JP3569027B2 - 封止可能パウチ付き手術用ドレープ - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本出願は、1993年4月23日出願の米国特許出願第052,257 号(その後1994年9月13日に米国特許第5,345,946 号となる)の継続出願である。本発明は、手術用ドレープに係り、特に手術部位から流れ出る流出物・滲出物を集める封止可能なパウチを備えるドレープに関する。
【0002】
【従来の技術】
手術手術においては、しばしば手術部位において、患者から直接に、あるいは手術部位を洗い流すのに使用される洗浄液のため、血液その他の流体が流れ出てくる。これらの流体を制御する簡単な方法は、タオルその他の吸収材を手術部位もしくはその周辺に配置することである。しかし、手術部位からこのような方法では吸収し切れない多量の流体の流出が予想される場合には、ドレープに一個もしくはそれ以上のパウチ(小袋)を取り付けるか、ドレープの形成時にこのパウチを一体形成したものを用いている。
【0003】
手術中に発生する流出物を収めるパウチについては、多数の特許がある。
【0004】
米国特許第3,386,444 号(1968年6月4日発行:O.R. Brenner他)は、手術中に患者から流出してくる体液を収める手術用ドレンバッグ(drain bag) を開示している。このバッグは、底部に排出口を備え、また流体をバッグから取り出す際の開口に固着された管状ドレンカップリングを具備する。
【0005】
米国特許第4,476,860 号(1984年10月16日発行:R.F. Collins他)は、表面(患者の反対側)に透明なシートと補強シートが付着した主シートを備えるドレープを開示している。透明なシートは、手術道具を収めたり体液を収集したりするポケットを具備する。さらに、主シート、透明シートおよび補強シートを貫通して窓部が設けられる。ポケットに収集された体液は、手術中にアスピレータで吸引される。
【0006】
米国特許第4,559,937 号(1985年12月24日発行:K.D. Vinson 他。米国特許第4,598,458 号[McAllester]も参照のこと)は、開頭手術に用いるドレープに取り付けられる流体収集バッグを開示している。バッグにはスリットが設けられ、バッグから流体を吸い出す吸引チューブを、このスリットを通してバッグに挿入する。
【0007】
米国特許第4,890,628 号(1990年1月2日発行:E.M. Jackson他)は、流体収集バッグを取り付けた手術用ドレープを開示している。バッグの底部にあるドレン用の開口には、ドレンノズルを差し込む。また、このノズルには、流体を連続的にバケツに流し出すため、可撓性のチューブを嵌め込む。そして、ノズルもしくはチューブに設けた閉止バルブが、バッグからの流体の放出量を調節する。
【0008】
米国特許第5,038,798 号(1991年8月13日発行:R.C. Dowdy他)は、手術部位をほぼ三方から取り囲む流体収集パウチを備えた眼科用ドレープを開示している。しかし、この特許には、パウチから流体を取り出す仕組みは記載されていない。
【0009】
手術時に流出してくる流体を収集するためのパウチを、流体収集用窓部の近傍に具備する手術用ドレープは、市販されている。そのようなドレープは、例えばテキサス州シュガーランドのNeuromedics 社や同州フォートワースのAlcon Surgical社から入手することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
手術部位から流出する流体を収集する問題については多数の研究者が論じてはいるが、これら研究者が提案した流体収集パウチは、いずれも使用後に流体の漏洩を防ぐ閉止手段をもっていない。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明によれば、使い捨て可能な手術用ドレープであって、
a)患者の上に掛けるシートであって、
i)患者に接触する底面と、
ii) このシートを患者に掛けたとき患者とは反対側になる頂面と、
iii)窓部を有するシートと、
b)前記シート窓部の近傍にあり、手術中に流れ出る流体を集めるパウチであって、
i)前記シート窓部に隣接して流体を収める開口部と、
ii)このパウチ中にある流体が確実に保持されるよう、前記開口部を閉止する閉止手段を有するパウチを備えるシートが提供される。
