JP2005243430A - 面状光源装置及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
LEDからの異なる色の光を効果的に混色する。
【解決手段】
ダイクロイック・ミラー126a、bのそれぞれは、赤色LED125aもしくは緑色LED125cから光入射面122aに沿って進む光を、導光板122の光入射面122aに向けて反射する。ダイクロイック・ミラー126a、bの一部は、光入射面122aと青色LED125bとの間に配置されている。ダイクロイック・ミラー126a、bは青色光を透過する。これによって、RGBの3色の光を混色することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は面状光源装置及び表示装置に関し、特に、発光ダイオード(LED)を光源として使用する液晶表示装置に好適な面状光源装置及び表示装置に関する。
パーソナルコンピュータ、その他各種モニタ用の画像表示装置として、あるいは、携帯電話の表示画面やテレビ受像機として、液晶表示装置の普及は目覚しいものがある。液晶表示装置は、典型的には、液晶表示パネルと、その背面に配置されたバックライト・ユニットとを有する。液晶表示パネルは、その透過光を制御することにより、画像表示を行う。バックライト・ユニットは、典型的には、光源とその光源の光を効果的に液晶表示パネルに出射するために、複数の光学部材を有している。バックライト・ユニットの光源としては、冷陰極管や発光ダイオード(LED)が知られている。
LEDは、冷陰極管と異なり、水銀を使用しないことから、バックライト・ユニットの光源として利用されることが増えてきている。LEDを光源として使用する場合、擬似白色のLEDを使用する例の他、異なる色を放射する複数のLEDチップ使用することがある。典型的には、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの色の光を放射するLEDチップをそれぞれ用意し、各色の発光強度を調節することによって、所望の発光色を有する光源装置を得ることができる。
LEDチップは、点状光源であり、又、指向性の強い光源であるため、異なる色の光を発光するLEDを使用する場合、所望の色の光を得るために各LEDからの光を混色することが必要とされる。LEDからの光を混色する手段として、いくつかのものが知られている。一つの典型的な方法は、導光板を利用する。各色のLEDチップから導光板内に入射した光は、拡散しながら導光板内を伝播し、各色の光が混色される。
例えば、特許文献1は、導光板の対向する側面の両側にLEDランプを配置し、LEDランプからの光を混色する技術を開示している。LEDは3色のそれぞれが単色のLEDランプ3(R、G、B)とされ、単色のLEDランプの導光板の対峙する2短辺における配置が、少なくとも2色のLEDランプが同色で対向することのないように配置されているLED面光源装置としたことで、三原色のLEDチップを1つのケース内に封止した白色LEDランプを予めに形成しておくときの煩雑なLEDチップの選別工程を不要とする。
特開2002−157909号公報
表示装置に対する一つの要求として、小型化の要求がある。特に、薄型化、あるいは、表示装置の周辺部である額縁領域の面積を小さくすることが要求される。狭額縁設計によって、表示装置を小型化すると同時に表示面積を大きくすることができる。表示パネルが大きくなり、必要な輝度が大きくなると、LEDのパワーあるいは大きさが大きくなるため、光の混色の設計と同時に小型化のための設計が重要となる。例えば、上記特許文献1の構成は、必要な光量なバックライト・ユニットの大きさに関わらず、LEDからの光の混色のために導光板の両側にLEDが配置されるため、狭額縁設計の点から問題がある。あるいは、LEDの輝度が大きくなるに従い発熱も大きくなるため、この点についての考慮が必要とされる。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであって、本発明の第1の目的は、異なる光源からの光の混色及び装置の小型化が可能な面状光源装置及びそれを使用する表示装置を提供することである。他の目的は、光源の発熱による装置のユーザビリティの低下を抑制することである。
