JP2005241914A - 教育システム、教育システムプログラムを記録した媒体 - Google Patents

教育システム、教育システムプログラムを記録した媒体 Download PDF

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雅裕 荒川
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Abstract

【課題】 既存のイーラーニングシステムは授業の枠を前提とした日本型の学校教育にて利用できなかった。
【解決手段】 担任者は、一年あるいは学期を通じて用意されている各科目毎にその授業枠に対して個別に用意した授業資料、アンケート質問文、レポート課題文、記述式テスト、選択式テストといった教材データを割り付けていくことが可能であり、また、担任者はこれらの教材データを当該一連の授業が開始する前に完備させておく必要はなく、進捗状況に応じて新たに作成したり、既存のものを修正したり、削除したり、あるいは追加したりすることが自由にでき、授業の進行に伴って生徒にアンケートやレポート提出を要求したり、テストを実施したりすることもでき、さらに、これらの提出状況や採点を連結一覧評価表として表示させて授業の進行度合いを調整するといったことが容易に行えるようになった。
【選択図】 図2

Description

本発明は、学校教育現場において授業を基準とした教育に適用可能な教育システム、教育システムプログラムを記録した媒体に関する。
ネットワークで接続された複数のコンピュータを使用して教育に利用する教育システムとして、従来より、米国等で利用されているイーラーニングシステム(e−learning system)が知られている。
米国等では、学校教育において自学自習型の教育がなされている。例えば、学校での授業は各自が自学学習した際に生じる質問等に解答したり、理解すべき事項のガイドをしたりすることが求められている。このため、従来のイーラーニングシステムでは、ある科目を履修するために、その科目で習得すべき事項を全て記述した完結型の教材を予め用意し、生徒がコンピュータを利用して同教材にアクセスする補助を実現することが求められていた。
特開2003−000000号公報 先進学習基盤協議会(ALIC)著 「eラーニング白書2003/2004年版
上述した従来のイーラーニングシステムでは、文部科学省が学校教育に課している授業を基準とする学校教育には適用できないという課題があった。すなわち、授業を基準とする教育では、担任が経験と知識とに基づいて期を基準とする学習スケジュールに沿って授業の計画をたてて授業を実施し、生徒は授業の予定に基づいて予習、授業、復習というサイクルを繰り返して学習する。この際、担任は各授業における生徒の学習状況を把握して授業の進行を調整する必要がある。しかし、自学自習型の学習体系では個々の生徒が独自に自己の学習状況を管理することが求められているし、それを補助するための教育システムを提供している。このため、既存のイーラーニングシステムは授業の枠を前提とした日本型の学校教育には利用できない。
本発明は、授業枠を基準とした日本型の教育に利用可能な教育システム、教育システムプログラムを記録した媒体の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、管理権限を与えられる第一のユーザーと管理権限を与えられていない第二のユーザーからの操作を受け付けて学習環境を提供する教育システムであって、科目別の複数回の授業枠に割り当て可能な個別の教材データを記憶可能な教材データ記憶手段と、記憶されている個別の教材データを第一のユーザーの操作を受け付けて任意に上記科目別の特定回の授業枠に割り付ける教材データ割付手段と、第二のユーザーの操作を受け付けて特定の科目における特定回の授業枠に割り付けられている教材データの提供を行なう授業枠アクセス手段と、上記第二のユーザーの各授業への参加状況を上記授業枠に対応した授業データとして管理する授業データ管理手段とを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項1にかかる発明において、本教育システムでは、担任を前提とした管理権限を与えられる第一のユーザーと、生徒を前提とした管理権限を与えられていない第二のユーザーとによる学習環境を提供する。ここで、教材データ記憶手段は、科目別の複数回の授業枠に割り当て可能な個別の教材データを記憶可能となっており、教材データ割付手段は、第一のユーザーの操作を受け付けて記憶されている個別の教材データを任意に上記科目別の特定回の授業枠に割り付ける。そして、授業枠アクセス手段は第二のユーザーの操作を受け付けて特定の科目における特定回の授業枠に割り付けられている教材データの提供を行なう。
すなわち、教材データは完結型のものである必要はなく、個別のものであり、さらに、科目別の複数回の授業枠に割り当て可能なものである。このような個別の教材データを第一のユーザーの操作により、任意に科目別の特定回の授業枠に割り付けることができる。そして、割り付けられた教材データに対して第二のユーザーが所定の操作を行うことにより、特定の科目における各回の授業の教材データが提供されることになる。
また、授業データ管理手段は、上記第二のユーザーの各授業への参加状況を上記授業枠に対応した授業データとして管理する。授業への参加状況は、出席のみならず、後述する提出物や評価といったものを広く含んでいる。
教材データの種別として複数のものを利用可能とすることができ、請求項2にかかる発明では、上記教材データ割付手段は、各授業枠毎に用意されている複数の種別のそれぞれに上記教材データを割り付け可能であり、上記授業枠アクセス手段は、各授業枠毎に割り付けられている複数の種別の教材データを提供可能とした構成としてある。
上記のように構成した請求項2にかかる発明においては、上記教材データ割付手段により授業枠毎に用意されている複数の種別のそれぞれに上記教材データを割り付けると、上記授業枠アクセス手段により各授業枠毎に割り付けられている複数の種別の教材データを提供する。
教育現場では、教材は一種類のものに限定されないので、各種の種別に対応できるようにしている。
さらに、教材の種別として、テストやアンケートといった生徒からの応答を必要とするものを利用できると便利であり、請求項3にかかる発明では、上記授業枠アクセス手段は、上記教材データの種別として上記第二のユーザーからの応答を要求する教材データを提供可能であるとともに、上記第二のユーザーからの応答のデータを取得可能とした構成としてある。
上記のように構成した請求項3にかかる発明においては、上記授業枠アクセス手段が上記教材データの種別として上記第二のユーザーからの応答を要求する教材データを提供可能であり、上記第二のユーザーは同授業枠アクセス手段を介して応答を入力する操作を行い、応答がデータとして取得される。
教材として、応答を要求することができれば、テストを行うことが可能であり、その場合は成績を付けられると便利である。このため、請求項4にかかる発明では、上記授業枠アクセス手段は、上記第二のユーザーから取得した応答のデータに対する評価データを上記授業データに加えて記憶可能とした構成としてある。
上記のように構成した請求項4にかかる発明においては、上記授業枠アクセス手段が上記第二のユーザーから取得した応答のデータに対する評価データを上記授業データに加えて記憶する。評価データは成績の上位概念であるが、各種の評価方法を考慮して実現することができる。例えば、数値による得点、記号による評価、コメントによる評価といった類が利用可能である。
応答を評価する上で自動的に採点できると便利である。このため、請求項5にかかる発明では、上記授業枠アクセス手段は、上記第二のユーザーからの応答として記号を選択する操作を受け付けることが可能であり、同操作に対応する記号を上記応答のデータとする構成としてある。
上記のように構成した請求項5にかかる発明においては、上記授業枠アクセス手段が上記第二のユーザーからの応答として記号を選択する操作を受け付けることが可能であり、第二のユーザーは応答を要求する教材に対して解答などに対応した記号を選択する操作を行なう。この操作に対応し、授業枠アクセス手段は記号に対応したデータを応答のデータとして取得する。
記号を選択するので、予め解答を用意しておけば、自動的に採点して評価とすることも可能である。