【0012】
また本発明の他の態様によれば、使い捨て可能な手術用ドレープであって、
a)患者の上に掛けるシートであって、
i)患者に接触する底面と、
ii) このシートを患者に掛けたとき患者とは反対側になる頂面と、
iii)窓部を有するシートと、
b)前記シート窓部の近傍にあり、手術中に流れ出る流体を集めるパウチであって、
i)外周縁および、内周縁によって定められる開口部を有する熱可塑性層であって、前記外周縁は前記シートに、そのシートの窓部を完全に取り囲む線に沿って液密に固着される熱可塑性層と、
ii)前記集めた流体がパウチから漏れ出るのを防止するためパウチを液密に閉止するよう、前記内周縁を前記シートに対して封止する閉止手段を有するパウチを備えるシートが提供される。
【0013】
本発明のドレープは、流体収集用パウチに封止手段を設けることにより、相当量の流体が流出する手術でこのドレープを用いた後の廃棄を安全なものにする。さらに、このドレープを廃棄する前に、パウチから流体を排除する必要もなくなる。
【0014】
【実施例】
手術用ドレープは、手術部位の殺菌状態を維持し、また汚染を防ぐため、手術部位を隔離するのに用いられる。手術中に流出する血液や他の体液は、手術部位を取り囲むタオルや他の吸収材で吸収することができる。しかし、手術部位において多量の流体(体液および/または洗浄液)が流出する手術の場合は、これらの流体を安全に収集し、収めることが必要になる。とりわけ、医療従事者が毒性をもつおそれのある流体に接触する事態は厳に避けなければならない。手術用ドレープと組合せて使う流体収集バッグは、上述の流体を収集するため、これまでも手術において用いられてきた。流体の廃棄に関していえば、流体は手術中に吸引によって除去されることがある。また流体を廃棄用の容器に排出するため、手術が終わった時点でドレンプラグを開放することもある。しかし、いずれの場合でも、流体の廃棄には、不便で、取扱い者に汚染の危険を与える付加的な装置、容器および処理が必要である。
【0015】
本発明のドレープによれば、手術中にパウチに蓄積した汚染された流体を扱うのが容易になる。すなわち、パウチは簡単に封止され、ついでこれを取り付けたドレープとともに、汚染廃棄物(レッドバッグ[red bag])として廃棄される。
【0016】
図1は、血液、他の体液、洗浄液など多量の流体が流出する手術用に製造した本発明のドレープの斜視図である。図には窓部の近傍領域のみを示してある。ドレープ10は、シート12とパウチ14,14’を備える。パウチ14,14’は、窓部側の縁に沿って通常シート12に取り付けられるが、パウチ14,14’の底面全体を付着させてもよい。パウチ14,14’の取付けには、接着材、テープ、ヒートシールなどの公知の取付け手段が用いられる。図1には、二つのパウチが示してあるが、窓部の包囲をより完全に行うため、さらにパウチ14,14’をシート12に取付けてもよく、逆にパウチ14,14’はただ一個だけ用いるようにしてもよい。なお、以下パウチ14,14’の各要素を説明するときには、パウチ14のみついて行う。パウチ14の頂部パネル16には、封止されない縁部Aの近傍に湾曲可能なストリップ18を設けてもよい。図3に示すように、ストリップ18は、手術中に流れ出る流体を集められるよう、パウチを開放位置に保持するよう曲げられる。シート12は、好ましくはスパンレースやメルトブロー処理を施した不織布、ないしポリエチレン、ポリウレタンなどの透明な熱可塑性フィルムからつくる。パウチ14は、好ましくは透明の、流体不透過性・可撓性の熱可塑性材料でつくる。シート12を液体不透過性の材料からつくるときは、シート自体がパウチの一面をなすようにしてもよい。すなわち、シートに液体不透過性の材料でできた第2のパウチ層16を、流体が入り込む縁部Aを除く縁部全体にわたって液密に接着する。
【0017】
シート12には補強シート20を付着してもよい。手術の態様および外科医の好みによるが、補強シート20は、吸収性で、固くなく、透明な熱可塑性フィルムがよい。窓部24は、ドレープの製造中に切り取ってもよいし、実際の手術前に手術スタッフが切り取るようにしてもよい。補強シート20にある窓部24は、シート12にある窓部22より小さく、補強シート20の下面には、手術部位を取り囲む領域で患者の皮膚に接着するよう、接着材26を塗ることもできる。補強シート20は、好ましくは流体不透過性の熱可塑性シートであり、シート12に積層ないし接着して、流体の浸透を防ぎながら、流体のパウチ14,14’への流れを円滑にする。また、単一のシートで補強部分20とパウチ14の両方を形成することもできる。すなわち、パウチ14はシートの窓部とは反対側の縁をシート自身の上に折り返し、ついで両側縁を封止して(熱もしくは接着剤等による)形成する。補強シート20を用いない場合は、窓部24は、単にシート12を切り取って形成する。
