JP2005234713A - 入力装置及びそれを備えた電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示装置での表示箇所の素早いスクロールおよびゆっくりしたスクロールに対応可能とし、素早くスクロールする際のユーザの負担を軽減できるようにする。
【解決する手段】 入力装置では、回転軸12を中心に回転可能なダイヤル11aとこのダイヤル11aの回転方向および回転量を検出する回転測定部13とを備え、ダイヤル11aの外周面(回転操作面)を操作して入力を行う。ダイヤル11aは、回転操作面を操作する軸方向の位置によって回転速度が変化するように、軸方向において外径が変化している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、複数のメニューの選択あるいは表示箇所のスクロールなどに使用される入力装置及びその入力装置を搭載した電子装置に関するものであり、特に携帯電話などの電子装置に用いるのに好適なものである。
従来、電子書籍などの表示装置において表示箇所を上下にスクロールさせる入力装置として、小型のダイヤルを回転させ、その回転量に応じてページめくりを行い、ダイヤル自身を押下することでページの確定操作を行う、いわゆるジョグダイヤルがある。ジョグダイヤルは、ダイヤルの回転方向を変えるだけで、前ページ戻りあるいは次ページめくりが可能であるので、上キーと下キーといったように異なるキーを押さなければならないものよりも使い勝手が良い。
従来、ジョグタイヤルにおけるダイヤルの形状は、特開2002−91694のような略円柱の形状が主流である。また、特開2001−142613では、2つのダイヤルを用いた入力装置が開示されている。さらに具体的には、特開2001−142613の入力装置は、二つのダイヤルを互いに交差する位置に配置することによって、少ない設置面積で装置が構成できることを特徴としている。
特開2002−91694(公開日 平成14年3月29日) 特開2001−142613(公開日 平成13年5月25日)
従来のジョグダイヤルでは、表示箇所を素早くスクロールする場合、ユーザがダイヤルを高速に回転させる必要がある。ダイヤルを高速に回転させるためには、指を速く動かす必要があり、ユーザの負担が大きかった。また、そのときに起こる摩擦などによって、ジョグダイヤルの回転軸あるいはダイヤル周辺のハードウェアに損傷を受けることがあった。
また、2つのジョグダイヤルを用いた場合では、ジョグダイヤルの回転量を検出する装置が2つ必要になる結果、高コストになりあるいは小型化などの妨げになる。また、複雑なハードウェア構成になってしまい、ユーザの使い勝手が悪いという欠点も招来する。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、例えば、表示装置での表示箇所の素早いスクロールおよびゆっくりしたスクロールに対応可能であるとともに、表示箇所を素早くスクロールする際のユーザの負担を軽減でき、かつ、そのような機能を単純な構成で実現可能な入力装置及びそれを備えた電子装置の提供を目的としている。
(発明のポイント)
上記課題を解決する発明のポイントをまとめると以下のとおりである。
・本発明では、錐台などのように、その回転軸の方向において外径が変化している形状(例えば外径が漸次大きくなっていく形状)をしたダイヤル(回転部材)をジョグダイヤルに用いるので、ダイヤルを操作する指の位置によって、小さな指の動きでダイヤルを1回転させたり、大きな指の動きでダイヤルを1回転させたりすることができる。例えば、図7の位置1でのダイヤルの外径(外周)は、位置2でのダイヤルの外径(外周)よりも小さい。即ち、位置1では、位置2よりも小さな指の動きにてダイヤルを1回転(360度回転)可能である。したがって、表示箇所を素早くスクロールするために、従来技術ではダイヤルを高速回転させる必要があったが、本発明の入力装置(例えばジョグダイヤル)では回転させるダイヤルの操作位置を変えてダイヤルを回転させるだけで良い。
