築することが可能なネットワークノード装置およびサーバ装置ならびにマルチキャストツリー構築方法およびプログラムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、最適なマルチキャストツリーを迅速に構築することが可能なネットワークノード装置およびサーバ装置ならびにマルチキャストツリー構築方法およびプログラムを提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、マルチキャストツリーの配信性能を向上させることが可能なネットワークノード装置およびサーバ装置ならびにマルチキャストツリー構築方法およびプログラムを提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、ツリー参加ネットワークノードが離脱しても、迅速にツリーの再構築を行うことが可能なネットワークノード装置およびサーバ装置ならびにマルチキャストツリー構築方法およびプログラムを提供することにある。
前記課題を解決するために本発明によるネットワークノード装置は、マルチキャストツリーを構成するネットワークノード装置であって、接続済みの上流ノードと下流ノードおよび接続候補ノードの情報を記憶する接続状況記憶手段と、前記接続状況記憶手段の下流ノードの情報を用いて下流接続先を受け入れることの可否を判断する下流接続受付制御手段と、事前に設定された、または、上書きされた前記接続状況記憶手段の接続候補ノードの情報を用いて接続候補ノードへ接続要求を送信する接続要求手段と、前記接続要求を受信し、前記下流接続受付制御手段が受け入れ可能と判断すれば接続受け入れ応答を返信し、前記下流接続受付制御手段が受け入れ不能と判断すれば前記接続要求を断り、前記接続状況記憶手段から任意の下流接続ノードを検索し、検索された下流接続ノードに接続を試みることを促すためのリダイレクト応答を返信する接続要求受付手段と、前記接続受け入れ応答を受信した場合は前記接続候補ノードの情報を前記上流ノードの情報として上書きし、前記リダイレクト応答を受信した場合は前記リダイレクト応答の中の前記下流接続ノードを前記接続候補ノードとして上書きする接続応答受信手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明によるサーバ装置は、マルチキャストツリーに参加を希望するネットワークノード装置に対して接続先ネットワークノード装置を案内するサーバ装置であって、ツリーの最上流のノードを記憶する最上流ノード記憶手段と、最上流ノード案内要求を受信し、前記最上流ノード記憶手段にツリーの最上流ノードが存在すれば前記最上流ノードを案内し、ツリーの最上流ノードが存在しなければ最上流ノード案内要求を送信したノードをツリーの最上流ノードになるように案内する最上流案内手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明によるマルチキャストツリー構築方法は、ネットワークノード装置間でデータを送受信するためのマルチキャストツリー構築方法であって、接続済みの上流ノードと下流ノードおよび接続候補ノードの情報を記憶しておくノード記憶ステップと、前記下流ノードの情報を用いて下流接続先を受け入れることの可否を判断する受け入れ判断ステップと、事前に設定された、または、上書きされた前記接続候補ノードの情報を用いて前記接続候補ノードへ接続要求を送信する送信ステップと、前記接続要求を受信し、前記受け入れ判断ステップで受け入れ可能と判断すれば接続受け入れ応答を返信し、前記受け入れ判断ステップで受け入れ不能と判断すれば前記接続要求を断り、前記ノード記憶ステップで記憶したノードから任意の下流接続ノードを検索し、検索された下流接続ノードに接続を試みることを促すためのリダイレクト応答を返信する接続要求受付ステップと、前記接続受け入れ応答を受信した場合は前記接続候補ノードの情報を前記上流ノードの情報として上書きし、前記リダイレクト応答を受信した場合は前記リダイレクト応答の中の前記下流接続ノードを前記接続候補ノードとして上書きする接続応答受信ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明によるプログラムは、ネットワークノード装置間でデータを送受信するためのマルチキャストツリー構築方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、接続済みの上流ノードと下流ノードおよび接続候補ノードの情報を前記接続状況記憶手段に記憶させる接続状況記憶処理と、前記接続状況記憶手段の下流ノードの情報を用いて下流接続先を受け入れることの可否を判断する下流接続受付制御処理と、事前に設定された、または、上書きされた前記接続状況記憶手段の接続候補ノードの情報を用いて接続候補ノードへ接続要求を送信する接続要求処理と、前記接続要求を受信し、前記下流接続受付制御処理で受け入れ可能と判断すれば接続受け入れ応答を返信し、前記下流接続受付制御処理で受け入れ不能と判断すれば前記接続要求を断り、前記接続状況記憶手段から任意の下流接続ノードを検索し、検索された下流接続ノードに接続を試みることを促すためのリダイレクト応答を返信する接続要求受付処理と、前記接続受け入れ応答を受信した場合は前記接続候補ノードの情報を前記上流ノードの情報として上書きし、前記リダイレクト応答を受信した場合は前記リダイレクト応答の中の前記下流接続ノードを前記接続候補ノードとして上書きする接続応答受信処理とを含むことを特徴とする。
第1の効果は、ネットワークノード装置間で大規模なマルチキャストツリーを構築することができることにある。
その理由は、コンテンツの受信を希望する参加ネットワークノードの数が増加しても、ツリー計算、および計算結果配布処理の負荷、および管理、保守しなければならない情報量をネットワークノード装置に分散することで、同時多数の参加要求を処理することができるためである。
第2の効果は、分散しているネットワークノード装置間で迅速に最適なツリーを構築することができることにある。
その理由は、サーバ装置に適切なネットワークノード装置を案内してもらった以降は、各ネットワークノード装置に接続先ネットワークノードを案内してもらうことによって、分散しているツリー参加ネットワークノード間との情報のやり取りを最小限にし、情報収集後のツリー計算を必要としないためである。
第3の効果は、マルチキャストツリーの配信性能を向上させることができることにある。
その理由は、マルチキャストデータの複製と再配信をする各ネットワークノード装置の性能を考慮し、他のネットワークノード装置への接続数を決定するため、各ネットワークノード装置に適切な負荷を割り当てるためである。
第4の効果は、任意のツリー参加ネットワークノード装置が離脱しても、迅速なツリーの再構築を行うことができることにある。
その理由は、ネットワークノード装置は、ツリー構築の時に、ツリー再構築に必要な情報を、各ネットワークノード装置に必要な量だけ収集することによって、新たに情報を収集せずに、短時間でツリーの再構築を行うことができるためである。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係るネットワークノード装置の第1実施例の構成図である。図1 を参照すると、本発明に係るネットワークノード装置100は、接続状況記憶手段101と、下流接続受付制御手段102と、接続要求手段103と、接続要求受付手段104と、接続応答受信手段105とを含んでいる。
これらの手段はそれぞれ概略次のように動作する。接続状況記憶手段101は、接続済みの上流ノードと下流ノードおよび接続候補ノードの情報を記憶する。
下流接続受付制御手段102は、接続状況記憶手段101が記憶している下流ノードの情報を用いて下流接続先を受け入れの可否を判断する。
接続要求手段103は、接続状況記憶手段101が記憶している接続先候補ノードの情報を用いて接続先候補ノードへ接続要求を送信する。
接続要求受付手段104は、接続要求手段103から送信された接続要求を受信し、下流接続受付制御手段102が受け入れ可能と判断すれば接続受け入れ応答を返信し、下流接続受付制御手段102が受け入れ不能と判断すれば接続要求手段103から送信された接続要求を断り、接続状況記憶手段101から任意の下流接続ノードを検索し、検索された下流接続ノードに接続を試みることを促すためのリダイレクト応答を返信する。
