JP2005236718A - 音声通信システム - Google Patents
音声通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005236718A JP2005236718A JP2004044061A JP2004044061A JP2005236718A JP 2005236718 A JP2005236718 A JP 2005236718A JP 2004044061 A JP2004044061 A JP 2004044061A JP 2004044061 A JP2004044061 A JP 2004044061A JP 2005236718 A JP2005236718 A JP 2005236718A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- user
- telephone
- network
- carrier
- call
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【解決手段】 米国の電話番号を日本に位置する電話機に割り当てる。インターネット10に接続する第1の利用者側システム12が日本に位置する。VoIP通信事業者側のシステム14は米国に存在しており、インターネット10に接続している。このVoIP通信事業者13は、他の通信事業者13を経由して電話網16に接続している。その電話網16には、第2の利用者の電話装置18や第3の利用者の電話装置20が接続されている。第1の利用者側システム12の電話装置12aに接続するルータターミナル12bには、米国の電話番号が割り当てられている。第2の利用者の電話装置16から電話装置12aに電話をかけると、インターネット10を介して国際通話を行える。米国内の番号に電話をかけることで国際通話ができ、利便性に富むシステムが実現される。
【選択図】 図1
Description
図1には、本実施の形態1の音声通信システムの概念図が示されている。本実施の形態1では、図1に示す構成を用いて米国の電話番号を日本に位置する電話機に割り当てるサービスを説明する。
第1の利用者側のシステム12には、PSTN(Public Switched Telephone Network)で利用される従来タイプの電話装置12aと、ルータターミナル12bとが備えられている。電話装置12aは、一般的なアナログ式の電話装置である。ルータターミナル12bは、アナログの音声信号と、インターネット上のディジタルデータのパケットを相互に変換する装置である。このルータターミナル12bは、アナログ音声信号と、ディジタル信号とを相互に変換する機能と、インターネット10に接続する機能と、の2種の機能を有している。本実施の形態ではこの2種の機能を1個の装置で実現したが、2個の装置に分割しても良い。
VoIP通信事業者側のシステム14には、SIP Proxy Server(以下、単にプロキシサーバ14aと呼ぶ)が備えられている。このプロキシサーバ14aは、インターネット10に接続しており、インターネット10上の電話の発信者からの要求によって、後述するデータベースサーバ14bを参照し、発信者が呼び出したい相手方の場所を探す。ここで、場所とは、相手方がインターネット10上の装置である場合には、そのMACアドレスやIPアドレス等を言う。一般的には、MACアドレスが好ましい。IPアドレスは、必ずしも固定されていない場合もあり、その相手先が使用するルータターミナル12bに固有のアドレスであるMACアドレスを用いることによって相手を一意に特定できる場合が多いからである。また、上記「場所」とは、相手方がインターネット10上にない場合は、その相手方にアクセスするための経路や経由する事業者等の情報を言う。
図1に示すように、VoIP通信事業者13は、VoIP通信事業者13が接続する他の通信事業者214の交換機214dを経由して、さらに他のOperator (以下、単に通信事業者21と呼ぶ)とも相互接続を行っている。このさらに他の通信事業者21側のシステム22にも交換機22aが設けられており、この交換機22aにはUser D(以下、第4の利用者25と呼ぶ)の電話装置26が接続している。また、VoIP通信事業者13が接続する他の通信事業者214の交換機214dには、Mobile Operator(以下、移動体通信事業者23と呼ぶ)も相互接続している。具体的には、交換機214dと、移動体通信事業者23側のシステム24中の交換機24aとが相互に接続している。また、移動体通信事業者23の交換機24aには、User E(以下、第5の利用者27と呼ぶ)の移動体通信端末28が無線によって接続している。
上記のような構成の下、本システムには以下のような特徴がある。なお、本実施の形態で説明するサービスをVVNO(VoIP Virtual Network Service Operator)と呼ぶ。
以下、本実施の形態の具体的な動作を説明する。
まず、動作例1では、第1の利用者11が発呼する場合についてその動作を説明する。
この動作例においては、第1の利用者11(User A)の所持するルータターミナル12bは固有のMACアドレスを持っており、第1の利用者11に提供される際に、VoIP通信事業者13のデータベースサーバ14bに実在の電話番号と関連付けられて登録される。この実在の電話番号とは、第1の利用者11に割り当てられた電話番号である。この電話番号は、米国の電話番号であり、第6の利用者217の電話装置218と同一の局番の電話番号である。
まず、第1の利用者11(User A)が電話装置12aの受話器を持ち上げると、ルータターミナル12bが、インターネット10を介してプロキシサーバ14aへセッション初期化の要求を行う。この電話装置12aは、請求の範囲の「第1の電話装置」の一例に相当する。
プロキシサーバ14aがセッションを認めると、そのセッションリクエストはゲートウェイ14cに送られる。
ゲートウェイ14cは、送られてきたセッションリクエストの認証を行う。
認証が成功した場合、ゲートウェイ14cはセッションリクエストの許可をプロキシサーバ14aに送る。
許可が送られると、プロキシサーバ14aは、第1の利用者11(User A)のルータターミナル12bとの間でリンクを構築する。これによって、呼び出しの準備が完了する。このとき、第1の利用者11の電話装置12aの受話器から発信音が鳴る。第1の利用者11はこの発信音を聞くことによって、「リンクが張られたこと」「呼び出しの準備が完了したこと」を認識することができる。
第1の利用者11(User A)がダイヤルすると、そのダイヤル情報に基づきルータターミナル12bが「呼び出し要求」と「URL形式で埋め込まれたリクエストとしての相手先の電話番号」とをプロキシサーバ14aに送る。
プロキシサーバ14aが上記リクエストを受け付けた場合、電話番号の対応表に基づいて、上記リクエストに係る相手先の電話番号に対応する場所を読み出す。この電話番号の対応表は上述したようにデータベースサーバ14bに格納されている。この「場所」は、相手の電話装置のアクセス経路がわかるような場所であればどのような情報でもかまわないが、上述のように典型的にはMACアドレス等が好ましい。
呼び出し要求を受信したゲートウェイ14cは、他の通信事業者214の交換機214d経由で呼び出し先(相手先)の利用者の(電話装置の)状態を確認する。ここで、相手先が第5の利用者217や第6の利用者219の(電話装置の)場合は、電話網16を介して状態を知ることができる。また、第4の利用者25や第5の利用者27の(電話装置の)場合は、他の通信事業者21、移動体通信事業者23を介してその状態を知ることになる。
次に、ゲートウェイ14cは、相手先の状態が呼び出し可能な状況であれば、上記呼び出し要求の経路を決定する。その経路はゲートウェイ14cの内部で管理する。管理とは具体的には「記憶」しておくことを言う。
ゲートウェイ14cは、決定した経路を通じて、相手先が位置するネットワークとリンクを形成する。相手先が第6の利用者217や第7の利用者219の場合は、相手先が位置するネットワークとは電話網16である。
相手先の電話装置の利用者が呼び出しに応じ、通話状態が確保される。
VoIP通信事業者13と、第1の利用者11(User A)との間でRTP(Real-Time Transport Protocol)チャネルが確立される。そして、CDR(Call Detail Record)プロセスが開始される。これによって、第1の利用者11と、通話の相手先との間で会話が可能な状態になる。ここで相手先とは、第4の利用者25〜第7の利用者219のいずれかである。
次に、実際の通話が開始される。
通話が終了し、「受話器を置く」「切断キーを押下する」等の動作がなされた場合、いずれかの電話装置から終了のリクエストがプロキシサーバ14aに送られる。
プロキシサーバ14aが上記のリクエストを受信すると、RTPチャネルを切断する。
さらに、プロキシサーバ14aは、CDRプロセスを停止し、課金データベースを更新する。なお、課金データベースは、プロキシサーバ14aに存在するが、何処に存在しても良い。データベースサーバ14bに位置しても良いし、ゲートウェイ14cに格納されていてもかまわない。
その結果、第1の利用者11が、第6の利用者217や第7の利用者219と通話する場合は、VoIP通信事業者13にとっては、いわゆる近距離の「市内通話」が行われたとの同等の取り扱いをすることができる。したがって、第1の利用者11は近距離の市内通話のコストで国際電話を実行することができ、利便性に富む通信システムが実現されている。
上記の例では、第1の利用者11が他の利用者に電話をかける例を説明したが、他の利用者から第1の利用者11に電話をかけることも同様に行えることは言うまでもない。
上記実施の形態1では、VoIP通信事業者13が、一般的な電話網16に接続する例について説明した。しかし、VoIP通信事業者13は、携帯電話の電話網に接続していてもかまわない。本実施の形態2では、VoIP通信事業者13が携帯電話の電話網に接続する例について説明する。
上述した実施の形態1においては、通信規制のない国(例えば米国)を例にして説明した。しかし、通信規制のある国(例えばフィリピン)においても、所定の規制は存在するものの、上記実施の形態1と同様のシステムを採用することは可能である。すなわち、第1の利用者11側の電話装置12aにフィリピンの電話番号が割り当てられることによって、実施の形態1と同様のシステムを構築することが可能である。フィリピンの電話番号が割り当てられることは、より詳細に言えば、ルータターミナル12bのMACアドレスとフィリピンの電話番号がデータベースサーバ14b内の対応表に登録されていることである。
上述した実施の形態2においては、通信規制のない国(例えば米国)を例にして説明した。しかし、通信規制のある国(例えばフィリピン)においても、所定の規制は存在するものの、上記実施の形態2と同様のシステムを採用することは可能である。つまり、第1の利用者11の電話装置12aにフィリピンの電話番号を割り当てるのである。具体的には、ルータターミナル12bのMACアドレスに対してフィリピンの電話番号が割り当てられ、その対応が、データベースサーバ114b内の対応表に登録されているのである。
図1や図2のルータターミナル12bは、アナログの音声信号と、インターネット上のディジタルデータのパケットを相互に変換する装置であることは既に説明した。そして、このルータターミナル12bは、アナログ音声信号と、ディジタル信号とを相互に変換する機能と、インターネット10に接続する機能と、の2種の機能を有している。
(1)以上述べた実施の形態1−4においては、インターネット10を利用する例について説明した。しかし、所定の電気通信ネットワークであればどのようなものでもかまわない。例えば、いわゆるIP網が好ましい。また、ネットワークの一部が無線や光ファイバ等で構成されていても良い。
11 第1の利用者
12 第1の利用者側のシステム
12a 電話装置
12b ルーターターミナル
13 VoIP通信事業者
14 VoIP通信事業者側のシステム
14a プロキシサーバ
14b データベースサーバ
14c ゲートウェイ
16 電話網
17 第2の利用者
18 (第2の利用者(User B)の)電話装置
18b ルーターターミナル
19 第3の利用者
19b ルーターターミナル
20 (第3の利用者(User C)の)電話装置
21 他の通信事業者
22 他の通信事業者側のシステム
22a 交換機
24 移動体通信事業者側のシステム
24a 交換機
25 第4の利用者
26 (第4の利用者(User D)の)電話装置
27 第5の利用者
28 移動体通信端末
112 第1の利用者側システム
112a 電話装置
112b ターミナル
112c ブロードバンドルータ
200 インターネットサービスプロバイダ
214 他の通信事業者
214d 交換機
217 第6の利用者
218 電話装置
219 第7の利用者
220 電話装置
314 他の通信事業者
314d 交換機
Claims (5)
- IP網と、
前記IP網に接続する第1の利用者側システムと、
前記IP網に接続する通信事業者側システムと、
前記通信事業者側システムに接続する第2の利用者側システムと、
を含むIP網を利用した音声通信システムにおいて、
前記第1の利用者側システムは、
第1の電話装置と、
前記第1の電話装置が取り扱う音声信号と、前記IP網上を流れるディジタルデータのパケットとを相互に変換するルータターミナルと、
を備え、
前記通信事業者側システムは、
場所と、電話番号との対応表を格納し、電話番号を含む問い合わせに対して前記場所を回答するデータベースサーバであって、前記対応表中に、前記ターミナルの場所の情報であるアドレスと、そのターミナルに割り当てられた電話番号が記述されているデータベースサーバと、
前記IP網を介して電話呼び出しのリクエストを受信し、前記リクエストに応じて前記データベースサーバを参照し、前記呼び出しの相手方の場所を特定し、特定した場所に対して呼び出しを行うプロキシサーバと、
前記IP網と、前記通信事業者が保有する電話網とを接続するゲートウェイと、
を備え、
前記第2の利用者側システムは、
前記通信事業者が保有する電話網に接続する第2の電話装置、
を含み、
前記データベースサーバには、前記第1の利用者側システムの前記ターミナルのアドレスに対して、前記第2の電話装置が接続する前記電話網中に存在しうるいずれかの電話番号が割り当てられている対応表が格納されていることを特徴とするIP網を利用した音声通信システム。 - 請求項1記載の音声通信システムにおいて、
前記第2の電話装置は、移動体通信装置であり、前記通信事業者が保有する電話網は、移動体通信網であることを特徴とする音声通信システム。 - 請求項1記載の音声通信システムにおいて、
前記ルータターミナルは、
前記第1の電話装置が入出力する音声信号と、IP網上のパケットデータとを相互に変換するターミナルと、
前記IP網と、前記代の利用者側システムとの間で、アドレス変換を行い、相互通信を可能とするブロードバンドルータと、
を含むことを特徴とする音声通信システム。 - 請求項1記載の音声通信システムにおいて、
前記第1の利用者側システムは、第1の国に位置し、
前記通信事業者側システムは、前記第1の国とは異なる第2の国に位置し、
前記第1の利用者側システムの前記ルータターミナルには、前記第2の国における前記電話網中の電話番号が割り当てられていることを特徴とする音声通信システム。 - 請求項1記載の音声通信システムにおいて、
前記第1の利用者側システムは、第1の国に位置し、
前記第2の電話装置は、前記第1の国とは異なる第2の国に位置し、
前記第1の利用者側システムの前記ルータターミナルには、前記第2の電話装置が位置する国の局番を持つ電話番号が割り当てられていることを特徴とする音声通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004044061A JP2005236718A (ja) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | 音声通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004044061A JP2005236718A (ja) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | 音声通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005236718A true JP2005236718A (ja) | 2005-09-02 |
Family
ID=35019213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004044061A Pending JP2005236718A (ja) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | 音声通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005236718A (ja) |
-
2004
- 2004-02-20 JP JP2004044061A patent/JP2005236718A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8862121B2 (en) | System and method for providing a single telephone number for use with a plurality of telephone handsets | |
US7610047B2 (en) | System and method for providing integrated voice and data services utilizing wired cordless access with unlicensed/unregulated spectrum and wired access with licensed/regulated spectrum | |
RU2252488C1 (ru) | Система и способ формирования тонального сигнала вызова | |
CN101305588A (zh) | 对增强VoIP呼叫者标识的网络支持 | |
US8014383B2 (en) | Communication system | |
WO2006107034A1 (ja) | Ip電話システム及びip電話方法 | |
KR20090080601A (ko) | 전화 단말기의 선택적 착신 서비스 방법 | |
JP3002667B2 (ja) | 通話システム | |
CN101127794A (zh) | 自动变换拨号方式的系统及其方法 | |
WO2004006552A1 (ja) | 地域通信網を用いた携帯電話システム | |
CN101155224A (zh) | 包含电话网关器的电话系统及电话网关器功能实现方法 | |
KR100456826B1 (ko) | 방문국 가입 휴대전화의 렌탈형 국제 이동통신 로밍시스템 및 그 이용방법 | |
JP4289012B2 (ja) | Ip電話付加サービス提供方法 | |
US20170134584A1 (en) | System and method for dialling a telephone number using a voip platform and a mobile radio | |
JP2004260430A (ja) | Ipネット翻訳方式および方法 | |
JP2001127883A (ja) | インターネット電話システム | |
JP3801877B2 (ja) | 仮想構内交換装置およびその呼制御方法 | |
JP2005236718A (ja) | 音声通信システム | |
EP1542442B1 (en) | Communication system | |
JP3336938B2 (ja) | 移動電話システム | |
CN100397840C (zh) | 多网络连接装置及其提供语音业务的方法 | |
JP4334186B2 (ja) | 移動体通信機器によるインターネット電話システム | |
JP2003264644A (ja) | インターネットを使用した電話システム | |
JP4021715B2 (ja) | 発信代行システム | |
JP4003815B2 (ja) | 国際通話システム及び国際通話方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20051017 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20051021 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20051028 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060410 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060711 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061107 |