JP2005237895A - 手術用パウチおよびその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】覆布と皮膚の間に位置させて手術部からの排出液を漏れなく受けることができる手術用パウチを提供する。
【解決手段】上方に張出し部が形成され、上部の背面と前面に粘着面が形成された袋本体と、その片面上側に粘着面とその下側に離型面が形成された保護テープとを備えた手術用パウチであって、手術部の消毒に先立って、袋の口が保護テープで密封された袋本体を、その張出し部の背面に形成された第一粘着面で人体皮膚に接着させる。この状態で消毒を行なって、消毒液がパウチの表面を伝わって消毒液受け内に流下するようにする。その後、保護テープを剥がして袋を開口させるとともに、袋本体上部の前面に形成された第二粘着面を覆布の内側に接着させて手術を行い、手術排液を開口した袋本体内に収容する。
【選択図】図1

Description

本発明は、手術部から排出される液体を収容する手術用パウチに関し、とくに眼科、耳鼻咽喉科、脳外科、整形外科等の手術において、手術部から流下する潅液や血液等を漏れなく収容するのに適した手術用パウチとその使用方法に関する。
手術の際には、術野の消毒や洗浄のために、消毒液や手術用潅液等を、手術部もしくはその周囲に用いる。これらの液体はしばしば適切に排除されず、人体や着衣上に漏出して、局部麻酔時などには患者に対して不快感を与え、その結果、時には手術遂行に支障を来すことさえある。そのため、この排液を如何に処理するかが課題となっている。
従来、このような手術においては、手術部が開口した覆布(ドレープ)を皮膚に密着させて手術部周辺を覆っておき、手術部から排出される液体をこのドレープの表面を流下させて排除している。また、このドレープの外側に集液袋を取り付けて、これに排液を受ける方法が広く用いられており、このような集液型のドレープの改良についても種々の提案がなされている(下記特許文献1など)。
また、眼科などの手術においては、吸収性の高い材料で形成された吸収具を上記の排液に接触させて、これを吸収・保持させる方法も広く行われており、かかる吸収具の材質や形状等について種々の提案がなされている(下記特許文献2など)。さらに、かかる吸収具は、手術部からの排液が大量に発生する場合には、吸収が追い付かないという問題があるので、大量の液の処理に適した手術用液吸収具も提案されている(下記特許文献3)。
特開2001−238896号公報 実公昭60−7706号公報 特開平8−317939号公報
通常、手術に先立って大量の消毒液を用いて、手術部の周囲の比較的広い範囲を十分に消毒する必要がある。一般にこの消毒段階では、ドレープを用いることなく、消毒液は皮膚を伝わって流下するので、消毒液受け容器を手術部下方の皮膚に押し当てて、容器内に消毒液を流入させることが多い。しかし、この容器と皮膚の間に隙間が生じることが少なくなく、手術部周辺が消毒液で濡れた状態になることが避けられない。この濡れた部分をガーゼ等で拭うのは、再度汚染させるおそれがあるので、極力避けなければならない。
消毒後に手術部周辺をドレープで覆うが、通常はドレープの開口部周囲の内面側に取り付けられた接着テープを皮膚に貼着させる。しかし、上述のように皮膚が濡れた状態では、接着テープがうまく貼り付かず、あるいは途中で剥がれて、ドレープと皮膚の間に間隙が生じることが少なくない。そのため、手術時に潅液や血液等の体液が皮膚表面を流れ落ち、人体や着衣を汚す結果になり、衛生上も看過できない問題となる。