【0018】
図2は、切開部28が補強シート20’に付着している他の態様を示す。補強シート20’がない場合は、切開部28は、シート12に直接付着することもできる。切開部28は、窓部22’を取り囲む領域において、その下方支持体に付着され、その切開部28の窓部24’を切り取られる。窓部24’は、製造中もしくは手術の準備中に切り取られる。切開部28は、好ましくは低アレルギー性の接着材を塗布したポリエチレンシートに形成する。この切開部28は、ぜひとも必要なものとはいえないが、あった方が好ましい。切開部28がない場合(すなわち図1の態様)において、補強シート20が手術中の患者の皮膚に付着されるときには、補強シート20は、その頂面に二種類の接着材を有しなければならない。すなわち、窓部24を取り囲み、かつ窓部22周縁の内側に当る領域には、患者の皮膚を刺激しない接着材26を用いる。そして、補強シート20は、窓部24から離れた領域においては、患者の皮膚に接着するためではなく、シート12に接着するための接着材を塗布する。
【0019】
図3は、本発明のドレープ10を患者の上に掛けた状態を示す斜視図である。ドレープ10は眼科用のものであるが、この種のドレープは適当に変更すれば、種々の手術に用いることができる。パウチ14の頂面16には、縁部Aの近傍でこの縁部Aと平行に、頂面16から外側に延びる隆起したうね(リッジ:ridge)を備える。パウチ14の底面32は、チャネル構造34をなしており、頂面16をこの底面32に押しつけると、先の隆起したリッジ30と係合して、パウチ14を封止する。このインターロック式封止機構は、米国特許第4,186,786 号(1980年2月5日発行:K.G. Kirkpatrick)に開示された機構に類似したもので、「Ziploc*」マークの下に、食品やサンドイッチのバッグに広く使われている。図には単一のインターロック式リッジ−チャネル構造を示してあるが、多重構造の方が、閉止はより確実になる。封止機構は、図5の断面図に示してある。パウチ14を封止するには、図3の「Ziploc*」機構の代わりに、他の手段も用いることができる。その例としては、液密なフック−ループ(「Velcro*」 式)ファスナや湿式貼合せ接着材などがある。
【0020】
図4は、手術が終了した後、パウチ14,14’が封止された様子を示す斜視図である。パウチ14,14’を取り付けたシート12は、パウチから流体を取り出す必要なしに、レッドバッグ廃棄物として処分することができる。図4にはまた、パウチから流体を排出させるための封止可能なドレン穴40が一点鎖線で示されている。
【0021】
図5は、図4の5−5線断面図である。
【0022】
図6は、窓部124を完全に取り囲んで流体を制御する、本発明の他の態様に係るドレープを示す。湾曲可能なストリップ118は、手術中、パウチ114の円形の開口Aを隆起・開放した状態に保ち、流体がパウチ114に流れ込むのを可能にする。手術が完了したら、パウチ114を密封して廃棄するため、頂面116から隆起したリッジ130を押してチャネル134と封止・係合させる。図6に示したような窓部の周囲360度にわたって流体を廻して制御するドレープは、米国特許第5,161,544 号(1992年11月10日発行:H.K. Morris)に記載されている。
【0023】
本発明は、特定の態様について説明してきたが、当業者には多くの変更・変形例を想到できることであろう。本発明は、特許請求の範囲に含まれるすべての態様を包含する。
【0024】
本発明の具体的な実施態様は、以下の通りである。
1)前記シートは不織布を含む請求項1記載の手術用ドレープ。
2)前記閉止手段はリッジ−チャネル方式のインターロック構造体である請求項1記載の手術用ドレープ。
3)前記ドレープはさらに、前記窓部を取り囲んで前記シートの頂面に接着される流体不透過層を備える請求項1記載の手術用ドレープ。
4)前記パウチはさらに、パウチ内に集められた流体が排出される際に通過する封止可能な排出口を備える請求項1記載の手術用ドレープ。
