JP2005242598A - 情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワーク経由で連携動作する情報処理装置の間で記憶空間の共有を行なう。
【解決手段】 各情報処理装置は、1以上の物理記憶装置を備え、各物理記憶装置の物理記憶空間すなわち物理セグメント・アドレスを、論理的な記憶空間すなわち仮想アドレス空間にマッピングし、論理記憶空間上で処理の実行が行なわれる。本実施形態では、情報処理装置が他の情報処理装置から公開領域の使用が許可されたときには、この公開領域の物理セグメント・アドレスを、自装置の仮想アドレス空間の仮想セグメント・アドレスにマッピングして使用する。
【選択図】 図16

Description

本発明は、ネットワーク接続された2以上の機器間における動作を連携させる情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、ネットワークで接続された2以上の機器間における動作を連携させる情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
さらに詳しくは、本発明は、ネットワーク接続された複数の機器が協調動作により分散処理を行なうことで、仮想的に1台の機器として動作する情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、ネットワーク経由で連携動作する情報処理装置の間で記憶空間の共有を行なう情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
複数のコンピュータ同士をネットワークで相互接続することにより、情報資源の共有、ハードウェア資源の共有、複数のユーザ間でのコラボレーションが実現することが知られている。コンピュータ間の接続メディアとして、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどさまざまである。
特に最近では、一般家庭内にもコンピュータやネットワークなどの技術が深く浸透してきている。家庭内のパーソナル・コンピュータやPDA(Personal Digital Assistants)などの情報機器、さらにはテレビ受像機やビデオ再生装置などAV機器や、各種の情報家電、CE(Consumer Electronics)機器などがホームネットワーク経由で相互接続されている。また、このようなホームネットワークは、多くの場合、ルータ経由でインターネットを始めとする外部の広域ネットワークに相互接続されている。
このようにホームネットワーク上に複数のAV機器が接続されるという利用形態が想定されるが、いままでは、AV機器間で充分な連携がなされていない、という問題がある。
このような問題に対し、最近では、ネットワーク上の機器同士を連携させるために、機器の協調動作により高い演算性能を実現するというグリッドコンピューティング技術に関する研究開発が進められている(例えば、特許文献1〜5を参照のこと)。
このグリッドコンピューティング技術によれば、ネットワーク上の複数の情報処理装置が強調動作して分散処理を行ない、ユーザからは仮想的に1台の情報処理装置として動作することができる。
例えば、録画予約機能を持つ複数台の情報処理装置がネットワーク上に接続されている場合、録画予約の連携動作を実現することができる。すなわち、複数台の情報処理装置がホームネットワーク経由で録画予約の動作を連携させている場合、ホームネットワーク上では仮想的に1台の録画機器として動作する。そして、ユーザは、いずれかの機器のユーザ・インターフェースを用いて、ホームネットワークに接続されている任意の機器を用いて録画予約を行なうことができる。
さらにこのような録画予約機能の連携により、予約時間が重複した番組(いわゆる裏番組)を同時録画することが可能である。同様に、記録したコンテンツの再生動作を複数の機器間で連携させ、同時・同期的なコンテンツ再生を実現することができる。このコンテンツ再生機能の連携により、別々の機器で記録されたコンテンツの再生を同時、同期的に進行させることにより、コンテンツ再生においてチャンネル切り換えの概念を導入することができる。
このような仮想的な1台の機器によれば、1台の機器のハードウェア資源や処理能力だけではユーザからの要求に応じることができない場合であっても、ネットワーク上で連携・協調動作する他の機器における余剰の処理能力を活用することで、ユーザの要求に応じることができ、さらに通常の1台の機器では現実的ではないサービスを実現することができる。
他方、このような仮想的な1台の情報処理システムにおいては、システムを構成する情報処理装置毎にハードウェア構成や処理能力、さらには現在の処理負荷は区々であり、余剰の処理能力が不均一である、という問題がある。
このような場合、ネットワーク経由で連携するある情報処理装置においては余剰の処理能力がなく、且つメモリ資源が欠乏している一方で、他の情報処理装置では余剰の処理能力があり、オペレーティングシステムにおいて未使用のメモリ領域が十分に残っている、という無駄な状況が生じ得る。
例えば、LAN回線に接続された複数のコンピュータ間におけるメモリの融通使用を可能とし、メモリ資源の有効活用とスワッピング処理の高速化を実現するメモリ共有方式について提案がなされている(例えば、特許文献6を参照のこと)。
この場合、メモリ要求コンピュータからのメモリ割当て要求に応じてメモリ割当てを行なう共有メモリを備えたメモリ管理コンピュータをLAN上にあらかじめ設置するものである。言い換えれば、メモリ要求コンピュータとメモリ管理コンピュータは、メモリ割当て要求に関する手続き以外はそれぞれ独立して動作するものであり、ネットワーク上の各情報処理装置が連携して仮想的に1台の情報処理装置として動作するグリッドコンピューティングとは相違する。
また、この場合、メモリ要求コンピュータ側では、他のコンピュータから割り当てられた共有メモリを自分のメモリ空間に割り当てるものではなく、このため共有メモリへのアクセスはあくまでLAN経由でのネットワーク動作に他ならない。すなわち、メモリ要求コンピュータ側では、共有メモリへのアクセスを自分のメインメモリへのアクセスと透過的に行なうことができない。
特開2002−342165号公報 特開2002−351850号公報 特開2002−358289号公報 特開2002−366533号公報 特開2002−366534号公報 特開平8−95928号公報
本発明の目的は、ネットワーク接続された複数の機器が協調動作により分散処理を行なうことで、仮想的に1台の機器として動作することができる、優れた情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、ネットワーク経由で連携動作する情報処理装置の間で記憶空間の共有を行なうことができる、優れた情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、ネットワーク接続される複数の情報処理装置の連携動作により仮想的に1台の仮想情報処理装置として動作する情報処理システムであって、
各情報処理装置は物理記憶装置を備え、
少なくとも1つの情報処理装置は、自装置の物理記憶装置の物理記憶空間上に他の情報処理装置の使用を許可する公開領域を形成し、他の情報処理装置からの公開領域の使用要求に応じて使用を許可する、
ことを特徴とする情報処理システムである。
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
本発明に係る情報処理システムは、具体的には、ネットワーク接続される複数の情報処理装置の連携動作により仮想的に1台の仮想情報処理装置として動作する。そして、仮想情報処理装置を構成する少なくとも1つの情報処理装置は、自装置の物理記憶装置の物理記憶空間上に他の情報処理装置の使用を許可する公開領域を形成する。ここで言う物理記憶装置には、メインメモリやその他のローカルメモリ、ハードディスクなどの外部記憶装置、さらには自装置にローカル接続される各機器への入出力を割り当てたI/O空間が含まれ、連携動作を行なう情報処理装置の間で、これらの情報資源を共有することが可能となる。
このような情報資源の共有は、公開領域を要求する情報処理装置と、公開領域を提供する情報処理装置との間における、要求及び許可応答に関する所定のハンドシェイク手順に従って実現される。このハンドシェイク手順には、情報処理装置間の相互認証などの処理を含んでもよい。
ここで、公開領域を形成した情報処理装置は、自分の公開領域を分割し、他の複数の情報処理装置に対して同時に使用許可を与えるようにしてもよい。あるいは、情報処理装置は、他の2以上の情報処理装置が形成した公開領域の使用を要求し、使用が許可された2以上の情報処理装置の公開領域を同時に使用するようにしてもよい。
各情報処理装置は、1以上の物理記憶装置を備え、各物理記憶装置の物理記憶空間を論理記憶空間にマッピングし、通常は論理記憶空間上で処理の実行が行なわれる。したがって、情報処理装置が他の情報処理装置から公開領域の使用が許可されたときには、この公開領域の物理記憶空間を自装置の論理記憶空間にマッピングして使用することができる。
公開領域を他の情報処理装置に提供する第1の情報処理装置の第1の記憶空間変換手段は、物理記憶空間上の公開領域の物理アドレスに公開領域アドレスを割り当てる。また、第1の情報処理装置が提供する公開領域を使用する第2の情報処理装置の第2の記憶空間変換手段は、公開領域の公開領域アドレスに論理記憶空間上の論理アドレスを割り当てるようにする。
したがって、前記第2の情報処理装置において論理記憶空間にマッピングされた前記第1の情報処理装置の公開領域へのアクセス要求が行なわれたときには、前記第2の記憶空間変換手段は、アクセス要求された論理アドレスを公開領域アドレスに変換し、前記第1の記憶空間変換手段は公開領域アドレスを前記第1の情報処理装置における物理アドレスに変換して物理記憶空間にアクセスすることができる。そして、前記第1の記憶空間変換手段は、公開領域に割り当てられている物理アドレスから取得したデータを公開領域アドレス上のデータとして前記第2の記憶空間変換手段に返し、前記第2の記憶空間変換手段は、公開領域アドレス上のデータを論理アドレス上のデータとしてアクセス要求元へ返すことができる。
また、本発明の第2の側面は、ネットワーク接続される他の1以上の情報処理装置との連携により仮想的に1台の仮想情報処理装置の一部として動作するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
物理記憶空間上に他の情報処理装置の使用を許可する公開領域が形成されており、
他の情報処理装置に対し公開領域の使用を許可するステップと、
他の装置に使用を許可する公開領域の物理アドレスに公開領域アドレスを割り当てるステップと、
他の情報処理装置から公開領域へのアクセス要求が行なわれたとき、該アクセス要求された公開領域アドレスを物理アドレスに変換するステップと、
前記物理記憶空間の該当物理アドレスから取り出されたデータを公開領域アドレス上のデータとして返すステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
また、本発明の第3の側面は、ネットワーク接続される他の1以上の情報処理装置との連携により仮想的に1台の仮想情報処理装置の一部として動作するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
他の情報処理装置が物理記憶空間上に公開領域を形成しており、
他の情報処理装置に対し公開領域の使用を要求するステップと、
使用要求が許可されたことに応じて、使用が許可された公開領域アドレスに論理アドレスを割り当てるステップと、
アクセス要求された論理アドレスが他の情報処理装置から使用が許可されている公開領域であるとき、該アクセス要求された論理アドレスを公開領域アドレスに変換して該他の情報処理装置へアクセス要求するステップと、
該他の情報処理装置から返された公開領域アドレス上のデータを論理アドレスに変換してアクセス要求元へ返すステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
本発明の第2及び第3の各側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第2及び第3の各側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1側面に係る情報処理システムと同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、ネットワーク接続された複数の機器が協調動作により分散処理を行なうことで、仮想的に1台の機器として動作することができる、優れた情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