接続応答受信手段105は、接続要求受付手段104から接続受け入れ応答を受信した場合は、前記接続候補ノードの情報を前記上流ノードの情報として上書きし、接続要求受付手段104からリダイレクト応答を受信した場合は、前記リダイレクト応答の中の前記下流接続ノードを前記接続候補ノードとして上書きする。
次に、図2及び図3を参照して第1実施例の全体の動作について詳細に説明する。図2はネットワークノード装置のサーバとしての動作を示すフローチャート、図3はネットワークノード装置のクライアントとしての動作を示すフローチャートである。
まず、ネットワークノード装置100のサーバとしての動作について説明する。ネットワークノード装置100は、他のネットワークノード装置からの接続要求を受信する(図2のステップS1)。
そして、下流接続受付制御手段102で受信した接続要求を受け入れることが可能か確認する(ステップS2およびS3)。
もし, 受信した接続要求を受け入れることが可能であれば、接続状況記憶手段101に下流接続ノード情報を追加し、接続受け入れ応答を返信する(ステップS4およびS5およびS8)。
もし、受信した接続要求を受け入れることが不可能であれば、接続状況記憶手段101より任意の下流ノードを検索し、検索された下流ノードに接続を試みることを促すためのリダイレクト応答を返信する(ステップS6およびS7およびS8)。
次に、ネットワークノード装置100のクライアントとしての動作ついて説明する。ネットワークノード装置100は、ツリーに参加するために接続状況記憶手段101より接続候補ノードの情報を用いて他のネットワークノード装置に対して接続要求を送信する(図3のステップC1およびC2)。
そして、接続応答受付手段104は、他のネットワークノード装置からの接続要求に対する応答を受信し、応答の内容を確認する(ステップC3およびC4およびC5)。
もし、接続受け入れ応答であれば、接続状況記憶手段101で接続候補ノードの情報を上流ノードの情報として追加し、上流ノードへ接続する(ステップC6およびC7)。
もし、リダイレクト応答であれば、接続状況記憶手段101の接続候補ノードの情報を、新しい接続先ノードのデータで上書きし、再度接続要求を試みる(ステップC8)。
次に、第1実施例の効果について説明する。第1実施例では、集中サーバでツリー計算を行わずに、というように構成されているため、集中サーバの負荷を分散することができ、大規模のツリーを構築することができる。
また、第1実施例では、さらに、接続要求をクライアント間でリダイレクトして構築するというように構成されているため、集中サーバで全ネットワークノード装置を管理することなくツリーを構築することができる。
図4は本発明に係るネットワークノード装置の第2実施例の構成図である。図4 を参照すると、第2実施例は、ネットワークノード装置100が、図1 に示された第1実施例に加え、接続先変更手段制御手段106と、接続先変更命令手段107と、接続先変更命令受付手段108とを有する点で異なる。
これらの手段はそれぞれ概略次のように動作する。接続先変更制御手段106は、接続状況記憶手段101が記憶している下流ノードの情報を用いて、接続状況記憶手段101から検索した下流接続ノードの情報と、接続要求を発信したノードの情報を比較し、下流接続ノードに対して前記接続要求を発信したノードの下流に接続するように指示することの是非を判断する。
接続先変更命令手段107は、接続先変更制御手段106が接続状況記憶手段101に記憶している下流接続ノードは接続要求を発信したノードの下流に接続すべきと判断した場合は、下流接続ノードに対して接続要求を発信したノードに接続することを指示するスワップ命令を送信する。
接続先変更命令受付手段108は、接続先変更命令手段107が送信したスワップ命令を受信し、要求の中に含まれている接続要求を発信したノードを接続候補ノードとして上書きする。
次に、図5及び図6のフローチャートを参照して第2実施例の全体の動作について詳細に説明する。図5はネットワークノード装置100のサーバとしての動作を示すフローチャート、図6はネットワークノード装置100のクライアントとしての動作を示すフローチャートである。
図5のステップS1〜S8、及び図6のステップC1〜C8で示される第2実施例における接続状況記憶手段101と、下流接続受付制御手段102と、接続要求手段103と、接続要求受付手段104と、接続応答受信手段105の動作は、第1実施例の各手段101〜105の動作と同一のため、説明は省略する。
第1実施例では、下流接続受付制御手段102は、接続状況記憶手段101に記憶されている下流ノード数を考慮して受け入れることの可否を判断していた。
第2実施例では、下流接続受付制御手段102において接続要求の受け付けの可否を判断する際に、既に接続しているノードと後に接続要求を発信したノードを比較して、接続先の変更を行うべきかを判断する。
まず、ネットワークノード装置100のサーバとしての動作について説明する。下流接続受付制御手段102において接続要求の受け付けの可否を判断する際に、接続先変更制御手段106が接続状況記憶手段101に記憶している下流接続ノードと比較して、接続先を変更することの是非を判断する(図5ステップS9)。
もし、下流接続ノードは接続要求を発信したノードに接続先を変更するべきと判断した場合は、接続先変更命令手段107より該当する下流接続ノードに対して接続要求を発信したノードに接続先を変更するためのスワップ命令を送信する(ステップS10)。
もし、接続先の変更をする必要が無いと判断した場合は、第1の実施の動作で説明した図2のステップS3〜S8で示した通り、受け入れの可否を判断し、接続要求に対する適切な応答を返信する。
次に、ネットワークノード装置100のクライアントとしての動作ついて説明する。接続先変更命令受付手段108は、他のネットワークノード装置の接続先変更命令手段107によって送信されたスワップ命令を受信する(ステップC9)。
そして、スワップ命令の中に含まれている接続要求を発信したノードを接続候補ノードとして上書きし、既に接続していた上流ノードとの接続を切断する(ステップC10およびC8)。
最後に、第1の実施の動作で説明した図3のステップC1〜C8で示した通り、接続候補ノードに対して接続要求を送信する。
次に、第2実施例の効果について説明する。第2実施例では、後で性能の良いノードがツリーに参加してきた際に、接続先の変更を行い、ネットワークノード装置の上下をスワップするというように構成されているため、大規模かつ安定したツリーを構築することができる。
また、第2実施例では、さらに、ノードの領域情報を意識してネットワークノード装置の上下をスワップするというように構成されているため、可能な限り近いノードからデータを受信することによって、データ転送の信頼性や、トラフィック経路の最適化を図ることができる。
次に、第3実施例について図面を参照して詳細に説明する。図7は本発明に係るネットワークノード装置の第3実施例の構成図である。図7を参照すると、第3実施例は、ネットワークノード装置100が、図1に示された第1実施例に加え、最上流ノード記憶手段109と、最上流ノード型障害回復手段110とを有する点で異なる。
これらの手段はそれぞれ概略次のように動作する。最上流ノード記憶手段109は、接続応答受信手段105が受け入れ応答、あるいはリダイレクト応答を最初に受信した際に、前記受け入れ応答、前記リダイレクト応答を送信したノードを記憶しておく。
最上流ノード型障害回復手段110は、上流ノードとの接続が完了した後に、前記上流ノードとの間でなんらかの通信障害が発生した場合、前記最上流ノード記憶手段109から最上流ノード読み出し、接続状況記憶手段101の接続候補ノードに上書きする処理を行う。
次に、図8を参照して第3実施例の全体の動作について詳細に説明する。図8(a)は図7の最上流ノードを記憶するときのネットワークノード装置の動作を示すフローチャートであり、図8(b)は図7の最上流ノード型障害回復を実施するときのネットワークノード装置の動作を示すフローチャートである。
図8のステップC1〜C8で示される第3実施例における接続状況記憶手段101と、接続要求手段103と、接続応答受信手段105の動作は、第1実施例の各手段101、103、105の動作と同一のため、説明は省略する。
ネットワークノード装置間でマルチキャストツリーを構築し、データの転送を行う際に、ノードがダウンして中継できなくなることや、リンク障害などの理由でデータの転送が途絶える可能性がある。
第3実施例では、上述のような何らかの理由で障害が発生し、マルチキャストツリーの上流のノードからデータが送信されてこなくなった場合でも、迅速にマルチキャストツリーの再構築を行うことによってデータ転送が途絶えることを回避する。
