JP2005235653A - 誘導加熱方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被加熱材18の遥動に際して、その折返し時に誘導加熱コイル14から出る部位Aおよび誘導加熱コイル14に入る部位Bの表面温度を、温度センサ32で検出する。温度センサ32で検出した出る部位Aに対応する第1検出温度H1および入る部位Bに対応する第2検出温度H2は、制御手段24の比較部34に入力され、比較部34において第1検出温度H1と第2検出温度H2との高低を判断する。制御手段24は、第1検出温度H1が第2検出温度H2より高い場合には、被加熱材18の移動速度を上げ、折返しが遅く行なわれるようにし、第1検出温度H1が第2検出温度H2より低い場合には、被加熱材18の移動速度を下げ、折返しを早くする。
【選択図】図1
Description
被加熱材の長さ寸法より短尺な誘導加熱コイルと材料移送用の移送ローラとを交互に複数直列に配置し、複数の誘導加熱コイル内に亘って臨むと共に移送ローラ群に載置されている前記被加熱材を、所定ピッチで長手方向に往復移動しつつ加熱するようにした誘導加熱方法において、
前記被加熱材の往復移動に際して、その折返し時に該被加熱材の前記誘導加熱コイルから出る部位および入る部位の表面温度を検出し、
前記出る部位の第1検出温度および入る部位の第2検出温度に基づいて前記被加熱材の移動速度を増減速制御することで、該被加熱材の各部位が誘導加熱コイル内に存在している時間を可変するようにしたことを特徴とする。
被加熱材の長さ寸法より短尺な誘導加熱コイルと材料移送用の移送ローラとを交互に複数直列に配置し、複数の誘導加熱コイル内に亘って臨むと共に移送ローラ群に載置されている前記被加熱材を、所定ピッチで長手方向に往復移動しつつ加熱するようにした誘導加熱装置において、
前記被加熱材の往復移動に際して、その折返し時に該被加熱材の前記誘導加熱コイルから出る部位および入る部位の表面温度を検出する温度センサと、
前記移送ローラを回転駆動する駆動モータを回転制御するコントローラと、
前記温度センサによる検出温度に基づいて、前記コントローラを制御して被加熱材の移動速度を可変速する制御手段とから構成したことを特徴とする。
被加熱材の長さ寸法より短尺な誘導加熱コイルと材料移送用の移送ローラとを交互に複数直列に配置し、複数の誘導加熱コイル内に亘って臨むと共に移送ローラ群に載置されている前記被加熱材を、所定ピッチで長手方向に往復移動しつつ加熱するようにした誘導加熱方法において、
前記各誘導加熱コイルへの電力供給状態を個別に可変し得るようにし、前記被加熱材の端部を、他の部位より加熱することで、前記被加熱材の全体の温度を均一化するようにしたことを特徴とする。
被加熱材の長さ寸法より短尺な誘導加熱コイルと材料移送用の移送ローラとを交互に複数直列に配置し、複数の誘導加熱コイル内に亘って臨むと共に移送ローラ群に載置されている前記被加熱材を、所定ピッチで長手方向に往復移動しつつ加熱するようにした誘導加熱装置において、
前記各誘導加熱コイルには電力供給状態の変更手段が設けられ、各変更手段を個別に作動することで、前記被加熱材の端部を、他の部位より加熱し得るよう構成したことを特徴とする。
次に、実施例1に係る誘導加熱装置の作用につき、加熱方法との関係で説明する。すなわち、前記炉体12の内部に被加熱材18を装入すると共に、炉内に不活性ガス(N2,Arガス等)を供給したもとで、前記電源22から一定の電力を各誘導加熱コイル14に供給する。また前記各駆動モータMを、前述したパターンで駆動制御することで、前記移送ローラ群に載置されている被加熱材18は、略コイルピッチPで長手方向に往復移動を繰り返して各部位が誘導加熱コイル14を出入りすることで、該被加熱材18の全体は目標温度まで加熱される。
(1) 第1検出温度H1が第2検出温度H2より高い場合は、前記各駆動モータMに設定されている定速度Vを上げ、被加熱材18が減速・停止する際に要する時間(距離)を長くすることで、折返しが遅く行なわれるようにする。これにより、温度の低い入る部位Bが折返し時に誘導加熱コイル14内に存在している時間が長くなり、出る部位Aより昇温されることで、被加熱材18の各部位は均一に加熱される。
(2) 第1検出温度H1が第2検出温度H2より低い場合は、各駆動モータMに設定されている定速度Vを下げ、被加熱材18が減速・停止する際に要する時間(距離)を短かくすることで、折返しが早く行なわれるようにする。これにより、温度の高い入る部位Bが折返し時に誘導加熱コイル14内に存在している時間が短かくなると共に、温度の低い出る部位Aが短時間で誘導加熱コイル14内に入って加熱されることとなり、被加熱材18の各部位は均一に加熱される。
次に、実施例2に係る誘導加熱装置の作用につき、加熱方法との関係で説明する。前記被加熱材18を炉体12の内部に装入し、前述した実施例1と同様に、その長手方向に往復移動させつつ加熱する。この被加熱材18が目標温度に達すると、該被加熱材18からの放熱量と、誘導加熱コイル14による加熱量とが同等となるように、前記電源22から各誘導加熱コイル14に供給される電力を調節する。これにより被加熱材18は均熱される。なお、この均熱中においても、被加熱材18は遥動している。