問題によっては複数の解答を用意する必要もあり、請求項6にかかる発明では、上記授業枠アクセス手段は、複数の上記記号を選択する操作を受けつけることが可能であり、選択された複数の記号に対して並び順不問の正解と並び順同一の正解とを適用可能な構成としてある。
上記のように構成した請求項6にかかる発明においては、第二のユーザーからの複数の上記記号を選択する操作を上記授業枠アクセス手段により受けつけ、選択された複数の記号に対して予め用意した並び順不問の正解と並び順同一の正解とを適用する。
複数の正解があるとしても、その並び順が合致していなければ正解といえないものと、並び順は正解とは関係ないものとがある。従って、複数の記号の選択に対して、上述した二種の対応が必要となり、二種の対応を実現している。
授業の教育成果を考慮する際、例えば通年の各学生の出席、レポートの提出、試験の結果などをすべて含める必要がある。このため、請求項7にかかる発明では、上記授業枠アクセス手段は、上記授業枠毎に上記第二のユーザーの操作に対応した所定のデータを取得して同ユーザー毎に授業データとして記憶可能であり、科目毎に、複数の第二のユーザーと、同ユーザーの上記授業枠に対応した上記授業データとを一覧として集計する連結一覧評価データ生成手段を具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項7にかかる発明においては、上記授業枠アクセス手段により、上記授業枠毎に上記第二のユーザーの操作に対応した所定のデータを取得して同ユーザー毎に授業データとして記憶でき、連結一覧評価データ生成手段は、科目毎に、複数の第二のユーザーと、同ユーザーの上記授業枠に対応した上記授業データとを一覧として集計する。
第二のユーザーごとに、各授業枠に割り付けた出席や、レポートの提出や、試験の結果を授業データとして管理した上で、第二のユーザーの授業データを一覧として集計できる。
個々の授業において生徒の学習状況を踏まえた進捗の調整が可能であるとしても、毎年の授業の予定は概ね一致することが多い。このため、請求項8にかかる発明は、上記第一のユーザーの操作を受け付けて科目別に上記授業枠に割り付ける割付情報とともに上記教材データを一括して別領域へ保存する再利用支援手段を具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項8にかかる発明においては、再利用支援手段により、上記第一のユーザーの操作を受け付けて科目別に上記授業枠に割り付ける割付情報とともに上記教材データを一括して別領域へ保存することを実現している。
従って、一年、あるいは一学期が終えた状況において、これまでの教材データの授業枠への割付情報を含めて次の学期に反映させることができる。
このように、個別に教材データを用意した後で、学習状況を反映させて個々に授業枠に対して割り付けていく手法は必ずしも実体のある装置に限られる必要はなく、その方法としても機能することは容易に理解できる。また、このような教育システムは、単独で存在する場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むものである。従って、ソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。
発明の思想の具現化例としてコンピュータにて実行させるソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアを記録した記録媒体上においても当然に存在し、利用されるといわざるをえない。
その一例として、請求項9にかかる発明は、コンピュータにて管理権限を与えられる第一のユーザーと管理権限を与えられていない第二のユーザーからの操作を受け付けて学習環境を提供するための教育システムプログラムを記録した媒体であって、科目別の複数回の授業枠に割り当て可能な個別の教材データを記憶可能な教材データ記憶機能と、記憶されている個別の教材データを第一のユーザーの操作を受け付けて任意に上記科目別の特定回の授業枠に割り付ける教材データ割付機能と、第二のユーザーの操作を受け付けて特定の科目における特定回の授業枠に割り付けられている教材データの提供を行なう授業枠アクセス機能と、上記第二のユーザーの各授業への参加状況を上記授業枠に対応した授業データとして管理する授業データ管理機能とをコンピュータにて実現させる構成としてある。
むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。また、一次複製品、二次複製品などの複製段階については全く問う余地無く同等である。その他、供給方法として通信回線を利用して行なう場合でも本発明が利用されていることにはかわりない。
さらに、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現されている場合においても発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあってもよい。
本発明をソフトウェアで実現する場合、ハードウェアやオペレーティングシステムを利用する構成とすることも可能であるし、これらと切り離して実現することもできる。例えば、各種の演算処理といっても、その実現方法はオペレーティングシステムにおける所定の関数を呼び出して処理することも可能であれば、このような関数を呼び出すことなくハードウェアから入力することも可能である。そして、実際にはオペレーティングシステムの介在のもとで実現するとしても、プログラムが媒体に記録されて流通される過程においては、このプログラムだけで本発明を実施できるものと理解することができる。
また、本発明をソフトウェアで実施する場合、発明がプログラムを記録した媒体として実現されるのみならず、本発明がプログラム自体として実現されるのは当然であり、プログラム自体も本発明に含まれる。
以上説明したように本発明は、日本での学校教育において必要となる授業を基準とした教育において好適に利用可能な教育システムを提供することができる。
また、請求項2にかかる発明によれば、複数の種別の教材データに対応させて利用しやすくすることができる。
さらに、請求項3にかかる発明によれば、生徒などからの応答を受け付ける教材データを利用できるようにして授業での利便性を向上させることができ、さらに、当該教材データの提供が授業枠毎に行えるので授業の進捗に合わせて利用することができる。
さらに、請求項4にかかる発明によれば、個別の第二のユーザーの評価を管理でき、授業に利用しやすくすることができる。
さらに、請求項5にかかる発明によれば、応答を記号などで選択するタイプとすることにより、解答を予め用意しておいて照らし合わせて自動採点するといった運用も可能となる。
さらに、請求項6にかかる発明によれば、複数の正解が生じる問題に対して柔軟に対応でき、担任等は試験の作成に制約を受けにくくすることができる。
さらに、請求項7にかかる発明によれば、過去の授業の状況を極めて容易かつ効率的に一覧するための資料を作成することができる。
さらに、請求項8にかかる発明によれば、本教育システムを利用するにあたり、次年度、時学期への再利用の手間を軽減し、再利用しやすくすることができる。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる教育システムが適用されるネットワークブロックを示している。
同図において、ネットワーク10は、大学内におけるローカルエリアネットワークであり、サーバー20とともに、クライアントとしての担任(第一のユーザ)が利用する複数の担任端末30と生徒(第二のユーザ)が利用する複数の生徒端末40が接続されている。
サーバー20には、本教育システムを実現する各種のプログラム及びデータベースが登録されており、端末30,40からの操作に対応して所定のプログラムの実行及びデータベースへのアクセスなどの一般的な処理を司っている。
図2は本教育システムで利用するデータベース(以下、単にDBと呼ぶ)の一部を示している。以下、各データベースの主項目名を説明する。
科目DB
科目ID:各授業科目に付されるIDが保存されている。
科目名称:各授業科目の名称が保存されている。
科目概要:各授業科目の内容の概要が保存されている。
担任ID:各授業科目の担任者のIDが保存されている。
開催年:各授業科目が実施される開催年が保存されている。