そこで本発明は、手術部から排出される液体を収容する手術用パウチであって、ドレープと皮膚の間に位置させて手術排液を漏れなく受けることができ、消毒時にも皮膚を濡らさない手術用パウチとその使用方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するための本発明の手術用パウチは、手術部から流下する手術排液を収容する不透水性の袋本体と、該袋本体の口のほぼ全幅に亘って、背面側のみ所定の高さ上方に延長された張出し部と、前記張出し部の外面に形成され、手術部下側の人体皮膚に接着させる第一の粘着面と、前記袋本体の口付近の前面外側に形成され、覆布に接着させる第二の粘着面と、前記袋本体の口より幅広の不透水性シートからなり、その片面上側に第三の粘着面が形成され、該粘着面の下側に離型面が形成された保護テープを備え、手術排液収容前は、前記保護テープの第三粘着面を前記張出し部内面に剥離可能に接着し、かつ前記離型面を前記第二粘着面に接着させることによって袋本体の口を密封し、手術排液収容時には、前記保護テープを剥がして袋本体を開口させるように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、手術前の消毒時に消毒液が漏出したり、手術中に手術排液が漏出して、人体や着衣を汚染するのを防止することができる。すなわち、消毒時には、保護テープにより密封された袋本体を手術部下側の皮膚に接着しておき、消毒液が袋本体の表面を伝わって、消毒液受け内に流入するようにすれば、消毒液で人体や着衣が濡れるおそれはない。手術時には、袋本体背面の上端は第一粘着面により皮膚に密着し、前面の上端は第二粘着面により覆布に密着しているから、袋の口の幅が十分広ければ、手術排液(潅液や血液等)は全て袋内に流入する。また、通常は覆布の開口部周辺の内面には、皮膚に接着させるための粘着面が形成されているから、手術排液が皮膚と覆布の間隙に流入する余地はほとんど無い。さらに、皮膚が消毒液で濡れる前にパウチの第一粘着面を皮膚に接着させ、第二粘着面は保護テープで完全にカバーされているので、パウチの粘着面が接着不良になる心配も全くない。
上記の手術用パウチは、袋本体の口、張出し部の上端及び保護テープの上端が下方に湾曲した円弧状であり、かつ少なくとも手術排液収容前は、前記袋本体が上部の幅の広い上広の平面形状を有することものであることが好ましい。
かかる構成により、顔面や頭部のような丸みを帯びた部分で使用し易くすることができる。とくに眼科の手術等においては、仰向けの状態で手術する目の側方の皮膚に本パウチを貼り付けるのに、かかる円弧状が望ましい。また、顔の側面に貼り付けるような場合には、袋の下方の幅が狭い方が収まりがよく、安定感があるという利点を有する。
上記のパウチにおいては、袋本体が下方に左右対称に拡大する下広の平面形状に形成され、手術排液収容前は、該袋本体の下方の両側拡大部が、垂直又は内側に傾斜する折り目に沿って前面側に折り返され、手術排液収容時に、この折返し部が液重量により復元して、袋の内容積が大きくなるように構成されていてもよい。また、袋本体の下端に等幅の底面部が形成され、かつ両側面に下方に幅が拡大する側面部が形成され、手術排液収容前は、この底面部と側面部が中央の折り目に沿って内側に折り込まれ、手術排液収容時に、この折込み部が液重量により復元して、袋の内容積が大きくなるように構成されていてもよい。
かかる構成により、袋内部に相当多量の手術排液が収容される迄は、袋の下部が狭まった形状を維持し、必要に応じて袋の内容積を大きくすることができる。
また、上記のいずれのパウチにおいても、袋本体の下部に、袋内の手術排液の排出口と排出流路が設けられ、該排出口又は排出流路を開閉する開閉手段を備えるという構成であってもよい。かかる構成により、手術排液の量が多い場合には、パウチの下方に排液受けを配して、手術排液をパウチを介して排液受けに流入させることができる。
さらに、上記のいずれのパウチも、保護テープを剥がした際に、袋本体の開口面積を増大させる拡口手段を備えていることが好ましい。
かかる拡口手段が、袋本体の口付近の両側面に設けられた一段又は複数段の縦方向の襞状の折畳みであって、前記保護テープを接着した状態では、これに拘束されて上記折畳みが隙間無く折り重ねられ、該保護テープを剥がした際に、この折畳み部を構成するシートの復元力により袋本体の口が拡大するように構成されているものであってもよい。
さらに、上記の拡口手段が、