・電子装置本体からダイヤルの突出部が出ないように、装置表面に対して回転軸を傾けて入力装置を設置するので、装置表面の出っ張り部分が小さくなり、その電子装置をポケット等に入れても衣服を傷つけにくい。特に、折畳み型電子装置などでは折り畳んだときに入力装置と対向する面を掘り込む必要がなくなる。
この発明のポイントに基づいた構成は、具体的には、以下のようになる。
本発明の入力装置は、軸を中心に回転可能な回転部材とこの回転部材の回転方向および回転量を検出する回転検出手段とを備え、前記回転部材の外周面である回転操作面を操作することにより入力を行う入力装置であって、前記回転部材は、前記回転操作面を回転操作する場合の軸方向の位置によって回転速度が変化するように、前記軸方向において外径が変化していることを特徴としている。
上記の構成によれば、回転部材は軸の方向において外径が変化しているので、回転部材を回転操作する場合の軸方向の位置によって、小さな指の動きでダイヤルを1回転させたり、大きな指の動きでダイヤルを1回転させたりすることができる。
これにより、例えば、本入力装置を表示装置のスクロール操作用の入力装置として使用した場合には、表示装置での表示箇所の素早いスクロールおよびゆっくりしたスクロールに容易に対応可能である。また、表示箇所を素早くスクロールする際のユーザの負担を軽減でき、かつそのような機能を単純な構成で実現可能である。
上記の入力装置において、前記回転部材の形状は、錐台形状部を含んでいる構成としても良い。
上記の構成によれば、回転部材の形状は錐台形状部を含んでいるので、小さな指の動きで回転部材を1回転させたり、大きな指の動きで回転部材を1回転させたりする場合の操作位置の選択が容易である。
上記の入力装置において、前記回転部材は、外径が軸方向において段階的に変化している構成としても良い。
上記の構成によれば、回転部材は外径が軸方向において段階的に変化しているので、ユーザにとって外径の変化が分かりやすく、小さな指の動きで回転部材を1回転させたり、大きな指の動きで回転部材を1回転させたりする場合の操作位置の選択が容易である。また、回転部材を異なる操作位置で回転操作して回転させる場合の操作が容易である。
上記の入力装置において、前記回転部材の形状は、軸方向の中央部における外径が最大となり、前記中央部を通りかつ軸方向に垂直な面の両側の形状が対称となる構成としても良い。
上記の構成によれば、回転部材は外径が軸方向において変化しているので、小さな指の動きで回転部材を1回転させたり、大きな指の動きで回転部材を1回転させたりすることができる。また、左利きあるいは右利きに関係なく、同じ感覚で操作ができるという利点がある。
本発明の電子装置は、本発明の入力装置を備えていることを特徴としている。この構成によれば、回転部材はその軸の方向において外径が変化しているので、例えば、複数のメニューの選択あるいは表示箇所のスクロールなどのための回転部材の回転操作において、小さな指の動きで回転部材を1回転させたり、大きな指の動きで回転部材を1回転させたりすることができる。
上記の電子装置において、前記回転部材は、電子装置の操作面において前記回転操作面が露出した状態に設けられ、かつ電子装置の前記操作面からの前記回転操作面の突出量を抑える方向に、前記操作面に対して軸方向が傾斜している構成としても良い。
上記の構成によれば、電子装置表面の出っ張り部分が小さくなり、電子装置をポケット等に入れても衣服を傷つけにくい。
上記の電子装置において、前記回転部材の形状は錐台形状部を含んでおり、かつこの錐台形状部が電子装置の前記操作面から露出しており、この露出部分における前記回転操作面の稜線が電子装置の前記操作面と平行である構成としても良い。
上記の構成によれば、前記回転部材の形状は錐台形状部を含んでおり、かつこの錐台形状部が電子装置の前記操作面から露出しており、この露出部分における前記回転操作面の稜線が電子装置の前記操作面と平行であるので、電子装置表面の出っ張り部分が確実に小さくなり、電子装置をポケット等に入れても衣服を傷つけにくい。また、電子装置において回転部材の操作が容易である。また、電子装置の厚さを全体的にほぼ均一にすることができるので、電子装置を本棚等に立てて収納しやすくなる。
