JP2005233727A - 地図検索装置、ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 検索対象物に関する情報が予め登録されていない場合であっても、その検索対象物の場所を検索できるようにする。
【解決手段】 地図データを構成する索引データや表示データを用いて目標物1、目標物2の位置を検索し、その目標物1、目標物2と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報(方向1、距離1、方向2)に基づいて、地図データを構成する索引データや表示データに登録されていない検索対象物の場所を検索する。
【選択図】 図7
【解決手段】 地図データを構成する索引データや表示データを用いて目標物1、目標物2の位置を検索し、その目標物1、目標物2と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報(方向1、距離1、方向2)に基づいて、地図データを構成する索引データや表示データに登録されていない検索対象物の場所を検索する。
【選択図】 図7
Description
本発明は、地図検索装置、ナビゲーション装置に関するものである。
従来、地図上の線状なもの又は二次元的なものの検索を行う地図検索装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示されている地図検索装置によれば、例えば、地図上に表示されるオブジェクト(人物や店舗の所在地等の点状なもの、道路や路線等の線状なもの、及び、広大な敷地を有する一定の面積をもった二次元的なもの等)を検索対象物とし、線沿い検索、包含検索、道のり検索、時間検索等の検索方法を選択し、この選択した検索方法で検索する検索範囲を指定したうえで、この検索範囲に含まれるオブジェクトを検索する。
特開2001−184359号公報
上記地図検索装置は、地図上に表示されるオブジェクトを各種検索方法を用いて検索するものであるため、地図上に表示されないもの(言い換えれば、オブジェクトのデータとして記憶されていないもの)を検索することができない。例えば、ユーザが雑誌の広告等に記載された新しい店舗を検索しようとする場合、その新しい店舗に関する情報(例えば、店舗名、電話番号、住所等)が予め登録されていなければ、その店舗を検索することができない。
また、従来の住所検索機能を用いて、雑誌の広告等に記載されている住所から新しい店舗を検索する場合であっても、例えば、その店舗が広大な敷地(例えば、大型駐車場等)を有する場合、その店舗が存在する場所を的確に検索することできない。
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたもので、検索対象物に関する情報が予め登録されていない場合であっても、その検索対象物の場所を検索することができる地図検索装置、ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の地図検索装置は、地図データに登録されていない検索対象物の場所を検索する地図検索装置であって、目標物に関する目標物情報と、目標物と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報とを入力する入力手段と、入力手段によって入力された目標物情報に対応する目標物を地図データを用いて検索する目標物検索手段と、目標物検索手段の検索した目標物に対し、位置関係情報の示す位置関係に該当する場所を検索する場所検索手段とを備え、場所検索手段によって検索された場所を検索対象物の場所として検索することを特徴とする。
例えば、雑誌の広告等に新しい店舗に関する情報が記載される場合、ユーザに対してその店舗の場所を知らせるために、その店舗周辺の地図とともに、その店舗への行き方の案内が併記されていることがある。このような行き方案内には、一般に、その店舗周辺の目印となるもの(目標物)からの行き方が具体的に示されているが、この目標物は、ユーザが容易に確認できるように、道路の交差点や比較的大きな施設等であることが多い。
本発明は、上記のような目標物の大半は、地図データに予め登録されている点に着目し、地図データを用いて目標物の位置を検索し、その目標物と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報に基づいて、地図データに登録されていない検索対象物の場所を検出する。これにより、検索対象物が地図データに登録されていない場合であっても、その検索対象物の場所を検索することができる。
請求項2に記載の地図検索装置は、施設、道路、道路の分岐地点、道路の合流地点、道路の交差点の少なくとも1つの物体の名称、種類、住所、電話番号、位置、及び物体の位置が地図上に表示される際に付与される表示文字の少なくとも1つの物体に関する情報を含む地図データを格納する地図データ格納手段を備え、入力手段は、目標物情報として、目標物の名称、種類、住所、電話番号、及び表示文字の少なくとも1つの情報を入力することを特徴とする。
