JP2005241035A - 複合熱源機 - Google Patents

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JP2005241035A JP2004047419A JP2004047419A JP2005241035A JP 2005241035 A JP2005241035 A JP 2005241035A JP 2004047419 A JP2004047419 A JP 2004047419A JP 2004047419 A JP2004047419 A JP 2004047419A JP 2005241035 A JP2005241035 A JP 2005241035A
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Nobuhiro Takeda
信宏 竹田
Keiichi Amada
圭一 天田
Kazuhiro Kimura
和宏 木村
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Abstract

【課題】 1缶2回路式の複合熱源機において、各回路の使用時の熱的要求を確実に満足させつつも、その熱的耐久性を十分に向上させる。
【解決手段】 熱交換器7の第1受熱領域7aに給湯用熱交換加熱部の受熱管72〜75,82〜85のみを配設し、第1及び第2小燃焼域131,132からなる第1燃焼部13aを実質的に第1受熱領域のみに燃焼熱を作用させるように設定する。熱交換器の第2受熱領域7bに追い焚き用熱交換加熱部の受熱管91〜93と給湯用の受熱管79〜81とを配設し、第3及び第4小燃焼域133,134からなる第2燃焼部13bを実質的に第2受熱領域のみに燃焼熱を作用させるように設定する。給湯単独使用では必要号数の増大に応じて第1、第2、第3、第4小燃焼域の順に追加燃焼作動する。同時使用状態に陥れば第3又は第4を追加する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば給湯回路及びふろ追い焚き回路の2回路、又は、給湯回路及び温水暖房回路の2回路等が1つの熱交換器において熱交換加熱される1缶2回路、あるいは、3回路以上が1つの熱交換器において熱交換加熱される1缶多回路に構成された複合熱源機に関する。
従来、給湯回路及びふろ追い焚き回路の2回路が1つの熱交換器において熱交換加熱される1缶2回路に構成された複合熱源機として、例えば特許文献1で提案されたものが知られている。このものでは、熱交換器を給湯用と追い焚き用との各回路が熱交換加熱される2種類の加熱部に分け、この熱交換器を熱交換加熱する燃焼手段として3種類のバーナに分けて、この3種類のバーナを各回路の使用状況に応じて燃焼作動させるようにしている。すなわち、燃焼手段として、給湯用加熱部を燃焼加熱する第1バーナと、給湯用・追い焚き用の双方の加熱部を燃焼加熱する第2バーナと、追い焚き用加熱部を燃焼加熱する第3バーナとに分ける。そして、給湯のみが使用されるときには第1バーナのみを、追い焚きのみが使用されるときには第3バーナのみを、給湯及び追い焚きの双方が使用されるときには第1〜第3の全バーナを、それぞれ燃焼作動させるようにしている。
実開平6−56639号公報
ところで、1缶2回路式の複合熱源機において、上記の特許文献1により提案されたように熱交換器を2種類の加熱部に分けたりその加熱部ごとのバーナに分けたりするのは、熱的耐久性を考慮してのことである。すなわち、熱交換器の全ての領域に2種類の回路を配設すると、一方の回路である給湯回路のみの使用によりバーナを燃焼作動させると、給湯回路のみならずふろ追い焚き回路も同時に燃焼加熱されてしまい、1缶1回路や2缶2回路等のものに比して熱的耐久性が劣る傾向にあるため、この熱的耐久性を少しでも向上させようとしているのである。