開催時期:各授業科目が実施される開催時期が保存されている。
テストDB
テストID:各テストに付されるIDが保存されている。
科目ID:各テストが利用される科目の科目IDが保存されている。
種別:各テストの種別(記述式、選択式)が保存されている。
テストタイトル:各テストのタイトルが保存されている。
シャッフル:各テストのシャッフルモードのオンオフのが保存されている。
設問:各テストの設問が保存されている。
解答:各テストの解答が保存されている。
授業枠DB
授業回数:各授業枠の一期ごとの回数が保存されている。
科目ID:各授業枠に割り当てられる科目の科目IDが保存されている。
教材種別:個別の授業枠に割り付けられる教材の種別が保存されている。
教材:個別の授業枠に割り付けられる教材が保存されている。
開催年:各授業枠が対応する授業の開催年が保存されている。
開催時期:各授業枠が対応する授業の開催時期が保存されている。
生徒DB
生徒ID:各生徒に付されるIDが保存されている。
生徒氏名:各生徒の氏名が保存されている。
科目ID:各生徒が登録している科目IDが保存されている。(複数)
担任DB
担任ID:各担任に付されるIDが保存されている。
担任氏名:各担任の氏名が保存されている。
教材DB
教材ID:各教材に付されるIDが保存されている。
科目ID:各教材データの科目IDが保存されている。
教材種別:各教材の種別が保存されている。
教材タイトル:各教材に付すタイトルが保存されている。
教材データ:各種別に対応する教材データが保存されている。
授業資料:教材が授業資料の場合に教材データが保存される。
アンケート:教材がアンケートの場合に教材データが保存される。
レポート:教材がレポート提出の場合に教材データが保存される。
選択式テスト:教材が選択式テストの場合に教材データが保存される。
記述式テスト:教材が記述式テストの場合に教材データが保存される。
開催年:各教材データが対応する授業の開催年が保存されている。
開催時期:各教材データが対応する授業の開催時期が保存されている。
授業データDB
生徒ID:各授業データの対象となる生徒の生徒IDが保存されている。
科目ID:各授業データの対象となる科目IDが保存されている。
授業回数:各授業データの対象となる授業での回数が保存されている。
出席・欠席:各授業データの対象となる生徒の出席が保存されている。
提出物:各授業データの対象となる生徒からの提出物が保存されている。
アンケート:生徒が提出したアンケート解答が保存される。
レポート:生徒が提出したレポート提出物が保存される。
選択式テスト:生徒が提出した選択式テストの解答が保存される。
記述式テスト:生徒が提出した記述式テストの解答文が保存される。
採点:各授業データの対象となる生徒からの提出物に対する採点が保存されている。
授業枠割付DB
教材ID:各授業枠に割り付けられる教材データの教材IDが保存されている。
科目ID:各授業枠に割り付けられる教材データの科目IDが保存されている。
授業回数:各教材データが割り付けられる授業枠の回数が保存されている。
教材種別:各授業枠に割り付けられる教材データの種別が保存されている。
優先度:各種別毎に表示する際の並び順の優先度が保存されている。
開催年:各授業枠が対応する授業の開催年が保存されている。
開催時期:各授業枠が対応する授業の開催時期が保存されている。
授業情報DB
授業ID:各授業に付される授業IDが保存されている。
科目ID:各授業データの対象となる科目IDが保存されている。
授業回数:各授業がある科目での授業の中の何回目のものであるかが保存されている。
授業タイトル:各授業に付けられた授業タイトルが保存されている。
授業概要:各授業で予定された授業概要が保存されている。
開催年:各授業が対応する授業の開催年が保存されている。
開催時期:各授業が対応する授業の開催時期が保存されている。

なお、各データベースにおける開催年と開催時期は、通常、各レコードが生成される時点でシステムがデフォルト値として生成している。ただし、後述する再利用処理においては、ユーザーが指定したデータが設定される。
以下、上記データベースを利用して学校等の教育機関で利用される個々の機能について説明していく。
図3は、授業枠を前提とした教育を実現するため、授業枠を前提として個別に用意しておく教材を、実際の授業の進捗などを鑑みて授業枠に割り付けていくための前段階として、各教材を教材DBに登録する教材登録処理のプログラムをフローチャートにより示している。この意味において、本プログラムとその対象となるデータベースと実際にデータが記憶されるサーバー20内の領域などにより教材データ記憶手段を構成する。
各担任者は、担任端末30を操作し、図示しない画面より教材登録処理を選択する。本教材登録処理では、ステップS102にて担任IDを入力する。担任IDを入力したら、ステップS104では科目IDを入力する。この際、担任端末30の画面上で担任IDとパスワードを入力することにより、予め各担任に対応づけられている科目名称の一覧が表示され、選択された科目名称の一覧から登録しようとする教材の科目名称を選択するようにしても良い。
これにより、ステップS106では、入力された担任IDと科目IDに対応して担任氏名と科目名称のを表示し、かつ既に同科目に登録されている教材の教材タイトルを一覧表示する。この一覧表示の状態を図4に示している。同図において、上方より本画面の内容を「教材登録」として示しており、その下に「担任」として上記担任IDに対応する担任氏名を示しており、その下に「科目」として科目名称を、「科目概要」として科目概要を示している。また、その下の一覧表示では、「教材タイトル」として各教材の教材タイトルを列記しつつ、その右方には各教材に対して実行可能な処理として「修正」と「削除」を選択できるようにラジオボタンを表示している。教材タイトルの一覧表示エリアは一定であり、登録されている教材は多数あるので、右方に表示対象となる教材をスクロールするためのスライダーを表示している。そして、この一覧表示の下には新たに教材を登録するための「新規登録」のボタンと、教材登録を終了するための「終了」のボタンが表示されている。この画面を使って、教材の新規登録、修正及び削除を実施する。
ステップS108では、新規登録のボタンが押されたか否かを判断し、押された場合にはステップS110にて新規登録画面を作成して教材タイトルと教材データの登録を行なう。図5は新規登録および修正のための画面を示している。上方より本画面の内容を「教材登録」として示しており、その下に「担任」として上記担任IDに対応する担任氏名を示しており、その下に「科目」として科目名称を示している。そして、その下には、「教材タイトル」として教材タイトルを入力できる入力エリアが表示され、その下に「教材」として実際の教材のデータを貼り付けられる入力エリアが表示されている。新規登録であれば両者はブランクで表示されるし、修正の場合は選択した修正対象の教材が表示される。なお、教材の入力エリアの下には、「教材種別」として教材の種別を選択する択一式のラジオボタンが表示されていずれかを選択するようになっている。
本実施形態においては、教材種別として、授業資料と、レポートと、アンケートと、選択式テストと、記述式テストを利用できるようになっている。ここで、授業資料は生徒からの応答を要しない教材であり、それ以外は生徒からの応答を要する教材であり、応答のデータは授業データに加えられることになる。また、特に明示していないが、出欠のデータを別途入力して授業データに加えるようにしている。
担任者は、広く普及されているワードプロセッサや表計算ソフトウェアやプレゼンテーションソフトウェアにより、教材データを用意しておき、上記教材登録の画面にて教材データを貼り付けることにより登録することができる。教材はHTML言語として保存してHTML言語のファイルを登録しても良いし、汎用的なソフトウェアで作成したファイルでもブラウザによって表示可能なものであれば、各ソフトウェアの仕様で保存されたファイルを登録することもできる。この場合、教育システムはハイパーリンクファイルとして登録すればよい。
ステップS110にて教材タイトルと教材を入力あるいは修正後、教材データの入力エリアの下方に配置された登録ボタンを押すと、ステップS112にて当該教材データを教材DBに登録する。このとき、登録するレコードの教材IDは本教育システムによって自動的に付され、また、教材種別はラジオボタンで選択したいずれか一つの教材種別を表すコードが付される。その他、科目IDや教材タイトルは上記内容で登録される。