これにより、地図データに登録されていると想定される目標物に関する情報を入力することで、目標物検索手段により、その入力された目標物情報に対応する目標物を地図データから検索することが可能となる。
請求項3に記載の地図検索装置によれば、地図データ格納手段は、地図データとして、物体の検索に用いる索引データと物体の地図表示に用いる表示データとによって構成される地図データを格納し、目標物検索手段は、索引データを用いて目標物に対応する物体の位置を検索し、この索引データを用いて検索した結果、物体の検索が不可となる場合には、表示データを用いて目標物に対応する物体の位置を検索することを特徴とする。
すなわち、物体の検索等に多く用いられる索引データと、地図表示に用いられる表示データとに含まれる物体に関する情報は、物体の位置(緯度・経度等)等の情報については双方に重複して含まれているものの、物体の住所や電話番号等の情報は、索引データにのみ含まれていることが多い。また、索引データは、その用途から、表示データに比べて多くの情報を有する。
従って、目標物検索手段において目標物を検索する際、最初に索引データを用いて目標物を検索することで、最初に表示データを用いて目標物を検索する場合に比べて目標物の検索ヒット率を高めることができる。また、索引データを用いて検索した結果、目標物の検索が不可となる場合であっても、その後に表示データを用いて目標物を検索するため、索引データとして含まれていない目標物を表示データから目標物を検索することができる。
請求項4に記載の地図検索装置によれば、入力手段は、位置関係情報として、目標物から検索対象物までの距離、目標物に対する検索対象物の方向、目標物から検索対象物までの移動時間、及び、目標物と検索対象物との間に存在する信号、又は交差点の数の少なくとも一つの情報を入力することを特徴とする。
例えば、上述した行き方案内には、行き方を示す内容として、目標物からの距離、目標物に対する検索対象物の位置する方向(東西南北等)、徒歩や自動車で目標物から検索対象物に向かった場合の所要移動時間、目標物と検索対象物とが同じ道路沿いにある場合には、目標物と検索対象物との間に存在する信号機や交差点の数等が具体的に示されていることが多い。従って、これらの位置関係を示す情報を入力することで、検索対象物の場所を検索するための情報を得ることができる。
請求項5に記載の地図検索装置によれば、入力手段は、複数の異なる目標物に関する目標物情報と、各目標物と検索対象物との位置関係を示す複数の位置関係情報とを入力し、目標物検索手段は、目標物情報毎に対応する目標物を各々検索し、場所検索手段は、各目標物に対し、位置関係情報の示す位置関係に該当する場所を各々検索し、場所検索手段の検索する複数の場所の合致する場所を検索対象物の場所として検索することを特徴とする。
検索対象物の場所を検索する際、1つの目標物との位置関係から検索するよりも、複数の目標物との位置関係から検索した方が検索対象物の場所を精度良く検索することができる。従って、場所検索手段の検索する複数の場所において合致する場所を検索対象物の場所として検索することで、検索対象物の場所を精度良く検出することができる。
請求項6に記載の地図検索装置は、目標物検索手段、及び場所検索手段の少なくとも一方の手段において検索不可となる場合、目標物、及び/又は検索対象物の検索に関するメッセージを報知する報知手段を備えることを特徴とする。これにより、ユーザに対して、入力した目標物や検索対象物との位置関係情報に基づく検索が不可であることを知らせることができる。
請求項7に記載の地図検索装置によれば、報知手段は、目標物検索手段において検索不可となる場合、目標物が検索できない旨のメッセージを報知することを特徴とする。これにより、ユーザは、入力した目標物の検索ができないことを把握することができる。
請求項8に記載の地図検索装置によれば、報知手段は、場所検索手段において検索不可となる場合、目標物のみしか検索できない旨のメッセージ、検索対象物の場所が検索できない旨のメッセージ、及び、検索対象物の場所の精度が低下する旨のメッセージの少なくとも1つのメッセージを報知することを特徴とする。
これにより、ユーザは、入力した位置関係情報に対応する検索対象物の場所の検索ができないことを把握することができる。また、ユーザに対して、検索対象物の場所の精度が低下する可能性があることを知らせることができる。
請求項9に記載の地図検索装置は、場所検索手段によって検索された場所、及びその周辺の地図を表示する表示手段を備えることを特徴とする。これにより、ユーザは、検索対象物の場所を把握することができる。
請求項10に記載のナビゲーション装置は、請求項1〜9の何れか1項に記載の地図検索装置と、場所検索手段によって検索された場所を目的地とする経路を設定する経路設定手段と、経路設定手段の設定する経路を案内する経路案内手段とを備えることを特徴とする。これにより、経路案内に従って、地図データに登録されていない検索対象物の場所へ向かうことができるようになる。
