JP2005241697A - 液晶装置の製造方法、液晶装置、電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シール材への不具合発生を抑えつつ、低温気泡の発生を防止ないし抑制することが可能な液晶装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の液晶装置の製造方法は、一対の基板のうち一方の基板上に、硬化性材料からなるシール材を閉ざされた環状に形成する工程と、シール材の内側に液晶を配置する工程と、シール材を介して一対の基板を貼り合わせる工程と、シール材を硬化させる工程とを含み、貼り合わされた後の一対の基板とシール材とに囲まれる空間の体積を理論値Xとした場合に、液晶配置工程において、常温で理論値Xよりも大きい体積の液晶量を前記シール材の内側に配置する一方、貼合せ工程から硬化工程までを、基板上に配置された液晶の体積が理論値X以下となる温度にて行うことを特徴とする。
【選択図】 図4
Description
本発明は、液晶装置の製造方法、液晶装置、並びに電子機器に関する。
近年、ノートパソコン、携帯電話機、腕時計等の携帯用電子機器、さらには大型テレビに至るまで、各種の情報を表示する手段として液晶装置が広く使用されている。このような液晶装置は、一般に一対の基板とシール材とによって囲まれた領域に液晶が封入された構成を具備しており、その作製時の条件によっては液晶層に気泡が発生する場合がある。そこで、例えば特許文献1には、液晶注入口を備えない構成により、液晶層への気泡の混入を防止する技術が開示されている。
特開平10−239694号公報
上記特許文献1のような技術により、液晶注入口を備える構成に比して気泡の混入は防げるものの、気泡の発生は様々であるため、例えば温度変化による気泡の発生を防止することができるものではない。つまり、例えば低温時に液晶が収縮し、基板の挙動がその動きに追従できないときに発生する気泡(真空気泡)は、上記特許文献1では解消することができない。このような気泡は液晶装置としては致命欠陥となり、当該液晶装置を表示装置として用いた場合には表示特性低下を引き起こすこととなる。
一方、特許文献1に開示された製造方法、つまり基板上にシール材を形成し、シール材の内側に液晶を滴下した後に、各基板を貼り合わせる製造方法を採用した場合には、滴下する液晶量がパネル内体積(基板とシール材とによって囲まれた空間の体積)を上回った場合に、未硬化のシール材に液晶が食い込んでしまい、強度その他について劣化させてしまう現状がある。そこで、液晶滴下精度と相俟ってパネル内体積より少なめに滴下液晶量を設定することで、シール材への食い込み等の問題を解決することが可能であるが、この場合、パネルの内部を負圧にしてしまい、低温気泡が発生し易くなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、シール材への不具合発生を抑えつつ、低温気泡の発生を防止ないし抑制することが可能な液晶装置の製造方法、及びその方法により得られた液晶装置、さらにはその液晶装置を備えた信頼性の高い電子機器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の液晶装置の製造方法は、一対の基板が閉ざされた環状にて構成されるシール材を介して対向配置され、該一対の基板とシール材とに囲まれた空間に液晶が封入されてなる液晶装置の製造方法であって、前記一対の基板のうちの少なくとも一方の基板上に、硬化性材料からなる前記シール材を形成するシール材形成工程と、前記シール材の環状内側に前記液晶を配置する液晶配置工程と、前記シール材を介して前記一対の基板を貼り合わせる貼合せ工程と、前記シール材を硬化させる硬化工程と、を含み、貼り合わされた後の前記一対の基板と前記シール材とに囲まれる空間の体積を体積Xとした場合に、前記液晶配置工程において、常温で前記体積Xよりも大きい体積の前記液晶を配置する一方、前記貼合せ工程から前記硬化工程までを、前記基板上に配置された前記液晶の体積が前記体積X以下となる温度にて行うことを特徴とする。
このような製造方法によると、まず、基板を貼り合わせた後に液晶注入口から液晶を注入する方法ではないため、液晶層に気泡が混入することを防止できる。また、上記課題の項でも述べた通り、基板上に配置する液晶量が少ない場合、低温気泡(真空気泡)を生じ易いが、本発明では、前記液晶配置工程において、常温で液晶層の体積Xよりも大きくなる液晶量をシール材の内側に配置するものとしているため、つまり液晶層の体積Xを求めて配置する液晶の量を決めているため、温度変化による低温気泡(真空気泡)の発生を防止ないし抑制することが可能となる。さらに、同じく上記課題の項で述べた通り、基板上に配置する液晶量が多いと、貼合せ工程から硬化工程に至る際に液晶がシール材(硬化性材料)に食い込む不具合が生じ易いが、本発明では、該貼合せ工程から硬化工程に至るまでを液晶の体積が上記体積X以下となる温度にて行うものとしているため、シール材への液晶の食い込み等が生じ難いものとなる。