本発明の第1の態様は、面状光を放射する面状光源装置であって、入射光を導き拡散する導光板と、前記導光板の入射面と対向して配置され、第1の色の光を発光する第1の点状光源(例えば、図3におけるLED125b)と、前記入射面と対向して配置され、前記第1の色と異なる第2の色の光を発光する第2の点状光源(例えば、図3におけるLED125a)と、前記入射面に沿って進む前記第2の色の光に含まれる光を、前記入射面に向けて反射する反射面を有するミラー(例えば、図3におけるダイクロイック・ミラー126a)と、を有する。これによって、光源からの異なる色の光を効果的に混色することができる。
前記反射面は、前記第2の色の光に含まれる所定波長の光を選択的に反射し、他の波長光を透過することが好ましい。さらに、前記反射面の少なくとも一部は、前記第1の点状光源と前記入射面との間に配置され、前記反射面は、前記第1の点状光源から前記入射面に向かう前記第1の色の光を透過することが好ましい。
前記導光板の入射面と対向して配置され、前記第1及び第2の色と異なる第3の色の光を発光する第3の点状光源と前記入射面に沿って進む前記第3の色の光に含まれる光を、前記入射面に向けて反射する第2の反射面を有する第2のミラーと、を有することが好ましい。
前記反射面は、前記第2の色の光に含まれる所定波長の光を選択的に反射し、前記第2の反射面は、前記第3の色の光に含まれる所定波長の光を選択的に反射することが好ましい。さらに、前記反射面の少なくとも一部は、前記第1の点状光源と前記入射面との間に配置され、前記第1の点状光源から前記入射面に向かう前記第1の色の光を透過し、前記第2の反射面の少なくとも一部は、前記第1の点状光源と前記入射面との間に配置され、前記第1の点状光源から前記入射面に向かう前記第1の色の光を透過することが好ましい。
前記ミラー及び前記第2のミラーは板状であり、前記第1の点状光源は、前記ミラー及び前記第2のミラーの間に形成された空間に配置されていることが好ましい。あるいは、前記入射面の前記第1光源と対向する部分及び前記ミラーと対向する部分は粗面化されていることが好ましい。
本発明の第2の態様は、面状光を放射する面状光源装置と、前記面状光源装置からの光の光量を制御することで画像表示を行う表示パネルとを有する表示装置であって、前記面状光源装置は、入射光を導き拡散する導光板と、前記導光板の入射面と対向して配置され、第1の色の光を発光する第1の点状光源と、前記入射面と対向して配置され、前記第1の色と異なる第2の色の光を発光する第2の点状光源と、前記入射面に沿って進む前記第2の色の光に含まれる光を、前記入射面に向けて反射する反射面を有するミラーと、を有する。これによって、光源からの異なる色の光を効果的に混色することができる。
本発明の第3の態様は、面状光を放射する面状光源装置であって、フレームと、前記フレーム内に配置され、入射光を導き拡散する導光板と、前記導光板の入射面と対向して前記フレーム内に配置され、光を発光する光源と、前記光源と前記フレームの外部表面との間に配置された遮熱部材とを有する。これによって、光源の熱がフレーム外側表面に伝播することを抑制し、ユーザビリティを向上すすることができる。
前記光源は、前記入射面と前記フレームの側壁との間に配置され、前記遮熱部材は、前記光源と前記側壁の内面との間に配置されていることがこのましい。
本発明の第4の態様は、面状光を放射する面状光源装置と、前記面状光源装置からの光の光量を制御することで画像表示を行う表示パネルとを有する表示装置であって、前記面状光源装置は、フレームと、前記フレーム内に配置され、入射光を導き拡散する導光板と、前記導光板の入射面と対向して前記フレーム内に配置され、光を発光する光源と、前記光源と前記フレームの外部表面との間に配置された遮熱部材と、を有する。これによって、光源の熱がフレーム外側表面に伝播することを抑制してユーザビリティを向上すすることができる。
本発明の一つの態様によれば、異なる光源からの光の混色及び装置の小型化が可能な面状光源装置及びそれを使用する表示装置を提供することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。尚、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
実施の形態1.
