JP2005244302A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 指向性を電気的に切換え可能であり、かつ、コンパクトなアンテナ装置を提供する。
【解決手段】 アンテナ装置100は、素子部10を備える。素子部10は、誘電体基板1と、スロット2,3と、バラクタダイオード4,5と、給電素子6とを含む。スロット2,3は、λ/2の長さを有し、誘電体基板1の一主面1Aに相互に略平行に配置される。バラクタダイオード4,5は、それぞれ、長さ方向におけるスロット2,3の中央部に装荷される。給電素子6は、λ/4の長さを有し、その一方端が誘電体基板1に固定される。そして、給電素子6は、略平行に配置された2つのスロット2,3の間にスロット2,3の両方から等しい距離に配置される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、指向性を電気的に切換え可能なアンテナ装置に関するものである。
従来、指向性を電気的に切換え可能なアンテナ装置として、1本の給電素子と、6本の無給電素子とを備えるアンテナ装置が知られている(特許文献1)。
このアンテナ装置においては、給電素子は、一方端が誘電体支持基板に固定され、誘電体支持基板に略垂直に配置される。また、6本の無給電素子は、2本づつ3つのプリント配線基板に設けられる。そして、3つのプリント配線基板は、誘電体支持基板に略垂直に配置される。
この場合、6本の無給電素子が給電素子を中心とし、かつ、所定の距離を半径とする円周上に配置されるように、3つのプリント配線基板が誘電体支持基板上に配置される。
特開2002−261532号公報
しかし、従来のアンテナ装置においては、給電素子および無給電素子が誘電体支持基板に略垂直に配置されるため、アンテナ装置が大きくなるという問題がある。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、指向性を電気的に切換え可能であり、かつ、コンパクトなアンテナ装置を提供することである。
この発明によれば、アンテナ装置は、電気的に指向性を切換え可能なアンテナ装置であって、少なくとも1つの無給電素子と、給電素子と、指向性切換部とを備える。少なくとも1つの無給電素子は、基板部材の一主面に配設され、可変容量素子が装荷される。給電素子は、一主面の法線方向と所定の角度を成すように一方端が基板部材に配設される。指向性切換部は、可変容量素子の少なくとも1つの容量を変え、指向性を切換える。
好ましくは、給電素子の一方端は、基板部材に固定されている。
好ましくは、給電素子は、その長さ方向に伸縮可能である。
好ましくは、給電素子は、一方端を中心にして回動可能である。
好ましくは、給電素子は、一方端を中心にして回動可能であり、かつ、その長さ方向に伸縮可能である。
好ましくは、基板部材は、誘電体基板である。少なくとも1つの無給電素子は、誘電体基板の一主面に配設されたスロットからなる。
好ましくは、スロットからなる2以上の無給電素子は、給電素子の両側に配設される。
好ましくは、基板部材は、テレビジョンの筐体である。
この発明によるアンテナ装置においては、少なくとも1つの無給電素子は、基板部材の一主面に配置され、給電素子は、基板部材の一主面の法線方向と所定の角度を成す方向に配置される。そして、指向性切換部は、少なくとも1つの無給電素子に装荷された可変容量素子の少なくとも1つの容量を変えることによりアンテナ装置の指向性を切換える。
したがって、この発明によれば、指向性を電気的に切換え可能なアンテナ装置をコンパクト化できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明を繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態によるアンテナ装置の概略図である。図1を参照して、この発明の実施の形態によるアンテナ装置100は、素子部10と、同軸ケーブル20と、受信回路30と、指向性切換部40とを備える。
素子部10は、誘電体基板1と、スロット2,3と、バラクタダイオード4,5と、給電素子6とを含む。スロット2,3は、誘電体基板1の一主面1Aに相互に略平行に配置される。そして、アンテナ装置100が送受信する電波の波長をλとした場合、スロット2,3は、λ/2の長さを有する。
バラクタダイオード4,5は、それぞれ、スロット2,3に装荷される可変容量素子である。この場合、バラクタダイオード4,5は、それぞれ、長さ方向におけるスロット2,3の中央部に装荷される。給電素子6は、λ/4の長さを有し、その一方端が誘電体基板1に固定される。そして、給電素子6は、略平行に配置された2つのスロット2,3の間にスロット2,3の両方から等しい位置に植立されている。
