JP2005235029A - 画像縮小方法および装置ならびにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 メモリ容量に負担をかけることなく高速に高品質な縮小画像を生成する。
【解決手段】 縮小画像データP3の画像サイズと、縮小画像データP3の画質を優先した画質優先モードと縮小画像データP3を生成する際の処理速度を優先した処理速度優先モードとのいずれかのモードとが決定されたときに、決定されたモードと縮小画像データP3の画像サイズに応じて圧縮画像データP1を縮小復号する際の倍率を決定し、決定した倍率により圧縮画像データP1を縮小しながら復号して復号画像データP2を生成し、生成した復号画像データを決定した画像サイズに縮小して縮小画像データを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえばJPEG画像等の直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データを縮小する画像縮小方法および装置ならびにプログラムに関するものである。
デジタルカメラを用いて撮影しもしくはインターネットを介して取得した画像を表示させるときに、1つのウィンドウに1つの画像を表示させるだけでなく、1つのウィンドウに縮小した複数の画像を表示させる場合がある。また、画像をプリントするときであっても、1枚の用紙に1つの画像を印刷する場合のみならず、1枚の用紙に縮小した複数の画像を印刷する場合がある。上述のような画像表示や画像印刷等の際、コンピュータにおいて原画像の画像サイズを縮小したサムネイル画像を作成するようになっている。
ここで、原画像がJPEG画像に代表される離散コサイン変換(以下、「DCT」という)等の直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データの場合、原画像の画像サイズを縮小する方法としてDCT係数のうちDC成分のみを抽出して画像を縮小する方法がある(たとえば特許文献1、2参照。)。つまり、一般的にJPEG画像は8×8画素の単位ブロック毎に分割され、各単位ブロック毎にDCT処理がなされて各ブロック毎に8×8の行列からなるDCT係数が生成されるようになっている。そこで、JPEG画像データを復号する際に、DCT係数のうち高周波成分を示す係数を除去し、たとえば4×4の行列からなるDCT係数にして復号を行う。すると、1単位ブロックが4×4画素からなるものとなるため、復号画像が元画像に対して1/2の画像サイズに縮小された縮小画像となる。
圧縮された圧縮画像データの画像サイズを縮小する方法として、圧縮画像データの画像サイズを変更することなく復号した後、その復号した画像データをキュービックスプライン補間演算等を用いて縮小する方法がある(たとえば特許文献3、4参照。)。
特開平6−225213号公報 特開平6−233271号公報 特開2002−152501号公報 特開2002−152502号公報
しかし、特許文献1、2においては、DCT係数の中の高周波成分を除去して画像の縮小を行うものであるため、縮小画像はDCT係数のうちDC成分のみを用いて表現され、縮小画像はぼけた画像になる。
一方、特許文献3、4においては、圧縮画像データの画像サイズを変更することなく復号した後に縮小画像を得るため、圧縮画像データを復号したときの画像データの容量が大きくなり、多くのメモリ容量を必要とするとともに、処理に時間が掛かってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、高品質な縮小画像をメモリ容量に負担をかけることなく高速に生成することができる画像縮小方法および装置ならびにプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の画像縮小方法は、直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データを縮小した縮小画像データを生成する画像縮小方法において、縮小画像データの画像サイズと、縮小画像データの画質を優先した画質優先モードと縮小画像データを生成する際の処理速度を優先した処理速度優先モードとのいずれかのモードとが決定されたときに、決定された画像サイズとモードとに応じて圧縮画像データを縮小復号する際の倍率を決定し、決定した倍率により圧縮画像データを縮小しながら復号して復号画像データを生成し、生成した復号画像データを決定した画像サイズに縮小して縮小画像データを生成することを特徴とするものである。