以下、本発明の実施の形態における地図検索装置、ナビゲーション装置について、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、本発明の地図検索装置をナビゲーション装置の一機能として適用した場合について説明する。
図1は、ナビゲーション装置100の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、ナビゲーション装置100は、位置検出器1、地図データ入力器5、操作スイッチ群6、音声認識ユニット7、外部メモリ8、表示装置9、スピーカ10、VICS受信機11、携帯電話接続装置12、外部データ入出力器13、及びナビECU14によって構成される。
なお、ナビECU14は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。ROMには、ナビECU14が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。
位置検出器1は、自車両の鉛直方向周りの角速度を検出するジャイロスコープ2、自車両の各転動輪の回転速度の検出結果から自車両の車速を検出する車速センサ3、及び衛星からの電波に基づいて、自車両の現在位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機4、及び、自車両の進行方向の方位を検出する地磁気センサ(図示せず)を有している。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器1を上述した内の一部で構成してもよい。
地図データ入力器5は、道路データ、索引データ、表示データ等によって構成される地図データを入力するための装置である。この地図データを記憶する記憶媒体としては、CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体や、メモリカードやハードディスク等の書き込み可能な記憶媒体等が用いられる。ここで、地図データを構成する道路データのリンクデータ及びノードデータ、索引データ、表示データについて説明する。
先ず、リンクとは、地図上の各道路を交差・分岐・合流する点等の複数のノードにて分割し、それぞれのノード間をリンクとして規定されるものであり、リンクを接続することにより道路が構成される。リンクデータは、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端と終端の座標、道路名称、道路種別、道路幅員、所要移動時間(徒歩での移動時間や自動車での移動時間)等の各データから構成されている。
一方、ノードデータは、地図上の各道路が分岐、合流、交差するノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続する全てのリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、分岐地点、合流地点、及び交差点の何れかの地点に該当するかを示す地点種類とその名称、及び、信号機の有無等の各データから構成されている。
索引データは、施設等の検索に用いられるデータであり、表示データは、地図表示に用いられるデータである。索引データは、施設、道路、道路の分岐地点、道路の合流地点、道路の交差点等の物体の名称、種類、住所、電話番号、位置(緯度・経度)等の情報で構成されている。また、表示データは、海(湖、池等も含む)や山等の地形、施設、道路、道路の分岐地点、道路の合流地点、道路の交差点等の表示文字、表示位置(緯度・経度)、ポリゴン、目印(ランドマーク等)の情報で構成されている。
このように、索引データと表示データには、位置(緯度・経度等)等の情報については双方に重複して含まれ、住所や電話番号等の情報は、索引データにのみ含まれている。また、索引データは、その用途から、表示データに比べて多くの情報を有している。
操作スイッチ群6は、例えば、表示装置9と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、各種入力に使用される。音声認識ユニット7は、図示しまいマイクから入力された音声を認識し、その認識した音声に対応する制御コマンドをナビECU14へ出力する。ナビECU14は、この出力される制御コマンドに従った処理を実行する。
外部メモリ8は、外部データ入出力器13から入力されたデータを記憶する不揮発性のメモリである。表示装置9は、例えば液晶ディスプレイによって構成され、表示装置9の画面には位置検出器1から入力された自車両の現在位置に対応する自車位置マークと、地図データ入力器5より入力された地図データによって生成される自車両周辺の道路地図を表示することができる。
スピーカ10は、音声案内等の出力に用いられる。VICS受信機11は、道路に敷設されたビーコンや各地のFM放送局を介して、VICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標)センタから提供される道路交通情報を受信する装置である。