図4に示す画面上で修正を選択したときは、ステップS114にて修正と判断され、ステップS116にて修正対象の教材の内容を図5に示す画面で表示し、登録ボタンを押すと、ステップS112にて当該教材を教材データとして上述した教材DBに登録する。なお、教材DBにおいては一つの教材に対して一つのレコードが記録されることになり、各項目によって任意に検索及び参照が可能となる。
同様に図4に示す画面上で削除を選択したときは、ステップS118にて削除と判断され、ステップS120にて削除対象の教材の内容を削除する。むろん、削除は現実にデータを抹消させても良いし、削除のフラグを立てて編集や表示の対象としないようにするだけでも良い。
そして、図4に示す画面上で終了を選択したときは、ステップS122にて本教材登録処理を終了する。なお、記述式テストと選択式テストの教材の作成については後に詳細する。
以上のようにして担任者は慣れ親しんだソフトウェアによって教材を作成することができるし、学期毎あるいは通年の授業が行われている期間のいつでも随時教材を登録することができる。すなわち、学期毎あるいは通年の授業が開始する前に教材が全て完備されている必要は全くない。
次に、各教材が教材DBに登録されている状況において、担任者が授業の進行などを鑑みながら授業枠に教材を割り付ける処理について説明する。ここでいう授業枠とは、学校などで実施される授業の各時間割ごとに設けられた枠であり、開催年と開催時期および曜日と時間によって指定可能な各授業時間に対応する。学校内に多数の教室があるように、同一曜日同一時間帯でも複数の科目に対応して並列して授業が行われ、それぞれ各科目においても何回目の授業であるか、担任者が誰であるかによっても授業は異なる。授業枠はこれら全てに対応している。なお、以下の説明において、授業は科目と担任者と何回目かの回数によって特定し、簡略化のために曜日と時間帯については省略する。
このような授業枠というものに対し、担任者は授業の進行の度合いなどを具体的に把握しながら授業の進行に合わせて教材を授業枠に割り当てていくことになる。
図6は、教材割付処理のプログラムをフローチャートにより示している。なお、本プログラムとその対象となるデータベースが教材データ割付手段を構成する。
図3に示す場合と同様、各担任者は、担任端末30を操作し、図示しない画面より教材割付処理を選択する。本教材割付処理では、ステップS132にて担任IDを入力し、ステップS134では科目IDを入力する。
この際、担任端末30の画面上で担任IDとパスワードを入力することにより、予め各担任に対応づけられている科目名称の一覧が表示され、選択された科目名称の一覧から登録しようとする教材の科目名称を選択するようにしても良い。図7は担任IDで登録されている科目を抽出して科目一覧を表示している画面を示している。すなわち、上方より本画面の内容を「教材割付:科目選択」として示しており、その下に「担任」として上記担任IDに対応する担任氏名を示しており、その下に「科目一覧」を表示している。科目一覧では、科目名称と科目概要と授業回数を一覧表示しつつ、その先頭に割付ボタンを配置している。科目IDの入力は、割り付けようとする科目名称の先頭に位置している割り付けボタンを選択する操作が対応することになる。なお、ここでの科目一覧の表示は、入力される担任IDに基づいて科目DBを検索し、一致する担任IDが付されたレコードから科目名称や科目概要や科目IDを読み出すとともに、同科目IDに基づいて授業枠IDを検索し、一致する科目IDが付されたレコードから授業回数を読み出している。
図8は、科目IDに基づいて同科目の授業枠の状況を一覧表示し、教材を割り付ける授業(何回目の授業か)を選択するための画面表示を示している。すなわち、上方より本画面の内容を「教材割付:授業選択」として示しており、その下の左方には授業回数と割り付けられている教材を示して割り付ける授業回数が選択できるようにしており、右方には「科目名称」と「担任」と「科目概要」をそれぞれのデータとともに示している。
授業回数を選択する部分では、授業の回数と、その日付を上段から下段に向けて順番に記載するとともに、各回数ごとに割り付けられている教材の種別をグラフィックのアイコンで示している。図8では簡易的に「資」として授業資料を、「レ」としてレポート提出を、「ア」としてアンケートを、「選」として選択式テストを、「記」として記述式テストを示している。より具体的には、「1」回目の授業は「4月10日」であり、この授業枠には「授業資料」と「アンケート」提出が割り付けられており、「2」回目の授業は「4月17日」であり、この授業枠には「授業資料」と「レポート」提出が割り付けられていることが表示されている。
この画面では担任者は教材を割り付ける授業の回数を指定する必要があり、選択した授業の回数がステップS136にて取得され、ステップS138では図9に示す画面表示を行って個別の教材と優先度を選択して授業枠への教材の割付を実施する。同画面表示では、上方より本画面の内容を「教材割付:教材選択」として示しており、その下には割り付ける授業枠を授業の回数で表示し、その下には当該回数の授業について予め担任者が決めておいた授業タイトルと授業概要が表示される。授業タイトルと授業概要は、授業情報DBに記録されており、科目IDと授業回数とに基づいて同授業情報DBを検索し、一致するレコードから授業タイトルと授業概要を読み出している。
その下には、教材一覧が教材の種別毎に区分けされて表示されている。登録されている教材は、種別毎に通し番号と、優先度と、教材タイトルが表示されるとともに、各教材を割付の対象とするか、あるいは既に割り付けられている教材を授業枠から解除するかの選択を示すラジオボタンを最後尾に付している。なお、記述式テストと選択式テストについてはテストDBから科目IDに基づいて検索し一致するレコードからテストタイトルを取得して表示している。
図9に示す画面表示であれば、第1回目の授業枠に割り付けることを前提として登録されている教材の中から、割り付ける教材を教材タイトルに基づいて発見し、発見したら教材タイトルの右方に配置された割付のラジオボタンをチェックし、登録ボタンを選択する。ここで、教材は種別毎に一覧表示されており、割り付けられた教材は種別毎に表示されるが、複数の教材を一つの授業枠に割り付けたときに並べる順番を優先度として選択することができる。従って、教材一覧の中で割り付けようとする複数の教材タイトルの並び順が希望するものと相違していたとしても、優先度の欄の右方に付している上下方向の矢印で優先度の数値を変化させ、並べる順番を選択することができる。
なお、既に授業枠に割り付けられている教材について、割付を解除する必要が生じることもあるので、その場合には解除のラジオボタンをチェックして登録ボタンを選択する。また、教材は種別毎に並べられ、必要に応じて画面をスクロールして表示する。画面の最下段には終了ボタンと科目変更ボタンが設けられており、教材の割付を終了する場合は終了ボタンを選択し、科目を変えて引き続いて教材の割付を行う場合は科目ボタンを選択する。
ステップS138にて教材の選択及び解除を行なったら、ステップS140にて終了が選択されているか否かを判断し、ステップS142にて科目変更が選択されているか否かを判断する。
以上のようにして授業枠に教材データが割り付けられていると、生徒からのアクセスに対して以下のように処理される。
図10は生徒からの授業へのアクセスを処理する生徒授業アクセス処理プログラムに対応したフローチャートを示している。なお、以下において生徒からの授業へのアクセスを処理する複数のプログラムとデータベースがそれぞれ授業枠アクセス手段を構成することになる。
まず、本生徒授業アクセス処理では、ステップS202にて生徒IDを入力し、ステップS204では科目IDを入力する。
この際、図11に示す生徒端末40の画面上で生徒IDとパスワードを入力することにより、図12に示すように、予め各生徒が登録している科目名称の一覧が表示され、科目名称の一覧から授業の教材を見ようとする科目名称を選択するようにしても良い。