本発明の画像縮小装置は、直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データを縮小した縮小画像データを生成する画像縮小装置において、縮小画像データの画像サイズを決定する画像サイズ決定手段と、縮小画像データの画質を優先した画質優先モードと縮小画像データを生成する際の処理速度を優先した処理速度優先モードとのいずれかのモードが入力されるモード入力手段と、画像サイズ決定手段において決定された縮小画像データの画像サイズと、画質選択手段により選択されたモードとに応じて、圧縮画像データを縮小復号する際の倍率を決定する倍率決定手段と、倍率決定手段により決定された倍率により圧縮画像データを縮小しながら復号して復号画像データを生成する復号手段と、復号手段により生成された復号画像データを画像サイズ決定手段により決定された画像サイズに縮小して縮小画像データを生成する縮小画像生成手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明の画像縮小プログラムは、コンピュータに、縮小画像データの画像サイズと、縮小画像データの画質を優先した画質優先モードと縮小画像データを生成する際の処理速度を優先した処理速度優先モードとのいずれかのモードとが決定されたときに、決定された画像サイズとモードとに応じて圧縮画像データを縮小復号する際の倍率を決定し、決定した倍率により圧縮画像データを縮小しながら復号して復号画像データを生成し、生成した復号画像データを決定した画像サイズに縮小して縮小画像データを生成することを実行させることを特徴とするものである。
ここで、復号手段は、圧縮画像データの画像サイズを縮小した復号画像データを生成するものであれば復号画像データの画像サイズは問わず、たとえば、復号画像データが縮小画像データの画像サイズの2倍以上となるように圧縮画像データを縮小するものであってもよい。
また、画像縮小手段は、復号画像データを縮小して縮小画像データを生成するものであればその手法は問わず、キュービックスプライン補間演算を用いて復号画像データから縮小画像データを生成するものであってもよい。
さらに、圧縮画像データは、直交変換を用いて圧縮されたものであればよく、離散コサイン変換を用いて圧縮されたJPEG画像データであってもよいし、離散ウェーブレット変換を用いて圧縮されたJPEG2000画像データであってもよい。
また、モード入力手段は画質優先モードと処理速度優先モードとが入力させる機能を有していれば2つのモード以外の複数のモードを入力するものであってもよい。このとき、倍率決定手段は、各モードに応じて縮小復号の際の倍率を決定するようにしてもよい。
本発明の画像縮小装置は、直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データを縮小した縮小画像データを生成する画像縮小装置において、縮小画像データの画像サイズを決定する画像サイズ決定手段と、画像サイズ決定手段において決定された縮小画像データの画像サイズに応じて、圧縮画像データを縮小復号する際の倍率を決定する倍率決定手段と、倍率決定手段により決定された倍率により圧縮画像データを縮小しながら復号して復号画像データを生成する復号手段と、復号手段により生成された復号画像データを画像サイズ決定手段により決定された画像サイズに縮小して縮小画像データを生成する縮小画像生成手段とを備え、縮小画像生成手段が、1つの復号画像データから画像サイズの異なる複数の圧縮画像データを出力する機能を有し、画像サイズ決定手段が、複数の縮小画像データの画像サイズをそれぞれ決定するものであり、倍率決定手段が、複数の縮小画像データの画像サイズのうち、最も小さい画像サイズに合わせて圧縮画像データを縮小復号する際の倍率を決定するものであることを特徴とするものである。
本発明の画像縮小方法および装置ならびにプログラムによれば、直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データを縮小しながら復号して復号画像データを生成し、生成した復号画像データを所定の画像サイズに縮小した縮小画像データを生成することにより、圧縮画像データから復号画像データを生成する際に、縮小画像データの画像サイズまで縮小しないため、高周波成分を除去しながら縮小を行う処理を最小限に抑えることができるとともに、圧縮画像データよりも画像サイズが小さくなった復号画像データを縮小処理することになるため、メモリ負担や処理時間の増大を最小限に抑えることができ、高速に高品質な縮小画像を得ることができる。
さらに、縮小画像データの画像サイズおよび処理速度優先モードと画質優先モードとに応じて圧縮画像データを縮小復号する際の倍率を決定することにより、処理速度優先モードでは縮小復号での倍率を小さくして復号画像データから縮小画像データを生成する際の処理時間を短縮し、画質優先モードでは縮小復号での倍率を大きくして、縮小画像データに生じるアーティファクトを軽減することができるため、縮小画像データを生成する際に、ユーザーの要望に応じて適切な縮小画像の生成を行うことができる。