図1は、本発明の表示装置の一例である液晶表示モジュールの概略構成を示す断面図である。図1に於いて、110は表示パネルの一例である液晶表示パネル、120は面状光源装置の一例であるバックライト・ユニットである。液晶表示パネル110は駆動回路(不図示)によって駆動され、バックライト・ユニット120からの光の透過を制御することによって、画像を表示することができる。
液晶表示パネル110は、複数の画素から構成される表示領域とその周囲に形成された周辺領域とを有している。液晶表示パネル110の表示領域内の各画素は、RGBいずれかの色表示を行う。白黒ディスプレイにおいては、白から黒の間で変化するモノトーン表示を行う。アクティブマトリックス型の液晶表示パネルは、TFT(Thin Film Transistor)などのスイッチ素子がアレイ上に形成されたアレイ基板と、アレイ基板に対向して配置される対向基板を有している。
液晶表示パネル110は、上記のアクティブマトリックス型の他に、スイッチング素子を有していない単純マトリックス型などが知られている。この他、液晶表示パネルのタイプとして、TN(Twisted Nematic)タイプの液晶表示パネル、STN(Super Twisted Nematic)タイプの液晶表示パネル、画素電極と共通電極が同一基板上に形成されたIPS(In Plane Switching)タイプの液晶表示パネルなどが知られている。本発明は、これらのような様々なタイプの液晶表示パネルに適用可能である。
バックライト・ユニット120は、プリズム・シートや拡散シート等の光学フィルム121、導光板122、反射シート123、フレーム124、点状光源の一例である発光ダイオード(LED)125、ダイクロイック・ミラー126、及びLED用回路基板127を備えている。図1に示すように、表示面側から、光学フィルム121、導光板122、反射シート123の順に積層されて配置されている。LED125からの光は導光板122内に入射する。導光板122の上面から出射した光は、光学フィルム121を介して、液晶表示パネル110に入射する。
バックライト・ユニット120の各構成要素について説明する。光学フィルム121は光の集光あるいは拡散を行い、表示面内での輝度の調整を行う。導光板122はLED125からの光を導き拡散させ、面状光を出射する。導光板122はアクリルなどの樹脂によって形成することができる。導光板122は、LED125に対向し、LED125からの光を入射する光入射面122a、導光板122の上面であって、液晶表示パネル110に向かって光を出射する光出射面122b、光出射面122bに対向する導光板の背面122cを備えている。
導光板の背面上122cには、典型的には、ドット印刷あるいは加工処理によって形成されたドット・パターンが形成されている。LED125からの光は、光入射面122aから導光板122内に入射し、反射を繰り返しながら導光板122内を進行する。進行する光の一部は、導光板122の上面122bから液晶表示パネル110側に出射され、これによってLED125からの光を面状光として液晶表示パネル110に照射することができる。
反射シート123は導光板122の背面122c側に配置され、導光板122から入射した光を表示面側に反射する。導光板122の背面122c表面に形成された多数のエンボスに入射した光の一部は反射され、一部は透過する。反射シート123は、背面122cから出射した光を導光板122に反射する。
フレーム124は、光学フィルム121、導光板122、反射シート123、LED125、ダイクロイック・ミラー126、及びLED用回路基板127等のバックライト・ユニット120の部品を収容する。フレーム124は、典型的には、ポリカーボネート等の有機樹脂で形成することができる。フレーム124内表面は白色反射層となっており、LED125からの光を導光板122に向けて反射することができる。
点状光源としてのLED125は、フレーム124内において、導光板122の光入射面122aと対向する位置に配置されている。フレーム124内には、複数のLED125が、光入射面122aに沿って配置されている。特に、本形態のバックライト・ユニット120は、R(Red)、B(Blue)、G(Green)の3色のLED125a、b、cを備えている。図示されていないが、3色のLED125a、b、cについて、複数のLEDが配置される。ダイクロイック・ミラー126については、図2及び図3を参照して、後に説明される。フレーム124内に配置されたLED用回路基板127は、LED125へ電流を供給し、また、供給電流量を変化させることによって、LED125の発光輝度を制御する。
図2は、バックライト・ユニット120の一部構成を示す斜視図である。201は、複数のLED125とダイクロイック・ミラー126を備えるLED・ミラー・ユニットである。LED・ミラー・ユニット201は、導光板122の光入射面122aとフレーム124の側壁124aの間に配置されている。図示されていないが、バックライト・ユニット120は、導光板122の光入射面122aに沿って配置された複数のLED・ミラー・ユニット201備えている。
