JP2005234739A - シリーズレギュレータ及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

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雄市 中村
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保寿 中澤
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Abstract

【課題】 複数の安定化された直流電圧を出力する多出力型のシリーズレギュレータであって、複数の出力電圧の立ち上がりの順番を遅延回路等を用いることなく決めるようにして小型化、低コスト化、低消費電力化を図ったシリーズレギュレータを提供する。
【解決手段】 出力電圧Vo1を分圧した分圧電圧Vadj1と参照電圧Vref1とが一致するように出力トランジスタTr11を駆動する駆動回路14を有するレギュレータ回路51と、出力電圧Vo2を分圧した分圧電圧Vadj2と参照電圧Vref2とが一致するように出力トランジスタTr21を駆動する駆動回路24を有するレギュレータ回路52とを備えたシリーズレギュレータにおいて、基準電圧回路18からの基準電圧がレギュレータ回路51へ参照電圧Vref1として与えられ、出力電圧Vo1がレギュレータ回路52へ参照電圧Vref2として与えられるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シリーズレギュレータ及びそれを用いた電子機器に関するものであり、特に、各機能毎に電圧の異なる負荷を有するDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、TV(Television)受像機、VTR(Video Tape Recorder)、STB(Set Top Box) 、CD(Compact Disc)プレーヤ、MD(Mini Disc)プレーヤ、電源機器等に好適に用いられ、複数の安定化された直流電圧を出力することのできるシリーズレギュレータ及びそれを用いた電子機器に関するものである。
従来のシリーズレギュレータについて、図13を参照して説明する。図13は従来の単出力型のシリーズレギュレータの回路図である。図13において、1は直流電圧である入力電圧Vinが入力される入力端子、2は出力電圧Voが出力され直流安定化電源を必要とする負荷(図示せず)が接続される出力端子、3はグランドGNDに接続されるグランド端子である。
また、入力端子1と出力端子2との間には、エミッタが入力端子1に接続され、コレクタが出力端子2に接続されたPNPトランジスタのパワートランジスタTr1が設けられ、出力端子2とグランド端子3との間には、パワートランジスタTr1から出力される電圧、即ち、出力電圧Voを分圧する分圧抵抗R1、R2の直列回路が設けられている。そして、この分圧抵抗R1、R2で分圧された分圧電圧Vadjにより出力電圧Voを所定の値にするようにパワートランジスタTr1を駆動する、ICチップ化された駆動回路4が設けられている。
駆動回路4は、入力電圧Vinを動作電源としており、NPNトランジスタの駆動トランジスタTr2、誤差増幅器5、過電流保護回路6、過熱保護回路7、基準電圧回路8から構成されている。誤差増幅器5の反転入力端子(−)は分圧抵抗R1、R2の接続点に接続されており、分圧電圧Vadjが入力される。一方、非反転入力端子(+)は入力電圧Vinから基準電圧を生成する基準電圧回路8の出力端子に接続されており、前記基準電圧が参照電圧Vrefとして入力される。また、誤差増幅器5の出力端子は駆動トランジスタTr2のベースに接続されるとともに、過電流保護回路6及び過熱保護回路7に接続されている。そして、駆動トランジスタTr2のコレクタはパワートランジスタTr1のベースに接続され、エミッタは過電流保護回路6を介してグランド端子3に接続されている。
このような構成の図13に示すシリーズレギュレータは、出力電圧Voを分圧抵抗R1、R2で分圧した分圧電圧Vadjと参照電圧Vrefとの誤差を誤差増幅器5で反転増幅し、その増幅出力で駆動トランジスタTr2を流れるパワートランジスタTr1のベース電流を制御することにより、出力電圧Voを予め定めた所定の電圧に一定に制御して出力することができ、出力端子2に接続される図示しない負荷に安定した直流電圧を供給することができる。
また、過電流時またはシリーズレギュレータ内の温度上昇時には、過電流保護回路6または過熱保護回路7で駆動トランジスタTr2のベース電圧を調整することによりパワートランジスタTr1のベース電流を絞ることで、シリーズレギュレータの保護が図られている。
ところで、近年、シリーズレギュレータの小型化の要求が高まり、この要求に応じるため、2出力型のシリーズレギュレータが多く登場している。次に、従来の2出力型のシリーズレギュレータについて、図14を参照して説明する。図14は従来の2出力のシリーズレギュレータの回路図である。
図14において、11は直流電圧である入力電圧Vinが入力される入力端子、12は出力電圧Vo1が出力され直流安定化電源を必要とする負荷(図示せず)が接続される出力端子、13はグランドGNDに接続されるグランド端子である。
また、入力端子11と出力端子12との間には、エミッタが入力端子11に接続され、コレクタが出力端子12に接続されたPNPトランジスタのパワートランジスタTr11が設けられ、出力端子12とグランド端子13との間には、パワートランジスタTr11から出力される電圧、即ち、出力電圧Vo1を分圧する分圧抵抗R11、R12の直列回路(分圧回路)が設けられている。そして、この分圧抵抗R11、R12で分圧された分圧電圧Vadj1により出力電圧Vo1を所定の値にするようにパワートランジスタTr11を駆動する、ICチップ化された駆動回路14が設けられている。
駆動回路14は、入力電圧Vinを動作電源としており、NPNトランジスタの駆動トランジスタTr12、誤差増幅器15、過電流保護回路16から構成されている。誤差増幅器15の反転入力端子(−)は分圧抵抗R11、R12の接続点に接続されており、分圧電圧Vadj1が入力される。一方、非反転入力端子(+)は入力電圧Vinから基準電圧を生成する基準電圧回路18の出力端子に接続されており、前記基準電圧が参照電圧Vrefとして入力される。また、誤差増幅器15の出力端子は駆動トランジスタTr12のベースに接続されるとともに、過電流保護回路16及び過熱保護回路17に接続されている。そして、駆動トランジスタTr12のコレクタはパワートランジスタTr11のベースに接続され、エミッタは過電流保護回路16を介してグランド端子3に接続されている。
また、22は出力電圧Vo2が出力され直流安定化電源を必要とする負荷(図示せず)が接続される出力端子、23はグランドGNDに接続されるグランド端子である。そして、入力端子11と出力端子22との間には、エミッタが入力端子11に接続され、コレクタが出力端子22に接続されたPNPトランジスタのパワートランジスタTr21が設けられ、出力端子22とグランド端子23との間には、パワートランジスタTr21から出力される電圧、即ち、出力電圧Vo2を分圧する分圧抵抗R21、R22の直列回路(分圧回路)が設けられている。また、この分圧抵抗R21、R22で分圧された分圧電圧Vadj2により出力電圧Vo2を所定の値にするようにパワートランジスタTr21を駆動する、ICチップ化された駆動回路24が設けられている。