5)前記ドレープはさらに、前記パウチの頂縁を前記シート上で一定の形に保持するため、パウチの頂縁に沿って湾曲可能なストリップを備える請求項1記載の手術用ドレープ。
6)前記ドレープはさらに、前記内周縁を前記シート上で一定の形に保持するため、ほぼ前記熱可塑性層の内周縁に沿って延びる湾曲可能なストリップを備える請求項2記載の手術用ドレープ。
7)前記閉止手段はリッジ−チャネル方式のインターロック構造体である請求項2記載の手術用ドレープ。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のドレープは、流体収集用パウチに封止手段を設けたため、相当量の流体が流出する手術でも、使用後に安全に廃棄することができる。さらに、このドレープを廃棄する前に、パウチから流体を排除する必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様に係る手術用ドレープの窓部近傍領域の斜視図。
【図2】図1のドレープとわずかに態様が異なる手術用ドレープの窓部近傍領域の斜視図。
【図3】本発明の一態様に係る眼科用ドレープの斜視図。
【図4】図3のドレープにおいて手術が完了しパウチが封止された後の状態を示す斜視図。
【図5】図4の5−5線断面図。
【図6】本発明の他の態様に係る手術用ドレープの切欠斜視図。
【符号の説明】
10 ドレープ
12 シート
14,14’ パウチ
16 頂面パネル
24 窓部
26 接着材
30 リッジ
32 チャネル
【産業上の利用分野】
本出願は、1993年4月23日出願の米国特許出願第052,257 号(その後1994年9月13日に米国特許第5,345,946 号となる)の継続出願である。本発明は、手術用ドレープに係り、特に手術部位から流れ出る流出物・滲出物を集める封止可能なパウチを備えるドレープに関する。
【0002】
【従来の技術】
手術手術においては、しばしば手術部位において、患者から直接に、あるいは手術部位を洗い流すのに使用される洗浄液のため、血液その他の流体が流れ出てくる。これらの流体を制御する簡単な方法は、タオルその他の吸収材を手術部位もしくはその周辺に配置することである。しかし、手術部位からこのような方法では吸収し切れない多量の流体の流出が予想される場合には、ドレープに一個もしくはそれ以上のパウチ(小袋)を取り付けるか、ドレープの形成時にこのパウチを一体形成したものを用いている。
【0003】
手術中に発生する流出物を収めるパウチについては、多数の特許がある。
【0004】
米国特許第3,386,444 号(1968年6月4日発行:O.R. Brenner他)は、手術中に患者から流出してくる体液を収める手術用ドレンバッグ(drain bag) を開示している。このバッグは、底部に排出口を備え、また流体をバッグから取り出す際の開口に固着された管状ドレンカップリングを具備する。
【0005】
米国特許第4,476,860 号(1984年10月16日発行:R.F. Collins他)は、表面(患者の反対側)に透明なシートと補強シートが付着した主シートを備えるドレープを開示している。透明なシートは、手術道具を収めたり体液を収集したりするポケットを具備する。さらに、主シート、透明シートおよび補強シートを貫通して窓部が設けられる。ポケットに収集された体液は、手術中にアスピレータで吸引される。
【0006】
米国特許第4,559,937 号(1985年12月24日発行:K.D. Vinson 他。米国特許第4,598,458 号[McAllester]も参照のこと)は、開頭手術に用いるドレープに取り付けられる流体収集バッグを開示している。バッグにはスリットが設けられ、バッグから流体を吸い出す吸引チューブを、このスリットを通してバッグに挿入する。
【0007】
米国特許第4,890,628 号(1990年1月2日発行:E.M. Jackson他)は、流体収集バッグを取り付けた手術用ドレープを開示している。バッグの底部にあるドレン用の開口には、ドレンノズルを差し込む。また、このノズルには、流体を連続的にバケツに流し出すため、可撓性のチューブを嵌め込む。そして、ノズルもしくはチューブに設けた閉止バルブが、バッグからの流体の放出量を調節する。
【0008】