なお、復号手段が復号画像データが縮小画像データの画像サイズの2倍以上となるように圧縮画像データを縮小するものであれば、いずれのモードにおいても効果的にメモリ負担や処理時間の増大を最小限に抑えることができ、高速に高品質な縮小画像を得ることができる。
また、画像縮小手段がキュービックスプライン補間演算を用いて復号画像データから縮小画像データを生成するようにすれば、より鮮鋭な縮小画像データを生成することができる。
また、本発明の画像縮小装置によれば、圧縮画像データから複数の縮小画像データを生成する際に、圧縮画像データから1つの復号画像データを生成し、この復号画像データから複数の縮小画像データを生成することにより、複数の縮小画像データを生成するときに各縮小画像データ毎に復元画像データを生成する必要がなくなるため、縮小画像生成処理の高速化を図ることができる。さらに、復号画像データを生成する際に複数の縮小画像データのうち最も小さい画像サイズに合わせて縮小復号する際の倍率を決定することにより、効率的に縮小画像データを生成することができる。
以下、図面を参照して本発明の画像縮小装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の画像縮小装置の好ましい実施の形態を示すブロック図である。なお、図1のような画像縮小装置1の構成は、ハードディスク装置等の補助記憶装置に読み込まれた画像縮小プログラムをコンピュータ(たとえばパーソナルコンピュータ等)上で実行することにより実現される。また、この画像縮小プログラムは、CD−ROM等の情報記憶媒体に記憶され、もしくはインターネット等のネットワークを介して配布され、コンピュータにインストールされることになる。
画像縮小装置1は、たとえばJPEG画像等の直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データP1から、圧縮画像データP1の内容を縮小表示するための縮小画像データを生成するものであって、縮小画像データP3の画像サイズを決定する画像サイズ決定手段30と、縮小画像データの画質を優先した画質優先モードと縮小画像データを生成する際の処理速度を優先した処理速度優先モードとのいずれかのモードが入力されるモード入力手段40と、画像サイズ決定手段30において決定された縮小画像データP3の画像サイズと、モード入力手段40に入力されたモードとに応じて、圧縮画像データP1を縮小復号する際の倍率を決定する倍率決定手段50と、圧縮画像データP1を縮小しながら復号して復号画像データP2を生成する復号手段10と、生成された復号画像データP2を画像サイズ決定手段30において決定された画像サイズに縮小して縮小画像データP3を生成する画像縮小手段20とを備えている。
ここで、復号手段10は、直交変換により圧縮された圧縮画像データP1を復号するものであって、圧縮画像データP1にエントロピー復号化処理、逆量子化処理、逆DCT処理およびコンポーネント変換処理(YCC表色系からRGB表色系への変換処理)を施すことにより復元画像データを生成するようになっている。
この復号手段10は逆DCT処理を施す際、圧縮画像データP1の画像サイズを縮小して復号するようになっている。たとえば、JPEG画像データを例にして説明すると、JPEG圧縮画像データがたとえば8画素×8画素の単位ブロック毎に分割されている場合、1単位ブロックのDCT係数は画素数と同数の8×8の行列で表現される。
このとき、復号手段10は、DCT係数のうち縮小する画像サイズに応じてDCT係数の低周波成分を抽出する。具体的には、たとえば復号手段10が圧縮画像データを1/2にする場合、上述した8×8の行列からなるDCT係数のうち、低周波成分の4×4のDCT係数を抽出する。その後、復号手段10は、抽出した4×4のDCT係数を用いて逆DCT演算を行う。これにより、4×4画素の単位ブロックが縮小復号され、縮小復号された単位ブロックを並べることにより、圧縮画像データを1/2に縮小して復号した復号画像データP2が生成される。
このように、復号手段10は、DCT係数から低周波成分を抽出することにより、圧縮画像データの画像サイズを縮小した圧縮縮小画像データを生成するようになっている。なお、上述のようにDCT係数の抽出により画像縮小を行うため、その倍率は圧縮画像データの1/2、1/4、1/8倍のような倍率となる。
