JP2005241295A - スミヤ分析装置及びスミヤ分析方法 - Google Patents

スミヤ分析装置及びスミヤ分析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005241295A
JP2005241295A JP2004048384A JP2004048384A JP2005241295A JP 2005241295 A JP2005241295 A JP 2005241295A JP 2004048384 A JP2004048384 A JP 2004048384A JP 2004048384 A JP2004048384 A JP 2004048384A JP 2005241295 A JP2005241295 A JP 2005241295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
smear
extract
container
liquid
recovery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004048384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4347084B2 (ja
Inventor
Shinichi Watabe
新一 渡部
Kenji Sawada
健次 沢田
Sumio Yamauchi
澄男 山内
Kazutoyo Murata
和豊 村田
Hiroshi Nakagawa
博 中川
Tatsuma Yasuda
龍馬 安田
Satohiko Matsuura
聡彦 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2004048384A priority Critical patent/JP4347084B2/ja
Publication of JP2005241295A publication Critical patent/JP2005241295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4347084B2 publication Critical patent/JP4347084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

【課題】 自動化度を高めて能率的に検査を行い、分析結果を速やかに提供できるようにしたスミヤ分析装置を提供する。
【解決手段】 スミヤ分析装置1では、検体を入れた容器2をロータリーインデックステーブル10に搭載する。ロータリーインデックステーブル2は、容器2を純水注入ステーション12、抽出促進ステーション13、及び抽出液回収ステーション14の各作業ステーションに順次移動させる。抽出液回収ステーションで容器2から抽出液を回収して抽出液中の不純物の量を第1計測装置80a及び第2計測装置80bで計測し、その計測結果をコンピュータ90で解析し、モニター装置91で結果を表示する。第1計測装置80a及び第2計測装置80bには第1校正液タンク81a及び第2校正液タンクが付属し、分析作業の前に第1計測装置80a及び第2計測装置80bの校正が行われる。
【選択図】 図1

Description

本発明はスミヤ検査法により各種機器あるいはその部品等の表面の清浄度検査を実施するスミヤ分析装置及びスミヤ分析方法に関する。
ある種の大型機器、例えば加圧水型原子力発電プラントの2次系機器や、その配管などにあっては、組立時や据付時に系外から持ち込まれる不純物(F、Cl、SO4、Na、Kなど)を抑制する必要がある。また運転時に使用する副資材によっても不純物は持ち込まれる。このような不純物は運転を阻害する要因となるので、その量が極力抑制されるよう管理する必要がある。
清浄度管理のためには、まず清浄度を正確に知らねばならない。機器(あるいはその部品)の表面の清浄度を判定する手法の一つとして、スミヤ検査法がある。これはスミヤガーゼ(smear gauze)で検査対象機器(あるいは部品)の表面の規定面積を拭き、機器表面に付着した不純物をガーゼ側に移す。不純物を捕獲したスミヤガーゼを容器に入れて純水を加え、熱、超音波、物理的攪拌などを利用する抽出促進手段により不純物を純水側に移行させる。純水に不純物が加わって形成された抽出液を分析用試料として分析装置にかけ、不純物量を計測する。得られた計測結果より検査対象機器の清浄度を判定するというものである。
大型の機器になるとスミヤガーゼの検体が大量に発生する。このような大量の検体を一々手作業で検査していたのでは能率が悪い。そこで、スミヤ検査の能率化を図る装置が開発されている。例えば、特許文献1に記載されたスミヤガーゼ自動抽出装置を用いれば、複数の検体からの液抽出を自動的に行うことができる。
実開平7−38944号公報(第1頁、図1)
特許文献1に記載されたスミヤガーゼ自動抽出装置は、セレクター弁のポート数によって定まる最大処理可能数までの検体をバッチ処理するものであり、ポート数を超える数の検体を連続的に処理することができない。また検体とピストンを抽出筒に入れ、セッティングする作業に手間がかかる。さらに、装置のアウトプットとして得られるのは試料ビンに入った抽出液である。試料の分析を行うためには、自動抽出装置とは別の試料分析装置まで試料ビンを運び、改めて分析用のセッティングを行わねばならない。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、自動化度を高めて能率的に検査を行い、分析結果を速やかに提供できるようにしたスミヤ分析装置を提供することにある。また、このようなスミヤ分析装置を用いて能率的にスミヤ検査を実行するスミヤ分析方法を提供することにある。
本発明では、スミヤ分析装置を次のように構成する。