米国特許第5,038,798 号(1991年8月13日発行:R.C. Dowdy他)は、手術部位をほぼ三方から取り囲む流体収集パウチを備えた眼科用ドレープを開示している。しかし、この特許には、パウチから流体を取り出す仕組みは記載されていない。
【0009】
手術時に流出してくる流体を収集するためのパウチを、流体収集用窓部の近傍に具備する手術用ドレープは、市販されている。そのようなドレープは、例えばテキサス州シュガーランドのNeuromedics 社や同州フォートワースのAlcon Surgical社から入手することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
手術部位から流出する流体を収集する問題については多数の研究者が論じてはいるが、これら研究者が提案した流体収集パウチは、いずれも使用後に流体の漏洩を防ぐ閉止手段をもっていない。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明によれば、使い捨て可能な手術用ドレープであって、
a)患者の上に掛けるシートであって、
i)患者に接触する底面と、
ii) このシートを患者に掛けたとき患者とは反対側になる頂面と、
iii)窓部を有するシートと、
b)前記シート窓部の近傍にあり、手術中に流れ出る流体を集めるパウチであって、
i)前記シート窓部に隣接して流体を収める開口部と、
ii)このパウチ中にある流体が確実に保持されるよう、前記開口部を閉止する閉止手段を有するパウチを備えるシートが提供される。
【0012】
また本発明の他の態様によれば、使い捨て可能な手術用ドレープであって、
a)患者の上に掛けるシートであって、
i)患者に接触する底面と、
ii) このシートを患者に掛けたとき患者とは反対側になる頂面と、
iii)窓部を有するシートと、
b)前記シート窓部の近傍にあり、手術中に流れ出る流体を集めるパウチであって、
i)外周縁および、内周縁によって定められる開口部を有する熱可塑性層であって、前記外周縁は前記シートに、そのシートの窓部を完全に取り囲む線に沿って液密に固着される熱可塑性層と、
ii)前記集めた流体がパウチから漏れ出るのを防止するためパウチを液密に閉止するよう、前記内周縁を前記シートに対して封止する閉止手段を有するパウチを備えるシートが提供される。
【0013】
本発明のドレープは、流体収集用パウチに封止手段を設けることにより、相当量の流体が流出する手術でこのドレープを用いた後の廃棄を安全なものにする。さらに、このドレープを廃棄する前に、パウチから流体を排除する必要もなくなる。
【0014】
【実施例】
手術用ドレープは、手術部位の殺菌状態を維持し、また汚染を防ぐため、手術部位を隔離するのに用いられる。手術中に流出する血液や他の体液は、手術部位を取り囲むタオルや他の吸収材で吸収することができる。しかし、手術部位において多量の流体(体液および/または洗浄液)が流出する手術の場合は、これらの流体を安全に収集し、収めることが必要になる。とりわけ、医療従事者が毒性をもつおそれのある流体に接触する事態は厳に避けなければならない。手術用ドレープと組合せて使う流体収集バッグは、上述の流体を収集するため、これまでも手術において用いられてきた。流体の廃棄に関していえば、流体は手術中に吸引によって除去されることがある。また流体を廃棄用の容器に排出するため、手術が終わった時点でドレンプラグを開放することもある。しかし、いずれの場合でも、流体の廃棄には、不便で、取扱い者に汚染の危険を与える付加的な装置、容器および処理が必要である。
【0015】
本発明のドレープによれば、手術中にパウチに蓄積した汚染された流体を扱うのが容易になる。すなわち、パウチは簡単に封止され、ついでこれを取り付けたドレープとともに、汚染廃棄物(レッドバッグ[red bag])として廃棄される。
【0016】
図1は、血液、他の体液、洗浄液など多量の流体が流出する手術用に製造した本発明のドレープの斜視図である。図には窓部の近傍領域のみを示してある。ドレープ10は、シート12とパウチ14,14’を備える。パウチ14,14’は、窓部側の縁に沿って通常シート12に取り付けられるが、パウチ14,14’の底面全体を付着させてもよい。パウチ14,14’の取付けには、接着材、テープ、ヒートシールなどの公知の取付け手段が用いられる。図1には、二つのパウチが示してあるが、窓部の包囲をより完全に行うため、さらにパウチ14,14’をシート12に取付けてもよく、逆にパウチ14,14’はただ一個だけ用いるようにしてもよい。なお、以下パウチ14,14’の各要素を説明するときには、パウチ14のみついて行う。パウチ14の頂部パネル16には、封止されない縁部Aの近傍に湾曲可能なストリップ18を設けてもよい。図3に示すように、ストリップ18は、手術中に流れ出る流体を集められるよう、パウチを開放位置に保持するよう曲げられる。シート12は、好ましくはスパンレースやメルトブロー処理を施した不織布、ないしポリエチレン、ポリウレタンなどの透明な熱可塑性フィルムからつくる。パウチ14は、好ましくは透明の、流体不透過性・可撓性の熱可塑性材料でつくる。シート12を液体不透過性の材料からつくるときは、シート自体がパウチの一面をなすようにしてもよい。すなわち、シートに液体不透過性の材料でできた第2のパウチ層16を、流体が入り込む縁部Aを除く縁部全体にわたって液密に接着する。
【0017】
シート12には補強シート20を付着してもよい。手術の態様および外科医の好みによるが、補強シート20は、吸収性で、固くなく、透明な熱可塑性フィルムがよい。窓部24は、ドレープの製造中に切り取ってもよいし、実際の手術前に手術スタッフが切り取るようにしてもよい。補強シート20にある窓部24は、シート12にある窓部22より小さく、補強シート20の下面には、手術部位を取り囲む領域で患者の皮膚に接着するよう、接着材26を塗ることもできる。補強シート20は、好ましくは流体不透過性の熱可塑性シートであり、シート12に積層ないし接着して、流体の浸透を防ぎながら、流体のパウチ14,14’への流れを円滑にする。また、単一のシートで補強部分20とパウチ14の両方を形成することもできる。すなわち、パウチ14はシートの窓部とは反対側の縁をシート自身の上に折り返し、ついで両側縁を封止して(熱もしくは接着剤等による)形成する。補強シート20を用いない場合は、窓部24は、単にシート12を切り取って形成する。
【0018】
図2は、切開部28が補強シート20’に付着している他の態様を示す。補強シート20’がない場合は、切開部28は、シート12に直接付着することもできる。切開部28は、窓部22’を取り囲む領域において、その下方支持体に付着され、その切開部28の窓部24’を切り取られる。窓部24’は、製造中もしくは手術の準備中に切り取られる。切開部28は、好ましくは低アレルギー性の接着材を塗布したポリエチレンシートに形成する。この切開部28は、ぜひとも必要なものとはいえないが、あった方が好ましい。切開部28がない場合(すなわち図1の態様)において、補強シート20が手術中の患者の皮膚に付着されるときには、補強シート20は、その頂面に二種類の接着材を有しなければならない。すなわち、窓部24を取り囲み、かつ窓部22周縁の内側に当る領域には、患者の皮膚を刺激しない接着材26を用いる。そして、補強シート20は、窓部24から離れた領域においては、患者の皮膚に接着するためではなく、シート12に接着するための接着材を塗布する。
【0019】
図3は、本発明のドレープ10を患者の上に掛けた状態を示す斜視図である。ドレープ10は眼科用のものであるが、この種のドレープは適当に変更すれば、種々の手術に用いることができる。パウチ14の頂面16には、縁部Aの近傍でこの縁部Aと平行に、頂面16から外側に延びる隆起したうね(リッジ:ridge)を備える。パウチ14の底面32は、チャネル構造34をなしており、頂面16をこの底面32に押しつけると、先の隆起したリッジ30と係合して、パウチ14を封止する。このインターロック式封止機構は、米国特許第4,186,786 号(1980年2月5日発行:K.G. Kirkpatrick)に開示された機構に類似したもので、「Ziploc*」マークの下に、食品やサンドイッチのバッグに広く使われている。図には単一のインターロック式リッジ−チャネル構造を示してあるが、多重構造の方が、閉止はより確実になる。封止機構は、図5の断面図に示してある。パウチ14を封止するには、図3の「Ziploc*」機構の代わりに、他の手段も用いることができる。その例としては、液密なフック−ループ(「Velcro*」 式)ファスナや湿式貼合せ接着材などがある。
【0020】
図4は、手術が終了した後、パウチ14,14’が封止された様子を示す斜視図である。パウチ14,14’を取り付けたシート12は、パウチから流体を取り出す必要なしに、レッドバッグ廃棄物として処分することができる。図4にはまた、パウチから流体を排出させるための封止可能なドレン穴40が一点鎖線で示されている。
