JP2005233817A - 地図表示装置および地図表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地図をスクロール表示させる際の操作性を向上する。
【解決手段】ダイヤル61を左右に回転させると、推奨経路に沿って、地図をスクロールさせることができ、8方向スイッチ62を操作すると、操作された方向に地図をスクロールさせることができる。これにより、簡易な操作により、目的地までの道を確認することができるとともに、推奨経路から離れた位置の地図も容易に確認することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、目的地までの推奨経路を周辺地図とともに表示し、利用者の操作に基づいて、地図をスクロールさせる地図表示装置および地図表示方法に関する。
従来、現在地から目的地までの推奨経路を演算して、周辺地図とともに推奨経路を表示するカーナビゲーション装置において、ジョイスティック等の操作に応じて、推奨経路に沿って地図をスクロール表示する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−161621号公報
しかしながら、従来の技術では、推奨経路に沿って地図をスクロールしている間は、地図上の任意の位置の方向に地図をスクロールさせることができず、操作性が悪いという問題があった。
本発明による地図表示装置および地図表示方法は、推奨経路に沿った地図スクロールを指示する第1の操作手段が操作されると、推奨経路に沿って地図をスクロールさせ、任意の方向に地図スクロールを指示する第2の操作手段が操作されると、指示されたスクロール方向に地図をスクロールさせることを特徴とする。
本発明による地図表示装置および地図表示方法によれば、推奨経路に沿って地図をスクロールさせたい場合には第1の操作手段を操作し、任意の方向に地図をスクロールさせたい場合には、第2の操作手段を操作して、任意の方向に地図をスクロールさせることができる。
図1は、本発明による地図表示装置をカーナビゲーション装置に適用した一実施の形態におけるブロック構成を示す図である。一実施の形態における地図表示装置は、コントローラ1と、GPSアンテナ2と、ジャイロセンサ3と、車速センサ4と、DVD−ROM5と、操作スイッチ6と、ディスプレイ7とを備える。
GPSアンテナ2は、図示しないGPS衛星から発信される電波を受信して、コントローラ1に出力する。ジャイロセンサ3は、車両の進行方向を検出して、コントローラ1に出力する。車速センサ4は、車両の速度を検出して、コントローラ1に出力する。DVD−ROM5には、地図データが格納されている。ディスプレイ7は、運転者が視認可能な位置に設けられ、コントローラ1からの指示に基づいて、地図を表示する。
図2は、操作スイッチ6の一例を示す図であり、図2(a)は、真上から見た図、図2(b)は、斜め横から見た図である。操作スイッチ6は、ダイヤル61と、8方向スイッチ62と、「決定」ボタン63と、「戻る」ボタン64とを備える。左右に回動可能なダイヤル61は、8方向スイッチ62の外側に配置され、回動方向に複数の係止位置(ノッチ)を備えている。ダイヤル61は、後述するように、ディスプレイ7に地図とともに表示されている推奨経路に沿って、地図をスクロールさせる際に操作される。
8方向スイッチ62は、ディスプレイ7に表示されている地図を上下左右および斜めの8方向にスクロールさせる際に操作される。「決定」ボタン63は、ある操作や指令を実行する際に操作されるボタンである。「戻る」ボタン64は、地図の表示状態を戻す際に操作されるボタンである。例えば、ダイヤル61の操作によって、推奨経路に沿って地図がスクロールされ、その後、8方向スイッチ62が操作されて任意の位置に地図がスクロールされた後に「戻る」ボタン64が押されると、8方向スイッチ62が操作され始めた時の地図(ダイヤル61の操作が終了した時の地図)がディスプレイ7に表示される。
上述したダイヤル61の操作の後に8方向スイッチ62が操作されて、その後、「戻る」ボタン64の代わりに、再度、ダイヤル61が操作された場合には、推奨経路に沿った地図スクロール処理を行うために、次の(i)または(ii)のいずれかの処理が行われる。
(i)「戻る」ボタン64が操作された場合と同様に、8方向スイッチ62が操作され始めた時の地図をディスプレイ7に表示して、推奨経路に沿った地図スクロールを行う。
(ii)8方向スイッチ62の操作が終了した時の位置から最も近い推奨経路をディスプレイ7に表示して、推奨経路に沿った地図スクロールを行う。