同図に示す画面表示では、上方にて本画面の内容を「生徒情報」として示しており、その下に「氏名」として上記生徒IDに対応する生徒氏名を表示しつつ、「ID」として同生徒IDを示しており、その下に「登録科目一覧」を表示している。登録科目一覧では、通し番号と科目名称と担任を一覧表示しつつ、その最後尾に選択ボタンを配置している。科目IDの入力は、授業の教材を見ようとする科目名称の最後尾に位置している選択ボタンを選択する操作が対応することになる。なお、ここでの選択科目一覧を表示するにあたり、生徒IDにより生徒DBを検索することにより、各生徒が登録している科目の科目IDを読み出すことができるので、同科目IDに基づいて科目DBを検索して科目名称と担任IDを読み出し、さらに担任IDに基づいて担任DBを検索して担任氏名を読み出す。これにより、同図に示すように、科目名称と担任とを表示することが可能となる。
科目が選択されたら、ステップS206では授業回数の選択操作を受け付ける。具体的には、生徒IDと科目IDとが選択された状態で図13に示す授業実施画面を表示し、生徒が見ようとする授業回数を選択する操作を行なうのを待機する。
この授業実施画面では、上方にて本画面の内容を「授業実施画面」として示しており、その下の左方には授業回数と割り付けられている教材を示して授業回数が選択できるようにしており、右方には「科目名称」と「担任」と「科目概要」をそれぞれのデータとともに示している。なお、この画面表示は実質的に図8に示す教材割付処理での授業選択画面の画面表示とほぼ同じである。
生徒は、この授業実施画面により各授業に割り付けられている教材があるか否かをアイコンによって判断し、見る必要がある教材が割り付けられている授業の回数部分を選択する。授業回数を選択すると、ステップS206の授業回数選択を終了し、ステップS208にて図14に示す授業実施画面を表示する。この授業実施画面では、上方にて同画面の内容を「授業実施画面」として示しており、その下の左方にて教材の表示エリアが確保されている。教材の表示エリアの右方における上方には、「授業回数」と「科目名称」と「担任名」と表示しつつ、その下方にてそれぞれ授業回数と科目名称と担任氏名の内容をそれぞれ表示している。
ここで授業回数はステップS206にて取得した授業回数であり、科目名称はステップS204にて取得した科目IDに基づいて科目DBを検索して一致するレコードから科目名称を得ており、担任氏名は同科目DBから科目IDに対応する担任IDを取得し、同担任IDに基づいて担任DBを検索して一致するレコードから担任氏名を得ている。
そして、その下方には当該授業枠(科目IDと授業回数で特定される一つの授業の枠)に割り付けられている教材をその種別毎に上述した優先度を反映させつつ表示している。同図に示すものでは、授業回数が1回目の授業に対して授業資料とアンケートが割り付けられているから、「資料」の欄と「アンケート」の欄に割り付けられている教材の教材タイトルを表示している。なお、授業資料として二つの教材データが割り付けられているが、優先度として並び順を設定してあるので、上から順に「第一回資料1/2」と「第一回資料2/2」とが表示されている。
割り付けられている教材は、科目IDと授業回数に基づいて授業枠割付テーブルで絞り込みを掛け、抽出されたレコードに対して教材種別と優先度で並び替え、その後、各教材毎、優先度を反映させて教材IDを取得し、同教材IDに基づいて教材DBを検索して一致する教材の教材タイトルを取得して所定の欄に表示している。
この欄に表示されている教材タイトルはそれぞれが選択ボタンを兼ねており、生徒がいずれかの教材タイトル上で選択操作を行うことにより、ステップS210では教材選択があったものと判断し、ステップS212では同教材タイトルが対応する教材データの教材種別に対応した表示を行う。例えば、教材資料であれば、図14に示す画面表示の左方の教材の表示エリアに表示を行えば完了する。アンケートやレポートであれば、後述する記述式試験と同様に、同教材の表示エリアの上方部分に設けた設問欄にアンケートの質問やレポートの課題文を表示し、下方部分に設けた回答欄にアンケートへの解答文や作成したレポートを入力できるようにする。そして、別途配設する送信ボタンを選択すると、当該生徒IDと科目IDと授業回数と応答とで一つのレコードを形成し、授業データDBに登録する。
ここで記述式テストや選択式テストについて説明する。
図15は担任が実行する記述式テストの作成処理のプログラムをフローチャートにより示している。
各担任者は、担任端末30を操作し、図示しない画面より記述式テストの作成処理を選択する。本記述式テストの作成処理では、ステップS302にて担任IDを入力する。担任IDを入力したら、ステップS304では科目IDを入力する。この際、担任端末30の画面上で担任IDとパスワードを入力することにより、予め各担任に対応づけられている科目名称の一覧が表示され、選択された科目名称の一覧から登録しようとする教材の科目名称を選択するようにしても良い。
ステップS306では担任IDと科目IDと種別(記述式)に基づいてテストDBを検索し、一致するレコードのテストタイトルを一覧表示するとともに、その下に新規登録ボタンと修正ボタンと削除ボタンと終了ボタンを表示する。初めて登録する場合には新規登録ボタンを選択する。すると、ステップS308の判断を経てステップS310にて図示しない入力画面よりテスト情報を入力する。テスト情報は、テストDBの入力項目の一部であり、テストの種別と、テストタイトルと、シャッフルデータである。テストの種別は記述式か選択式かを表すものであり、テストタイトルは担任がそのテストに付す固有の名称であり、シャッフルデータは記述式テストに対して自動採点を生徒に任せるためのスイッチであり、詳細は後述する。その後、ステップS312にて図16に示す画面表示を行って設問文と解答の入力を行なう。同画面表示では、上方より本画面の内容を「記述式テスト作成」として示しており、その下には上下に設問文と解答文の入力エリアを設けてあり、その下方に配点の操作領域と、登録ボタンと追加ボタンと終了ボタンが表示されている。この場合も、設問文と解答文の入力は普段使い慣れているソフトウェアによって作成しておき、作成しておいたデータを貼り付ける操作で入力することができる。
設問文と解答文を入力し、配点を決めたら登録ボタンか追加ボタンか終了ボタンのいずれかを選択する。追加を選択した場合はステップS314の判断を経て入力された情報を別領域に蓄えたまま再度ステップS312にて画面表示して設問文と解答文の入力を繰り返す。登録を選択した場合はステップS316の判断を経てステップS318にて設問文と解答文を上記テスト情報とともにテストDBに登録する。なお、終了を選択した場合は登録せずに終了する。
一方、図示しない画面表示でテストタイトルを一覧表示したときにいずれかのテストタイトルを選択状態として修正を選択したときには、ステップS320の判断を経てステップS322にて選択したテストを表示してステップS310以下を実行する。すなわち、予め登録されているステップS310では既に登録してあるテスト情報を表示して修正を受け付け、また、ステップS312では既に登録してある設問文と解答文を表示して修正を受け付ける。なお、その前提としてステップS310とステップS312では所定のバッファの入力データをデフォルト値として表示することとしておき、新規登録の場合はそのバッファをクリアして実行を開始し、修正の場合はそのバッファに修正対象のテストの情報を登録してから実行を開始するようにしておけばよい。
また、図示しない画面表示でテストタイトルを一覧表示したときにいずれかのテストタイトルを選択状態として削除を選択したときには、ステップS324の判断を経てステップS326にて選択したテストを削除する。このとき、テストDB内のレコードを削除しても良いし、単に削除フラグを付すことによってデータは残しつつ、担任者からは見えないようにするようにしておいても良い。
このようにして記述式テストがテストDBに登録されており、授業枠に割り付けられているときに、生徒が授業実施画面から記述式テストを選択すると記述式テストの実行を開始する。図17は記述式テスト処理のプログラムをフローチャートにより示している。