画像縮小手段20は、復号画像データP2を任意の画像サイズに縮小するものであって、たとえばキュービックスプライン補間演算により縮小画像データP3を生成するようになっている。このキュービックスプライン補間演算は、復号画像データP2とは画素ピッチの異なる補間画像データを算出するものであり、算出される補間画像データは、復号画像データの画素を結ぶ線上にある画素が用いられるようになっている(特開平9−93426号公報参照)。
具体的には、図2に示すように、復号画像データP2の連続する画素Xk-2、Xk-1、Xk、Xk+1、Xk+2の信号値をそれぞれYk-2、Yk-1、Yk、Yk+1、Yk+2とする。そして、各画素間においてスプライン補間関数fk(x)が求められる。このスプライン補間関数fk(x)は、各画素を通りかつ各画素における第1階微分係数が連続するような3次関数で表されるものであり、各画素間には図2に示すようなスプライン補間関数fk(x)が求められる。そして、縮小される任意の画像サイズに合わせて画素ピッチが選択されて、復号画像データP2と異なる新しい補間画像データXP-1、XP、XP+1が生成される。このように、キュービックスプライン補間演算により画像の縮小を行うことにより、鮮鋭度の高いシャープな縮小画像を得ることができる。さらに、整数倍の縮小しかできない縮小復号に対して、キュービックスプライン補間演算を用いて縮小画像データPを生成することにより任意の画像サイズの縮小画像データP3を生成することができる。
画像サイズ決定手段30は、画像縮小手段20において生成される縮小画像データP3の画像サイズを決定するものであり、たとえばユーザーがキーボード等の入力手段を用いて入力されたデータから画像サイズを決定するようになっている。
モード入力手段40は、ユーザーがたとえばキーボードやマウス等の入力手段を操作することにより、縮小画像データP3を生成する際の画質を重視した画質優先モードと処理速度を優先した処理速度優先モードとを選択可能にする機能を有している。
なお、画像サイズ決定手段30とモード入力手段40とが統合された機能を有しており、たとえばモード入力手段40において画質優先モードが選択された場合には画像サイズ決定手段30は画像サイズを360×240画素に自動的に決定し、処理速度優先モードが選択された場合には画像サイズ決定手段30は画像サイズを180×120画素に自動的に決定するようにしてもよい。
倍率決定手段50は、画像サイズ決定手段30により決定された画像サイズと、モード入力手段40において入力されたモードとに応じて圧縮画像データP1から復号画像データP2を生成する際に設定できる倍率を決定するものである。具体的には、倍率決定手段50は、圧縮画像データP1と縮小画像データP3の画像サイズの比較および決定された画像サイズとモードとにより倍率を決定するようになっている。
まず、倍率決定手段50は、圧縮画像データP1の画像サイズと画像サイズ決定手段30により決定された画像サイズとを比較する。このとき、倍率決定手段50は、復号画像データP2が縮小画像データP3の画像サイズの2倍以上になるように圧縮画像データP1の倍率を決定するようになっている。なお、圧縮画像データP1の画像サイズが縮小画像データP3の画像サイズの2倍未満である場合には、倍率決定手段50は倍率を等倍に決定し復号する際の縮小を行わないようにすることもできる。
たとえば、圧縮画像データP1の画像サイズが1800×1200画素であり、画像縮小手段20において設定されている縮小画像データP3の画像サイズが180×120画素であるとする。すると、復号手段10において、180×120画素の2倍以上の画素数である360×240画素以上の復号画像データP2が得られるようにする。
360×240画素の縮小画像データP3は、圧縮画像データP1の1/5倍の大きさである。一方、復号手段10においては、圧縮画像データP1に対して1/2倍、1/4倍、1/8倍の画像サイズを有する復号画像データP2しか生成できない。したがって、倍率決定手段50は、圧縮画像データP1を縮小する倍率として1/4倍もしくは1/2倍に設定することができるものであると決定する。よって、復号手段10は、600×450画素あるいは1200×900画素の画像サイズからなる復号画像データP2を生成するようになる。そして、画像縮小手段20におけるキュービックスプライン補間演算により、600×450画素以上の復号画像データから200×150画素の縮小画像データP3が生成される。
このように、復号画像データP2が縮小画像データP3の画像サイズの2倍以上になるように圧縮画像データP1を縮小することにより、効率的に高品質な縮小画像を得ることができる。つまり、画像縮小手段20における効率性を考慮して復号手段10における倍率を上げすぎると、高周波成分の除去により復号画像データP2がぼけた画像になってしまう。一方、画質を重視して圧縮画像データP1の画像サイズを大きく復号画像データを生成し、キュービックスプライン補間演算により縮小したときには、メモリ負担や処理時間等が増大してしまう。そこで、復号手段10は復号画像データP2が縮小画像データP3の画像サイズの2倍以上になるように圧縮画像データP1を縮小することにより、効率的に高品質な縮小画像を得ることができる。