上記(i),(ii)の処理は、利用者が選択できるようにする。すなわち、8方向スイッチ62の操作後に、ダイヤル61が再度操作された時に、ディスプレイ7に、上記(i),(ii)のいずれの方法を選択するかを利用者に訊ねる画面を表示し、利用者が選択した方の処理を実行する。
コントローラ1は、GPSアンテナ2で受信された電波に基づいて、車両の現在位置を検出する。また、コントローラ1は、ジャイロセンサ3により検出される車両の進行方向、および、車速センサ4により検出される車速に基づいて、車両の現在位置を検出する。すなわち、コントローラ1は、衛星航法および自律航法を併用して、車両の現在位置を検出する。
コントローラ1は、利用者により目的地が設定されると、現在位置から目的地までの推奨経路を演算する。推奨経路の演算は、既知の方法を用いることができる。演算された推奨経路は、車両の現在位置とともに地図上に重畳して、ディスプレイ7に表示される。
図3(a)〜図3(c)は、ダイヤル61の回転操作に基づいて、推奨経路Lに沿って、地図をスクロール表示した際のディスプレイの表示画面の遷移を示す図である。図3(a)は、ディスプレイ7に表示される地図の一例を示す図であり、自車両の現在位置を示すマーク10と推奨経路Lとが重畳して表示されている。この状態から、利用者がダイヤル61を右方向に回転させると、推奨経路Lに沿って、現在地から目的地の方向に地図がスクロールされる(図3(b)参照)。なお、上述したように、ダイヤル61には、複数の係止位置が設けられており、係止位置まで回転される度に、所定のスクロール単位で地図がスクロールされる。
地図をスクロールさせている時の表示は、車両の進行方向がディスプレイ7の表示画面の上となるように、いわゆるヘディングアップ表示とする。例えば、図3(b)に示す状態から、利用者がダイヤル61をさらに右方向に回転させると、図3(c)に示すような地図が表示される。
図4は、ダイヤル61の操作後に、8方向スイッチ62の操作を行った場合の地図表示の遷移を示す図である。図4(a)は、ダイヤル61を右方向に回転させた場合の地図表示の遷移を示すであり、上述したように、推奨経路Lに沿って、k1→k2→k3のように、地図がスクロールされる。
ディスプレイ7に表示されている地図がk3の状態から、8方向スイッチ62が操作されると、操作された方向に地図がスクロールされる。図4(b)は、8方向スイッチ62が左斜め上方向に操作されて、k3からk4の状態に地図表示が遷移した様子を示している。このように、推奨経路Lに沿った地図表示では表示されない区域の地図を確認したい場合に、8方向スイッチ62を操作することにより、任意の位置の地図を表示させることができる。
一実施の形態における地図表示装置では、車両の走行中において、8方向スイッチ62が操作された場合には、8方向スイッチ62の操作によって地図をスクロールさせることができるスクロール量に制限を設ける。車両が走行中であるか否かは、車速センサ4により検出される車速に基づいて判断する。図5(a)〜図5(e)は、車両の走行中に8方向スイッチ62が操作された場合のスクロール制限量(スクロール可能量)を示す図である。
図5(a)は、8方向スイッチ62が右方向に操作された場合のスクロール制限量T1を示す図、図5(b)は、8方向スイッチ62が右斜め下方向に操作された場合のスクロール制限量T2を示す図、図5(c)は、8方向スイッチ62が下方向に操作された場合のスクロール制限量T3を示す図である。また、図5(d)は、8方向スイッチ62が左斜め下方向に操作された場合のスクロール制限量T4を示す図、図5(e)は、8方向スイッチ62が左方向に操作された場合のスクロール制限量T5を示す図である。
例えば、車両の走行中に8方向スイッチ62が右方向に操作された場合には、図5(a)に示すスクロール制限量T1の範囲内で地図のスクロールが行われる。従って、8方向スイッチ62を右方向に操作し続けても、スクロール制限量T1を越えて、地図をスクロールさせることはできない。従って、スクロール制限量T1を越えて地図をスクロールさせたい場合には、車両を停止させてから、8方向スイッチ62を操作する必要がある。
一実施の形態における地図表示装置では、ダイヤル61の操作時間に応じて、地図のスクロール速度を変更する。図6は、ダイヤル61の回転操作と、地図のスクロール速度との関係を示す図である。ダイヤル61に設けられた係止位置から次の係止位置までダイヤル61を回転させると、コントローラ1に所定幅のパルス信号が入力される。
コントローラ1は、入力されるパルス信号の間隔が1秒以内であれば、ダイヤル61が連続的に回転操作されていると判断する。この連続的な回転操作の時間が5秒以上になると、地図をスクロールさせていた速度を2倍とする。利用者がさらにダイヤル61の回転操作を継続して行うことにより、ダイヤル61の連続的な回転操作を開始してから10秒以上経過すると、最初のスクロール速度(基準スクロール速度)の3倍の速度で地図をスクロールさせる。
