JP2005241903A - 表示装置および表示装置の駆動方法 - Google Patents

表示装置および表示装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】走査パルスVgateを一度中間電位Voに落としてから立ち下げる駆動法を採ることにより、水平走査の書き込み時間が短くなるため、画素への映像信号Vsigの書き込み不足が発生する。
【解決手段】アクティブマトリクス型液晶表示装置において、画素アレイ部の各画素に映像信号Vsigを書き込む際に、映像信号Vsigの正極性の書き込み時はアクティブ状態から一度中間電位Voを経てノンアクティブ状態に遷移する垂直走査パルスφViを、映像信号Vsigの負極性の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する垂直走査パルスφVi+1を走査線に与えることによって画素アレイ部の各画素を行単位で選択するようにする。
【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置および表示装置の駆動方法に関し、特に電気光学素子および当該電気光学素子を駆動する駆動素子を含む画素が行列状に2次元配置されてなるアクティブマトリクス型表示装置および当該表示装置の駆動方法に関する。
アクティブマトリクス型表示装置、例えば電気光学素子として液晶セルを用いてなるアクティブマトリクス型液晶表示装置は、液晶セルおよび当該液晶セルを駆動する駆動トランジスタを含む画素が行列状に2次元配置され、当該画素の行列状配列に対して行ごとに走査線が、列ごとに信号線がそれぞれ配線され、走査線を順次駆動することによって画素を行単位で選択し、その選択した行の画素に対して信号線を通して映像信号を書き込む構成となっている。
このアクティブマトリクス型液晶表示装置において、垂直走査により走査パルスが順次走査線に与えられることにより、走査パルスが与えられた走査線の画素行が選択され、当該走査線にゲートが繋がる画素トランジスタがオン状態となる。この選択された画素行において、画素トランジスタのオン時には、信号線を通して供給される映像信号Vsigが画素トランジスタによって取り込まれ、液晶容量(液晶セル)Clcおよび当該液晶容量Clcと並列に接続された補助容量Csに充電され、かつここで保持される。
ところが、画素トランジスタには走査線との間に寄生容量Cgsが存在するため、図11に示すように、画素トランジスタのオフ時に、液晶容量Clcおよび補助容量Csに保持されている映像信号Vsigの保持電位が、寄生容量Cgsによるカップリングによって電圧ΔVだけシフトしてしまう。また、寄生容量Cgsについては画素間でばらつきがあるために、画面内において画素間で電圧シフトΔVにもばらつきが生じる。その結果、表示画面上にザラツキ(いわゆる面ザラ)が現れ、画質不良を招くことになる。
このため、従来は、画素行の選択期間から非選択期間に移行する際に、換言すれば走査パルスVgateがアクティブ状態からノンアクティブ状態に遷移する際に、当該走査パルスVgateを図12(A)に示すように滑らかに(徐々に)立ち下げることにより、あるいは図12(B)に示すように一度中間電位Voに落としてから立ち下げることにより、映像信号Vsigの保持電位の電圧シフトΔVを抑制するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−3647号公報
上述した従来技術では、走査パルスVgateがアクティブ状態からノンアクティブ状態に遷移する際に、映像信号Vsigの極性に関係なく、走査パルスVgateを滑らかに立ち下げる、あるいは一度中間電位Voに落としてから立ち下げるようにしているが、特に後者の場合、即ち走査パルスVgateを一度中間電位Voに落としてから立ち下げる場合を例に採ると、本来の走査パルスVgateの電位が例えば15.5[V]であるのに対して、その後半のパルス部分を例えば7.5[V]程度の中間電位Voに落とすことになる。
しかしながら、走査パルスVgateの電位が7.5[V]程度の中間電位Voに低下したのでは、画素トランジスタのオン状態を維持することはできない。換言すれば、7.5[V]程度の中間電位Voでは、画素に映像信号Vsigを書き込むことができない。したがって、映像信号Vsigの保持電位の電圧シフトΔVを抑制するために、走査パルスVgateを一度中間電位Voに落としてから立ち下げる駆動法を採ることにより、水平走査の書き込み時間が短くなるため、画素への映像信号Vsigの書き込み不足が発生する。
特に、近年、解像度を高精細化する傾向にあり、それに伴って多画素化が進められ、水平走査期間が短くなってきているのが現状である。このため、走査パルスVgateを一度中間電位Voに落としてから立ち下げる駆動法を採ることにより、画素トランジスタをオフするタイミングを早めることになり、その結果、水平走査の書き込み時間もさらに短くなるため、画素への映像信号Vsigの書き込み不足がより顕著に現れ、解像度の高精細化の妨げとなってしまう。