駆動回路24は、入力電圧Vinを動作電源としており、NPNトランジスタの駆動トランジスタTr22、誤差増幅器25、過電流保護回路26から構成されている。誤差増幅器25の反転入力端子(−)は分圧抵抗R21、R22の接続点に接続されており、分圧電圧Vadj2が入力される。一方、非反転入力端子(+)は基準電圧回路18の出力端子に接続され、基準電圧回路18からの基準電圧が参照電圧Vrefとして入力される。また、誤差増幅器25の出力端子は駆動トランジスタTr22のベースに接続されるとともに、過電流保護回路26及び過熱保護回路17に接続されている。そして、駆動トランジスタTr22のコレクタはパワートランジスタTr21のベースに接続され、エミッタは過電流保護回路26を介してグランド端子3に接続されている。
このような構成の図14に示すシリーズレギュレータは、出力電圧Vo1を分圧抵抗R11、R12で分圧した分圧電圧Vadj1と参照電圧Vrefとの誤差を誤差増幅器15で反転増幅し、その増幅出力で駆動トランジスタTr12を流れるパワートランジスタTr11のベース電流を制御することにより、出力電圧Vo1を予め定めた所定の電圧に一定に制御して出力することができ、出力端子12に接続される図示しない負荷に安定した電圧を供給することができる。
また、出力電圧Vo2を分圧抵抗R21、R22で分圧した分圧電圧Vadj2と参照電圧Vrefとの誤差を誤差増幅器25で反転増幅し、その増幅出力で駆動トランジスタTr22を流れるパワートランジスタTr21のベース電流を制御することにより、出力電圧Vo2を予め定めた所定の電圧に一定に制御して出力することができ、出力端子22に接続される図示しない負荷に安定した電圧を供給することができる。
また、パワートランジスタTr11に流れる電流の過電流時、またはシリーズレギュレータ内の温度上昇時には、過電流保護回路16または過熱保護回路17で駆動トランジスタTr12のベース電圧を調整することによりパワートランジスタTr11のベース電流を絞ることで、シリーズレギュレータの保護が図られている。
また、パワートランジスタTr21に流れる電流の過電流時、またはシリーズレギュレータ内の温度上昇時には、過電流保護回路26または過熱保護回路17で駆動トランジスタTr22のベース電圧を調整することによりパワートランジスタTr21のベース電流を絞ることで、シリーズレギュレータの保護が図られている。
このように、2出力型のシリーズレギュレータは単出力型のシリーズレギュレータを並列に配置するとともに、通常、基準電圧回路や過熱保護回路といった共有できる回路を共有して構成することにより、小型化が図られている。
また、シーケンスコイルと複数の出力コイルとを有する変圧器と、前記シーケンスコイルに接続された遅延回路を含むシーケンス回路とを備え、前記各出力コイルから得られる直流出力電圧が始動時における立ち上がりと停止時における立ち下がりの順序を定めた多出力スイッチングレギュレータにおいて、前記遅延回路は出力電圧の立ち上がり時のみ動作するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、供給される直流電圧を異なる電圧に変換するDC/DCコンバータと、その出力側に備えられ、所定の電圧が出力される時、動作する第二のスイッチ駆動素子と、第二のスイッチを有する第一の直列回路と、第二のスイッチ駆動素子の動作により閉接される第三のスイッチを有する第二の直列回路と、第二の電源端子との間に、該第一のスイッチ駆動素子と該第一のスイッチ駆動素子の動作状態で閉接される第四のスイッチとの直列回路が接続される第一、第二の端子と、第二の電源端子との間に、動作状態で該第一のスイッチを閉接する第一のスイッチ駆動素子と該第二のスイッチ駆動素子の動作状態で開放される第五のスイッチとの直列回路が接続される第三の端子を有する電源装置を複数備えることにより、複数の電圧が供給でき、且つ複数の電源装置の接続の仕方により、複数の電圧の起動手順を設定することが出来るようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
実開平4―64989号公報 特開平8―256471号公報
しかしながら、図14に示す2出力型のレギュレータの場合、通常、それぞれの出力の立ち上がりの順番を決めるためには、特許文献1に記載の従来技術のように、コンデンサなどの遅延回路とコンデンサを保護するための小電流回路の組み合わせなどが必要となる。そして、これらの回路を設けるには、駆動回路14及び/または駆動回路24のICチップ内にこれらの回路を組み込むか、外付けでこれらの回路を接続しなければならず、前者はICチップが大きくなるとともにコストがかかることになり、後者はシリーズレギュレータを実装する基板に実装される部品点数が増加することになり、基板の面積を大きくし、またコストもかかってしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載の従来技術では、制御信号の配線を変えることにより、異なる電圧を、対応する電子装置のロジックデバイスに所定の手順で供給することが可能となるが、リレー等のスイッチ駆動素子を用いるので、電源装置が大型化するという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、複数の安定化された直流電圧を出力する多出力型のシリーズレギュレータであって、複数の出力電圧の立ち上がりの順番を、遅延回路等を用いることなく決めるようにして小型化、低コスト化を図るとともに、低消費電力であるシリーズレギュレータ及びそれを用いた電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、入力直流電圧が与えられる入力端子と出力端子間に直列に接続される出力トランジスタと、該出力トランジスタから出力される電圧を分圧する分圧回路と、該分圧回路で分圧された分圧電圧と参照電圧とが一致するように前記出力トランジスタを駆動する駆動回路とから成るレギュレータ回路を少なくとも2つ備え、前記各レギュレータ回路から出力される電圧をそれぞれ出力電圧とするシリーズレギュレータにおいて、基準電圧回路からの基準電圧が1つのレギュレータ回路へ参照電圧として与えられ、前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路から順に、レギュレータ回路の出力電圧が、次のレギュレータ回路へ参照電圧として与えられるようにしたものである。
この構成によると、各レギュレータ回路の各出力電圧の立ち上がりの順番を遅延回路等の複雑な回路を用いることなく決めることができ、シリーズレギュレータまたはシリーズレギュレータを実装する実装基板の小型化ができるとともに、コストの低減を実現することができる。
また、例えば、次のレギュレータ回路に参照電圧としての電圧を与えるレギュレータ回路に入力される入力直流電圧は、前記次のレギュレータ回路に入力される入力直流電圧よりも小さいと良い。このようにすると、レギュレータ回路の入出力間電圧差を小さくしてレギュレータ回路での熱損失を低減することができる。