次に、倍率決定手段50は、モード入力手段40に入力されたモードに応じて、決定された選択可能な倍率の中から画像サイズ決定手段30において選択されたモードに最も適した倍率を選択するようになっている。具体的には、画像サイズが1800×1200画素の圧縮画像データP1を画像サイズが200×150画素の縮小画像データP3にする際に、画像サイズ決定手段30において処理速度優先モードが選択されているとする。このとき、倍率決定手段50は、上述した設定可能な倍率である1/2倍と1/4倍との中からより処理速度の速い1/4倍を縮小する際の倍率として設定する。よって、復号手段10は、600×450画素の画像サイズからなる復号画像データP2を生成するようになる。
一方、画像サイズ決定手段30において画質優先モードが選択されている場合、倍率決定手段50は、上述した設定可能な倍率である1/2倍と1/4倍との中からより画質のよい1/2倍を縮小する際の倍率として設定する。すると、復号手段10は、600×450画素の画像サイズからなる復号画像データP2を生成するようになる。
これにより、処理速度優先モードでは、復号手段10における逆DCTにおいて大きく間引きをすることにより処理速度を向上させることができるとともに、画質優先モードでは復号手段10における逆DCTにおいて間引き率を小さくし、アーティファクトを軽減することができる。よって、縮小画像データP3を生成する際に、ユーザーの要望に応じて適切な画像処理を行うことが可能となるため、ユーザーにとって使い勝手のよい画像縮小装置を提供することができる。
図3は本発明の画像縮小方法の好ましい実施の形態を示すフローチャートであり、図1から図3を参照して画像縮小方法について説明する。まず、画像サイズ決定手段30において縮小画像データP3の画像サイズがユーザーから入力される。同様に、モード入力手段40において縮小画像データP3を処理する際のモードがユーザーにより入力される(ステップST1)。すると、倍率決定手段50において、縮小画像データP3の画像サイズおよびモードに応じて縮小復号する際の倍率が決定される(ステップST2)。
次に、復号手段10において、JPEG画像等の直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データP1に逆エントロピー符号化処理、逆量子化処理、逆DCT処理およびコンポーネント変換処理が施されて、倍率決定手段50において決定された倍率により復号画像データP2が生成される(ステップST3)。このとき、逆DCT処理において高周波成分を除去することにより、復号画像データP2が縮小された状態になっている。
そして、画像縮小手段20において、復号画像データP2が図2に示すキュービックスプライン補間演算により任意の画像サイズに縮小されて、縮小画像データP3が生成される(ステップST4)。その後、この縮小画像データP3が液晶ディスプレイ等に表示され、もしくはプリンタ装置により印刷される等の所定の処理がなされる(ステップST5)。
上記第1の実施の形態によれば、直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データを縮小しながら復号して復号画像データP2を生成し、生成した復号画像データP2を所定の画像サイズに縮小した縮小画像データP3を生成することにより、圧縮画像データから復号画像データP2を生成する際に、縮小画像データP3の画像サイズまで縮小しないため、高周波成分を除去しながら縮小を行う処理を最小限に抑えることができるとともに、圧縮画像データP1よりも画像サイズが小さくなった復号画像データP2を縮小処理することになるため、メモリ負担や処理時間の増大を最小限に抑えることができ、高速に高品質な縮小画像を得ることができる。
また、復号手段10が復号画像データP2が縮小画像データP3の画像サイズの2倍以上となるように圧縮画像データP1を縮小するものであれば、より効果的にメモリ負担や処理時間の増大を最小限に抑えることができ、高速に高品質な縮小画像を得ることができる。
さらに、画像縮小手段20がキュービックスプライン補間演算を用いて復号画像データP2から縮小画像データP3を生成するようにすれば、より鮮鋭な縮小画像データP3を生成することができる。