なお、補助容量Csの容量を大きくすることで、映像信号Vsigの保持電位の電圧シフトΔVおよびそのばらつきを抑制することができる。すなわち、結合容量Cgsを介して放電される電荷量を補うに足る電荷量をあらかじめ補助容量Csに蓄えることで、電圧シフトΔVおよびそのばらつきを抑えるというものである。しかし、補助容量Csは画素領域内に形成されるものであることから、容量拡大のために補助容量Csのサイズを大きくすると、画素の開口率が犠牲になり、十分な表示コントラストを得ることができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、十分な表示コントラストを確保しつつ、水平走査の書き込み時間を確保し、映像信号の書き込み不足を解消した表示装置および表示装置の駆動方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、電気光学素子および当該電気光学素子を駆動する駆動素子を含む画素が行列状に2次元配置され、当該画素の行列状配列に対して行ごとに走査線が、列ごとに信号線がそれぞれ配線されてなる画素アレイ部を有する表示装置において、前記画素アレイ部の各画素に映像信号を前記信号線を介して書き込む際に、前記映像信号の第1極性(負極性または正極性)の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する第1の走査パルスを、前記映像信号の第2極性(正極性または負極性)の書き込み時はアクティブ状態から一度中間電位を経てノンアクティブ状態に、またはアクティブ状態から徐々にノンアクティブ状態に遷移する第2の走査パルスを前記走査線に与えることによって前記画素アレイ部の各画素の行単位での選択を行うようにする。
上記の構成において、第2の走査パルスによる画素行の選択期間では、選択期間から非選択期間に移行するときに、第2の走査パルスが例えばアクティブ状態から一度中間電位を経てノンアクティブ状態に遷移することで、当該遷移の過程で画素トランジスタのゲート-ソース間の電位差が小さくなるため、画素トランジスタと走査線との間の寄生容量によるカップリングに起因する映像信号の保持電位の電圧シフトを抑制できる。一方、第1の走査パルスの方が第2の走査パルスに比べて、当該第2の走査パルスの後半部分の電位が低くなっている分だけ画素への映像信号の書き込み期間が長い。したがって、映像信号の第1極性の書き込み時には第1の走査パルスによって画素行の選択を行い、映像信号の第2極性の書き込み時には第2の走査パルスによって画素行の選択を行うことで、第1走査パルスによる画素行の選択期間では、水平走査の書き込み時間を確保できる。
本発明によれば、第2の走査パルスによる駆動によって表示コントラストを低下させずに、映像信号の保持電位の電位変動(電圧シフト)を抑制できるとともに、第1の走査パルスによる駆動によって水平走査の書き込み時間を確保できるため、映像信号の書き込み不足を解消することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される表示装置の構成例を示すブロック図である。ここでは、画素の電気光学素子として液晶セルを用いた点順次駆動方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置を例に挙げて説明するものとする。図1から明らかなように、本適用例に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置は、画素アレイ部11、垂直駆動回路12、水平駆動回路13および映像信号供給回路14を有する構成となっている。
画素アレイ部11は、電気光学素子である液晶セルを含む画素20が、透明絶縁基板、例えば第1のガラス基板(図示せず)上に行列状に2次元配置され、この画素20のm行n列の配列に対して行ごとに走査線15−1〜15−mが配線され、列ごとに信号線16−1〜16−nが配線された構成となっている。第1のガラス基板は、第2のガラス基板と所定の間隙を持って対向配置され、当該第2のガラス基板との間に液晶材料が封止されることによって液晶パネルを構成している。
図2は、画素(画素回路)20の回路構成の一例を示す回路図である。図2から明らかなように、画素20は、画素トランジスタ、例えばTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)21と、このTFT21のドレイン電極に画素電極が接続された液晶セル22と、TFT21のドレイン電極に一方の電極が接続された保持容量23とを有する構成となっている。ここで、液晶セル22は、画素電極とこれに対向して形成される対向電極との間で発生する液晶容量Clcを意味する。
TFT21はゲート電極が走査線15(15−1〜15−m)に接続され、ソース電極が信号線16(16−1〜16−n)に接続されている。また、例えば、液晶セル22の対向電極および保持容量23の他方の電極がコモン線18に対して各画素共通に接続されている。そして、液晶セル22の対向電極には、コモン線18を介してコモン電圧(対向電極電圧)Vcomが各画素共通に与えられる。
垂直駆動回路12は、画素アレイ部11の例えば左側に配置されている。なお、ここでは、画素アレイ部11の左側に垂直駆動回路12を配置する構成を例に挙げて示したが、画素アレイ部11の右側に、あるいは画素アレイ部11の左右両側に垂直駆動回路12を配置する構成を採ることも可能である。垂直駆動回路12は、シフトレジスタやバッファ回路等によって構成され、垂直走査パルスφV1〜φVmを順に出力し、画素アレイ部11の走査線15−1〜15−mに与えられることによって画素20を行単位で順次選択する。垂直駆動回路12の具体的な構成については後で詳細に説明する。