上記の電子装置は、テキストあるいは画像などの電子データを記憶する電子データ記憶手段と、この電子データ記憶手段に記憶されている電子データを表示する表示手段と、前記入力装置の回転検出手段が検出した前記回転部材の回転方向および回転量に基づいて、前記表示手段における電子データの表示位置を前記回転量に応じた量だけ移動させるスクロール制御手段とを備えている構成としても良い。
上記の構成によれば、入力装置の回転部材を回転操作する場合の指を動かす量が同じであっても、回転部材の軸方向において操作位置を変えて回転部材を回転させると、異なった回転量すなわち表示データのスクロール量が得られる。
例えば、従来技術では、1画面分下にスクロールさせる場合、指を速く動かしてダイヤルを高速回転させる必要があった。これに対し、本電子装置では、回転部材における軸方向の操作位置を変えて回転部材を回転させるだけでよい。即ち、回転部材の小径側の位置を操作するだけで良い。このように、本装置では、指を動かす速さが同じであっても、回転部材の回転操作する位置を変えることにより、パラパラと本(表示画面)を流し読みしたり、じっくりと本(表示画面)を読んだりといったことができるので、使い勝手が良い。
また、上記電子装置において、第1の筐体部と第2の筐体部とを有し、第1の筐体部に対して第2の筐体部が開閉可能に設けられ、前記操作面は、第1の筐体部に対して第2の筐体部を閉じた場合の両筐体部の対向面における何れか一方の面である構成としても良い。
上記の構成によれば、特に、折畳み型携帯電話などでは折り畳んだときに入力装置の上に来る面を掘り込む必要がなくなる。
本発明の効果は、以下のようにまとめられる。
・ダイヤル(回転部材)を回転させる位置によって、小さな指の動きでダイヤルを1回転させたり、大きな指の動きでダイヤルを1回転させたりすることができる。例えば、図7の位置1の場所にてダイヤルを回転させたときの1回転あたりの回さなければならない距離(円周)は、位置2にて1回転あたりの回さなければならない距離よりも小さい。つまり、位置1の場所では、小さな指の動きでもダイヤルを1回転(360度回転)可能である。
・機器本体からダイヤル(回転部材)の突出部が出ないように、機器本体表面に対して回転軸を傾けて入力装置を設置するので、機器本体表面の出っ張り部分が小さくなり、機器本体をポケット等に入れても衣服を傷つけにくい。特に、折畳み型携帯電話などでは折り畳んだときに入力装置の上に来る面を掘り込む必要がなくなる。
即ち、本発明の入力装置において、前記回転部材は、前記回転操作面を回転操作する場合の軸方向の位置によって回転速度が変化するように、前記軸方向において外径が変化している構成である。
これにより、回転部材を回転操作する場合の軸方向の位置によって、小さな指の動きでダイヤルを1回転させたり、大きな指の動きでダイヤルを1回転させたりすることができる。したがって、例えば、本入力装置を表示装置のスクロール操作用の入力装置として使用した場合には、表示装置での表示箇所の素早いスクロールおよびゆっくりしたスクロールに容易に対応可能である。また、表示箇所を素早くスクロールする際のユーザの負担を軽減でき、かつそのような機能を単純な構成で実現可能である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態においては、本発明による入力装置が、携帯電話等の折畳み型電子装置に適用されている場合を例として説明する。なお、本発明は、これらの実施の形態によって限定されるものではない。
(折畳み型電子装置の外観)
図2は、本発明の実施の形態における電子装置としての折畳み型電子装置の外観を示す図である。図2(A)は折畳み型電子装置の正面図であり、図2(B)は折畳み型電子装置の側面図である。図2の折畳み型電子装置は、カバー部(第2の筐体部)2、ケース部(第1の筐体部)3及びヒンジ部5から構成され、カバー部2には、電子書籍などを表示する表示装置(表示手段)4が配置され、ケース部3には、画面のスクロールあるいはメニューの選択を行うジョグダイヤル装置(入力装置)1、電源のON・OFFあるいは文字を入力するキーボード6、及び本体の開閉を感知する開閉センサ7が配置される。