図3は、LED・ミラー・ユニット201の構成を示す上面図である。本形態において、LED・ミラー・ユニット201は、3つのLED125a、b、cと、LED125の間に配置された2つのダイクロイック・ミラー126a、bを備えている。本例において、LED125aは赤色の光を発光する赤色LED、LED125bは青色の光を発光する青色LED、LED125cは緑色の光を発光する緑色LEDである。
赤色LED125aと青色LED125bの間に配置されたダイクロイック・ミラー126aは、赤色LED125aが発光する波長域の所定波長の光を反射し、その他の光を透過する反射面211aを備えている。緑色LED125cと青色LED125bの間に配置されたダイクロイック・ミラー126bは、緑色LED125cが発光する波長域の所定波長の光を反射し、その他の光を透過する反射面211bを備えている。
赤色LED125aからの光は光入射面122aに沿って進み、所定波長の光は反射面211aによって、光入射面122aに向けて反射される。他の波長の光は、反射面211a及びダイクロイック・ミラー126aを透過する。緑色LED125cからの光は光入射面122aに沿って進み、所定波長の光は反射面211bによって、光入射面122aに向けて反射される。他の波長の光は、反射面211b及びダイクロイック・ミラー126bを透過する。
本形態において、ダイクロイック・ミラー126は、板状部材であるガラス板にコーティング(反射面)を施すことによって形成されている。2つのダイクロイック・ミラー126a、bのそれぞれは、赤色LED125aもしくは緑色LED125cから光入射面122aに沿って進む光を、光入射面122aに向けて反射するため、反射面211a、b、がLED125a、bからの光の光路と所定の角度を有するように配置されている。ダイクロイック・ミラー126の反射波長は、表示色品質の観点から適切な波長及び波長幅が選択される。
ダイクロイック・ミラー126a、b及び反射面211a、bの一部は、光入射面122aと青色LED125bとの間に配置されている。しかし、ダイクロイック・ミラー126a、bは青色光を透過するので、青色LED125bからの発光光をロスなく導光板122内に導くことができる。上記配置においてダイクロイック・ミラー126を使用することによって、離れた位置にある各LED125からの赤、青、緑の各色について、各色の光の光路を近づけて導光板122内に入射することができる。これによって、指向性の強い複数のLED125からの光を、導光板122内において効果的に拡散、混色することができる。
ダイクロイック・ミラー126a、bによって、赤色LED125aもしくは緑色LED125cからの光を選択的に反射する。これによって、所望の色の光を選択的に導光板122内に入射させることができるので、面状光の色合い、及び液晶表示モジュール100の表示品質を向上することができる。一方、青色LED125bは、他のLEDと比較して発光効率が低いため、青色LED125bからの光を透過することによって効率的に輝度を上げることができる。例えば、青色LED125bの色合いは、LED素子を選択使用することによって、向上することができる。
各色の光を効率的に混色するため、ダイクロイック・ミラー126a、bで反射された赤、緑の光の光軸と、ダイクロイック・ミラー126a、bを透過する青の光の光軸が交差するように、特に、これらの光軸がほぼ一点に集中するように光を反射、透過することが好ましい。従って、ダイクロイック・ミラー126a、bの反射表面とLED125a、cからの入射光の角度とが、上記条件を満たすように設定される。
このため、本形態において、ほぼ矩形板状のダイクロイック・ミラー126a、bは、その表面が光入射面122aに対して所定の傾斜角を有するように配置されている。板状のダイクロイック・ミラー126a、bの光入射面122a側端部の間の距離は、その反対側にあるフレーム側壁側端部の間の距離よりも小さい。図3の例においては、光入射面122a側端は、接触している。
さらに、青色LED125bは、これら板状のダイクロイック・ミラー126a、bの間に挟まれる位置に置かれ、これらダイクロイック・ミラー126a、bによって規定される空間内に配置されている。青色LED125bを、導光板122の光入射面122aに近づけて配置することができるので、バックライト・ユニットの小型化(表示装置の狭額縁化)に寄与することができる。また、青色LED125bと板状のダイクロイック・ミラー126a、bの少なくとも一部が、光入射面122aに対して重なるように配置されているので、RGB3色の光の光軸を近づけることができ、より効率的に3つの光を混色することができる。
尚、好ましくは、光入射面122aにおいて各光が入射する部分は、導光板122内での拡散を促進するため、粗面化されていることが好ましい。また、光入射面122aにおいて、LED・ミラー・ユニット201からの光が直接入射する部分以外の部分は、粗面化されていないことが好ましい。図3に示すように、青色LED125bと対向する部分及び反射面211a、bと対向する部分は粗面化され、それ以外の部分は粗面化されていない。これによって、LED・ミラー・ユニット201から漏れ、フレーム124内で反射された光を導光板122内に効率的に入射することができる。これらの点は以下の実施形態において同様である。
第2の実施形態.