水平駆動回路13は、例えば、水平走査回路131および水平サンプリングスイッチ132−1〜132−nを有する構成となっている。水平走査回路131は、シフトレジスタによって構成され、水平スタートパルスHSTに応答してシフト動作を開始し、当該水平スタートパルスHSTを水平クロックパルスHCK(一般的には、互いに逆相の水平クロックパルスHCK,HCKX)に同期して順次シフトすることにより、各転送段の転送パルスを水平サンプリングパルスφH1〜φHnとして順に出力する。
水平サンプリングスイッチ132−1〜132−nは、各一端が信号入力線18に共通に接続され、各他端が画素アレイ部11の信号線16−1〜16−nの各一端にそれぞれ接続されている。これら水平サンプリングスイッチ132−1〜132−nは、水平走査回路131から順に出力される水平サンプリングパルスφH1〜φHnに応答してオン状態になることにより、信号入力線18を介して映像信号供給回路14から供給されるアナログ映像信号Vsigを順次サンプリングして信号線16−1〜16−nに供給する。
映像信号供給回路14は、信号入力線18を通して画素アレイ部11に入力するアナログ映像信号Vsigの極性を、コモン電圧(対向電極電圧)Vcomを基準に例えば1H(Hは水平走査期間)ごとに反転させる。この駆動法は、1H反転(ライン反転)駆動法と呼ばれている。1H反転駆動法以外に、アナログ映像信号Vsigの極性を1画面(フレーム)ごとに反転させる駆動法を採ることもある。映像信号供給回路14はさらに、垂直駆動回路12に対して当該垂直駆動回路12での電源電圧の切換えを制御する制御信号Sをアナログ映像信号Vsigの極性反転に同期して与える。
次に、本発明の特徴とする垂直駆動回路12の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図3は、本発明の第1実施形態に係る垂直駆動回路12Aの構成を示す回路図である。図3に示すように、本実施形態に係る垂直駆動回路12Aは、シフトレジスタ31、NAND回路群32およびインバータ回路群33等を有する構成となっている。
シフトレジスタ31は、例えばD型フリップフロップ40を多段接続した構成となっている。D型フリップフロップ40の各々は、出力端子同士が接続された一対のクロックトインバータ41,42を有している。これらインバータ41,42のグランド端子は、Nch駆動トランジスタ43,44を介して接地されている。インバータ41,42の電源供給端子は、Pch駆動トランジスタ45,46を介して電源電圧VDDの電源ラインL0に接続されている。
駆動トランジスタ43,44は、垂直クロックパルスVCK1,VCK2に応答してオン状態となり、駆動トランジスタ45,46は垂直クロックパルスVCK1,VCK2の反転クロックパルスVCK1X,VCK2Xに応答してオン状態となることにより、クロックトインバータ41,42を動作状態にする。これらインバータ41,42の共通接続された出力端子にはインバータ47の入力端子が接続されている。インバータ47の出力端子には、各段のD型フリップフロップ40の転送パルス(出力パルス)が現れる。自段のD型フリップフロップ40−iの転送パルスは、次段のD型フリップフロップ40−i+1の入力としても用いられる。
上記構成のシフトレジスタ31において、第1段目のD型フリップフロップ40−1に対して垂直スタートパルスVSTを入力すると、各段のD型フリップフロップ40−1,40−2,……が垂直クロックパルスVCK1,VCK2に同期して、垂直スタートパルスVSTを順次転送することにより、各段ごとに半周期ずつ位相のずれた転送パルスを出力する。
NAND回路群32は、走査線15−1〜15−mに対応したNAND回路32−1〜32−mによって構成されている。ここでは、図面の簡略化のために、4行分の走査線15−1〜15−4のみを示している。NAND回路32−1〜32−4は各々、自段のD型フリップフロップ40−iの転送パルスと、次段のD型フリップフロップ40−i+1の転送パルスとを2入力とする。
具体的には、第1段目のNAND回路32−1は、第1段目のD型フリップフロップ40−1の転送パルスと第2段目のD型フリップフロップ40−2の転送パルスとを2入力とし、第2段目のNAND回路32−2は、第2段目のD型フリップフロップ40−2の転送パルスと第3段目のD型フリップフロップ40−3の転送パルスとを2入力とし、第3段目のNAND回路32−3は、第3段目のD型フリップフロップ40−3の転送パルスと第4段目のD型フリップフロップ40−4の転送パルスとを2入力とし、第4段目のNAND回路32−4は、第4段目のD型フリップフロップ40−4の転送パルスと第5段目のD型フリップフロップ40−5の転送パルスとを2入力とする。
インバータ回路群33は、走査線15−1〜15−mに対応したインバータ33−1〜33−m、ここではインバータ33−1〜33−4によって構成されている。インバータ33−1〜33−4は、NAND回路32−1〜32−4の各出力パルスを順次反転して出力し、垂直走査パルスφV1〜φV4として走査線15−1〜15−4にそれぞれ与える。これらインバータ33−1〜33−4には、第1,第2の電源ラインL1,L2から選択的に電源電圧Vddが供給されるようになっている。