(1)スミヤ分析装置は、検体を入れた容器と、前記容器を純水注入ステーション、抽出促進ステーション、及び抽出液回収ステーションの各作業ステーションに順次移動させる容器移動手段と、前記抽出液回収ステーションで前記容器から回収した抽出液を分析し、抽出液中の不純物を計測する計測手段と、前記計測手段による計測結果を解析し、結果を表示するデータ処理手段とにより構成される。
(2)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、前記計測手段が複数台配置され、計測手段毎に異なる種類の不純物を計測する。
(3)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、前記容器移動手段がロータリーインデックステーブルであり、前記容器を複数個保持可能である。
(4)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、前記抽出液回収ステーションで抽出液を回収して前記計測手段に供給する回収管路に、計測手段に校正液を供給する校正液供給手段が付属する。
(5)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、前記抽出液回収ステーションで抽出液を回収して前記計測手段に供給する回収管路に、前記計測手段に所定量の液を供給した後の余剰液を回収管路外に排出する余剰液排出手段が付属する。
(6)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、前記回収管路に、前記余剰液排出後の管路内を洗浄する回収管路洗浄手段が付属する。
(7)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、前記回収管路に、洗浄後の残留液体を気体により排出する気体パージ手段が付属する。
(8)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、前記抽出液回収ステーションで抽出液を回収して前記計測手段に供給する回収管路は、前記計測手段の抽出液取り込み部から吸引用ポンプまでの間に吸引バッファ部を備える。
(9)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、前記抽出促進ステーションに、前記容器内の液体を攪拌する攪拌体が配置されている。
(10)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、前記攪拌体は、前記容器内の検体を押圧することが可能である。
(11)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、前記攪拌体を洗浄する攪拌体洗浄手段を有する。
(12)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、前記純水注入ステーションで前記容器に純水を注入する注入管路に注入管路洗浄手段が付属する。
(13)前記のように構成されるスミヤ分析装置において、装置全体を防塵筐体に収める。
また本発明では、次の方法でスミヤ分析を行う。
(14)前記(1)〜(13)のいずれかに記載されたスミヤ分析装置を使用し、下記のステップを実行する:
(ア)検体を入れた容器を容器移動手段に搭載するステップ
(イ)容器移動手段上の容器に、純水注入ステーションで純水を注入するステップ
(ウ)検体に含まれる不純物の純水への移行を、抽出促進ステーションで促進するステップ
(エ)容器内の抽出液を抽出液回収ステーションで回収するステップ
(オ)回収した抽出液内の不純物を計測手段で計測するステップ
(カ)計測手段による計測結果をデータ解析手段で解析し、結果を表示するステップ。
(15)前記(4)に記載されたスミヤ分析装置を使用し、前記(イ)のステップ以前に下記のステップを実行する:
(キー1)計測手段に校正液を供給して校正を行わせるステップ。
(16)前記(5)に記載されたスミヤ分析装置を使用し、前記(キー1)のステップに続けて下記のステップを実行する:
(キー2)前記計測手段に所定量の校正液を供給した後の余剰校正液を回収管路外に排出するステップ。
(17)前記(6)に記載されたスミヤ分析装置を使用し、前記(キー2)のステップに続けて下記のステップを実行する:
(キー3)余剰校正液排出後の回収管路を洗浄するステップ。
(18)前記(7)に記載されたスミヤ分析装置を使用し、前記(キー3)のステップに続けて下記のステップを実行する:
(キー4)洗浄後の残留液体を気体で回収管路から排出するステップ。
(19)前記(12)に記載されたスミヤ分析装置を使用し、前記(イ)のステップ以前に下記のステップを実行する:
(ク)注入管路を洗浄するステップ。
(20)前記(5)に記載されたスミヤ分析装置を使用し、前記(エ)のステップの後に下記のステップを実行する:
(ケー1)前記計測手段に所定量の抽出液を供給した後の余剰抽出液を回収管路外に排出するステップ。
(21)前記(6)に記載されたスミヤ分析装置を使用し、前記(ケー1)のステップに続けて下記のステップを実行する:
(ケー2)余剰抽出液排出後の回収管路を洗浄するステップ。
(22)前記(7)に記載されたスミヤ分析装置を使用し、前記(ケー2)のステップに続けて下記のステップを実行する:
(ケー3)洗浄後の残留液体を気体で回収管路から排出するステップ。
(1)検体を入れた容器を純水注入ステーション、抽出促進ステーション、及び抽出液回収ステーションの各作業ステーションに容器移動手段で順次移動させ、抽出液回収ステーションで容器から回収した抽出液を分析して抽出液中の不純物を計測するとともに、その計測結果を解析して結果を表示するものであるから、スミヤ検査を能率良く進めることができる。検体が大量に存在しても殆ど人手を介さず連続的に分析作業を行うことができる。
(2)計測手段が複数台配置され、計測手段毎に異なる種類の不純物を計測するものであるから、試料を多面的に分析し、精度の高い清浄度判定を行うことができる。
(3)容器移動手段がロータリーインデックステーブルであり、容器を複数個保持可能であるから、作業ステーションから作業ステーションへと容器をスピーディーに移動させることができるうえ、各作業ステーション毎の作業を同時進行で進めることができ、能率が良い。