道路交通情報としては、例えば、上述したリンク毎の渋滞の渋滞度やリンク毎の旅行時間(所要移動時間)等の渋滞情報、事故や工事による通行止めや高速道路等の出入り口閉鎖等の規制情報である。なお、渋滞度は、複数の評価段階(例えば、渋滞、混雑、空き等)で表されるものである。受信した道路交通情報は、ナビECU14で処理され、例えば、渋滞情報や規制情報等は、表示装置9の画面に表示される道路地図に重ねて表示することができる。
携帯電話接続装置12は、ナビECU14と携帯電話を接続するインターフェース装置であり、携帯電話を介してインターネット等に接続することができる。外部データ入出力器13は、メモリカード等の記憶媒体にナビECU14のデータを書き込んだり、記憶媒体に記憶されるデータを読み込んだりするための入出力器である。
ナビゲーション装置100は、図示しないリモートコントロール端末を介してリモコンセンサから(或いは、操作スイッチ群6)から目的地を入力すると、現在位置(或いは、ユーザが指定した位置)を出発地とする目的地までの案内経路を自動的に設定し、自車両の進行に応じた道路地図表示を行いながら目的地まで案内する、いわゆる経路案内機能を備えている。このような自動的に最適なルートを設定する手法としては、例えば、周知のダイクストラ法等の手法が知られている。
また、ナビゲーション装置100は、施設等の位置を検索する検索機能を備えており、この検索機能では、上述した索引データを用いて、検索対象物の名称から検索する50音検索、検索対象物の住所から検索する住所検索、検索対象物の電話番号から検索する電話番号検索、検索対象物の種類から検索するジャンル検索等の各種検索方法を選択して検索することができる。
本実施形態のナビゲーション装置100は、上記索引データを用いた検索機能では検索できない検索対象物の場所を検索する目標物検索機能を備える。索引データを用いた検索機能によって検索できない検索対象物とは、すなわち、地図データの索引データに登録されていない検索対象物のことであり、このように、索引データに登録されていない検索対象物をナビゲーション装置100で検索したいという状況はしばしば見受けられる。
例えば、図2に示すように、ユーザが雑誌の広告等に記載された新しい店舗(ABCストアー)を検索しようとする状況では、その新しい店舗に関する情報(inf)(例えば、店舗名、電話番号、住所等)が索引データに登録されていないため、上述した検索機能によってその店舗を検索することができない。
また、上述した住所検索方法を用いて、雑誌の広告等に記載されている住所から新しい店舗の場所を検索する場合であっても、例えば、その店舗が広大な敷地(例えば、大型駐車場等)を有する場合、その店舗が存在する場所を的確に検索することできない。
本実施形態のナビゲーション装置100は、このような問題を解決するために、検索対象物に関する情報が地図データを構成する索引データや表示データに予め登録されていない場合であっても、その検索対象物の場所を検索することができる目標物検索機能を備えている。
すなわち、例えば、図2に示すような広告等に新しい店舗に関する情報が記載される場合、ユーザに対してその店舗の場所を知らせるために、その店舗周辺の地図(map)とともに、その店舗への行き方の案内が併記されていることがある。このような行き方案内には、一般に、その店舗周辺の目印となるもの(同図では、桜町交差点やデンソー本社等の目標物)からの行き方を示す内容(同図では、北、100m、前等)が具体的に示されているが、この目標物は、ユーザが容易に確認できるように、道路の交差点や比較的大きな施設等であることが多い。
本実施形態のナビゲーション装置100の目標物検索機能は、上記のような目標物の大半は、地図データを構成する索引データや表示データに登録されている点に着目したもので、地図データを構成する索引データや表示データを用いて目標物の位置を検索し、その目標物と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報に基づいて、地図データを構成する索引データや表示データに登録されていない検索対象物の場所を検索する。
以下、本実施形態の特徴部分に係わるナビゲーション装置100の目標物検索機能の処理について、図3〜5に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図2に示したABCストアーを検索対象物とし、その場所を検索する例を踏まえて説明することにする。
先ず、図3に示すステップ(以下、Sと記す)10では、検索機能を実行するための初期画面を表示する。この初期画面には、上述した索引データを用いた検索機能と目標物検索機能を選択する選択ボタンが画面上に表示される。S20では、目標物検索機能を選択する選択ボタンを押下する。すると、図6に示す目標物検索画面が表示される。