また、例えば、前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路の駆動回路を動作させる動作電源が、他のレギュレータ回路に入力される入力直流電圧であると、前記レギュレータ回路への入力直流電圧を更に小さくしても前記レギュレータ回路を動作させることができ、入出力間電圧差を更に小さくして前記レギュレータ回路での熱損失を更に低減することができる。また、各レギュレータ回路への入力電源が異なるため、それぞれのレギュレータ回路の入力電源部の立ち上がりがずれた場合であっても、各レギュレータ回路の各出力電圧の立ち上がりの遅延時間がずれることはなく、各出力電圧の立ち上がりを安定化させることもできる。
また、例えば、前記基準電圧回路は、前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路以外のレギュレータ回路に入力される入力直流電圧から前記基準電圧を生成すると、前記レギュレータ回路に入力直流電圧が供給されても、他のレギュレータ回路に入力直流電圧が供給されるまでは、基準電圧回路が起点となるレギュレータ回路の参照電圧となる基準電圧を生成しないので、各レギュレータ回路の各出力電圧は立ち上がらないことになる。従って、各レギュレータ回路への入力電源が異なるため、それぞれのレギュレータ回路の入力電源部の立ち上がりがずれた場合であっても、各レギュレータ回路の各出力電圧の立ち上がりの遅延時間がずれることはなく、各出力電圧の立ち上がりを安定化させることができる。
また、例えば、前記各レギュレータ回路に接続されている入力端子が、共通の1つの入力端子であると、各レギュレータ回路からの各出力電圧の起動時の遅延に関する精度が良くなり、各レギュレータ回路からの各出力電圧の立ち上がりが安定化されたシリーズレギュレータを実現することができる。
また、例えば、前記各レギュレータ回路の出力電流容量は、該各レギュレータ回路からの出力電圧が与えられる負荷の消費電流に基づいて定められていると、シリーズレギュレータの消費電力を低減できる。
また、例えば、前記シリーズレギュレータの温度が所定の温度を超えたときに、前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路の出力トランジスタに流れる電流を小さくするように該レギュレータ回路の駆動回路を制御する過熱保護回路を設けると、他のレギュレータ回路を制御する過熱保護回路を設けなくとも、全てのレギュレータ回路の出力電圧を降下させることが可能となり、シリーズレギュレータまたはシリーズレギュレータを実装する実装基板を大型化することなく、シリーズレギュレータを過熱から保護することができる。
また、例えば、次のレギュレータ回路に参照電圧としての電圧を与えるレギュレータ回路の出力トランジスタと出力端子間に直列にスイッチを設けるとともに、前記出力トランジスタに流れる電流が所定の電流よりも大きくなったときに前記スイッチを開放する過電流保護回路を設けると、過電流状態になったレギュレータ回路の出力電圧のみを遮断し、他のレギュレータ回路の出力電圧を正常に出力し続けることが可能となる。
また、例えば、次のレギュレータ回路に参照電圧としての電圧を与えるレギュレータ回路に、該レギュレータ回路の出力電圧を降圧する降圧回路を設け、該降圧回路で降圧された電圧を参照電圧として前記次のレギュレータ回路に与えるようにすると、前記次のレギュレータ回路の出力電圧を、このレギュレータ回路に参照電圧しての電圧を与えるレギュレータ回路の出力電圧よりも低くなるように自由に設定することが可能となる。
また、例えば、前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路以外の各レギュレータ回路を個別に作動/停止させる作動/停止制御回路を設けると、前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路からの出力電圧のみを得たい場合が生じた時に、他のレギュレータ回路を停止させるのでシリーズレギュレータの消費電力を低減できる。
また、本発明は、入力直流電圧が与えられる入力端子と出力端子間に直列に接続される出力トランジスタと、該出力トランジスタから出力される電圧を分圧する分圧回路と、該分圧回路で分圧された分圧電圧と参照電圧とが一致するように前記出力トランジスタを駆動する駆動回路とから成るレギュレータ回路を少なくとも2つ備えるシリーズレギュレータにおいて、基準電圧回路からの基準電圧が1つのレギュレータ回路へ参照電圧として与えられ、前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路から順に、レギュレータ回路から出力される電圧が次のレギュレータ回路へ参照電圧として与えられるようにするとともに、前記各レギュレータ回路から出力される各電圧のうちの1つの電圧を出力電圧とするように出力経路を切り替えるスイッチ回路を設けたものである。
この構成によると、出力電圧が供給される負荷の消費電力に応じて、出力電圧を出力するレギュレータ回路を低損失で動作するレギュレータ回路に切り替えることにより、シリーズレギュレータの損失を低減することができ、待機時と各機能の動作時とで負荷電流の差が大きい負荷の電源に使用する際に有効である。
また、例えば、前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路以外の各レギュレータ回路を個別に作動/停止させる作動/停止制御回路を設け、該作動/停止制御回路は、前記スイッチ回路の切り替えに基づいて各レギュレータ回路の駆動回路を作動/停止させると、出力電圧を供給しているレギュレータ回路以外のレギュレータ回路をオフさせることができるので、シリーズレギュレータの消費電力を低減することができる。
また、本発明は、電子機器において、上述のいずれかのシリーズレギュレータを用いたことを特徴とするものである。当該シリーズレギュレータは、複数の出力電圧の立ち上がりの順番を遅延回路等を用いることなく決めるようにして小型化、低コスト化を図るとともに、低消費電力である。従って、当該シリーズレギュレータを電源装置として用いた電子機器は、小型化、低コスト化、低消費電力化を実現することができる。
本発明によると、入力直流電圧が与えられる入力端子と出力端子間に直列に接続される出力トランジスタと、該出力トランジスタから出力される電圧を分圧する分圧回路と、該分圧回路で分圧された分圧電圧と参照電圧とが一致するように前記出力トランジスタを駆動する駆動回路とから成るレギュレータ回路を少なくとも2つ備え、前記各レギュレータ回路から出力される電圧をそれぞれ出力電圧とするシリーズレギュレータにおいて、基準電圧回路からの基準電圧が1つのレギュレータ回路へ参照電圧として与えられ、前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路から順に、レギュレータ回路の出力電圧が、次のレギュレータ回路へ参照電圧として与えられるようにしたので、各レギュレータ回路の各出力電圧の立ち上がりの順番を遅延回路等の複雑な回路を用いることなく決めることができ、シリーズレギュレータまたはシリーズレギュレータを実装する実装基板の小型化ができるとともに、コストの低減を実現することができる。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。説明の便宜上、従来例の図14と同一の部分については同一の符号を付している。図1は、本発明の第1実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。