次に、本実施形態に係る垂直駆動回路12Aにおけるインバータ33−1〜33−4への電源電圧Vddの供給系の構成について、図4を用いて説明する。ここでは、インバータ33−1の場合を例に挙げて説明するが、他のインバータ33−2〜33−4についても全く同じである。
図4において、インバータ33−1の電源供給端子と第1,第2の電源ラインL1,L2との間にはスイッチ34,35がそれぞれ接続されている。第1の電源ラインL1は、抵抗36を介して電源電圧VDDの電源ラインL0に接続されている。これにより、第1の電源ラインL1には常時電源電圧VDDが与えられる。電源ラインL0とグランドとの間には、抵抗37,38およびスイッチングトランジスタ39が直列に接続されている。そして、抵抗37,38の分圧点(共通接続点)Oに第2の電源ラインL2が接続されている。この分圧点Oには、スイッチングトランジスタ39がオフ状態のときは電源電圧VDDがそのまま現れ、スイッチングトランジスタ39がオン状態のときは抵抗37,38の各抵抗値の比に応じて電源電圧VDDを分圧した電圧が現れる。
ここで、電源電圧VDDを例えば15.5[V]程度とした場合、分圧点Oに現れる電圧が例えば7.5[V]程度の中間電位Voとなるように、抵抗37,38の各抵抗値が選定される。また、スイッチングトランジスタ39のゲート電極には、1H期間の後半部分においてアクティブ(“H”レベル)となる制御電圧Vcが、タイミング制御回路(図示せず)から与えられる。これにより、第2の電源ラインL2には、1H期間の大部分において電源電圧VDDが与えられ、1H期間の後半部分において中間電位Voが与えられることになる。
先述したように、映像信号供給回路14からは、垂直駆動回路12に対して当該垂直駆動回路12での電源電圧の切換えを制御する制御信号Sがアナログ映像信号Vsigの極性反転(ここでは、1H反転)に同期して与えられる。具体的には、映像信号供給回路14は、例えば、画素20に書き込む映像信号Vsigの極性が正極性のときに“H”レベルとなり、当該映像信号Vsigの極性が負極性のときに“L”レベルとなる制御信号Sを出力する。
この制御信号Sは、スイッチ34に対してインバータ51で反転されて与えられるとともに、スイッチ35に対して直接与えられる。これにより、映像信号Vsigの正極性の書き込み時には、スイッチ34がオフし、スイッチ35がオンするため、インバータ33−1に対して第2の電源ラインL2の電源電圧、即ち1H期間の大部分で電源電圧VDDとなり、1H期間の後半部分で中間電位Voとなる電源電圧が供給される。一方、映像信号Vsigの負極性の書き込み時には、スイッチ34がオンし、スイッチ35がオフするため、インバータ33−1に対して第1の電源ラインL1の電源電圧、即ち電源電圧VDDが供給される。
ここで、1H反転駆動法を採用していることにより、映像信号供給回路14から信号入力線18に供給される映像信号Vsigの極性は、1H(1行)ごとに反転する。具体的には、奇数行目の画素行に書き込む映像信号Vsigの極性が正極性であれば、偶数行目の画素行に書き込む映像信号Vsigの極性が負極性となり、逆に、奇数行目の画素行に書き込む映像信号Vsigの極性が負極性であれば、偶数行目の画素行に書き込む映像信号Vsigの極性が正極性となる。
これにより、奇数行目の画素行に対して正極性の映像信号Vsigを書き込み、偶数行目の画素行に対して負極性の映像信号Vsigを書き込む場合を例に採ると、奇数行目に対応するインバータ33−1,33−3,……には第2の電源ラインL2の電源電圧(1H期間の大部分で電源電圧VDD、1H期間の後半部分で中間電位Vo)が供給され、偶数行目に対応するインバータ33−2,33−4,……には第1の電源ラインL1の電源電圧VDDが供給されることになる。
次に、上記構成の電源電圧の供給系を有する本実施形態に係る垂直駆動回路12Aの回路動作について、図5のタイミングチャートを用いて説明する。
先ず、スイッチングトランジスタ39のゲート電極に印加される制御電圧Vcは、水平走査に同期してパルス状にレベル変化する。本例では、水平走査期間が63.5[μsec]に設定されており、これは選択線15−1〜15−mの1本当たり、即ち1画素行当たりの選択期間に相当する。この1水平走査期間内において、制御電圧Vcは当該1水平走査期間の最終部分で例えば6〜8[μsec]の期間だけ“H”レベルとなる。制御電圧Vcが“H”レベルになることにより、スイッチングトランジスタ39がオン状態になるため、先述したように、第2の電源ラインL2に与えられる電源電圧は、電源電圧VDDから中間電位Voに低下する。
ここで、奇数行目の画素行に正極性の映像信号Vsigを書き込み、偶数行目の画素行に負極性の映像信号Vsigを書き込む場合を例に採ると、奇数行目に対応するインバータ33−1,33−3,……にはこれらの電源電圧Vddとして第2の電源ラインL2の電源電圧VDD/Voが供給される。これにより、インバータ33−1,33−3,……から出力される垂直走査パルスφVi(iは奇数)は、図5に示すように、水平走査期間の大部分で電源電圧VDD、水平走査期間の後半部分で電源電圧VDDから中間電位Voに階段状に変化する波形となる。すなわち、垂直走査パルスφViは、選択画素行に映像信号Vsigの正極性を書き込むときには、アクティブ状態(“H”レベル)から一度中間電位Voを経てノンアクティブ状態(“L”レベル)に遷移する。