本発明のさらなる目的は、ネットワーク経由で連携動作する情報処理装置の間で記憶空間の共有を行なうことができる、優れた情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
例えば、ホームネットワーク上で複数のAV機器が連携して構成される情報処理システムにおいては、AV機器間で情報の共有を図ることができる。すなわち、1つのAV機器における保持情報を共有し、資源の保全を行なったり、他のAV機器の情報を変更したり、多くのAV機器の情報を他のサーバから変更したりすることができる。また、他のAV機器へ情報を開示したり、多くのAV機器へ同じ情報を開示したりすることができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
A.システム構成
本発明は、2以上の情報処理装置間における動作をホームネットワーク経由で好適に連携させることにより、別々の場所に設定されている各機器における録画予約操作を簡易且つ効率的にするものである。ネットワーク上の機器同士を連携させるために、機器の協調動作により高い演算性能を実現するためのグリッドコンピューティング技術を活用する。
図1には、グリッドコンピューティングを適用して構成される、ネットワークシステムの構成を模式的に示している。
ネットワークは、インターネットやその他の広域ネットワーク、並びに、広域ネットワークとはゲートウェイなどを介して接続されるLAN(Local Area Network)やホームネットワークなどのプライベートなネットワークで構成される。ホームネットワークは、物理的には、10BaseTや100BaseTX、Giga eatherなどの標準的なネットワークインターフェースで構成することができる。また、ホームネットワーク上で他の機器を発見する仕組みとしてUpnp(Universal Plug and Play)を利用することができる。Upnpによれば、ネットワーク接続された機器間で、XML(eXtended Markup Language)形式で記述された定義ファイルを交換し、アドレッシング処理、ディスカバリ処理、サービス要求処理を経て相互認証を行なう。あるいは同一セグメント内での規定の機器情報を記述したパケットのブロードキャストすることによっても実現可能である。
ネットワーク上には、複数の情報処理装置が接続されている。情報処理装置の例として、DVDレコーダやHDレコーダのような、記録メディアを搭載し録画予約機能を備えたAV機器、あるいはコンパクト・ディスクなどの記録機能を持たない再生専用のAV機器、その他の情報処理装置が挙げられる。また、情報処理装置の他の例は、PDAやパーソナル・コンピュータなどの計算機処理システムを挙げることができる。図1に示す例では、ネットワーク9を介して複数の情報処理装置1、2、3、4が接続されている。
A−1.情報処理装置及び情報処理コントローラ
情報処理装置1、2、3、4は、例えば各種のAV(Audio and Visual)機器やポータブル機器である(後述)。
図示の通り、情報処理装置1は、コンピュータ機能部として情報処理コントローラ11を備える。情報処理コントローラ11は、メインプロセッサ21−1、サブプロセッサ23−1、23−2、23−3、DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)25−1、及びDC(ディスクコントローラ)27−1を備えている。情報処理コントローラ11は、ワンチップIC(集積回路)として構成することが望ましい。
メインプロセッサ21−1は、サブプロセッサ23−1、23−2、23−3によるプログラム実行(データ処理)のスケジュール管理と、情報処理コントローラ11(情報処理装置1)の全般的な管理とを行なう。但し、メインプロセッサ21−1内で管理を行なうためのプログラム以外のプログラムが動作するように構成することもできる。この場合、メインプロセッサ21−1はサブプロセッサとしても機能することになる。メインプロセッサ21−1は、LS(ローカル・ストレージ)22−1を備えている。
1台の情報処理装置に備わるサブプロセッサは1つでもよいが、望ましくは複数とする。図示の例では、複数の場合である。各サブプロセッサ23−1、23−2、23−3は、メインプロセッサ21−1の制御下で、並列的且つ独立にプログラムを実行し、データを処理する。さらに、場合によってメインプロセッサ21−1内のプログラムがサブプロセッサ23−1、23−2、23−3内のプログラムと連携して動作することもできる。各サブプロセッサ23−1、23−2、23−3も、それぞれLS(ローカルストレージ)24−1、24−2、24−3を備えている。
DMAC(直接メモリアクセスコントローラ)25−1は、情報処理コントローラ11に接続されたDRAM(ダイナミックRAM)などからなるメインメモリ26−1に格納されているプログラム及びデータにプロセッサの介在なしにアクセスするものである。また、DC(ディスクコントローラ)27−1は、情報処理コントローラ11に接続された外部記録部28−1、28−2へのアクセス動作を制御する。
外部記録部28−1、28−2は、固定ディスク(ハードディスク)、あるいはリムーバブルディスクのいずれの形態でもよい。また、リムーバブルディスクとして、MO(磁気ディスク)、CD±RW、DVD±RWなどの光ディスク、メモリディスク、SRAM(スタティックRAM)、ROMなど各種の記録メディアを用いることができる。DC27−1は、ディスクコントローラと称するが、要するに外部記録部コントローラである。図1に示すように、外部記録部28を複数接続できるように、情報処理コントローラ11を構成することができる。
メインプロセッサ21−1、各サブプロセッサ23−1、23−2、23−3、DMAC25−1、及びDC27−1は、バス29−1によって相互接続されている。
情報処理コントローラ11には、当該情報処理コントローラ11を搭載する情報処理装置1をネットワーク全体を通して一意に識別できる識別子が、情報処理装置IDとして割り当てられている。また、メインプロセッサ21−1及び各サブプロセッサ23−1、23−2、23−3に対しても同様に、それぞれを特定できる識別子が、メインプロセッサID及びサブプロセッサIDとして割り当てられる。
他の情報処理装置2、3、4も同様に構成されるので、ここでは説明を省略する。ここで、親番号が同一であるユニットは枝番号が異なっていても、特に断りがない限り同じ働きをするものとする。また、以下の説明において枝番号が省略されている場合には、枝番号の違いによる差異を生じないものとする。
A−2.各サブプロセッサからメインメモリへのアクセス
上述したように、1つの情報処理コントローラ内の各サブプロセッサ23は、独立にプログラムを実行し、データを処理するが、異なるサブプロセッサがメインメモリ26内の同一領域に対して同時に読み出し又は書き込みを行なった場合には、データの不整合を生じ得る。そこで、サブプロセッサ23からメインメモリ26へのアクセスは、以下のような手順によって行なう。
図2(A)には、メインメモリ26内のロケーションを示している。同図に示すように、メインメモリ26は複数のアドレスを指定できるメモリロケーションによって構成され、各メモリロケーションに対してデータの状態を示す情報を格納するための追加セグメントが割り振られる。追加セグメントは、F/Eビット、サブプロセッサID及びLSアドレス(ローカル・ストレージアドレス)を含むものとされる。また、各メモリロケーションには、後述のアクセス・キーも割り振られる。F/Eビットは、以下のように定義される。
F/Eビット=0は、サブプロセッサ23によって読み出されている処理中のデータ、又は空き状態であるため最新データではない無効データであり、読み出し不可であることを示す。また、F/Eビット=0は、当該メモリ・ロケーションにデータ書き込み可能であることを示し、書き込み後に1に設定される。
F/Eビット=1は、当該メモリロケーションのデータがサブプロセッサ23によって読み出されておらず、未処理の最新データであることを示す。当該メモリ・ロケーションのデータは読み出し可能であり、サブプロセッサ23によって読み出された後に0に設定される。また、F/Eビット=1は、当該メモリ・ロケーションがデータ書き込み不可であることを示す。
さらに、上記F/Eビット=0(読み出し不可/書き込み可)の状態において、当該メモリロケーションについて読み出し予約を設定することは可能である。F/Eビット=0のメモリロケーションに対して読み出し予約を行なう場合には、サブプロセッサ23は、読み出し予約を行なうメモリロケーションの追加セグメントに、読み出し予約情報として当該サブプロセッサ23のサブプロセッサID及びLSアドレスを書き込む。
その後、データ書き込み側のサブプロセッサ23により、読み出し予約されたメモリ・ロケーションにデータが書き込まれ、F/Eビット=1(読み出し可/書き込み不可)に設定されたとき、あらかじめ読み出し予約情報として追加セグメントに書き込まれたサブプロセッサID及びLSアドレスに読み出される。
複数のサブプロセッサによってデータを多段階に処理する必要がある場合、このように各メモリロケーションのデータの読み出し/書き込みを制御することにより、前段階の処理を行なうサブプロセッサ23が処理済みのデータをメインメモリ26上の所定のアドレスに書き込んだ後に即座に、後段階の処理を行なう別のサブプロセッサ23が前処理後のデータを読み出すことが可能となる。
また、図2(B)には、各サブプロセッサ23内のLS24におけるメモリロケーションを示している。同図に示すように、各サブプロセッサ23内のLS24も、複数のアドレスを指定できるメモリロケーションによって構成される。各メモリロケーションに対しては、同様に追加セグメントが割り振られる。追加セグメントは、ビジービットを含むものとされる。
サブプロセッサ23がメインメモリ26内のデータを自身のLS24のメモリロケーションに読み出すときには、対応するビジービットを1に設定して予約する。ビジービットが1であるメモリロケーションには、他のデータは格納することができない。LS24のメモリロケーションに読み出し後、ビジービットは0になり、任意の目的に使用できるようになる。
図2(A)に示すように、さらに、各情報処理コントローラと接続されたメインメモリ26には、メインメモリ26内の領域を画定する複数のサンドボックスが含まれる。メインメモリ26は、複数のメモリロケーションから構成されるが、サンドボックスは、これらのメモリロケーションの集合である。各サンドボックスは、サブプロセッサ23毎に割り当てられ、該当するサブプロセッサが排他的に使用することができる。すなわち、各々のサブプロセッサ23は、自身に割り当てられたサンドボックスを使用できるが、この領域を超えてデータのアクセスを行なうことはできない。
さらに、メインメモリ26の排他的な制御を実現するために、図2(C)に示すようなキー管理テーブルが用いられる。キー管理テーブルは、情報処理コントローラ内のSRAMのような比較的高速のメモリに格納され、DMAC25と関連付けられる。キー管理テーブル内の各エントリには、サブプロセッサID、サブプロセッサキー及びキーマスクが含まれる。
サブプロセッサ23がメインメモリ26を使用する際のプロセスは、以下の通りである。まず、サブプロセッサ23はDMAC25に、読み出し又は書き込みのコマンドを出力する。このコマンドには、自身のサブプロセッサIDと、使用要求先であるメインメモリ26のアドレスが含まれる。
DMAC25は、このコマンドを実行する前にキー管理テーブルを参照し、使用要求元のサブプロセッサのサブプロセッサキーを調べる。次に、DMAC25は、調べた使用要求元のサブプロセッサキーと、使用要求先であるメインメモリ26内の図2(A)に示したメモリロケーションに割り振られたアクセスキーとを比較して、2つのキーが一致した場合にのみ、上記のコマンドを実行する。
図2(C)に示したキー管理テーブル上のキーマスクは、その任意のビットが1になることによって、そのキーマスクに関連付けられたサブプロセッサキーの対応するビットが0又は1になることができる。
例えば、サブプロセッサキーが1010であるとする。通常、このサブプロセッサキーによって1010のアクセスキーを持つサンドボックスへのアクセスだけが可能になる。しかし、このサブプロセッサキーと関連付けられたキーマスクが0001に設定されている場合には、キーマスクのビットが1に設定された桁のみにつき、サブプロセッサキーとアクセスキーとの一致判定がマスクされ、このサブプロセッサキー1010によってアクセスキーが1010又は1011のいずれかであるアクセスキーを持つサンドボックスへのアクセスが可能となる。