本願は、前述した各実施例に限定されるものではなく、各種の変更が可能である。
例えば、実施例1の誘導加熱装置に、実施例2に用いられる電源供給系を採用することができ、この場合には、被加熱材の全体を均一に加熱および均熱することができる。更に、材料端面に断熱材を貼付けるようにすれば、更なる均一化が可能となる。また、各実施例において被加熱材を遥動する範囲を設定するセンサに代えて、駆動モータに設けた回転検出器等を用いて、一定回転数毎に駆動モータを反転制御するようにしてもよい。
16 移送ローラ
18 被加熱材
22 電源
24 制御手段
26 コントローラ
32 温度センサ
38 開閉器(変更手段)
40 断熱材
A 出る部位
B 入る部位
H1 第1検出温度
H2 第2検出温度
M 駆動モータ
Claims (7)
- 被加熱材(18)の長さ寸法より短尺な誘導加熱コイル(14)と材料移送用の移送ローラ(16)とを交互に複数直列に配置し、複数の誘導加熱コイル(14)内に亘って臨むと共に移送ローラ群に載置されている前記被加熱材(18)を、所定ピッチで長手方向に往復移動しつつ加熱するようにした誘導加熱方法において、
前記被加熱材(18)の往復移動に際して、その折返し時に該被加熱材(18)の前記誘導加熱コイル(14)から出る部位(A)および入る部位(B)の表面温度を検出し、
前記出る部位(A)の第1検出温度(H1)および入る部位(B)の第2検出温度(H2)に基づいて前記被加熱材(18)の移動速度を増減速制御することで、該被加熱材(18)の各部位が誘導加熱コイル(14)内に存在している時間を可変するようにした
ことを特徴とする誘導加熱方法。 - 前記第1検出温度(H1)が第2検出温度(H2)より高い場合は、前記折返し時において前記入る部位(B)が誘導加熱コイル(14)内に存在する時間を長くし、前記第1検出温度(H1)が第2検出温度(H2)より低い場合は、前記折返し時において前記入る部位(B)が誘導加熱コイル(14)内に存在する時間を短かくするよう移動速度を制御する請求項1記載の誘導加熱方法。
- 被加熱材(18)の長さ寸法より短尺な誘導加熱コイル(14)と材料移送用の移送ローラ(16)とを交互に複数直列に配置し、複数の誘導加熱コイル(14)内に亘って臨むと共に移送ローラ群に載置されている前記被加熱材(18)を、所定ピッチで長手方向に往復移動しつつ加熱するようにした誘導加熱装置において、
前記被加熱材(18)の往復移動に際して、その折返し時に該被加熱材(18)の前記誘導加熱コイル(14)から出る部位(A)および入る部位(B)の表面温度を検出する温度センサ(32)と、
前記移送ローラ(16)を回転駆動する駆動モータ(M)を回転制御するコントローラ(26)と、
前記温度センサ(32)による検出温度に基づいて、前記コントローラ(26)を制御して被加熱材(18)の移動速度を可変速する制御手段(24)とから構成した
ことを特徴とする誘導加熱装置。 - 被加熱材(18)の長さ寸法より短尺な誘導加熱コイル(14)と材料移送用の移送ローラ(16)とを交互に複数直列に配置し、複数の誘導加熱コイル(14)内に亘って臨むと共に移送ローラ群に載置されている前記被加熱材(18)を、所定ピッチで長手方向に往復移動しつつ加熱するようにした誘導加熱方法において、
前記各誘導加熱コイル(14)への電力供給状態を個別に可変し得るようにし、前記被加熱材(18)の端部を、他の部位より加熱することで、前記被加熱材(18)の全体の温度を均一化するようにした
ことを特徴とする誘導加熱方法。 - 被加熱材(18)の長さ寸法より短尺な誘導加熱コイル(14)と材料移送用の移送ローラ(16)とを交互に複数直列に配置し、複数の誘導加熱コイル(14)内に亘って臨むと共に移送ローラ群に載置されている前記被加熱材(18)を、所定ピッチで長手方向に往復移動しつつ加熱するようにした誘導加熱装置において、
前記各誘導加熱コイル(14)には電力供給状態の変更手段(38)が設けられ、各変更手段(38)を個別に作動することで、前記被加熱材(18)の端部を、他の部位より加熱し得るよう構成した
ことを特徴とする誘導加熱装置。 - 前記全ての誘導加熱コイル(14)は、1基の電源(22)に対して前記変更手段(38)を介して夫々並列に接続されている請求項5記載の誘導加熱装置。
- 前記被加熱材(18)における長手方向の両端面に断熱材(40)を貼付けた状態で加熱するようにした請求項1,2または4の何れかに記載の誘導加熱方法。
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- 2004-02-20 JP JP2004045086A patent/JP4244820B2/ja not_active Expired - Lifetime
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