同軸ケーブル20は、給電素子6の一方端を受信回路30に接続する。受信回路30は、給電素子6によって受信された電波を同軸ケーブル20を介して受け、その受けた電波の強度RSSIを検出する。そして、受信回路30は、その検出した強度RSSIを指向性切換部40へ出力する。受信回路30は、その他、一般の受信処理を行なう。
指向性切換部40は、スロット2,3にそれぞれ装荷されたバラクタダイオード4,5にそれぞれ電圧Va,Vbを供給し、バラクタダイオード4,5の容量を変える。このバラクタダイオード4,5の容量が変えられることにより、スロット2,3の電気長が変えられ、アンテナ装置100の指向性が切換えられる。
したがって、指向性切換部40は、バラクタダイオード4,5にそれぞれ供給する電圧Va,Vbの値を切換えることによってアンテナ装置100の指向性を切換えることができる。
指向性切換部40がアンテナ装置100の指向性を切換える具体的な方法としては、次の方法が考えられる。
(1)電圧Va,Vbの組を2つの組[V1,V2],[V2,V1]の間で切換える。
(2)電圧Va,Vbの各々の値を連続的または階段的に切換える。
(3)電圧Va,Vbのうち、いずれか一方の値だけを連続的または階段的に切換える。
指向性切換部40は、上記の3つの方法のいずれか1つの方法により、すなわち、スロット2,3に装荷されたバラクタダイオード4,5の少なくとも1つの容量を変えることによりアンテナ装置100の指向性を切換える。この場合、指向性切換部40は、受信回路30から電波の強度RSSIを受け、その受けた強度RSSIが最大になるようにアンテナ装置100の指向性を切換える。
図2は、図1に示す線II−II間における断面図である。図2を参照して、誘電体基板1は、誘電体11と、導体12,13とを含む。導体12は、誘電体11の一主面11Aに貼付され、スロット2,3が形成される部分が除去される。これによって、スロット2,3が誘電体11の一主面11Aに形成される。
バラクタダイオード4,5は、それぞれ、スロット2,3の両側に配置された導体12,12間に接続される。
導体13は、誘電体11の一主面11Aと反対面11Bに貼付される。この導体13は、スロット2,3から下方向DR1へ電波が放射されるのを防止するために設けられる。
誘電体11は、孔111を有し、導体12a,12bは、孔111の壁111A,111Bにも形成される。そして、導体12a,12bは、同軸ケーブル20の外導体22,23に接続される。
給電素子6は、その一方端6Aが誘電体11の孔111に挿入され、同軸ケーブル20の内導体21に接続される。これにより、給電素子6は、その一方端6Aが誘電体基板1に固定される。そして、給電素子6は、誘電体11の一主面11Aに形成された導体12から絶縁される。
図3は、図2に示すバラクタダイオード4の拡大図である。図3を参照して、バラクタダイオード4は、一対のバラクタダイオード41,42からなる。バラクタダイオード41,42は、スロット2の両側に配置された導体12,12間に逆直列に接続される。バラクタダイオード41とバラクタダイオード42との間のノードN1には、各バラクタダイオード41,42に逆バイアスが印加されるように正の電圧Vaが指向性切換部40から供給される。
図4は、バラクタダイオード4の異なる構成の拡大図であって、一対のバラクタダイオード43,44に逆バイアスが印加されるようにノードN2に負の電圧Vaが指向性切換部40から供給される。
スロット2の両側に配置された導体12,12は、一体的に誘電体11の一主面11Aに形成されているので、ノードN1またはN2に電圧Vaを供給することによって、2つのバラクタダイオード41,42または43,44に同じ電圧Vaを印加可能である。
図2に示すバラクタダイオード5も、図3および図4に示すバラクタダイオード41,42またはバラクタダイオード43,44からなる。この場合、ノードN1には、正の電圧Vbが供給され、ノードN2には、負の電圧Vbが供給される。
なお、スロット2,3の各々は、「無給電素子」を構成する。したがって、アンテナ装置100は、1本の給電素子と、2本の無給電素子(スロット2,3)とを備え、2本の無給電素子は、誘電体基板1の一主面1Aに沿って形成されるので、アンテナ装置100をコンパクト化できる。
また、素子部10においては、バラクタダイオード4,5は、スロット2,3の中央部に限らず、それ以外の位置に装荷されてもよい。
図5は、素子部の他の断面図である。アンテナ装置100は、図2に示す素子部10に代えて図5に示す素子部10Aを備えていてもよい。図5を参照して、素子部10Aは、素子部10の給電素子6を給電素子60に代えたものであり、その他は、素子部10と同じである。
給電素子60は、その一方端60Aが誘電体11の孔111に挿入され、同軸ケーブル20の内導体21に接続される。これにより、給電素子60は、一方端60Aが誘電体基板1に固定され、誘電体基板1に略垂直に配設される。また、給電素子60は、上下方向DR2(誘電体基板1に垂直な方向)に伸縮可能である。そして、給電素子60は、アンテナ装置100の使用時、伸ばされ、アンテナ装置100の非使用時、縮められる。