記述式テストの実施は、生徒が授業実施画面の中で教材として記述式テストを選択した時点で開始される。ステップS340では生徒が生徒端末40の画面上で生徒IDとパスワードを入力する。この後、ステップS342の判断を経てステップS344にて図18に示す記述式テスト画面の表示を行う。同画面表示では、上方にて本画面の内容を「記述式テスト」として示しており、その下には上下に科目とテストタイトルを表示し、その下に設問文と解答文の表示エリアを並べて表示している。この例では、設問1と解答1〜設問3と解答3まで表示している。科目は授業実施画面へ至る際に入力した科目IDに基づいて科目DBを検索して表示され、テストタイトルは生徒が授業実施画面で教材を選択したときに同教材に対応するテストDBのレコードからテストタイトルを読み出して表示している。また、設問1〜設問3は同テストDBに登録されている設問文を表示している。むろん、この時点で解答文の表示はしていない。
ステップS346では生徒による生徒端末40からの入力操作を受け付ける処理を実施しており、最終的に生徒が送信ボタンを選択したときにステップS348の判断を経て操作入力を受ける処理を終了する。
ステップS350ではシャッフルモードとなっているか判断する。シャッフルモードは、記述式テストの採点を生徒同士で行うためのモードである。シャッフルモードがオンとなっているとき、生徒は自己の記述式テストの送信後、他の生徒の記述式の採点を行う。これにより、担任者が個別に採点を行う労力を低減できる。
テストDBに保存されているレコードのシャッフルモードがオンとなっていると、ステップS352にて図19に示す画面表示を行い他の生徒の記述式テストを表示して採点画面表示となる。同図に示す画面表示では、上方にて本画面の内容を「記述式テスト:採点」として示しており、その下には上下に科目とテストタイトルを表示し、その下に模範解答文と生徒の解答文の表示エリアを並べて表示している。ここでは、テストDBに保存されている各設問毎の解答文(模範解答1〜模範解答3)と並べて既に他の生徒が提出した解答文(生徒解答1〜生徒解答3)が表示されている。そして、各解答毎に配点を表示しつつ、その横に配点の範囲内で設定可能な得点の設定欄を表示している。
生徒は模範解答と生徒解答とを対比して得点を決定し、操作する。この操作をステップS354にて受け付けて画面表示などの対応を行い、生徒が画面最下の送信ボタンを選択したらステップS356の判断を経て採点操作を終えたと判断し、ステップS358にて得点を表示して終了する。なお、得点表示時には採点した生徒の氏名を表示することにより、採点の責任の重大さを生徒自身に理解させるようにしている。なお、配点に則した得点と、配点の合計が100点とならない場合を考慮して百分率に換算した得点の両方を示すようにしている。むろん、このような点数が評価のデータに相当する。ここでは点数を付しているが、ABCDEといった評価であっても良いし、さらなるコメントを付した評価などであっても構わない。
各生徒が送信した記述式テストの解答文は授業データDBに保存される。すなわち、生徒IDと科目IDと授業回数が記述式テストを開始する時点で得られており、これとともに記述式テストの解答文を一つのレコードとして同授業データDBに保存する。また、シャッフルモードで表示される解答文もこの授業データDBから科目IDと授業回数で絞り込んだ上で採点が付されていないもののいずれかを選択し、生徒が付した採点結果をそのレコードにおける採点のデータとして記入して更新する作業を実施することになる。
次に選択式テストの作成処理について説明する。図20は担任が実行する選択式テストの作成処理のプログラムをフローチャートにより示している。画面表示は異なるものの手順自体は一部を除いて概ね記述式テストの作成手順と一致している。なお、本選択式テストは予め用意されている選択肢から解答として相応しいものを選択し、各選択肢に対応する記号を解答として入力する。この意味で、選択肢に対応させる記号は広く解釈可能であり、本来の意味の記号の他、数字、文字など、様々なものを採用可能である。
各担任者は、担任端末30を操作し、図示しない画面より記述式テストの作成処理を選択する。本記述式テストの作成処理では、ステップS372にて担任IDを入力する。担任IDを入力したら、ステップS374では科目IDを入力する。この際、担任端末30の画面上で担任IDとパスワードを入力することにより、予め各担任に対応づけられている科目名称の一覧が表示され、選択された科目名称の一覧から登録しようとする教材の科目名称を選択するようにしても良い。
ステップS376では担任IDと科目IDと種別(選択式)に基づいてテストDBを検索し、一致するレコードのテストタイトルを一覧表示するとともに、その下に新規登録ボタンと修正ボタンと削除ボタンと終了ボタンを表示する。初めて登録する場合には登録ボタンを選択する。すると、ステップS378の判断を経てステップS380にて図示しない入力画面よりテスト情報を入力する。テスト情報は、テストDBの入力項目の一部であり、テストの種別と、テストタイトルである。記述式テストにおいては、シャッフルデータが存在したが選択式テストでは解答の自動採点がコンピュータにおいて可能であり、シャッフルは必要ない。その後、ステップS382にて図21に示す画面表示を行って設問文と解答の入力を行なう。
同画面表示では、上方より本画面の内容を「選択式テスト作成」として示しており、その下には左方にて設問文の入力エリアを設けてあり、右方にて解答の入力エリアを設けてあり、その下方に登録ボタンと追加ボタンと終了ボタンが表示されている。この場合も、設問文の入力は普段使い慣れているソフトウェアによって作成しておき、作成しておいたデータを貼り付ける操作で入力することができる。設問文の入力エリアは設問の数にかかわらず一つであり、必要に応じて複数のファイルを貼り付けることは可能である。
解答の入力エリアは、いわゆる表形式となっている。左端から削除チェックボックス、大問番号入力欄、設問番号入力欄、正解記号記入欄、配点欄、順不同チェックボックス、完全解答チェックボックスとなっている。選択式テストは、複数の大問を前提として、各大問に複数の記入欄を設けることができる。大問番号入力欄には、個別の解答を記入するものではなく、設問番号が付された記入欄に個別の解答を記入することになる。そして、大問番号と設問番号とで個別の記入欄を特定し、同記入欄に相応しい正解を記入する。一方、一つの大問に複数の設問があるとき、その解答として順番を問わない問題もあれば、順番も一致しなければ正解といえない問題もある。順不同チェックボックスは、前者の並び順不同の正解に対応し、完全解答チェックボックスは後者の並び順同一の正解に対応する。これらが付してあるときには採点時に適用される。すなわち、前者の順不同チェックボックスにチェックが加わっている場合、同じ大問番号の中では順不同チェックボックスがチェックされている正解のいずれかに一致していれば配点が得られることにしている。なお、削除チェックボックスは、削除をするときに使用する。
設問文の入力と解答の入力を行ったら登録ボタンか追加ボタンか終了ボタンのいずれかを選択する。追加を選択した場合はステップS314の判断を経て表形式の解答記入欄を追加して再度ステップS382にて画面表示して解答の入力を繰り返す。登録を選択した場合はステップS386の判断を経てステップS388にて設問文と解答を上記テスト情報とともにテストDBに登録する。なお、終了を選択した場合は登録せずに終了する。
一方、図示しない画面表示でテストタイトルを一覧表示したときにいずれかのテストタイトルを選択状態として修正を選択したときには、ステップS390の判断を経てステップS392にて選択したテストを表示してステップS380以下を実行する。すなわち、ステップS380では既に登録してあるテスト情報を表示して修正を受け付け、また、ステップS382では既に登録してある設問文と表形式の解答を表示して修正を受け付ける。なお、その前提としてステップS380とステップS382では所定のバッファの入力データをデフォルト値として表示することとしておき、新規登録の場合はそのバッファをクリアして実行を開始し、修正の場合はそのバッファに修正対象のテストの情報を登録してから実行を開始するようにしておけばよい。
また、図示しない画面表示でテストタイトルを一覧表示したときにいずれかのテストタイトルを選択状態として削除を選択したときには、ステップS394の判断を経てステップS396にて選択したテストを削除する。このとき、テストDB内のレコードを削除しても良いし、単に削除フラグを付すことによってデータは残しつつ、担任者からは見えないようにするようにしておいても良い。