一方、偶数行目に対応するインバータ33−2,33−4,……にはこれらの電源電圧Vddとして第1の電源ラインL1の電源電圧VDDが供給される。これにより、インバータ33−2,33−4,……から出力される垂直走査パルスφVi+1は、図5に示すように、アクティブ状態(“H”レベル)からノンアクティブ状態(“L”レベル)に瞬時に遷移するパルス波形となる。
上述したように、第1実施形態に係る垂直駆動回路12Aを用いたアクティブマトリクス型液晶表示装置において、画素アレイ部11の各画素20に映像信号Vsigを信号線16−1〜16−nを介して書き込む際に、映像信号Vsigの正極性の書き込み時はアクティブ状態から一度中間電位Voを経てノンアクティブ状態に遷移する垂直走査パルスを、映像信号Vsigの負極性の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する垂直走査パルスを走査線15−1〜15−mに与えることによって画素アレイ部11の各画素20を行単位で選択することにより、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、映像信号Vsigの正極性の書き込み時には、アクティブ状態から一度中間電位Voを経てノンアクティブ状態に遷移する垂直走査パルスを用いて画素行の選択を行うことにより、画素トランジスタであるTFT21のオフ時に、当該TFT21と走査線15(15−1〜15−m)との間に介在する寄生容量Cgsによるカップリングによって液晶セル(液晶容量)22および保持容量23に保持されている映像信号Vsigの電位が変動(シフト)するのを抑制できるため、十分な表示コントラストを確保することができる。
加えて、映像信号Vsigの負極性の書き込み時には、アクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する垂直走査パルスを用いて画素行の選択を行うことにより、当該垂直走査パルスのパルス幅期間の全体を映像信号Vsigの書き込みに使えるため、負極性の映像信号Vsigの書き込み不足を解消できる。したがって、解像度の高精細化に伴って水平走査期間が短くなったとしても、映像信号Vsigの負極性の書き込み時における水平走査の書き込み時間を確保できるため、特に負極性の映像信号Vsigを十分に書き込むことができる。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る垂直駆動回路12Bの要部の構成を示す回路図である。本実施形態に係る垂直駆動回路12Bは、その全体の構成を図示しないが、第1実施形態に係る垂直駆動回路12Aとは、基本的な構成、即ちシフトレジスタ31、NAND回路群32およびインバータ回路群33等を有する構成である点で同じであり、相違するのは、インバータ33−1〜33−mへの電源電圧Vddの供給系の構成である。
図6において、電源電圧VDDをそのまま供給する系と、1H期間の大部分で電源電圧VDDとなり、1H期間の後半部分で中間電位Voとなる電源電圧を供給する系の構成については、第1実施形態に係る垂直駆動回路12A(図4)と同じである。そして、映像信号供給回路14から出力される制御信号S、即ち例えば画素20に書き込む映像信号Vsigの極性が正極性のときに“H”レベルとなり、当該映像信号Vsigの極性が負極性のときに“L”レベルとなる制御信号Sは、スイッチ34に対して直接に与えられ、スイッチ35に対してインバータ52で反転されて与えられる。
これにより、映像信号Vsigの正極性の書き込み時には、スイッチ34がオンし、スイッチ35がオフするため、インバータ33−1に対して第1の電源ラインL1の電源電圧、即ち電源電圧VDDが供給される。一方、映像信号Vsigの負極性の書き込み時には、スイッチ34がオフし、スイッチ35がオンするため、インバータ33−1に対して第2の電源ラインL2の電源電圧、即ち1H期間の大部分で電源電圧VDDとなり、1H期間の後半部分で中間電位Voとなる電源電圧が供給される。
ここで、1H反転駆動法を採用していることにより、奇数行目の画素行に対して正極性の映像信号Vsigを書き込み、偶数行目の画素行に対して負極性の映像信号Vsigを書き込む場合を例に採ると、奇数行目に対応するインバータ33−1,33−3,……には第1の電源ラインL1の電源電圧VDDが供給され、偶数行目に対応するインバータ33−2,33−4,……には第2の電源ラインL2の電源電圧(1H期間の大部分で電源電圧VDD、1H期間の後半部分で中間電位Vo)が供給されることになる。
次に、上記構成の電源電圧の供給系を有する本実施形態に係る垂直駆動回路12Bの回路動作について、図7のタイミングチャートを用いて説明する。