図1に示すシリーズレギュレータは、直流電圧である入力電圧Vin1、Vin2が入力される入力端子11、21と、出力電圧Vo1、Vo2が出力され直流安定化電源を必要とする負荷(図示せず)が接続される出力端子12、22と、グランドGNDに接続されるグランド端子13、23と、二段に組まれたレギュレータ回路51、52と、基準電圧回路18とから構成されている。
また、レギュレータ回路51は、エミッタが入力端子11に接続され、コレクタが出力端子12に接続されたPNPトランジスタのパワートランジスタTr11と、パワートランジスタTr11から出力される電圧、即ち、出力電圧Vo1を分圧する分圧抵抗R11、R12の直列回路(分圧回路)と、分圧抵抗R11、R12で分圧された分圧電圧Vadj1により出力電圧Vo1を所定の値にするようにパワートランジスタTr11を駆動する、ICチップ化された駆動回路14とから構成されている。
そして、駆動回路14は、入力電圧Vin1を動作電源としており、NPNトランジスタの駆動トランジスタTr12、誤差増幅器15から構成されている。誤差増幅器15の反転入力端子(−)は分圧抵抗R11、R12の接続点に接続されており、分圧電圧Vadj1が入力される。一方、非反転入力端子(+)は入力電圧Vinから基準電圧を生成する基準電圧回路18の出力端子に接続されており、前記基準電圧が参照電圧Vref1として入力される。また、誤差増幅器15の出力端子は駆動トランジスタTr12のベースに接続されている。そして、駆動トランジスタTr12のコレクタはパワートランジスタTr11のベースに接続され、エミッタはグランド端子13に接続されている。
一方、レギュレータ回路52は、エミッタが入力端子21に接続され、コレクタが出力端子22に接続されたPNPトランジスタのパワートランジスタTr21と、パワートランジスタTr21から出力される電圧、即ち、出力電圧Vo2を分圧する分圧抵抗R21、R22の直列回路(分圧回路)と、分圧抵抗R21、R22で分圧された分圧電圧Vadj2により出力電圧Vo2を所定の値にするようにパワートランジスタTr21を駆動する、ICチップ化された駆動回路24とから構成されている。
そして、駆動回路24は、入力電圧Vin2を動作電源としており、NPNトランジスタの駆動トランジスタTr22、誤差増幅器25から構成されている。誤差増幅器25の反転入力端子(−)は分圧抵抗R21、R22の接続点に接続されており、分圧電圧Vadj2が入力される。一方、非反転入力端子(+)は、出力端子12に接続されており、出力電圧Vo1が参照電圧Vref2として入力される。また、誤差増幅器25の出力端子は駆動トランジスタTr22のベースに接続されている。そして、駆動トランジスタTr22のコレクタはパワートランジスタTr21のベースに接続され、エミッタはグランド端子23に接続されている。
このような構成の図1に示すシリーズレギュレータは、出力電圧Vo1を分圧抵抗R11、R12で分圧した分圧電圧Vadj1と参照電圧Vref1との誤差を誤差増幅器15で反転増幅し、その増幅出力で駆動トランジスタTr12を流れるパワートランジスタTr11のベース電流を制御することにより、出力電圧Vo1を予め定めた所定の電圧に一定に制御して出力することができ、出力端子12に接続される図示しない負荷に安定した電圧を供給することができる。
また、出力電圧Vo2を分圧抵抗R21、R22で分圧した分圧電圧Vadj2と参照電圧Vref2との誤差を誤差増幅器25で反転増幅し、その増幅出力で駆動トランジスタTr22を流れるパワートランジスタTr21のベース電流を制御することにより、出力電圧Vo2を予め定めた所定の電圧に一定に制御して出力することができ、出力端子22に接続される図示しない負荷に安定した電圧を供給することができる。
また、図14に示す従来の2出力型のシリーズレギュレータは、2つの出力電圧がそれぞれ独立して立ち上がるようになっていたが、図1に示すシリーズレギュレータは、レギュレータ回路51がオンしなければ、レギュレータ回路52はオンせず、従って、必ずレギュレータ回路51がレギュレータ回路52より先に立ち上がることになる。また、出力電圧Vo1が供給されるラインに短絡等が発生し、レギュレータ回路51がオフした場合、それにともなってレギュレータ回路52もオフすることになる。
即ち、上述のように、出力電圧Vo1をレギュレータ回路52の誤差増幅器25に参照電圧Vref2として与える構成にすることにより、2つのレギュレータ回路の立ち上がりの順番を、遅延回路等の複雑な回路を用いることなく決めることができる。これにより、駆動回路14、24であるICチップ、若しくはシリーズレギュレータを実装する実装基板の小型化ができるとともに、コストの低減を実現することができる。
また、一般的に、シリーズレギュレータは、入力電圧と出力電圧の差が大きいほどそのレギュレータ部での熱損失は大きくなるので、負荷に供給する出力電圧に合わせて、入出力間電圧差を小さくするように入力電圧を適切に設定することで、レギュレータ部での熱損失の低減化を図ることができる。そこで、図1に示すシリーズレギュレータは、入力電圧Vin1の電圧を入力電圧Vin2の電圧よりも小さくして、熱損失の低減化を図っている。
即ち、図1に示すシリーズレギュレータは、出力電圧Vo1が出力電圧Vo2の電圧値を決めるための参照電圧Vref2として用いられているので、出力電圧Vo2の電圧は出力電圧Vo1の電圧以上となる。そして、入力電圧はそれぞれの出力電圧に応じた電圧値に設定すれば良いのであるから、レギュレータ回路51の入力電圧Vin1は、レギュレータ回路52の入力電圧Vin2よりも小さく設定することができ、そのように設定することで、レギュレータ回路51での熱損失が少ない2出力型のシリーズレギュレータを構成することができる。
また、一般的に、大きな電流を供給できるシリーズレギュレータは、そのレギュレータ自身の消費電流も大きく、逆に、小さな電流しか供給できないシリーズレギュレータは、そのレギュレータ自身の消費電流も小さい。従って、負荷の消費電流に合わせて、できるだけ出力電流容量の小さいシリーズレギュレータにすることにより、レギュレータ部での消費電流の低減化を図ることができる。
そこで、図1に示すシリーズレギュレータは、レギュレータ回路51及びレギュレータ回路52の出力電流容量を、出力端子12及び出力端子22に接続される負荷の消費電流に対して必要十分な電流しか供給できないように設定されている。例えば、パワートランジスタTr11、Tr21として、定格コレクタ電流値が負荷の消費電流値に対して必要十分なトランジスタを使用すると良い。これにより、消費電流が少ない2出力型のシリーズレギュレータを構成することができる。
図2は、本発明の第2実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。図2において、図1と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。図2に示すシリーズレギュレータが図1に示すシリーズレギュレータと相違する点は、パワートランジスタTr11のエミッタとパワートランジスタTr21のエミッタとが、ともに共通の入力端子となる入力端子11に接続され、レギュレータ回路51、52にともに入力電圧Vinが入力されている点である。