このように本発明は、低温気泡の発生を防止するために液晶の滴下量を多くする一方、シール材への液晶の食い込み等を防止するために、液晶の体積を小さくするべく低温にて貼合せないし硬化を行っている。これにより、低温気泡の発生とシール材への不具合発生を同時に解消可能となり、該製造方法により得られる液晶装置は非常に信頼性の高いものとなる。
なお、前記液晶配置工程において、前記一対の基板のうちの一方の基板上に前記シール材を形成し、前記一方の基板とは異なる基板に対して前記液晶を配置するものとすることができる。また、前記一方の基板とは異なる基板に対してスペーサーを配置した後、前記液晶を配置するものとすることができ、このようにスペーサーないし液晶の配置は、シール材を形成した基板と異なる基板であっても良い。
さらに、前記貼合せ工程を真空中にて行うとともに、該貼合せに先立って各基板のアライメントを行うものとすることができる。これにより貼合せの精度を高めることが可能となる。また、前記貼合せ工程後、大気開放した後に前記硬化工程を行うものとしており、該硬化工程は、前記硬化性材料を仮硬化した後、本硬化する工程を含むものとすることができる。この場合も貼合せの精度を一層高めることが可能となる。
次に、本発明の液晶装置は、上記製造方法により得られたことを特徴とする。このような液晶装置は信頼性に優れ、これを表示装置として用いた場合にも気泡等の不具合発生が防止ないし抑制されることとなる。
次に、本発明の電子機器は、上記本発明の液晶装置を備えたことを特徴とする。このような電子機器は信頼性に優れ、液晶装置を当該電子機器の表示部として具備させた場合には、気泡等の不具合発生が少ない表示特性に優れた電子機器を実現することができる。
[液晶装置]
以下、本発明の製造方法により得られた液晶装置について、その実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本実施の形態の液晶表示装置について、各構成要素とともに示す対向基板側から見た平面図であり、図2は図1のH−H’線に沿う断面図である。図3は、液晶表示装置の画像表示領域においてマトリクス状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図である。なお、以下の説明に用いた各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
以下、本発明の製造方法により得られた液晶装置について、その実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本実施の形態の液晶表示装置について、各構成要素とともに示す対向基板側から見た平面図であり、図2は図1のH−H’線に沿う断面図である。図3は、液晶表示装置の画像表示領域においてマトリクス状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図である。なお、以下の説明に用いた各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
図1及び図2において、本実施の形態の液晶表示装置100は、TFTアレイ基板10と対向基板20とがシール材52によって貼り合わされてなり、このシール材52によって区画された領域内に液晶50が封入、保持されている。シール材52は、基板面内の領域において閉ざされた枠状(環状)に形成されており、液晶注入口を備えていない構成となっている。つまり、液晶注入口を封止する封止材を備えておらず(封止材にて封止された痕跡がなく)、環状全体が同一の材料にて連続的に構成されており、いわゆる液晶滴下貼り合わせタイプの液晶表示装置となっている。
シール材52の形成領域の内側の領域には、遮光性材料からなる周辺見切り53が形成されている。シール材52の外側の領域には、データ線駆動回路201及び実装端子202がTFTアレイ基板10の一辺に沿って形成されており、この一辺に隣接する2辺に沿って走査線駆動回路204が形成されている。TFTアレイ基板10の残る一辺には、画像表示領域の両側に設けられた走査線駆動回路204の間を接続するための複数の配線205が設けられている。また、対向基板20のコーナー部の少なくとも1箇所においては、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための基板間導通材206が配設されている。