しかしながら、上記の特許文献1に提案されたものでは、特に給湯回路のみの使用時における熱的要求を十分に満足させ得ないおそれが生じる上に、熱的耐久性を未だ十分には向上させ得ない状況にあり、熱的要求を確実に満足させつつも、さらなる熱的耐久性の向上を図り得る複合熱源機が要請されている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、少なくとも2回路が1つの熱交換器により熱交換加熱される複合熱源機において、回路側からの熱的要求を確実に満足させつつも、その熱的耐久性を十分に向上させることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、燃焼手段と、この燃焼手段による燃焼加熱により熱交換加熱される熱交換器と、上記燃焼手段を燃焼作動制御する燃焼制御手段とを備え、上記熱交換器において給湯回路と、給湯回路以外の他の回路との少なくとも2回路がその使用に際し熱交換加熱されるように構成された複合熱源機を対象として、次の特定事項を備えることとした。すなわち、上記熱交換器として、上記給湯回路の熱交換加熱部のみが配設された第1受熱領域と、上記給湯回路及び上記他の回路の双方の熱交換加熱部が配設された第2受熱領域とに区画設定し、上記燃焼手段として、上記第1受熱領域を燃焼加熱するように配設された第1燃焼部と、上記第2受熱領域を燃焼加熱するように配設された第2燃焼部とを含むそれぞれ単独燃焼作動可能な複数の燃焼部を備えて構成する。そして、上記燃焼制御手段として、上記給湯回路のみの使用が生じたとき、その使用上の熱的要求が小要求範囲のときには上記第1燃焼部のみを燃焼作動させる一方、上記熱的要求が第1燃焼部による燃焼加熱では不足となるような大要求範囲のときには第1及び第2の両燃焼部を共に燃焼作動させる構成とする(請求項1)。
本発明の場合、使用頻度の高い回路(給湯回路)と、使用頻度の低い回路(給湯回路以外の他の回路)とが1つの熱交換器にて熱交換加熱される複合熱源機において、特に使用頻度の高い回路使用時の熱的要求を満足させつつも、熱的耐久性を十分に向上させ得ることになる。すなわち、給湯回路のみの単独使用においてその使用の度に画一的に燃焼手段を燃焼作動させるのではなくて、その熱的要求が小要求範囲か大要求範囲かで第1燃焼部のみ燃焼作動させるか第1及び第2の両燃焼部を燃焼作動させるかの少なくとも2通りの燃焼作動制御が実行される。このため、給湯回路の熱的要求が小要求範囲であれば、第1燃焼部のみの燃焼作動により給湯回路の熱交換加熱部のみが配設された第1受熱領域のみが実質的に燃焼加熱されるため、他の回路が配設された第2受熱領域の熱的耐久性を消耗させることはない。一方、給湯回路の熱的要求が大要求範囲になれば第2燃焼部も併せて燃焼作動され、これにより、給湯回路使用に伴う熱的要求を満足させ得ることになる。
本発明においては、次のような特定事項を付加したり、より具体化したりすることができる。すなわち、上記燃焼制御手段としては、上記他の回路のみの使用が生じたとき上記第2燃焼部のみを燃焼作動させる一方、上記他の回路に加え上記給湯回路の使用も生じたときその給湯回路の使用上の熱的要求に応じて上記第2燃焼部のみの燃焼作動の継続、又は、この第2燃焼部に加え第1燃焼部の燃焼作動追加のいずれかを実行する構成を付加するようにすることができる(請求項2)。このようにすることにより、上記の他の回路のみの使用が生じたときの燃焼作動と、それに加えて給湯回路との同時使用になった際の燃焼作動とが具体化される上に、同時使用になった際にも給湯回路の熱的要求に応じた燃焼作動に基づき熱的耐久性の向上が図られる。つまり、熱的要求が大きい場合にのみ第1燃焼部の燃焼作動追加が実行されてその熱的要求を満足させ得る一方、熱的要求がさほど大きくない場合には第2燃焼部の燃焼作動による給湯回路及び他の回路の双方の熱交換加熱部に対する燃焼加熱でその熱的要求を満足させて第1燃焼部を燃焼作動させなくて済む分だけ熱的耐久性の向上が図られる。