図1に示すシリーズレギュレータでは、レギュレータ回路51、52への入力電源が異なるため、それぞれのレギュレータ回路の入力電源部の立ち上がりがずれた場合、図3に示すように、出力電圧Vo1の立ち上がりと出力電圧Vo2の立ち上がりとの間の遅延時間もずれてしまい、入力電源の起動のタイミングのズレにより、出力電圧起動時の遅延時間にばらつきが生じてしまうことがあったが、図2に示すシリーズレギュレータでは、レギュレータ回路51、52への入力電圧を共有化することにより、図4に示すように、各レギュレータ回路の出力電圧起動時の遅延に関する精度が良くなり、それぞれのレギュレータ回路の出力電圧の立ち上がりが安定化された2出力型のシリーズレギュレータを構成することができる。図4から、出力電圧Vo1が立ち上がった後、レギュレータ回路52に固有の遅延時間で出力電圧Vo2が立ち上がっている様子が分かる。
図5は、本発明の第3実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。図5において、図2と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。図5に示すシリーズレギュレータは、3出力型のシリーズレギュレータであり、図2に示すシリーズレギュレータに、更に、出力電圧Vo3が出力され直流安定化電源を必要とする負荷(図示せず)が接続される出力端子32と、グランドGNDに接続されるグランド端子33と、レギュレータ回路53とが追加された構成となっている。
レギュレータ回路53は、エミッタが入力端子11に接続され、コレクタが出力端子32に接続されたPNPトランジスタのパワートランジスタTr31と、パワートランジスタTr31から出力される電圧、即ち、出力電圧Vo3を分圧する分圧抵抗R31、R32の直列回路(分圧回路)と、分圧抵抗R31、R32で分圧された分圧電圧Vadj3により出力電圧Vo3を所定の値にするようにパワートランジスタTr31を駆動する、ICチップ化された駆動回路34とから構成されている。
そして、駆動回路34は、入力電圧Vinを動作電源としており、NPNトランジスタの駆動トランジスタTr32、誤差増幅器35から構成されている。誤差増幅器35の反転入力端子(−)は分圧抵抗R31、R32の接続点に接続されており、分圧電圧Vadj3が入力される。一方、非反転入力端子(+)は、出力端子22に接続されており、出力電圧Vo2が参照電圧Vref3として入力される。また、誤差増幅器35の出力端子は駆動トランジスタTr32のベースに接続されている。そして、駆動トランジスタTr32のコレクタはパワートランジスタTr31のベースに接続され、エミッタはグランド端子33に接続されている。
このような構成の図5に示すシリーズレギュレータは、安定化された出力電圧Vo1、Vo2を出力するとともに、出力電圧Vo3を分圧抵抗R31、R32で分圧した分圧電圧Vadj3と参照電圧Vref3との誤差を誤差増幅器35で反転増幅し、その増幅出力で駆動トランジスタTr32を流れるパワートランジスタTr11のベース電流を制御することにより、出力電圧Vo3を予め定めた所定の電圧に一定に制御して出力することができ、出力端子32に接続される図示しない負荷に安定した電圧を供給することができる。
また、レギュレータ回路51が立ち上がらなければ、他のレギュレータ回路52、53が立ち上がることはなく、立ち上がりの順番はレギュレータ回路51が最初に立ち上がり、次にレギュレータ回路52、そしてレギュレータ回路53という順番になる。
即ち、出力電圧Vo1をレギュレータ回路52の誤差増幅器25に参照電圧Vref2として与え、出力電圧Vo2をレギュレータ回路53の誤差増幅器35に参照電圧Vref3として与える構成にすることにより、3つのレギュレータ回路の立ち上がりの順番を、遅延回路等の複雑な回路を用いることなく決めることができる。これにより、駆動回路14、24、34であるICチップ、若しくはシリーズレギュレータを実装する実装基板の小型化ができるとともに、コストの低減を実現することができる。
また、レギュレータ回路51、52、53への入力電圧を共有化することにより、各レギュレータ回路の出力の起動時の遅延に関する精度が良くなり、それぞれのレギュレータ回路の立ち上がりが安定化された3出力型のシリーズレギュレータを構成することができる。尚、同様のレギュレータ回路を更に追加することにより、4つ以上の安定化直流電圧を出力する多出力型のシリーズレギュレータを実現することも可能である。
図6は、本発明の第4実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。図6において、図1と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。図6に示すシリーズレギュレータが図1に示すシリーズレギュレータと相違する点は、レギュレータ回路51の駆動回路14の動作電源をレギュレータ回路52の入力電圧Vin2にしている点と、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにしている点である。
一般的に、レギュレータ回路の駆動回路の電源は、そのレギュレータ回路の入力電圧を用いることが多い。また、駆動回路の電源は必ずレギュレータ回路の出力電圧よりある程度高くなければならない。レギュレータ回路の駆動回路の電源として、そのレギュレータ回路の入力電圧を用いた場合、その駆動回路と出力電力との電位差と、パワートランジスタのエミッタ−コレクタ間の電圧差とが、入力電圧と出力電圧に必要な電位差となる。しかし、レギュレータ回路の駆動回路の電源をそのレギュレータ回路の入力電圧からではなく、他の電源から供給することで、駆動回路と出力電力との電位差を考慮することがなくなり、より低い入力電圧で動作させることのできるレギュレータ回路を構成することが可能となる。
そこで、図6に示すように、レギュレータ回路52の出力電圧設定がレギュレータ回路51の出力電圧設定より大きく設定されている場合において、レギュレータ回路51の駆動回路14の電源にレギュレータ回路2の入力電圧Vin2を用いることで、入力電圧Vin1をより低く設定してもレギュレータ回路51を動作させることができる。これにより、レギュレータ回路51での損失をより小さくし、シリーズレギュレータの消費電流の低減化を実現することができる。
また、このように、レギュレータ回路51の駆動回路14の電源にレギュレータ回路2の入力電圧Vin2を用いると、入力電圧Vin1が供給されても、入力電圧Vin2が供給されるまでは駆動回路14が動作しないので、出力電圧Vo1は立ち上がらない。従って、レギュレータ回路51、52への入力電源が異なるため、それぞれのレギュレータ回路の入力電源部の立ち上がりがずれた場合であっても、出力電圧Vo1の立ち上がりと出力電圧Vo2の立ち上がりとの間の遅延時間がずれることはなく、出力電圧Vo1、Vo2の立ち上がりを安定化させることができる。
また、図6に示すように、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにすると、入力電圧Vin1が供給されても入力電圧Vin2が供給されるまでは駆動回路14の誤差増幅器25に参照電圧Vref1としての基準電圧が与えられないので、出力電圧Vo1は立ち上がらない。従って、レギュレータ回路51、52への入力電源が異なるため、それぞれのレギュレータ回路の入力電源部の立ち上がりがずれた場合であっても、出力電圧Vo1の立ち上がりと出力電圧Vo2の立ち上がりとの間の遅延時間がずれることはなく、出力電圧Vo1、Vo2の立ち上がりを安定化させることができる。