なお、データ線駆動回路201及び走査線駆動回路204をTFTアレイ基板10の上に形成する代わりに、例えば、駆動用LSIが実装されたTAB(Tape Automated Bonding)基板とTFTアレイ基板10の周辺部に形成された端子群とを異方性導電膜を介して電気的及び機械的に接続するようにしてもよい。なお、液晶表示装置100においては、使用する液晶50の種類、すなわち、TN(Twisted Nematic)モード、STN(Super Twisted Nematic)モード等の動作モードや、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、位相差板、偏光板等が所定の向きに配置されるが、ここでは図示を省略する。
また、液晶表示装置100をカラー表示用として構成する場合には、対向基板20において、TFTアレイ基板10の後述する各画素電極に対向する領域に、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の着色層を備えたカラーフィルタを形成する。
このような構造を有する液晶表示装置100の画像表示領域においては、図3に示すように、複数の画素100aがマトリクス状に構成されているとともに、これらの画素100aの各々には、画素スイッチング用のTFT30が形成されており、画素信号S1、S2、…、Snを供給するデータ線6aがTFT30のソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画素信号S1、S2、…、Snは、この順に線順次で供給してもよく、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。また、TFT30のゲートには走査線3aが電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線3aにパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmをこの順に線順次で印加するように構成されている。
画素電極9は、TFT30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけオン状態とすることにより、データ線6aから供給される画素信号S1、S2、…、Snを各画素に所定のタイミングで書き込む。このようにして画素電極9を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画素信号S1、S2、…、Snは、図2に示す対向基板20の対向電極21との間で一定期間保持される。なお、保持された画素信号S1、S2、…、Snがリークするのを防ぐために、画素電極9と対向電極21との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量60が付加されている。例えば、画素電極9の電圧は、ソース電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だけ蓄積容量60により保持される。これにより、電荷の保持特性は改善され、コントラスト比の高い液晶表示装置100を実現することができる。
なお、画素電極9はITO(インジウム錫酸化物)にて構成され、TFTアレイ基板10の内面側にマトリクス状に形成されており、各画素電極9に対して画素スイッチング用のTFT30がそれぞれ電気的に接続されている。また、画素電極9の表層(液晶層側)にはポリイミド主体として構成される膜に対してラビング処理を行った配向膜(図示略)が形成されている。
一方、対向基板20の内面側(液晶層側)には、TFTアレイ基板10上の画素電極9の縦横の境界領域(非画素領域)と対向する領域に遮光膜23が形成されている。そして、遮光膜23の更に内面側にはITO(インジウム錫酸化物)を主体とする透明電極にて構成された対向電極21が形成されている。なお、対向電極21の表層(液晶層側)には、ポリイミド膜からなる配向膜(図示略)が形成されている。そして、TFTアレイ基板10と対向基板20との間であって、シール材52により囲まれた領域には液晶50が封入されている。
[液晶装置の製造方法]
次に、上記構成の液晶装置を製造する方法について、その一例を図4を参照しつつ説明する。なお、以下の各構成要素に付した符号は、図1〜図3に示した各構成要素の符号に対応している。
次に、上記構成の液晶装置を製造する方法について、その一例を図4を参照しつつ説明する。なお、以下の各構成要素に付した符号は、図1〜図3に示した各構成要素の符号に対応している。