コントローラ1は、入力されるパルス信号の間隔が1秒を越えると、ダイヤル61の回転操作が中止されたと判断して、地図のスクロールを停止する。その後、再びダイヤル61の回転操作が行われたことを示すパルス信号が入力されると、最初のスクロール速度にて、地図をスクロールさせる。
一実施の形態における地図表示装置によれば、ダイヤル61が操作されると、ディスプレイ7に表示されている地図を推奨経路に沿ってスクロール表示させ、8方向スイッチ62が操作されると、操作された方向に地図をスクロール表示させることができる。従って、例えば、目的地までの推奨経路を確認したい場合には、ダイヤル61の操作によって、推奨経路に沿ったスクロール表示を行うことができるので、8方向スイッチ62の操作により、推奨経路に沿ったスクロール表示を行う場合に比べて、利用者の操作は簡単であり、操作性が高い。また、推奨経路から離れた位置などの任意の位置の地図を確認したい場合には、8方向スイッチ62を操作することによって、任意の地点の地図を確認することができる。
推奨経路に沿ったスクロール表示が可能な従来の技術では、推奨経路に沿ったスクロール表示するための推奨経路スクロールモードを設けている。従って、推奨経路スクロールモード中に、任意の地点に地図をスクロールさせたい場合には、推奨経路スクロールモードを一旦終了させてから、任意の地点に地図をスクロールさせる操作が必要であった。また、任意の地点に地図をスクロールさせる操作を行った後に、再び、推奨経路に沿ったスクロール表示を行うためには、再度、推奨経路スクロールモードによるスクロール表示を開始するための操作が必要であった。しかし、一実施の形態における地図表示装置によれば、ダイヤル61および8方向スイッチ62の操作により、推奨経路に沿った地図スクロール表示と、任意の方向への地図スクロール表示とを簡単に選択できるので、スクロール表示を行うための利便性は高い。
一実施の形態における地図表示装置によれば、車両の走行中に8方向スイッチ62が操作された場合には、8方向スイッチ62の操作に基づく地図スクロール量に制限を設けたので、安全性を向上させることができる。
また、一実施の形態における地図表示装置によれば、ダイヤル61の連続操作時間に応じて、地図のスクロール速度を変更するので、簡易な方法により、スクロール速度を変更させることができる。特に、ダイヤル61の連続操作時間が長いほど、スクロール速度を速くするので、確認したい位置の地図をより速くディスプレイ7上に表示させることができる。
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、操作スイッチ6の一例を図2に示したが、操作スイッチ6の構成は図2に示すものに限られず、例えば、図7に示すような構成としてもよい。図7(a)は、操作スイッチ6Aを真上から見た図、図7(b)は、斜め横から見た図である。図7に示す操作スイッチ6Aは、8方向スイッチ62Aの内側にダイヤル61Aが設けられている。この場合も、ダイヤル61Aを回転操作させることにより、推奨経路に沿ったスクロール表示をすることができ、8方向スイッチ62Aの操作により、推奨経路に関わらず、任意の位置に地図をスクロールさせることができる。
また、推奨経路に沿った地図スクロールを行うための操作手段として、ダイヤル61を一例に挙げたが、押し込み操作を行うスイッチなどの他の操作手段を用いてもよい。同様に、任意の位置に地図スクロールを行うための操作手段も8方向スイッチ62以外の他の操作手段を用いることもできる。
また、地図のスクロール表示に際し、車両の進行方向が表示画面の上となるヘディングアップ表示としたが、北方向が表示画面の上となるノースアップ表示としてもよい。
一実施の形態における地図表示装置では、車両の走行中に8方向スイッチ62が操作された場合には、地図のスクロール量に制限を設けたが、車両の走行中に8方向スイッチ62が操作された場合には、地図のスクロール表示を行わないようにしてもよい。すなわち、車両の走行中にダイヤル61が操作された場合には、推奨経路に沿ったスクロール表示を行うが、8方向スイッチ62が操作された場合には、任意の位置への地図スクロールを行わないようにする。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、ディスプレイ7が表示手段を、ダイヤル61,61Aが第1の操作手段を、8方向スイッチ62,62Aが第2の操作手段を、コントローラ1が表示制御手段を、車速センサ4およびコントローラ1が走行判定手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