先ず、スイッチングトランジスタ39のゲート電極に印加される制御電圧Vcは、水平走査に同期してパルス状にレベル変化する。本例では、水平走査期間が63.5[μsec]に設定されており、これは選択線15−1〜15−mの1本当たり、即ち1画素行当たりの選択期間に相当する。この1水平走査期間内において、制御電圧Vcは当該1水平走査期間の最終部分で例えば6〜8[μsec]の期間だけ“H”レベルとなる。制御電圧Vcが“H”レベルになることにより、スイッチングトランジスタ39がオン状態になるため、第2の電源ラインL2に与えられる電源電圧は、電源電圧VDDから中間電位Voに低下する。
ここで、奇数行目の画素行に正極性の映像信号Vsigを書き込み、偶数行目の画素行に負極性の映像信号Vsigを書き込む場合を例に採ると、奇数行目に対応するインバータ33−1,33−3,……にはこれらの電源電圧Vddとして第1の電源ラインL1の電源電圧VDDが供給される。これにより、インバータ33−1,33−3,……から出力される垂直走査パルスφVi(iは奇数)は、図7に示すように、アクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移するパルス波形となる。
一方、偶数行目に対応するインバータ33−2,33−4,……にはこれらの電源電圧Vddとして第2の電源ラインL2の電源電圧VDD/Voが供給される。これにより、インバータ33−2,33−4,……から出力される垂直走査パルスφVi+1は、図7に示すように、水平走査期間の大部分で電源電圧VDD、水平走査期間の後半部分で電源電圧VDDから中間電位Voに階段状に変化する波形となる。すなわち、垂直走査パルスφVi+1は、選択画素行に映像信号Vsigの負極性を書き込むときには、アクティブ状態から一度中間電位Voを経てノンアクティブ状態に遷移する。
ところで、映像信号Vsigの書き込みにおいて、正極性の書き込み時と負極性の書き込み時とで映像信号Vsigの保持電位の変動量(電圧シフトΔV)が大きく異なる。その理由について、以下に説明する。
一般に、映像信号Vsigの書き込みは、画素トランジスタであるTFT21をNchトランジスタで形成している場合は、映像信号Vsigのダイナミックの振幅が低い負極性の書き込み能力が大きい。これは、負極性の書き込みでは、TFT21のゲート電圧Vgateに対して映像信号Vsigの振幅が低いため、TFT21のゲート−ソース間電圧Vgsが大きく取れることにより、ドレイン電流Idsが大きくなるためである。
図8に示すように、TFT21がオフ状態に移行するとき、即ちTFT21のゲート電位が“H”レベルから“L”レベルに遷移するときにおいて、寄生容量Cgsによるカップリングによって映像信号Vsigの保持電位の変動量が大きくなるのは、負極性の書き込み時である。これは、ドレイン電流Idsが大きく、寄生容量Cgsに充電される電荷量も大きくなり、TFT21のゲート電位が“H”レベルから“L”レベルに遷移するタイミングでのカップリングが大きくなるため、保持電位の変動が生じる。
以上の理由から、第2実施形態に係る垂直駆動回路12Bを用いたアクティブマトリクス型液晶表示装置では、画素アレイ部11の各画素20に映像信号Vsigを信号線16−1〜16−nを介して書き込む際に、映像信号Vsigの負極性の書き込み時はアクティブ状態から一度中間電位Voを経てノンアクティブ状態に遷移する垂直走査パルスを、映像信号Vsigの正極性の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する垂直走査パルスを走査線15−1〜15−mに与えることによって画素アレイ部11の各画素20を行単位で選択する構成を採っている。
これにより、映像信号Vsigの負極性の書き込み時には、アクティブ状態から一度中間電位Voを経てノンアクティブ状態に遷移する垂直走査パルスφVi+1を用いて画素行の選択を行うことにより、画素トランジスタであるTFT21のオフ時に、当該TFT21と走査線15(15−1〜15−m)との間に介在する寄生容量Cgsによるカップリングによって液晶セル(液晶容量)22および保持容量23に保持されている映像信号Vsigの電位が変動(シフト)するのを抑制できるため、十分な表示コントラストを確保することができる。
加えて、映像信号Vsigの正極性の書き込み時には、アクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する垂直走査パルスを用いて画素行の選択を行うことにより、当該垂直走査パルスのパルス幅期間の全体を映像信号Vsigの書き込みに使えるため、正極性の映像信号Vsigの書き込み不足を解消できる。したがって、解像度の高精細化に伴って水平走査期間が短くなったとしても、映像信号Vsigの正極性の書き込み時における水平走査の書き込み時間を確保できるため、特に正極性の映像信号Vsigを十分に書き込むことができる。しかも、先述したように、正極性での書き込み能力は、負極性の書き込み能力よりも低いため、正極性の書き込み時間を十分確保できることで、極性ごとの充電率差が生じないようにすることができるため面ザラなどの画質不良を防止できる。
なお、第1実施形態では映像信号Vsigの正極性の書き込み時に、第2実施形態では映像信号Vsigの負極性の書き込み時に、アクティブ状態から一度中間電位Voを経てノンアクティブ状態に遷移するパルス波形の垂直走査パルスを用いるとしたが、当該パルス波形のものに限られるものではなく、アクティブ状態からノンアクティブ状態に滑らかに(徐々に)遷移するパルス波形の垂直走査パルスを用いる変形例の場合にも、上記各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。この変形例の場合について、以下に具体的に説明する。