その中に幅wの矩形のガイド穴が形成され、前記張出し部の下方に横長に配され、前記ガイド穴の周辺を除いて袋本体背面内側に接着された防水シートからなる固定片と、ある程度の変形抵抗性を有する弾性材で形成された幅が前記wよりやや小さい帯状シートからなり、前記ガイド穴に対応する位置でその一端が袋本体前面内側に接着され、他端は該ガイド穴に沿って横方向にスライド可能な可動片との組合わせからなり、前記固定片のガイド穴の所定の位置に、その長片両側に対称的に切り欠かれた幅Wのスリットを設けるとともに、
前記可動片の自由端付近に、その長片の両側に張り出した幅が前記Wより大きい抜け止め凸起と、次いで幅が前記wより大きく前記Wより小さいギャップ部と、次いで自由端側が両側に直立し固定端側がなだらかに傾斜し、先端の幅が前記Wより僅かに大きい鋸歯状の逆止爪とを、互に近接させて形成し、袋の拡口前は、前記可動片の自由端側を前記固定片と袋本体背面との間隙にこれと平行に位置させて袋の封止状態を維持し、袋本体前面を手前に引いて拡口した時に、前記可動片の自由端側が前記ガイド穴に沿って前記スリット方向にスライドし、該可動片の前記逆止爪が前記スリットから袋本体前面側に抜け出して、前記ギャップ部がこのスリットの位置に拘束された状態になり、一端が袋本体前面内側に接着され、他端のギャップ部が前記スリットで拘束された該可動片の弾性復元力により、袋の拡口状態を維持するように構成されているものであってもよい。
さらに、この拡口手段は、固定片と可動片との組合わせからなる前記の拡口手段に加えて、袋本体の口付近の両側面に一段又は複数段の縦方向の襞状の折畳みが設けられ、この折畳み部を構成するシートの復元力が、前記可動片の弾性復元力による袋の拡口を補助するように構成されていることものであってもよい。
本発明の手術用パウチの使用方法は、
上記のいずれかに記載の手術用パウチを用い、まず該パウチの前記第一粘着面を手術部下側の皮膚表面に接着させて、消毒液による手術部の消毒を行い、排出される消毒液を前記保護テープにより密封されたパウチ表面を流下させて、その下方に置いた消毒液受け内に流入させ、
次いで必要に応じてパウチ表面に付着した消毒液を除去した後、前記保護テープを剥がして袋の口を開口させるとともに、手術部周辺を覆う覆布の内面を前記第二粘着面に接着させて手術を行い、手術部から流下する手術排液を該パウチの袋本体内に収容することを特徴とする手術用パウチの使用方法である。
本発明により、皮膚と覆布の間にパウチを位置させて、手術部から排出される手術排液を漏れなくこのパウチ内に受けることができ、かつ消毒時にも皮膚や着衣を濡らさないで、消毒液を消毒液受けに収容することができるようになった。
これにより、手術排液や消毒液が人体や着衣上に漏出して、患者に対して不快感を与えたり、手術遂行に支障を来したりするのを完全に防止することが可能になった。
以下、実施例の図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は、本発明の第一の実施例である手術用パウチの斜視図で、このパウチは袋本体1と保護テープ5とから構成される。図1(a)は袋本体を、図1(b)は保護テープをそれぞれ単独で示し、図1(c)は保護テープで袋本体の口を密封した状態を示す。
図に見られるように、袋本体1の背面側は、袋の口のほぼ全幅に亘って、所定の高さ上方に延長されて張出し部2が形成されている。この張出し部2の外面(背面外側)には第一粘着面3が形成され、この第一粘着面3は、手術用パウチの使用時に、手術部下側の人体皮膚表面に接着させることを目的とするものである。また、袋本体1の口付近の前面外側には、口のほぼ全幅に亘って、第二粘着面4が形成されている。この第二粘着面4は、手術時に手術部周辺を覆布(ドレープ)で覆う際に、覆布の内面に接着させて、パウチと覆布の間に間隙が生じるのを防止するためのものである。
また、このパウチは、袋本体1の口の幅より長い帯状の保護テープ5を備えている。この保護テープ5は、その片面(図1(b)では裏側の面)上側に第三粘着面(図の破線上側部分)6が形成され、該粘着面の下側に離型面が(図の破線下側部分)7が形成されている。この保護テープ5は、パウチに手術排液を収容する前は、その第三粘着面6を張出し部2の内面に形成された離型面に剥離可能に接着し、かつその離型面7を前記第二粘着面に接着させることによって袋本体の口を密封しておくためのものである。そして、この保護テープ5を袋本体から剥がすことによって、袋が開口しその中に手術排液を収容することができるようになる。