図4は本発明の画像縮小装置の別の実施の形態を示すブロック図であり、図4を参照して画像縮小装置100について説明する。なお、図4の画像縮小装置100において、図1の画像縮小装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
図4の画像縮小装置が図1の画像縮小装置1と異なる点は、縮小画像生成手段20が複数の縮小画像データP3a、P3bを生成する機能を有する点である。そして、画像縮小装置100の画像サイズ決定手段130は、各縮小画像データP3a、P3bの画像サイズをユーザーからの入力によりそれぞれ決定するようになっている。たとえば、1800×1200画素の画像サイズからなる圧縮画像データP1から360×240画素の画像サイズからなる縮小画像データP3aと、180×120画素の画像サイズからなる縮小画像データP3bとを生成したいときには、ユーザーは画像サイズ決定手段130に対して上記2つの画像サイズを入力すれば、画像縮小手段20において当該画像サイズの縮小画像データP3a、P3bが出力されるようになっている。
このとき、倍率決定手段150は、複数の縮小画像データP3a、P3bの画像サイズのうち、最も小さい画像サイズに応じて圧縮画像データの倍率を決定するようになっている。具体的には、倍率決定手段150は、縮小画像データP3a、P3bのうち、より画像サイズの小さい180×120画素の縮小画像データP3bに合わせて倍率を決定するようになり、縮小復号する際の倍率を1/4倍に決定するようになる。よって、復号手段10は、1800×1200画素の圧縮画像データP1から450×300画素の復号画像データP2を生成する。そして、画像縮小手段20は、スプライン補間演算を用いてこの復号画像データP2から2つの縮小画像データP3a、P3bを生成するようになっている。
このように、1つの復号画像データP2から複数の縮小画像データP3を生成することにより、複数の縮小画像データP3の各画像サイズに合わせて復号画像データP2を生成する必要が無くなるため、複数の縮小画像データP3を生成する際の処理の高速化を図ることができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記各実施の形態に限定されない。たとえば、上記実施の形態において、圧縮画像データがDCT変換を用いて直交変換を行うJPEG画像の場合について例示しているが、ウェーブレット変換を用いて直交変換を行うJPEG2000画像についても適用することができる。このJPEG2000圧縮画像データにおいてはエンベデッド符号化が用いられており、圧縮画像データは1つの符号化ビットストリームの中に複数のビットレートで符号化された情報が埋め込まれたデータ構造を有し、復号手段10が1つのまとまりを持った圧縮符号の中から任意の長さの符号を取り出すと、それに比例した解像度(画像サイズ)の復号画像データP2が得られるようになっている。よって、復号手段10は、縮小画像データP3の画像サイズにあった画像サイズの復号画像データP2を圧縮画像データP1から生成するようになる。この場合であっても、復号画像データP2を生成する際の高周波成分の除去を最小限に抑えて画質の劣化を防止するとともに、復号画像データP2の縮小を効率的に行うことができる。
また、上記第1の実施の形態において、画質モードは画質優先モードと処理速度優先モードとの2つのモードがある場合について言及しているが、3つ以上の複数のモードが有る場合であってもよい。この場合、倍率決定手段50は、各モードに対応した倍率を決定するようになる。
また、上記第2の実施の形態において、2つの縮小画像データP3a、P3bを生成する場合について例示しているが、3つ以上の複数の縮小画像データを生成するものであってもよい。
本発明の画像縮小装置の好ましい実施の形態を示すブロック図 図1の画像縮小装置における画像縮小手段に用いられるスプライン補間の一例を示すグラフ図 本発明の画像縮小方法の好ましい実施の形態を示すフローチャート 本発明の画像縮小装置の第2の実施の形態を示すブロック図
符号の説明
1 画像縮小装置
10 復号手段
20 画像縮小手段
30 画像サイズ決定手段
40 モード入力手段
50 倍率決定手段
P1 圧縮画像データ
P2 復号画像データ
P3、P3a、P3b 縮小画像データ

Claims (7)

  1. 直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データを縮小した縮小画像データを生成する画像縮小方法において、
    前記縮小画像データの画像サイズと、前記縮小画像データの画質を優先した画質優先モードと前記縮小画像データを生成する際の処理速度を優先した処理速度優先モードとのいずれかのモードとが決定されたときに、決定された前記画像サイズと前記モードとに応じて前記圧縮画像データを縮小復号する際の倍率を決定し、