(4)抽出液回収ステーションで抽出液を回収して計測手段に供給する回収管路に、計測手段に校正液を供給する校正液供給手段が付属するから、適宜のタイミングで計測手段の校正を行い、計測精度を維持することができる。
(5)抽出液回収ステーションで抽出液を回収して計測手段に供給する回収管路に、計測手段に所定量の液を供給した後の余剰液を回収管路外に排出する余剰液排出手段が付属するから、余剰液が回収管路に残留して後の液吸引を阻害することがない。
(6)回収管路に、余剰液排出後の管路内を洗浄する回収管路洗浄手段が付属するから、回収管路内を清浄に保ち、計測精度を維持することができる。
(7)回収管路に、洗浄後の残留液体を気体により排出する気体パージ手段が付属するから、残留液体のない、清浄な状態の回収管路に新たな液体を迎え入れることができ、計測精度が向上する。
(8)回収管路は、計測手段の抽出液取り込み部から吸引用ポンプまでの間に吸引バッファ部を備えるから、吸引した液体がポンプに届くまでの時間が長くなる。このため、液体が吸引バッファ部に留まっている間に吸引を終了でき、ポンプが純水以外の液体を吸引して汚染状態となるという事態を防止できる。
(9)抽出促進ステーションに、容器内の液体を攪拌する攪拌体が配置されているから、検体の捕獲した不純物を速やかに純水側に移行させることができる。
(10)攪拌体は容器内の検体を押圧することが可能であるから、検体を圧迫して絞り、より多くの不純物を純水側に移行させることができる。
(11)攪拌体を洗浄する攪拌体洗浄手段を有するものであるから、以前に攪拌した検体の不純物が攪拌体に付着して今回の抽出液に持ち込まれ、計測結果を狂わせるという事態を避けることができる。
(12)純水注入ステーションで容器に純水を注入する注入管路に注入管路洗浄手段が付属するから、長期にわたる不使用などが原因で注入管路内に汚染が発生していたとしても、その汚染を洗い流し、汚れのない純水を注入することができる。
(13)スミヤ分析装置全体を防塵筐体に収めるから、空中を飛来した不純物が抽出液に混じり、計測結果を狂わせるということがない。
(14)前記(1)〜(13)のいずれかに記載されたスミヤ分析装置を使用し、下記のステップを実行するから、スミヤ検査を自動的に、能率良く進めることができる。
(ア)検体を入れた容器を容器移動手段に搭載するステップ
(イ)容器移動手段上の容器に、純水注入ステーションで純水を注入するステップ
(ウ)検体に含まれる不純物の純水への移行を、抽出促進ステーションで促進するステップ
(エ)容器内の抽出液を抽出液回収ステーションで回収するステップ
(オ)回収した抽出液内の不純物を計測手段で計測するステップ
(カ)計測手段による計測結果をデータ解析手段で解析し、結果を表示するステップ。
(15)前記(イ)のステップ以前に下記のステップを実行するから、校正済みの計測手段を用いて正確な計測を行うことができる。
(キー1)計測手段に校正液を供給して校正を行わせるステップ。
(16)前記(キー1)のステップに続けて下記のステップを実行するから、余剰校正液が回収管路に残留して後の液吸引を阻害することがない。
(キー2)前記計測手段に所定量の校正液を供給した後の余剰校正液を回収管路外に排出するステップ。
(17)前記(キー2)のステップに続けて下記のステップを実行するから、回収管路内を清浄に保ち、計測精度を維持することができる。
(キー3)余剰校正液排出後の回収管路を洗浄するステップ。
(18)前記(キー3)のステップの後に下記のステップを実行するから、残留液体のない、清浄な状態の回収管路に新たな液体を迎え入れることができ、計測精度が向上する。
(キー4)洗浄後の残留液体を気体で回収管路から排出するステップ。
(19)前記(イ)のステップ以前に下記のステップを実行するから、長期にわたる不使用などが原因で注入管路内に汚染が発生していたとしても、その汚染を洗い流し、汚れのない純水を注入することができる。
(ク)注入管路を洗浄するステップ。
(20)前記(エ)のステップの後に下記のステップを実行するから、余剰抽出液が回収管路に残留して後の液吸引を阻害することがない。
(ケー1)前記計測手段に所定量の抽出液を供給した後の余剰抽出液を回収管路外に排出するステップ。
(21)前記(ケー1)のステップの後に下記のステップを実行するから、回収管路内を清浄に保ち、計測精度を維持することができる。
(ケー2)余剰抽出液排出後の回収管路を洗浄するステップ。
(22)前記(ケー2)のステップの後に下記のステップを実行するから、残留液体のない、清浄な状態の回収管路に新たな液体を迎え入れることができ、計測精度が向上する。
(ケー3)洗浄後の残留液体を気体で回収管路から排出するステップ。
以下、図1〜5に基づき本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明に係るスミヤ分析装置1の概略構成図である。スミヤ分析装置1においては、スミヤガーゼの検体を入れたビーカー状の容器2を容器移動手段に搭載して移動させる。容器2は合成樹脂製のディスポーザルタイプのものである。実施形態では水平面内で回転するロータリーインデックステーブル10が容器移動手段を構成する。
ロータリーインデックステーブル10は容器2を複数個(例えば20個)保持可能であり、モータ11より動力を伝えられ、所定角度単位で歩進回転を行う。ロータリーインデックステーブル10による容器移動経路には所定の停止位置に容器搭載ステーション(図示せず)、純水注入ステーション12、抽出促進ステーション13、抽出液回収ステーション14、及び容器取出ステーション(図示せず)が設定される。容器2は各ステーションで所定時間滞留しつつステーションからステーションへと移動する。
容器搭載ステーションではスミヤガーゼの検体を入れた容器2をロータリーインデックステーブル10に搭載する。容器取出ステーションでは抽出液を吸引した後の容器2をロータリーインデックステーブル10から取り出す。容器2の出し入れは人手によって行うが、自動ローディング/アンローディング装置を配置してもよい。
