JP2002373133A - データ加工中継方法並びに装置及びネットワークシステム装置並びにデータ加工中継処理プログラム及び該処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
データ加工中継方法並びに装置及びネットワークシステム装置並びにデータ加工中継処理プログラム及び該処理プログラムを記録した記録媒体Info
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Abstract
トリームデータに効率良く付加することの可能なデータ
加工中継方法、装置、ネットワークシステム装置、処理
プログラム、及び記録媒体の提供。 【解決手段】中継ノードN1が、ルート側隣接ノードか
ら転送されてくるストリームデータを受信する受信手段
13と、受信されたストリームデータのデータ付加形態
に応じ、各リーフ側隣接ノードに転送すべき広告データ
のカテゴリを、付加広告指示テーブル12を参照して選
択すると共に、その選択したカテゴリに対応して広告デ
ータ記憶手段11に記憶されている広告データを読み出
し、当該読出しに係る広告データのストリームデータに
対する付加、差し替えを行う広告付加・差し替え手段1
4と、広告データの付加、差し替えが行われたストリー
ムデータを、各リーフ側隣接ノードに向けて送信する送
信手段15とを具備する特徴。
Description
法並びに装置及びネットワークシステム装置並びにデー
タ加工中継処理プログラム及び該処理プログラムを記録
した記録媒体に関し、詳しくは、複数の中継ノードによ
るコンテンツデータの中継過程において、コンテンツデ
ータに対し広告データなどの付加データを付加したり、
或いは、そのコンテンツデータのデータ形式を変換する
ためのデータ加工中継方法、並びにその実施に直接使用
するデータ加工中継装置及びデータ加工中継ネットワー
クシステム装置、並びにデータ加工中継方法を実施する
ためのデータ加工中継処理プログラム、及び当該データ
加工処理プログラムを記録した記録媒体に係わる。
ワークを介して、サーバからクライアントに対し広告付
きのストリームデータを配信する場合、そのサーバにお
いて、配信しようとするストリームデータに所要の広告
データを事前に付加したものを用意し、これを各クライ
アントに向け配信する手法が一般に採用されていた。
ームデータに各クライアント(ユーザ)の嗜好に合った
広告データを付加しておくことで、それら各クライアン
トに対し、より効果の高い広告を提示することが可能と
なるが、その一方で、存在する各クライアントの嗜好の
種類に応じた多数の広告付きストリームデータを用意し
ておかなければならないため、サーバの負荷が増加して
そのスケーラビリティが低下するなどの問題が指摘され
ていた。
の手法が提案されており、例えば、特開2000−29
712号公報には、ゲームプログラムをサーバからダウ
ンロードする際に、各地のゲームセンタなどに設置され
た端末局において、広告を選択的に付加する手法が開示
されている。
4353号公報には、ネットワーク内に設置された広告
付加サーバが、クライアントからのデータ取得要求に伴
ってサーバからストリームデータを取得し、当該ストリ
ームデータにクライアントの嗜好に合った広告データを
統計的に付加したものを、その取得要求を行ったクライ
アントに返送する手法が開示されている。
た端末局において広告を選択的に付加する手法では、広
告付加処理の負荷分散を行おうとする場合には、それを
存在する各端末局ごとに行わなければならず、クライア
ントの数が動的に増減した場合には対処できないという
問題があった。
付きストリームデータを得る手法では、クライアント
は、サーバではなく代理サーバにデータ取得要求を行う
必要があるため、その広告付加サーバに負荷が集中する
という問題があった。
目的は、次のとおりである。
ントの嗜好に合った広告などの付加データをコンテンツ
データに効率良く付加することの可能なデータ加工中継
方法並びに装置及びネットワークシステム装置、並びに
データ加工中継処理プログラム及び該処理プログラムを
記録した記録媒体を提供せんとするものである。
の配信過程において、当該コンテンツデータのデータ形
式を各クライアントが受信可能な形式に変換することの
可能なデータ加工中継方法並びに装置及びネットワーク
システム装置、並びにデータ加工中継処理プログラム及
び該処理プログラムを記録した記録媒体を提供せんとす
るものである。
データの配信を、各中継ノード自身の負荷状態や当該各
中継ノードの通信リンクの負荷状態を考慮して行うこと
の可能なデータ加工中継方法並びに装置及びネットワー
クシステム装置並びにデータ加工中継処理プログラム及
び該処理プログラムを記録した記録媒体を提供せんとす
るものである。
特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らかとな
ろう。
上記課題を解決するため、ネットワークを構成する複数
の中継ノードのそれぞれにおいて、そのルート側隣接ノ
ードからコンテンツデータの転送を受けたときに、各リ
ーフ側隣接ノードへ転送すべき付加データのカテゴリを
選択し、転送されてきたコンテンツデータに付加データ
が付加されていない場合には、選択されたカテゴリに対
応して登録されている付加データを各リーフ側隣接ノー
ドへ転送し、転送されてきたコンテンツデータに付加デ
ータが既に付加されており、かつ、当該付加データが、
選択されたカテゴリのものと異なる場合には、その付加
データを、当該カテゴリに対応して登録されている付加
データに差し替えて各リーフ側隣接ノードへ転送し、転
送されてきたコンテンツデータに付加データが既に付加
されており、かつ、当該付加データが、選択されたカテ
ゴリのものと同じ場合には、当該コンテンツデータを各
リーフ側隣接ノードへそのまま転送する、という特徴的
構成手法を講じる。
決するため、ルート側隣接ノードから転送されてくるコ
ンテンツデータを受信する受信手段と、この受信手段で
受信されたコンテンツデータのデータ付加形態に応じ、
各リーフ側隣接ノードに転送すべき付加データのカテゴ
リを、付加指示テーブルを参照して選択すると共に、そ
の選択したカテゴリに対応して付加データ記憶手段に記
憶されている付加データを読み出し、当該読出しに係る
付加データのコンテンツデータに対する付加、差し替え
を行うデータ付加・差し替え手段と、このデータ付加・
差し替え手段により付加データの付加、差し替えが行わ
れたコンテンツデータを、各リーフ側隣接ノードに向け
て送信する送信手段とを具備させる、という特徴的構成
手段を講じる。
おいては、同課題を解決するため、単一のサーバから1
以上のクライアントに向けコンテンツデータを配信する
ためのネットワークを構成する複数の中継ノードに、上
記本発明装置をそれぞれ割り当ててネットワーク構成す
る、という特徴的構成手段を講じる。
題を解決するため、ネットワークを構成する複数の中継
ノードのそれぞれにおいて、そのルート側隣接ノードか
らコンテンツデータの転送を受けたときに、各リーフ側
隣接ノードごとに事前に分類定義された付加データのカ
テゴリを選択する処理ステップと、転送されてきたコン
テンツデータに付加データが付加されていない場合に、
選択されたカテゴリに対応した付加データを各リーフ側
隣接ノードへ転送する処理ステップと、転送されてきた
コンテンツデータに付加データが既に付加されており、
かつ、当該付加データが、選択されたカテゴリのものと
異なる場合に、その付加データを、当該カテゴリに対応
した付加データに差し替えて各リーフ側隣接ノードへ転
送する処理ステップと、転送されてきたコンテンツデー
タに付加データが既に付加されており、かつ、当該付加
データが、選択されたカテゴリのものと同じ場合に、当
該コンテンツデータを各リーフ側隣接ノードへそのまま
転送する処理ステップとを順次踏んで実行する、という
特徴的構成手順を講じる。
を解決するため、それぞれコンピュータを構成する複数
の中継ノードによるコンテンツデータの中継過程におい
て、当該コンテンツデータに対し所定の付加データを付
加するための上記本発明プログラムをにより処理手続を
実録する、という特徴的構成手続を講じる。
の解決では、本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手
法、手段、手順又は手続を採用することにより、前記目
的を達成するよう為される。
ンツデータを配信する単一のサーバと、前記コンテンツ
データを受信する1以上のクライアントと、前記サーバ
と存在する各クライアントとを接続する複数の中継ノー
ドとを具備してなるマルチキャストツリー形のネットワ
ークに適用され、前記複数の中継ノードによる前記コン
テンツデータの中継過程において、当該コンテンツデー
タに対し所定の付加データを付加するためのデータ加工
中継方法であって、前記複数の中継ノードのそれぞれに
対し、前記各クライアントに配信しようとする前記付加
データを、要求される複数のカテゴリに亙って事前に登
録しておくと共に、前記各クライアントの嗜好と前記付
加データの付加コストとの間の相関を表した嗜好コスト
情報に基づき、存在する1以上のリーフ側隣接ノードへ
転送すべき前記付加データのカテゴリを、各リーフ側隣
接ノードごとに分類定義した付加指示テーブルを事前に
設定し、当該各中継ノードにおいて、そのルート側隣接
ノードから前記コンテンツデータの転送を受けたとき
に、前記各リーフ側隣接ノードへ転送すべき前記付加デ
ータのカテゴリを前記付加指示テーブルに基づいて選択
し、転送されてきた前記コンテンツデータに前記付加デ
ータが付加されていない場合には、選択された前記カテ
ゴリに対応して登録されている前記付加データを前記各
リーフ側隣接ノードへ転送し、転送されてきた前記コン
テンツデータに前記付加データが既に付加されており、
かつ、当該付加データが、選択された前記カテゴリのも
のと異なる場合には、その付加データを、当該カテゴリ
に対応して登録されている前記付加データに差し替えて
前記各リーフ側隣接ノードへ転送し、転送されてきた前
記コンテンツデータに前記付加データが既に付加されて
おり、かつ、当該付加データが、選択された前記カテゴ
リのものと同じ場合には、当該コンテンツデータを前記
各リーフ側隣接ノードへそのまま転送してなる、データ
加工中継方法の構成採用にある。
法の第1の特徴における前記各中継ノードにおける前記
付加データのカテゴリの選択を、前記嗜好コスト情報に
基づいて行うことに加え、前記各中継ノード自身の負荷
状態を示す情報に基づいて行ってなる、データ加工中継
方法の構成採用にある。
法の第1又は第2の特徴における前記各中継ノードにお
ける前記付加データのカテゴリの選択を、前記嗜好コス
ト情報に基づいて行うことに加え、前記各中継ノード間
の通信リンクの負荷状態を示す情報に基づいて行ってな
る、データ加工中継方法の構成採用にある。
法の第1、第2又は第3の特徴における前記各中継ノー
ドにおける前記付加指示テーブルの設定を、その下流に
位置する1以上の中継ノードから転送されてくる1以上
の嗜好コスト情報に所定の演算を集約的に施し、当該演
算により得られた新たな嗜好コスト情報を、その上流に
位置する中継ノードへ転送する一連の処理を、前記各ク
ライアントを基点としながら、前記ネットワークの下流
から上流に向け段階的に実行することにより行ってな
る、データ加工中継方法の構成採用にある。
ータを配信する単一のサーバと、前記コンテンツデータ
を受信する1以上のクライアントと、前記サーバと存在
する各クライアントとを接続する複数の中継ノードとを
具備してなるマルチキャストツリー形のネットワークに
適用され、前記複数の中継ノードによる前記コンテンツ
データの中継過程において、当該コンテンツデータのデ
ータ形式を変換するためのデータ加工中継方法であっ
て、前記複数の中継ノードのそれぞれに対し、前記サー
バから配信される前記コンテンツデータのデータ形式を
前記各クライアントが受信可能な形式に変換するための
データ形式変換手段を、要求される複数のカテゴリに亙
って事前に登録しておくと共に、前記各クライアントの
嗜好と前記コンテンツデータのデータ形式変換コストと
の間の相関を表した嗜好コスト情報に基づき、存在する
1以上のリーフ側隣接ノードにおいて採用すべき前記デ
ータ形式変換手段のカテゴリを、各リーフ側隣接ノード
ごとに分類定義した変換指示テーブルを事前に設定し、
当該各中継ノードにおいて、そのルート側隣接ノードか
ら前記コンテンツデータの転送を受けたときに、前記各
リーフ側隣接ノードにおいて採用すべき前記データ形式
変換手段のカテゴリを前記変換指示テーブルに基づいて
選択し、転送されてきた前記コンテンツデータのデータ
形式を得るための前記データ形式変換手段が、選択され
た前記カテゴリのものと異なる場合には、当該コンテン
ツデータを、当該カテゴリに対応して登録されている前
記データ形式変換手段により変換して前記各リーフ側隣
接ノードへ転送し、転送されてきた前記コンテンツデー
タのデータ形式を得るための前記データ形式変換手段
が、選択された前記カテゴリのものと同じ場合には、当
該コンテンツデータを前記各リーフ側隣接ノードへその
まま転送してなる、データ加工中継方法の構成採用にあ
る。
法の第5の特徴における前記各中継ノードにおける前記
データ形式変換手段のカテゴリの選択を、前記嗜好コス
ト情報に基づいて行うことに加え、前記各中継ノード自
身の負荷状態を示す情報に基づいて行ってなる、データ
加工中継方法の構成採用にある。
法の第5又は第6の特徴における前記各中継ノードにお
ける前記データ形式変換手段のカテゴリの選択を、前記
嗜好コスト情報に基づいて行うことに加え、前記各中継
ノード間の通信リンクの負荷状態を示す情報に基づいて
行ってなる、データ加工中継方法の構成採用にある。
法の第5、第6又は第7の特徴における前記各中継ノー
ドにおける前記変換指示テーブルの設定を、その下流に
位置する1以上の中継ノードから転送されてくる1以上
の嗜好コスト情報に所定の演算を集約的に施し、当該演
算により得られた新たな嗜好コスト情報を、その上流に
位置する中継ノードへ転送する一連の処理を、前記各ク
ライアントを基点としながら、前記ネットワークの下流
から上流に向け段階的に実行することにより行ってな
る、データ加工中継方法の構成採用にある。
サーバから1以上のクライアントに向けコンテンツデー
タを配信するためのマルチキャストツリー形のネットワ
ークに適用される複数の中継ノードをそれぞれ構成し、
前記コンテンツデータの中継過程において、当該コンテ
ンツデータに対し所定の付加データを付加するためのデ
ータ加工中継装置であって、存在する各クライアントに
配信しようとする前記付加データを、要求される複数の
カテゴリに亙って事前に記憶する付加データ記憶手段
と、前記各クライアントの嗜好と前記付加データの付加
コストとの間の相関を表した嗜好コスト情報に基づき、
存在する1以上のリーフ側隣接ノードへ転送すべき前記
付加データのカテゴリを、各リーフ側隣接ノードごとに
事前に分類定義してなる付加指示テーブルと、ルート側
隣接ノードから転送されてくる前記コンテンツデータを
受信する受信手段と、この受信手段で受信された前記コ
ンテンツデータのデータ付加形態に応じ、前記各リーフ
側隣接ノードに転送すべき前記付加データのカテゴリ
を、前記付加指示テーブルを参照して選択すると共に、
その選択した前記カテゴリに対応して前記付加データ記
憶手段に記憶されている前記付加データを読み出し、当
該読出しに係る前記付加データの前記コンテンツデータ
に対する付加、差し替えを行うデータ付加・差し替え手
段と、このデータ付加・差し替え手段により前記付加デ
ータの付加、差し替えが行われた前記コンテンツデータ
を、前記各リーフ側隣接ノードに向けて送信する送信手
段とを具備してなる、データ加工中継装置の構成採用に
ある。
置の第1の特徴における前記受信手段が、1以上のリー
フ側隣接ノードから転送されてくる1以上の嗜好コスト
情報を受信する機能を具備し、前記付加指示テーブル
が、前記受信手段で受信された前記1以上の嗜好コスト
情報を抽出する嗜好コスト情報抽出手段と、この嗜好コ
スト情報抽出手段により抽出された前記1以上の嗜好コ
スト情報を保持する嗜好コスト情報テーブルと、この嗜
好コスト情報テーブルに保持された前記1以上の嗜好コ
スト情報に所定の演算を集約的に施して、新たな嗜好コ
スト情報を得る嗜好コスト情報集計手段とに基づく内容
更新が可能なものであり、前記送信手段が、前記嗜好コ
スト情報集計手段により得られた前記新たな嗜好コスト
情報を、前記ルート側隣接ノードに向けて送信する機能
を具備してなる、データ加工中継装置の構成採用にあ
る。
から1以上のクライアントに向けコンテンツデータを配
信するためのマルチキャストツリー形のネットワークに
適用される複数の中継ノードをそれぞれ構成し、前記コ
ンテンツデータの中継過程において、当該コンテンツデ
ータのデータ形式を変換するためのデータ加工中継装置
であって、存在する各クライアントに配信しようとする
前記コンテンツデータのデータ形式を前記各クライアン
トが受信可能な形式に変換するためのデータ形式変換手
段を、要求される複数のカテゴリに亙って事前に記憶す
るデータ形式変換手段記憶手段と、前記各クライアント
の嗜好と前記コンテンツデータのデータ形式変換コスト
との間の相関を表した嗜好コスト情報に基づき、存在す
る1以上のリーフ側隣接ノードにおいて採用すべき前記
データ形式変換手段のカテゴリを、各リーフ側隣接ノー
ドごとに事前に分類定義してなる変換指示テーブルと、
ルート側隣接ノードから転送されてくる前記コンテンツ
データを受信する受信手段と、この受信手段で受信され
た前記コンテンツデータのデータ形式に応じ、前記各リ
ーフ側隣接ノードにおいて採用すべき前記データ形式変
換手段のカテゴリを、前記変換指示テーブルを参照して
選択すると共に、その選択した前記カテゴリに対応して
前記データ形式変換手段記憶手段に記憶されている前記
データ形式変換手段を読み出し、当該読出しに係る前記
データ形式変換手段により前記コンテンツデータのデー
タ形式を変換するデータ形式変換手段と、このデータ形
式変換手段により前記データ形式の変換が行われた前記
コンテンツデータを、前記各リーフ側隣接ノードに向け
て送信する送信手段とを具備してなる、データ加工中継
装置の構成採用にある。
置の第3の特徴における前記受信手段が、1以上のリー
フ側隣接ノードから転送されてくる1以上の嗜好コスト
情報を受信する機能を具備し、前記変換指示テーブル
が、前記受信手段で受信された前記1以上の嗜好コスト
情報を抽出する嗜好コスト情報抽出手段と、この嗜好コ
スト情報抽出手段により抽出された前記1以上の嗜好コ
スト情報を保持する嗜好コスト情報テーブルと、この嗜
好コスト情報テーブルに保持された前記1以上の嗜好コ
スト情報に所定の演算を集約的に施して、新たな嗜好コ
スト情報を得る嗜好コスト情報集計手段とに基づく内容
更新が可能なものであり、前記送信手段が、前記嗜好コ
スト情報集計手段により得られた前記新たな嗜好コスト
情報を、前記ルート側隣接ノードに向けて送信する機能
を具備してなる、データ加工中継装置の構成採用にあ
る。
第1の特徴は、単一のサーバから1以上のクライアント
に向けコンテンツデータを配信するためのマルチキャス
トツリー形のネットワークを構成する複数の中継ノード
に、前記コンテンツデータの中継過程において、当該コ
ンテンツデータに対し所定の付加データを付加するため
の上記本発明装置の第1の特徴に示されるデータ加工中
継装置をそれぞれ割り当ててネットワーク構成してな
る、データ加工中継ネットワークシステム装置の構成採
用にある。
特徴は、単一のサーバから1以上のクライアントに向け
コンテンツデータを配信するためのマルチキャストツリ
ー形のネットワークを構成する複数の中継ノードに、前
記コンテンツデータの中継過程において、当該コンテン
ツデータに対し所定の付加データを付加するための上記
本発明装置の第2の特徴に示されるデータ加工中継装置
をそれぞれ割り当ててネットワーク構成してなる、デー
タ加工中継ネットワークシステム装置の構成採用にあ
る。
特徴は、単一のサーバから1以上のクライアントに向け
コンテンツデータを配信するためのマルチキャストツリ
ー形のネットワークを構成する複数の中継ノードに、前
記コンテンツデータの中継過程において、当該コンテン
ツデータのデータ形式を変換するための上記本発明装置
の第3の特徴に示されるデータ加工中継装置をそれぞれ
割り当ててネットワーク構成してなる、データ加工中継
ネットワークシステム装置の構成採用にある。
特徴は、単一のサーバから1以上のクライアントに向け
コンテンツデータを配信するためのマルチキャストツリ
ー形のネットワークを構成する複数の中継ノードに、前
記コンテンツデータの中継過程において、当該コンテン
ツデータのデータ形式を変換するための上記本発明装置
の第4の特徴に示されるデータ加工中継装置をそれぞれ
割り当ててネットワーク構成してなる、データ加工中継
ネットワークシステム装置の構成採用にある。
コンテンツデータを配信する単一のサーバと、前記コン
テンツデータを受信する1以上のクライアントと、前記
サーバと存在する各クライアントとを接続する複数の中
継ノードとを具備してなるマルチキャストツリー形のネ
ットワークに適用され、それぞれコンピュータを構成す
る前記複数の中継ノードによる前記コンテンツデータの
中継過程において、当該コンテンツデータに対し所定の
付加データを付加するためのデータ加工中継処理プログ
ラムであって、前記複数の中継ノードのそれぞれにおい
て、そのルート側隣接ノードから前記コンテンツデータ
の転送を受けたときに、前記各クライアントの嗜好と前
記付加データの付加コストとの間の相関を表した嗜好コ
スト情報に基づき、存在する1以上のリーフ側隣接ノー
ドごとに事前に分類定義された前記付加データのカテゴ
リを選択する処理ステップと、転送されてきた前記コン
テンツデータに前記付加データが付加されていない場合
に、選択された前記カテゴリに対応して事前に登録され
ている前記付加データを各リーフ側隣接ノードへ転送す
る処理ステップと、転送されてきた前記コンテンツデー
タに前記付加データが既に付加されており、かつ、当該
付加データが、選択された前記カテゴリのものと異なる
場合に、その付加データを、当該カテゴリに対応して事
前に登録されている前記付加データに差し替えて前記各
リーフ側隣接ノードへ転送する処理ステップと、転送さ
れてきた前記コンテンツデータに前記付加データが既に
付加されており、かつ、当該付加データが、選択された
前記カテゴリのものと同じ場合に、当該コンテンツデー
タを前記各リーフ側隣接ノードへそのまま転送する処理
ステップとを有してなる、データ加工中継処理プログラ
ムの構成採用にある。
ンツデータを配信する単一のサーバと、前記コンテンツ
データを受信する1以上のクライアントと、前記サーバ
と存在する各クライアントとを接続する複数の中継ノー
ドとを具備してなるマルチキャストツリー形のネットワ
ークに適用され、それぞれコンピュータを構成する前記
複数の中継ノードによる前記コンテンツデータの中継過
程において、当該コンテンツデータのデータ形式を変換
するためのデータ加工中継処理プログラムであって、前
記複数の中継ノードのそれぞれにおいて、そのルート側
隣接ノードから前記コンテンツデータの転送を受けたと
きに、前記各クライアントの嗜好と前記コンテンツデー
タのデータ形式変換コストとの間の相関を表した嗜好コ
スト情報に基づき、前記コンテンツデータのデータ形式
を前記各クライアントが受信可能な形式に変換するた
め、存在する1以上のリーフ側隣接ノードごとに事前に
分類定義されたデータ形式変換手段のカテゴリを選択す
る処理ステップと、転送されてきた前記コンテンツデー
タのデータ形式を得るための前記データ形式変換手段
が、選択された前記カテゴリのものと異なる場合に、当
該コンテンツデータを、当該カテゴリに対応して事前に
登録されている前記データ形式変換手段により変換して
前記各リーフ側隣接ノードへ転送する処理ステップと、
転送されてきた前記コンテンツデータのデータ形式を得
るための前記データ形式変換手段が、選択された前記カ
テゴリのものと同じ場合に、当該コンテンツデータを前
記各リーフ側隣接ノードへそのまま転送する処理ステッ
プとを有してなる、データ加工中継処理プログラムの構
成採用にある。
ンテンツデータを配信する単一のサーバと、前記コンテ
ンツデータを受信する1以上のクライアントと、前記サ
ーバと存在する各クライアントとを接続する複数の中継
ノードとを具備してなるマルチキャストツリー形のネッ
トワークに適用され、それぞれコンピュータを構成する
前記複数の中継ノードによる前記コンテンツデータの中
継過程において、当該コンテンツデータに対し所定の付
加データを付加するための上記本発明プログラムの第1
の特徴に示されるデータ加工中継処理プログラムにより
処理手続を実録してなる、データ加工中継処理プログラ
ムを記録した記録媒体の構成採用にある。
ツデータを配信する単一のサーバと、前記コンテンツデ
ータを受信する1以上のクライアントと、前記サーバと
存在する各クライアントとを接続する複数の中継ノード
とを具備してなるマルチキャストツリー形のネットワー
クに適用され、それぞれコンピュータを構成する前記複
数の中継ノードによる前記コンテンツデータの中継過程
において、当該コンテンツデータのデータ形式を変換す
るための上記本発明プログラムの第2の特徴に示される
データ加工中継処理プログラムにより処理手続を実録し
てなる、データ加工中継処理プログラムを記録した記録
媒体の構成採用にある。
き、添付図面を参照しつつ、初めに、その概要として、
複数の中継ノードによるストリームデータの中継過程に
おいて、当該ストリームデータに対し、所定の付加デー
タとして広告データを付加する場合を想定して説明し、
これに引き続き、その概要説明に基づく第1及び第2の
装置例、ネットワークシステム装置例及び方法例と、そ
の方法例を実施するためのプログラム例及び記録媒体例
を順に説明し、さらに、これらの変形例として、上記ス
トリームデータのデータ形式を変換する場合を想定した
2つの例を挙げて詳細に説明するものとする。
ら複数のクライアントに対しマルチキャストによりスト
リームデータを配信する場合を想定する。但し、クライ
アントが1つである特別な場合を想定することで、本発
明は、1対1の通信(ユニキャスト)にも適用可能であ
る。
類用意された広告カテゴリの中から、1つ又は複数のカ
テゴリを選択するものとする。但し、このときの広告カ
テゴリの選択は、ユーザが敢えて明示的に行う必要はな
く、例えば、クライアントにおけるネットワークのアク
セス履歴から、ユーザの嗜好に関する情報を自動的に抽
出するようにしてもよい。
に対する広告データの付加又は差し替えを、マルチキャ
ストツリー形のネットワークにおけるリーフ側隣接ノー
ド(以下、「子ノード」又は単に「子」ともいう)ごと
に行う機能を具備するものとする。
マルチキャストネットワークにおいて、サーバから送信
されたストリームデータがクライアントに到着するまで
に、各中継ノードにおいて、クライアントが嗜好した広
告を付加するという条件の下で、ネットワーク全体に亙
る広告データの付加・差し替えのコストを最小にするた
めの手段と手法及び手順並びに手続を以下に示す。
装置例)まず、図1は、本発明の第1の装置例に係る中
継ノード(本発明にいう「データ加工中継装置」)の内
部構成を示すブロック図である。
ードN1は、単一のサーバ(図示せず)から1以上のク
ライアント(図示せず)に向けストリームデータを配信
するためのマルチキャストツリー形のネットワーク(図
示せず)に適用され、所要のストリームデータの中継過
程において、当該ストリームデータに対し広告データを
付加するために、基本的に、広告データ記憶手段11
と、付加広告指示テーブル12と、受信手段13と、広
告付加・差し替え手段14と、送信手段15とを具備し
て構成される。
在する各クライアントに配信しようとする広告データ
を、要求される複数のカテゴリに亙って事前に記憶する
ものであり、付加広告指示テーブル12は、各クライア
ントの嗜好と広告データの付加コストとの間の相関を表
した嗜好ベクタ(本発明にいう「嗜好コスト情報」の一
形態。詳細は後述)に基づき、存在する1以上のリーフ
側隣接ノード(図示せず)へ転送すべき広告データのカ
テゴリを、各リーフ側隣接ノードごとに事前に分類定義
したものである。
ド(図示せず)から転送されてくるストリームデータを
受信すると共に、1以上のリーフ側隣接ノードから転送
されてくる1以上の嗜好ベクタを受信するものである。
なお、この受信手段13は、広告データ記憶手段11に
事前に登録されるべき広告データをネットワークから受
信するようにも機能する。
受信手段13で受信されたストリームデータのデータ付
加形態に応じ、各リーフ側隣接ノードに転送すべき広告
データのカテゴリを、付加広告指示テーブル12を参照
して選択すると共に、その選択したカテゴリに対応して
広告データ記憶手段11に記憶されている広告データを
読み出し、当該読出しに係る広告データのストリームデ
ータに対する付加、差し替えを行うものである。
替え手段14により広告データの付加、差し替えが行わ
れたストリームデータを、各リーフ側隣接ノードに向け
て送信するものである。
図示の嗜好抽出手段16、嗜好情報テーブル17、及び
嗜好集計手段18による内容更新が可能なものである。
手段13で受信された1以上の嗜好ベクタを抽出(不要
なパケットヘッダ等を除去)する嗜好抽出手段16と、
この嗜好抽出手段16により抽出された1以上の嗜好ベ
クタを保持する嗜好情報テーブル17と、この嗜好情報
テーブル17に保持された1以上の嗜好ベクタに所定の
演算を集約的に施して、新たな嗜好ベクタを得る嗜好集
計手段18とに基づく内容更新が可能である。
N1により、本発明にいう「データ加工中継ネットワー
クシステム装置」を構成するには、単一のサーバから1
以上のクライアントに向けストリームデータを配信する
ためのマルチキャストツリー形のネットワークを構成
し、当該ネットワークに、以上の中継ノードN1を複数
の中継ノードにそれぞれ割り当てればよい(そのネット
ワークの形態は、特に図示はしていないが、後述する方
法例において明らかとなる)。
成された中継ノードN1及びネットワークシステム装置
により実施される第1の方法例について説明する。
デルを想定する。即ち、中継ノードN1が、ルート側隣
接ノード(以下、「親ノード」又は単に「親」ともい
う)からのパケットを、各々のリーフ側隣接ノードに対
し単に転送するコストは「0」で、広告データの付加・
差し替え処理を行うコストは「1」であるとする。
N1が、c個の子を持つ場合、x個の子に対しては単に
転送し、残りのc−x個の子に対しては、広告データの
付加・差し替え処理を実行して送出したとすると、該当
する中継ノードN1のコストはc−xとなる。このコス
トモデルの下でネットワーク全体のコストを少なくする
ことは、広告データの付加・差し替えの回数を少なくす
ることを意味する。
でネットワーク全体のコストを最小化するための方法を
以下に説明する。なお、本方法は、「要求フェーズ」と
「配送フェーズ」の2つのフェーズにより実現される。
が嗜好する広告のカテゴリ(以下、「広告カテゴリ」又
は単に「カテゴリ」ともいう)がネットワークに伝えら
れ、それをもとに、複数の中継ノード(N1,N1,
…)の中から、広告データの付加・差し替えを実際に行
う中継ノードN1を決定する。
よる決定をもとに、適切な中継ノードN1で、適切な広
告データの付加・差し替えを実際に行う。以下に、これ
ら要求フェーズ及び配送フェーズの詳細な動作を説明す
る。
びクライアントが、マルチキャストツリーにおける親ノ
ードに向って、以下に定義する嗜好ベクタを定期的に送
信する。即ち、広告カテゴリ数をnとした場合、嗜好ベ
クタとは、要素を「1」又は「0」とするn次元ベクタ
(nビットベクタ)であり、その嗜好ベクタのiビット
目が「1」であれば、i番目の広告カテゴリを嗜好して
いることを表す。
テゴリを希望する場合、nビットベクタ中のiビット目
を「1」とした嗜好ベクタを親ノードへ送信する。例え
ば、嗜好ベクタ(0,1,0)は、3つの広告カテゴリ
から2番目のカテゴリを希望することを表す。
リを同時に希望することも可能であり、例えば、嗜好ベ
クタ(1,1,0)は、3つの広告カテゴリから1番目
と2番目のカテゴリを希望することを表す。従って、ど
の広告カテゴリでもよい場合には、嗜好ベクタは(1,
1,1)となる。
フェーズの処理を図面を用いて説明する。
方法例に係るストリームデータ加工中継方法における要
求フェーズの概要を示す図である。
ドN1は、子から送信された嗜好ベクタの多数決をと
り、最も要求の多い広告カテゴリに対応する嗜好ベクタ
の要素(ビット)のみを「1」にして、当該嗜好ベクタ
を親ノードに送信する。このとき、最も要求の多い広告
カテゴリが複数ある場合は、それら広告カテゴリに対応
する嗜好ベクタの要素を全て「1」(他の要素は
「0」)とし、その嗜好ベクタを親ノードに送信する。
れた嗜好ベクタが、図示のように(1,0,0),
(1,0,1)であった場合、これらの和をとると
(2,0,1)となるので、その1ビット目のみを
「1」にセットし直した嗜好ベクタ(1,0,0)を親
ノードに送信する。つまり、全ての子から送られた嗜好
ベクタの和をとり、最大値をとるビットのみを「1」に
して他は「0」にセットし、これを親ノードに送信する
ようにする。
ードN1は、配送フェーズにおいて付加・差し替えを行
うべき広告データのカテゴリを示すテーブル、即ち、前
述した付加広告指示テーブル12を、各子から送られて
きた上述の嗜好ベクタに従って生成し記憶する。
「In」の列は、親ノードからのストリームデータに付
加されていた広告データのカテゴリを表し、「Out
1」,「Out2」,…の列は、1番目,2番目,…の
子へ出力するストリームデータに付加すべき広告データ
のカテゴリを表す。また、「φ」は、広告データが付加
されていない状態を表し、「A」,「B」,「C」は、
それぞれ、1番目,2番目,3番目の広告カテゴリを表
す。
好ベクタ(1,0,0)を送信してきた子には、カテゴ
リAの広告の付加・差し替えを、また、嗜好ベクタ
(1,0,1)を送信してきた子には、カテゴリA又は
Cの広告の付加・差し替えを行うよう、前述の広告付加
・差し替え手段14に指示する。但し、後者の場合、親
ノードからのストリームデータに付加されている広告デ
ータのカテゴリに応じ、可能な限り転送だけで済むよう
に当該付加広告指示テーブル12を構成する。
にカテゴリCの広告データが付加されていた場合には、
嗜好ベクタ(1,0,1)を送信してきた子に対して
は、カテゴリCを選択することにより、当該ストリーム
データの転送だけで済ませることができる(カテゴリA
を選択した場合、差し替え(カテゴリC→カテゴリA)
が必要になってコストが増加するため、これを回避する
ようにしている)。
ェーズの処理を図面を用いて説明する。
タ加工中継方法における配送フェーズの具体的動作例を
示す図である。
されるノードはクライアントを表し、「S」で示される
ノードはサーバを表し、他のノードは中継ノードN1
(以下、符号「1」,「2」,「3」,「4」により代
替表示)を表す。また、広告カテゴリは「A」と「B」
の2種類あり、上述のクライアントを示す符号(「A」
及び「B」)は、該当するクライアントが嗜好する広告
カテゴリを表す(但し、「A」及び「B」を、それぞ
れ、1番目及び2番目の広告カテゴリとする)。
号のうち、「*」は、任意の広告カテゴリ(広告データ
が付加されていない状態を含む)に適合することを意味
する(「In」,「Out1」,「Out2」,「φ」
については、図2のそれらと同様であるが、子の番号に
ついては、図の左の子から順に、1,2,3,…という
ように番号付けされていることを仮定している)。
を嗜好するクライアントは、嗜好ベクタ(1,0)を親
ノードに送り、広告カテゴリBを嗜好するクライアント
は、嗜好ベクタ(0,1)を親ノードに送る。
(1,0)を子から受け取るので、配送フェーズにおい
て、親ノード(中継ノード2)から送られてきたストリ
ームデータに付加されている広告データのカテゴリによ
らず、広告カテゴリAに属する広告データの付加又は差
し替えが行われるよう、付加広告指示テーブル12を生
成し、親ノードに対し、子ノードから受け取った嗜好ベ
クタ(1,0)をそのまま送信する。
好ベクタ(0,1),(1,0)が送られてくるので、
中継ノード2からのストリームデータに付加されてきた
広告データのカテゴリによらず、図の左の子には広告カ
テゴリBに属する広告データの付加又は差し替えが、右
の子には広告カテゴリAに属する広告データの付加又は
差し替えが行われるよう付加広告指示テーブル12を構
成し、中継ノード2に対し、前述した規則に従って生成
した新たな嗜好ベクタ(1,1)を送信する。
から嗜好ベクタ(1,0),(1,1)が送られること
になり、当該中継ノード2は、左の子(中継ノード3)
に対しては、親ノード(中継ノード1)からのストリー
ムデータに付加されている広告データのカテゴリによら
ず、広告カテゴリAに属する広告データの付加又は差し
替えが、また、右の子(中継ノード4)に対しては、広
告カテゴリA又はBの何れかに属する広告データ(コス
トが少なくて済む方のカテゴリに属する広告データ)の
付加又は差し替えが行われるよう、付加広告指示テーブ
ル12を構成する。
のストリームデータに広告カテゴリAの広告データが付
加されていても、広告カテゴリBの広告データが付加さ
れていても、当該ストリームデータは、そのまま中継ノ
ード4に転送されることになる。但し、ストリームデー
タに広告データが何も付加されていない場合には、中継
ノード2は、広告カテゴリA又はBのうちの何れかを任
意に選択し、その選択したカテゴリの広告データをスト
リームに付加して、中継ノード4に送信する(中継ノー
ド1の動作は、前述した中継ノード3におけるそれと同
様)。
付加広告指示テーブルをもとに、配送フェーズにおいて
広告データの付加・差し替えが行われる。
から送られた嗜好ベクタを同時に受け取るとは限らない
ため、実際には、子から送信された嗜好ベクタを、前述
した嗜好情報テーブル17にて記憶しておき、全ての子
からの嗜好ベクタが揃った時点で、新たな嗜好ベクタを
得るための多数決をとることになる。また、嗜好ベクタ
の変更や、マルチキャストツリーへのクライアントの参
加や離脱などに対応するため、所要の多数決を取る操作
は、例えば、子からの嗜好ベクタが変更されたことを契
機に行ったり、或いは、予め設定された所定の時間間隔
ごとに行うようにするとよい。
るデータ加工中継方法における配送フェーズの具体的動
作例を示す図である(図3に示した要求フェーズに対
応)。
3,4は、親ノードから送られてきたストリームデータ
に付加されている広告データをもとに、実際の広告デー
タの付加・差し替えの処理を決定する。このため、要求
フェーズによるテーブル更新のタイミングのずれによ
り、親ノードに送信した嗜好ベクタと矛盾するカテゴリ
に属する広告データの付加されたストリームデータが、
親ノードから送られてきたとしても、「クライアントの
嗜好どおりに広告を付加する」という機能が破綻をきた
すことはない。
は、独立して動作することが可能であり、要求フェーズ
によって各付加広告指示テーブル12が更新される時間
間隔が十分に長ければ、上記コストモデルのもとでコス
ト最小の配送が実現される。
差し替え処理を通常の方法により実行した場合のコスト
例を示す図である。
ツリーのリーフを構成する各クライアントが、広告カテ
ゴリとして「A」,「B」,「C」の何れかを嗜好して
いる場合を想定する。また、図示の太実線、点線、及び
破線は、それぞれ、広告カテゴリA,B,Cの広告デー
タが付加されたストリームデータが流れる通信リンクを
表し、各中継ノードの近傍に付与された数字は、それら
各中継ノードにおけるコストを表す。
ライアントが最も多く存在することを根拠に、サーバ直
下の中継ノードにおいて、そのカテゴリAの広告データ
をストリームデータに付加し、各クライアントが隣接す
る中継ノードにおいて、それら各クライアントの嗜好に
合わせて広告データの差し替えを行うものとする。
行った場合、本マルチキャストネットワーク全体のコス
トは、各中継ノードにおけるコストの和をとれば、「1
1」となることが理解される。
るデータ加工中継方法により広告データの付加・差し替
え処理を実行した場合の第2のコスト例を示す図であ
る。
ータの差し替えを行った場合、マルチキャストネットワ
ーク全体のコストは、「8」となり、前述した通常の場
合よりも少ないコストで、所要の広告データの付加・差
し替え処理を実行することが可能となる。
装置例)続いて、図7は、本発明の第2の装置例に係る
中継ノード(本発明にいう「データ加工中継装置」)の
内部構成を示すブロック図である。
ードN2は、第1の装置例におけるそれと同様、単一の
サーバ(図示せず)から1以上のクライアント(図示せ
ず)に向けストリームデータを配信するためのマルチキ
ャストツリー形のネットワーク(図示せず)に適用さ
れ、所要のストリームデータの中継過程において、当該
ストリームデータに対し広告データを付加するために、
基本的に、広告データ記憶手段21と、付加広告指示テ
ーブル22と、受信手段23と、広告付加・差し替え手
段24と、送信手段25とを具備して構成される。
加広告指示テーブル22、受信手段23、広告付加・差
し替え手段24、及び送信手段25の構成は、第1の装
置例におけるそれと同様であるので、その説明は省略す
る。
図示のコスト抽出手段26、コスト情報テーブル27、
及びコスト集計手段28による内容更新が可能である。
手段23で受信された1以上のコストベクタ(本発明に
いう「嗜好コスト情報」の一形態。詳細は後述)を抽出
するコスト抽出手段26と、このコスト抽出手段26に
より抽出された1以上のコストベクタを保持するコスト
情報テーブル27と、このコスト情報テーブル27に保
持された1以上のコストベクタに所定の演算を集約的に
施して、新たなコストベクタを得る嗜好集計手段18と
に基づいて、その内容が更新される。
N2により、本発明にいう「データ加工中継ネットワー
クシステム装置」を構成するには、単一のサーバから1
以上のクライアントに向けストリームデータを配信する
ためのマルチキャストツリー形のネットワークを構成
し、当該ネットワークに、以上の中継ノードN2を複数
の中継ノードにそれぞれ割り当てればよい(そのネット
ワークの形態は、特に図示はしていないが、後述する方
法例において明らかとなる)。
成された中継ノードN2及びネットワークシステム装置
により実施される第2の方法例について、さらに一般的
なコストモデルを想定して説明する。
タ加工中継方法におけるコストモデルの概要を示す図で
ある。
継ノードN2(以下、符号「k」により代替表示)がc
個の子を持っている場合において、親ノードから送信さ
れてきたストリームデータにi番目のカテゴリの広告デ
ータが付加されていたときに、その広告データを、j番
目の子に対してa(j)番目のカテゴリの広告データに差
し替える状況を想定する。
タの付加・差し替えコストが、図示のように、fk(i,
a(1),a(2),…,a(c))で与えられるものとする。但
し、広告データが付加されていない状態も、一つの広告
カテゴリであると想定し、以降の説明では、広告データ
の差し替えのみを考慮するものとする。また、同じ広告
カテゴリに属する広告データは、その差し替えコストの
観点から、同等であるものとする。そうしない場合は、
カテゴリをさらに細分化することにより、上記の条件を
満たすようにすればよい。
告カテゴリが、それぞれ、「A1」及び「A2」,
「B1」及び「B2」,「C1」及び「C2」に細分化され
た場合でも、クライアントにとって意味のあるカテゴリ
分けが「A」,「B」,「C」であるならば、ユーザイ
ンターフェイスの上では「A」,「B」,「C」という
カテゴリ分けにしておき、例えば、広告カテゴリAを嗜
好するときは、実際には、広告カテゴリA1又はA2を嗜
好するように解釈して処理すればよい。
トワーク全体のコストが最小になるように広告データの
差し替えを行う方法を以下に説明する。なお、本方法
も、第1の方法例における場合と同様、「要求フェー
ズ」と「配送フェーズ」の2つのフェーズにより実現さ
れる。
は、ストリームデータに、自己の嗜好する広告データが
付加されていたときは、コスト「0」であり、それ以外
の広告データが付加されていたときは、コスト無限大
「∞」であるという情報を、親ノードに送信する。この
情報を、広告カテゴリ数nに対し、n次元のベクタ(コ
ストベクタ)で表すことにすると、例えば、4番目のカ
テゴリの広告データを嗜好する子からのコストベクタ
は、(∞,∞,∞,1,∞,∞,…,∞)となる。
ら送信されたコストベクタと、広告データの差し替えに
かかるコストを表す関数fk(i,a(1),a(2),…,a
(c))とに基づき、親から受け取ったストリームデータに
カテゴリiの広告データが付加されていた場合におけ
る、中継ノードkをルートとするサブツリーの最小コス
ト値を各iに対して求め、これをコストベクタで表して
親ノードに送信する。
(k)から受け取ったストリームデータに、カテゴリiの
広告データが付加されており、その中継ノードkをルー
トとするサブツリーをT(k)とした場合において、この
ときに達成し得るT(k)の最小コストをvk iとすれば、
当該中継ノードkは、P(k)に対し、n次元のコストベ
クタVk=(vk 1,vk 2,…,vk n)を送信する。
れたコストベクタと上記関数fk(i,a(1),a(2),…,
a(c))とから計算され(詳細な計算法は後述)、例え
ば、Vkが(10,23,41)であるとすると、広告
カテゴリの数は3つあり、P(k)からのストリームデー
タに、1番目、2番目、又は3番目のカテゴリに属する
広告データが付加されていた場合に達成し得るT(k)の
最小コストは、それぞれ「10」,「23」,「41」
であることを表す。そして、上記のようなコストベクタ
の計算・送信処理は、リーフからルートに向かって順に
実行される。
=1,2,…,n)に対しvk iを達成するために、各子
に送出するストリームデータに関して差し替えるべき広
告データのカテゴリは、そのvk iの計算過程において得
ることができるので、これを付加広告指示テーブル22
として記録しておき、この付加広告指示テーブル22を
利用して、第1の方法例と同様に、配送フェーズにおい
て広告データの差し替えを行うようにする。
明すれば、以下のようになる。即ち、まず、c個の子を
持つ任意の中継ノードkが、ストリームデータに付加さ
れた広告データを、j(j=1,2,…,n)番目の子
に対して、a(j)番目のカテゴリの広告データに差し替
える場合を想定する。
広告データが付加されたストリームデータが到着したと
すると、中継ノードkにおける広告データの差し替えに
関するコストは、上述の関数fk(i,a(1),a(2),…,
a(c))で表される。
から送られてきたn次元コストベクタを、Uj=
(uj 1,uj 2,…,uj n)とし、j番目の子が中継ノー
ドCk(j)であるとすると、kからa(j)番目の広告デー
タが付加されたストリームデータが送られたときのT
(Ck(j))の最小コストは、uj a(j)である。
は、fk(i,a(1),a(2),…,a(c))+u1 a(1)+…+uc
a(c)となる。よって、Vk=(vk 1,vk 2,…,vk n)
の要素viは、a(1),a(2),…,a(c)の全ての組み合
せの中におけるfk(i,a(1),a(2),…,a(c))+u1
a(1)+…+uc a(c)の最小値とすればよい。
て、Vk=(vk 1,vk 2,…,vk n)を得ると共に、各
vk iを達成するa(1),a(2),…,a(c)の組み合せ
を、各中継ノードkにおける付加広告指示テーブル22
に記録しておくようにする。
るデータ加工中継方法における要求フェーズの具体的動
作例を示す図であり、図10(a)乃至(c)は、同デ
ータ加工中継方法におけるコスト関数の具体例を示す図
である。
アントとの間に、3つの中継ノードが介在している状態
において、各中継ノードk(1,2,3)に関するコス
ト関数が、fk(i,a(1),a(2),…,a(c))=gk(i,a
(1))+gk(i,a(2))+…+gk(i,a(c))と分解できる
場合を例に挙げる。
各子への広告データ差し替えの処理に要するコストは、
完全に独立であり、かつ、コスト関数としては互いに等
しい場合を意味している。
gkの例を挙げれば、図10(a)乃至(c)の各左列
に示すようになる。図中、コスト関数gkの各行は差し
替え前の広告カテゴリを表し、その各列は差し替え後の
広告カテゴリを表し、「φ」,「A」,「B」について
は、それぞれ、1番目,2番目,3番目の広告カテゴリ
として扱っている。但し、広告データが何も付加されて
いない状態も一つの広告カテゴリと見なしている。
て、広告データが何も付加されていない状態から、広告
データAを付加するのに要するコストg1(φ,A)は、
「10」である(同図に示したコストベクタ及び付加広
告指示テーブル22は、図10左列に示すコスト関数を
もとに、要求フェーズにおいて送出、生成されたもので
ある)。
の第2の方法例に係るデータ加工中継方法における要求
フェーズの具体的動作例の一部分を示す図であり、図1
2(a)乃至(c)は、同データ加工中継方法における
コスト関数の計算例を示す図、図13は、同データ加工
中継方法における要求フェーズの具体的動作例の他の一
部分を示す図である。
が、その子である中継ノード3からコストベクタU1=
(20,1,20)を受け取った場合、中継ノード1に
送信すべきコストベクタと、中継ノード2に生成すべき
付加広告指示テーブル22の計算法とは、図12に示す
ようなものとなる。
ードからのストリームデータに、i番目のカテゴリの広
告データが付加されていた場合に達成し得るT(2)の最
小コストを表している。何れの場合も、子に対して、カ
テゴリAの広告データに差し替えて送出することが、最
小コストを達成するための選択であることが理解される
(図12(b)参照)。
ように、中継ノード3へ送出するコストベクタと、中継
ノード2に生成すべき付加広告指示テーブル22とが得
られるようになり、以下、図13に示すように、中継ノ
ード2における要求フェーズ処理が完了した後に、同様
な処理が中継ノード3,2,1の順に行われて、全ての
中継ノードに付加広告指示テーブル22が生成され、こ
れをもとに、以下に説明する配送フェーズにおいて、広
告データの付加・差し替え処理が行われる。
係るデータ加工中継方法における配送フェーズの具体的
動作例を示す図である。
ストリームデータは、各中継ノード1,2,3の各付加
広告指示テーブル22に従って処理される。即ち、中継
ノード1では、広告データが付加されないままストリー
ムデータが転送され、中継ノード2では、当該ストリー
ムデータにカテゴリAの広告データが付加されて転送さ
れ、中継ノード3では、既にカテゴリAの広告データが
ストリームデータに付加されているので、転送のみが行
われる。
を最小にする。図9の例において、中継ノード2のみに
より広告データの付加処理が行われるのは、図10に示
したように、G2が、G1及びG3の要素よりも値の小さ
い要素を持つためである。例えば、このコスト値に、中
継ノードの負荷状態を反映させることにより、負荷分散
を行えることが理解される。
係るデータ加工中継方法における他の要求フェーズの具
体的動作例を示す図であり、図16(a)乃至(d)
は、同データ加工中継方法における他のコスト関数の計
算例を示す図である。
アントに対して、マルチキャストによりストリームデー
タを配送する場合、中継ノード2や中継ノード4のよう
に、複数の子を持つノードが存在するため、図9に示し
た例の場合と同様に、fk(i,a(1),a(2),…,a(c))
=gk(i,a(1))+gk(i,a(2))+…+gk(i,a(c))
と分解できる場合を仮定すると、j(j=1,2,…,
c)番目の子からのコストベクタUj=(uj 1,uj 2,
…,uj n)に対して、fk(i,a(1),a(2),…,a(c))
+u1 a(1)+u2 a(2)+…+uc a(c)=(gk(i,a(1))+u1
a(1))+(gk(i,a(2))+u2 a(2))+…+(gk(i,a(c))
+uc a(c))となる。
a(j)の最小値を求めて、その和をとることにより、f
k(i,a(1),a(2),…,a(c))+u1 a(1)+u2 a(2)+…+u
c a(c)の最小値を求めることができる(同図に示すコス
トベクタ及び付加広告指示テーブル22は、gkが図1
6(a)乃至(d)の各左列に示す形態で与えられたと
きに、要求フェーズにおいて送出、生成されたものであ
る)。なお、中継ノード1や中継ノード3は、子が1つ
であるため、コストベクタ及び付加広告指示テーブル2
2の計算方法は、図9に示した例と同様である。
の中継ノード2に関わる部分を示す図であり、図18
(a)乃至(d)は、図17における中継ノード2の計
算例を示す図、図19は、図15の中継ノード2がコス
トベクタを送出する様子を示す図である。
に対し、中継ノード3からコストベクタU1=(20,
1,20)が、また、中継ノード4からコストベクタU
2=(4,3,3)が、それぞれ到着したものとする。
2を表す行列G2とから、図10に示した例と同様な計算
を行うことで、図18(a)及び(b)に示すような計
算結果が得られ、さらに、子ごとの最小値の和をとるこ
とにより、図18(c)に示すように、中継ノード1に
送出すべきコストベクタV2=(16,6,15)が得
られるようになり、以下、図19に示すように、中継ノ
ード2における要求フェーズ処理の完了に伴い、同時に
最小値を得るために差し替えるべき広告データのカテゴ
リが、各子ノードごとに中継ノードに付加広告指示テー
ブル22に設定され、これをもとに、以下に説明する配
送フェーズにおいて、所要の広告データの付加・差し替
え処理が行われる。
係るデータ加工中継方法における他の配送フェーズの具
体的動作例を示す図である。
ストリームデータは、各中継ノード1,2,3,4の各
付加広告指示テーブル22に従って処理される。即ち、
中継ノード1では、ストリームデータにカテゴリAの広
告データが付加され、中継ノード2では、既にカテゴリ
Aの広告データがストリームデータに付加されているの
で、転送のみが行われ、中継ノード3では、同様の理由
で転送のみが行われ、中継ノード4では、図示の左の子
に対してのみ、カテゴリBの広告データに差し替えら
れ、右の子に対しては転送のみが行われる。
おいて、所要の広告データの差し替え処理が行われ、中
継ノード2及び中継ノード3においては、単に転送のみ
が行われるようになっている。これは、図16に示した
ように、行列G1及びG4の要素の値が、行列G2及びG3
の要素の値よりも相対的に小さいことを反映している。
従って、図9の例の場合と同様、gkに各中継ノード
1,2,3,4の負荷状態を反映させることにより、ネ
ットワーク全体の負荷分散を実現できることが理解され
る。
加することにより、トラヒック量が著しく増加すること
が予想される場合、マルチキャストツリーを構成する通
信リンクの中で、使用可能帯域の狭い通信リンクをスト
リームデータが通過するときは、それに広告データを付
加しない方が有効である。
kとj番目の子の間とを結ぶツリー上における通信リン
クが混雑しているとすると、a(j)≠φのときのコスト
関数fk(i,a(1),a(2),…,a(c))の値を大きめに設
定することで、この通信リンクを、ストリームデータが
通過するときはなるべく広告データが付加されない状態
にすることが可能である。
視聴者数やそのストリームデータの種類、或いは、時々
刻々移り変わる場面の情報などを、広告データとは別に
付加しておくことにより、各中継ノードにおいて、クラ
イアントが嗜好するカテゴリに属する広告データの中か
ら、視聴者数などの情報に応じた所定の広告データを選
択し、付加・差し替えを行うことなどもできる。
ータ加工中継方法に適用可能な視聴者数−広告カテゴリ
検索テーブルを示す図である。
テゴリ検索テーブル29は、その行が視聴者数を、列が
広告カテゴリを表しており、「A1」,「A2」,「A
3」が、広告カテゴリAに属する広告データを、「B
1」,「B2」,「B3」が、広告カテゴリBに属する
広告データを、「C1」,「C2」,「C3」が、広告
カテゴリCに属する広告データを、それぞれ表してい
る。
ーブル29を、付加広告指示テーブル22に加えて各中
継ノードN2に置くことにより、視聴者数に応じて、付
加・差し替えを行うべき広告データを変更することがで
きる。
告指示テーブル22により、カテゴリBの広告データを
付加(差し替え)するよう指示されている場合、サーバ
からのストリームデータに付加されている視聴者数情報
が「5000」ならば、「B2」なる広告データを付加
(差し替え)するようにすればよい。このような方法を
採用することにより、広告主やストリームデータの提供
者とユーザとの双方の意向を反映した広告付けを行うこ
とも可能となる。
以上に説明した第1及び第2の方法例の実施に適用しう
るプログラム例、及び記録媒体例について説明する。
ノードN1,N2は、パケットからなるストリームデー
タの送受信を行うコンピュータにより構成される。従っ
て、以上に説明した第1及び第2の方法例は、これを実
行手順としてプログラム化することが可能である。
えば、(a)中継ノードのルート側隣接ノードからスト
リームデータの転送を受けたときに、各クライアントの
嗜好と広告データの付加コストとの間の相関を表した嗜
好ベクタ又はコストベクタに基づき、存在する1以上の
リーフ側隣接ノードごとに付加広告指示テーブル12,
22として事前に分類定義された広告データのカテゴリ
を選択する処理ステップと、(b)転送されてきたスト
リームデータに広告データが付加されていない場合に、
選択されたカテゴリに対応して広告データ記憶手段1
1,21に事前に登録されている広告データを各リーフ
側隣接ノードへ転送する処理ステップと、(c)転送さ
れてきたストリームデータに広告データが既に付加され
ており、かつ、当該広告データが、選択されたカテゴリ
のものと異なる場合に、その広告データを、当該カテゴ
リに対応して広告データ記憶手段11,21に事前に登
録されている広告データに差し替えて各リーフ側隣接ノ
ードへ転送する処理ステップと、(d)転送されてきた
ストリームデータに広告データが既に付加されており、
かつ、当該付加データが、選択されたカテゴリのものと
同じ場合に、当該ストリームデータを各リーフ側隣接ノ
ードへそのまま転送する処理ステップとを具備させれば
よい。
ステップからなる一連の手続を任意の記録媒体に書き込
んでおき、これを、実行に先立って中継ノードN1,N
2(ネットワークを構成する全ての中継ノード)に導入
すれば、所要の広告データ付加機能に関するデータ加工
中継処理が実現されるようになる。
ークシステム装置例並びに方法例、並びにデータ加工中
継処理プログラム及び記録媒体につき、ストリームデー
タに付加すべき所要の付加データとして、広告データを
例に挙げて説明したが、これは、単に本発明の一適用例
に過ぎず、本発明は、他の任意の付加データに対しても
同様に適用可能である。
第1及び第2の装置例及びネットワークシステム装置例
並びに方法例、並びにデータ加工中継処理プログラム及
び記録媒体の変形例として、ストリームデータのデータ
形式を変換する場合の例について説明する。なお、この
第1の変形例では、ストリームデータのデータ形式が、
存在する全ての種別につき互いに変換可能である(可逆
性を有する)ことを前提とする。
を行う場合、中継ノードとして、第1及び第2の装置例
にそれぞれ示した広告データ記憶手段(11,21)に
代わるデータ形式変換手段記憶手段、付加広告指示テー
ブル(12,22)に代わる変換指示テーブル、及び広
告付加・差し替え手段(14、24)に代わるデータ形
式変換手段を新たに構成し、さらに、当該各装置例にお
けるそれと同様な受信手段、送信手段、嗜好又はコスト
抽出手段、嗜好又はコスト情報テーブル、及び嗜好又は
コスト集計手段を設定する。
は、存在する各クライアントに配信しようとするストリ
ームデータのデータ形式を各クライアントが受信可能な
形式に変換するためのデータ形式変換手段を、要求され
る複数のカテゴリに亙って事前に記憶するものであり、
変換指示テーブルは、各クライアントの嗜好とストリー
ムデータのデータ形式変換コストとの間の相関を表した
嗜好ベクタ又はコストベクタに基づき、存在する1以上
のリーフ側隣接ノードにおいて採用すべきデータ形式変
換手段のカテゴリを、各リーフ側隣接ノードごとに事前
に分類定義したものである。
受信されたストリームデータのデータ形式に応じ、各リ
ーフ側隣接ノードにおいて採用すべきデータ形式変換手
段のカテゴリを、変換指示テーブルを参照して選択する
と共に、その選択したカテゴリに対応してデータ形式変
換手段記憶手段に記憶されているデータ形式変換手段を
読み出し、当該読出しに係るデータ形式変換手段により
ストリームデータのデータ形式を変換するものである。
により、データ加工中継ネットワークシステム装置を構
成するには、単一のサーバから1以上のクライアントに
向けストリームデータを配信するためのマルチキャスト
ツリー形のネットワークを構成し、当該ネットワーク
に、以上の中継ノードを複数の中継ノードにそれぞれ割
り当てればよい。
び第2の方法例で説明した広告データのカテゴリA,
B,φを、それぞれ、互いに翻訳可能な言語であると解
釈し、中継ノードが翻訳機能を具備しているものとして
説明することができる。これにより、サーバが言語φで
記述されたストリームデータを送出し、それを、クライ
アントに届くまでの経路上にある中継ノードにおいて翻
訳することにより、クライアントが要求する言語で記述
されたストリームデータを送り届けるサービスに利用す
ることができる。
映像データなどに対する翻訳を想定すれば、その翻訳と
は、エンコード方式の変換又はメディア変換と解釈する
ことができる。但し、この種のデータ変換は片方向にし
か行えない場合も少なくないため、本変形例における方
法の適用に際しては、以上のデータ変換の特質を考慮す
るようにする。
れるデータ加工中継方法における要求フェーズの具体的
動作を示す図であり、図23は、同データ加工中継方法
における配送フェーズの具体的動作を示す図である。
要のストリームデータをエンコード方式Cで送出し、3
つのクライアントは、それとは異なるエンコード方式A
又はBによりストリームデータを受信する。但し、以上
の各エンコード方式のうち、方式Bから方式Aへの変換
は可能であるが、その逆の方式Aから方式Bへの変換は
できないものとする(これを「B⊃A」と表す)。ま
た、本図の説明では、コストモデルとして、簡単化のた
め、図3で説明したものと同じコストモデルを用いてい
るが、図9で説明した一般的なコストモデルに対しても
拡張可能である。
ぞれ、1番目,2番目,3番目のエンコード方式とした
場合、中継ノード4は、2つの子から嗜好ベクタ(0,
1,0),(1,0,0)を受け取るが、B⊃Aである
ので、中継ノード2に対しては、エンコード方式Aを要
求することはできないため、嗜好ベクタ(0,1,0)
を送信する。
ら、嗜好ベクタ(1,0,0),(0,1,0)を受け
取るが、B⊃Aであるので、中継ノード1に対しては、
嗜好ベクタ(0,1,0)を送信する。
おいて、図示のような変換指示テーブルが各中継ノード
1,2,3,4に設定され、配送フェーズにおいて、図
23に示すようなエンコード方式の変換が実現される。
但し、サーバが送出するデータ形式は、Bに変換可能で
あるとする(そうでない場合は、このようなサービス自
体が成り立たない)。
する場合、当該プログラムに、例えば、(a´)中継ノ
ードのルート側隣接ノードからストリームデータの転送
を受けたときに、各クライアントの嗜好とストリームデ
ータのデータ形式変換コストとの間の相関を表した嗜好
ベクタ又はコストベクタに基づき、ストリームデータの
データ形式を各クライアントが受信可能な形式に変換す
るため、存在する1以上のリーフ側隣接ノードごとに変
換指示テーブルとして事前に分類定義されたデータ形式
変換手段のカテゴリを選択する処理ステップと、(b
´)転送されてきたストリームデータのデータ形式を得
るためのデータ形式変換手段が、選択されたカテゴリの
ものと異なる場合に、当該ストリームデータを、当該カ
テゴリに対応してデータ形式変換手段記憶手段に事前に
登録されているデータ形式変換手段により変換して各リ
ーフ側隣接ノードへ転送する処理ステップと、(c´)
転送されてきたストリームデータのデータ形式を得るた
めのデータ形式変換手段が、選択されたカテゴリのもの
と同じ場合に、当該ストリームデータを各リーフ側隣接
ノードへそのまま転送する処理ステップとを具備させれ
ばよい。
ステップからなる一連の手続を任意の記録媒体に書き込
んでおき、これを、実行に先立って中継ノード(ネット
ワークを構成する全ての中継ノード)に導入すれば、所
要のデータ変換機能に関するデータ加工中継処理が実現
されるようになる。
して、ストリームデータのデータ形式が、存在する全て
の種別につき互いに変換可能とは限らない(不可逆性を
有するものが存在する)場合の例を、前述した第1及び
第2の方法例に基づいて説明する。なお、以降の説明で
は、存在する全データ形式中に、クライアントが要求す
る何れのデータ形式にも変換可能なデータ形式が、少な
くとも1つは存在するものと仮定する(この仮定を無視
した場合、全てのクライアントを1つのマルチキャスト
ツリーに収容することは不可能となる)。
適用されるデータ加工中継方法において、第1の方法例
で説明したストリームデータにおけるデータ形式間の変
換に関する制約を規定した変換制約グラフ(有向グラ
フ)を示す図である。
点に示す数字は、存在する全データ形式の種別(全4
種)をそれぞれ表しており、データ形式iからデータ形
式jへの変換が可能であるとき、節点iから節点jへ至
る有向枝(i,j)が存在する。但し、データ形式iを
データ形式jへ実際に変換する際に、中間に他の1以上
のデータ形式を経る必要がある場合も、「データ形式i
からデータ形式jへの変換が可能である」と定義する。
ルでは、任意のデータ形式変換がコスト「1」で行われ
るので、該当するデータ形式が直接変換可能であるか否
については、何ら意味を持たないためである。従って、
節点iから節点jに有向路が存在すれば、必ず有向枝
(i,j)が存在する。
の方法例の適用を受ける第1の装置例に示した中継ノー
ドN1の嗜好集計手段18に予め保持させるか、或い
は、受信手段13を通じて1以上のリーフ側隣接ノード
から転送されてくる嗜好ベクタに、データとして付加さ
せるようにすればよい。
グラフ30が与えられた場合における各中継ノード又は
クライアントが送出する嗜好ベクタと、この嗜好ベクタ
に対応して配送されるストリームデータとの関係を示す
図である。
に定義する。即ち、全データ形式数をnとすると、嗜好
ベクタは、要素を「1」又は「0」とするn次元ベクタ
(nビットベクタ)であり、そのnビット中のiビット
目が「1」であれば、i番目のデータ形式が要求されて
いることを表す。
好ベクタの集約方法を説明すれば、嗜好ベクタの定義よ
り、中継ノード2は、2番目又は4番目のデータ形式を
要求していることが理解される。これらのデータ形式で
中継ノード1から中継ノード2にストリームデータを送
り出すためには、変換制約グラフ30の規定により、当
該ストリームデータは、2番目、3番目、又は4番目の
データ形式である必要がある。
ト)jが要求するデータ形式に変換可能な、親ノードか
らのストリームデータのデータ形式の集合をSjで表せ
ば、S2={2,3,4},S3={2,3,4},S5
={1,2,3}となる(j=4は欠番)。
たすためには、親ノードからのストリームデータのデー
タ形式は、S2∩S3∩S5={2,3}でなくてはなら
ない。従って、ここでは、2番目又は3番目のデータ形
式を親ノードに対して要求することになる。
和は(1,2,1,2)であるので、親ノードからのス
トリームデータが2番目のデータ形式であるときの方
が、中継ノード1における変換コストが少ない。従っ
て、中継ノード1は、親ノード(図示の「サーバ1
0」)に対し(0,1,0,0)を送出する。
嗜好ベクタ(0,1,0,1)及び(0,0,1,1)
は、S6={1,2,3,4},S7={2,3,4},
S8={1,2,3,4},及びS9={2,3,4}で
あることに基づいて導くことができる。上記Sjの各子
にわたる積集合は、任意のデータ形式に変換可能がデー
タ形式が少なくとも1つは存在するので、空集合である
ことはない。
まとめれば、以下のようになる。 1.各子jからの嗜好ベクタと変換制約グラフ30から
Sjを計算する。 2.各子jからの嗜好ベクタの和(s1,s2,…,
sn)を計算する。 3.Sjの要素をiとし、siの集合の中で最大値をとる
iの集合をIとする。 4.親ノードへ送出する嗜好ベクタは(b1,b2,…,
bn)。但し、i’がIの要素であれば、bi’=1と
し、そうでなければ、bi’=0とする。
同様に、各子からの嗜好ベクタを満足するデータ形式に
ストリームデータが変換されるように、変換指示テーブ
ルが生成される。但し、嗜好ベクタ更新時のタイミング
などにより、一時的に、要求したデータ形式以外のデー
タ形式で、親ノードからストリームデータが到着した場
合は、子が要求するデータ形式に変換可能であれば変換
し、変換不可能であればデータパケット自体を破棄すれ
ばよい。
ことがない安定したネットワークであれば、さほど問題
にはならない。なぜなら、各クライアントや中継ノード
が、同じ嗜好ベクタを定期的に送信し続けている間は、
以下の理由により、要求したデータ以外のデータ形式で
親ノードからストリームデータが届くことはないからで
ある。
求が満たされるように嗜好ベクタを計算するので、上記
クライアント又は中継ノード以外の親ノードの子が嗜好
ベクタを変更したとしても、親ノードが新たに生成する
嗜好ベクタにより要求するストリームデータは、やは
り、上記クライアント又は中継ノードが要求するデータ
形式に変換可能であるからである。
i1<i2ならば、i2番目のデータ形式からi1番目のデ
ータ形式への変換は可能であるが、その逆は不可能であ
るとする制約が考えられる。この場合、嗜好ベクタの計
算は、次のように簡単化できる。
からの嗜好ベクタを(bj 1,bj 2,…,bj n)、bj i=
1を満たす添字iの最小値をmin(j)とし、全ての子jに
わたるmin(j)の最大値をTとすると、全ての子jに対す
るSjの積集合は、集合{i|i≧T}である。
例)に示す中継ノード1の場合、min(2)=2,min(3)=
3,min(5)=1であるから(j=4は欠番)、T=3と
なり、S2∩S3∩S5={3,4}となる。このとき、
3つの子からの嗜好ベクタの和は(1,2,1,2)で
あるので、中継ノード1は、親ノード(図示の「サーバ
10」)に対し(0,0,0,1)を送出する。
に基づく変換制約の対応方法について説明したが、これ
に対し、第2の方法例で述べたコストモデルでは、関数
fk(i,a(1),a(2),…,a(c))の値を次のように設定
することで、所要の変換制約に対応することができる。
ータ形式が、a(1),a(2),…,a(c)の中に含まれている
場合は、fk(i,a(1),a(2),…,a(c))=∞(無限
大)と設定することにより、このような(i,a(1),a
(2),…,a(c))の組み合わせを除外することができる。
また、fk(i,a(1),a(2),…,a(c))の値には、デー
タ形式間の変換コストの違いを反映させることができ
る。
れるデータ加工中継方法において、第2の方法例で説明
したストリームデータにおけるデータ形式間の変換に関
する制約を規定した変換制約グラフ(有向グラフ)を示
す図である。なお、各有向枝のラベルは、対応するデー
タ変換コストを表している。
与えられた場合において、第2の方法例と同様に、f
k(i,a(1),a(2),…,a(c))=gk(i,a(1))+g
k(i,a(2))+…+gk(i,a(c))と分解できる場合を考
え、さらに、gk(i,a(j))を有向枝(i,a(j))のラ
ベルと定義すれば、fk(2,1,1,3)=gk(2,1)
+gk(2,1)+gk(2,3)=3+3+2=8と計算さ
れる。
を(i,a(1),a(2),…,a(c))の値に反映させることに
より、マルチキャストキャストツリー全体として、より
緻密な変換コスト最小化を実現することが可能となる。
例で述べたような、fk(i,a(1),a(2),…,a(c))の
値に、ノードの負荷状態や通信リンクの使用可能帯域を
反映させることなども可能である。
は、負荷の重い中継ノードでは、関数fk(i,a(1),a
(2),…,a(c))の値を他の中継ノードの関数の値よりも
大きく設定することにより、第2の方法例で述べたよう
に、負荷の重い中継ノードにおける変換処理を、なるべ
く避けるようにすることができる。
せるには、親ノードとの間の通信リンクが混雑している
場合に、必要帯域の大きいデータ形式から他のデータ形
式への変換コストを大きめに設定することにより、その
必要帯域の大きいデータ形式のストリームデータが上記
混雑している通信リンクを通過する可能性を低減するこ
とができる。
2の装置例及びネットワークシステム装置例並びに方法
例、並びにデータ加工中継処理プログラム及び記録媒体
を挙げて説明したが、本発明は、必ずしも上述した手段
と手法及び手順並びに手続にのみ限定されるものではな
く、本発明にいう目的を達成し、後述の効果を有する範
囲内において、適宜変更実施することが可能なものであ
る。
タの一例として、ストリームデータを挙げたが、これ
は、単に本発明の一適用例に過ぎず、本発明は、他の任
意のコンテンツデータに対しても同様に適用可能であ
る。
よれば、各クライアントの嗜好に合った広告などの付加
データをコンテンツデータに効率良く付加することが可
能になると共に、コンテンツデータの配信過程におい
て、当該コンテンツデータのデータ形式を各クライアン
トが受信可能な形式に変換することが可能となり、これ
に加え、所要のコンテンツデータの配信を、各中継ノー
ド自身の負荷状態や当該各中継ノードの通信リンクの負
荷状態を考慮して行うことが可能となる。
タ加工中継装置)の内部構成を示すブロック図である。
法における要求フェーズの概要を示す図である。
法における要求フェーズの具体的動作例を示す図であ
る。
法における配送フェーズの具体的動作例を示す図であ
る。
の方法により実行した場合のコスト例を示す図である。
法により広告データの付加・差し替え処理を実行した場
合のコスト例を示す図である。
タ加工中継装置)の内部構成を示すブロック図である。
法におけるコストモデルの概要を示す図である。
法における要求フェーズの具体的動作例を示す図であ
る。
方法におけるコスト関数の具体例を示す図である。
方法における要求フェーズの具体的動作例の一部分を示
す図である。
方法におけるコスト関数の計算例を示す図である。
方法における要求フェーズの具体的動作例の他の一部分
を示す図である。
方法における配送フェーズの具体的動作例を示す図であ
る。
方法における他の要求フェーズの具体的動作例を示す図
である。
方法における他のコスト関数の計算例を示す図である。
である。
図である。
する様子を示す図である。
方法における他の配送フェーズの具体的動作例を示す図
である。
方法に適用可能な視聴者数−広告カテゴリ検索テーブル
を示す図である。
工中継方法における要求フェーズの具体的動作を示す図
である。
工中継方法における配送フェーズの具体的動作を示す図
である。
工中継方法において、第1の方法例で説明したストリー
ムデータのデータ形式間の変換に関する制約を規定した
変換制約グラフ(有向グラフ)を示す図である。
場合における各中継ノード又はクライアントが送出する
嗜好ベクタと、この嗜好ベクタに対応して配送されるス
トリームデータとの関係の一例を示す図である。
ば、i2番目のデータ形式からi1番目のデータ形式への
変換は可能であるが、その逆は不可能であるとする制約
が存在する場合における各中継ノード又はクライアント
が送出する嗜好ベクタと、この嗜好ベクタに対応して配
送されるストリームデータとの関係の一例を示す図であ
る。
工中継方法において、第2の方法例で説明したストリー
ムデータのデータ形式間の変換に関する制約を規定した
変換制約グラフ(有向グラフ)を示す図である。
Claims (20)
- 【請求項1】コンテンツデータを配信する単一のサーバ
と、前記コンテンツデータを受信する1以上のクライア
ントと、前記サーバと存在する各クライアントとを接続
する複数の中継ノードとを具備してなるマルチキャスト
ツリー形のネットワークに適用され、前記複数の中継ノ
ードによる前記コンテンツデータの中継過程において、
当該コンテンツデータに対し所定の付加データを付加す
るためのデータ加工中継方法であって、 前記複数の中継ノードのそれぞれに対し、 前記各クライアントに配信しようとする前記付加データ
を、要求される複数のカテゴリに亙って事前に登録して
おくと共に、 前記各クライアントの嗜好と前記付加データの付加コス
トとの間の相関を表した嗜好コスト情報に基づき、存在
する1以上のリーフ側隣接ノードへ転送すべき前記付加
データのカテゴリを、各リーフ側隣接ノードごとに分類
定義した付加指示テーブルを事前に設定し、 当該各中継ノードにおいて、 そのルート側隣接ノードから前記コンテンツデータの転
送を受けたときに、前記各リーフ側隣接ノードへ転送す
べき前記付加データのカテゴリを前記付加指示テーブル
に基づいて選択し、 転送されてきた前記コンテンツデータに前記付加データ
が付加されていない場合には、選択された前記カテゴリ
に対応して登録されている前記付加データを前記各リー
フ側隣接ノードへ転送し、 転送されてきた前記コンテンツデータに前記付加データ
が既に付加されており、かつ、当該付加データが、選択
された前記カテゴリのものと異なる場合には、その付加
データを、当該カテゴリに対応して登録されている前記
付加データに差し替えて前記各リーフ側隣接ノードへ転
送し、 転送されてきた前記コンテンツデータに前記付加データ
が既に付加されており、かつ、当該付加データが、選択
された前記カテゴリのものと同じ場合には、当該コンテ
ンツデータを前記各リーフ側隣接ノードへそのまま転送
する、 ことを特徴とするデータ加工中継方法。 - 【請求項2】前記各中継ノードにおける前記付加データ
のカテゴリの選択は、前記嗜好コスト情報に基づいて行
うことに加え、前記各中継ノード自身の負荷状態を示す
情報に基づいて行う、 ことを特徴とする請求項1に記載のデータ加工中継方
法。 - 【請求項3】前記各中継ノードにおける前記付加データ
のカテゴリの選択は、 前記嗜好コスト情報に基づいて行うことに加え、前記各
中継ノード間の通信リンクの負荷状態を示す情報に基づ
いて行う、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ加工中
継方法。 - 【請求項4】前記各中継ノードにおける前記付加指示テ
ーブルの設定は、 その下流に位置する1以上の中継ノードから転送されて
くる1以上の嗜好コスト情報に所定の演算を集約的に施
し、当該演算により得られた新たな嗜好コスト情報を、
その上流に位置する中継ノードへ転送する一連の処理
を、前記各クライアントを基点としながら、前記ネット
ワークの下流から上流に向け段階的に実行することによ
り行う、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のデータ加
工中継方法。 - 【請求項5】コンテンツデータを配信する単一のサーバ
と、前記コンテンツデータを受信する1以上のクライア
ントと、前記サーバと存在する各クライアントとを接続
する複数の中継ノードとを具備してなるマルチキャスト
ツリー形のネットワークに適用され、前記複数の中継ノ
ードによる前記コンテンツデータの中継過程において、
当該コンテンツデータのデータ形式を変換するためのデ
ータ加工中継方法であって、 前記複数の中継ノードのそれぞれに対し、 前記サーバから配信される前記コンテンツデータのデー
タ形式を前記各クライアントが受信可能な形式に変換す
るためのデータ形式変換手段を、要求される複数のカテ
ゴリに亙って事前に登録しておくと共に、 前記各クライアントの嗜好と前記コンテンツデータのデ
ータ形式変換コストとの間の相関を表した嗜好コスト情
報に基づき、存在する1以上のリーフ側隣接ノードにお
いて採用すべき前記データ形式変換手段のカテゴリを、
各リーフ側隣接ノードごとに分類定義した変換指示テー
ブルを事前に設定し、 当該各中継ノードにおいて、 そのルート側隣接ノードから前記コンテンツデータの転
送を受けたときに、前記各リーフ側隣接ノードにおいて
採用すべき前記データ形式変換手段のカテゴリを前記変
換指示テーブルに基づいて選択し、 転送されてきた前記コンテンツデータのデータ形式を得
るための前記データ形式変換手段が、選択された前記カ
テゴリのものと異なる場合には、当該コンテンツデータ
を、当該カテゴリに対応して登録されている前記データ
形式変換手段により変換して前記各リーフ側隣接ノード
へ転送し、 転送されてきた前記コンテンツデータのデータ形式を得
るための前記データ形式変換手段が、選択された前記カ
テゴリのものと同じ場合には、当該コンテンツデータを
前記各リーフ側隣接ノードへそのまま転送する、 ことを特徴とするデータ加工中継方法。 - 【請求項6】前記各中継ノードにおける前記データ形式
変換手段のカテゴリの選択は、 前記嗜好コスト情報に基づいて行うことに加え、前記各
中継ノード自身の負荷状態を示す情報に基づいて行う、 ことを特徴とする請求項5に記載のデータ加工中継方
法。 - 【請求項7】前記各中継ノードにおける前記データ形式
変換手段のカテゴリの選択は、 前記嗜好コスト情報に基づいて行うことに加え、前記各
中継ノード間の通信リンクの負荷状態を示す情報に基づ
いて行う、 ことを特徴とする請求項5又は6に記載のデータ加工中
継方法。 - 【請求項8】前記各中継ノードにおける前記変換指示テ
ーブルの設定は、 その下流に位置する1以上の中継ノードから転送されて
くる1以上の嗜好コスト情報に所定の演算を集約的に施
し、当該演算により得られた新たな嗜好コスト情報を、
その上流に位置する中継ノードへ転送する一連の処理
を、前記各クライアントを基点としながら、前記ネット
ワークの下流から上流に向け段階的に実行することによ
り行う、 ことを特徴とする請求項5、6又は7に記載のデータ加
工中継方法。 - 【請求項9】単一のサーバから1以上のクライアントに
向けコンテンツデータを配信するためのマルチキャスト
ツリー形のネットワークに適用される複数の中継ノード
をそれぞれ構成し、前記コンテンツデータの中継過程に
おいて、当該コンテンツデータに対し所定の付加データ
を付加するためのデータ加工中継装置であって、 存在する各クライアントに配信しようとする前記付加デ
ータを、要求される複数のカテゴリに亙って事前に記憶
する付加データ記憶手段と、 前記各クライアントの嗜好と前記付加データの付加コス
トとの間の相関を表した嗜好コスト情報に基づき、存在
する1以上のリーフ側隣接ノードへ転送すべき前記付加
データのカテゴリを、各リーフ側隣接ノードごとに事前
に分類定義してなる付加指示テーブルと、 ルート側隣接ノードから転送されてくる前記コンテンツ
データを受信する受信手段と、 この受信手段で受信された前記コンテンツデータのデー
タ付加形態に応じ、前記各リーフ側隣接ノードに転送す
べき前記付加データのカテゴリを、前記付加指示テーブ
ルを参照して選択すると共に、その選択した前記カテゴ
リに対応して前記付加データ記憶手段に記憶されている
前記付加データを読み出し、当該読出しに係る前記付加
データの前記コンテンツデータに対する付加、差し替え
を行うデータ付加・差し替え手段と、 このデータ付加・差し替え手段により前記付加データの
付加、差し替えが行われた前記コンテンツデータを、前
記各リーフ側隣接ノードに向けて送信する送信手段と、
を具備する、 ことを特徴とするデータ加工中継装置。 - 【請求項10】前記受信手段は、 1以上のリーフ側隣接ノードから転送されてくる1以上
の嗜好コスト情報を受信する機能を具備し、 前記付加指示テーブルは、 前記受信手段で受信された前記1以上の嗜好コスト情報
を抽出する嗜好コスト情報抽出手段と、 この嗜好コスト情報抽出手段により抽出された前記1以
上の嗜好コスト情報を保持する嗜好コスト情報テーブル
と、 この嗜好コスト情報テーブルに保持された前記1以上の
嗜好コスト情報に所定の演算を集約的に施して、新たな
嗜好コスト情報を得る嗜好コスト情報集計手段と、に基
づく内容更新が可能なものであり、 前記送信手段は、 前記嗜好コスト情報集計手段により得られた前記新たな
嗜好コスト情報を、前記ルート側隣接ノードに向けて送
信する機能を具備する、ことを特徴とする請求項9に記
載のデータ加工中継装置。 - 【請求項11】単一のサーバから1以上のクライアント
に向けコンテンツデータを配信するためのマルチキャス
トツリー形のネットワークに適用される複数の中継ノー
ドをそれぞれ構成し、前記コンテンツデータの中継過程
において、当該コンテンツデータのデータ形式を変換す
るためのデータ加工中継装置であって、 存在する各クライアントに配信しようとする前記コンテ
ンツデータのデータ形式を前記各クライアントが受信可
能な形式に変換するためのデータ形式変換手段を、要求
される複数のカテゴリに亙って事前に記憶するデータ形
式変換手段記憶手段と、 前記各クライアントの嗜好と前記コンテンツデータのデ
ータ形式変換コストとの間の相関を表した嗜好コスト情
報に基づき、存在する1以上のリーフ側隣接ノードにお
いて採用すべき前記データ形式変換手段のカテゴリを、
各リーフ側隣接ノードごとに事前に分類定義してなる変
換指示テーブルと、 ルート側隣接ノードから転送されてくる前記コンテンツ
データを受信する受信手段と、 この受信手段で受信された前記コンテンツデータのデー
タ形式に応じ、前記各リーフ側隣接ノードにおいて採用
すべき前記データ形式変換手段のカテゴリを、前記変換
指示テーブルを参照して選択すると共に、その選択した
前記カテゴリに対応して前記データ形式変換手段記憶手
段に記憶されている前記データ形式変換手段を読み出
し、当該読出しに係る前記データ形式変換手段により前
記コンテンツデータのデータ形式を変換するデータ形式
変換手段と、 このデータ形式変換手段により前記データ形式の変換が
行われた前記コンテンツデータを、前記各リーフ側隣接
ノードに向けて送信する送信手段と、を具備する、 ことを特徴とするデータ加工中継装置。 - 【請求項12】前記受信手段は、 1以上のリーフ側隣接ノードから転送されてくる1以上
の嗜好コスト情報を受信する機能を具備し、 前記変換指示テーブルは、 前記受信手段で受信された前記1以上の嗜好コスト情報
を抽出する嗜好コスト情報抽出手段と、 この嗜好コスト情報抽出手段により抽出された前記1以
上の嗜好コスト情報を保持する嗜好コスト情報テーブル
と、 この嗜好コスト情報テーブルに保持された前記1以上の
嗜好コスト情報に所定の演算を集約的に施して、新たな
嗜好コスト情報を得る嗜好コスト情報集計手段と、に基
づく内容更新が可能なものであり、 前記送信手段は、 前記嗜好コスト情報集計手段により得られた前記新たな
嗜好コスト情報を、前記ルート側隣接ノードに向けて送
信する機能を具備する、 ことを特徴とする請求項11に記載のデータ加工中継装
置。 - 【請求項13】単一のサーバから1以上のクライアント
に向けコンテンツデータを配信するためのマルチキャス
トツリー形のネットワークを構成する複数の中継ノード
に、前記コンテンツデータの中継過程において、当該コ
ンテンツデータに対し所定の付加データを付加するため
の請求項9に記載のデータ加工中継装置をそれぞれ割り
当ててネットワーク構成してなる、 ことを特徴とするデータ加工中継ネットワークシステム
装置。 - 【請求項14】単一のサーバから1以上のクライアント
に向けコンテンツデータを配信するためのマルチキャス
トツリー形のネットワークを構成する複数の中継ノード
に、前記コンテンツデータの中継過程において、当該コ
ンテンツデータに対し所定の付加データを付加するため
の請求項10に記載のデータ加工中継装置をそれぞれ割
り当ててネットワーク構成してなる、 ことを特徴とするデータ加工中継ネットワークシステム
装置。 - 【請求項15】単一のサーバから1以上のクライアント
に向けコンテンツデータを配信するためのマルチキャス
トツリー形のネットワークを構成する複数の中継ノード
に、前記コンテンツデータの中継過程において、当該コ
ンテンツデータのデータ形式を変換するための請求項1
1に記載のデータ加工中継装置をそれぞれ割り当ててネ
ットワーク構成してなる、 ことを特徴とするデータ加工中継ネットワークシステム
装置。 - 【請求項16】単一のサーバから1以上のクライアント
に向けコンテンツデータを配信するためのマルチキャス
トツリー形のネットワークを構成する複数の中継ノード
に、前記コンテンツデータの中継過程において、当該コ
ンテンツデータのデータ形式を変換するための請求項1
2に記載のデータ加工中継装置をそれぞれ割り当ててネ
ットワーク構成してなる、 ことを特徴とするデータ加工中継ネットワークシステム
装置。 - 【請求項17】コンテンツデータを配信する単一のサー
バと、前記コンテンツデータを受信する1以上のクライ
アントと、前記サーバと存在する各クライアントとを接
続する複数の中継ノードとを具備してなるマルチキャス
トツリー形のネットワークに適用され、それぞれコンピ
ュータを構成する前記複数の中継ノードによる前記コン
テンツデータの中継過程において、当該コンテンツデー
タに対し所定の付加データを付加するためのデータ加工
中継処理プログラムであって、 前記複数の中継ノードのそれぞれにおいて、 そのルート側隣接ノードから前記コンテンツデータの転
送を受けたときに、前記各クライアントの嗜好と前記付
加データの付加コストとの間の相関を表した嗜好コスト
情報に基づき、存在する1以上のリーフ側隣接ノードご
とに事前に分類定義された前記付加データのカテゴリを
選択する処理ステップと、 転送されてきた前記コンテンツデータに前記付加データ
が付加されていない場合に、選択された前記カテゴリに
対応して事前に登録されている前記付加データを各リー
フ側隣接ノードへ転送する処理ステップと、 転送されてきた前記コンテンツデータに前記付加データ
が既に付加されており、かつ、当該付加データが、選択
された前記カテゴリのものと異なる場合に、その付加デ
ータを、当該カテゴリに対応して事前に登録されている
前記付加データに差し替えて前記各リーフ側隣接ノード
へ転送する処理ステップと、 転送されてきた前記コンテンツデータに前記付加データ
が既に付加されており、かつ、当該付加データが、選択
された前記カテゴリのものと同じ場合に、当該コンテン
ツデータを前記各リーフ側隣接ノードへそのまま転送す
る処理ステップと、を有する、ことを特徴とするデータ
加工中継処理プログラム。 - 【請求項18】コンテンツデータを配信する単一のサー
バと、前記コンテンツデータを受信する1以上のクライ
アントと、前記サーバと存在する各クライアントとを接
続する複数の中継ノードとを具備してなるマルチキャス
トツリー形のネットワークに適用され、それぞれコンピ
ュータを構成する前記複数の中継ノードによる前記コン
テンツデータの中継過程において、当該コンテンツデー
タのデータ形式を変換するためのデータ加工中継処理プ
ログラムであって、 前記複数の中継ノードのそれぞれにおいて、 そのルート側隣接ノードから前記コンテンツデータの転
送を受けたときに、前記各クライアントの嗜好と前記コ
ンテンツデータのデータ形式変換コストとの間の相関を
表した嗜好コスト情報に基づき、前記コンテンツデータ
のデータ形式を前記各クライアントが受信可能な形式に
変換するため、存在する1以上のリーフ側隣接ノードご
とに事前に分類定義されたデータ形式変換手段のカテゴ
リを選択する処理ステップと、 転送されてきた前記コンテンツデータのデータ形式を得
るための前記データ形式変換手段が、選択された前記カ
テゴリのものと異なる場合に、当該コンテンツデータ
を、当該カテゴリに対応して事前に登録されている前記
データ形式変換手段により変換して前記各リーフ側隣接
ノードへ転送する処理ステップと、 転送されてきた前記コンテンツデータのデータ形式を得
るための前記データ形式変換手段が、選択された前記カ
テゴリのものと同じ場合に、当該コンテンツデータを前
記各リーフ側隣接ノードへそのまま転送する処理ステッ
プと、を有する、 ことを特徴とするデータ加工中継処理プログラム。 - 【請求項19】コンテンツデータを配信する単一のサー
バと、前記コンテンツデータを受信する1以上のクライ
アントと、前記サーバと存在する各クライアントとを接
続する複数の中継ノードとを具備してなるマルチキャス
トツリー形のネットワークに適用され、それぞれコンピ
ュータを構成する前記複数の中継ノードによる前記コン
テンツデータの中継過程において、当該コンテンツデー
タに対し所定の付加データを付加するための請求項17
に記載のデータ加工中継処理プログラムにより処理手続
を実録してなる、 ことを特徴とするデータ加工中継処理プログラムを記録
した記録媒体。 - 【請求項20】コンテンツデータを配信する単一のサー
バと、前記コンテンツデータを受信する1以上のクライ
アントと、前記サーバと存在する各クライアントとを接
続する複数の中継ノードとを具備してなるマルチキャス
トツリー形のネットワークに適用され、それぞれコンピ
ュータを構成する前記複数の中継ノードによる前記コン
テンツデータの中継過程において、当該コンテンツデー
タのデータ形式を変換するための請求項18に記載のデ
ータ加工中継処理プログラムにより処理手続を実録して
なる、 ことを特徴とするデータ加工中継処理プログラムを記録
した記録媒体。
Priority Applications (3)
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US11/852,618 US7986641B2 (en) | 2001-04-09 | 2007-09-10 | Multicast data communication method, multicast data communication system, repeater, repeating method, and medium for storing repeating programs |
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