以上のようにして、メインメモリ26のサンドボックスの排他性が実現される。すなわち、1つの情報処理コントローラ内に配置された複数のサブプロセッサによってデータを多段階に処理する必要がある場合、前段階の処理を行なうサブプロセッサと、後段階の処理を行なうサブプロセッサのみが、メインメモリ26の所定アドレスにアクセスできるようになり、データを保護することができる。
このようなメモリの排他制御は、例えば以下のように使用することができる。まず、情報処理装置の起動直後においては、キーマスクの値はすべてゼロである。メインプロセッサ内のプログラムが実行され、サブプロセッサ内のプログラムと連携動作するものとする。第1のサブプロセッサにより出力された処理結果データを一旦メインメモリに格納し、第2のサブプロセッサに入力したいときには、該当するメインメモリ領域は、当然どちらのサブプロセッサからもアクセス可能である必要がある。このような場合に、メインプロセッサ内のプログラムは、キーマスクの値を適切に変更し、複数のサブプロセッサからアクセスできるメインメモリ領域を設けることにより、サブプロセッサによる多段階的の処理を可能にする。
より具体的には、他の情報処理装置からのデータ→第1のサブプロセッサによる処理→第1のメインメモリ領域→第2のサブプロセッサによる処理→第2のメインメモリ領域、という手順で多段階処理が行なわれるときには、以下のような設定のままでは、第2のサブプロセッサは第1のメインメモリ領域にアクセスすることができない。
第1のサブプロセッサのサブプロセッサ・キー:0100、
第1のメインメモリ領域のアクセス・キー :0100、
第2のサブプロセッサのサブプロセッサ・キー:0101、
第2のメインメモリ領域のアクセス・キー :0101
そこで、第2のサブプロセッサのキーマスクを0001にすることにより、第2のサブプロセッサによる第1のメインメモリ領域へのアクセスを可能にすることができる。
A−3.ソフトウェアセルの生成及び構成
図1のネットワークシステムでは、情報処理装置1、2、3、4間での分散処理のために、情報処理装置1、2、3、4間でソフトウェアセルが伝送される。すなわち、ある情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、コマンド、プログラム及びデータを含むソフトウェアセルを生成し、ネットワーク9を介して他の情報処理装置に送信することによって、処理を分散することができる。
図3には、ソフトウェアセルの構成の一例を示している。図示のソフトウェアセルは、送信元ID、送信先ID、応答先ID、セルインターフェース、DMAコマンド、プログラム、及びデータによって構成される。
送信元IDには、ソフトウェアセルの送信元である情報処理装置のネットワークアドレス及び当該情報処理装置内の情報処理コントローラの情報処理装置ID、さらに、当該情報処理装置内の情報処理コントローラが備えるメインプロセッサ21及び各サブプロセッサ23の識別子(メインプロセッサID及びサブプロセッサID)が含まれる。
送信先ID及び応答先IDには、ソフトウェアセルの送信先である情報処理装置、及びソフトウェアセルの実行結果の応答先である情報処理装置についての同じ情報がそれぞれ含まれる。
セルインターフェースは、ソフトウェアセルの利用に必要な情報であり、グローバルID、必要なサブプロセッサの情報、サンドボックスサイズ、及び前回のソフトウェアセルIDで構成される。
グローバルIDは、ネットワーク全体を通して当該のソフトウェアセルを一意的に識別できるものであり、送信元IDと、ソフトウェアセルの作成又は送信の日時(日付及び時刻)に基づいて作成される。
必要なサブプロセッサの情報は、当該ソフトウェアセルの実行に必要なサブプロセッサの数が設定される。サンドボックスサイズは、当該ソフトウェアセルの実行に必要なメインメモリ26内及びサブプロセッサ23のLS24内のメモリ量が設定される。
前回のソフトウェアセルIDは、ストリーミングデータなどのシーケンシャルな実行を要求する1グループのソフトウェアセル内の、前回のソフトウェアセルの識別子である。
ソフトウェアセルの実行セクションは、DMAコマンド、プログラム及びデータで構成される。DMAコマンドには、プログラムの起動に必要な一連のDMAコマンドが含まれ、プログラムには、サブプロセッサ23によって実行されるサブプロセッサプログラムが含まれる。ここでのデータは、このサブプロセッサプログラムを含むプログラムによって処理されるデータである。
さらに、DMAコマンドには、ロードコマンド、キックコマンド、機能プログラム実行コマンド、ステータス要求コマンド、及びステータス返信コマンドが含まれる。
ロードコマンドは、メインメモリ26内の情報をサブプロセッサ23内のLS24にロードするコマンドであり、ロードコマンド自体の他に、メインメモリアドレス、サブプロセッサID及びLSアドレスを含む。メインメモリアドレスは、情報のロード元であるメインメモリ26内の所定領域のアドレスを示す。サブプロセッサID及びLSアドレスは、情報のロード先であるサブプロセッサ23の識別子及びLS24のアドレスを示す。
キックコマンドは、プログラムの実行を開始するコマンドであり、キックコマンド自体の他に、サブプロセッサID及びプログラムカウンタを含む。サブプロセッサIDは、キック対象のサブプロセッサ23を識別し、プログラムカウンタは、プログラム実行用プログラムカウンタのためのアドレスを与える。
機能プログラム実行コマンドは、ある情報処理装置が他の情報処理装置に対して、機能プログラムの実行を要求するコマンドである(後述)。機能プログラム実行コマンドを受信した情報処理装置内の情報処理コントローラは、機能プログラムID(後述)によって、起動すべき機能プログラムを識別する。
ステータス要求コマンドは、送信先IDで示される情報処理装置の現在の動作状態(状況)に関する装置情報を、応答先IDで示される情報処理装置宛に送信要求するコマンドである。機能プログラムについては後述するが、図6に示す情報処理コントローラのメインメモリ26が記憶するソフトウェアの構成図において機能プログラムにカテゴライズされるプログラムである。機能プログラムは、メインメモリ26にロードされ、メインプロセッサ21により実行される。
ステータス返信コマンドは、上記のステータス要求コマンドを受信した情報処理装置が、自身の装置情報を当該ステータス要求コマンドに含まれる応答先IDで示される情報処理装置に応答するコマンドである。ステータス返信コマンドは、実行セクションのデータ領域に装置情報を格納する。
図4には、DMAコマンドがステータス返信コマンドである場合におけるソフトウェアセルのデータ領域の構造を示している。
情報処理装置IDは、情報処理コントローラを備える情報処理装置を識別するための識別子であり、ステータス返信コマンドを送信する情報処理装置のIDを示す。情報処理装置IDは、電源投入時に、その情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21によって、電源投入時の日時、情報処理装置のネットワークアドレス及び情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるサブプロセッサ23の数などに基づいて生成される。
情報処理装置種別IDには、当該情報処理装置の特徴を表す値が含まれる。ここで言う情報処理装置の特徴とは、例えば、ハードディスクレコーダ(後述)、PDA(Personal Digital Assistants)、ポータブルCD(Compact Disc)プレーヤなどである。また、情報処理装置種別IDは、映像音声記録、映像音声再生など、情報処理装置が持つ機能を表すものであってもよい、情報処理装置の特徴や機能を表す値はあらかじめ決められているものとし、情報処理装置種別IDを呼び出すことにより当該情報処理装置の特徴や機能を把握することが可能である。
MS(マスター/スレーブ)ステータスは、後述するように情報処理装置がマスター装置又はスレーブ装置のいずれで動作しているかを表すもので、これが0に設定されている場合にはマスター装置として動作していることを示し、1に設定されている場合にはスレーブ装置として動作していることを示す。
メインプロセッサ動作周波数は、情報処理コントローラ内のメインプロセッサ21の動作周波数を表す。メインプロセッサ使用率は、メインプロセッサ21で現在動作しているすべてのプログラムについての、メインプロセッサ21での使用率を表す。メインプロセッサ使用率は、対象メインプロセッサの全処理能力に対する使用中の処理能力の比率を表した値で、例えばプロセッサ処理能力評価のための単位であるMIPS[Million Instructions Per Second]を単位として算出され、又は単位時間当りのプロセッサ使用時間に基づいて算出される。後述のサブプロセッサ使用率についても同様である。
サブプロセッサ数は、当該の情報処理コントローラが備えるサブプロセッサ23の数を表す。サブプロセッサIDは、当該の情報処理コントローラ内の各サブプロセッサ23を識別するための識別子である。
サブプロセッサステータスは、各サブプロセッサ23の状態を表すものであり、unused、reserved,busyなどの状態がある。unusedは、当該サブプロセッサが現在使用されてなく、使用の予約もされていないことを示す。reservedは、現在は使用されていないが、予約されている状態を示す。busyは、現在使用中であることを示す。
サブプロセッサ使用率は、当該のサブプロセッサで現在実行している、又は当該のサブプロセッサに実行が予約されているプログラムについての、当該サブプロセッサでの使用率を表す。すなわち、サブプロセッサ使用率は、サブプロセッサステータスがbusyである場合には、現在の使用率を示し、サブプロセッサステータスがreservedである場合には、後に使用される予定の推定使用率を示す。
サブプロセッサID、サブプロセッサステータス及びサブプロセッサ使用率は、1つのサブプロセッサ23に対して一組設定され、1つの情報処理コントローラ内のサブプロセッサ23に対応する組数が設定される。
メインメモリ総容量及びメインメモリ使用量は、それぞれ、当該の情報処理コントローラに接続されているメインメモリ26の総容量及び現在使用中の容量を表す。
外部記録部数は、当該の情報処理コントローラに接続されている外部記録部28の数を表す。外部記録部IDは、当該の情報処理コントローラに接続されている外部記録部28を一意的に識別する情報である。外部記録部種別IDは、当該の外部記録部の種類(例えば、ハードディスク、CD±RW、DVD±RW、メモリディスク、SRAM、ROMなど)を表す。
外部記録部総容量及び外部記録部使用量は、それぞれ外部記録部IDによって識別される外部記録部28の総容量及び現在使用中の容量を表す。
外部記録部ID、外部記録部種別ID、外部記録部総容量及び外部記録部使用量は、1つの外部記録部28に対して1組設定されるものであり、当該情報処理コントローラに接続されている外部記録部28の数の組数だけ設定される。すなわち、1つの情報処理コントローラに複数の外部記録部が接続されている場合、それぞれの外部記録部には異なる外部記録部IDが割り当てられ、外部記録部種別ID、外部記録部総容量及び外部記録部使用量も別々に管理される。
A−4ソフトウェアセルの実行
ある情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、上述したような構成のソフトウェアセルを生成し、ネットワーク9を介して他の情報処理装置及び当該装置内の情報処理コントローラに送信する。送信元の情報処理装置、送信先の情報処理装置、応答先の情報処理装置、及び各装置内の情報処理コントローラは、それぞれ、上記の送信元ID、送信先ID及び応答先IDによって識別される。
ソフトウェアセルを受信した情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、そのソフトウェアセルをメインメモリ26に格納する。さらに、送信先のメインプロセッサ21は、ソフトウェアセルを読み出し、それに含まれるDMAコマンドを処理する。
具体的には、送信先のメインプロセッサ21は、まず、ロードコマンドを実行する。これによって、ロードコマンドで指示されたメインメモリアドレスから、ロードコマンドに含まれるサブプロセッサID及びLSアドレスで特定されるサブプロセッサ内のLS24の所定領域に情報がロードされる。ここでロードされる情報は、受信したソフトウェアセルに含まれるサブプロセッサプログラム又はデータ、あるいはその他の指示されたデータである。
次に、メインプロセッサ21は、キックコマンドを、これに含まれるサブプロセッサIDで指示されたサブプロセッサに、同様にキックコマンドに含まれるプログラムカウンタとともに出力する。
指示されたサブプロセッサは、そのキックコマンド及びプログラムカウンタに従って、サブプロセッサプログラムを実行する。そして、実行結果をメインメモリ26に格納した後、実行を完了したことをメインプロセッサ21に通知する。