図4は、本実施形態に係るLED・ミラー・ユニット410、420の概略構成を示す平面図である。図4(a)に示されているLED・ミラー・ユニット410は、バルク状の透明部材にコーティングを施すことによって形成された2つのダイクロイック・ミラー411a、bを備えている。その他の構成要素は、図3に示されたLED・ミラー・ユニット201と同様である。
ダイクロイック・ミラー411a、bは、実質的に直角な2つの側面と、その2つの側面の隣接面を有する三角柱状のプリズムを備え、隣接面にコーティングすることによって反射面421a、bが形成されている。反射面421は、実施の形態1と同様に、LED125からの光を選択反射する。ダイクロイック・ミラー411aは、赤色LED125aと青色LED125bの間に配置され、赤色LED125aから光入射面122aに沿って進む赤色光に含まれる所定波長光を、光入射面122aに向けて反射し、他の波長の光を透過する。ダイクロイック・ミラー411bは、緑色LED125cと青色LED125bの間に配置され、緑色LED125cから光入射面122aに沿って進む緑色光に含まれる所定波長光を、光入射面122aに向けて反射し、他の波長の光を透過する。
ダイクロイック・ミラー411a、bは各側面が接触するように配置され、青色LED125bは、ダイクロイック・ミラー411a、bとフレーム側壁124aとの間に配置されている。ダイクロイック・ミラー411a、bの反射面421a、bは青色LED125bと光入射面122aの間に配置されているが、青色光を透過するので、青色LED125bからの光の光入射面122aへの入射を妨げることはない。
反射面の角度については、実施形態1と実質的に同様である。各色の光を効率的に混色するため、ダイクロイック・ミラー411a、bで反射された赤、緑の光の光軸と、ダイクロイック・ミラー411a、bを透過する青の光の光軸が交差するように、特に、これらの光軸がほぼ一点に集中するように光を反射、透過することが好ましい。この点は、LED・ミラー・ユニット420についても同様である。尚、ダイクロイック・ミラー411a、bを一体的に形成することも可能である。
図4(b)に示されているLED・ミラー・ユニット420は、ほぼ矩形板状のダイクロイック・ミラー451a、bを備えている。赤色LED125aに隣接配置され、赤色LED125aと青色LED125bの間に配置されたダイクロイック・ミラー451aは反射面461aを備え、反射面461aは緑色LED125cが発光する波長域の所定波長の光を反射し、その他の光を透過する。緑色LED125cに隣接配置され、緑色LED125cと青色LED125bの間に配置されたダイクロイック・ミラー451bは反射面461bを備え、反射面461bは赤色LED125aが発光する波長域の所定波長の光を反射し、その他の光を透過する。
赤色LED125aからの光は光入射面122aに沿って進み、ダイクロイック・ミラー451aを透過する。透過光の内の所定波長の光は反射面461bによって、光入射面122aに向けて反射される。他の波長の光は、反射面461bを透過する。緑色LED125cからの光は光入射面122aに沿って進み、ダイクロイック・ミラー451bを透過する。透過光の内の所定波長の光は反射面461aによって、光入射面122aに向けて反射される。他の波長の光は、反射面461aを透過する。
本形態において、ダイクロイック・ミラー451a、bは、その反射面461a、bが光入射面122aに対して所定の傾斜角を有するように配置されている。板状のダイクロイック・ミラー451a、bの光入射面122a側端部の間の距離は、その反対側にあるフレーム側壁側端部の間の距離よりも大きい。図4(b)の例においては、フレーム側壁124a側端は接触している。
青色LED125bは、これら板状のダイクロイック・ミラー451a、bとフレーム側壁124aの間に挟まれる位置に置かれている。青色LED125bと反射面461a、bの少なくとも一部が、光入射面122aに対して重なるように配置されているが、反射面461a、bは青色LED125bからの青色光を透過する。ダイクロイック・ミラー451とLEDが上記配置にあることによって、各LEDを光入射面122aに沿ってより近接して配置することができる。
第3の実施形態.