このようにして選択式テストがテストDBに登録されており、授業枠に割り付けられているときに、生徒が授業実施画面から選択式テストを選択すると記述式テストの実行を開始する。図22は選択式テスト処理のプログラムをフローチャートにより示している。

選択式テストの実施は、生徒が授業実施画面の中で教材として選択式テストを選択した時点で開始される。ステップS412では生徒が生徒端末40の画面上で生徒IDとパスワードを入力する。この後、ステップS414の判断を経てステップS416にて図23に示す選択式テスト画面の表示を行う。同画面表示では、上方にて本画面の内容を「選択式テスト」として示しており、その下には左方にて設問文を表示し、右方に解答の入力欄を表示している。この例では、大問として大問1〜大問3があり、大問1と大問2にはそれぞれ記入欄が二つずつ用意されてそれぞれ解答を設問1と設問2の記入欄に記載するようになっているとともに、大問3については記入欄は一つ用意されて解答を設問1の記入欄に記載するようになっている。また、解答の入力欄の下方には採点ボタンが「採点する」という表示によって配設されている。
ステップS418では生徒による生徒端末40からの入力操作を受け付ける処理を実施しており、最終的に生徒が採点ボタンを選択したときにステップS420の判断を経て操作入力を受ける処理を終了する。
ステップS422では、自動採点を行う。本選択式テストには図21に示す画面表示で設定した正解が用意され、かつ、正解は記号の選択であるため、同正解と生徒がステップS418にて入力した解答とを照らし合わせて正解か否かを判定し、さらに、正解であれば配点を加算する。このとき、順不同チェックボックスにチェックが付されている設問については、大問毎にチェックが付されている設問欄のいずれの解答であっても正解と判定する。
自動採点後、ステップS424では図24に示す画面表示で採点結果を表示する。同画面表示では、上方にて本画面の内容を「選択式テスト:採点結果」として示しており、その下には左方にて設問文を表示し、右方に生徒の解答と正解とを対比した採点状況を表形式で示している。具体的には、上部に大問番号を表示するとともに、その下に設問番号表示欄と、生徒解答表示欄と、正解表示欄と、配点表示欄とを並べた表示となっている。
この例では、生徒が大問1の設問1と設問2に対してそれぞれ「オ」、「ア」と解答し、大問2の設問1と設問2に対してそれぞれ「エ」、「イ」と解答し、大問3の設問1に対して「イ」と解答している。正解の解答は図21に示すように「オ」、「エ」、「エ」、「カ」、「イ」であるので、三問の正解となってそれぞれの配点である5点ずつが加算され、合計15点となっている。以上の表形式の欄の下方に得点欄を設けてあり、配点に則した得点と、配点の合計が100点とならない場合を考慮して百分率に換算した得点の両方を示すようにしている。むろん、この得点は上述したように評価のデータとなる。
各生徒が送信した選択式テストの解答文は授業データDBに保存される。すなわち、生徒IDと科目IDと授業回数が選択式テストを開始する時点で得られており、これとともに選択式テストの解答と自動採点された採点を一つのレコードとして同授業データDBに保存する。
以上のようにして、担任は、一年あるいは学期を通じて用意されている授業枠に対して個別に用意した教材データを割り付けていくことが可能となり、生徒は授業枠に割り付けられている教材データを適宜利用することができる。教材データには、授業資料に対応するもの、アンケート質問文に対応するもの、レポート課題文に対応するもの、記述式テストの設問文および解答文に対応するもの、選択式テストの設問文と正解に対応するものなどがある。むろん、教材データの種別はこれらに限定されるものではないし、これらの種別についても上述した提供手法に限られるものではない。
担任はこれらを当該一連の授業が開始する前に完備させておく必要はなく、進捗状況に応じて新たに作成したり、既存のものを修正したり、削除したり、あるいは追加したりすることが自由にできる。また、授業の進行に伴って生徒にアンケートやレポート提出を要求したり、テストを実施したりすることもでき、さらに、これらの提出状況や採点は授業データDBに順次蓄積されていくことになる。
担任者は生徒に対する適正な評価を与える必要がある。そのために従来は、出席をとったり、レポートの提出やテストなどを実施している。しかし、このような個別の要素があるとしても、各生徒に対して適切な評価を与えるのは作業量の膨大さを伴って困難なことであった。
このため、本教育システムにおいては、上述した授業データDBを利用し、各生徒における上記授業枠に対応した上記授業データを一覧として集計することができる(連結一覧評価データ生成手段)。
図25はこの連結一覧評価処理のプログラムをフローチャートにより示している。ステップS502では担任IDを入力する。担任IDを入力したら、ステップS504では科目IDを入力する。この際、担任端末30の画面上で担任IDとパスワードを入力することにより、図26に示すように、予め当該担任IDに対応づけられている科目の科目名称と科目概要と授業回数の一覧を表示する。このとき、各科目の先頭に連結ボタンを表示しており、選択する科目の先頭に表示された連結ボタンを選択するとその科目を連結一覧評価表の対象とするようにしている。
その後、ステップS506では、図27に示すようなオプション選択の入力画面表示を行なう。各授業枠に割り付けられる教材とは別に、各生徒の授業への参加状況は、選択式テストへの参加と得点、記述式テストへの参加と得点、レポートの提出、アンケートへの返答、出席である。これらは授業データDBに全て含まれているが、担任者が各生徒の評価を実施するに当たって必ずしも全てを表示させたいと思わない場合もあるので、このオプション選択画面で選択できるようにしている。同図においては、上方にて本画面の内容を「連結一覧評価表:オプション選択」として示しており、その下には左方から選択式テストのチェックボックスと「選択式テスト」の表記、記述式テストのチェックボックスと「記述式テスト」の表記、レポートのチェックボックスと「レポート」の表記、アンケートのチェックボックスと「アンケート」の表記、出席のチェックボックスと「出席」の表記があり、連結一覧評価で表示したい項目のチェックボックスにチェックを入れて選択できるようになっている。また、その下に登録/表示ボタンを表示しており、チェックボックスで表示する項目を選択後、当該登録/表示ボタンを選択すると、ステップS506を終了して連結一覧評価表を作成する。
連結一覧評価表を作成するにあたり、まず、ステップS508では授業データDBを科目で絞り込む。すなわち、授業データDB内で科目IDがステップS504にて入力した科目IDと一致するものだけを抽出する。次に、ステップS510では生徒IDと授業回数で並び替えを行う。これにより、生徒IDごとに、授業回数の少ないものから多いものまで順番に授業データが並び替えられる。本来ならこの状態で表形式にして表示して良いのであるが、上述したようにオプション選択として表示すべき授業データを選択しているので、ステップS512では選択されたものだけに対象を限定し、ステップS514にて一覧表を作成する。
図28はこの一覧表示状態を示している。同画面表示では、上方にて本画面の内容を「連結一覧評価表」として示しており、その下には表形式の一覧表を表示している。ここで、縦方向の並びが各生徒ごとに区分され、横方向に授業回数と、それぞれの授業回数に対応する授業データの内容である。生徒としての表示は、生徒IDと生徒氏名を並べて表示している。図28はオプション選択として全てのものを選択しており、図13に示す授業実施であったときの連結一覧評価表の具体例である。授業への参加状況は、各階毎の出席とともに、第1回目はアンケート、第2回目はレポート、第3回目は選択式テスト、第4回目はレポート、第5回目はレポート、第6回目は記述式テストが対象となる。出席は○と×で示しており、アンケートの提出は○と×で示しており、レポート提出と選択式テストと記述式テストは得点で表示している。
このような連結一覧評価表を任意に表示できるので、担任者は学期末の採点のみならず、学期途中において生徒の取得度合いを判定でき、それを授業の進行に反映させて教材データを授業枠に割り付けるときの参考にすることもできる。
なお、連結一覧評価表の画面表示においてCSV(コンマ区切りデータ)ファイル出力ボタンを表示しており、担任者が同CSVファイル出力を選択したことをステップS516にて判断すると、ステップS518にて連結一覧評価表の内容をコンマ区切りデータ形式のファイルとして出力することができる。