図7は、本発明の第5実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。図7において、図1と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。図7に示すシリーズレギュレータが図1に示すシリーズレギュレータと相違する点は、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにしている点と、過熱保護回路40が新たに設けられている点である。ここで、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにしている理由については、上述した通りである。
過熱保護回路40は、入力電圧Vin2を動作電源とし、シリーズレギュレータの温度が所定の温度より高くなったことを検知すると、駆動トランジスタTr12のベース電圧を調整することによりパワートランジスタTr11のベース電流を絞り、パワートランジスタTr11に流れる電流を低減させる。このとき、出力電圧Vo1は低下する。そしてこの低下した出力電圧Vo1がレギュレータ回路52の駆動回路25の誤差増幅器24に参照電圧Vref2として与えられるので、出力電圧Vo2も降下することになる。つまり、レギュレータ回路51のみを制御する過熱保護回路40を設けることで、レギュレータ回路52を制御する過熱保護回路を設けなくとも、出力電圧Vo2を降下させることが可能となる。
また、図14に示す従来の2出力型のシリーズレギュレータの場合も、2つのレギュレータ回路で共有化した1つの過熱保護回路17を設けるだけで良かったが、従来の2出力型のシリーズレギュレータの過熱保護回路17の場合は、温度検出部を共通化するのみであり、各レギュレータ回路のベース電流を絞り各出力電圧を低下させる回路は、各出力ごとに別々に備える必要があった。しかし、図7に示すシリーズレギュレータの過熱保護回路40の場合は、各レギュレータ回路の出力電圧を低下させる回路は、上述したように、レギュレータ回路51のベース電流を絞り出力電圧Vo1を低下させる回路のみで良く、1回路分で2出力分の保護を行うことができる。これは、ICチップ上の回路を減らし、小型化、消費電流の低減化を実現できる有効な手段である。
図8は、本発明の第6実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。図8において、図1と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。図8に示すシリーズレギュレータが図1に示すシリーズレギュレータと相違する点は、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにしている点と、過電流保護回路41とスイッチ42が新たに設けられている点である。ここで、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにしている理由については、上述した通りである。
過電流保護回路41は、駆動トランジスタTr12のエミッタとグランド端子13との間に設けられており、駆動トランジスタTr12に流れる電流、即ち、パワートランジスタTr11のベース電流が所定の電流より大きいことを検知すると、駆動トランジスタTr12のベース電圧を調整することによりパワートランジスタTr11のベース電流を絞り、パワートランジスタTr11に流れる電流を低減させる。そして、スイッチ42はレギュレータ回路51と出力端子12との間に設けられており、過電流保護回路41は過電流保護動作した場合にスイッチ42をオープンにして、レギュレータ回路51の負荷経路を切断する。このようにして、過電流保護が行われる。
過電流保護回路41が動作した場合、負荷経路が接続されたままであると、レギュレータ回路51の過電流状態が解消されないままになるので、過電流保護回路41が動作しパワートランジスタTr11に流れる電流が低減され出力電圧Vo1が低下する。すると、出力電圧Vo2も自動的に低下してしまうことになる。そこで、過電流保護回路41が動作した場合は、スイッチ42をオープンにすることで、レギュレータ回路51は出力端子12に接続される負荷に電力を供給することはできなくなるが、レギュレータ回路51の過電流状態は解消されパワートランジスタTr11から出力される電圧は正常な値になるので、出力電圧Vo2は正常な値になる。これは、出力電圧Vo2が供給される負荷が、出力電圧Vo1が供給される負荷よりも重要度が高い場合に有効な手段といえる。
図9は、本発明の第7実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。図9において、図1と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。図9に示すシリーズレギュレータが図1に示すシリーズレギュレータと相違する点は、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにしている点と、パワートランジスタTr11から出力される電圧を降圧して出力する降圧回路43が新たに設けられている点である。ここで、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにしている理由については、上述した通りである。
降圧回路43は分圧抵抗R13、R14の直列回路であり、出力端子12、13間に接続されている。また、分圧抵抗R13とR14との接続点は、レギュレータ回路52の駆動回路24の誤差増幅器25の非反転入力端子(+)に接続されている。そして、降圧回路43により、パワートランジスタTr11から出力される電圧、即ち、出力電圧Vo1が分圧されて降圧され、降圧された電圧が参照電圧Vref2として誤差増幅器25に入力される。
出力電圧Vo1をそのままレギュレータ回路52の駆動回路24に与える参照電圧Vref2として用いると、出力電圧Vo2は必ず出力電圧Vo1より大きく設定されてしまうことになるが、図8に示すシリーズレギュレータは、出力電圧Vo1が降圧回路43で降圧された電圧をレギュレータ回路52の駆動回路24に与える参照電圧Vref2として用いることで、出力電圧Vo2を自由に、出力電圧Vo1より低くなるように設定することも可能となる。
図10は、本発明の第8実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。図10において、図1と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。図10に示すシリーズレギュレータが図1に示すシリーズレギュレータと相違する点は、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにしている点と、レギュレータ回路52を作動/停止させるオン/オフ制御回路44が新たに設けられている点である。ここで、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにしている理由については、上述した通りである。