かかる手術用パウチの袋本体1及び保護テープ5は、ある程度変形可能な不透水性のシートで構成されている必要がある。例えば、防水加工された紙のシートや、ポリエチレン、ポリプロピレン等の軟質樹脂シートなどを好適に用いることができる。粘着面の形成は、従来接着テープ等で常用されている方法に従えばよく、離型面の形成も、従来の方法例えば適当な離型剤を塗布するような方法によればよい。
袋本体1の適切な大きさや形状は、対象となる手術によって相違するので、種々の形状や大きさのものを、目的に応じて使い分ければ良い。保護テープ5は、袋の口を密封できる大きさであればよく、通常は帯状のものを用いるが、必ずしもこれに限定する必要はない。張出し部2の大きさや形状は、通常は封筒の折返し部程度のものにするが、要はその内面に保護テープ5を接着させて、袋の口を密封できる大きさがあればよい。
図2は、本発明の第二の実施例である手術用パウチの平面図で、図2(a)は袋本体を、図2(b)は保護テープを示す。この例では、袋本体1の口、張出し部2の上端及び保護テープ5が下方に湾曲した円弧状に形成されている。また、袋本体1の上部の幅が広く、下方が狭まくなって、袋本体が上広の平面形状に形成されている。これらの構成は、顔面や頭部のような丸みを帯びた部分で使用し易くすることを目的とするものである。なお、第一粘着面3と第二粘着面4は袋の口の円弧の曲率に倣って形成され、これに対応して第三粘着面6や離型面7も袋の口の形状に倣って形成されている。
とくに眼科の手術などでは、仰向けの状態で手術する目の側方の皮膚に本パウチを貼り付けるのに、かかる円弧状が望ましい。また、顔の側面に貼り付けるような場合には、袋の下方の幅が狭い方が安定感があるためである。適切な円弧の曲率半径や上広の傾斜角は、使用する身体の部位によって相違するので、目的に応じて適宜選定すればよい。なお、保護テープ5は少なくとも上端が円弧状であり、第三粘着面6や離型面7が袋本体の形状に対応して形成されていればよい。また、袋本体の口等を円弧状にする構成と、袋本体を上広の平面形状にする構成とは、必ずしも同時に採用する必要は無く、いずれか一方のみであってもよい。
図3は、本発明の第三の実施例である手術用パウチの平面図で、保護テープを貼っていない状態の袋本体の模式図である。この例では、袋本体の構成は、第二実施例と同様であるが、手術排液の排出口を有する点が相違する。すなわち、袋本体1の下部に排出口8と排出流路9が設けられ、排出流路9に開閉手段10が配されている。
排出口8は例えば、孔周囲のシートを強化して開口部を設け、排出流路9は例えば軟質樹脂製のパイプを用いればよい。開閉手段10は、例えばピンチコックで排出流路9を外部から締め付けるような方法によればよい。本発明の手術用パウチは、一回使用で使い捨てされるものであるから、なるべく安価に製造しうることが望ましい。なお、袋内の手術排液は、パウチの下方に配した排液受け容器に、手術中に継続的に排出してもよく、手術終了後に一括して排出してもよい。
図4は、本発明の第四の実施例である手術用パウチの平面図である。このパウチは、袋の下方を折り返して使用することを特徴とするもので、図4(a)は折り返していない状態を、図4(b)は折り返した状態を示す。図4(a)に見られるように、袋本体1は、下方に左右対称に拡大する下広の平面形状に形成されている。手術排液収容前は、該袋本体の下方の両側拡大部を、内側に傾斜する折り目11に沿って折り返して使用する。
すなわち、図4(b)に見られるように、前面側に折り返した折返し部12が形成され、下方の幅が狭くなるようにする。手術排液収容時には、この折返し部12が液重量により復元して、袋の内容積が大きくなるように構成されている。このように構成することにより、袋内部に相当多量の手術排液が収容される迄は、