    決定した倍率により前記圧縮画像データを縮小しながら復号して復号画像データを生成し、
    生成した前記復号画像データを前記決定した画像サイズに縮小して縮小画像データを生成する
    ことを特徴とする画像縮小方法。
  2. 直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データを縮小した縮小画像データを生成する画像縮小装置において、
    前記縮小画像データの画像サイズを決定する画像サイズ決定手段と、
    前記縮小画像データの画質を優先した画質優先モードと前記縮小画像データを生成する際の処理速度を優先した処理速度優先モードとのいずれかのモードが入力されるモード入力手段と、
    前記画像サイズ決定手段において決定された前記画像サイズと、前記画質選択手段により選択されたモードとに応じて、前記圧縮画像データを縮小復号する際の倍率を決定する倍率決定手段と、
    該倍率決定手段により決定された倍率により前記圧縮画像データを縮小しながら復号して復号画像データを生成する復号手段と、
    該復号手段により生成された前記復号画像データを前記画像サイズ決定手段により決定された画像サイズに縮小して縮小画像データを生成する縮小画像生成手段と
    を備えたことを特徴とする画像縮小装置。
  3. 前記倍率決定手段が、前記復号画像データの画像サイズが前記縮小画像データの画像サイズの2倍以上となるように前記倍率を決定するものであることを特徴とする請求項2に記載の画像縮小装置。
  4. 前記画像縮小手段が、キュービックスプライン補間演算を用いて前記復号画像データから前記縮小画像データを生成するものであることを特徴とする請求項2または3に記載の画像縮小装置。
  5. 前記圧縮画像データが、JPEG画像データもしくはJPEG2000画像データであることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像縮小装置。
  6. 直交変換を用いて圧縮された圧縮画像データを縮小した縮小画像データを生成する画像縮小装置において、
    前記縮小画像データの画像サイズを決定する画像サイズ決定手段と、
    前記画像サイズ決定手段において決定された前記縮小画像データの画像サイズに応じて、前記圧縮画像データを縮小復号する際の倍率を決定する倍率決定手段と、
    該倍率決定手段により決定された倍率により前記圧縮画像データを縮小しながら復号して復号画像データを生成する復号手段と、
    該復号手段により生成された前記復号画像データを前記画像サイズ決定手段により決定された画像サイズに縮小して縮小画像データを生成する縮小画像生成手段と
    を備え、
    前記縮小画像生成手段が、1つの前記復号画像データから画像サイズの異なる複数の前記圧縮画像データを出力する機能を有し、
    前記画像サイズ決定手段が、前記複数の縮小画像データの画像サイズをそれぞれ決定するものであり、
    前記倍率決定手段が、前記複数の縮小画像データの画像サイズのうち、最も小さい画像サイズに合わせて前記圧縮画像データを縮小復号する際の倍率を決定するものであることを特徴とする画像縮小装置。
  7. コンピュータに、
    前記縮小画像データの画像サイズと、前記縮小画像データの画質を優先した画質優先モードと前記縮小画像データを生成する際の処理速度を優先した処理速度優先モードとのいずれかのモードとが決定されたときに、決定された前記画像サイズと前記モードとに応じて前記圧縮画像データを縮小復号する際の倍率を決定し、
    決定した倍率により前記圧縮画像データを縮小しながら復号して復号画像データを生成し、
    生成した前記復号画像データを前記決定した画像サイズに縮小して縮小画像データを生成する
    ことを実行させるための画像縮小プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007082217A (ja) * 2005-09-10 2007-03-29 Samsung Electronics Co Ltd デジタルイメージでサムネイルを生成する方法及び装置
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US8144162B2 (en) 2007-06-28 2012-03-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for rendering three dimensional graphics data

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