なお、送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラにおいてソフトウェアセルを実行するプロセッサはサブプロセッサ23に限定されるものではなく、メインプロセッサ21がソフトウェアセルに含まれる機能プログラムなどのメインメモリ用プログラムを実行するように指定することも可能である。
この場合には、送信元の情報処理装置は、送信先の情報処理装置宛に、サブプロセッサプログラムの代わりに、メインメモリ用プログラム及びそのメインメモリ用プログラムによって処理されるデータを含み、DMAコマンドがロードコマンドであるソフトウェアセルを送信し、メインメモリ26にメインメモリ用プログラム及びそれによって処理されるデータを記憶させる。
次に、送信元の情報処理装置は、送信先の情報処理装置宛てに、送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラについてのメインプロセッサID、メインメモリ・アドレス、メインメモリ用プログラムを識別するための後述の機能プログラムIDなどの識別子、及びプログラムカウンタを含み、DMAコマンドがキックコマンド又は機能プログラム実行コマンドであるソフトウェアセルを送信し、メインプロセッサ21に当該メインメモリ用プログラムを実行させる。
以上のように、本実施形態に係るネットワークシステムでは、送信元の情報処理装置は、サブプロセッサプログラム又はメインメモリ用プログラムをソフトウェアセルによって送信先の情報処理装置に送信するとともに、当該サブプロセッサプログラムを送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるサブプロセッサ23にロードさせ、当該サブプロセッサプログラム又は当該メインメモリ用プログラムを送信先の情報処理装置に実行させることができる。
送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラでは、受信したソフトウェアセルに含まれるプログラムがサブプロセッサプログラムである場合には、当該サブプロセッサプログラムを指定されたサブプロセッサにロードさせる。そして、ソフトウェアセルに含まれるサブプロセッサプログラム又はメインメモリ用プログラムを実行させる。
したがって、ユーザが送信先の情報処理装置を操作しなくても、当該サブプロセッサプログラム又は当該メインメモリ用プログラムを送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラにおいて自動的に実行させることができる。
このようにして情報処理装置は、自装置内の情報処理コントローラがサブプロセッサプログラム又は機能プログラムなどのメインメモリ用プログラムを備えていない場合には、ネットワークに接続された他の情報処理装置からそれらを取得することができる。さらに、各サブプロセッサ間ではDMA方式によりデータ転送を行ない、また上述したサンドボックスを使用することにより、1つの情報処理コントローラ内でデータを多段階に処理する必要がある場合でも、高速且つ高セキュリティに処理を実行することができる。
A−5.ネットワークシステムとしての分散処理
図5には、複数の情報処理装置が仮想的な1台の情報処理装置として動作している様子を示している。ソフトウェアセルの使用による分散処理の結果、同図の上段に示すように、ネットワーク9に接続されている複数の情報処理装置1、2、3、4は、同図の下段に示すように、仮想的な1台の情報処理装置7として動作する。但し、このような仮想的な動作を実現するためには、以下のような構成によって、以下のような処理が実行される必要がある。
A−6.システムのソフトウェア構成とプログラムのロード
図6には、個々の情報処理コントローラのメインメモリ26が記憶するソフトウェアの構成を示している。これらのソフトウェア(プログラム)は、情報処理装置に電源が投入される前に、当該の情報処理コントローラに接続される外部記録部28に記録されているものである。各プログラムは、機能又は特徴により、制御プログラム、機能プログラム及びデバイスドライバに分類される。
制御プログラムは、各情報処理コントローラが同じものを備え、各情報処理コントローラのメインプロセッサ21が実行するもので、後述のMS(マスター/スレーブ)マネージャ及び能力交換プログラムを含む。
機能プログラムは、メインプロセッサ21が実行するもので、記録用、再生用、素材検索用など、情報処理コントローラ毎に情報処理装置に応じたものが備えられる。
デバイスドライバは、情報処理コントローラ(情報処理装置)の入出力(送受信)用で、放送受信、モニタ出力、ビットストリーム入出力、ネットワーク入出力など、情報処理コントローラ毎に情報処理装置に応じたものが備えられる。
ケーブルの差し込みなどによって情報処理装置が物理的にネットワーク9に接続された状態で、情報処理装置に主電源が投入され、情報処理装置が電気的・機能的にもネットワーク9に接続されると、その情報処理装置の情報処理コントローラのメインプロセッサ21は、制御プログラムに属する各プログラム、及びデバイスドライバに属する各プログラムを、メインメモリ26にロードする。
プログラムのロード手順としては、メインプロセッサ21は、まず、DC27に読み出し命令を実行させることによって、外部記録部28からプログラムを読み出し、次に、DMAC25に書き込み命令を実行させることによって、そのプログラムをメインメモリ26に書き込む。
機能プログラムに属する各プログラムについては、必要なときに必要なプログラムだけをメモリにロードするように構成してもよく、あるいは他のカテゴリに属するプログラムと同様に、主電源投入直後に各プログラムをロードするように構成してもよい。
機能プログラムに属する各プログラムは、ネットワークに接続されたすべての情報処理装置の外部記録部28に記録されている必要はなく、いずれか1つの情報処理装置の外部記録部28に記録されていれば、前述の方法によって他の情報処理装置からロードすることができるので、結果的に図5の下段に示すように、仮想的な1台の情報処理装置7として機能プログラムを実行することができる。
ここで、前述したようにメインプロセッサ21によって処理される機能プログラムは、サブプロセッサ23によって処理されるサブプロセッサプログラムと連携動作する場合がある。そこでメインプロセッサ21が外部記録部28から機能プログラムを読み出し、メインメモリ26に書き込む際に対象となる機能プログラムと連携動作するサブプロセッサプログラムが存在する場合には、当該サブプロセッサプログラムも併せて同じメインメモリ26に書き込むものとする。この場合、連携動作するサブプロセッサプログラムは1個である場合もあるし、複数個であることもあり得る。複数個である場合には、すべての連携動作するサブプロセッサプログラムをメインメモリ26に書き込むことになる。メインメモリ26に書き込まれたサブプロセッサプログラムはその後、サブプロセッサ23内のLS24に書き込まれ、メインプロセッサ21によって処理される機能プログラムと連携動作する。
そして、サブプロセッサプログラムにもサブプロセッサプログラムIDが割り当てられ、これによりサブプロセッサプログラムを一意的に識別可能である。割り当てられるサブプロセッサプログラムIDは、連携動作する相手となる機能プログラムの機能プログラムIDと関連性のある識別子、例えば機能プログラムIDを親番号とした上で最後尾に枝番号を付加させたものなどであることもあり得るし、連携動作する相手となる機能プログラムの機能プログラムIDとは関連性のない識別子であってもよい。いずれにしても機能プログラムとサブプロセッサプログラムが連携動作する場合には、両者とも相手の識別子であるプログラムIDを自プログラム内に互いに記憶しておく必要がある。機能プログラムが複数個のサブプロセッサプログラムと連携動作する場合にも、当該機能プログラムは複数個ある全てのサブプロセッサプログラムのサブプロセッサプログラムIDを記憶しておくことになる。
図3のソフトウェアセルに示したように、機能プログラムには、プログラム毎にプログラムを一意的に識別できる識別子が機能プログラムIDとして割り当てられる。機能プログラムIDは、機能プログラムの作成の段階で、作成日時や情報処理装置IDなどから決定される。
メインプロセッサ21は、自身が動作する情報処理装置の装置情報(動作状態に関する情報)を格納するための領域をメインメモリ26に確保し、当該情報を自装置の装置情報テーブルとして記録する。ここで言う装置情報は、図4に示したステータス返信コマンドのデータ領域における情報処理装置ID以下の各情報である。
A−7.システムにおけるマスター/スレーブの決定
上述したネットワークシステムでは、ある情報処理装置への主電源投入時、その情報処理装置の情報処理コントローラのメインプロセッサ21は、マスター/スレーブマネージャ(以下、MSマネージャ)をメインメモリ26にロードし、実行する。
MSマネージャは、自身が動作する情報処理装置がネットワーク9に接続されていることを検知すると、同じネットワーク9に接続されている他の情報処理装置の存在を確認する。ここでの「接続」又は「存在」は、上述したように、情報処理装置が物理的にネットワーク9に接続されているだけでなく、電気的・機能的にもネットワーク9に接続されていることを示す。
また、自身が動作する情報処理装置を自装置、他の情報処理装置を他装置と称する。当該装置も、当該情報処理装置を示すものとする。
MSマネージャが同じネットワーク9に接続されている他の情報処理装置の存在を確認する方法について以下に説明する。
MSマネージャは、DMAコマンドがステータス要求コマンドであり、送信元ID及び応答先IDが当該情報処理装置で、送信先IDを特定しないソフトウェアセルを生成し、当該情報処理装置が接続されたネットワーク上に送信し、ネットワーク接続確認用のタイマーを設定する。タイマーのタイムアウト時間は、例えば10分である。
当該ネットワークシステム上に他の情報処理装置が接続されている場合、その他装置は、上記ステータス要求コマンドのソフトウェアセルを受信し、上記応答先IDで特定されるステータス要求コマンドを発行した情報処理装置に対して、DMAコマンドがステータス返信コマンドで、且つデータとして自身(その他装置)の装置情報を含むソフトウェアセルを送信する。このステータス返信コマンドのソフトウェアセルには、少なくとも当該他装置を特定する情報(情報処理装置ID、メインプロセッサに関する情報、サブプロセッサに関する情報など)、及び当該他装置のMSステータスが含まれる。
ステータス要求コマンドを発行した情報処理装置のMSマネージャは、上記ネットワーク接続確認用のタイマーがタイムアウトするまで、当該ネットワーク上の他装置から送信されるステータス返信コマンドのソフトウェアセルの受信を監視する。その結果、MSステータス=0(マスター装置)を示すステータス返信コマンドが受信された場合には、自装置の装置情報テーブルにおけるMSステータスを1に設定する。これによって、当該装置はスレーブ装置となる。
一方、上記ネットワーク接続確認用のタイマーがタイムアウトするまでの間にステータス返信コマンドがまったく受信されなかった場合、又はMSステータス=0(マスター装置)を示すステータス返信コマンドが受信されなかった場合には、自装置の装置情報テーブルにおけるMSステータスを0に設定する。これによって、当該装置はマスター装置となる。
すなわち、いずれの装置もネットワーク9に接続されていない状態、又はネットワーク9上にマスター装置が存在しない状態において、新たな情報処理装置がネットワーク9に接続されると、当該装置は自動的にマスター装置として設定される。一方、ネットワーク9上に既にマスター装置が存在する状態において、新たな情報処理装置がネットワーク9に接続されると、当該装置は自動的にスレーブ装置として設定される。
マスター装置及びスレーブ装置のいずれについても、MSマネージャは、定期的にステータス要求コマンドをネットワーク9上の他装置に送信してステータス情報を照会することにより、他装置の状況を監視する。この結果、ネットワーク9に接続されている情報処理装置の主電源が遮断され、又はネットワーク9から情報処理装置が切り離されることにより、あらかじめ判定用に設定された所定期間内に特定の他装置からステータス返信コマンドが返信されなかった場合や、ネットワーク9に新たな情報処理装置が接続された場合など、ネットワーク9の接続状態に変化があった場合には、その情報を後述の能力交換プログラムに通知する。
A−8.マスター装置及びスレーブ装置における装置情報の取得
メインプロセッサ21は、MSマネージャから、ネットワーク9に接続された他の情報処理装置の照会及び自装置のMSステータスの設定完了の通知を受けると、能力交換プログラムを実行する。
能力交換プログラムは、自装置がマスター装置である場合には、ネットワーク9に接続されている他のすべての情報処理装置についての装置情報、すなわち各スレーブ装置の装置情報を取得する。