純水注入ステーション12には純水注入ノズル20が配置される。純水注入ノズル20は注入管路21を介して純水タンク22に接続する。注入管路21には電磁弁23が設けられ、この電磁弁23にシリンジポンプ24が接続する。なお純水注入ノズル20は水平方向に移動可能であり、純水注入ステーション12に到着した容器2に対向する位置(実線位置)と、ロータリーインデックステーブル10の外に配置した洗浄水受け25に対向する位置(破線位置)の間を図示しない駆動手段により駆動されて移動する。
注入管路21には注入管路洗浄手段が付属する。注入管路洗浄手段を構成するのは純水タンク22、電磁弁23、シリンジポンプ24、純水注入ノズル20、及び洗浄水受け25である。
抽出促進ステーション13には検体からの不純物の抽出を促進する抽出促進手段が配置される。検体からの不純物の抽出を促進する方法としては、マイクロ波法、超音波法、熱水化法など様々なものがあるが、ここでは攪拌法を採用した場合の例について説明する。攪拌を行うため、抽出促進ステーション13に攪拌体30を配置する。
図2は攪拌作業中の攪拌体30を示す斜視図である。攪拌体30は水平なディスク31の上面に複数のパドル32を放射状に配置した構成となっている。垂直なシャフト34がディスク31の中心部に連結し、ディスク31に回転と垂直動を伝える。シャフト34を回転させるのはモータ35である。シャフト34には、モータ35による回転の他、図示しない駆動手段により垂直動と水平動が与えられる。
攪拌体30には攪拌体洗浄手段が付属する。図3は攪拌体洗浄手段の構成を示す断面図である。攪拌体洗浄手段を構成するのは洗浄用シンク40及びその中に水平に配置されたリング状のシャワーヘッド41である。洗浄用シンク40は底面が漏斗状であり、その中心に排水口42が形成されている。シャワーヘッド41は攪拌体30がゆとりを持って通過できる内径を有し、その内周面には、中心方向斜め上に向かって水を噴き出すノズル穴と、中心方向斜め下に向かって水を噴き出すノズル穴とが、複数個ずつ所定間隔で形成されている。シャワーヘッド41には純水タンク22内の純水がポンプ43及び電磁弁44を介して供給される。
抽出液回収ステーション14には抽出液回収ノズル50が配置される。抽出液回収ノズル50は図示しない駆動源により昇降し、容器2内の抽出液に先端を沈めたり、容器2の外に出たりする。抽出液回収ノズル50は水平方向にも移動可能であり、抽出液回収ステーション14に到着した容器2に対向する位置(実線位置)と、ロータリーインデックステーブル10の外に配置した洗浄水受け51に対向する位置(破線位置)の間を図示しない駆動手段により駆動されて移動する。
抽出液回収ノズル50には回収管路60を介してシリンジポンプ61が接続する。回収管路60は多数の構成要素を付属させた複雑な構成になっており、以下順を追って説明する。
回収管路60は、抽出液回収ノズル50からシリンジポンプ61に向かう途中で第1分岐管路60aと第2分岐管路60bに分かれる。第1分岐管路60aは電磁弁62a、六方弁63a、吸引バッファ部64a、及び電磁弁65aを経由してシリンジポンプ61に至る。第2分岐管路60bは電磁弁62b、六方弁63b、吸引バッファ部64b、及び電磁弁65bを経由してシリンジポンプ61に至る。電磁弁65a、65bはそれぞれ純水管路66a、66bを介して純水タンク22に接続する。なお吸引バッファ部64a、64bは管路をコイル状に巻いて所定の貯水容量を得たものである。
回収管路60には回収管路洗浄手段が付属する。第1分岐管路60aを通る回収管路洗浄手段を構成するのは純水タンク22、電磁弁65a、シリンジポンプ61、六方弁63a、電磁弁62a、抽出液回収ノズル50、及び洗浄水受け51である。第2分岐管路60bを通る回収管路洗浄手段を構成するのは純水タンク22、電磁弁65b、シリンジポンプ61、六方弁63b、電磁弁62b、抽出液回収ノズル50、及び洗浄水受け51である。
第1分岐管路60a及び第2分岐管路60bには、気体ボンベ70がレギュレータ71を介して接続する。気体ボンベ70は後述する気体パージを行うためのものである。レギュレータ71を出た管路は途中で分岐する。一方の分岐管路は電磁弁72aを介して第1分岐管路60aに対し吸引バッファ部64aと電磁弁65aの間で接続する。他方の分岐管路は電磁弁72bを介して第2分岐管路60bに対し吸引バッファ部64bと電磁弁65bの間で接続する。
回収管路60には気体パージ手段が付属する。第1分岐管路60aに対する気体パージ手段を構成するのは気体ボンベ70、レギュレータ71、電磁弁72a、六方弁63a、電磁弁62a、抽出液回収ノズル50、及び洗浄水受け51である。第2分岐管路60bに対する気体パージ手段を構成するのは気体ボンベ70、レギュレータ71、電磁弁72b、六方弁63b、電磁弁62b、抽出液回収ノズル50、及び洗浄水受け51である。なおパージ用の気体としては窒素を使用する。
六方弁63aには抽出液中の不純物を計測する計測手段である第1計測装置80aが接続される。六方弁63bには同じく抽出液の不純物を計測する計測手段である第2計測装置80bが接続される。第1計測装置80aと第2計測装置80bとはそれぞれ異なる種類の不純物の計測を行う。第1計測装置80a及び第2計測装置80bとしてはイオンクロマトグラフ、炎光光度計、イオン電極計、原子吸光光度計などを使用することができる。
抽出液回収ノズル50から電磁弁62a、62bまでの間には図示しないストレーナあるいはフィルタを配置する。これは固形不純物が第1計測装置80aや第2計測装置80bに流れ込まないように固形不純物を濾過するためである。
電磁弁62aには校正液供給手段である第1校正液タンク81aが接続され、電磁弁62bには同じく校正液供給手段である第2校正液タンク81bが接続される。第1校正液タンク81aは第1計測装置80a用の校正液を貯蔵し、第2校正液タンク81bは第2計測装置80b用の校正液を貯蔵する。