まず、ツリーに参加するために他のノードに対して接続要求を送信し、応答は受け入れ応答、あるいはリダイレクト応答を受信する。
このとき、最上流ノード記憶手段109は、一番初めに接続要求を送信したノードの接続先を最上流ノード記憶手段109に記憶しておく(図8(a)のステップC11およびC12)。
もし、上流ノードとの通信で何らかの障害が発生した場合は、下流ノードで通信障害を検知する(図8(b)のステップC13)。
そして、最上流ノード記憶手段109に記憶していた最上流ノードの情報を読み出し、接続候補ノードとして上書きする(図8(b)のステップC14およびC8)。
最後に、第1実施例の動作で説明した図3のステップC1〜C8で示した通り、接続候補ノードに対して接続要求を送信する。
接続要求を受信したノードは、通常時の接続要求と同様に扱うことができるので、受け入れ応答、あるいはリダイレクト応答を、接続要求を発信したノードに対して返信する。
次に、第3実施例の効果について説明する。第3実施例では、マルチキャストツリーを構成するノード間でなんらかの障害が発生しても、ノード間で協調してツリーを再構築するように構成されているため、集中サーバにかかる負荷を分散することができる。
また、第3実施例では、さらに、各ノードが保持しなければならない情報量を必要最低限にするというように構成されているため、ツリー再構築時に各ノード間で正確な情報の同期の手間がかからず、柔軟なツリー再構築を行うことができる。
次に、第4実施例について図面を参照して詳細に説明する。図9は本発明に係るネットワークノード装置の第4実施例の構成図である。図9を参照すると、第4実施例は、ネットワークノード装置100が、図7に示された第3実施例において、最上流ノード記憶手段109の代わりに上流ノードリスト記憶手段111を、最上流ノード型障害回復手段110の代わりに上流ノードリスト型障害回復手段112を有する点で異なる。
これらの手段はそれぞれ概略次のように動作する。上流ノードリスト記憶手段111は、リダイレクト応答を受信するたびに前記リダイレクト応答を送信したノードを追加記憶し、上流ノードリストを保守する。
上流ノードリスト型障害回復手段112は、上流ノードとの接続が完了した後、前記上流ノードとの通信障害が発生した場合、上流ノードリスト記憶手段111からノードを一つ選び出し、接続状況記憶手段101の接続候補ノードに上書きする処理を、接続受け入れ応答かリダイレクト応答を受信するまで繰り返す。
次に、図10を参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。図10(a)は図9の上流ノードリストを作成するときのネットワークノード装置の動作を示すフローチャート、図10(b)は図9の上流ノードリスト型障害回復を実施するときのネットワークノード装置の動作を示すフローチャートである。
図10のステップC1〜C8で示される第4実施例における接続状況記憶手段101と、接続要求手段103と、接続応答受信手段105の動作は、第1実施例の各手段101、103、105の動作と同一のため、説明は省略する。
第3実施例では、最上流ノードを記憶しておくことによって、何らかの通信障害が発生した時に最上流ノードに接続要求を送信し、ツリーの再構築を行っていた。
第4実施例では、ツリー構築時に作成した上流ノードリストを用いてツリーの再構築を行う。
まず、ツリーに参加するために他のノードに対して接続要求を送信する。その応答がリダイレクト応答であった場合は、リダイレクト応答を送信した上流ノードを上流ノードリスト記憶手段111に追加記憶する(図10(a)のステップC15)。
リダイレクト応答を受信したノードは、リダイレクト応答の中の接続先ノードを接続候補ノードとして上書きし、接続候補ノードに対して接続要求を送信する。
その応答がリダイレクト応答であった場合は、リダイレクト応答を送信した上流ノードを上流ノードリストに追加記憶する、というように、リダイレクト応答を受信するたびに前記リダイレクト応答を送信した上流ノードを追加記憶していき、上流ノードリストを作成する。
上流ノードリストの作成について説明として図24を示す。図24は第4実施例における上流ノードリストのデータ構造であるFILOを示す図である。
上流ノードリストの作成は、FILO(First In Last Out )のデータ構造のように、上流ノードの情報をプッシュしてリストに格納しておく。
もし、上流ノードとの通信で何らかの障害が発生した場合は、下流ノードで通信障害を検知する(図10(b)のステップC13)。
そして、上流ノードリスト記憶手段111に記憶していた上流ノードリストから上流ノードの情報を読み出し、接続候補ノードとして上書きする(図10(b)のステップC16およびC8)。
上流ノードリストから上流ノードの情報の読み出しについての説明として図21を示す。上流ノードリストから上流ノードの情報の読み出しは、FILOのデータ構造のスタックトップから順にポップして上流ノードの情報を読み出す。
最後に、第1実施例の動作で説明した図3のステップC1〜C8で示した通り、接続候補ノードに対して接続要求を送信する。
もし、接続要求を送信した接続候補ノードから接続応答が無い場合は、上流ノードリストから上流ノードの情報を読み出し、再度接続要求を送信する。
この処理を接続候補ノードからの受け入れ応答、あるいはリダイレクト応答を受信するまで繰り返す(図24参照)。
次に、第4実施例の効果について説明する。第4実施例では、各ノードで上流ノードリストを作成し、保守することにように構成されているため、マルチキャストツリーを構成するノード間でなんらかの障害が発生し、多数のノードがツリー再構築を実施した場合に、特定のノードに対して集中する負荷を分散させることができる。
また、第4実施例では、さらに、自分よりも上流のノードを下流から順に接続要求を送信するというように構成されているため、接続要求を送信してから受け入れ応答を受信するまでの時間を削減することができる。
次に、第5実施例について図面を参照して詳細に説明する。図11は第5実施例であるサーバ装置の構成図である。
図11を参照すると、第5実施例は、サーバ装置200と、最上流ノード記憶手段201と、最上流案内手段202とを含んで構成されている。
サーバ装置200は、最上流ノード記憶手段201と、最上流案内手段202とを含んでいる。
これらの手段はそれぞれ概略次のように動作する。最上流ノード記憶手段201は、マルチキャストツリーの最上流ノードを記憶する。最上流案内手段202は、最上流ノード案内要求を受信し、最上流ノード記憶手段201にツリーの最上流ノードが存在すれば、前記最上流ノードを案内し、ツリーの最上流ノードが存在しなければ最上流ノード案内要求を送信したノードをツリーの最上流ノードになるように案内する。
次に、図12を参照して第5実施例の全体の動作について詳細に説明する。図12は第5実施例のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。
サーバ装置は、マルチキャストツリーに参加を希望するネットワークノード装置から最上流ノード案内要求を受信する(図12のステップT1)。
そして、最上流ノード案内手段202は、最上流ノード記憶手段201に記憶されている最上流ノードの存在の有無を確認する(ステップT2)。
もし、最上流ノードが存在する場合は、その最上流ノードを接続先として案内する応答を返信する(ステップT3およびT5)。
もし、最上流ノードが存在しない場合は、最上流ノード案内要求を送信したノードを最上流ノードとして最上流ノード記憶手段201に登録し、最上流ノードになるように案内する応答を返信する(ステップT4およびT5)。
次に、第5実施例の効果について説明する。第5実施例では、サーバ装置は、接続要求に対して最上流ノードを接続先として案内するという構成になっているため、マルチキャストツリーを構築するための計算に必要な処理負荷をネットワークノード装置に分散することにより、大規模なツリー構築を実現することができる。
次に、第6実施例について図面を参照して詳細に説明する。図13は第6実施例であるサーバ装置の構成図である。
図13を参照すると、第6実施例は、サーバ装置200が、図11に示された第5実施例に加え、ネットワークアドレス検索手段203と、領域検索手段204とを有する点で異なる。ネットワークアドレス検索手段はIPアドレス等のネットワークアドレスをキーとして検索する機能を有する.