また、上記燃焼制御手段としては、上記第1燃焼部、又は、上記第1及び第2の両燃焼部を上記熱的要求量に応じて燃焼量可変に燃焼作動させるように構成されている(請求項3)。このようにすることにより、熱的要求量に応じた燃焼加熱量に調整して燃焼効率や熱交換器に対する熱交換加熱効率の最適化が図られる。この燃焼量可変は、燃料量の可変調整により燃焼量自体(燃焼度合)を変更させるようにしてもよいし、次のように燃焼作動範囲を変更させるようにしてもよい。すなわち、上記第1及び第2の両燃焼部の内、少なくとも第1燃焼部を、それぞれ単独燃焼作動可能な複数の小燃焼域に区画設定する(請求項4)。このような複数の小燃焼域の内から燃焼作動させる小燃焼域を選択することにより第1燃焼部の燃焼量を可変とし得ることになり、燃焼量可変を簡易に実現させ得ることになる。もちろん、第2燃焼部をも、それぞれ単独燃焼作動可能な複数の小燃焼域に区画設定することにより、燃焼量可変としてもよい。
以上、説明したように、請求項1〜請求項4のいずれかの複合熱源機によれば、使用頻度の高い回路(給湯回路)と、使用頻度の低い回路(給湯回路以外の他の回路)とが1つの熱交換器にて熱交換加熱される複合熱源機において、特に使用頻度の高い給湯回路の使用時における熱的要求を確実に満足させつつも、熱交換器や使用頻度の低い他の回路等の熱的耐久性を十分に向上させることができるようになる。
特に、請求項2によれば、上記の他の回路のみの使用が生じたときの燃焼作動と、それに加えて給湯回路との同時使用になった際の燃焼作動との各作動制御を具体化することができる上に、同時使用になった際に給湯回路の熱的要求に応じた燃焼作動に基づき熱的要求に応えつつも熱的耐久性の向上を図ることができる。
請求項3によれば、熱的要求量に応じた燃焼加熱量に調整して燃焼効率や熱交換器に対する熱交換加熱効率の最適化を図ることができるようになる。
又、請求項4によれば、請求項3における燃焼量可変を簡易に実現することができ、その効果を簡易に得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る複合熱源機100を示す。この複合熱源機は、給湯回路2による給湯機能と、ふろ追い焚き回路3による浴槽(図示省略)内の湯水の追い焚き機能と、上記給湯回路2とふろ追い焚き回路3とを互いに連結した注湯回路4を通して浴槽へ湯張りする注湯機能とを備え、これらの機能が燃焼制御手段を含むコントローラ5により作動制御により実行させるように構成されたものである。又、上記複合熱源機100は、給湯回路2と、給湯回路2以外の他の回路を構成するふろ追い焚き回路3との2回路が1つの熱交換缶体(缶体)6内に設置された1つの熱交換器7において熱交換加熱される1缶2回路式に構成されている。
上記給湯回路2は、水道管等に接続された給水路11から上記熱交換器7の給湯用の熱交換加熱部12に入水された水を、上記の熱交換缶体6内に設置された燃焼手段である燃焼バーナ13で燃焼加熱することにより熱交換加熱し、加熱後の湯水を出湯路14を通して下流端の給湯栓15まで給湯させるようになっている。上記給水路11と出湯路14との間には上記熱交換器7をバイパスするバイパス路16が設けられて、バイパス制御弁17の位置制御による開度調整により上記出湯路14からの出湯に対する水の混合比が変更調整されて上記給湯栓15等に対する給湯温度の調整が可能となっている。