したがって、非使用時においては、素子部10Aを採用することによって、図2に示した素子部10を用いた場合よりもアンテナ装置100をさらにコンパクト化できる。
図6は、素子部のさらに他の断面図である。アンテナ装置100は、図2に示す素子部10に代えて図6に示す素子部10Bを備えていてもよい。図6を参照して、素子部10Bは、素子部10の給電素子6を給電素子70に代えたものであり、その他は、素子部10と同じである。
給電素子70は、固定部71と、回転支持部72と、傾倒支持部73と、ポール部74とからなる。固定部71は、誘電体11の孔111に挿入され、同軸ケーブル20の内導体21に接続される。これにより、給電素子70は、一方端(固定部71)が誘電体基板1に固定され、誘電体基板1に略垂直に配設される。
回転支持部72は、同軸ケーブル20の内導体21との接続部と反対側に位置する固定部71の端に取り付けられ、傾倒支持部73およびポール部74が固定部71の中心軸の回りに回転するのを許容する。傾倒支持部73は、回転支持部72に連結され、ポール部74が矢印7の方向(傾倒支持部73の中心軸の回り)に移動するのを許容する。ポール部74は、その一方端が傾倒支持部73に取り付けられる。
そして、給電素子70のポール部74は、アンテナ装置100の使用時、誘電体11の一主面11Aに略垂直に立てられ、アンテナ装置100の無使用時、誘電体11の一主面11Aの方向へ傾倒される(点線で示すポール部74)。
したがって、素子部10Bを採用することによって、非使用時においては、素子部10を用いた場合よりもアンテナ装置100をさらにコンパクト化できる。
素子部10Bにおいては、ポール部74は、誘電体11の一主面11Aに略垂直な方向に限らず、一主面11Aの法線に対して所定の角度を成す方向に配置されてもよい。回転支持部72は、ポール部74を固定部71の中心軸の回りに自由に回転可能であり、傾倒支持部73は、矢印7の方向にポール部74を移動可能であるので、ポール部74は、一主面11Aの法線に対して所定の角度を成すように配置され得る。
より具体的には、ポール部74は、受信回路30における電波の強度RSSIが大きくなる方向に配置される。
図7は、素子部のさらに他の断面図である。アンテナ装置100は、図2に示す素子部10に代えて図7に示す素子部10Cを備えていてもよい。図7を参照して、素子部10Cは、素子部10の給電素子6を給電素子80に代えたものであり、その他は、素子部10と同じである。
給電素子80は、図6に示す給電素子70のポール部74をポール部81に変えたものであり、その他は、給電素子70と同じである。ポール部81は、一方端が傾倒支持部73に取り付けられ、上下方向DR2(誘電体基板1に垂直な方向)に伸縮可能である。そして、ポール部81は、アンテナ装置100の使用時、伸ばされ、アンテナ装置100の非使用時、縮められて誘電体11の一主面11Aの方向に傾倒される(点線で示すポール部81)。
したがって、素子部10Cを使用することによって、素子部10を用いた場合よりもアンテナ装置100を非使用時においてさらにコンパクト化できる。
その他は、素子部70と同じである。
図8は、素子部の他の斜視図である。アンテナ装置100は、図2に示す素子部10に代えて図8に示す素子部10Dを備えていてもよい。図8を参照して、素子部10Dは、素子部10のスロット2,3およびバラクタダイオード4,5をスロット51〜54およびバラクタダイオード55〜58に代えたものであり、その他は、素子部10と同じである。
スロット51〜54は、略四角形を成すように誘電体基板1の一主面1Aに形成される。そして、スロット51〜54の各々は、スロット2,3と同じ長さλ/2を有する。素子部10Dにおいて、給電素子6は、その一方端6Aがスロット51〜54によって形成される四角形の中心O1(2つの対角線の交点)に配置される。したがって、スロット51〜54は、給電素子6から等しい距離に配置される。
バラクタダイオード55〜58は、それぞれ、長さ方向におけるスロット51〜54の中央部に装荷される。そして、バラクタダイオード55〜58の各々は、図3に示すバラクタダイオード41,42または図4に示すバラクタダイオード43,44からなる。
なお、素子部10Dがアンテナ装置100に用いられる場合、指向性切換部40は、バラクタダイオード55〜58にそれぞれ電圧Va,Vb,Vc,Vdを供給し、上述した3つの方法のいずれか1つの方法によってアンテナ装置100の指向性を切換える。
また、素子部10Dにおいては、給電素子6に代えて、図5に示す給電素子60、図6に示す給電素子70および図7に示す給電素子80のいずれかが用いられてもよい。
さらに、スロット51〜54の各々は、「無給電素子」を構成する。
さらに、バラクタダイオード55〜58は、スロット51〜54の中央部に限らず、それ以外の位置に装荷されてもよい。