ところで、年度あるいは学期が変わるごとに担任者は新たな授業枠に対して教材データを登録したり割り付けたりする必要がある。授業の進行度合いが各年度、学期によって影響を受けることは多いものの、全ての教材データを毎回新たに作り直す必要もない。一方、過去の教材データは過去の授業の進行度合いを反映させているので、修正をするとしても過去のものはそのまま残しておきたいという希望もある。
このため、本教育システムは、ある年度、学期を単位として授業の内容をそのまま別領域に複写できるようにしている。図29はこの再利用処理のプログラムをフローチャートにより示しており、この意味において、本プログラムとその対象となるデータベースなどにより再利用支援手段を構成する。
本再利用処理では、ステップS542にて担任IDを入力する。担任IDを入力したら、ステップS544では科目IDを入力する。この際、上述したように担任端末30の画面上で担任IDとパスワードを入力することにより、予め各担任に対応づけられている科目名称の一覧が表示され、選択された科目名称の一覧から登録しようとする教材の科目名称を選択するようにしても良い。
次に、ステップS546にて再利用しようとしている開催年と開催時期を入力すると、ステップS548では、科目DBと、テストDBと、授業枠DBと、教材DBと、授業枠割付DBのそれぞれについて、現在の科目IDと開催年と開催時期に対応するレコードを抽出し、指定された開催年と開催時期のデータを付して全てを複写する。
これにより、担任者は過去のデータをそのまま残しつつ、将来の学期などに備えて関連するデータを全て複写できる。むろん、新たな授業の開始とともに全ての授業枠に教材が振り付けられているので、オプションとして割り付けだけは複写しないようにしても良い。
このように、担任者は、一年あるいは学期を通じて用意されている各科目毎にその授業枠に対して個別に用意した授業資料、アンケート質問文、レポート課題文、記述式テスト、選択式テストといった教材データを割り付けていくことが可能であり、また、担任者はこれらの教材データを当該一連の授業が開始する前に完備させておく必要はなく、進捗状況に応じて新たに作成したり、既存のものを修正したり、削除したり、あるいは追加したりすることが自由にでき、授業の進行に伴って生徒にアンケートやレポート提出を要求したり、テストを実施したりすることもでき、さらに、これらの提出状況や採点を連結一覧評価表として表示させて授業の進行度合いを調整するといったことが容易に行えるようになった。
本発明の一実施形態にかかる教育システムが実施されるネットワークシステムを示す図である。 本教育システムで利用するデータベースの一部を示す図である。 教材登録処理のプログラムのフローチャートである。 教材登録の画面表示である。 教材登録の画面表示である。 教材割付処理のプログラムのフローチャートである。 教材割付における科目選択の画面表示である。 教材割付における授業選択の画面表示である。 教材割付における教材選択の画面表示である。 生徒授業アクセス処理のプログラムのフローチャートである。 生徒授業アクセス処理におけるログイン画面の画面表示である。 生徒授業アクセス処理における科目選択の画面表示である。 生徒授業アクセス処理における授業選択の画面表示である。 生徒授業アクセス処理における授業実施画面の画面表示である。 記述式テストの作成処理のプログラムのフローチャートである。 記述式テストの作成処理における画面表示である。 記述式テストの実施処理のプログラムのフローチャートである。 記述式テストの実施時の画面表示である。 記述式テストの採点時の画面表示である。 選択式テストの作成処理のプログラムのフローチャートである。 選択式テストの作成処理における画面表示である。 選択式テストの実施処理のプログラムのフローチャートである。 選択式テストの実施時の画面表示である。 選択式テストの採点結果の画面表示である。 連結一覧評価表作成処理のプログラムのフローチャートである。 連結一覧評価表作成処理における科目選択の画面表示である。 連結一覧評価表作成処理におけるオプション選択の画面表示である。 連結一覧評価表の画面表示である。 再利用処理のプログラムのフローチャートである。
符号の説明
10…ネットワーク
20…サーバー
30…担任端末
40…生徒端末

Claims (9)

  1. 管理権限を与えられる第一のユーザーと管理権限を与えられていない第二のユーザーからの操作を受け付けて学習環境を提供する教育システムであって、
    科目別の複数回の授業枠に割り当て可能な個別の教材データを記憶可能な教材データ記憶手段と、
    記憶されている個別の教材データを第一のユーザーの操作を受け付けて任意に上記科目別の特定回の授業枠に割り付ける教材データ割付手段と、
    第二のユーザーの操作を受け付けて特定の科目における特定回の授業枠に割り付けられている教材データの提供を行なう授業枠アクセス手段と、
    上記第二のユーザーの各授業への参加状況を上記授業枠に対応した授業データとして管理する授業データ管理手段とを具備することを特徴とする教育システム。
  2. 上記教材データ割付手段は、各授業枠毎に用意されている複数の種別のそれぞれに上記教材データを割り付け可能であり、
    上記授業枠アクセス手段は、各授業枠毎に割り付けられている複数の種別の教材データを提供可能であることを特徴とする請求項1に記載の教育システム。
  3. 上記授業枠アクセス手段は、上記教材データの種別として上記第二のユーザーからの応答を要求する教材データを提供可能であるとともに、上記第二のユーザーからの応答のデータを取得可能であることを特徴とする上記請求項1または請求項2のいずれかに記載の教育システム。
  4. 上記授業枠アクセス手段は、上記第二のユーザーから取得した応答のデータに対する評価データを上記授業データに加えて記憶可能であることを特徴とする上記請求項3に記載の教育システム。
  5. 上記授業枠アクセス手段は、上記第二のユーザーからの応答として記号を選択する操作を受け付けることが可能であり、同操作に対応する記号を上記応答のデータとすることを特徴とする上記請求項3または請求項4のいずれかに記載の教育システム。
  6. 上記授業枠アクセス手段は、複数の上記記号を選択する操作を受けつけることが可能であり、選択された複数の記号に対して並び順不問の正解と並び順同一の正解とを適用可能であることを特徴とする上記請求項5に記載の教育システム。
  7. 上記授業枠アクセス手段は、上記授業枠毎に上記第二のユーザーの操作に対応した所定のデータを取得して同ユーザー毎に授業データとして記憶可能であり、
    科目毎に、複数の第二のユーザーと、同ユーザーの上記授業枠に対応した上記授業データとを一覧として集計する連結一覧評価データ生成手段とを具備することを特徴とする上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の教育システム。
  8. 上記第一のユーザーの操作を受け付けて科目別に上記授業枠に割り付ける割付情報とともに上記教材データを一括して別領域へ保存する再利用支援手段を具備することを特徴とする上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の教育システム。
  9. コンピュータにて管理権限を与えられる第一のユーザーと管理権限を与えられていない第二のユーザーからの操作を受け付けて学習環境を提供するための教育システムプログラムを記録した媒体であって、
    科目別の複数回の授業枠に割り当て可能な個別の教材データを記憶可能な教材データ記憶機能と、
    記憶されている個別の教材データを第一のユーザーの操作を受け付けて任意に上記科目別の特定回の授業枠に割り付ける教材データ割付機能と、
    第二のユーザーの操作を受け付けて特定の科目における特定回の授業枠に割り付けられている教材データの提供を行なう授業枠アクセス機能と、
    上記第二のユーザーの各授業への参加状況を上記授業枠に対応した授業データとして管理する授業データ管理機能とをコンピュータにて実現させることを特徴とする教育システムプログラムを記録した媒体。
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