他装置の装置情報の取得は、上述したように、DMAコマンドがステータス要求コマンドであるソフトウェアセルを生成して他装置に送信し、その後、DMAコマンドがステータス返信コマンドで、且つデータとして他装置の装置情報を含むソフトウェアセルを他装置から受信することによって可能である。
能力交換プログラムは、マスター装置である自装置の装置情報テーブルと同様に、ネットワーク9に接続されている他のすべての装置(各スレーブ装置)についての装置情報を格納するための領域を自装置のメインメモリ26に確保し、これら情報を他装置(スレーブ装置)の装置情報テーブルとして記録する。すなわち、マスター装置のメインメモリ26には、自装置を含むネットワーク9に接続されているすべての情報処理装置の装置情報が装置情報テーブルとして記録される。
一方、能力交換プログラムは、自装置がスレーブ装置である場合には、ネットワーク9に接続されている他のすべての装置についての装置情報、すなわちマスター装置及び自装置以外の各スレーブ装置の装置情報を取得し、これら装置情報に含まれる情報処理装置ID及びMSステータスを、自装置のメインメモリ26に記録する。すなわち、スレーブ装置のメインメモリ26には、自装置の装置情報が、装置情報テーブルとして記録されるとともに、自装置以外のネットワーク9に接続されているマスター装置及び各スレーブ装置についての情報処理装置ID及びMSステータスが、別の装置情報テーブルとして記録される。
また、マスター装置及びスレーブ装置のいずれについても、能力交換プログラムは、上記のようにMSマネージャから、新たにネットワーク9に情報処理装置が接続されたことが通知されたときには、その情報処理装置の装置情報を取得し、上述したようにメインメモリ26に記録する。
なお、MSマネージャ及び能力交換プログラムは、メインプロセッサ21で実行されることに限らず、いずれかのサブプロセッサ23で実行されてもよい。また、MSマネージャ及び能力交換プログラムは、情報処理装置の主電源が投入されている間は常時動作する常駐プログラムであることが望ましい。
A−9.情報処理装置がネットワークから切断された場合
マスター装置及びスレーブ装置のいずれについても、能力交換プログラムは、上記のようにMSマネージャから、ネットワーク9に接続されている情報処理装置の主電源が遮断され、又はネットワーク9から情報処理装置が切り離されたことが通知されたときには、その情報処理装置の装置情報テーブルを自装置のメインメモリ26から削除する。
さらに、このようにネットワーク9から切断された情報処理装置がマスター装置である場合には、以下のような方法によって、新たにマスター装置が決定される。
例えば、ネットワーク9から切断されていない情報処理装置は、それぞれ、自装置及び他装置の情報処理装置IDを数値に置き換え、自装置の情報処理装置IDを他装置の情報処理装置IDと比較し、自装置の情報処理装置IDがネットワーク9から切断されていない情報処理装置中で最小である場合、そのスレーブ装置は、マスター装置に移行し、MSステータスを0に設定し、マスター装置として、上述したように、ネットワーク9に接続されている他のすべての情報処理装置(各スレーブ装置)から装置情報を取得して、メインメモリ26に記録する。
A−10.装置情報に基づく分散処理
図5の下段に示したようにネットワーク9に接続されている複数の情報処理装置1、2、3、4を仮想的な1台の情報処理装置7として動作させるためには、マスター装置がユーザの操作及びスレーブ装置の動作状態を把握する必要がある。
図7には、4台の情報処理装置が仮想的な1台の情報処理装置7として動作する様子を示している。図示の例では、情報処理装置1がマスター装置、情報処理装置2、3、4がスレーブ装置A、B、Cとしてそれぞれ動作しているものとする。
ユーザがネットワーク9に接続されている情報処理装置を操作した場合、操作対象がマスター装置1であれば、その操作情報はマスター装置1において直接把握される。また、操作対象がスレーブ装置であれば、その操作情報は操作されたスレーブ装置からマスター装置1に送信される。すなわち、ユーザの操作対象がマスター装置1とスレーブ装置のいずれであるかにかかわらず、その操作情報は常にマスター装置1において把握される。操作情報の送信は、例えば、DMAコマンドが操作情報送信コマンドであるソフトウェアセルによって行なわれる。
そして、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、その操作情報に従って、実行する機能プログラムを選択する。その際、必要であれば、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、上記の方法によって自装置の外部記録部28−1、28−2からメインメモリ26−1に機能プログラムをロードするが、他の情報処理装置(スレーブ装置)がマスター装置1に機能プログラムを送信してもよい。
機能プログラムには、その実行単位毎に必要となる、情報処理装置種別ID、メインプロセッサ又はサブプロセッサの処理能力、メインメモリ使用量、外部記録部に関する条件などの装置に関する要求スペック(図4を参照のこと)が規定されている。
マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、各機能プログラムについて必要となる上記の要求スペックを読み出す。また、あらかじめ能力交換プログラムによってメインメモリ26−1に記録された装置情報テーブルを参照し、各情報処理装置の装置情報を読み出す。ここでの装置情報は、図4に示した情報処理装置ID以下の各情報を示し、メインプロセッサ、サブプロセッサ、メインメモリ及び外部記録部に関する情報である。
マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、ネットワーク9上に接続された各情報処理装置の上記装置情報と、機能プログラム実行に必要となる上記要求スペックとを順次比較する。
例えば、機能プログラムが録画機能を必要とする場合には、情報処理装置種別IDに基づいて、録画機能を有する情報処理装置のみを特定して抽出する。さらに、機能プログラムを実行するために必要なメインプロセッサ又はサブプロセッサの処理能力、メインメモリ使用量、外部記録部に関する条件を確保できるスレーブ装置を、実行要求候補装置として特定する。ここで、複数の実行要求候補装置が特定された場合には、当該候補装置から1つの実行要求候補装置を特定して選択する。
実行要求するスレーブ装置が特定されたら、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、その特定されたスレーブ装置について、自装置内の情報処理コントローラ11に含まれるメインメモリ26−1に記録されている当該スレーブ装置の装置情報テーブルを更新する。
さらに、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、DMAコマンドが機能プログラム実行コマンドであるソフトウェアセルを生成し、当該ソフトウェアセルのセルインターフェースに、当該機能プログラムに関する必要なサブプロセッサの情報及びサンドボックスサイズ(図3を参照のこと)を設定し、上記実行要求されるスレーブ装置に対して送信する。
機能プログラムの実行を要求されたスレーブ装置は、その機能プログラムを実行するとともに、自装置の装置情報テーブルを更新する。その際、必要であれば、スレーブ装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、上記の方法によって自装置の外部記録部28からメインメモリ26に機能プログラムおよび当該機能プログラムと連携動作するサブプロセッサプログラムをロードする。
機能プログラムの実行を要求されたスレーブ装置の外部記録部28に必要な機能プログラム又は当該機能プログラムと連携動作するサブプロセッサプログラムが記録されていない場合には、他の情報処理装置が当該機能プログラム又はサブプロセッサプログラムをその機能プログラム実行要求先スレーブ装置に送信するように、システムを構成すればよい。
サブプロセッサプログラムについては、前述のロードコマンド及びキックコマンドを利用して他の情報処理装置に実行させることもできる。
機能プログラムの実行終了後、機能プログラムを実行したスレーブ装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、終了通知をマスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1に送信するとともに、自装置の装置情報テーブルを更新する。マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、その終了通知を受信して、機能プログラムを実行したスレーブ装置の装置情報テーブルを更新する。
マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、自装置及び他装置の装置情報テーブルの参照結果から、当該の機能プログラムを実行することができる情報処理装置として、自身を選択する場合もあり得る。その場合には、マスター装置1が当該の機能プログラムを実行する。
図7に示した例で、ユーザがスレーブ装置A(情報処理装置2)を操作し、当該操作に応じた機能プログラムを別のスレーブ装置B(情報処理装置3)が実行する場合の分散処理について、図8を参照しながら説明する。
図8に示す例では、ユーザがスレーブ装置Aを操作することにより、スレーブ装置Aを含むネットワークシステム全体の分散処理が開始し、まず、スレーブ装置Aは、その操作情報をマスター装置1に送信する(ステップ81)。
マスター装置1は、その操作情報を受信し(ステップ72)、さらに自装置のメインメモリ26−1に記録されている自装置及び他装置の装置情報テーブルから各情報処理装置の動作状態を調べ、受信した操作情報に応じた機能プログラムを実行することができる情報処理装置を選択する(ステップ73)。図示の例では、スレーブ装置Bが選択される場合を示している。
次に、マスター装置1は、その選択したスレーブ装置Bに対して機能プログラムの実行を要求する(ステップ74)。
スレーブ装置Bは、その実行要求を受信し(ステップ95)、さらに、実行要求された機能プログラムを実行する(ステップ96)。
以上のように、ユーザは、1台の情報処理装置のみを操作することによって、他の情報処理装置を操作することなく、複数の情報処理装置1、2、3、4を仮想的な1台の情報処理装置7として動作させることができる。
A−11.各情報処理装置及びシステムの具体例
ネットワーク9を介して互いに接続される情報処理装置1、2、3、4は、上記のような情報処理コントローラ11、12、13、14によって情報処理を行なうものであれば、基本的にはどのような構成でもよい。図9には、情報処理装置の一構成例を示している。
情報処理コントローラ11を備える情報処理装置1の一例は、ハードディスクレコーダである。図10並びに図11には、同図中のハードディスクレコーダのハードウェア構成及びソフトウェア構成をそれぞれ示している。ハードディスクレコーダのハードウェア構成としては、図1に示した外部記録部28−1としてハードディスクを内蔵し、図1に示した外部記録部28−2としてDVD±R/RW、CD±R/RW、Bluray−Disc(登録商標)などの光ディスクを装着できるように構成されるとともに、情報処理コントローラ11のバス29−1に接続されたバス31−1に、放送受信部32−1、映像入力部33−1、音声入力部34−1、映像出力部35−1、音声出力部36−1、操作パネル部37−1、リモコン受光部38−1及びネットワーク接続部39−1が接続されている。
放送受信部32−1、映像入力部33−1及び音声入力部34−1は、放送信号を受信し、又は情報処理装置1の外部から映像信号及び音声信号を入力し、それぞれ所定フォーマットのデジタルデータに変換し、情報処理コントローラ11での処理のためにバス31−1に送出する。映像出力部35−1及び音声出力部36−1は、情報処理コントローラ11からバス31−1に送出された映像データ及び音声データを処理して、デジタルデータのまま、又はアナログ信号に変換して、情報処理装置1の外部に送出するものであり、リモコン受光部38−1は、リモコン送信器43−1からのリモコン(遠隔操作)赤外線信号を受信する。
図9及び図10に示すように、情報処理装置(ハードディスクレコーダ)1の映像出力部35−1及び音声出力部36−1には、モニタ表示装置41及びスピーカ装置42が接続される。
図9に例示した情報処理コントローラ12を備える情報処理装置2も、ハードディスクレコーダで、図10において括弧内に参照番号を付して示すように、情報処理装置1と同様に構成される。但し、図9に示すように、情報処理装置(ハードディスクレコーダ)2には、モニタ表示装置及びスピーカ装置は接続されない。