これらの手段はそれぞれ概略次のように動作する。ネットワークアドレス検索手段203は、IPアドレスからIPアドレスが存在する領域を検索するマルチキャストツリーの最上流のノードを記憶する。領域検索手段204は、領域ごとの最上流ノードを記憶する。
また、最上流案内手段202は、最上流ノード案内要求を受信し、前記最上流ノード案内要求の発信ノードのIPアドレスから前記ネットワークアドレス検索手段203により領域の情報を検索し、前記領域検索手段204により領域の最上流ノードを検索し、領域の最上流ノードが存在すれば領域の最上流ノードを案内し、領域の最上流ノードが存在しなければ領域の最上流ノードになるように案内することを特徴とする。
次に、図14を参照して第6実施例の全体の動作について詳細に説明する。図14は第6実施例のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。
第5実施例では、最上流ノード記憶手段201においてマルチキャストツリーに参加する任意のノードを最上流のノードとして記憶していた。
第6実施例では、領域ごとの最上流ノードを記憶し、IPアドレスと領域のマッピング情報を利用して、ある領域からの参加者の要求に対して同一領域の最上流ノードを案内する応答を返信する。
まず、サーバ装置は、マルチキャストツリーに参加を希望するネットワークノード装置から最上流ノード案内要求を受信する(図14のステップT1)。
そして、ネットワークアドレス検索手段203は、最上流ノード案内要求を発信したネットワークノード装置のIPアドレスから領域の情報を検索し、該当する領域の最上流ノードの存在の有無を確認する(ステップT6およびT7)。
もし、最上流ノードが存在する場合は、その最上流ノードを接続先として案内する応答を返信する(ステップT3およびT5)。
もし、最上流ノードが存在しない場合は、最上流ノード案内要求を送信したノードを、該当する領域の最上流ノードとして領域検索手段204に登録し、領域の最上流ノードになるように案内する応答を返信する(ステップT8およびT5)。
次に、第6実施例の効果について説明する。第6実施例では、サーバ装置は、接続要求に対して適切な最上流ノードを接続先として案内するという構成になっているため、ネットワークノード間でマルチキャストツリーを構築するために必要なコストを削減させることができる。
また、第6実施例では、さらに、同一領域内のネットワークノード装置間でマルチキャストツリーを構築させるという構成になっているため、遅延の影響を受けにくいネットワーク環境内でネットワークノード装置間の協調調動作が可能であるので、迅速にマルチキャストツリーを構築させることができる。
次に、第7実施例について図面を参照して詳細に説明する。図15は第7実施例であるサーバ装置の構成図である。
図15を参照すると、第7実施例は、サーバ装置200が、図13に示された第6実施例で示した領域検索手段204の代わりに、階層領域検索手段205を有する点で異なる。
この手段は概略次のように動作する。階層領域検索手段205は、階層化された領域の各階層の最上流ノードを記憶する。
また、最上流案内手段202は、最上流ノード案内要求を受信し、最上流ノード案内要求の発信ノードのIPアドレスからネットワークアドレス検索手段203により階層化された領域情報を検索し、適切な階層領域検索手段205から発信ノードの属する階層の領域の最上流ノードを案内し、該当する階層の領域の最上流ノードが存在しなければ、ひとつ高い階層の階層領域検索手段205によりひとつ高い階層の領域の最上流ノードを検索し、ひとつ高い階層の領域の最上流ノードが存在すれば前記該当した階層の領域の最上流ノードになることとひとつ高い階層の領域の最上流ノードを案内し、ひとつ高い階層の領域の最上流ノードが存在しなければひとつ高い階層の領域の最上流ノードになるように案内することを特徴とする。
次に、図16を参照して第7実施例の全体の動作について詳細に説明する。図16は第7実施例のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。
第6実施例では、領域ごとの最上流ノードを記憶し、IPアドレスと領域のマッピング情報を利用して、ある領域からの参加者の要求に対して同一領域の最上流ノードを案内していた。
第7実施例では、階層化された領域ごとの最上流ノードまで記憶し、IPアドレスと階層化された領域のマッピング情報を利用して、ある階層の領域からの参加者の要求に対して同一階層の領域の最上流ノードを案内する応答を返信する。
まず、サーバ装置は、マルチキャストツリーに参加を希望するネットワークノード装置から最上流ノード案内要求を受信する(図16のステップT1)。
そして、ネットワークアドレス検索手段203は、最上流ノード案内要求を発信したネットワークノード装置のIPアドレスから階層化された領域の情報を検索し、該当する階層の領域の最上流ノードの存在の有無を確認する(ステップT9およびT10)。
もし、該当する階層の領域の最上流ノードが存在する場合は、その最上流ノードを接続先として案内する応答を返信する(ステップT3およびT5)。
もし、該当する階層の領域の最上流ノードが存在しない場合は、ステップT9で検索した結果に該当するひとつ高い階層の領域の最上流ノードの存在の有無を確認する(ステップT7)。
もし、該当するひとつ高い階層の領域の最上流ノードが存在する場合は、最上流ノード案内要求を送信したノードを、ステップT9で検索した結果に該当する階層の領域の最上流ノードとして適切な階層領域検索手段205に登録し、該当するひとつ高い階層の領域の最上流ノードを接続先として案内する応答を返信する(ステップT11およびT3およびT5)。
もし、該当するひとつ高い階層の領域の最上流ノードが存在しない場合は、最上流ノード案内要求を送信したノードを、該当するひとつ高い階層の領域の最上流ノードとして適切な階層領域手段205に登録し、ひとつ高い階層の領域の最上流ノードになるように案内する応答を返信する(ステップT8およびT5)。
次に、第7実施例の効果について説明する。第7実施例では、サーバ装置は、同一階層の領域内のネットワークノード装置間でマルチキャストツリーを構築させるという構成になっているため、データ転送時の上流ネットワークノード装置との距離を最短にすることができるので、ネットワークの遅延による影響を最小にすることができる。
次に、第8実施例について図面を参照して詳細に説明する。図17は本発明に係るネットワークノード装置の第8実施例の構成図である。
図17を参照すると、第8実施例は、ネットワークノード装置100が、図1に示された第1実施例に加え、領域識別手段113を有する点で異なる。
この手段は概略次のように動作する。領域識別手段113は、マルチキャストツリーを構成する上で、自分が属している領域と、接続要求を送信したネットワークノード装置が属する領域とを比較する。
ここで、マルチキャストツリーを構成する上での領域とは、ネットワークセグメントのことを示す。第8実施例では、例として拠点やサブネットを取り上げている。
次に、図18を参照して第8実施例の全体の動作について詳細に説明する。図18は第8実施例のネットワークノード装置の動作を示すフローチャートである。
図18のステップS1〜S8、S11〜S14で示される第8実施例における接続状況記憶手段101と、下流接続受付制御手段102と、接続要求受付手段104の動作は、第1実施例の各手段101、102、104の動作と同一のため、説明は省略する。
第8実施例では、接続要求を受け入れることの可否を判断するときに、ネットワークノード装置の属する領域を考慮して接続応答を返信することを特徴とする。
接続要求を受信した時に、領域識別手段113は、マルチキャストツリーを構築する上で、自分が属している領域と、接続要求を送信したネットワークノード装置が属する領域とを比較する(図18のステップS11)。
その比較結果を考慮して第1 実施例の動作で説明した図2のステップS1〜S8、S11〜S14で示した通り、受け入れの可否を判断し、接続要求に対する適切な応答を返信する。
例えば、自分が所属している拠点と同じ拠点から接続要求を受信した場合は、受け入れ応答を返信する。
自分が所属している拠点と異なる拠点から接続要求を受信した場合は、リダイレクト応答を返信する。また、同一と異なる領域の最大接続数をそれぞれ事前に設定しておき、それぞれの設定値を超過しない範囲では接続要求に応じ、超過した場合は領域に応じたリダイレクト応答を返信するなど、領域を考慮した接続受付制御のバリエーションは様々考えられる。
次に、第8実施例の効果について説明する。第8実施例では、ネットワークノード装置が属する領域を考慮した接続受付制御をするというように構成されているため、領域ごとにまとまったマルチキャストツリーを構築することができるので、データ転送や障害回復など、通信に所要する時間を短縮することができる。
次に、第9実施例について図面を参照して詳細に説明する。図19は本発明に係るネットワークノード装置の第9実施例の構成図である。
図19を参照すると、本発明の第9実施例は、ネットワークノード装置100が、図1に示された第1実施例に加え、階層識別手段114を有する点で異なる。
これらの手段はそれぞれ概略次のように動作する。他のネットワークノード装置から接続要求を受け取った際に、階層識別手段114は前記他のネットワークノード装置の属する階層情報を取得し、自己のネットワークノード装置の属する階層情報と比較し、階層の高低差を算出する。
ここで、マルチキャストツリーを構成する上での階層が同じ、あるいは低いとは、マルチキャストツリーを構成するネットワークノード装置が段階的に層をなした場合の各層の高低関係を示す(図25参照)。階層の数は任意である。もっとも高い階層を最高階層、二番目に高い階層を第二階層と呼び、もっとも低い階層を最低階層と呼ぶ。