折畳み型電子装置は、ヒンジ部5により、カバー部2とケース部3とが連結され、ケース部3に対してカバー部2を折畳み可能な構成となっている。また、カバー部2及びケース部3の内部には、図示を省略する各種の回路が内装されている。
(折畳み型電子装置のハードウェア構成)
図3は、図2の折畳み型電子装置のハードウェア構成を示す。図3の折畳み型電子装置は、制御装置100、ジョグダイヤル装置1、キーボード6、開閉センサ7、記憶装置101及び表示装置4から構成され、各部はバス102によって接続されている。
制御装置100は、プロセッサなどから構成され、制御プログラムに従って動作し、この折畳み型電子装置全体の動作を制御する。記憶装置101は、RAMあるいはROMなどから構成され、入力指示、入力データ、一時データ、制御プログラム及び電子書籍プログラムなどのアプリケーションプログラムを記憶する。
キーボード6は、キー及びキーボードのコントローラなどで構成され、キー操作により文字などを入力するためのものである。また、電源のON及びOFFを行うためキーも備える。
開閉センサ7は、折畳み型電子装置が閉じた状態にてOFFとなるようなスイッチから構成され、折畳み型電子装置が閉じた状態か開いた状態かを検出する。例えば、折畳み型電子装置が閉じた状態において、開閉センサ7の位置に接するカバー部2の位置に出っ張りを設ける。そのようにすれば、折畳み型電子装置が閉じた際に、開閉センサ7の位置に圧力がかかるので、折畳み型電子装置が閉じた状態を検出することができる。
表示装置4は、液晶パネルや表示ドライバーなどから構成され、電子書籍データの内容などの表示を行う。
ジョグダイヤル装置1は、使用者の操作に応じて、表示装置4に表示されている画像のスクロールを行う。また、メニューの選択なども行う。ジョグダイヤル装置1については、詳しく後述する。
(ジョグダイヤル装置の構成)
図1は、本発明の入力装置の一実施形態であるジョグダイヤル装置1の機能構成を説明するための図である。図1のジョグダイヤル装置1は、ダイヤル(回転部材)11a、ダイヤル11aの回転軸12、回転測定部(回転検出手段)13、スイッチ14及び信号出力部15から構成される。図4は、本発明の実施の形態におけるジョグダイヤル装置1の設置例を示す断面図である。
ダイヤル11aは、図4に示すように、錐台形をなし、回転軸12がその中心軸を通るように設けられている。なお、上記錐台形には、例えば略円錐台形、略角錐台形、または略円錐台形部分を含む略円錐形あるいは略角錐台形部分を含む略角錐形が含まれる。
図4では、回転軸12が中心に通されたダイヤル11aが弾性体21を介して設置台20に設置されている。ダイヤル11aは回転軸12を中心に回転可能であると共に、上下方向、即ちケース部3の上面に対して垂直な方向に移動可能であり、ダイヤル11aが下方向に押下されると、スイッチ14がONの状態になる。即ち、ダイヤル11aは、例えば指によりケース部3の上面に対する垂直下方に押下可能であり、その押下力を解除した場合に、弾性体21(例えばばね)の作用により、元の位置に復帰するようになっている。
さらに、ダイヤル11aは、ダイヤル11aの上面と設置台20の表面がほぼ一致するように、回転軸12を傾けて設置している。このように設置することによって、ダイヤルの突出している高さD1を小さくできる。図2のような折畳み型電子装置にジョグダイヤル装置1を設置した場合、電子装置を適切に閉じるためにケース部2を掘り込まなくても良い。また、普通の電子装置に適用した場合でも、本体表面からの突出部分を小さくできるので、電子装置をポケット等に入れても衣服を傷つけにくいという効果がある。尚、図5(A)(B)のように、側面から見ると傾きがある(上部の厚さUHと下部の厚さLHが異なる)電子装置の下部にジョグダイヤル部1を設置すると、機器の上部の厚さUHと下部の厚さLHが略同一となるので、機器形状のバランスが良く、例えば本棚等に立てて収納しやすいという効果がある。