上記給水路11には、入水流量センサ18と、入水温度センサ19とが配設されている一方、上記出湯路14には、上記熱交換器12の出口近傍位置で熱交換缶体4から出湯された直後の出湯温度を検出する缶体温度センサ20と、給湯流量制御弁21と、上記給湯栓15もしくは後述の注湯回路4に供給される湯水の温度を検出する給湯温度センサ22とが配設されている。
上記ふろ追い焚き回路3は、熱交換器7の追い焚き用の熱交換加熱部31と、浴槽からの湯水をその熱交換加熱部31に戻す戻り路32及び熱交換加熱部31で上記燃焼バーナ13により追い焚きされた湯水を浴槽に供給する往き路33からなる循環路34と、循環させるための循環ポンプ35とを備えている。上記循環ポンプ35は戻り路32の途中に介装され、この循環ポンプ35の吐出側の戻り路32には流水の通過によりフラッパが開いてON信号が出力される水流スイッチ36と、浴槽内湯水温度として戻り路32内の湯水温度を検出するふろ戻り温度センサ37とが介装されている。
また、上記注湯回路4は、上記給湯回路2の出湯路14から分岐して給湯回路2で加熱された湯水を上記循環路34に注湯して浴槽に湯張りするための注湯路41と、停電等に起因する負圧状態の発生による逆流発生を阻止するための負圧破壊弁42とを備えている。上記注湯路41には、注湯流量を検出する注湯流量センサ43と、開閉制御により注湯実行又は停止の切換を行う注湯弁44と、給湯回路2側への逆流入を阻止するための二段配置の逆止弁45とが介装されている。なお、符号38は内圧検知により浴槽内の水位を検出する浴槽内水位センサであり、本実施形態では注湯路4に設けられている。
上記熱交換缶体6には燃焼バーナ13に対し燃焼用空気を供給する送風ファン61が配設され、上記燃焼バーナ13には燃料ガスを供給するガス供給管62が接続されている。このガス供給管62には、元ガス電磁弁63及び電磁比例弁64が介装される一方、下流端側に複数(図例では4つ)の開閉切換弁65〜68が介装されている。これらの開閉切換弁65〜68の開閉切換制御により上記燃焼バーナ13を構成する後述の4つの小燃焼域131〜134をそれぞれ単独で燃焼作動可能とし、又、上記の電磁比例弁64の開度の比例制御により上記の各小燃焼域131〜134での燃焼量自体を可変としている。なお、図1中の符号60は点火手段及び点火検知手段である。
図2を参照しつつ、本実施形態の熱交換器7及び燃焼バーナ13についてさらに詳細に説明する。上記熱交換器7は、フィンアンドチューブ式に構成され、互いに平行に近接配置で配列された多数のフィン71に対し給湯用の熱交換加熱部12を構成する給湯用受熱管72〜85や、追い焚き用の熱交換加熱部31を構成する追い焚き用受熱管91〜93が貫通されて固定されたものである。詳しくは、上記給湯用の熱交換加熱部12は、入口が上記給水路11に接続された受熱管72から受熱管73、…、受熱管78までこの順に連続して上記フィン71の下段部分を折返し貫通した後、続いて受熱管79、…、受熱管85まで連続して上記フィン71の上段部分を折返し貫通して最後の受熱管85の出口が出湯路14に接続されて構成されている。また、上記追い焚き用の熱交換加熱部31は、入口が戻り路32に接続された受熱管91から受熱管92、受熱管93と連続して上記フィン71の中段部分を折返し貫通し、最後の受熱管93の出口が往き路33に接続されて構成されている。上記の追い焚き用の受熱管91〜93が配設されてはおらずに給湯用の受熱管72〜75,82〜85のみが配設された領域(図2の右側部分の領域)が第1受熱領域7aを構成し、上記の追い焚き用の受熱管91〜93と給湯用の受熱管76〜78,79〜81とが共に配設された領域(同図の左側部分の領域)が第2受熱領域7bを構成することになる。