本発明の実施の形態では、例として階層を拠点、サブネットに区分する。最高階層が拠点を代表するネットワークノード装置が属する階層とする。第二階層が、サブネットを代表するネットワークノード装置が属する階層とする。最低階層が代表でないネットワークノード装置が属する階層とする。三階層として説明する。階層の領域とは、階層のネットワークノード装置とそれの下流に存在するネットワークノード装置を含む領域である。本実施例では例として、最高階層の領域を拠点、第二階層の領域をサブネット、最低階層の領域を代表ではないネットワークノード装置に対応させている。
次に、図20を参照して第9実施例の全体の動作について詳細に説明する。図20は第9実施例のネットワークノード装置の動作を示すフローチャートである。
図20のステップS1〜S2、S4〜S8で示される第9実施例における接続状況記憶手段101と、下流接続受付制御手段102と、接続要求受付手段104の動作は、第1実施例の各手段101、102、104の動作と同一のため、説明は省略する。
第9実施例では、接続要求を受け入れることの可否を判断するときに、自分が属する階層と、接続要求を発信したネットワークノード装置の属する階層を比較して接続要求を受け入れることの可否を判断することを特徴とする。
接続要求を受信した時に、領域識別手段113は、マルチキャストツリーを構築する上で、自分が属している領域と、接続要求を送信したネットワークノード装置が属する領域とを比較する(図20のステップS15)。
その比較結果を考慮して第1実施例の動作で説明した図20のステップS1〜S2、S4〜S8、S15、S90で示した通り、受け入れの可否を判断し、接続要求に対する適切な応答を返信する。特にステップS15では、接続要求ノードの階層情報を調査する。ステップS90では、接続要求ノードの階層情報と自己の階層情報を比較し、接続要求ノードの階層が自己の階層よりも一段低いかを検査する。その結果、一段低い階層に属するノードに対しては受け入れ応答を返す(ステップS4)。それ以外のノードに対しては下流ノードを調べ、リダイレクト応答を返す(ステップS6,S7)。
本実施例のネットワークノードを複数動作させた場合、任意のネットワークノードは自分の階層よりも一段高い階層のネットワークノードと接続された階層化されたマルチキャストツリーを構築する。
他の実施の形態としては、同一の階層からの接続要求に対しては受付応答または同一の階層のネットワークノード装置へのリダイレクト応答を返し、異なる階層からの接続要求に対しては最初のネットワークノード装置に対してのみ受付応答または異なる階層へのリダイレクト応答を返す。
この場合、各階層でマルチキャストツリーを構成し、それぞれのネットワークノード装置の下にマルチキャストツリーがぶら下がる階層化されたマルチキャストツリーが構築される。
以上のとおり、階層を考慮した接続受付制御のバリエーションは様々考えられる。
次に、第9実施例の効果について説明する。第9実施例では、接続要求を発信したネットワークノード装置が属する階層と、既に下流に接続しているネットワークノード装置が属する階層を比較して接続受付制御をするというように構成されているため、ある階層でマルチキャストツリーを構築し、それを基に一段低い階層のマルチキャストツリーを構築することができる。その結果、ツリーの構築や障害回復などの処理がそれぞれの階層の処理として分散され、負荷の低減と構築時間や障害回復時間の短縮になる。さらに、階層の数を増加することによってより大きなツリーの構築を可能とする。
次に、第10実施例について図面を参照して詳細に説明する。本発明の第10実施例は、第6実施例(図13参照)と同様であるが、最上流案内手段202の振る舞いが異なる。
本発明の第10実施例では、最上流案内手段202は、最高階層の領域の最上流ノードになるように案内する時に、接続先としてコンテンツ配信サーバを案内することを特徴とする。
本発明の第10実施例では、まず、サーバ装置は、マルチキャストツリーに参加を希望するネットワークノード装置から最上流ノード案内要求を受信する(図14のステップT1)。
そして、ネットワークアドレス検索手段203は、最上流ノード案内要求を発信したネットワークノード装置のIPアドレスから最高階層の領域の情報を検索し(ステップT6)、該当する領域の最上流ノードの存在の有無を確認する(ステップT7)。
もし、最高階層の領域に最上流ノードが存在する場合は、その最上流ノードを接続先として案内する応答を返信する(ステップT3およびT5)。
もし、最高階層の領域に最上流ノードが存在しない場合は、最上流ノード案内要求を送信したノードを、該当する領域の最上流ノードとして階層領域検索手段205に登録し(ステップT8)、接続先としてコンテンツ配信サーバを案内する応答を返信する(ステップT5)。
この応答を返信する時に、接続先としてコンテンツ配信サーバを案内する。このような振る舞いをすることによって図26のマルチキャストツリーの構成図に示すようなマルチキャストツリーを構築する。
各最高階層の領域の最上流ノードは、直接コンテンツ配信サーバからデータを受信するため、最高階層の領域ごとに独立なマルチキャストツリーを構築する。
次に、第10実施例の効果について説明する。第10実施例では、最高階層の領域ごとの最上流ノードが直接コンテンツ配信サーバからデータを取得するマルチキャストツリーを構築するというように構成されているため、最高階層領域間を往復するトラフィックを削減することができ、リンク帯域を圧迫することによる映像品質の劣化を回避することができる。
また、第10実施例では、さらに、最高階層の領域ごとに独立したマルチキャストツリーを構築するというように構成されているため、他の最高階層の領域のツリーの状況に影響しないので、マルチキャストツリーの安定性が向上する。
次に、第11実施例について図面を参照して詳細に説明する。第11実施例は、第10実施例と同様であるが、最上流案内手段202の振る舞いが異なる。
第10実施例では、最上流案内手段202は、最高階層の領域の最上流ノードになるように案内する時に、接続先としてコンテンツ配信サーバを案内していた。
第11実施例では、最高階層の領域の最上流ノードになるように案内する時に、接続先としてコンテンツ配信サーバ、あるいは他の最高階層の領域の最上流ノードを案内することを特徴とする。
第11実施例では、まず、サーバ装置は、マルチキャストツリーに参加を希望するネットワークノード装置から最上流ノード案内要求を受信する(図14のステップT1)。
そして、ネットワークアドレス検索手段203は、最上流ノード案内要求を発信したネットワークノード装置のIPアドレスから最高階層の領域の情報を検索し(ステップT6)、該当する領域の最上流ノードの存在の有無を確認する(ステップT7)。
もし、最高階層の領域に最上流ノードが存在する場合は、その最上流ノードを接続先として案内する応答を返信する(ステップT3およびT5)。
もし、最高階層の領域に最上流ノードが存在しない場合は、最上流ノード案内要求を送信したノードを、該当する領域の拠点の最上流ノードとして階層領域検索手段205に登録し、接続先としてコンテンツ配信サーバを案内する応答を返信する(ステップT8およびT5)。
この応答を返信する時に、他の最高階層の領域の最上流ノードを検索し、他の最高階層の領域の最上流ノードが存在する場合は、コンテンツ配信サーバではなく任意の最高階層の領域の最上流ノードを接続先として案内する。
もし、他の最高階層の領域の最上流ノードが存在しない場合は、接続先としてコンテンツ配信サーバを案内する。
このような振る舞いをすることによって図27のマルチキャストツリーの構成図に示すマルチキャストツリーを構築する。
1つの最高階層の領域の最上流ノードのみコンテンツ配信サーバから直接データを受信し、それ以外の最高階層の領域の最上流ノードは他の最高階層の領域のノードからデータを受信するため、最高階層の領域間でもツリー構成をなすマルチキャストツリーを構築する。
次に、第11実施例の効果について説明する。第11実施例では、1つの最高階層の領域の最上流ノードのみコンテンツ配信サーバと接続を確立するというように構成されているため、マルチキャストツリーに参加するネットワークノード装置がどれだけ増加してもコンテンツ配信サーバにかかる負荷を一定に抑えることができる。
また、第11実施例では、さらに、各最高階層の領域の最上流ノードのみが最高階層の領域間の接続の確立を試みるというように構成されているため、最高階層領域間を無駄に往復するトラフィックを削減することができる。
次に、第12実施例について図面を参照して詳細に説明する。図21は本発明に係るネットワークノード装置の第12実施例の構成図である。
図21を参照すると、本発明の第12の実施例は、ネットワークノード装置100が、第一実施例の図1に加え、領域識別手段113と階層識別手段114を有する点で異なる。
第12実施例では、他の最高階層の領域の最上流ノードからの接続要求に対して、受け入れ応答またはさらに他の最高階層の領域の最上流ノードへのリダイレクト応答をかえすことを特徴とする。
次に、図22を参照して第12実施例の全体の動作について詳細に説明する。図22は第12実施例のネットワークノード装置の動作を示すフローチャートである。
図22のステップS1〜S5、S7、S8、S11、S12、S15、S16で示される第12実施例における接続状況記憶手段101と、下流接続受付制御手段102と、接続要求手段103、接続要求受付手段104、接続応答受信手段105の動作は、第1実施例の各手段101、102、103、104、105の動作と同一のため、説明は省略する。