図5は、本形態におけるバックライト・ユニット510の一部構成を示している。本形態のバックライト・ユニット510は、LED125とフレーム外表面の一部との間に遮熱部材511を備えている。この遮熱部材511によって、LED125からの熱がフレーム外表面の一部に伝わることを抑制し、バックライト・ユニット510、あるいは、それを使用する表示装置の熱による持ちにくさを低減することができる。
遮熱部材511以外の構成要素は、実施の形態1において説明されており、詳細は省略される。尚、図5においては、ダイクロイック・ミラー126a、bの光入射面122a側端部が離れている。また、ダイクロイック・ミラー126a、bの反射面211a、bに青色LED125bからの青色光が入射しないように、ダイクロイック・ミラー126a、bを配置されている。
遮熱部材511は、例えば、繊維径1〜4マイクロメートルのマイクロファイバーと繊維径20〜30マイクロメートルの短繊維で作られた不織布を使用することができる。遮熱部材511は、フレーム側壁124a内面に配置され、特に、導光板の光入射面122aと対向する側壁124aの内面側に配置される。LED125に対向する側壁とLED125との間に、遮熱部材511を配置することによって、側壁124aの外表面の温度上昇を抑制することができる。これによって、ユーザは、フレームの側壁を保持することで、表示装置を容易にハンドリングすることができる。
尚、本発明を表示装置のバックライト・ユニット以外の光源装置に適用することが可能である。LEDからの光を反射するミラーは、ダイクロイック・ミラーが好ましいが、ミラーとLEDの配置を変更することによって、通常の全反射ミラーを使用することも可能である。本発明は液晶表示装置に限らず、他の態様の表示装置に適用することも可能である。
LEDは導光板の2以上の側面に沿って配置することも可能である。また、RGB3色のLEDを使用することが好ましいが、異なる色の光を発光する2つのLEDを使用してLED・ミラー・ユニットを構成することも可能である。尚、液晶表示パネルに直接に光を照射しない導光板の側面に本発明のLED・ミラー・ユニットを配置することも可能である。
遮熱部材は、LEDを使用するバックライト・ユニットに限らず、冷陰極管などの他のタイプの光源を使用するバックライト・ユニットに適用することも可能である。また、遮熱部材の配置のため、バックライト・ユニットあるいは表示装置の構造によって、適切な場所を設計により選択することができる。
第1の実施形態における液晶表示モジュールの概略構成を示す断面図である。 第1の実施形態における液晶表示モジュールの概略構成を示す上面図である。 第1の実施形態におけるLED・ミラー・ユニットの概略構成を示す上面図である。 第2の実施形態におけるLED・ミラー・ユニットの概略構成を示す上面図である。 第3の実施形態におけるバックライト・ユニットの一部構成を示す上面図である。
符号の説明
100 液晶表示モジュール、110 液晶表示パネル、
120 バックライト・ユニット、121 光学フィルム、
122 導光板、122a 光入射面、123 反射シート、
124 フレーム、124a フレーム側壁、125 LED、
126 ダイクロイック・ミラー、127 LED用回路基板、
201 LED・ミラー・ユニット、211 反射面、
410 LED・ミラー・ユニット、411 LED・ミラー・ユニット、
420 LED・ミラー・ユニット、421 反射面、
451 ダイクロイック・ミラー、461 反射面、
510 バックライト・ユニット、511 遮熱部材、

Claims (12)

  1. 面状光を放射する面状光源装置であって、
    入射光を導き拡散する導光板と、
    前記導光板の入射面と対向して配置され、第1の色の光を発光する第1の点状光源と、