第1計測装置80a及び第2計測装置80bの計測データはデータ処理手段に集められる。データ処理手段を構成するのはコンピュータ90であり、計測結果を解析し、その結果をモニター装置91に表示する。なおコンピュータ90はスミヤ分析装置1全体の制御を司る制御手段としての役割も果たす。
スミヤ分析装置1は図4に示す防塵筐体3に収められた状態で使用される。防塵筐体3は本体4の正面に操作用の開口部5を有する。開口部5を覆う扉6の内面には開口部5を囲む形のガスケット7が取り付けられ、本体4と扉6との合わせ目から空気が侵入しないようにしている。このように防塵筐体3でスミヤ分析装置1を囲むことにより、空中を飛来した不純物が抽出液に入り込み、計測結果が狂うことを防止できる。なお防塵筐体3は底板付きであってもよく、底板なしであってもよい。
続いて、図5のフローチャートに基づきスミヤ分析装置1の動作を説明する。
コンピュータ90を操作し、分析作業をスタートさせる。最初に行われるのは校正液の吸引である(ステップ#101)。
このステップではシリンジポンプ61が駆動され、電磁弁65a、六方弁63a、電磁弁62aを介して第1校正液タンク81a内の校正液を吸い上げる。また電磁弁65b、六方弁63b、電磁弁62bを介して第2校正液タンク81b内の校正液を吸い上げる。第1校正液タンク81a内の校正液は六方弁63aを通じて第1計測装置80aに所定量だけ供給される。第2校正液タンク81b内の校正液は六方弁63bを通じて第2計測装置80bに所定量だけ供給される。
第1計測装置80a及び第2計測装置80bに供給される校正液の量は吸い上げられた校正液の一部であり、シリンジポンプ61の運転を続けると残りの余剰校正液はシリンジポンプ61に近づいて行く。しかしながらその途中に吸引バッファ部64a、64bがあるため、ここを通過するのに時間がかかり、その間にシリンジポンプ61による吸引が止まってしまう。このため、校正液の成分が電磁弁65a、65bやシリンジポンプ61の中に入り込み、後で洗浄に手間取るという羽目に陥ることがない。
第1計測装置80aと第2計測装置80bは供給された校正液の成分の計測を行う。コンピュータ90はその計測結果に基づき第1計測装置80aと第2計測装置80bに必要な校正動作を行わせる(ステップ#102)。
万一校正がうまく行かなかった場合には、コンピュータ90はモニター装置91による表示、あるいは音声による報知などの手段により、スミヤ分析装置1に問題が発生していることを作業者に教え、適切な処置が施されるのを待つ。
第1計測装置80aと第2計測装置80bに校正液を供給した後、シリンジポンプ61は吸い上げでなく押し出し方向に動作し、第1分岐管路60a及び第2分岐管路60b内の余剰校正液を押し出す。電磁弁62a、62bの開閉状態を切り換えておき、押し出された余剰校正液が第1校正液タンク81a及び第2校正液タンク81bにではなく抽出液回収ノズル50の方に向かうようにする。抽出液回収ノズル50は洗浄水受け51の上に来ており、余剰校正液は抽出液回収ノズル50から洗浄水受け51に排水される(ステップ#103)。
続いてシリンジポンプ61は純水タンク22から純水を吸い上げる。純水吸い上げ後、電磁弁65a、65bの開閉状態を切り換え、純水を押し出すと、純水は第1分岐管路60a及び第2分岐管路60bの方へと向かう。純水は第1分岐管路60aと第2分岐管路60b、及び回収管路60の内部を洗浄し、抽出液回収ノズル50から洗浄水受け51に排水される(ステップ#104)。
洗浄用の純水は吸引バッファ部64a、64bを通って流れるが、吸引バッファ部64a、64bは管路をコイル状に巻いて形成したものであり、断面積が他の管路部分とほぼ同じなので、純水は勢いを落とすことなく流れる。従って、この部分で純水水流の洗浄能力が低下するということがない。
また、同じ吸引バッファ部を形成するにしても、直径の大きいタンク状のバッファ部を第1分岐管路60aあるいは第2分岐管路60bを継ぎ合わせるのは難しい。しかも、継ぎ合わせ箇所には往々にして腐食やクラックが発生するので、できるだけこのような構造は避けたいところである。その点本実施形態では、管路をコイル状に巻いて容量を増やし、吸引バッファ部としているので、継ぎ合わせによるデメリットが生じない。
洗浄後、今度は気体ボンベ70内の窒素ガスで気体パージを行う。窒素ガスはレギュレータ71から電磁弁72a又は72bを経て第1分岐管路60a及び第2分岐管路60bに送り込まれる。これにより、第1分岐管路60a及び第2分岐管路60bを含む回収管路60内に残留していた液体(純水)がすっかり洗浄水受け51に押し出され、回収管路60の内部は残留液体のない、清浄な状態に戻る(ステップ#105)。
続いて注入管路21の洗浄が行われる。すなわちシリンジポンプ24が純水タンク22から純水を吸い上げる。純水吸い上げ後、電磁弁23の開閉状態を切り換え、純水を押し出すと、純水は純水注入ノズル20の方へと向かう。純水注入ノズル20は洗浄水受け25の上に来ており、注入管路21の内部を洗浄した純水は純水注入ノズル20から洗浄水受け25に排水される(ステップ#106)。このため、長期にわたる不使用などが原因で注入管路21内に汚染が発生していたとしても、その汚染を洗い流すことができる。
なお、ステップ#106の「注入管路洗浄」は、ステップ#105の「回収管路内残留液体排出」の後で実行しなければならない訳ではない。ステップ#101〜#105が実行される場所と、ステップ#106が実行される場所とは別であるから、ステップ#101〜#105とステップ#106を同時進行させることができる。あるいは、ステップ#101の前にステップ#106を実行することもできる。
#101〜#106までのステップが滞りなく実行されると、コンピュータ90はモニター装置91による表示、あるいは音声による報知などの手段により、作業者に対し、検体を入れた容器2をロータリーインデックステーブル10に搭載するよう促す。これを受けて作業者は、検体を入れた容器2をロータリーインデックステーブル10に搭載する(ステップ#107)。