図9は、変形例に係る垂直駆動回路12のある1行分のインバータ33−iの構成を示す回路図である。図9において、インバータ33−iは、互いに出力端が共通に接続された2つのインバータ33A,33Bによって構成されている。インバータ33Aは、電源VDDとグランドとの間に直接に接続され、ゲート同士およびドレイン同士がそれぞれ共通に接続されたPchトランジスタ61およびNchトランジスタ62からなるCMOSインバータ構成となっている。
このインバータ33Aにおいて、Nchトランジスタ62のチャネル幅Wとチャネル長Lの比W/Lは、Pchトランジスタ61のW/Lに比べて小さくなるように設定されている。すなわち、Nchトランジスタ62の電流容量は、Pchトランジスタ61の電流容量に比べて小さい。これにより、インバータ33Aの入力パルスが立ち下がるときにはPチャネルトランジスタ61が導通し、当該トランジスタ61の電流容量が大きいため出力パルスが順次に立ち上がる。一方、入力パルスが立ち下がるときにはNチャネルトランジスタ62が導通するが、当該トランジスタ62の電流容量が小さいため出力パルスが滑らかな立ち下がりとなる。
したがって、NAND回路32−iの出力パルスを、インバータ33Aを通すことにより、図10(A)に示すように、アクティブ状態(“H”レベル)からノンアクティブ状態(“L”レベル)に滑らかに(徐々に)遷移するパルス波形の垂直走査パルスφViを得ることができる。
インバータ33Bも、インバータ33Aと同様に、電源VDDとグランドとの間に直接に接続され、ゲート同士およびドレイン同士がそれぞれ共通に接続されたPchトランジスタ63およびNchトランジスタ64からなるCMOSインバータ構成となっている。このインバータ33Bでは、トランジスタ63,64の各W/Lが、インバータ33Aのトランジスタ61のW/Lと同等度になるように設定されている。したがって、NAND回路32−iの出力パルスを、インバータ33Bを通すことにより、図10(B)に示すように、アクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移するパルス波形の垂直走査パルスφViを得ることができる。
NAND回路32−iの出力の出力端子と、インバータ33A,33Bの入力端子(ゲート共通接続ノードNA,NB)との間にはスイッチ65,66がそれぞれ接続されている。そして、第1実施形態への対応を想定する場合には、映像信号供給回路14(図4を参照)から出力される制御信号Sにより、スイッチ65については直接にオン/オフ駆動し、スイッチ66についてはインバータ67を介してオン/オフ駆動することにより、映像信号Vsigの正極性の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に滑らかに遷移する垂直走査パルスφViを、映像信号Vsigの負極性の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する垂直走査パルスφViを走査線15−に与えることができる。
一方、第2実施形態への対応を想定する場合は、映像信号供給回路14から出力される制御信号Sにより、スイッチ65についてはインバータ67を介してオン/オフ駆動し、スイッチ66については直接にオン/オフ駆動することにより、映像信号Vsigの負極性の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に滑らかに遷移する垂直走査パルスφViを、映像信号Vsigの正極性の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する垂直走査パルスφViを走査線15−に与えることができる。
また、上記各実施形態では、画素の電気光学素子として液晶セルを用いた液晶表示装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこの適用例に限られるものではなく、画素の電気光学素子として有機EL(electro luminescence) 素子を用いた有機EL表示装置など、電気光学素子を含む画素が行列状に2次元配置されてなる表示装置全般に適用可能である。
本発明が適用されるアクティブマトリクス型液晶表示装置の構成例を示すブロック図である。 画素(画素回路)の回路構成の一例を示す回路図である。 本発明の第1実施形態に係る垂直駆動回路の構成を示す回路図である。 第1実施形態に係る垂直駆動回路におけるインバータへの電源電圧の供給系の構成を示す回路図である。 第1実施形態に係る垂直駆動回路の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る垂直駆動回路の要部の構成を示す回路図である。 第2実施形態に係る垂直駆動回路の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 画素トランジスタのオフ時における正極性書き込み時と負極性書き込み時との保持電位の変動量の違いを示す図である。 本発明の変形例に係る垂直駆動回路のある1行分のインバータの構成を示す回路図である。 アクティブ状態からノンアクティブ状態に滑らかに遷移する垂直走査パルス(A)と瞬時に遷移する垂直走査パルス(B)とを示す波形図である。 映像信号Vsigの保持電位が寄生容量Cgsによるカップリングによって電圧ΔVだけシフトする様子を示す波形図である。 アクティブ状態からノンアクティブ状態に遷移する際に、滑らかに立ち下がる走査パルスVgate(A)と中間電位Voを経由して立ち下がる走査パルスVgate(B)を示す波形図である。