S30では、検索対象物の目印となる目標物に関する情報(例えば、施設、道路、道路の分岐地点、合流地点、交差点、バスの停留所等の名称、種類、住所、電話番号等の目標物の場所が特定可能な情報)を「目標物(k)」(k=1〜n)の入力欄に入力し、目標物と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報を「方向(k)」や「距離(k)」の入力欄に入力する。そして、入力された各情報のキーワードを記憶する。このキーワードを記憶する際には、そのキーワードの属性(目標物に関する情報、方向に関する情報、距離に関する情報等)を示すキーワード属性情報を付与して記憶する。
なお、「目標物(k)」の入力欄には、索引データや表示データに登録されていると想定される目標物に関する情報を入力することで、その入力された目標物情報に対応する目標物を地図データを構成する索引データや表示データ等から検索することが可能となる。
また、「目標物(k)」の入力欄は、目標物の場所が特定可能であればよいため、複数のキーワードを組み合わせて入力してもよい。例えば、道路の種類(有料道路、国道、都道府県道、市区町村道等)とその道路の付与された番号(例えば、1号等)とを組み合わせたキーワードを「目標物(k)」の入力欄に入力してもよい。
一方、「方向(k)」、「距離(k)」の入力欄には、「目標物(k)」の入力欄に入力した目標物と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報を入力する。例えば、「方向(k)」では、東西南北、前、横等の方向をキーワードとして入力し、「距離(k)」では、100m等の距離をキーワードとして入力する。これにより、検索対象物の場所を検索するための情報を得ることができる。なお、各目標物に対応する「方向」、「距離」の入力欄は、対応するキーワードがなければ入力しなくてもよい。
また、S30におけるキーワードの入力中に、図6に示す目標物追加ボタン(add)を押下することによって、複数の目標物とその目標物と検索対象物との位置関係情報を追加入力することができる。
S40では、入力されたキーワード数(k)が0を超える(1以上)であるか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS50へ処理を進め、否定判定される場合にはS30へ処理を移行し、キーワードの入力を継続する。S50では、図6中の完了ボタン(fin)が押下されたか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS60へ処理を進め、否定判定される場合にはS30へ処理を移行する。
本実施形態では、図7に示すように、第1キーワードである「目標物1」として「桜町交差点」、第2キーワードである「方向1」として「北」、第3キーワードである「距離1」として「100m」、第4キーワードである「目標物2」として「デンソー本社西門」、第5キーワードである「方向2」として「前」が入力されたとする。
図4に示すS60では、目標物を検索する際に参照する現在のキーワードがS30において入力されたキーワード数(k)以内であるか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS80へ処理を進め、否定判定される場合にはS70に処理を進める。
S80では、第(k)キーワードでの検索を開始するために、S30にて入力された第(k)キーワードを読み込む。S90では、S80で読み込んだ第(k)キーワードが目標物に関する情報のキーワードであるか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS100へ処理を進め、否定判定される場合にはS140へ処理を移行する。なお、キーワードが目標物に関する情報であるか否かについては、上述したキーワード属性情報を参照することで把握できる。
S100では、第(k)キーワードに対応する目標物を索引データから検索する。S110では、S100において検索出来たか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS140へ処理を進め、否定判定される場合にはS120へ処理を進める。S120では、第(k)キーワードに対応する目標物を表示データから検索する。S130では、S120において検索出来たか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS140へ処理を進め、否定判定される場合にはS180へ処理を進める。S140では、検索された目標物の位置(ポイント)の座標(緯度・経度等)を算出する。
このように、本実施形態では、S100において索引データを用いて目標物を検索し、このS100において検索不可となる場合には、S120において表示データを用いて目標物を検索している。
すなわち、主に施設等の検索に用いられる索引データと、地図表示に用いられる表示データとに含まれる情報として、位置(緯度・経度等)等の情報については双方のデータに重複して含まれているものの、住所や電話番号等の情報は、索引データにのみ含まれていることが多い。また、索引データは、その用途から、表示データに比べて多くの情報を有する。