第12実施例では、接続要求を受信した時に、領域識別手段113および階層識別手段114を用いて、マルチキャストツリーを構築する上で、自分が属している領域および階層と、接続要求を送信したネットワークノード装置が属する領域および階層とを比較する(図22のステップS11、S15)。
その結果を考慮して、第1実施例の動作で説明した図22のステップS1〜S5、S7、S8、S11、S12、S15〜S19で示したとおり、受け入れの可否を判断し接続要求に対する適切な応答を返信する。
本実施例ではステップS3において接続要求を受け付け不可能である場合、接続要求ノードの階層と自己の階層を比較する(ステップS16)。その結果、同階層であれば同階層の下流ノードへリダイレクトをする(ステップS17、S7)。逆に、異なる階層であれば、接続要求ノードの所属する領域と自己の所属する領域の同一性を比較する(ステップS12)。その結果、同領域であれば、異なる階層の下流ノードへリダイレクトする(ステップS18、S7)。逆に、異なる階層であれば、最上流案内サーバに問い合わせ、正しい最上流サーバへの誘導を要求する(ステップS19)。
このような振る舞いをすることによって図27のマルチキャストツリーの構成図に示すようなマルチキャストツリーを構築する。1つの最高階層の領域の最上流ノードのみコンテンツ配信サーバから直接データを受信し、それ以外の最高階層の領域の最上流ノードは他の最高階層の領域のの最上流ノードからデータを受信する。
次に、第12実施例の効果について説明する。第12実施例では、最高階層の領域間接続を最高階層の領域の最上流ノード間で確立するというように構成されているため、複数拠点間でマルチキャストツリーを構築しても、コンテンツ配信サーバから最下流ノードまでに生じるデータの遅延を短縮することができる。また、拠点間の接続数を削減することが可能となり拠点間リンクに与える負荷を削減することができる。
次に、第13実施例について図面を参照して詳細に説明する。第13実施例は、第12実施例の図21とネットワークノード装置の構成は同様であるが、接続要求受付手段104の振る舞いが異なる。
第13実施例の全体の動作を図23に示す。
第13の実施例では、接続要求受付手段104は、
接続要求を受信したとき、接続要求ノードの階層情報と領域情報を調査し(ステップS11、S15)、受け入れ可能である場合受け入れ応答を返信する(ステップS4、S5)。
受け入れ不可能である場合、接続要求ノードの階層と自己の階層が同一であるかを比較する(ステップS16)。
さらに階層が同じであれば一つ高い階層の領域が同一であるかを比較する(ステップS12)。その結果、階層も領域も同一であれば、同一の階層の下流接続ノードへリダイレクトする(ステップS18、S7)。逆に、階層と領域のどちらかが異なれば、異なる階層の下流接続ノードへリダイレクトする(ステップS17、S7)。
特にステップ12における一つ高い階層の領域の比較に関して例を用いて説明する。例えば最高階層の領域が拠点であり、第二階層の領域がサブネットであり、第三階層が拠点もサブネットも代表しないネットワークノード装置とする。この場合、サブネットを代表するネットワークノード装置同士は同一の拠点に所属するかを比較する。拠点もサブネットも代表しないネットワークノード装置同士は同一のサブネットに所属するかを比較する。
第13実施例では、接続要求を受信した時に、領域識別手段113は、マルチキャストツリーを構築する上で、自分が属している領域と、接続要求を送信したネットワークノード装置が属する領域とを比較する(図23のステップS11)。
このような振る舞いをすることによって図28のマルチキャストツリーの構成図に示すようなマルチキャストツリーを構築する。1つの拠点の最上流ノードのみコンテンツ配信サーバから直接データを受信し、それ以外の拠点の最上流ノードは他の拠点の最下流ノードからデータを受信する。
次に、第13実施例の効果について説明する。第13実施例では、拠点間接続を拠点の最上流ノードと他の拠点の最下流ノードとの間で確立するというように構成されているため、多人数が参加している拠点の最下流ノードから複数拠点へデータを転送することができるので、コンテンツ配信サーバの配信帯域を削減しつつ、拠点間リンク上のトラフィックをさらに削減することができる。また、各拠点で独立にマルチキャストツリーを構築することが可能であるため、ツリーの構築時間や障害回復時間を短縮することができ、拠点領域を細分化することにより大規模なツリーの構築も可能となる。
本発明によれば、低価格でかつ大規模なコンテンツの配信を行うためのマルチキャストツリーを構築するネットワークノード装置や、ネットワークノード装置をコンピュータに実現するためのプログラムといった用途に適用できる。
本発明に係るネットワークノード装置の第1実施例の構成図である。 ネットワークノード装置のサーバとしての動作を示すフローチャートである。 ネットワークノード装置のクライアントとしての動作を示すフローチャートである。 本発明に係るネットワークノード装置の第2実施例の構成図である。 ネットワークノード装置100のサーバとしての動作を示すフローチャートである。 ネットワークノード装置100のクライアントとしての動作を示すフローチャートである。 本発明に係るネットワークノード装置の第3実施例の構成図である。 図8(a)は図7の最上流ノードを記憶するときのネットワークノード装置の動作を示すフローチャート、図8(b)は図7の最上流ノード型障害回復を実施するときのネットワークノード装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係るネットワークノード装置の第4実施例の構成図である。 図10(a)は図9の上流ノードリストを作成するときのネットワークノード装置の動作を示すフローチャート、図10(b)は図9の上流ノードリスト型障害回復を実施するときのネットワークノード装置の動作を示すフローチャートである。 第5実施例であるサーバ装置の構成図である。 第5実施例のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 第6実施例であるサーバ装置の構成図である。 第6実施例のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 第6実施例のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 第7実施例のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係るネットワークノード装置の第8実施例の構成図である。 第8実施例のネットワークノード装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係るネットワークノード装置の第9実施例の構成図である。 第9実施例のネットワークノード装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係るネットワークノード装置の第12実施例の構成図である。 第12実施例のネットワークノード装置の動作を示すフローチャートである。 第13実施例のネットワークノード装置の動作を示すフローチャートである。 第4実施例における上流ノードリストのデータ構造であるFILOを示す図である。 階層的なマルチキャストツリーの説明図である。 第11実施例のマルチキャストツリーの構成図である。 第10、12実施例のマルチキャストツリーの構成図である。 第13実施例のマルチキャストツリーの構成図である。
符号の説明
100 ネットワークノード装置
101 接続状況記憶手段
102 下流接続受付制御手段
103 接続要求手段
104 接続要求受付手段
105 接続応答受信手段
106 接続先変更制御手段
107 接続先変更命令手段
108 接続先変更命令受付手段
109 最上流ノード記憶手段
110 最上流ノード型障害回復手段
111 上流ノードリスト記憶手段
112 上流ノードリスト型障害回復手段
113 領域識別手段
114 階層識別手段
200 ツリーサーバ
201 最上流ノード記憶手段
202 最上流案内手段
203 ネットワークアドレス検索手段
204 領域検索手段
205 階層領域検索手段

Claims (39)

  1. マルチキャストツリーを構成するネットワークノード装置であって、
    接続済みの上流ノードと下流ノードおよび接続候補ノードの情報を記憶する接続状況記憶手段と、
    前記接続状況記憶手段の下流ノードの情報を用いて下流接続先を受け入れることの可否を判断する下流接続受付制御手段と、
    事前に設定された、または、上書きされた前記接続状況記憶手段の接続候補ノードの情報を用いて接続候補ノードへ接続要求を送信する接続要求手段と、
    前記接続要求を受信し、前記下流接続受付制御手段が受け入れ可能と判断すれば接続受け入れ応答を返信し、前記下流接続受付制御手段が受け入れ不能と判断すれば前記接続要求を断り、前記接続状況記憶手段から任意の下流接続ノードを検索し、検索された下流接続ノードに接続を試みることを促すためのリダイレクト応答を返信する接続要求受付手段と、
    前記接続受け入れ応答を受信した場合は前記接続候補ノードの情報を前記上流ノードの情報として上書きし、前記リダイレクト応答を受信した場合は前記リダイレクト応答の中の前記下流接続ノードを前記接続候補ノードとして上書きする接続応答受信手段とを含むことを特徴とするネットワークノード装置。