又、上記燃焼バーナ13は第1〜第4の4つの小燃焼域131〜134に区画設定され、これら4つの小燃焼域131〜134がそれぞれ単独で燃焼作動可能で燃焼作動が選択的に切換可能に構成されている。各小燃焼域131〜134は、それぞれ所定範囲にある所定数の燃焼管により構成され、この所定数の燃焼管ごとに上述の開閉切換弁65〜68の開閉切換により個別にかつ独立して燃料ガスを供給切換することにより小燃焼域131〜134ごとに単独で燃焼作動可能とされている。つまり、開閉切換弁65を開ければ第1小燃焼域131が燃焼作動状態に切換られるようになっている。第1及び第2の2つの小燃焼域131,132が上記の第1受熱領域7aの下方位置に位置付けられて第1燃焼部13aを構成し、第3及び第4の2つの小燃焼域133,134が上記の第2受熱領域7bの下方位置に位置付けられて第2燃焼部13bを構成している。つまり、第1燃焼部13aの燃焼作動により第1燃焼部13aからの燃焼加熱が第1受熱領域7aに実質的に作用し、第2燃焼部13bの燃焼作動により第2燃焼部13bからの燃焼熱が第2受熱領域7bに実質的に作用するように設定されている。
なお、熱交換器7の構成と、この熱交換器7に対する燃焼バーナ13の位置関係とは図2と上述の説明とが実際の構成と位置関係を表しており、図1に図示した熱交換器7及び燃焼バーナ13は単に模式的に表したものに過ぎないものである。
以上の複合熱源機100による給湯運転、注湯運転及び追い焚き運転等の各種の運転制御は、MPU、メモリ等を備え各種の制御用プログラムが格納されたコントローラ5によって図示省略のリモコンからの出力及び上記の各種センサからの出力等に基づいて行われるようになっている。以下、簡単に説明する。
上記給湯運転制御は次のようにして行われる。すなわち、給湯栓15の開操作により給水路11に所定の最低作動流量(MOQ;例えば3リットル/分)以上の入水があり、それが入水流量センサ18により検出されると、燃焼作動制御を開始し、次いで、入水温度センサ19からの入水温度及び給湯温度センサ22からの給湯温度の各検出値等に基づいてリモコンにユーザが設定した設定給湯温度になるように燃焼作動量が制御される。そして、上記給湯栓15がユーザにより閉操作されると、上記入水流量センサ18の検出入水流量が最低作動流量未満ひいてはゼロになるため、上記の燃焼作動を停止して給湯運転制御を終了する。つまり、上記入水流量センサ18からの入水検出により給湯回路2の使用(給湯使用)が生じたことが検知され、その入水流量検出値と、上記設定給湯温度とからその給湯使用上の熱的要求量(必要号数)が演算され、その必要号数(燃焼量)で燃焼作動されることになる。
上記注湯運転制御はリモコンの湯張りスイッチ又はふろ自動スイッチがユーザによりON操作されると開始される。すなわち、上記注湯電磁弁44を開いて上記の給湯運転制御と同様にして所定の設定注湯温度の出湯になるように燃焼制御を行う。これにより、出湯路14から注湯路41を通してふろ追い焚き回路3に注湯され、次いで浴槽に注湯される。この注湯は浴槽内に所定の湯張り量だけ湯張りされるまで一段階もしくは複数段階に分けて実行される。
上記追い焚き運転制御は次のようにして行われる。すなわち、リモコンの追い焚きスイッチをユーザがON操作するか、あるいは、前段階に上記のふろ自動スイッチをユーザがON操作した場合には注湯制御による湯張りが終了すると、追い焚き指令がコントローラ5に出力され、この追い焚き指令を受けて開始される。まず、循環ポンプ35の作動を開始し、この作動開始により水流スイッチ36からON信号が出力されれば、燃焼作動制御が開始される。この燃焼作動はふろ戻り温度センサ37により検出される温度が設定ふろ温度を維持するように行われる。つまり、ふろ戻り温度センサ37の検出温度が設定ふろ温度よりも低ければ燃焼作動され、設定ふろ温度以上であれば燃焼作動が停止される。つまり、上記の追い焚きスイッチのON操作又は追い焚き指令の出力を前提として上記水流スイッチ36のON信号によりふろ追い焚き回路3の使用(追い焚き使用)が生じたことが検知され、上記循環ポンプ35の循環量と、上記設定ふろ温度から戻り温度センサ37の検出温度を減じた差温とから熱的要求量(必要号数)が演算により求め、この必要号数で燃焼作動されることになる。