オン/オフ制御回路44は、レギュレータ回路52の駆動回路24の誤差増幅器25に接続され、設定等により誤差増幅器25の作動/停止を切り替える。即ち、オン/オフ制御回路44がオンに設定されている場合は、レギュレータ回路51がオンして出力電圧Vo1が立ち上がると、自動的にレギュレータ回路52がオンになり出力電圧Vo2も立ち上がるが、オン/オフ制御回路44がオフに設定されている場合は、レギュレータ回路51がオンして出力電圧Vo1が立ち上がっても、レギュレータ回路52は誤差増幅器25が停止状態になるのでオフになり、出力電圧Vo2は立ち上がらなくなる。これにより、レギュレータ回路51のみを動作させて出力電圧Vo1のみを得たい場合が生じた時に、レギュレータ回路51のみを動作させることができる。
図11は、本発明の第9実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。図11において、図1と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。図11に示すシリーズレギュレータが図1に示すシリーズレギュレータと相違する点は、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにしている点と、出力経路を切り替えるスイッチ回路45が新たに設けられている点である。ここで、基準電圧回路18が入力電圧Vin2から基準電圧を生成するようにしている理由については、上述した通りである。
スイッチ回路45は、パワートランジスタTr11のエミッタとパワートランジスタTr21のエミッタと出力端子12とに接続されており、出力端子12に接続されるトランジスタをパワートランジスタTr11とパワートランジスタTr21のいずれかに切り替える。即ち、出力端子12から出力される出力電圧Voが、パワートランジスタTr11からの出力とパワートランジスタTr21からの出力とのいずれかになるように出力経路を切り替える。
一般的に、大きな電流を供給できる出力電流容量の大きなシリーズレギュレータは損失も大きく、逆に小さな電流しか供給できない出力電流容量の小さなシリーズレギュレータは損失も小さい。従って、出力電流容量を負荷の消費電流に合わせたシリーズレギュレータにすることで、レギュレータ部での損失の低減化を図ることができる。しかし、負荷の種類によっては動作状況により消費電流に大きな差のあるものがあり、図11に示すシリーズレギュレータは、このような負荷に対しても損失を低減化することができる。以下に、図11に示すシリーズレギュレータの動作を説明する。
先ず、図11に示すシリーズレギュレータは、レギュレータ回路51、52から出力される電圧がいずれも同じ電圧になるように設定されている。また、レギュレータ回路51は大電流用、即ち出力電流容量の大きいレギュレータ回路に設定され、レギュレータ回路52は小電流用、即ち出力電流容量が小さい低損失なレギュレータ回路に設定されている。そして、スイッチ回路45で出力経路が切り替えられることにより、レギュレータ回路51、52からの出力のいずれかが出力電圧Voとして、出力端子12に接続された負荷に与えられる。
このとき、スイッチ回路45はその負荷の状況に基づいて出力経路を切り替えるようになっている。即ち、大電流用のレギュレータ回路51は負荷が通常状態であるときに使用し、小電流用のレギュレータ回路52は負荷が電流の要望が小さい待機状態であるときに使用する。このようなシリーズレギュレータは、例えば、携帯電話機のように、待機時と各機能の動作時とで負荷電流の差が大きい負荷の電源に使用する際に有効であり、このようなシリーズレギュレータにすることで、待機時の損失を抑えることができ、損失の低減化を図ることができる。
図12は、本発明の第10実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。図12において、図11と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。図12に示すシリーズレギュレータが図11に示すシリーズレギュレータと相違する点は、スイッチ回路45の切り替えに基づいてレギュレータ回路52を作動/停止させるオン/オフ制御回路46が新たに設けられている点である。
オン/オフ制御回路46は、レギュレータ回路52の駆動回路24の誤差増幅器25に接続され、スイッチ回路45の切り替えに基づいて誤差増幅器25の作動/停止を切り替える。即ち、上述したように、負荷の状況に基づいて、スイッチ回路45がレギュレータ回路51からの出力を出力電圧Voとするように切り替えられているときは、オン/オフ制御回路46が誤差増幅器25の動作を停止させ、レギュレータ回路52をオフにする。一方、スイッチ回路45がレギュレータ回路52からの出力を出力電圧Voとするように切り替えられているときは、オン/オフ制御回路46が誤差増幅器25を作動させ、レギュレータ回路52はオンになる。
このように、図12に示すシリーズレギュレータは、負荷の状況に基づいてスイッチ回路45を切り替え、レギュレータ回路51からの出力を出力電圧Voとして用いている場合に、レギュレータ回路52をオフさせることができるので、シリーズレギュレータの消費電力を低減することができる。
尚、以上の説明では、シリーズレギュレータに用いているパワートランジスタ及び駆動トランジスタがバイポーラ型のトランジスタである実施形態を例に用いたが、これらを電界効果型のトランジスタで構成したシリーズレギュレータにすることも可能である。また、本実施形態では2出力型、3出力型のシリーズレギュレータを示したが、レギュレータ回路51、52、53と同様のレギュレータ回路を更に追加して、4出力以上の多出力型のシリーズレギュレータにすることも可能である。
また、以上説明したシリーズレギュレータは、複数の出力電圧の立ち上がりの順番を遅延回路等を用いることなく決めるようにして小型化、低コスト化を図るとともに、低消費電力のシリーズレギュレータである。従って、このようなシリーズレギュレータを電源装置として用いた電子機器は、小型化、低コスト化、低消費電力化を実現することができる。
また、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各部の構成等を適宜に変更して実施することも可能である。
本発明に係るシリーズレギュレータは、複数の安定化された直流電圧を出力することができるとともに、その複数の出力電圧の立ち上がりの順番を遅延回路等を用いることなく決めるようにして小型化、低コスト化を図り、しかも低消費電力であるので、各機能毎に電圧の異なる負荷を有するDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、TV(Television)受像機、VTR(Video Tape Recorder)、STB(Set Top Box) 、CD(Compact Disc)プレーヤ、MD(Mini Disc)プレーヤ、電源機器等の電子機器に電源装置として用いると最適である。