容器2がロータリーインデックステーブル10に搭載されたという確認信号を受けて、コンピュータ90はロータリーインデックステーブル10の運転を開始する。ロータリーインデックステーブル10は所定角度単位の歩進回転を行い、容器搭載ステーションにあった容器2は純水注入ステーション12に移動する(ステップ#108)。
純水注入ステーション12では純水注入ノズル20が容器2の上に移動し、所定量の純水を容器2に注入する(ステップ#109)。純水を受け取った容器2は抽出促進ステーション13に移動する(ステップ#110)。
抽出促進ステーション13では攪拌体30が降下して容器2内の純水に浸り、これを攪拌する(ステップ#111)。スミヤガーゼの検体Gが捕獲していた不純物は速やかに純水側に移行する。これにより純水は不純物を含む抽出液となる。
ひとしきり抽出液を攪拌した後、攪拌体30は回転を止め、さらに下降して、ディスク31の下面で検体Gを上から圧迫する。検体Gは抽出液の中で絞られる形となり、捕獲していた不純物を抽出液の中に吐き出す。これにより不純物の抽出率が向上する。また平らなディスク31で圧迫するので、検体Gを良く絞ることができる。
所定の攪拌動作及び圧迫動作が終了した後、攪拌体30は容器2の外に引き上げられ、図3のように洗浄用シンク40の中に入れられる。攪拌体30はゆっくりと回転しつつシャワーヘッド41の中を上下し、シャワーヘッド41から噴出する純水によって洗浄される(ステップ#112)。
シャワーヘッド41から斜め上に向かって噴出する純水は攪拌体30の下面を洗浄する。シャワーヘッド41から斜め下に向かって噴出する純水は攪拌体30の上面を洗浄する。このようにして上下面とも洗浄され、不純物を除去された攪拌体30は洗浄用シンク40を出て待機位置に戻る。
シャワー方式でなく、洗浄用シンク40に純水を溜め、その純水の中に攪拌体30を浸漬させて攪拌体30を洗浄することとしてもよい。また洗浄後の攪拌体30に清浄な風を吹き付け、水切りを行う構成としてもよい。
攪拌体30が容器2の外に出た後、容器2は抽出促進ステーション13から抽出液回収ステーション14へと移動する(ステップ#113)。
抽出液回収ステーション14では抽出液回収ノズル50が容器2の上に移動し、容器2に向かって降下する。抽出液回収ノズル50の先端が抽出液に浸った後、シリンジポンプ61が駆動され、電磁弁65a、六方弁63a、電磁弁62aを介して、また電磁弁65b、六方弁63b、電磁弁62bを介して、容器2内の抽出液を吸引する(ステップ#114)。
回収管路60に流入した抽出液は第1分岐管路60aと第2分岐管路60bに分かれ、第1分岐管路60aから第1計測装置80aへ、また第2分岐管路60bから第2計測装置80bへ、それぞれ所定量ずつ供給される。第1計測装置80aと第2計測装置80bは供給された抽出液の成分の計測を行う(ステップ#115)。第1計測装置80aと第2計測装置80bは異なる種類の不純物を計測する。
コンピュータ90はその計測結果を解析してモニター装置91に表示する(ステップ#116)。これにより、その検体の清浄度、ひいてはその検体で拭われた機器表面の清浄度を知ることができる。
第1計測装置80aと第2計測装置80bに抽出液を供給した後、シリンジポンプ61は押し出し方向に動作し、第1分岐管路60a及び第2分岐管路60b内の余剰抽出液を押し出す。押し出された余剰抽出液は第1分岐管路60aと第2分岐管路60b、及び回収管路60を逆戻りする。この時には抽出液回収ノズル50は洗浄水受け51の上に移動しており、余剰抽出液は抽出液回収ノズル50から洗浄水受け51に排水される(ステップ#117)。
続いてシリンジポンプ61は純水タンク22から純水を吸い上げ、それを第1分岐管路60aと第及び2分岐管路60bに押し込む。純水は第1分岐管路60aと第2分岐管路60b、及び回収管路60の内部を洗浄し、抽出液回収ノズル50から洗浄水受け51に排水される(ステップ#118)。
洗浄後、今度は気体ボンベ70内の窒素ガスによる気体パージが行われ、第1分岐管路60a及び第2分岐管路60bを含む回収管路60内に残留していた液体(純水)がすっかり洗浄水受け51に押し出され、回収管路60の内部は残留液体のない、清浄な状態に戻る(ステップ#119)。
なお、ステップ#117の「余剰抽出液排出」は、ステップ#116の「計測結果解析・表示」の後で実行しなければならない訳ではない。ステップ#115〜#11実行実行される場所と、ステップ#117〜#119が実行される場所とは別であるから、ステップ#115〜#116とステップ#117〜#119を同時進行させてもよい。
抽出液を回収された容器2は容器取出ステーションに移動する(ステップ#120)。容器取出ステーションでは抽出液を吸引した後の容器2をロータリーインデックステーブル10から取り出す。容器2とその中の検体は産業廃棄物として処理される。
ステップ#107〜#121の動作が容器2の数だけ繰り返される。なお容器2の搭載は、先に搭載した容器2が容器搭載ステーションから次のステーションへ移動するのを待って1個づつ順次行ってもよく、あるいは何個かの容器2を一時にロータリーインデックステーブル10に並べてしまってもよい。
最後の容器2を容器取出ステーションで取り出した後、作業者はコンピュータ90を操作し、終了処理を行う(ステップ#122)。これにより分析作業は終了となる。
以上本発明の実施形態につき説明したが、この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は大量の検体を連続的に処理可能なスミヤ分析装置を構成する際に広く利用可能である。
本発明の実施形態に係るスミヤ分析装置の概略構成図 攪拌作業中の攪拌体を示す斜視図 攪拌体洗浄手段の構成を示す断面図 防塵筐体の斜視図 スミヤ分析装置の動作を説明するフローチャート
符号の説明
1 スミヤ分析装置
2 容器
3 防塵筐体
10 ロータリーインデックステーブル
12 純水注入ステーション
13 抽出促進ステーション
14 抽出液回収ステーション
20 純水注入ノズル
21 注入管路
22 純水タンク