袋の下部が狭まった形状を維持し、必要に応じて袋の内容積を大きくすることができる。なお、後述するように、本発明のパウチは、手術前の消毒の際にも予め皮膚に貼り着けておき、その表面を伝わって消毒液を流下させるという目的にも使用される。その場合、折返し部12が消毒液の横漏れを防ぐ壁として機能するという効果も得られる。
図5は、本発明の第五の実施例である手術用パウチの斜視図である。このパウチは、袋の下方を内側に折り込んで使用することを特徴とするもので、図5(a)は下方が拡大した状態を、図5(b)は折り込まれた状態を示す。図5(a)に見られるように、袋本体1の下端に幅が一定の底面部13が形成され、かつ両側面に下方に幅が拡大する側面部14が形成されている。手術排液収容前は、図5(b)に見られるように、この底面部と側面部が中央の折り目11に沿って内側に折り込まれ、袋の容積が小さい状態になっている。
手術排液収容時には、この折込み部が液重量により復元して、袋の内容積が大きくなるように構成されている。このように構成することにより、袋内部に相当多量の手術排液が収容される迄は、袋の下部が狭まった形状を維持し、必要に応じて袋の内容積を大きくすることができる点は、第三実施例のパウチと同様である。なお、第三、第四実施例ともに、袋本体の上端が下側に湾曲した円弧状になっているが、これが直線状であっても差し支えない。また、第四実施例では、袋本体の幅が上下一定であるが、これが上広の形状であっても差し支えない。
図6は、本発明のパウチの使用方法の説明図で、眼科の手術を例として示している。図5(a)は手術前の消毒時の状態、図5(b)は手術時の状態を示す。パウチの袋本体1の第一粘着面(張出し部の裏面)を手術部下側の皮膚表面に接着させる。この際袋の口は前記保護テープ5により密封されている。この状態で消毒液による手術部の消毒を行い、排出される消毒液を前記保護テープ5により密封された袋本体1の表面を流下させて、その下方に置いた消毒液受け15内に流入させる。
次いで、必要に応じて袋本体1や保護テープ5の表面に付着した消毒液を除去した後、保護テープ5を剥がして袋の口を開かせるとともに、図5(b)に示すように、手術部周辺が開口した覆布16で顔を覆う。その際覆布16の内面(開口部の縁付近)を、袋本体1の前面側上端に形成されている第二粘着面に接着させる。この状態で手術を行えば、手術部から流下する手術排液を袋本体1内に収容することができる。
このように本発明のパウチを使用すれば、消毒液や手術排液が漏出して、人体や着衣を汚染する心配がほとんどない。まず消毒時は、袋本体1や保護テープ5の幅の十分広いものを用いれば、消毒液がパウチの左右に漏れ出すおそれはほとんどない。必要が有れば、図4で示したような、左右に折返し部が形成された袋本体を用いたり、保護テープの左右両端に折返し部を設けて、消毒液の横漏れを防いでもよい。
また、手術時には、袋本体背面の上端は皮膚に密着し、前面の上端は覆布に密着しているから、袋の口の幅が十分広ければ、手術排液(潅液や血液等)は全て袋内に流入する。また、通常は覆布の開口部周辺の内面には、皮膚に接着させるための粘着面が形成されているから、手術排液が皮膚と覆布の感激に流入する余地はほとんど無い。
従来の覆布の使い方では、消毒時に濡れてしまった皮膚の表面に覆布を接着させるため、往々にして接着不良が起こしていたが、本発明のパウチでは、消毒中は第二粘着面が保護テープで完全にカバーされているので、接着不良になる心配はない。また、従来の覆布の使い方では、手術排液を受ける袋は覆布の外側に配置されるが、本発明のパウチでは、袋が皮膚表面と覆布の間に配置され、かつ消毒中と手術中を通して、袋が皮膚に密着した状態を維持しているから、手術排液が人体や着衣を汚す心配は全く無いといってよい。
本発明のパウチを上記のように使用するに当って留意すべきことは、手術の開始前に保護テープを剥がしたときに、袋本体の口が十分に開かれていなければならないということである。袋本体の開口が十分でないと、手術排液がパウチ内にうまく流入せず、覆布やその下方の床面を汚す結果となって、衛生上も問題となる。したがって、本発明のパウチは、保護テープを剥がした際に、袋本体の開口面積を増大させる拡口手段を備えていることが好ましい。かかる拡口手段には種々の方法が考えられるが、以下二三の好ましい拡口手段について説明する。