以上の運転制御において、燃焼バーナ13の燃焼作動制御についてより具体的に説明すると、給湯使用のみが生じた場合にはそのときの必要号数が所定の小号数範囲(小要求範囲;例えば10号までの号数範囲)のときには第1燃焼部13aのみを燃焼作動させ、大号数範囲(大要求範囲;例えば10号を超える号数範囲)のときには第1燃焼部13a及び第2燃焼部13bの双方を同時燃焼作動させるようになっている。加えて、上記の小号数範囲であっても、1号から5号までの号数範囲ならば第1小燃焼域131のみを燃焼作動させ、5号を超えると第1小燃焼域131に加えて第2小燃焼域132も燃焼作動させるようになっている。この際、燃焼作動の平均化を図るために、第2小燃焼域132の燃焼作動開始時には第1小燃焼域131を5号から例えば3号に落とし第1及び第2の両小燃焼域131,132の双方で6号,7号というように第1小燃焼域131のみでの5号から徐々に連続するように燃焼量の調整を行うようになっている。同様に、小号数範囲から大号数範囲に移行する場合にも、第1及び第2小燃焼域131,132から一気に第1〜第4の4つの小燃焼域131〜134の全てを燃焼作動させるのではなくて、まずは第3小燃焼域133を追加燃焼作動させるというように順に燃焼作動させる。
但し、上記給湯使用中に追い焚き使用が発生して同時使用状態になる場合、その際にたとえ第1又は/及び第2の小燃焼域131,132の第1燃焼部13aのみの燃焼作動で熱的要求が足りていたとしても、第2燃焼部13bも追加燃焼作動させる。この際に追い焚き回路3側の熱的要求に応じて燃焼作動させる燃焼域を第3小燃焼域133のみとするか、第3及び第4小燃焼域133,134の双方とするかを選択するようにする。
また、追い焚き使用のみが生じた場合には第2燃焼部13bのみを燃焼作動させる。この際も、その追い焚き使用の必要号数に応じて例えば5号までならば第3小燃焼域133のみを燃焼作動させ、5号を超える号数が必要であれば第3及び第4の2つの小燃焼域133,134(第2燃焼部13bの全て)を燃焼作動させるようにする。
そして、この追い焚き使用中に給湯使用が発生して同時使用状態になる場合には、その給湯回路2の熱的要求が上記の第2燃焼部13bの燃焼作動で充足させ得る号数であればその第2燃焼部13b(第3又は/及び第4小燃焼域133,134)の燃焼作動のままで対処し、不足するのであればその不足分の号数について第1燃焼部13a(第1又は/及び第2小燃焼域131,132)の燃焼作動を追加する。
以上、各回路2,3の熱的要求に応じて、それを充足させる分だけ燃焼作動させるようになっている。
この実施形態の場合には、使用頻度の高い給湯回路2の使用が発生しても熱的要求を充足するのに必要な場合(大熱的要求範囲の場合)にだけ第2燃焼部13bも燃焼作動されるだけであり、通常の場合(小熱的要求範囲の場合)には第1燃焼部13aの燃焼作動だけとなる。このため、非使用状態の追い焚き用の熱交換加熱部31が燃焼加熱されることがなくなり、熱的負荷を回避してその熱的耐久性の向上を図ることができるようになる。
<他の実施形態>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、第2受熱領域7bに対し下段位置の給湯用の受熱管76〜78、中段位置に追い焚き用の受熱管91〜93、上段位置に給湯用の受熱管79〜85をそれぞれ貫通配置しているが、これに限らず、少なくとも上記第2受熱領域7bに1本の給湯用受熱管と1本の追い焚き用受熱管とが貫通配置されていればよい。