本発明の第1実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。 本発明の第2実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。 図1に示すシリーズレギュレータの各出力電圧の立ち上がりを示す図である。 図2に示すシリーズレギュレータの各出力電圧の立ち上がりを示す図である。 本発明の第3実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。 本発明の第4実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。 本発明の第5実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。 本発明の第6実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。 本発明の第7実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。 本発明の第8実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。 本発明の第9実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。 本発明の第10実施形態のシリーズレギュレータの回路図である。 従来の単出力型のシリーズレギュレータの回路図である。 従来の2出力型のシリーズレギュレータの回路図である。
符号の説明
11、21、31 入力端子
12、22、32 出力端子
13、23、33 グランド端子
14、24、34 駆動回路
15、25、35 誤差増幅器
18 基準電圧回路
40 過熱保護回路
41 過電流保護回路
42 スイッチ
43 降圧回路
44、46 オン/オフ制御回路(作動/停止制御回路)
45 スイッチ回路
51、52、53 レギュレータ回路
Tr11、Tr21、Tr31 パワートランジスタ(出力トランジスタ)
Tr12、Tr22、Tr32 駆動トランジスタ
R11、R12、R13、R14、R21、R22、R31、R32 分圧抵抗

Claims (13)

  1. 入力直流電圧が与えられる入力端子と出力端子間に直列に接続される出力トランジスタと、該出力トランジスタから出力される電圧を分圧する分圧回路と、該分圧回路で分圧された分圧電圧と参照電圧とが一致するように前記出力トランジスタを駆動する駆動回路とから成るレギュレータ回路を少なくとも2つ備え、前記各レギュレータ回路から出力される電圧をそれぞれ出力電圧とするシリーズレギュレータにおいて、
    基準電圧回路からの基準電圧が1つのレギュレータ回路へ参照電圧として与えられ、
    前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路から順に、レギュレータ回路の出力電圧が次のレギュレータ回路へ参照電圧として与えられるようにしたことを特徴とするシリーズレギュレータ。
  2. 次のレギュレータ回路に参照電圧としての電圧を与えるレギュレータ回路に入力される入力直流電圧は、前記次のレギュレータ回路に入力される入力直流電圧よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のシリーズレギュレータ。
  3. 前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路の駆動回路を動作させる動作電源が、他のレギュレータ回路に入力される入力直流電圧であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のシリーズレギュレータ。
  4. 前記基準電圧回路は、前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路以外のレギュレータ回路に入力される入力直流電圧から前記基準電圧を生成することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のシリーズレギュレータ。
  5. 前記各レギュレータ回路に接続されている入力端子が、共通の1つの入力端子であることを特徴とする請求項1に記載のシリーズレギュレータ。
  6. 前記各レギュレータ回路の出力電流容量は、該各レギュレータ回路の出力電圧が与えられる負荷の消費電流に基づいて定められていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のシリーズレギュレータ。
  7. 前記シリーズレギュレータの温度が所定の温度を超えたときに、前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路の出力トランジスタに流れる電流を小さくするように該レギュレータ回路の駆動回路を制御する過熱保護回路を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のシリーズレギュレータ。
  8. 次のレギュレータ回路に参照電圧としての電圧を与えるレギュレータ回路の出力トランジスタと出力端子間に直列にスイッチを設けるとともに、前記出力トランジスタに流れる電流が所定の電流よりも大きくなったときに前記スイッチを開放する過電流保護回路を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のシリーズレギュレータ。
  9. 次のレギュレータ回路に参照電圧としての電圧を与えるレギュレータ回路に、該レギュレータ回路の出力電圧を降圧する降圧回路を設け、該降圧回路で降圧された電圧を参照電圧として前記次のレギュレータ回路に与えるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のシリーズレギュレータ。
  10. 前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路以外の各レギュレータ回路を個別に作動/停止させる作動/停止制御回路を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のシリーズレギュレータ。
  11. 入力直流電圧が与えられる入力端子と出力端子間に直列に接続される出力トランジスタと、該出力トランジスタから出力される電圧を分圧する分圧回路と、該分圧回路で分圧された分圧電圧と参照電圧とが一致するように前記出力トランジスタを駆動する駆動回路とから成るレギュレータ回路を少なくとも2つ備えるシリーズレギュレータにおいて、
    基準電圧回路からの基準電圧が1つのレギュレータ回路へ参照電圧として与えられ、
    前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路から順に、レギュレータ回路から出力される電圧が、次のレギュレータ回路へ参照電圧として与えられるようにするとともに、
    前記各レギュレータ回路から出力される各電圧のうちの1つの電圧を出力電圧とするように出力経路を切り替えるスイッチ回路を設けたことを特徴とするシリーズレギュレータ。
  12. 前記基準電圧が与えられるレギュレータ回路以外の各レギュレータ回路を個別に作動/停止させる作動/停止制御回路を設け、該作動/停止制御回路は、前記スイッチ回路の切り替えに基づいて各レギュレータ回路の駆動回路を作動/停止させることを特徴とする請求項11に記載のシリーズレギュレータ。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれか1つに記載のシリーズレギュレータを用いたことを特徴とする電子機器。
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