図7は、本発明の第六の実施例である手術用パウチの斜視図である。このパウチは、袋本体の口付近の両側面に襞状の折畳みを設けて、保護テープを剥がした
時の拡口を容易にするものである。図7(a)は保護テープを剥がして拡口させた状態、図7(b)は保護テープで口を封じている状態を示す。図7(a)に示すように、袋本体1の口付近の両側面には、縦方向に延び、内側に折り込まれた折畳み部17が設けられている。本実施例では、3段に折り畳まれているが、折畳みの段数はこれより多くても少なくても差し支えない。
図7(b)に示すように、保護テープ5を接着した状態では、これに拘束されて折畳み部17は隙間無く折り重ねられており、この状態で皮膚に接着させて消毒を行なう上で何ら支障はない。袋の口も密封されているので、消毒液が流入する懸念も無い。保護テープを剥がせば、折畳み部17を構成するシートの復元力により袋本体の開口が自然に拡大する。袋の側面を構成するシートの材質を適切に選択すれば、折り重ねと復元力による開口を両立させることができる。
図8は、本発明の第七の実施例である手術用パウチの斜視図である。このパウチは、袋の口付近に配したスライド可能な帯状シート(可動片)の弾性復元力により拡口するもので、拡口手段は、この可動片とこれを固定する固定片との組み合わせからなっている。
図8(a)は可動片と固定片の取付け状況を示す斜視図、図8(b)は固定片の平面図、図8(c)は可動片の平面図である。
図8(a)に見られるように、固定片18は袋本体1の背面内側、張出し部2の下方に横長に貼り付けられている。可動片19は、袋本体1前面口付近の内側に横長に貼り付けられている。
固定片18は、図8(b)に見られるように、その中に幅wの矩形のガイド穴20が形成され、ガイド穴20の長片の所定の位置(おおよそ袋本体の幅の中央付近の位置)に、両側に対称的に切り欠かれた幅Wのスリット21が設けられている。また、固定片18は防水性のシートからなっており、ガイド穴20の周辺を除いて袋本体1の背面内側に接着されている。本実施例では、固定片18の両側端部の斜線部が接着部22である。
可動片19は、図8(c)に見られるように、幅が前記wよりやや小さい帯状シートからなり、ある程度の変形抵抗性を有する弾性材料で構成されている。その一方の端部は、ガイド穴20に対応する位置で袋本体1の前面内側に接着されている。図の斜線部が、袋本体1の前面内側に接着された接着部22である(この端部を固定端という)。その反対側の端部は、袋本体に接着されておらず、ガイド穴20に沿って横方向に自由にスライド可能である(この端部を自由端という)。
この可動片19の自由端付近には、抜け止め凸起23と、次いでギャップ部24と、次いで逆止爪25とが互に近接して形成されている。抜け止め凸起23は、可動片19がスリット21から抜け出すのを防止するためのもので、自由端において両側に張り出した、その幅がスリット21の幅Wより大きい凸起である。ギャップ部24の幅は、ガイド穴20の幅wより大きく、前記Wより小さく形成されており、この部分がスリット21の中に入った時に、スリット21に拘束されて横方向に移動できなくするという機能を有している。逆止爪25は、自由端側が両側に直立し、固定端側がなだらかに傾斜して、鋸歯状に形成されており、その先端の幅は前記Wより僅かに大きくなっている。可動片19を構成するシートの可撓性により、逆止爪25は若干変形して、スリット21から抜け出すことは可能であるが、一旦抜け出すと直立面により逆方向には戻れなくなる。
図9は、この実施例の拡口手段の動作を説明する斜視図で、図9(a)は拡口前の状態を示し、図9(b)は拡口後の状態を示し、図9(c)は図9(b)のA部の拡大図である。袋の拡口前は、図9(a)に見られるように、可動片19の自由端側は固定片18と袋本体1の背面との間隙に、これと平行に位置しており、この状態では、保護テープ(図示していない)により、袋の口を封止状態にすることに支障はない。