まず、液晶層50を挟持する各基板の作成を行う(S1)。具体的には、TFTアレイ基板10を作成するために、ガラス基板上に所定の配線、及びスイッチング素子としてのTFT30(薄膜トランジスタ)等を形成するとともに、この表層に画素電極9を所定のパターンにて形成する。そして、さらに表層にポリイミドからなる配向膜を形成してTFTアレイ基板10を得る。一方、対向基板20を作成するために、ガラス基板20’上にクロム等の遮光性金属材料からなる遮光膜23を非画素領域に選択形成し、その表層に対向電極21を基板全面に形成するとともに、さらに表層にはポリイミドからなる配向膜を形成する。
次に、上記作成したTFTアレイ基板10又は対向基板20の少なくとも一方、本実施形態では対向基板20の表層に、シール材形成用材料としての光硬化性樹脂(接着剤)を閉ざされた環状に形成する(シール材描画工程S2)。
一方、TFTアレイ基板10の表層には、該TFTアレイ基板10と上記対向基板20とを貼り合わせた際に、上記形成した光硬化性樹脂の環状枠内側に位置するように液晶を配置する(液晶配置工程S3)。なお、液晶の滴下前に、液晶層50の層厚を規定するためのスペーサーを該TFTアレイ基板10上に配置する工程を行うものとしている。また、以上のような光硬化性樹脂(接着剤)の配置及び液晶の配置には、例えばディスペンサーを用いた描画法、インクジェット装置を用いた液滴吐出法等を採用することができる。
ここで、液晶配置工程S3においては、配置する液晶量を以下のように設計している。つまり、貼り合わされた後の一対の基板10,20とシール材52とに囲まれる空間の体積を理論値Xとした場合に、常温で理論値Xよりも大きい体積の液晶量をシール材52の内側に配置するものとしている。具体的には、本実施の形態では、サイズ48mm×35mmの基板に対して、液晶層厚が4.0μmとなるように設計しており、これらから算出される容積(48×35×0.004=6.72mm3)に対し、シール幅の補正をかけて上記理論値Xは6.58mm3とされている。そして、このような理論値Xを常温で上回る液晶量(例えば6.66mm3)を配置している。
なお、本実施形態では、0℃で液晶配置工程を行っている。ここで、液晶量は温度によって変化するため温度補正する必要がある。具体的には、温度に対して図5に示すような体積変化を示す液晶を用いているため、該変化率に基づいて液晶量を補正するものとしている。図5は、25℃での体積6.66mm3を1として、各温度の体積変化率を示したものである。したがって、25℃の体積6.66mm3に0℃での変化率0.978をかけた値、つまり6.51mm3の液晶を滴下するものとしており、この場合の滴下重量は、これに比重(1.098)をかけて7.15mgである。
続いて、形成した光硬化性樹脂を介して一対の基板を真空中にて貼り合わせる(基板貼合せ工程S4)。基板を貼り合わせた後、大気解放するとともに、光硬化性樹脂に対して光照射することで、未硬化のシール材を硬化させることができる(硬化工程S5)。なお、硬化工程は、光照射により未硬化シール材を仮硬化した後に、焼成により本硬化する段階的な工程を踏まえるものであっても良い。
ここで、本実施の形態では、貼合せ工程S4から硬化工程S5までを、基板上に配置された液晶の体積が上述した理論値X(=6.58mm3)以下となる温度にて行うものとしている。具体的には、温度0℃にて貼合せないし硬化を行っており、0℃における液晶の体積は、図5に示したグラフから6.51mm3となっている。なお、体積の計算は、25℃の体積6.66mm3に0℃での変化率0.978をかけることにより行われる。
以上のような方法により、上述した本実施形態の液晶表示装置を好適に製造することができる。本実施形態の製造方法では、液晶配置工程において、常温での体積が理論値X(=6.58mm3)よりも大きくなる液晶量(=6.66mm3)を、環状に形成したシール材の内側に配置するものとしているため、温度変化による低温気泡(真空気泡)の発生を防止ないし抑制することが可能となる。さらに、基板上に配置する液晶量が多いと、貼合せ工程から硬化工程に至る際に液晶がシール材(硬化性材料)に食い込む不具合が生じ易いが、本実施形態では、貼合せ工程から硬化工程に至るまでを液晶の体積が理論値X以下となる温度(0℃)にて行うものとしているため、シール材への液晶の食い込み等が生じ難いものとなる。そして、このような方法により得られた液晶表示装置は、気泡等の不具合が発生し難く、非常に信頼性の高いものとなる。
[電子機器]
次に、上記実施形態で示した液晶表示装置を備えた電子機器の具体例について説明する。
図6は携帯電話の一例を示した斜視図である。図6において、符号1000は携帯電話本体を示し、符号1001は上記実施形態の液晶表示装置を備えた液晶表示部を示している。このような電子機器は、上記実施形態の液晶表示装置を備えたものであるので、表示品質に優れた、信頼性の高い電子機器となる。
次に、上記実施形態で示した液晶表示装置を備えた電子機器の具体例について説明する。
図6は携帯電話の一例を示した斜視図である。図6において、符号1000は携帯電話本体を示し、符号1001は上記実施形態の液晶表示装置を備えた液晶表示部を示している。このような電子機器は、上記実施形態の液晶表示装置を備えたものであるので、表示品質に優れた、信頼性の高い電子機器となる。
以上、本発明に係る実施の形態を示したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば常温で液晶層の容積と同じ体積の液晶を滴下する場合も含むものである。また、本実施の形態では、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブマトリクスタイプの液晶表示装置を示したが、スイッチング素子として薄膜ダイオード(TFD)を用いることも可能で、またパッシブマトリクスタイプの液晶表示装置にも本発明の構成を採用することも可能である。
10…TFTアレイ基板、20…対向基板、50…液晶層、52…シール材、100…液晶表示装置(液晶装置)
Claims (7)
- 一対の基板が閉ざされた環状にて構成されるシール材を介して対向配置され、該一対の基板とシール材とに囲まれた空間に液晶が封入されてなる液晶装置の製造方法であって、
前記一対の基板のうちの少なくとも一方の基板上に、硬化性材料からなる前記シール材を形成するシール材形成工程と、
前記シール材の環状内側に前記液晶を配置する液晶配置工程と、
前記シール材を介して前記一対の基板を貼り合わせる貼合せ工程と、
前記シール材を硬化させる硬化工程と、を含み、
貼り合わされた後の前記一対の基板と前記シール材とに囲まれる空間の体積を体積Xとした場合に、前記液晶配置工程において、常温で前記体積Xよりも大きい体積の前記液晶を配置する一方、
前記貼合せ工程から前記硬化工程までを、前記基板上に配置された前記液晶の体積が前記体積X以下となる温度にて行うことを特徴とする液晶装置の製造方法。 - 前記液晶配置工程において、前記一対の基板のうちの一方の基板上に前記シール材を形成し、
前記一方の基板とは異なる基板に対して前記液晶を配置することを特徴とする請求項1に記載の液晶装置の製造方法。 - 前記一方の基板とは異なる基板に対してスペーサーを配置した後、前記液晶を配置することを特徴とする請求項2に記載の液晶装置の製造方法。
- 前記貼合せ工程は真空中にて行うとともに、該貼合せに先立って各基板のアライメントを行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液晶装置の製造方法。
- 前記貼合せ工程後、大気開放した後に前記硬化工程を行うものとしており、該硬化工程は、前記硬化性材料を仮硬化した後、本硬化する工程を含むことを特徴とする請求項4に記載の液晶装置の製造方法。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の製造方法により製造されたことを特徴とする液晶装置。
- 請求項6に記載の液晶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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JP2004047530A JP2005241697A (ja) | 2004-02-24 | 2004-02-24 | 液晶装置の製造方法、液晶装置、電子機器 |
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CN102834763A (zh) * | 2010-02-02 | 2012-12-19 | 皮克斯特罗尼克斯公司 | 用于制造填充冷密封流体的显示装置的方法 |
-
2004
- 2004-02-24 JP JP2004047530A patent/JP2005241697A/ja not_active Withdrawn
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JP2015108848A (ja) * | 2010-02-02 | 2015-06-11 | ピクストロニックス・インコーポレーテッド | 低温封孔流体充填ディスプレイ装置を製造するための方法 |
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Legal Events
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