情報処理装置(ハードディスクレコーダ)1及び2、すなわち情報処理コントローラ11及び12のソフトウェア構成としては、図11に示すように、制御プログラムとして、MSマネージャ及び能力交換プログラムを備え、機能プログラムとして、映像音声記録、映像音声再生、素材検索及び番組録画予約のためのプログラムを備え、デバイスドライバとして、放送受信、映像出力、音声出力、外部記録部入出力及びネットワーク入出力のためのプログラムを備える。
また、情報処理コントローラ13を備える情報処理装置3の他の例は、PDA(Personal Digital Assistants)である。図12には、PDAとして構成される情報処理装置3のハードウェア構成を示している。同図に示す例では、図1に示した外部記録部28−5として、メモリカードディスクを装着できるように構成され、情報処理コントローラ13のバス29−3に接続されたバス51に、液晶表示部52、音声出力部53、カメラ部54、音声入力部55、キーボード部56及びネットワーク接続部57が接続されている。
なお、図1では内部を省略した情報処理コントローラ13は、メインプロセッサ21−3、サブプロセッサ23−7、23−8、23−9、DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)25−3、DC(ディスクコントローラ)27−3及びバス29−3を備え、そのメインプロセッサ21−3は、LS(ローカル・ストレージ)22−3を有し、各サブプロセッサ23−7、23−8、23−9は、LS(ローカル・ストレージ)24−7、24−8、24−9を備えている。
また、図13には、情報処理装置(PDA)3、すなわち情報処理コントローラ13のソフトウェア構成を示している。同図に示すように、制御プログラムとして、MSマネージャ及び能力交換プログラムを備え、機能プログラムとして、映像音声記録、映像音声再生、電話帳、ワープロ及び表計算のためのプログラム、及びWebブラウザを備え、デバイスドライバとして、映像出力、音声出力、カメラ映像入力、マイク音声入力及びネットワーク入出力のためのプログラムを備えている。
また、情報処理コントローラ14を備える情報処理装置4は、ポータブルCDプレーヤである。図14には、ポータブルCDプレーヤのハードウェア構成を示している。図示の例では、ポータブルCDプレーヤは、図1に示した外部記録部28−6として、CD(Compact Disc)を装着できるように構成され、情報処理コントローラ14のバス29−4に接続されたバス61に、液晶表示部62、音声出力部63、操作ボタン部64及びネットワーク接続部65が接続されている。
なお、図1では内部を省略した情報処理コントローラ14は、メインプロセッサ21−4、サブプロセッサ23−10、23−11、23−12、DMAC25−4、DC27−4及びバス29−4を備え、そのメインプロセッサ21−4は、LS22−4を有し、各サブプロセッサ23−10、23−11、23−12は、LS24−10、24−11、24−12を有する。
図15には、情報処理装置(ポータブルCDプレーヤ)4、すなわち情報処理コントローラ14のソフトウェア構成を示している。図示のように、制御プログラムとして、MSマネージャ及び能力交換プログラムを備え、機能プログラムとして、音楽再生のためのプログラムを備え、デバイスドライバとして、音声出力、CD制御及びネットワーク入出力のためのプログラムを備える。
図9に例示したネットワークシステムでは、情報処理装置1、3及び4がネットワーク9上に接続されており、情報処理装置1がマスター装置(MSステータス=0)として、情報処理装置3及び4がスレーブ装置(MSステータス=1)として、設定されているものとする。
この状態で、新たに情報処理装置2がネットワーク9に接続されると、上述した方法によって、情報処理装置2内の情報処理コントローラ12に含まれるメインプロセッサ21−2で実行されているMSマネージャは、他の情報処理装置1、3及び4にMSステータスを照会して、情報処理装置1が既にマスター装置として存在することを認識し、自装置(情報処理装置2)をスレーブ装置(MSステータス=1)に設定する。また、マスター装置に設定されている情報処理装置1は、新たに追加された情報処理装置2を含む各装置の装置情報を収集して、メインメモリ26−1内の装置情報テーブルを更新する。
このような状態で、ユーザによってスレーブ装置である情報処理装置(PDA)3で2時間の放送番組を録画予約するための操作が行なわれた場合について、以下に説明する。
この場合、スレーブ装置である情報処理装置(PDA)3は、ユーザから録画開始時刻、録画終了時刻、録画対象放送チャネル、録画品質などの情報を含む録画予約情報の入力を受け付け、当該録画予約情報及びDMAコマンドとしての録画予約コマンドを含むソフトウェアセルを生成して、マスター装置である情報処理装置1に送信する。
DMAコマンドが録画予約コマンドであるソフトウェアセルを受信した情報処理装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、録画予約コマンドを読み出すとともに、メインメモリ26−1内の装置情報テーブルを参照し、当該録画予約コマンドを実行可能な情報処理装置を特定する。
まず、メインプロセッサ21−1は、装置情報テーブルに含まれる各情報処理装置1、2、3、4の情報処理装置種別IDを読み出して、録画予約コマンドに対応する機能プログラムを実行可能な情報処理装置を抽出する。ここでは、録画機能を示す情報処理装置種別IDを有する情報処理装置1、2が候補装置として特定され、情報処理装置3、4は候補装置から除外される。
次に、マスター装置である情報処理装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、装置情報テーブルを参照して、情報処理装置1、2のメインプロセッサ又はサブプロセッサの処理能力、メインメモリに関する情報などの装置に関する情報を読み出し、情報処理装置1、2が録画予約コマンドに対応する機能プログラムの実行に必要な要求スペックを満足するか否かを判断する。ここでは、情報処理装置1、2とも、録画予約コマンドに対応する機能プログラムの実行に必要な要求スペックを満足するものとする。
さらに、メインプロセッサ21−1は、装置情報テーブルを参照して、情報処理装置1、2の外部記録部に関する情報を読み出し、外部記録部の空き容量が当該録画予約コマンドの実行に必要な容量を満足するか否かを判断する。情報処理装置1、2はハードディスクレコーダであるので、それぞれハードディスク28−1、28−3の、総容量と使用量との差分が、それぞれの空き容量に相当する。
この場合、情報処理装置1のハードディスク28−1の空き容量が、録画時間に換算して10分であり、情報処理装置2のハードディスク28−3の空き容量が、録画時間に換算して20時間であるとする。
このとき、マスター装置である情報処理装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、当該録画予約コマンドの実行に必要な2時間分の空き容量を確保できる情報処理装置を、実行要求先スレーブ装置として特定する。
その結果、情報処理装置2のみが実行要求先スレーブ装置として選択され、マスター装置である情報処理装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、ユーザにより操作された情報処理装置3から送信された録画予約情報を含む当該録画予約コマンドを情報処理装置2に送信して、上記2時間の放送番組の録画予約の実行を要求する。
そして、情報処理装置2内の情報処理コントローラ12に含まれるメインプロセッサ21−2は、当該録画予約コマンドを解析して、録画に必要な機能プログラムを外部記録部であるハードディスク28−3からメインメモリ26−2にロードし、録画予約情報に従って録画を実行する。その結果、録画予約された2時間の放送番組の映像音声データが情報処理装置2のハードディスク28−3に記録される。
このように、図9の例のネットワークシステムにおいても、ユーザは、1台の情報処理装置のみを操作することによって、他の情報処理装置を操作することなく、複数の情報処理装置1、2、3、4を仮想的な1台の情報処理装置7として動作させることができる。
B.仮想的な1台の情報処理装置における拡張機能の実現
上述したように、本発明によれば、ネットワーク接続された複数の情報処理装置が互いに連携することで1台の仮想的な情報処理装置を実現することができる。
本発明のさらなる実施形態として、仮想情報処理装置を構成する少なくとも1つの情報処理装置は、自装置の物理記憶装置の物理記憶空間上に他の情報処理装置の使用を許可する公開領域を形成するようにした。ここで言う物理記憶装置には、メインメモリやその他のローカルメモリ、ハードディスクなどの外部記憶装置、さらには自装置にローカル接続される各機器への入出力を割り当てたI/O空間が含まれ、連携動作を行なう情報処理装置の間で、これらの情報資源を共有することが可能となる。
このような情報資源の共有は、公開領域を要求する情報処理装置と、公開領域を提供する情報処理装置との間における、要求及び許可応答に関する所定のハンドシェイク手順に従って実現される。このハンドシェイク手順には、情報処理装置間の相互認証などの処理を含んでもよい。
各情報処理装置は、1以上の物理記憶装置を備えており(前述)、通常は各物理記憶装置の物理記憶空間すなわち物理セグメントアドレスを、論理的な記憶空間すなわち仮想アドレス空間にマッピングし、この仮想アドレス空間上で処理の実行が行なわれる。本実施形態では、情報処理装置が他の情報処理装置から公開領域の使用が許可されたときには、他の情報処理装置の物理アドレス空間に存在する公開領域を自装置の仮想アドレス空間にマッピングして使用する。すなわち、情報処理装置は、他の情報処理装置から得た公開領域の物理セグメントアドレスを、自装置の仮想アドレス空間の仮想セグメントアドレスにマッピングして使用する。
このセグメント変換の仕組みは、以下の通りである。公開領域を他の情報処理装置に提供する情報処理装置側では、物理記憶空間上で公開領域に割り当てられた物理セグメントアドレスに対し公開領域アドレスを割り当てる。この公開領域アドレスは、ネットワーク上すなわち仮想情報処理装置上では、情報処理装置を一意に識別する情報処理装置IDなどからなる宛先IDと当該装置上での公開領域アドレスの組み合わせとしてアドレス表現がなされる。また、他の情報処理装置が提供する公開領域を使用する情報処理装置側では、宛先IDと当該装置上での公開領域アドレスの組み合わせからなるアドレス表現を仮想セグメントアドレスに変換する。
公開領域を提供する情報処理装置と、公開領域を使用する情報処理装置の双方のセグメント変換部がネットワーク経由で連携動作することにより、公開領域を使用する情報処理装置側では、仮想セグメントアドレスのみを使用することによって、自装置内のローカルメモリと他の情報処理装置の公開領域のいずれにも透過的にアクセスすることができる。すなわち、ネットワークを介して遠隔に配置されている公開領域が透過的となり、自装置内のローカルメモリと区別することなくアクセスすることが可能となる。
例えば、ある情報処理装置において、仮想アドレス空間にマッピングされている他の情報処理装置の公開領域へのアクセス要求が行なわれたときには、まず、アクセス要求された仮想セグメントアドレスを宛先ID及び公開領域アドレスからなるアドレス表現に変換し、宛先IDで指定される情報処理装置に対し、アクセス要求を行なう。
そして、アクセス要求を受理した情報処理装置側では、公開領域アドレスを自装置内の物理セグメントアドレスに変換し、該当する物理セグメントからデータを取得することができる。その後、物理セグメントを公開領域アドレスに変換し、宛先ID及び公開領域アドレスで取得されたデータとして、要求元の情報処理装置へ返す。要求元の情報処理装置では、宛先ID及び公開領域アドレスを仮想セグメントアドレスに変換し、要求元のアプリケーションなどに対しては仮想セグメントから取得されたデータとして返す。
なお、公開領域を形成した情報処理装置は、自分の公開領域を分割し、他の複数の情報処理装置に対して同時に使用許可を与えるようにしてもよい。また、情報処理装置は、他の2以上の情報処理装置が形成した公開領域の使用を要求し、使用が許可された2以上の情報処理装置の公開領域を同時に使用するようにしてもよい。
図16には、本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの構成を模式的に示している。
図示のネットワークシステムは、ホームネットワークなどのローカルネットワーク30により相互接続されたセットトップボックス(STB)やAV機器など複数の情報処理装置10、11…が互いに連携することで1台の仮想的な情報処理装置20を構築している。このような場合、2台以上の情報処理装置10、11において分散して保持される情報を公開領域に置くことにより、ユーザから見れば仮想的に1台の機器が保持する情報として取り扱うことができる。