袋を拡口する際には、まず保護テープを剥がして、袋本体1の前面を手前に引く。これにより、可動片19の自由端側がガイド穴20に沿ってスリット21の方向にスライドする。可動片19の逆止爪25がスリット21の位置までくると、スリット21から袋の前面側に抜け出すことになる。抜け出した状態では、図9(c)に示すように、ガイド穴20に垂直な方向の移動は、抜け止め凸起23と逆止爪25により制限される。また、ガイド穴20に水平な方向の移動は、ギャップ部24の幅がwより大きいため、スリット21の位置に制限される。そのため、ギャップ部24がスリット21の位置に拘束された状態になる。この状態では、可動片19は、その固定端が袋本体前面内側に接着され、自由端のギャップ部24がスリット21で拘束されているから、可動片19は撓んだ状態になり、弾性復元力が働くため、袋の拡口状態が維持される。
この第七実施例のような拡口手段を用いれば、簡単な操作で確実に拡口状態を維持することが可能である。また、安価な材料を用いることができ、かつ袋内面に接着するだけで製作できるので、製作コストも安価である。なお、より拡口を確実するためには、或いは袋の開口面積をより大きくためには、前述の実施例6の構成と上記実施例7の構成を組み合わせて適用してもよい。すなわち、袋本体内面に上記の可動片と固定片を取り付けるとともに、袋本体の口付近の両側面に襞状の折畳みを設けて、保護テープを剥がした時の拡口を容易にしてもよい。
本発明の第一実施例である手術用パウチの斜視図である。 本発明の第二実施例である手術用パウチの平面図である。 本発明で第三実施例である手術用パウチの平面図である。 本発明で第四実施例である手術用パウチの平面図である。 本発明の第五実施例である手術用パウチの斜視図である。 本発明の手術用パウチの使用方法の説明図である。 本発明の第六実施例である手術用パウチの拡口手段を示す斜視図である。 本発明の第七実施例である手術用パウチの拡口手段を示す図である。 第七実施例の手術用パウチの拡口手段の動作の説明図である。
符号の説明
1:袋本体
2:張出し部
3:第一粘着面
4:第二粘着面
5:保護テープ
6:第三粘着面
7:離型面
8:排出口
9:排出流路
10:開閉手段
11:折り目
12:折返し部
13:底面部
14:側面部
15:消毒液受け
16:覆布
17:切欠き部
18:固定片
19:可動片
20:ガイド穴
21:スリット
22:接着部
23:抜け止め凸起
24:ギャップ部
25:逆止爪

Claims (11)

  1. 手術部から流下する手術排液を収容する口を備えた不透水性の袋本体からなる手術用パウチであり、
    前記口の背面側には、該口のほぼ全幅にわたり所定の高さ張り出している張出し部が形成され、
    前記張出し部の外面には皮膚に接着させる第一の粘着面が形成され、
    前記口付近の前面外側には、覆布に接着させる第二の粘着面が形成されていることを特徴とする手術用パウチ。
  2. 幅広の不透水性シートからなり、片面上側に第三の粘着面が形成され、該粘着面の下側に離型面が形成された保護テープの前記第三粘着面を前記張出し部内面に剥離可能に接着し、かつ前記離型面を前記第二粘着面に接着させることによって前記袋本体の口が密封されていることを特徴とする請求項1に記載の手術用パウチ。
  3. 前記袋本体の口、前記張出し部の上端及び前記保護テープの上端が下方に湾曲した円弧状であり、少なくとも手術排液収容前は、前記袋本体が上部の幅の広い上広の平面形状を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の手術用パウチ。
  4. 前記袋本体が、下方に左右対称に拡大する下広の平面形状に形成され、手術排液収容前は、該袋本体の下方の両側拡大部が、垂直又は内側に傾斜する折り目に沿って前面側に折り返され、手術排液収容時に、この折返し部が液重量により復元して、袋の内容積が大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の手術用パウチ。