    前記入射面と対向して配置され、前記第1の色と異なる第2の色の光を発光する第2の点状光源と、
    前記入射面に沿って進む前記第2の色の光に含まれる光を、前記入射面に向けて反射する反射面を有するミラーと、
    を有する、面状光源装置。
  2. 前記反射面は、前記第2の色の光に含まれる所定波長の光を選択的に反射し、他の波長光を透過する、請求項1に記載の面状光源装置。
  3. 前記反射面の少なくとも一部は、前記第1の点状光源と前記入射面との間に配置され、
    前記反射面は、前記第1の点状光源から前記入射面に向かう前記第1の色の光を透過する、
    請求項2に記載の面状光源装置。
  4. 前記導光板の入射面と対向して配置され、前記第1及び第2の色と異なる第3の色の光を発光する第3の点状光源と
    前記入射面に沿って進む前記第3の色の光に含まれる光を、前記入射面に向けて反射する第2の反射面を有する第2のミラーと、
    を有する、請求項1に記載の面状光源装置。
  5. 前記反射面は、前記第2の色の光に含まれる所定波長の光を選択的に反射し、
    前記第2の反射面は、前記第3の色の光に含まれる所定波長の光を選択的に反射する、
    請求項4に記載の面状光源装置。
  6. 前記反射面の少なくとも一部は、前記第1の点状光源と前記入射面との間に配置され、前記第1の点状光源から前記入射面に向かう前記第1の色の光を透過し、
    前記第2の反射面の少なくとも一部は、前記第1の点状光源と前記入射面との間に配置され、前記第1の点状光源から前記入射面に向かう前記第1の色の光を透過する、
    請求項5に記載の面状光源装置。
  7. 前記ミラー及び前記第2のミラーは板状であり、
    前記第1の点状光源は、前記ミラー及び前記第2のミラーの間に形成された空間に配置されている、
    請求項4−6いずれか一つに記載の面状光源装置。
  8. 前記入射面の前記第1光源と対向する部分及び前記ミラーと対向する部分は粗面化されている、請求項1に記載の面状光源装置。
  9. 面状光を放射する面状光源装置と、前記面状光源装置からの光の光量を制御することで画像表示を行う表示パネルとを有する表示装置であって、前記面状光源装置は、
    入射光を導き拡散する導光板と、
    前記導光板の入射面と対向して配置され、第1の色の光を発光する第1の点状光源と、
    前記入射面と対向して配置され、前記第1の色と異なる第2の色の光を発光する第2の点状光源と、
    前記入射面に沿って進む前記第2の色の光に含まれる光を、前記入射面に向けて反射する反射面を有するミラーと、
    を有する表示装置。
  10. 面状光を放射する面状光源装置であって、
    フレームと、
    前記フレーム内に配置され、入射光を導き拡散する導光板と、
    前記導光板の入射面と対向して前記フレーム内に配置され、光を発光する光源と、
    前記光源と前記フレームの外部表面との間に配置された遮熱部材と、
    を有する面状光源装置。
  11. 前記光源は、前記入射面と前記フレームの側壁との間に配置され、
    前記遮熱部材は、前記光源と前記側壁の内面との間に配置されている、
    請求項10に記載の面状光源装置。
  12. 面状光を放射する面状光源装置と、前記面状光源装置からの光の光量を制御することで画像表示を行う表示パネルとを有する表示装置であって、前記面状光源装置は、
    フレームと、
    前記フレーム内に配置され、入射光を導き拡散する導光板と、
    前記導光板の入射面と対向して前記フレーム内に配置され、光を発光する光源と、
    前記光源と前記フレームの外部表面との間に配置された遮熱部材と、
    を有する表示装置。

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