次に、情報処理装置が公開領域を形成するための処理について、図17並びに図18を参照しながら説明する。
情報処理装置は、メインメモリ内で例えばオペレーティングシステムで使用されていない未使用領域を公開領域に割り当てる。そして、メインメモリ上で公開領域に割り当てられた物理セグメントアドレスに対し公開領域アドレスを割り当てる。この公開領域アドレスは、ネットワーク上すなわち仮想情報処理装置上では、情報処理装置を一意に識別する情報処理装置IDなどからなる宛先IDと情報サイズ番号の組み合わせとしてアドレス表現がなされる。
一方、メインメモリ内に未使用領域がない情報処理装置は、他の情報処理装置に対し公開領域の使用を要求する。この使用要求が許可され、公開領域を獲得することができたときには、宛先IDと情報サイズ番号の組み合わせからなる公開領域アドレスを仮想セグメントアドレスに変換し、公開領域を仮想アドレス空間に配置する。この結果、情報処理装置上では、ネットワークを介して遠隔に配置されている公開領域が透過的となり、自装置内の物理メモリと区別することなくアクセスすることが可能となる。
例えば、公開データ並びに非公開データを含むさまざまなデータを管理するサーバなどの装置は、公開データを公開領域で保持することで、仮想的に1台として動作する他の情報処理装置と情報の共有を容易に実現することができる(図19を参照のこと)。すなわち、サーバはスレーブに情報や領域を公開し、クライアントはサーバが公開した情報や領域を読み出し、実行することができる。また、クライアントが代理サーバとなり、他のクライアントに公開することも可能である。
図20には、ネットワーク接続され連携動作する2台のセットトップボックス(STB)の一方STB(a)がサーバ、他方STB(b)がクライアントとなり、STB(b)にSTB(a)の情報をマッピングした様子を示している。
公開領域を形成した情報処理装置は、自分の公開領域を分割し、他の複数の情報処理装置に対して同時に使用許可を与えるようにしてもよい。図21には、1台のセットトップボックスSTB(a)が2台のセットトップボックスSTB(b)及びSTB(c)に公開領域の使用を許可している様子を示している。
また、情報処理装置は、他の2以上の情報処理装置が形成した公開領域の使用を要求し、使用が許可された2以上の情報処理装置の公開領域を同時に使用するようにしてもよい。図22には、1台のセットトップボックスSTB(b)が2台のセットトップボックスSTB(a)及びSTB(c)から使用が許可された公開領域を使用している様子を示している。
1台の仮想情報処理装置として連携動作する情報処理装置同士において、上述したような情報資源の共有を行なう際には、公開領域を要求する情報処理装置と、公開領域を提供する情報処理装置との間における、要求及び許可応答に関する所定のハンドシェイク手順に従って実現される。このハンドシェイク手順について、図23を参照しながら説明する。
公開領域を提供する側の情報処理装置STB(a)側では、メモリ空間上で公開する領域と、公開先となる情報処理装置IDをあらかじめ設定しておく(ステップS11、S12)。
また、公開領域を使用する側の情報処理装置STB(b)側では、未使用領域を調査する(ステップS21)。
そして、情報処理装置STB(b)は、情報処理装置STB(a)に対し、領域公開要求を発行する(ステップS22)。この領域公開要求には、使用したいメモリサイズを記載する。
これに対し、情報処理装置STB(a)側では、この要求に応答して、情報処理装置STB(b)の情報処理装置IDを基に、設定しておいた公開先であるか否かを認証処理する(ステップS13)。
ここで、情報処理装置STB(b)が対象とする公開先であれば領域公開許可応答を返す(ステップS14)。この場合、情報処理装置STB(a)は、自装置の物理メモリ空間に形成した公開領域の物理セグメントアドレスと宛先IDと公開領域サイズからなる公開領域アドレス間のマッピングテーブルの作成を行なう。
また、情報処理装置STB(b)が対象とする公開先でない場合には領域公開不許可応答を、情報処理装置STB(a)は情報処理装置STB(b)に返す(ステップS15)。
情報処理装置STB(b)側では、情報処理装置STB(a)からの要求応答が許可又は不許可のいずれであるかをチェックする(ステップS23)。応答が許可であれば、宛先IDと公開領域サイズからなる公開領域アドレスと自装置の仮想メモリ空間で公開領域に割り当てた仮想セグメント間のマッピングテーブルの作成を行なう(ステップS24)。また、要求応答が不許可であるか、又は応答にエラーが生じた場合には、マッピングに失敗したとして、本処理ルーチンを異常終了させる(ステップS25)。
宛先IDと公開領域サイズと仮想セグメント間のマッピングテーブルは、公開領域の提供元である情報処理装置を示す宛先IDとデータ長を、仮想アドレス空間上のアドレス番号すなわち仮想セグメントアドメスに変換することで作成される。
図24には、図23に示したハンドシェイク手順に従って情報処理装置STB(a)とSTB(b)の間で公開領域の使用が許可された場合において、情報処理装置STB(a)の物理メモリ空間上の公開領域をSTB(b)側の仮想メモリ空間に割り当てるための動作シーケンスを示している。
情報処理装置STB(b)は、情報処理装置STB(a)に対し、使用したいメモリサイズを指定して、領域公開要求を発行し、情報処理装置STB(a)は許可応答を行なう。
情報処理装置STB(a)側では、自装置の物理メモリ空間に形成した公開領域の物理セグメントアドレスと宛先IDと公開領域サイズからなる公開領域アドレス間のマッピングテーブルの作成を行なう。
また、情報処理装置STB(b)側では、宛先IDと公開領域サイズからなる公開領域アドレスと自装置の仮想メモリ空間で公開領域に割り当てた仮想セグメント間のマッピングテーブルの作成を行なう。
図25には、マッピングテーブルの構成を模式的に示している。図示のように、情報処理装置STB(a)側のマッピングテーブルは、自装置の物理メモリ空間に形成した公開領域の物理セグメントアドレスと宛先IDと公開領域サイズからなる公開領域アドレス間の対応関係を記述している。また、情報処理装置STB(b)側のマッピングテーブルは、宛先IDと公開領域サイズからなる公開領域アドレスと自装置の仮想メモリ空間で公開領域に割り当てた仮想セグメント間の対応関係を記述している。
このようなマッピングテーブルを参照することにより、公開領域を使用する情報処理装置STA(b)側からは、公開領域を提供する情報処理装置STB(a)の情報を、あたかも自装置のメインメモリや外部記憶装置上の情報であるかのように扱うことができる。また、情報処理装置STB(a)側では、公開領域アドレスを指定したアクセス要求に対し、該当する物理セグメントアドレスからデータを取得し、要求元へ返すことができる。
図26には、情報処理装置STB(b)が情報処理装置STB(a)の公開領域へアクセスするための動作シーケンスを示している。
情報処理装置STB(b)において、仮想アドレス空間にマッピングされている情報処理装置STB(a)の公開領域へのアクセス要求が行なわれたときには、まず、アクセス要求された仮想セグメントアドレスを宛先ID及びセグメント番号からなる公開領域アドレス表現に変換し、宛先IDで指定される情報処理装置STB(a)に対し、アクセス要求を行なう。
情報処理装置STB(a)側では、公開領域アドレスの宛先IDを基に、自装置内の公開領域へのアクセス要求であることを認識し、公開領域アドレスのセグメント番号を物理セグメントアドレスに変換する。そして、該当する物理セグメントからデータを取得する。次いで、物理セグメントアドレスを宛先ID及びセグメント番号からなる公開領域アドレスに再び変換し、宛先ID及び公開領域アドレスで取得されたデータとして、要求元の情報処理装置STB(b)へ返す。
情報処理装置STB(b)側では、宛先ID及び公開領域アドレスを仮想セグメントアドレスに変換し、要求元のアプリケーションなどに対しては仮想セグメントから取得されたデータとして返す。
図27には、情報処理装置STB(b)におけるメモリアクセスの手順について図解している。同図を参照しながら、セグメント変換メカニズムに基づいて公開領域へメモリアクセスするために仕組みについて説明する。
情報処理装置STB(b)において、例えばメインプロセッサで動作中のプログラム、あるいはサブプロセッサで動作中のプログラムからデータへのアクセス要求が発生したとする。ここで言うデータは、プログラムコード並びにプログラムコードが使用するデータの双方を含むものとする。
データ要求は、通常、仮想セグメントアドレスを指定して行なわれる。仮想セグメントアドレスをセグメント変換し、その物理セグメントアドレスがメインメモリ上のセグメントを表す場合には、DMAC(直接メモリアクセスコントローラ)を利用してメモリアクセスし、該当する物理メモリセグメントからデータを取得する。
また、データ要求された仮想セグメントアドレスがハードディスクなどの外部記憶装置上のセグメント(セクタ)を表す場合には、DC(ディスクコントローラ)を利用してディスクアクセスし、該当するセクタからデータを取得する。
また、データ要求された仮想セグメントアドレスがサブプロセッサのローカルメモリ上の物理セグメントアドレスを表す場合には、該当するサブプロセッサを介してローカルメモリにアクセスし、該当する物理メモリセグメントからデータを取得する。
これに対し、データ要求された仮想セグメントアドレスが公開領域アドレスを表す場合には、宛先ID/セグメント変換部により、アクセス要求された仮想セグメントアドレスを宛先ID及びセグメント番号からなる公開領域アドレス表現に変換する。そして、宛先IDで指定される情報処理装置STB(a)に対し、アクセス要求を行なう。
一方、情報処理装置STB(a)側では、公開領域アドレスの宛先IDを基に自装置内の公開領域へのアクセス要求であることを認識し、宛先ID/セグメント変換部により、アクセス要求された公開領域アドレスのセグメント番号を物理セグメントアドレスに変換する。
その物理セグメントアドレスがメインメモリ上のセグメントを表す場合には、DMAC(直接メモリアクセスコントローラ)を利用してメモリアクセスし、該当する物理メモリセグメントからデータを取得する。
また、データ要求された仮想セグメントアドレスがハードディスクなどの外部記憶装置上のセグメント(セクタ)を表す場合には、DC(ディスクコントローラ)を利用してディスクアクセスし、該当するセクタからデータを取得する。
次いで、宛先ID/セグメント変換部により、物理セグメントアドレスを宛先ID及びセグメント番号からなる公開領域アドレスに再び変換し、宛先ID及び公開領域アドレスで取得されたデータとして、要求元の情報処理装置STB(b)へ返す。
情報処理装置STB(b)側では、宛先ID/セグメント変換部により、宛先ID及び公開領域アドレスを仮想セグメントアドレスに変換し、要求元のプログラムに対しては仮想セグメントから取得されたデータとして返す。