  2. 前記接続状況記憶手段の下流接続ノードの情報と、接続要求を発信したノードの情報を比較し、前記下流接続ノードに対して前記接続要求を発信したノードの下流に接続するように指示することの是非を判断する接続先変更制御手段と、
    前記接続先変更制御手段が、前記下流接続ノードは前記接続要求を発信したノードの下流に接続すべきと判断すれば、前記下流接続ノードに対して前記接続要求を発信したノードに接続することを指示するスワップ命令を送信する接続先変更命令手段と、
    前記スワップ命令を受信し、前記スワップ命令の中の前記接続要求を発信したノードを前記接続候補ノードとして上書きする接続先変更命令受付手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のネットワークノード装置。
  3. 受け入れ応答、あるいはリダイレクト応答を最初に受信した際に、前記受け入れ応答、前記リダイレクト応答を送信したノードを記憶しておく最上流ノード記憶手段と、
    上流ノードとの接続が完了した後、前記上流ノードとの間で通信障害が発生した場合、前記最上流ノード記憶手段から最上流ノードを前記接続状況記憶手段の接続候補ノードに上書きする処理を行う最上流ノード型障害回復手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載のネットワークノード装置。
  4. リダイレクト応答を受信するたびに前記リダイレクト応答を送信したノードを追加記憶し、上流ノードリストを保守する上流ノードリスト記憶手段と、
    上流ノードとの接続が完了した後、前記上流ノードとの間で通信障害が発生した場合、前記上流ノードリスト記憶手段からノードを一つ選び出し、前記接続状況記憶手段の接続候補ノードに上書きする処理を接続受け入れ応答かリダイレクト応答を受信するまで繰り返す、上流ノードリスト型障害回復手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載のネットワークノード装置。
  5. マルチキャストツリーに参加を希望するネットワークノード装置に対して接続先ネットワークノード装置を案内するサーバ装置であって、
    ツリーの最上流のノードを記憶する最上流ノード記憶手段と、
    最上流ノード案内要求を受信し、前記最上流ノード記憶手段にツリーの最上流ノードが存在すれば前記最上流ノードを案内し、ツリーの最上流ノードが存在しなければ最上流ノード案内要求を送信したノードをツリーの最上流ノードになるように案内する最上流案内手段とを含むことを特徴とするサーバ装置。
  6. マルチキャストツリーの最上流ノードを案内するツリーサーバ装置であって、
    ネットワークアドレスから前記ネットワークアドレスが存在する領域の情報を検索するアドレス検索手段と、
    領域毎の最上流ノードを記憶する領域検索手段と、
    最上流ノード案内要求を受信し、前記最上流ノード案内要求の発信ノードのIPアドレスから前記ネットワークアドレス検索手段により領域の情報を検索し、前記領域検索手段により領域の最上流ノードを検索し、領域の最上流ノードが存在すれば領域の最上流ノードを案内し、領域の最上流ノードが存在しなければ領域の最上流ノードになるように案内する最上流案内手段とを含むことを特徴とする請求項5記載のサーバ装置。
  7. 前記ネットワークアドレス検索手段は、ネットワークアドレスから階層化された領域情報を検索することと、
    前記領域検索手段は、階層化された領域の各階層の最上流ノードを記憶することをさらに特徴とする請求項6記載のサーバ装置。
  8. マルチキャストツリーを構成する上で、前記ネットワークノード装置が属している拠点あるいはサブネットなどの領域と、他のネットワークノード装置が属している拠点あるいはサブネットなどの領域とを比較する領域識別手段とを含むことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のネットワークノード装置。
  9. 階層的なマルチキャストツリーを構成する上で、前記ネットワークノード装置が属している階層と、他のネットワークノード装置が属している階層とを比較する階層識別手段とを含むことを特徴とする請求項1〜4または8いずれか記載のネットワークノード装置。
  10. 前記サーバ装置は、最高階層の領域の最上流ノードに対してのみコンテンツ配信サーバへ接続するように案内することを特徴とする請求項5〜7いずれか記載のサーバ装置。
  11. 前記サーバ装置は、最初に最高階層の領域の最上流ノードになるように案内したノードに対してのみ前記コンテンツ配信サーバへ接続するように案内し、以降の最高階層の領域の最上流ノードになるように案内したノードには前記最初に最高階層の領域の最上流ノードになるように案内したノードに接続するように案内することを特徴とする請求項5〜7いずれか記載のサーバ装置。
  12. 前記領域識別手段と前記階層識別手段を有し、
    前記接続要求受付手段は、最高階層の領域の最上流ノードとして振舞う際に、他の最高階層の領域の最上流ノードからの接続要求に対して、受け入れ応答またはさらに他の最高階層の領域の最上流ノードへのリダイレクト応答をかえすことを特徴とする請求項1から4記載ネットワークノード装置。
  13. 前記領域識別手段と前記階層識別手段を有し、
    前記接続要求受付手段は、最高階層の領域の最上流ノードとして振舞う際に、他の最高階層の領域の最上流ノードからの接続要求に対して、受け入れ応答または低階層の下流ノードへのリダイレクト応答をかえすことを特徴とする請求項1〜4記載のネットワークノード装置。
  14. ネットワークノード装置間でデータを送受信するためのマルチキャストツリー構築方法であって、
    接続済みの上流ノードと下流ノードおよび接続候補ノードの情報を記憶しておくノード記憶ステップと、
    前記下流ノードの情報を用いて下流接続先を受け入れることの可否を判断する受け入れ判断ステップと、
    事前に設定された、または、上書きされた前記接続候補ノードの情報を用いて前記接続候補ノードへ接続要求を送信する送信ステップと、
    前記接続要求を受信し、前記受け入れ判断ステップで受け入れ可能と判断すれば接続受け入れ応答を返信し、前記受け入れ判断ステップで受け入れ不能と判断すれば前記接続要求を断り、前記ノード記憶ステップで記憶したノードから任意の下流接続ノードを検索し、検索された下流接続ノードに接続を試みることを促すためのリダイレクト応答を返信する接続要求受付ステップと、
    前記接続受け入れ応答を受信した場合は前記接続候補ノードの情報を前記上流ノードの情報として上書きし、前記リダイレクト応答を受信した場合は前記リダイレクト応答の中の前記下流接続ノードを前記接続候補ノードとして上書きする接続応答受信ステップとを含むことを特徴とするマルチキャストツリー構築方法。
  15. 前記ノード記憶ステップの下流接続ノードの情報と、接続要求を発信したノードの情報を比較し、前記下流接続ノードに対して前記接続要求を発信したノードの下流に接続するように指示することの是非を判断する接続先変更制御ステップと、
    前記接続先変更制御ステップで、前記下流接続ノードは前記接続要求を発信したノードの下流に接続すべきと判断すれば、前記下流接続ノードに対して前記接続要求を発信したノードに接続することを指示するスワップ命令を送信する接続先変更命令送信ステップと、
    前記スワップ命令を受信し、前記スワップ命令の中の前記接続要求を発信したノードを接続候補ノードとして上書きする接続先変更命令受付ステップとを含むことを特徴とする請求項14記載のマルチキャストツリー構築方法。
  16. 受け入れ応答、あるいはリダイレクト応答を最初に受信した際に、前記受け入れ応答、前記リダイレクト応答を送信したノードを記憶しておく最上流ノード記憶ステップと、
    上流ノードとの接続が完了した後、前記上流ノードとの間で通信障害が発生した場合、前記最上流ノード記憶ステップで記憶した最上流ノードを前記ノード記憶ステップの接続候補ノードに上書きする処理を行う最上流ノード型障害回復ステップとを含むことを特徴とする請求項14または15記載のマルチキャストツリー構築方法。
  17. リダイレクト応答を受信するたびに前記リダイレクト応答を送信したノードを追加記憶し、上流ノードリストを保守する上流ノードリスト記憶ステップと、
    上流ノードとの接続が完了した後、前記上流ノードとの間で通信障害が発生した場合、前記上流ノードリスト記憶ステップで作成したリストからノードを一つ選び出し、前記ノード記憶ステップの接続候補ノードに上書きする処理を接続受け入れ応答かリダイレクト応答を受信するまで繰り返す、上流ノードリスト型障害回復ステップとを含むことを特徴とする請求項14または15記載のマルチキャストツリー構築方法。
  18. マルチキャストツリーに参加を希望するネットワークノード装置に対して接続先ネットワークノード装置を案内する接続先案内方法であって、
    サーバ装置において、
    ツリーの最上流のノードを記憶する最上流ノード記憶ステップと、
    最上流ノード案内要求を受信し、前記最上流ノード記憶ステップで記憶したツリーの最上流ノードが存在すれば前記最上流ノードを案内し、ツリーの最上流ノードが存在しなければ最上流ノード案内要求を送信したノードをツリーの最上流ノードになるように案内する最上流案内ステップとを含むことを特徴とする接続先案内方法。
  19. ネットワークアドレスから前記ネットワークアドレスが存在する領域の情報を検索するアドレス検索ステップと、
    領域毎の最上流ノードを記憶する領域検索ステップと、