24 シリンジポンプ
25 洗浄水受け
30 攪拌体
40 洗浄用シンク
50 抽出液回収ノズル
60 回収管路
64a、64b 吸引バッファ部
70 気体ボンベ
80a 第1計測装置
80b 第2計測装置
81a 第1校正液タンク
81b 第2校正液タンク
90 コンピュータ(データ処理手段)
91 モニター装置

Claims (22)

  1. 以下の構成を備えるスミヤ分析装置:
    (a)検体を入れた容器
    (b)前記容器を純水注入ステーション、抽出促進ステーション、及び抽出液回収ステーションの各作業ステーションに順次移動させる容器移動手段
    (c)前記抽出液回収ステーションで前記容器から回収した抽出液を分析し、抽出液中の不純物を計測する計測手段
    (d)前記計測手段による計測結果を解析し、結果を表示するデータ処理手段。
  2. 前記計測手段が複数台配置され、計測手段毎に異なる種類の不純物を計測することを特徴とする請求項1に記載のスミヤ分析装置。
  3. 前記容器移動手段がロータリーインデックステーブルであり、前記容器を複数個保持可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のスミヤ分析装置。
  4. 前記抽出液回収ステーションで抽出液を回収して前記計測手段に供給する回収管路に、計測手段に校正液を供給する校正液供給手段が付属することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスミヤ分析装置。
  5. 前記抽出液回収ステーションで抽出液を回収して前記計測手段に供給する回収管路に、前記計測手段に所定量の液を供給した後の余剰液を回収管路外に排出する余剰液排出手段が付属することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスミヤ分析装置。
  6. 前記回収管路に、前記余剰液排出後の管路内を洗浄する回収管路洗浄手段が付属することを特徴とする請求項5に記載のスミヤ分析装置。
  7. 前記回収管路に、洗浄後の残留液体を気体により排出する気体パージ手段が付属することを特徴とする請求項6に記載のスミヤ分析装置。
  8. 前記抽出液回収ステーションで抽出液を回収して前記計測手段に供給する回収管路は、前記計測手段の抽出液取り込み部から吸引用ポンプまでの間に吸引バッファ部を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のスミヤ分析装置。
  9. 前記抽出促進ステーションに、前記容器内の液体を攪拌する攪拌体が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスミヤ分析装置。
  10. 前記攪拌体は、前記容器内の検体を押圧することが可能であることを特徴とする請求項9に記載のスミヤ分析装置。
  11. 前記攪拌体を洗浄する攪拌体洗浄手段を有することを特徴とする請求項9又は10に記載のスミヤ分析装置。
  12. 前記純水注入ステーションで前記容器に純水を注入する注入管路に注入管路洗浄手段が付属することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスミヤ分析装置。
  13. 装置全体を防塵筐体に収めることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のスミヤ分析装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のスミヤ分析装置を使用し、下記のステップを実行することを特徴とするスミヤ分析方法:
    (ア)検体を入れた容器を容器移動手段に搭載するステップ
    (イ)容器移動手段上の容器に、純水注入ステーションで純水を注入するステップ
    (ウ)検体に含まれる不純物の純水への移行を、抽出促進ステーションで促進するステップ
    (エ)容器内の抽出液を抽出液回収ステーションで回収するステップ
    (オ)回収した抽出液内の不純物を計測手段で計測するステップ
    (カ)計測手段による計測結果をデータ解析手段で解析し、結果を表示するステップ。
  15. 請求項4に記載のスミヤ分析装置を使用し、前記(イ)のステップ以前に下記のステップを実行することを特徴とする請求項14に記載のスミヤ分析方法:
    (キー1)計測手段に校正液を供給して校正を行わせるステップ。
  16. 請求項5に記載のスミヤ分析装置を使用し、前記(キー1)のステップに続けて下記のステップを実行することを特徴とする請求項15に記載のスミヤ分析方法:
    (キー2)前記計測手段に所定量の校正液を供給した後の余剰校正液を回収管路外に排出するステップ。
  17. 請求項6に記載のスミヤ分析装置を使用し、前記(キー2)のステップに続けて下記のステップを実行することを特徴とする請求項16に記載のスミヤ分析方法:
    (キー3)余剰校正液排出後の回収管路を洗浄するステップ。
  18. 請求項7に記載のスミヤ分析装置を使用し、前記(キー3)のステップに続けて下記のステップを実行することを特徴とする請求項17に記載のスミヤ分析方法:
    (キー4)洗浄後の残留液体を気体で回収管路から排出するステップ。
  19. 請求項12に記載のスミヤ分析装置を使用し、前記(イ)のステップ以前に下記のステップを実行することを特徴とする請求項14に記載のスミヤ分析方法:
    (ク)注入管路を洗浄するステップ。
  20. 請求項5に記載のスミヤ分析装置を使用し、前記(エ)のステップの後に下記のステップを実行することを特徴とする請求項14に記載のスミヤ分析方法:
    (ケー1)前記計測手段に所定量の抽出液を供給した後の余剰抽出液を回収管路外に排出するステップ。
  21. 請求項6に記載のスミヤ分析装置を使用し、前記(ケー1)のステップに続けて下記のステップを実行することを特徴とする請求項20に記載のスミヤ分析方法:
    (ケー2)余剰抽出液排出後の回収管路を洗浄するステップ。
  22. 請求項7に記載のスミヤ分析装置を使用し、前記(ケー2)のステップに続けて下記のステップを実行することを特徴とする請求項21に記載のスミヤ分析方法:
    (ケー3)洗浄後の残留液体を気体で回収管路から排出するステップ。
JP2004048384A 2004-02-24 2004-02-24 スミヤ分析装置及びスミヤ分析方法 Expired - Fee Related JP4347084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004048384A JP4347084B2 (ja) 2004-02-24 2004-02-24 スミヤ分析装置及びスミヤ分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004048384A JP4347084B2 (ja) 2004-02-24 2004-02-24 スミヤ分析装置及びスミヤ分析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005241295A true JP2005241295A (ja) 2005-09-08
JP4347084B2 JP4347084B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=35023192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004048384A Expired - Fee Related JP4347084B2 (ja) 2004-02-24 2004-02-24 スミヤ分析装置及びスミヤ分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4347084B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ304296B6 (cs) * 2009-11-04 2014-02-19 Univerzita Karlova v Praze Farmaceutická fakulta v Hradci Králové Zařízení sekvenční injekční analýzy pro extrakci kapalina-kapalina

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ304296B6 (cs) * 2009-11-04 2014-02-19 Univerzita Karlova v Praze Farmaceutická fakulta v Hradci Králové Zařízení sekvenční injekční analýzy pro extrakci kapalina-kapalina

Also Published As

Publication number Publication date
JP4347084B2 (ja) 2009-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10254302B2 (en) Method for clinical examinations and cleaning method therefor
US10338064B2 (en) Fully-automatic immunofluorescence quantitative analysis apparatus and detection method
EP1399724B1 (en) Automated fluid handling system and method
JP2763468B2 (ja) 光散乱を用いた液体内の粒子分類装置
CN1224500A (zh) 自动化学成分分析仪
EP0800073A3 (en) Pretreatment apparatus
EP2864761B1 (en) Two station sample and washing system
EP2196805B1 (en) Analysis device
JP2009042067A (ja) 自動分析装置
CN202120107U (zh) 水质在线监测自动质控系统
CN101430312A (zh) 一种水质在线检测方法及系统
WO2006043900A1 (en) A water quality testing system
JP4347084B2 (ja) スミヤ分析装置及びスミヤ分析方法
JP2004251797A (ja) 自動分析装置
JP2005127895A (ja) 血液等の試料サンプリング機構におけるサンプリング管の洗浄方法
CN102632057B (zh) 自动进样器毛细管清洗装置及方法
CN114924051A (zh) 一种污水实时在线检测分析设备
CN209280528U (zh) 一种粒子分析仪及其液路系统
CN202506637U (zh) 自动进样器毛细管清洗装置
CN110715882A (zh) 一种基于油液颗粒度确定铁谱实验稀释比例的配比装置
CN112322488A (zh) 一种生物反应器辅助装置及其操作方法
JPS61234336A (ja) 分注装置
JP4576340B2 (ja) 自動分析装置
CN117871414B (zh) 一种阴离子表面活性剂自动分析装置
CN111323289B (zh) 金相试样自动擦蚀机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060216

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20071010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090715

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees