JP2005236226A - ファイバレーザ装置 - Google Patents

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純也 前田
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Abstract

【課題】エアホール型ダブルクラッドファイバを用いて比較的簡易に構成できるとともに、耐パワー性を向上でき、かつ高出力の可能なファイバレーザ装置を提供する。
【解決手段】エアホール型ダブルクラッドファイバ5と励起レーザ光源2とを備えたファイバレーザ装置1において、エアホール型ダブルクラッドファイバの入射端に取り付けられた平面研磨コネクタ7と、励起レーザ光源からの出力ファイバの出力端に取り付けられたコネクタ6との間に、エアホール型ダブルクラッドファイバ5における誘導放出光を反射し、かつ励起レーザ光源からの励起光を透過するフィルタ4を挟み込む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばラマン増幅用の励起光源などに使用されるW級のファイバレーザ装置に関する。
この種のファイバレーザ装置においては、ダブルクラッドファイバが利用されている。ダブルクラッドファイバとしては、コアの外周側に配置された励起用クラッドとしての第1クラッドと、この第1クラッドの外周側に配置された第2クラッドとからなるものが知られており、第2クラッドの素材として合成樹脂材を利用するものが周知である(例えば特許文献1参照)。
特開2001−358388
しかしながら、樹脂製クラッドが励起用クラッドを覆うように設けられた周知構成のものでは、樹脂が励起光のクラッドの役割をになっているため、(a)コネクタ化及びコネクタによる接続が困難である、(b)第1クラッド部分に半田付けができなかったため接続箇所での気密封止が十分に行えない、(c)パワー耐性が低いので所望の高い光パワーの光伝搬が行えない、(d)第1クラッド内の励起光がコアに交差しないスキュー光となりやすい、(e)開口数(NA)を大きくすることが困難であるなどの問題点があった。
そこで、これら(a)〜(e)の問題点を解決し得るものとして、ダブルクラッドファイバを樹脂の第2クラッドでなく、多数の気泡を第2クラッドとするエアホール型光ファイバが提案されている。このエアホール型光ファイバは、半田付けが可能であるから、気密封止可能であり、パワー耐性が高いものにでき、円形状のクラッドであってもエアークラッドにより励起光をランダムに散乱でき、さらに開口数を大きくできるなどの利点がある。
しかしながら、このようなエアホール型ダブルクラッドファイバを用いる場合においても次のような問題点があった。すなわち、(f)エアホール層の周囲にサポート層が存在するためファイバ径が全体として大きなものとなり、他のファイバとの融着接続を行うのに、接続箇所近傍では融着時の熱によりエアホール層が消滅してしまうおそれがあり、そのようにエアホール層が消滅してなくなるとエアホール層による光の第1クラッド内への閉じ込めが良好に行えない、(g)したがって、他の光ファイバとの融着接続を行うには熟練を要する、(h)全ファイバ型レーザ装置を構成する場合には、エアホールによるUV光の散乱が起こるためコアへのファイバグレーディング書き込みが困難なことから共振器の形成が困難であるなどの問題があった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであって、エアホール型ダブルクラッドファイバを用いて比較的簡易に構成できるとともに、耐パワー性を向上でき、かつ高出力の可能なファイバレーザ装置を提供するものである。
本発明に係るファイバレーザ装置は、エアホール型ダブルクラッドファイバと励起レーザ光源とを備えたファイバレーザ装置において、前記エアホール型ダブルクラッドファイバの入射端に取り付けられたコネクタと、前記励起レーザ光源からの出力ファイバの出力端に取り付けられたコネクタとの間に、前記エアホール型ダブルクラッドファイバにおける誘導放出光を反射し、かつ前記励起レーザ光源からの励起光を透過するフィルタを挟み込むことを特徴とすることを特徴とする。
本発明に係るファイバレーザ装置によれば、フィルタが共振器ミラーの役割だけでなく、エアホール型ダブルクラッドファイバで発生する誘導放出光が励起光源に戻るのを防止しているから、効率良くレーザを発生させることができるとともに、エアホール型ダブルクラッドファイバから出力されるレーザのパワーも非常に高いものにできる。
本発明に係るファイバレーザ装置は、前記エアホール型ダブルクラッドファイバの入射端に取り付けられたコネクタの前記フィルタに臨む端面は平面研磨されていることが好ましい。この場合、平面研磨された端面は、フィルタに対してエアホール型ダブルクラッドファイバのコアの部分がそれよりも外周側のクラッドやコーティング材などよりも凹んで位置するものとなっているから、そのコアとフィルタとの間には幾分隙間が生じた状態で接続されることになる。したがって、コアとフィルタとが接触していると、その接触箇所に光エネルギーが集中して損傷するなどの不具合が発生するおそれがあるのに対して、接触していないことで溶着などの不具合を回避でき、耐パワー性を向上させることができる。
本発明に係るファイバレーザ装置の前記フィルタは、厚さが1〜50μmの基板レスフィルタであることが好ましい。
本発明によれば、フィルタが共振器ミラーの役割だけでなく、エアホール型ダブルクラッドファイバで発生する誘導放出光が励起光源に戻るのを防止しているから、効率良くレーザを発生させることができるとともに、エアホール型ダブルクラッドファイバから出力されるレーザのパワーも非常に高いものにできる。また、エアホール型ダブルクラッドファイバの入射端に取り付けられたコネクタの前記フィルタに臨む端面は平面研磨されていると、その平面研磨された端面は、フィルタに対してエアホール型ダブルクラッドファイバのコアの部分がそれよりも外周側のクラッドやコーティング材などよりも凹んで位置するものとなっているから、そのコアとフィルタとの間には幾分隙間が生じた状態で接続されることになり、コアとフィルタとが接触していないことで損傷などの不具合を回避でき、耐パワー性を向上させることができる。
以下、本発明に係るファイバレーザ装置の実施形態を、図1ないし図4を参照して詳細に説明する。図1は、ファイバレーザ装置の一例を示す説明図であり、であり、図2は、図1のファイバレーザ装置で用いたエアホール型ダブルクラッドファイバの軸に直交する方向での断面図、図3は、図1のフィルタ近傍を示す断面図、図4は、図1の構成のファイバレーザ装置による実施例での励起光出力とレーザ出力との関係を示すグラフである。
図1を参照して、1は、ファイバレーザ装置、2は、励起光源としてのマルチモードレーザ、3は、マルチモード光ファイバ、4は、エッジフィルタ、5は、エアホール型ダブルクラッドファイバ(以下、エアホール型DCFと称する)である。
マルチモードレーザ2は、半導体レーザ(レーザダイオード)である。この実施形態においては、励起光となる波長0.98μmのレーザを出力するマルチモードレーザ2は、コア径φ100μm、開口数NA0.2のマルチモード光ファイバ3に結合され、このマルチモード光ファイバ3端のFCコネクタ6から出力される。エアホール型DCF5は、図2に示すように、ポンピングガイド径100/75μmのD型、開口数NA0.5であり、両端にそれぞれFCコネクタ7,8が取り付けられている。すなわち、このエアホール型DCF5は、Ybを添加(ドープ)したコア9を中心に有し、コア9の周りに第1クラッド10を設け、この第1クラッド10の周りに断面形状D字状に形成した多数の気泡からなるエアホール層(いわゆるエアクラッド)の第2クラッド11を設け、さらにこの第2クラッド11の外周にサポート層12を設け、このサポート層12の外周に保護コーティング層13を設けている。第2クラッド11を断面形状D字の長手方向径が100μmであり、短手方向径が75μmである。このように第2クラッド11が異径形状とすることで、スキュー光の発生の抑制効果が非常に高いものとなっている。なお、エアクラッドとなる第2クラッド11は、その断面形状が円形のリング状でもよい。
図1,3を参照して、エアホール型DCF5のFCコネクタ7の片端とマルチモード光ファイバ3のFCコネクタ6とをエッジフィルタ4を介してアダプタ内で嵌合することにより、エッジフィルタ4を介してエアホール型DCF5へ励起光を入射している。厚みを20μm以下に抑えた基板レスタイプのエッジフィルタ(株式会社ニコン製)を用いることで、嵌合部における励起光結合効率の低下を77%に抑制できた。なお、マルチモード光ファイバ3は例えば100μmφであり、エアホール型DCF5は例えば250μmφである。
このエッジフィルタ4は励起光を透過し、波長1.064μmの光を99.999%以上反射する特性を有する。したがって、本ファイバレーザ装置1における共振器は、エッジフィルタ4とエアホール型DCF5の出射端面とにおけるフレネル反射を行う機能を利用した構成となっている。また、エッジフィルタ4は共振ミラーの役割だけでなく、エアホール型DCF5で発生する誘導放出光が励起光源のマルチモードレーザ2に戻るのを防止する役割も果たしている。
ここで、重要なこととして、図3に示すように、エアホール型DCF5のFCコネクタ7の端面はPC研磨でなく平面研磨にしている。このように平面研磨されていることによって、エアホール型DCF5のFCコネクタ7の端面は、コア9に近いほど凹む形状となっている。なお、図3においては、理解しやすいようにエアホール型DCF5のFCコネクタ7の端面の平面研磨された凹状部分を大きな曲率の湾曲面で図示している。したがって、嵌合状態でのエアホール型DCF5のFCコネクタ7の端面におけるとコア9、第1クラッド10および第2クラッド11、エッジフィルタ4とが、1〜3μm程度の空隙を間においた状態となっている。このように、エアホール型DCF5のFCコネクタ7の端面とエッジフィルタ4との間に僅かな空隙が作成されていることで、空隙がないと高い光パワーの入力があると互いの接触箇所で損傷が生じるおそれがあるのに対して、その損傷が生じないものにできるので、耐パワー性が向上するものとなっている。
なお、エッジフィルタ4の厚さとしては、1μm〜50μmの範囲のものが好ましい。その厚さが10μ〜30μの範囲のものがさらに好ましく、その厚さが15μ〜25μの範囲のものがより一層好ましい。
上記実施形態で説明した本ファイバレーザ装置1の発振特性を測定した。その測定結果を図4に示している。図4は、マルチモードファイバ3のFCコネクタ6端における励起光出力を横軸に、エアホール型DCF5のシングルモードコア出射端面からの1.064μmの横単一モードレーザ出力を縦軸に表している。図4から発振閾値は0.17W、スロープ効率は63%と計算された。
このようにエアホール型ダブルクラッドファイバ5と基板レスフィルタ4を用いることにより高効率なW級レーザを熟練を要することなく、容易に構成できるものとなった。
ファイバレーザ装置の一例を示す説明図 図1のファイバレーザ装置で用いたエアホール型ダブルクラッドファイバの軸に直交する方向での断面図 図1のフィルタ近傍を示す断面図 図1の構成のファイバレーザ装置による実施例での励起光出力とレーザ出力との関係を示すグラフ
符号の説明
1 ファイバレーザ装置
2 励起レーザ光源
4 フィルタ
5 エアホール型ダブルクラッドファイバ
6 コネクタ
7 平面研磨コネクタ

Claims (3)

  1. エアホール型ダブルクラッドファイバと励起レーザ光源とを備えたファイバレーザ装置において、
    前記エアホール型ダブルクラッドファイバの入射端に取り付けられたコネクタと、前記励起レーザ光源からの出力ファイバの出力端に取り付けられたコネクタとの間に、前記エアホール型ダブルクラッドファイバにおける誘導放出光を反射し、かつ前記励起レーザ光源からの励起光を透過するフィルタを挟み込むことを特徴とするファイバレーザ装置。
  2. 請求項1に記載のファイバレーザ装置において、
    前記エアホール型ダブルクラッドファイバの入射端に取り付けられたコネクタの前記フィルタに臨む端面は平面研磨されていることを特徴とするファイバレーザ装置。
  3. 請求項1または2に記載のファイバレーザ装置において、
    前記フィルタは、厚さが1〜50μmの基板レスフィルタであることを特徴とするファイバレーザ装置。
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