    最上流ノード案内要求を受信し、前記最上流ノード案内要求の発信ノードのIPアドレスから前記ネットワークアドレス検索ステップにより領域の情報を検索し、前記領域検索ステップにより領域の最上流ノードを検索し、領域の最上流ノードが存在すれば領域の最上流ノードを案内し、領域の最上流ノードが存在しなければ領域の最上流ノードになるように案内する最上流案内ステップとを含むことを特徴とする請求項18記載の接続先案内方法。
  20. 前記ネットワークアドレス検索ステップは、ネットワークアドレスから階層化された領域情報を検索することと、
    前記領域検索ステップは、階層化された領域の各階層の最上流ノードを記憶することをさらに特徴とする請求項19記載の接続先案内方式。
  21. マルチキャストツリーを構成する上で、前記ネットワークノード装置が属している拠点あるいはサブネットなどの領域と、他のネットワークノード装置が属している拠点あるいはサブネットなどの領域とを比較する領域識別ステップとを含むことを特徴とする請求項14〜17いずれか記載のマルチキャストツリー構築方法。
  22. 階層的なマルチキャストツリーを構成する上で、前記ネットワークノード装置が属している階層と、他のネットワークノード装置が属している階層とを比較すする階層識別ステップを含むことを特徴とする請求項14〜17または21いずれか記載のマルチキャストツリー構築方法。
  23. 前記接続先案内方法は、最高階層の領域の最上流ノードに対してのみコンテンツ配信サーバへ接続するように案内することを特徴とする請求項18〜20いずれか記載の接続先案内方法。
  24. 前記接続先案内方法は、最初に最高階層の領域の最上流ノードになるように案内したノードに対してのみコンテンツ配信サーバへ接続するように案内し、以降の最高階層の領域の最上流ノードになるように案内したノードには前記最初に最高階層の領域の最上流ノードになるように案内したノードに接続するように案内することを特徴とする請求項18〜20いずれか記載の接続先案内方法。
  25. 前記領域識別ステップと前記階層識別ステップを有し、
    最高階層の領域の最上流ノードとして振舞う際に、前記接続要求受付ステップにおいて、他の最高階層の領域の最上流ノードからの接続要求に対して、受け入れ応答またはさらに他の最高階層の領域の最上流ノードへのリダイレクト応答をかえすことを特徴とする請求項14〜17記載のマルチキャストツリー構築方法。
  26. 前記領域識別ステップと前記階層識別ステップを有し、
    最高階層の領域の最上流ノードとして振舞う際に,前記接続要求受付ステップにおいて、他の最高階層の領域の最上流ノードからの接続要求に対して、受け入れ応答または低階層の下流ノードへのリダイレクト応答をかえすことを特徴とする請求項14〜17記載のマルチキャストツリー構築方法。
  27. ネットワークノード装置間でデータを送受信するためのマルチキャストツリー構築方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    接続済みの上流ノードと下流ノードおよび接続候補ノードの情報を前記接続状況記憶手段に記憶させる接続状況記憶処理と、
    前記接続状況記憶手段の下流ノードの情報を用いて下流接続先を受け入れることの可否を判断する下流接続受付制御処理と、
    事前に設定された、または、上書きされた前記接続状況記憶手段の接続候補ノードの情報を用いて接続候補ノードへ接続要求を送信する接続要求処理と、
    前記接続要求を受信し、前記下流接続受付制御処理で受け入れ可能と判断すれば接続受け入れ応答を返信し、前記下流接続受付制御処理で受け入れ不能と判断すれば前記接続要求を断り、前記接続状況記憶手段から任意の下流接続ノードを検索し、検索された下流接続ノードに接続を試みることを促すためのリダイレクト応答を返信する接続要求受付処理と、
    前記接続受け入れ応答を受信した場合は前記接続候補ノードの情報を前記上流ノードの情報として上書きし、前記リダイレクト応答を受信した場合は前記リダイレクト応答の中の前記下流接続ノードを前記接続候補ノードとして上書きする接続応答受信処理とを含むことを特徴とするプログラム。
  28. 前記接続状況記憶手段の下流接続ノードの情報と、接続要求を発信したノードの情報を比較し、前記下流接続ノードに対して前記接続要求を発信したノードの下流に接続するように指示することの是非を判断する接続先変更制御処理と、
    前記接続先変更制御処理で前記下流接続ノードは前記接続要求を発信したノードの下流に接続すべきと判断すれば、前記下流接続ノードに対して前記接続要求を発信したノードに接続することを指示するスワップ命令を送信する接続先変更命令処理と、
    前記スワップ命令を受信し、前記スワップ命令の中の前記接続要求を発信したノードを前記接続候補ノードとして上書きする接続先変更命令受付処理とを含むことを特徴とする請求項27記載のプログラム。
  29. 受け入れ応答、あるいはリダイレクト応答を最初に受信した際に、前記受け入れ応答、前記リダイレクト応答を送信したノードを前記最上流ノード記憶手段に記憶させる最上流ノード記憶処理と、
    上流ノードとの接続が完了した後、前記上流ノードとの間で通信障害が発生した場合、前記最上流ノード記憶手段から最上流ノードを前記接続状況記憶手段の接続候補ノードに上書きする処理を行う最上流ノード型障害回復処理とを含むことを特徴とする請求項27または28記載のプログラム。
  30. リダイレクト応答を受信するたびに前記リダイレクト応答を送信したノードを前記上流ノード追加記憶手段に追加記憶させる上流ノードリスト記憶処理と、
    上流ノードとの接続が完了した後、前記上流ノードとの間で通信障害が発生した場合、前記上流ノードリスト記憶手段からノードを一つ選び出し、前記接続状況記憶処理の接続候補ノードに上書きする処理を接続受け入れ応答かリダイレクト応答を受信するまで繰り返す、上流ノードリスト型障害回復処理とを含むことを特徴とする請求項27または28記載のプログラム。
  31. マルチキャストツリーに参加を希望するネットワークノード装置に対して接続先ネットワークノード装置を案内する接続案内方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    ツリーの最上流のノードを最上流ノード記憶手段に記憶させる最上流ノード記憶処理と、
    最上流ノード案内要求を受信し、前記最上流ノード記憶手段にツリーの最上流ノードが存在すれば前記最上流ノードを案内し、ツリーの最上流ノードが存在しなければ最上流ノード案内要求を送信したノードをツリーの最上流ノードになるように案内する最上流案内処理とを含むことを特徴とするプログラム。
  32. ネットワークアドレスから前記ネットワークアドレスが存在する領域の情報を検索するアドレス検索処理と、
    領域毎の最上流ノードを前記領域検索手段に記憶させる領域検索処理と、
    最上流ノード案内要求を受信し、前記最上流ノード案内要求の発信ノードのIPアドレスから前記ネットワークアドレス検索処理により領域の情報を検索し、前記領域検索処理により領域の最上流ノードを検索し、領域の最上流ノードが存在すれば領域の最上流ノードを案内し、領域の最上流ノードが存在しなければ領域の最上流ノードになるように案内する最上流案内処理とを含むことを特徴とする請求項31記載のプログラム。
  33. 前記ネットワークアドレス検索処理は、ネットワークアドレスから階層化された領域情報を検索することと、
    前記領域検索処理は、階層化された領域の各階層の最上流ノードを記憶することをさらに特徴とする請求項32記載のプログラム。
  34. マルチキャストツリーを構成する上で、前記ネットワークノード装置が属している拠点あるいはサブネットなどの領域と、他のネットワークノード装置が属している拠点あるいはサブネットなどの領域とを比較する領域識別処理とを含むことを特徴とする請求項27〜30いずれか記載のプログラム。
  35. 階層的なマルチキャストツリーを構成する上で、前記ネットワークノード装置が属している階層と、他のネットワークノード装置が属している階層とを比較する階層識別処理とを含むことを特徴とする請求項27〜30または34いずれか記載のプログラム。
  36. 前記サーバ装置は、最高階層の領域の最上流ノードに対してのみ前記コンテンツ配信サーバへ接続するように案内することを含むことを特徴とする請求項31〜33いずれか記載のプログラム。
  37. 前記サーバ装置は、最初に最高階層の領域の最上流ノードになるように案内したノードに対してのみ前記コンテンツ配信サーバへ接続するように案内し、以降の最高階層の領域の最上流ノードになるように案内したノードには前記最初に最高階層の領域の最上流ノードになるように案内したノードに接続するように案内することを含むことを特徴とする請求項31〜33いずれか記載のプログラム。
  38. 前記領域識別処理と前記階層識別処理を有し、
    最高階層の領域の最上流ノードとして振舞う際に、前記接続要求受付処理において、他の最高階層の領域の最上流ノードからの接続要求に対して、
    受け入れ応答またはさらに他の最高階層の領域の最上流ノードへのリダイレクト応答をかえすことを特徴とする請求項27〜30いずれか記載のプログラム。
  39. 前記領域識別処理と前記階層識別処理を有し、
    最高階層の領域の最上流ノードとして振舞う際に、前記接続要求受付処理において、他の最高階層の領域の最上流ノードからの接続要求に対して、受け入れ応答または低階層の下流ノードへのリダイレクト応答をかえすことを特徴とする請求項27〜30いずれか記載のプログラム。
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