回転測定部13は、ロータリーエンコーダなどから構成され、図6のようなダイヤル11aが回転した際に出力される電気信号を信号出力部15に供給する。図6は、磁気式のインクリメンタル型ロータリーエンコーダの理想的なパルス出力である。A相とB相は、例えば、MRセンサ(外部磁界の変化で抵抗値が変化する強磁性体の磁気抵抗素子)から出力される信号である。
尚、特にインクリメンタル型ロータリーエンコーダである必要はなく、アブソリュート型ロータリーエンコーダを用いても良い。また、ロータリーエンコーダは、摺動式、光学式あるいは磁気式のどのような形式を用いても良い。ただし、一般にインクリメンタル型ロータリーエンコーダの方がアブソリュート型ロータリーエンコーダよりも高価である。
スイッチ14は、ケース部3の上面に対して垂直な方向におけるダイヤル11aの下方位置に設けられている。このスイッチ14は、ダイヤル11aが押下された状態においてONとなるようなスイッチで構成し、ダイヤル11aが押下されたか否かを検出する。
信号出力部15は、回転測定部13及びスイッチ14の出力信号を、以下1)〜5)に挙げるようなスイッチ14及びダイヤル11aの状態を表すイベント信号に変換し、そのイベント信号を外部装置、即ち制御装置100に出力する。
1) スイッチ14の押下が開始された
2) スイッチ14が押下中である
3) スイッチ14の押下が終了した
4) ダイヤル11aが時計方向に1クリック分回転した
5) ダイヤル11aが反時計方向に1クリック分回転した
ただし、ここでいう時計回り方向とは、図2の(B)の側面図に示される方向であり、1クリック分の回転とは回転測定部13の検出できる最小角度である。勿論、各イベント信号をビットフラグで表し、ビットのORをとることにより、2)かつ4)の状態であるというイベント信号を送ることも可能である。
また、本発明のジョグダイヤル装置は従来のものよりも簡単にダイヤルを高速回転させることができるので、インクリメンタル型ロータリーエンコーダを用いた場合に回転速度がサンプリング周波数以上になることが頻繁に発生する。そのような場合、インクリメンタル型ロータリーエンコーダは、現時刻に(今回)サンプリングした値と前時刻に(前回)サンプリングした値とを正確に比較することができないので、どちらへ回転したのかが判別できないエラーコードを生成する時がある。
この点を図6の例を参照して説明する。時刻t1にて00、時刻t2にて01、時刻t3にて11、時刻t4にて10の値が正確にサンプリングされているので、現時刻にサンプリングした値と前時刻にサンプリングした値とを比較できる。しかし、高速に回転するとパルス間隔が小さくなるので、同じサンプリング周波数では、時刻t1と時刻t2の間に、00、01、11という値の変化が起こって、時刻t1にて00、時刻t2にて11という値がサンプリングされ、00から11への通常有り得ない変化が起こる(エラーコード発生)。
また、時刻t1と時刻t2の間に、00、01、11、10、00という値の変化が起こって、時刻t1にて00、時刻t2にて00とサンプリングされ、静止した状態を示す静止コードを誤って出力することもある。
そこで、エラーコードが発生した場合あるいは回転していた状態から静止コードが発生した場合、前回と同じ方向に2カウントとすることによって、高速回転に対応させても良い。そのような処理にてエラーコードを防ぎ、高速回転に対応させることによって、ユーザの使い勝手を向上することができる。尚、信号出力部15の機能は、制御装置100が備えていても良い。
図7のように、円錐台のダイヤル11aを用いたジョグダイヤル装置1では、外径が小さい位置でダイヤル11aを回転させると、小さな指の動きで大きな回転量を得ることができる。つまり、従来の例えば略円柱形のジョグダイヤルのように、ユーザは高速でダイヤルを回転させなくても、操作する位置を変えるだけでよい。
なお、ダイヤルの形状は、図4に示したダイヤル11aのように錐台形状に限定されない。例えば、図8に示すダイヤル11bのように回転軸12方向において点X1から点X2に向かって、段階的に外径が大きくなっていく形状をしていてもよい。この場合、一番小さな指の動きにて一番大きな回転ができる回転操作面の位置など、どの回転操作面の位置を操作すれば所望の動きが得られるかがユーザにとって分かり易い。つまり、ユーザはダイヤルの外径の変化が分かりやすいので、指の動きに応じて回転できる量が明確に分かる。図8の幅Wは、各段階の操作面を簡単に操作できるように、人間の指の平均的な太さ、例えば1cm程度が最適である。
また、図9に示すダイヤル11cのように、同一形状の錘台の底面同士を接合した左右対称の形状(軸方向の中央部における外径が最大となり、前記中央部を通りかつ軸方向に垂直な面の両側の形状が対称である形状)にしても良い。この場合、左利きあるいは右利きに関係なく、同じ感覚で操作ができるという利点がある。図10では左右対称形状のダイヤルと錘台形状ダイヤルとが比較されており、傾斜角度Crの方が傾斜角度Arより大きく、ダイヤルの位置に対して外周の変化が激しいことが分かる。
(電子書籍閲覧での応用実施例)
(応用実施例の機能構成)
ここで、図3のハードウェア構成を有する折畳み型電子装置にて、電子書籍閲覧プログラムを動作させた場合の応用例を説明する。図11は、本実施例における電子書籍閲覧プログラムの基本機能構成を示すブロック図を示す。図11の電子書籍プログラムは、電子書籍オープン部F1、スクロール量設定部F2、回転検知部F3、スクロール制御部F4、書籍データ表示部F5及び電子書籍クローズ部F6の機能を備える。
電子書籍オープン部F1は、制御装置100及びこの制御装置100が実行するプログラムによって構成され、電子書籍ファイルを開き、初期の電子書籍の内容の表示を行う。
スクロール量設定部F2は、制御装置100及びこの制御装置100が実行するプログラムによって構成され、ジョグダイヤル装置1のダイヤルを1クリック回転させた時にどのぐらい表示をスクロールするかを設定する。例えば、ダイヤルを1クリック回転させた時に1行スクロールさせるというような設定を行う。
回転量検知部F3は、ジョグダイヤル装置1の信号出力部15から出力される、ダイヤル11aの回転量に応じたスクロール量を表すイベント信号を検知する。
スクロール制御部F4は、制御装置100及びこの制御装置100が実行するプログラムによって構成され、スクロール量設定部F2にて設定された量だけ、現在表示している文章データから前あるいは後に続く文章データを表示するための表示データを作成する。
書籍データ表示部F5は、表示装置4によって構成され、スクロール制御部F4にて作成した表示データを表示する。
電子書籍クローズ部F6は、制御装置100及びこの制御装置100が実行するプログラムによって構成され、電子書籍オープン部F1にて開いた書籍ファイルを閉じる。
(応用実施例の処理及び動作)
ここで、図12のフローチャートを用いて、図3のハードウェア構成をした折畳み型電子装置にて、電子書籍閲覧プログラムを動作させた場合の処理及び動作を詳細に説明する。
S1では、電子書籍オープン部F1が、電子書籍ファイルを開く。ここでいう電子書籍ファイルを開くとは、電子書籍ファイルのデータにアクセスするためのファイルハンドラ(ファイルデータが記憶されている記憶装置101の位置)を取得することを意味する。
S2では、電子書籍オープン部F1が、電子書籍ファイルを開き、スクロールバーの初期位置を設定し、書籍の1ページ目のデータを表示する。
S3では、スクロール量設定部F2が、ジョグダイヤル装置1のダイヤル11aを1クリック回転させた時にどのぐらい表示をスクロールするかを設定する。
S4では、電子書籍クローズ部F6が、電子書籍ファイルを閉じるか否かを判断する。もし、電子書籍ファイルを閉じるなら、電子書籍閲覧プログラムの動作を終了する。ただし、ここでいう電子書籍ファイルを閉じるとは、電子書籍ファイルのデータにアクセスするためのファイルハンドラを開放することを意味する。
S5では、回転量検知部F3が、ジョグダイヤル装置1のダイヤルが時計回り方向に回転したか否かを判定する。また、S6では、回転量検知部F3が、ジョグダイヤル装置1のダイヤルが反時計回り方向に回転したか否かを判定する。
S5にて、回転量検知部F3が、ダイヤルが時計回り方向に1クリック分回転したと検知した場合、S7の処理に進む。また、S6にて、回転量検知部F3が、ダイヤルが反時計回り方向に1クリック分回転したと検知した場合、S8の処理に進む。
S7では、スクロール制御部F4が、現在表示している文章データからS3にて設定されたスクロール量の分だけ後ろにある文章データを表示するための表示データを作成する。例えば、S3にてダイヤルを1クリック分回転させた時に1行だけスクロールさせると設定していた場合に、S7では現在表示している文章データから1行だけ後ろの文章データを表示するための表示データを作成する。
さらに、S7では、スクロールバーの位置を下に移動させる。例えば、スクロールバーを移動させる(ピクセル座標での)大きさ=(画面上のスクロールバーの長さ)÷(S1にて開いた電子書籍がS3にて設定されたスクロール量の何倍のデータを持つか)とすれば良い。その場合、スクロールバーの画面上の長さが1000ドットであり、電子書籍データが500行のデータを持っていて、S3にてダイヤルを1クリック回転させた時に1行だけスクロールさせると設定されていると、スクロールバーを移動させる量は、1000÷500=2ドットとなる。
S8では、スクロール制御部F4が、現在表示している文章データからS3にて設定されたスクロール量の分だけ前にある文章データを表示するための表示データを作成する。さらに、S8では、スクロールバーの位置を上に移動させる。ここで、スクロールバーを移動させる量は、S7と同じである。
S9にて、書籍データ表示部F5が、S7あるいはS8にて作成した表示データを表示する。
図13は、本実施例における電子書籍閲覧プログラムの表示例を示している。S3にてダイヤルを1クリック回転させた時に1行だけスクロールさせると設定していた場合に、ジョグダイヤル装置1のダイヤルを時計方向に11クリック分回転させることによって、1画面分下に表示データがスクロールしている。
図14は、ダイヤルを操作する指の位置(回転軸上の位置)と、ダイヤルを一回転(360度回転)させるのに必要な指の動きの量(円周の長さ)の関係を示した図である。図14のグラフのx軸は、ダイヤルを操作する指の位置を示す。また、図14のグラフのy軸は、ダイヤルを一回転させるのに必要な指の動きの量を示す。例えば、ダイヤルのWが3cm、Rが1cmである場合、xが3cmの位置にてダイヤルを操作した時、ダイヤルを一回転するために指を約3.1cm(=π×1×3/3)を動かす必要がある。一方で、xが1cmの位置にてダイヤルを操作した時、ダイヤルを一回転するために指を約1.0cm(=π×1×1/3)を動かすだけでよい。
従来技術では、1画面分下にスクロールさせる際にダイヤルを高速回転する必要があったが、本実施の形態のジョグダイヤル装置1ではダイヤル11aの操作する位置を変えてダイヤル11aを回転させるだけ、即ちダイヤル11aの小径側の位置を操作するだけで良い。このように指を動かす量が同じでも、回転させるダイヤルの位置を変えることにより、パラパラと本を流し読みしたり、じっくりと本を読んだりとできるので、使い勝手が良い。
尚、従来技術の特開2001−142613のように二つのジョグダイヤルを用いた場合には、各ダイヤルについてS3の設定をする必要があり、電子書籍を読むユーザにとって手間がかかる。さらには、どちらのダイヤルが1クリックでどれだけ移動するかということを覚えておかなければならないという欠点もある。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、例えば表示装置を備えた携帯電話機の入力装置、いわゆるジョグダイヤルとして好適である。特に、折畳式の携帯電話機において、折り畳まれた場合の内面に設けられる入力装置として好適である。
本発明の実施の形態における入力装置としてのジョグダイヤル装置の構成を示す説明図である。 図2(A)は、本発明の実施の形態における電子装置としての折畳み型電子装置の正面図、図2(B)は同側面図である。 図2(A)(B)に示した折畳み型電子装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示したジョグダイヤル装置の設置例を示す断面図である。 図5(A)は、図1に示したジョグダイヤル装置を備える電子装置の正面図、図5(B)は同側面図である。 図1に示した回転測定部の出力信号の例を示す説明図である。 図1に示したジョグダイヤル装置に対する複数の操作位置での操作例およびその作用の説明図である。 図1に示したジョグダイヤル装置が備えるダイヤルの他の例を示す斜視図である。 図1に示したジョグダイヤル装置が備えるダイヤルのさらに他の例を示す斜視図である。 左右対称に錘台形状を有するダイヤルと1個のみの錘台形状を有するダイヤルとの違いを示す説明図である。 図1に示したジョグダイヤル装置を使用した電子装置が備える電子書籍閲覧プログラムの基本機能構成を示すブロック図である。 図11に示した電子書籍閲覧プログラムに基づく電子装置での処理及び動作を示すフローチャートである。 図12に示した電子装置での表示動作の説明図である。 図1に示したジョグダイヤル装置でのダイヤルを操作する指の位置と、ダイヤルを一回転(360度回転)させるのに必要な指の動き量(円周の長さ)との関係を示す説明図である。
符号の説明
1 ジョグダイヤル装置(入力装置)
2 カバー部(第2の筐体部)
3 ケース部(第1の筐体部)
4 表示装置(表示手段)
5 ヒンジ部
6 キーボード
7 開閉センサ
11a ダイヤル(回転部材)
11b ダイヤル(回転部材)
11c ダイヤル(回転部材)
12 回転軸
13 回転測定部(回転検出手段)
14 スイッチ
15 信号出力部
20 設置台
21 弾性体
100 制御装置
101 記憶装置(電子データ記憶手段)
102 バス

Claims (9)

  1. 軸を中心に回転可能な回転部材とこの回転部材の回転方向および回転量を検出する回転検出手段とを備え、前記回転部材の外周面である回転操作面を操作することにより入力を行う入力装置であって、
    前記回転部材は、前記回転操作面を回転操作する場合の軸方向の位置によって回転速度が変化するように、前記軸方向において外径が変化していることを特徴とする入力装置。
  2. 前記回転部材の形状は、錐台形状部を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記回転部材は、外径が軸方向において段階的に変化していることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  4. 前記回転部材の形状は、軸方向の中央部における外径が最大となり、前記中央部を通りかつ軸方向に垂直な面の両側の形状が対称であることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  5. 請求項1に記載の入力装置を備えていることを特徴とする電子装置。
  6. 前記回転部材は、電子装置の操作面において前記回転操作面が露出した状態に設けられ、かつ電子装置の前記操作面からの前記回転操作面の突出量を抑える方向に、前記操作面に対して軸方向が傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の電子装置。
  7. 前記回転部材の形状は錐台形状部を含んでおり、かつこの錐台形状部が電子装置の前記操作面から露出しており、この露出部分における前記回転操作面の稜線が電子装置の前記操作面と平行であることを特徴とする請求項5に記載の電子装置。
  8. テキストあるいは画像などの電子データを記憶する電子データ記憶手段と、
    この電子データ記憶手段に記憶されている電子データを表示する表示手段と、
    前記入力装置の回転検出手段が検出した前記回転部材の回転方向および回転量に基づいて、前記表示手段における電子データの表示位置を前記回転量に応じた量だけ移動させるスクロール制御手段とを備えていることを特徴とする請求項5に記載の電子装置。
  9. 第1の筐体部と第2の筐体部とを有し、第1の筐体部に対して第2の筐体部が開閉可能に設けられ、前記操作面は、第1の筐体部に対して第2の筐体部を閉じた場合の両筐体部の対向面における何れか一方の面であることを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
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