  5. 前記袋本体の下端に等幅の底面部が形成され、かつ両側面に下方に幅が拡大する側面部が形成され、手術排液収容前は、この底面部と側面部が中央の折り目に沿って内側に折り込まれ、手術排液収容時に、この折込み部が液重量により復元して、袋の内容積が大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の手術用パウチ。
  6. 前記袋本体の下部に、袋内の手術排液の排出口と排出流路が設けられ、該排出口又は排出流路を開閉する開閉手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の手術用パウチ。
  7. 前記保護テープを剥がした際に、前記袋本体の開口面積を増大させる拡口手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の手術用パウチ。
  8. 前記拡口手段が、前記袋本体の口付近の両側面に設けられた一段又は複数段の縦方向に延びる襞状の折畳みであって、前記保護テープを接着した状態では、これに拘束されて前記折畳みが隙間無く折り重ねられ、該保護テープを剥がした際に、前記折畳み部を構成するシートの復元力により袋本体の口が拡大するように構成されていることを特徴とする請求項7記載の手術用パウチ。
  9. 前記拡口手段が、その中に幅wの矩形のガイド穴が形成され、前記張出し部の下方に横長に配され、前記ガイド穴の周辺を除いて袋本体背面内側に接着された防水性シートからなる固定片と、
    変形抵抗を有する弾性材で形成された幅が前記wよりやや小さい帯状シートからなり、前記ガイド穴に対応する位置でその一端が袋本体前面内側に接着され、他端は該ガイド穴に沿って横方向にスライド可能な可動片との組合わせからなり、
    前記固定片のガイド穴の所定の位置に、その長片両側に対称的に切り欠かれた幅Wのスリットを設けるとともに、
    前記可動片の自由端付近に、その長片の両側に張り出した幅が前記Wより大きい抜け止め凸起と、次いで幅が前記wより大きく前記Wより小さいギャップ部と、次いで自由端側が両側に直立し固定端側がなだらかに傾斜し、先端の幅が前記Wより僅かに大きい鋸歯状の逆止爪とを、互に近接させて形成し、
    袋の拡口前は、前記可動片の自由端側を前記固定片と袋本体背面との間隙にこれと平行に位置させて袋の封止状態を維持し、
    袋本体前面を手前に引いて拡口した時に、前記可動片の自由端側が前記ガイド穴に沿って前記スリット方向にスライドし、該可動片の前記逆止爪が前記スリットから袋本体前面側に抜け出して、前記ギャップ部がこのスリットの位置に拘束された状態になり、一端が袋本体前面内側に接着され、他端のギャップ部が前記スリットで拘束された該可動片の弾性復元力により、袋の拡口状態を維持するように構成されていることを特徴とする請求項7記載の手術用パウチ。
  10. 請求項9記載の構成に加えて、前記袋本体の口付近の両側面に一段又は複数段の縦方向の襞状の折畳みが設けられ、前記保護テープを接着した状態では、これに拘束されて前記折畳みが隙間無く折り重ねられ、該保護テープを剥がして袋本体前面を手前に引いて拡口した時に、前記折畳み部を構成するシートの復元力が、前記可動片の弾性復元力による袋の拡口を補助するように構成されていることを特徴とする請求項8記載の手術用パウチ。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の手術用パウチを用い、まず該パウチの前記第一粘着面を手術部下側の皮膚表面に接着させて、消毒液による手術部の消毒を行い、排出される消毒液を前記保護テープにより密封されたパウチ表面を流下させて、その下方に置いた消毒液受け内に流入させ、
    次いで必要に応じてパウチ表面に付着した消毒液を除去した後、前記保護テープを剥がして袋の口を開口させるとともに、手術部周辺を覆う覆布の内面を前記第二粘着面に接着させて手術を行い、手術部から流下する手術排液を該パウチの袋本体内に収容することを特徴とする手術用パウチの使用方法。
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