上記実施形態では給湯回路2と、ふろ追い焚き回路3との2回路で1缶2回路を構成しているが、これに限らず、給湯回路2と、温水暖房用の温水循環回路である温水暖房回路(給湯回路以外の他の回路)との2回路で1缶2回路を構成してもよい。この場合には、熱交換器で加熱された高温水が供給される側の温水暖房回路の途中で例えば液−液熱交換によりふろ追い焚き回路を熱交換加熱するようにしてもよい。
上記実施形態では4の小燃焼域131〜134に分けているが、これに限らず、少なくとも2種類の燃焼部である第1燃焼部と第2燃焼部とに燃焼手段が分かれていればよい。
本発明の実施形態を示す模式図である。 本発明の実施形態における熱交換器と燃焼手段との構成例を示す断面説明図である。
符号の説明
2 給湯回路
3 ふろ追い焚き回路(給湯回路以外の他の回路)
5 コントローラ(燃焼制御手段)
7 熱交換器
7a 第1受熱領域
7b 第2受熱領域
12 給湯用の熱交換加熱部(給湯回路の熱交換加熱部)
13 燃焼バーナ(燃焼手段)
13a 第1燃焼部
13b 第2燃焼部
31 追い焚き用の熱交換加熱部(他の回路の熱交換加熱部)
72〜85 受熱管(給湯用の熱交換加熱部)
91〜93 受熱管(追い焚き用の熱交換加熱部)
131〜134 小燃焼域
100 複合熱源機

Claims (4)

  1. 燃焼手段と、この燃焼手段による燃焼加熱により熱交換加熱される熱交換器と、上記燃焼手段を燃焼作動制御する燃焼制御手段とを備え、上記熱交換器において給湯回路と、給湯回路以外の他の回路との少なくとも2回路がその使用に際し熱交換加熱されるように構成された複合熱源機において、
    上記熱交換器は、上記給湯回路の熱交換加熱部のみが配設された第1受熱領域と、上記給湯回路及び上記他の回路の双方の熱交換加熱部が配設された第2受熱領域とに区画設定され、
    上記燃焼手段は、上記第1受熱領域を燃焼加熱するように配設された第1燃焼部と、上記第2受熱領域を燃焼加熱するように配設された第2燃焼部とを含むそれぞれ単独燃焼作動可能な複数の燃焼部を備えて構成され、
    上記燃焼制御手段は、上記給湯回路のみの使用が生じたとき、その使用上の熱的要求が小要求範囲のときには上記第1燃焼部のみを燃焼作動させる一方、上記熱的要求が第1燃焼部による燃焼加熱では不足となるような大要求範囲のときには第1及び第2の両燃焼部を共に燃焼作動させるように構成されている
    ことを特徴とする複合熱源機。
  2. 請求項1記載の複合熱源機であって、
    上記燃焼制御手段は、上記他の回路のみの使用が生じたとき上記第2燃焼部のみを燃焼作動させる一方、上記他の回路に加え上記給湯回路の使用も生じたときその給湯回路の使用上の熱的要求に応じて上記第2燃焼部のみの燃焼作動の継続、又は、この第2燃焼部に加え第1燃焼部の燃焼作動追加のいずれかを実行するように構成されている、複合熱源機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の複合熱源機であって、
    上記燃焼制御手段は、上記第1燃焼部、又は、上記第1及び第2の両燃焼部を上記熱的要求量に応じて燃焼量可変に燃焼作動させるように構成されている、複合熱源機。
  4. 請求項3に記載の複合熱源機であって、
    上記第1及び第2の両燃焼部の内、少なくとも第1燃焼部は、それぞれ単独燃焼作動可能な複数の小燃焼域に区画設定されている、複合熱源機。
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