図9は、素子部のさらに他の斜視図である。アンテナ装置100は、図2に示す素子部10に代えて図9に示す素子部10Eを備えていてもよい。図9を参照して、素子部10Eは、素子部10のスロット2,3およびバラクタダイオード4,5をスロット61およびバラクタダイオード62〜65に代えたものであり、その他は、素子部10と同じである。
スロット61は、円形形状を有し、誘電体基板1の一主面1Aに形成される。バラクタダイオード62〜65は、スロット61に装荷される。この場合、バラクタダイオード62〜65は、スロット61上に等間隔で配置されてもよく、任意の間隔で配置されてもよい。素子部10Eにおいて、給電素子6は、その一方端6Aがスロット61の中心O2に配置される。そして、バラクタダイオード62〜65の各々は、図3に示すバラクタダイオード41,42または図4に示すバラクタダイオード43,44からなる。
なお、素子部10Eがアンテナ装置100に用いられる場合、指向性切換部40は、バラクタダイオード62〜65にそれぞれ電圧Va,Vb,Vc,Vdを供給し、上述した3つの方法のいずれか1つの方法によってアンテナ装置100の指向性を切換える。
また、素子部10Eにおいては、バラクタダイオードは、少なくとも1個装荷されていればよい。
さらに、素子部10Eにおいては、スロット61の半径は、任意の値に設定される。
さらに、素子部10Eにおいては、同心円状にスロットを設けてもよい。
さらに、素子部10Eにおいては、給電素子6に代えて、図5に示す給電素子60、図6に示す給電素子70および図7に示す給電素子80のいずれかが用いられてもよい。
図10は、さらに他の素子部を示す平面図である。アンテナ装置100は、図2に示す素子部10に代えて図10に示す素子部10Fを備えていてもよい。図10を参照して、素子部10Fは、素子部10のスロット2,3およびバラクタダイオード4,5をスロット91〜96およびバラクタダイオード101〜106に代えたものであり、その他は、素子部10と同じである。なお、素子部10Fにおいては、誘電体基板1は、円形形状からなる。
スロット91〜96の各々は、スロット2,3と同じ長さλ/2を有する。そして、スロット91〜96は、半分の長さ(=λ/4)で正六角形を形成するように誘電体基板1の一主面1Aに形成される。この場合、スロット91〜96は、隣接する2つのスロットが一主面1Aにおいて60度の角度を成すように配置される。
給電素子6は、スロット91〜96によって形成される正六角形の中心O3に配置される。バラクタダイオード101〜106は、それぞれ、長さ方向におけるスロット91〜96の中央部に装荷される。そうすると、バラクタダイオード101〜106は、給電素子6を中心とした円CRC上に位置する。そして、バラクタダイオード101〜106の各々は、図3に示すバラクタダイオード41,42または図4に示すバラクタダイオード43,44からなる。
なお、素子部10Fがアンテナ装置100に用いられる場合、指向性切換部40は、バラクタダイオード101〜106にそれぞれ電圧Va,Vb,Vc,Vd,Ve,Vfを供給し、上述した3つの方法のいずれか1つの方法によってアンテナ装置100の指向性を切換える。
また、素子部10Fにおいては、バラクタダイオード101〜106の各々は、スロットの中央部に限らず、それ以外の位置に装荷されてもよい。
さらに、素子部10Fにおいては、給電素子6に代えて、図5に示す給電素子60、図6に示す給電素子70および図7に示す給電素子80のいずれかが用いられてもよい。
上述した素子部10,10A,10B,10C,10D,10E,10Fを備えるアンテナ装置100においては、給電素子6,60,70,80は、スロット2,3(または51〜54;61;91〜96)が配置される平面に対して略垂直方向、またはスロット2,3(または51〜54;61;91〜96)が配置される平面の法線に対して所定の角度を成す方向に配置されるので、給電素子および無給電素子が誘電体基板に略垂直に配置される場合よりもアンテナ装置100をコンパクト化できる。給電素子6,60,70,80とスロット2,3(または51〜54;61;91〜96)との結合を、給電素子および無給電素子が1つの平面内に配置される場合よりも強くできる。
なお、素子部10,10A,10B,10C,10D,10Fは、2以上のスロットを含むと説明したが、この発明においては、これに限らず、素子部10,10A,10B,10C,10D,10Fは、少なくとも1つのスロットを含んでいればよい。すなわち、この発明によるアンテナ装置は、少なくとも1つのスロット(すなわち、無給電素子)を備えていればよい。
図11は、この発明によるアンテナ装置100の設置例を示す概略図である。なお、図11は、図7に示す素子部10Bを備えるアンテナ装置100を薄型テレビジョン200に設置する場合を示す。
図11を参照して、アンテナ装置100は、薄型テレビジョン200に設置される。アンテナ装置100は、たとえば、画面210の上側の筐体220に設置される。この場合、スロット2,3は、薄型テレビジョン200において筐体220の前面、上面および裏面にわたって形成され、バラクタダイオード4,5は、筐体220の上面においてそれぞれスロット2,3に装荷される。また、給電素子70も、筐体220の上面に設置される。そして、給電素子70は、手動によって移動可能である(図11の(a)参照)。
また、この発明によるアンテナ装置100は、画面210の横側の筐体230に設置される。この場合、スロット2は、薄型テレビジョン200において筐体230の前面に形成され、スロット3は、筐体230の側面に形成される。そして、バラクタダイオード4は、薄型テレビジョン200の前面においてスロット2に装荷され、バラクタダイオード5は、筐体230の側面においてスロット3に装荷される。また、給電素子70も、筐体230の側面に設置される。そして、給電素子70は、手動によって移動可能である(図11の(b)参照)。
なお、上述した素子部10,10A,10C,10D,10E,10Fのいずれかを薄型テレビジョン200に設置するようにしてもよい。
また、誘電体基板1において、スロット2,3,51〜54,61,91〜96の各々の周囲を囲み、かつ、導体12と導体13とを接合するように誘電体11に複数のスルーホールを設けるようにしてもよい。これによって、導体12と導体13との間の誘電体11を電波が伝搬するのを抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、指向性を電気的に切換え可能であり、かつ、コンパクトなアンテナ装置に適用される。
この発明の実施の形態によるアンテナ装置の概略図である。 図1に示す線II−II間における断面図である。 図2に示すバラクタダイオードの拡大図である。 バラクタダイオードの異なる構成の拡大図である。 素子部の他の断面図である。 素子部のさらに他の断面図である。 素子部のさらに他の断面図である。 素子部の他の斜視図である。 素子部のさらに他の斜視図である。 さらに他の素子部を示す平面図である。 この発明によるアンテナ装置の設置例を示す概略図である。
符号の説明
1 誘電体基板、1A,11A 一主面、2,3,51〜54,61,91〜96 スロット、4,5,41〜44,55〜58,62〜65,101〜106 バラクタダイオード、6,60,70,80 給電素子、6A,60A 一方端、10,10A,10B,10C,10D,10E,10F 素子部、11 誘電体、11B 反対面、12,12a,12b,13 導体、20 同軸ケーブル、21 内導体、22,23 外導体、30 受信回路、40 指向性切換部、71 固定部、72 回転支持部、73 傾倒支持部、74,81 ポール部、100 アンテナ装置、111 孔、111A,111B 壁、200 薄型テレビジョン、210 画面、220,230 筐体。

Claims (8)

  1. 電気的に指向性を切換え可能なアンテナ装置であって、
    基板部材の一主面に配設され、可変容量素子が装荷された少なくとも1つの無給電素子と、
    前記一主面の法線方向と所定の角度を成すように一方端が前記基板部材に配設された給電素子と、
    前記可変容量素子の少なくとも1つの容量を変え、前記指向性を切換える指向性切換部とを備えるアンテナ装置。
  2. 前記給電素子の前記一方端は、前記基板部材に固定されている、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記給電素子は、その長さ方向に伸縮可能である、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記給電素子は、前記一方端を中心にして回動可能である、請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 前記給電素子は、前記一方端を中心にして回動可能であり、かつ、その長さ方向に伸縮可能である、請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 前記基板部材は、誘電体基板であり、
    前記少なくとも1つの無給電素子は、前記誘電体基板の一主面に配設されたスロットからなる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記スロットからなる2以上の無給電素子は、前記給電素子の両側に配設される、請求項6に記載のアンテナ装置。
  8. 前記基板部材は、テレビジョンの筐体である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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