本発明による地図表示装置をカーナビゲーション装置に適用した一実施の形態におけるブロック構成を示す図 操作スイッチ6の一例を示す図であり、図2(a)は、真上から見た図、図2(b)は、斜め横から見た図 図3(a)〜図3(c)は、ダイヤルの回転操作により、推奨経路Lに沿って、地図をスクロール表示する様子を示す図 ダイヤルの操作後に、8方向スイッチの操作を行った場合の地図表示の遷移を示す図 図5(a)〜図5(e)は、車両の走行中に8方向スイッチ62が操作された場合のスクロール制限量(スクロール可能量)を示す図 ダイヤルの回転操作と、スクロール速度との関係を示す図 操作スイッチ6の他の例を示す図であり、図7(a)は、真上から見た図、図7(b)は、斜め横から見た図
符号の説明
1…コントローラ
2…GPSアンテナ
3…ジャイロセンサ
4…車速センサ
5…DVD−ROM
6…操作スイッチ
7…ディスプレイ
61,61A…ダイヤル
62,62A…8方向スイッチ

Claims (7)

  1. 目的地までの推奨経路を地図に重畳させて表示する表示手段と、
    前記推奨経路に沿った地図のスクロールを指示する第1の操作手段と、
    任意の方向への地図のスクロールを指示する第2の操作手段と、
    前記第1の操作手段による操作に基づいて、前記推奨経路に沿って地図をスクロールさせるとともに、前記第2の操作手段による操作に基づいて、指示されたスクロール方向に地図をスクロールさせる表示制御手段とを備えることを特徴とする地図表示装置。
  2. 請求項1に記載の地図表示装置において、
    前記第1の操作手段は、回転操作により、地図のスクロール指示を出すことができるものであって、
    前記表示制御手段は、前記第1の操作手段が第1の方向に回転されると、目的地に向かって地図をスクロールさせ、前記第1の方向と異なる第2の方向に回転されると、出発地に向かって地図をスクロールさせることを特徴とする地図表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の地図表示装置において、
    車両が走行中であるか否かを判定する走行判定手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記走行判定手段により車両が走行中であると判定されると、前記第2の操作手段の操作に基づく地図スクロールは行わないことを特徴とする地図表示装置。
  4. 請求項1または2に記載の地図表示装置において、
    車両が走行中であるか否かを判定する走行判定手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記走行判定手段により車両が走行中であると判定されると、前記第2の操作手段の操作に基づく地図スクロール量に制限を設けることを特徴とする地図表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の地図表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記第1の操作手段が継続して操作されている時間に基づいて、前記表示手段に表示されている地図をスクロールさせるスクロール速度を変更することを特徴とする地図表示装置。
  6. 請求項5に記載の地図表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記第1の操作手段が継続して操作されている時間が長いほど、前記スクロール速度を速くすることを特徴とする地図表示装置。
  7. 目的地までの推奨経路を地図に重畳させて表示手段に表示する地図表示方法において、
    第1の操作手段が操作されると、前記表示手段に表示されている地図を前記推奨経路に沿ってスクロールさせ、スクロール方向を指示するための第2の操作手段が操作されると、指示されたスクロール方向に、前記表示手段に表示されている地図をスクロールさせることを特徴とする地図表示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007298646A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Xanavi Informatics Corp 車載地図表示装置
CN113870658A (zh) * 2021-10-20 2021-12-31 钟妙红 一种幼儿园使用的二十四节气认知教学设备及其使用方法

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