このように、ネットワーク経由で連携し1台の仮想情報処理装置として動作する各情報処理装置STB(a)及びSTB(b)の間では、それぞれの宛先ID/セグメント変換部がネットワーク上で協調動作することにより、情報処理装置STB(b)が使用する情報処理装置STB(a)の公開領域が透過的となり、自装置内の物理メモリと区別することなくアクセスすることが可能となる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係るネットワーク・システムの構成を示した図である。 図2は、サブプロセッサ23からメインメモリ24へのアクセス手順を説明するための図である。 図3は、ソフトウェアセルの構成例を示した図である。 図4は、DMAコマンドがステータス返信コマンドである場合のソフトウェアセルのデータ領域を示した図である。 図5は、複数の情報処理装置が仮想的な1台の情報処理装置として動作する様子を示した図である。 図6は、情報処理コントローラのソフトウェア構成の一例を示した図である。 図7は、4台の情報処理装置が仮想的な1台の情報処理装置として動作する様子を示した図である。 図8は、図7に示したシステムにおける分散処理の例を示した図である。 図9は、各情報処理装置及びシステムの具体例を示した図である。 図10は、図9中のハード・ディスク・レコーダのハードウェア構成を示した図である。 図11は、図9中のハード・ディスク・レコーダのソフトウェア構成を示した図である。 図12は、図9中のPDAのハードウェア構成を示した図である。 図13は、図9中のPDAのソフトウェア構成を示した図である。 図14は、図9中のポータブルCDプレーヤのハードウェア構成を示した図である。 図15は、図9中のポータブルCDプレーヤのソフトウェア構成を示した図である。 図16は、本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの構成を模式的に示した図である。 図17は、情報処理装置が公開領域を形成するための処理を説明するための図である。 図18は、情報処理装置が公開領域を形成するための処理を説明するための図である。 図19は、公開データ並びに非公開データを含むさまざまなデータを管理するサーバ装置において、公開データを公開領域で保持する様子を示した図である。 図20は、ネットワーク接続され連携動作する2台のセットトップボックス(STB)の一方STB(a)がサーバ、他方STB(b)がクライアントとなり、STB(b)にSTB(a)の情報をマッピングした様子を示した図である。 図21は、1台のセットトップボックスSTB(a)が2台のセットトップボックスSTB(b)及びSTB(c)に公開領域の使用を許可している様子を示した図である。 図22は、1台のセットトップボックスSTB(b)が2台のセットトップボックスSTB(a)及びSTB(c)から使用が許可された公開領域を使用している様子を示した図である。 図23は、公開領域を要求する情報処理装置と、公開領域を提供する情報処理装置との間で行なわれる要求及び許可応答に関するハンドシェイク手順を示したフローチャートである。 図24は、情報処理装置STB(a)の物理メモリ空間上の公開領域をSTB(b)側の仮想メモリ空間に割り当てるための動作シーケンスを示した図である。 図25は、マッピングテーブルの構成を模式的に示した図である。 図26は、情報処理装置STB(b)が情報処理装置STB(a)の公開領域へアクセスするための動作シーケンスを示した図である。 図27は、情報処理装置STB(b)におけるメモリアクセスの手順を説明するための図である。

Claims (24)

  1. ネットワーク接続される複数の情報処理装置の連携動作により仮想的に1台の仮想情報処理装置として動作する情報処理システムであって、
    各情報処理装置は物理記憶装置を備え、
    少なくとも1つの情報処理装置は、自装置の物理記憶装置の物理記憶空間上に他の情報処理装置の使用を許可する公開領域を形成し、他の情報処理装置からの公開領域の使用要求に応じて使用を許可する、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 公開領域を形成した情報処理装置は、他の2以上の情報処理装置に対して公開領域の使用を許可することができる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 情報処理装置は、他の2以上の情報処理装置が形成した公開領域の使用を要求し、使用が許可された2以上の情報処理装置の公開領域を同時に使用することができる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 各情報処理装置は、1以上の物理記憶装置と、各物理記憶装置の物理記憶空間を論理記憶空間にマッピングする記憶空間変換手段を備え、論理記憶空間を基に処理を実行し、
    情報処理装置の記憶空間変換手段は、他の情報処理装置から使用が許可された公開領域の物理記憶空間を自装置の論理記憶空間にマッピングする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 公開領域を他の情報処理装置に提供する第1の情報処理装置の第1の記憶空間変換手段は、物理記憶空間上の公開領域の物理アドレスに公開領域アドレスを割り当て、
    第1の情報処理装置が提供する公開領域を使用する第2の情報処理装置の第2の記憶空間変換手段は、該公開領域の公開領域アドレスに論理記憶空間上の論理アドレスを割り当てる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記第2の情報処理装置において論理記憶空間にマッピングされた前記第1の情報処理装置の公開領域へのアクセス要求が行なわれたとき、
    前記第2の記憶空間変換手段は、アクセス要求された論理アドレスを公開領域アドレスに変換し、
    前記第1の記憶空間変換手段は公開領域アドレスを前記第1の情報処理装置における物理アドレスに変換して物理記憶空間にアクセスする、
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記第1の記憶空間変換手段は、公開領域に割り当てられている物理アドレスから取得したデータを公開アドレス上のデータとして前記第2の記憶空間変換手段に返し、
    前記第2の記憶空間変換手段は、公開アドレス上のデータを論理アドレス上のデータとしてアクセス要求元へ返す、
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 各情報処理装置は、物理記憶装置上のオペレーティングシステムにおいて未使用の空間に公開領域を形成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  9. 各情報処理装置は、プロセッサが使用するメインメモリ又はプロセッサにローカル接続されるその他のローカルメモリのメモリ空間上に公開領域を形成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  10. 各情報処理装置は、自装置にローカル接続される外部記憶装置の記憶空間上に公開領域を形成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  11. 各情報処理装置は、自装置にローカル接続される各機器への入出力を割り当てた入出力記憶空間上に公開領域を形成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  12. ネットワーク接続される他の1以上の情報処理装置との連携により仮想的に1台の仮想情報処理装置の一部として動作する情報処理装置であって、
    物理記憶空間と、
    前記物理空間上に形成された、他の情報処理装置の使用を許可する公開領域と、
    他の情報処理装置からの公開領域の使用要求に応答して前記公開領域の使用を許可する公開領域使用制御手段と、
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  13. 他の情報処理装置の公開領域の使用を要求する公開領域使用要求手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記物理記憶空間は1以上の物理記憶装置により構成され、
    各物理記憶装置の物理記憶空間を論理記憶空間にマッピングする記憶空間変換手段をさらに備え、論理記憶空間を基に処理を実行し、
    前記記憶空間変換手段は、他の装置に使用を許可する公開領域の物理アドレスに公開領域アドレスを割り当て、他の装置から使用が許可された公開領域アドレスに論理アドレスを割り当てる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 他の情報処理装置から公開領域へのアクセス要求が行なわれたとき、
    前記記憶空間変換手段は、該アクセス要求された公開領域アドレスを物理アドレスに変換して、前記物理記憶空間の該当物理アドレスから取り出されたデータを公開領域アドレス上のデータとして返す、
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. アクセス要求された論理アドレスが他の情報処理装置から使用が許可されている公開領域であるとき、
    前記記憶空間変換手段は、該アクセス要求された論理アドレスを公開領域アドレスに変換して該他の情報処理装置へアクセス要求し、該他の情報処理装置から返された公開領域アドレス上のデータを論理アドレスに変換してアクセス要求元へ返す、
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  17. 前記公開領域は、物理記憶装置上のオペレーティングシステムにおいて未使用の空間に形成される、
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  18. 前記公開領域は、プロセッサが使用するメインメモリ又はプロセッサにローカル接続されるその他のローカルメモリのメモリ空間上に形成される、
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  19. 前記公開領域は、自装置にローカル接続される外部記憶装置の記憶空間上に形成される、
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  20. 前記公開領域は、自装置にローカル接続される各機器への入出力を割り当てた入出力記憶空間上に形成される、
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  21. ネットワーク接続される他の1以上の情報処理装置との連携により仮想的に1台の仮想情報処理装置の一部として動作するための情報処理方法であって、
    物理記憶空間上に他の情報処理装置の使用を許可する公開領域が形成されており、
    他の情報処理装置に対し公開領域の使用を許可するステップと、
    他の装置に使用を許可する公開領域の物理アドレスに公開領域アドレスを割り当てるステップと、
    他の情報処理装置から公開領域へのアクセス要求が行なわれたとき、該アクセス要求された公開領域アドレスを物理アドレスに変換するステップと、
    前記物理記憶空間の該当物理アドレスから取り出されたデータを公開領域アドレス上のデータとして返すステップと、
    を具備することを特徴とする情報処理方法。
  22. ネットワーク接続される他の1以上の情報処理装置との連携により仮想的に1台の仮想情報処理装置の一部として動作するための情報処理方法であって、
    他の情報処理装置が物理記憶空間上に公開領域を形成しており、
    他の情報処理装置に対し公開領域の使用を要求するステップと、
    使用要求が許可されたことに応じて、使用が許可された公開領域アドレスに論理アドレスを割り当てるステップと、
    アクセス要求された論理アドレスが他の情報処理装置から使用が許可されている公開領域であるとき、該アクセス要求された論理アドレスを公開領域アドレスに変換して該他の情報処理装置へアクセス要求するステップと、
    該他の情報処理装置から返された公開領域アドレス上のデータを論理アドレスに変換してアクセス要求元へ返すステップと、
    を具備することを特徴とする情報処理方法。
  23. ネットワーク接続される他の1以上の情報処理装置との連携により仮想的に1台の仮想情報処理装置の一部として動作するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
    物理記憶空間上に他の情報処理装置の使用を許可する公開領域が形成されており、
    他の情報処理装置に対し公開領域の使用を許可するステップと、
    他の装置に使用を許可する公開領域の物理アドレスに公開領域アドレスを割り当てるステップと、
    他の情報処理装置から公開領域へのアクセス要求が行なわれたとき、該アクセス要求された公開領域アドレスを物理アドレスに変換するステップと、
    前記物理記憶空間の該当物理アドレスから取り出されたデータを公開領域アドレス上のデータとして返すステップと、
    を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
  24. ネットワーク接続される他の1以上の情報処理装置との連携により仮想的に1台の仮想情報処理装置の一部として動作するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
    他の情報処理装置が物理記憶空間上に公開領域を形成しており、
    他の情報処理装置に対し公開領域の使用を要求するステップと、
    使用要求が許可されたことに応じて、使用が許可された公開領域アドレスに論理アドレスを割り当てるステップと、
    アクセス要求された論理アドレスが他の情報処理装置から使用が許可されている公開領域であるとき、該アクセス要求された論理アドレスを公開領域アドレスに変換して該他の情報処理装置へアクセス要求するステップと、
    該他の情報処理装置から返された公開領域アドレス上のデータを論理アドレスに変換してアクセス要求元へ返すステップと、
    を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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