符号の説明
11…画素アレイ部、12,12A,12B…垂直駆動回路、13…水平駆動回路、14…映像信号供給回路、20…画素(画素回路)、21…TFT(薄膜トランジスタ)、22…液晶セル(液晶容量)、23…保持容量、31…シフトレジスタ、32…NAND回路群、33…インバータ群

Claims (4)

  1. 電気光学素子および当該電気光学素子を駆動する駆動素子を含む画素が行列状に2次元配置され、当該画素の行列状配列に対して行ごとに走査線が、列ごとに信号線がそれぞれ配線されてなる画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各画素に書き込むための映像信号を各画素に前記信号線を介して供給する水平駆動回路と、
    前記映像信号の負極性の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する第1の走査パルスを、前記映像信号の正極性の書き込み時はアクティブ状態から一度中間電位を経てノンアクティブ状態に、またはアクティブ状態から徐々にノンアクティブ状態に遷移する第2の走査パルスを前記走査線に与えることによって前記画素アレイ部の各画素を行単位で選択する垂直駆動回路と
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 電気光学素子および当該電気光学素子を駆動する駆動素子を含む画素が行列状に2次元配置され、当該画素の行列状配列に対して行ごとに走査線が、列ごとに信号線がそれぞれ配線されてなる画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各画素に書き込むための映像信号を各画素に前記信号線を介して供給する水平駆動回路と、
    前記映像信号の正極性の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する第1の走査パルスを、前記映像信号の負極性の書き込み時はアクティブ状態から一度中間電位を経てノンアクティブ状態に、またはアクティブ状態から徐々にノンアクティブ状態に遷移する第2の走査パルスを前記走査線に与えることによって前記画素アレイ部の各画素を行単位で選択する垂直駆動回路と
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  3. 電気光学素子および当該電気光学素子を駆動する駆動素子を含む画素が行列状に2次元配置され、当該画素の行列状配列に対して行ごとに走査線が、列ごとに信号線がそれぞれ配線されてなる画素アレイ部を有する表示装置の駆動方法であって、
    前記画素アレイ部の各画素に映像信号を前記信号線を介して書き込む際に、前記映像信号の負極性の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する第1の走査パルスを、前記映像信号の正極性の書き込み時はアクティブ状態から一度中間電位を経てノンアクティブ状態に、またはアクティブ状態から徐々にノンアクティブ状態に遷移する第2の走査パルスを前記走査線に与えることによって前記画素アレイ部の各画素を行単位で選択する
    ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
  4. 電気光学素子および当該電気光学素子を駆動する駆動素子を含む画素が行列状に2次元配置され、当該画素の行列状配列に対して行ごとに走査線が、列ごとに信号線がそれぞれ配線されてなる画素アレイ部を有する表示装置の駆動方法であって、
    前記画素アレイ部の各画素に映像信号を前記信号線を介して書き込む際に、前記映像信号の正極性の書き込み時はアクティブ状態からノンアクティブ状態に瞬時に遷移する第1の走査パルスを、前記映像信号の負極性の書き込み時はアクティブ状態からアクティブ状態から一度中間電位を経てノンアクティブ状態に、またはアクティブ状態から徐々にノンアクティブ状態に遷移する第2の走査パルスを前記走査線に与えることによって前記画素アレイ部の各画素を行単位で選択する
    ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
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KR101395543B1 (ko) 2007-01-26 2014-05-14 소니 주식회사 표시 장치, 표시 장치의 구동 방법, 및 표시 장치를 구비한전자 기기

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