【0021】
図5は、図4の5−5線断面図である。
【0022】
図6は、窓部124を完全に取り囲んで流体を制御する、本発明の他の態様に係るドレープを示す。湾曲可能なストリップ118は、手術中、パウチ114の円形の開口Aを隆起・開放した状態に保ち、流体がパウチ114に流れ込むのを可能にする。手術が完了したら、パウチ114を密封して廃棄するため、頂面116から隆起したリッジ130を押してチャネル134と封止・係合させる。図6に示したような窓部の周囲360度にわたって流体を廻して制御するドレープは、米国特許第5,161,544 号(1992年11月10日発行:H.K. Morris)に記載されている。
【0023】
本発明は、特定の態様について説明してきたが、当業者には多くの変更・変形例を想到できることであろう。本発明は、特許請求の範囲に含まれるすべての態様を包含する。
【0024】
本発明の具体的な実施態様は、以下の通りである。
1)前記シートは不織布を含む請求項1記載の手術用ドレープ。
2)前記閉止手段はリッジ−チャネル方式のインターロック構造体である請求項1記載の手術用ドレープ。
3)前記ドレープはさらに、前記窓部を取り囲んで前記シートの頂面に接着される流体不透過層を備える請求項1記載の手術用ドレープ。
4)前記パウチはさらに、パウチ内に集められた流体が排出される際に通過する封止可能な排出口を備える請求項1記載の手術用ドレープ。
5)前記ドレープはさらに、前記パウチの頂縁を前記シート上で一定の形に保持するため、パウチの頂縁に沿って湾曲可能なストリップを備える請求項1記載の手術用ドレープ。
6)前記ドレープはさらに、前記内周縁を前記シート上で一定の形に保持するため、ほぼ前記熱可塑性層の内周縁に沿って延びる湾曲可能なストリップを備える請求項2記載の手術用ドレープ。
7)前記閉止手段はリッジ−チャネル方式のインターロック構造体である請求項2記載の手術用ドレープ。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のドレープは、流体収集用パウチに封止手段を設けたため、相当量の流体が流出する手術でも、使用後に安全に廃棄することができる。さらに、このドレープを廃棄する前に、パウチから流体を排除する必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様に係る手術用ドレープの窓部近傍領域の斜視図。
【図2】図1のドレープとわずかに態様が異なる手術用ドレープの窓部近傍領域の斜視図。
【図3】本発明の一態様に係る眼科用ドレープの斜視図。
【図4】図3のドレープにおいて手術が完了しパウチが封止された後の状態を示す斜視図。
【図5】図4の5−5線断面図。
【図6】本発明の他の態様に係る手術用ドレープの切欠斜視図。
【符号の説明】
10 ドレープ
12 シート
14,14’ パウチ
16 頂面パネル
24 窓部
26 接着材
30 リッジ
32 チャネル
Claims (2)
- 使い捨て可能な手術用ドレープにおいて、
a)患者の上に掛けるシートであって、i)患者に接触する底面と、ii) このシートを患者に掛けたとき患者とは反対側になる頂面と、iii)窓部と、を有するシートと、
b)前記窓部の近傍にあり、手術中に流れ出る流体を集めるパウチであって、i)前記窓部に隣接して配置された、前記流体を収める開口部と、ii)このパウチ中にある流体が確実に保持されるよう、前記開口部を液密に閉止する閉止手段と、を有するパウチと
を備える手術用ドレープ。 - 使い捨て可能な手術用ドレープにおいて、
a)患者の上に掛けるシートであって、i)患者に接触する底面と、ii) このシートを患者に掛けたとき患者とは反対側になる頂面と、iii)窓部と、を有するシートと、
b)前記シート上において前記窓部の近傍にあり、手術中に流れ出る流体を集めるパウチであって、i)外周縁と、内周縁によって定められる開口部とを有する熱可塑性層であって、前記外周縁は前記シートに、前記窓部を完全に取り囲む線に沿って液密に固着される熱可塑性層と、ii)前記集めた流体がパウチから漏れ出るのを防止するためパウチを液密に閉止するよう、前記内周縁を前記シートに対して封止する閉止手段と、を有するパウチと、
を備える手術用ドレープ。
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