従って、最初に索引データを用いて目標物を検索することで、最初に表示データを用いて目標物を検索する場合に比べて目標物の検索ヒット率を高めることができる。また、索引データを用いて検索した結果、目標物の検索が不可となる場合であっても、その後に表示データを用いて目標物を検索するため、索引データとして含まれていない目標物を表示データから目標物を検索することができる。
S130にて否定判定される場合、S180では、地図データを構成する索引データや表示データによって目標物の位置(ポイント)が検索できないため、目標物の検索に関するメッセージを表示装置9の画面に表示したり、スピーカ10から音声出力したりする。例えば、「第(k)キーワードでの目標物の検索が出来ません。」等のメッセージを報知する。これにより、ユーザは、入力した目標物の検索ができないことを把握することができる。
図5に示すS150では、S80で読み込んだ第(k)キーワードが目標物と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報のキーワードであるか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS160へ処理を進め、否定判定される場合にはS180へ処理を移行する。なお、キーワードが目標物と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報であるか否かについては、上述したキーワード属性情報を参照することで把握できる。
S160では、方向や距離の位置関係情報のキーワードに基づいて、該当する地図上の場所を絞り込む。S170では、S160において場所の絞り込みが出来たか(検索出来たか)否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS140へ処理を進め、否定判定される場合にはS180へ処理を移行する。
S170にて肯定判定される場合、S140では、S160によって絞り込んだ場所に対応する地図上の場所を算出する。例えば、距離によって場所を絞り込んだ場合には、その場所を示すエリアの座標(例えば、円で絞り込んだ場合には、その円の中心とその半径の大きさ)を算出する。また、方向によって場所を絞り込んだ場合には、目標物の座標を基準として、絞り込んだ方向を算出する。例えば、「北、南」等のような緯度に係わるキーワードの場合には、目標物の緯度(X度、Y分、Z秒)に対する方向(X度、Y分、Z秒以上/以下)を算出する。
S180では、目標物と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報に対応する場所が検索できないため、検索対象物の検索に関するメッセージを表示装置9の画面に表示したり、スピーカ10から音声出力したりする。
例えば、「第(k)キーワードでの場所の特定が出来ません。」といった検索対象物の場所が検索できない旨のメッセージを報知する。これにより、ユーザは、入力したキーワードに対応する検索対象物の場所の検索ができないことを把握することができる。また、「第(k)キーワードで、場所の特定が出来なかったため、位置精度が悪くなります。」等のメッセージを報知するようにしてもよい。これにより、ユーザに対して、検索対象物の場所の精度が低下する可能性があることを知らせることができる。また、更に目標物のみしか検索できない旨のメッセージを報知するようにしてもよい。
そして、全てのキーワードに対する検索が終了するとS60にて否定判定され、S70において、検索結果の表示を行う。例えば、S140において算出された場所、及びその周辺の地図を表示装置9の画面に表示する。これにより、ユーザは、検索対象物の場所を把握することができる。
図8は、図7に示した5つのキーワードに基づいて、S60以降の処理によって検索対象物の場所を検索した場合のイメージ図である。すなわち、第1キーワードである「桜町交差点」のポイント(P1)が索引データから検索され、第2キーワードである「北」、及び第3キーワードである「100m」によって範囲(A1)からなる場所が検索される。次に、第4キーワードである「デンソー本社西門」によってポイント(P2)が検索され、第5キーワードである「前」によって場所(A2)が検索される。
なお、このように、複数の異なる目標物と、各目標物と検索対象物との位置関係を示す複数の位置関係情報が入力される場合には、各々の位置関係情報によって検索された複数の場所の合致する場所を検索対象物の場所として最終的に決定する。
すなわち、検索対象物の場所を検索する際、1つの目標物との位置関係から検索するよりも、複数の目標物との位置関係から検索した方が検索対象物の場所を精度良く検索することができる。従って、各々の位置関係情報によって検索された複数の場所の合致する場所を検索対象物の場所として決定することで、検索対象物の場所を精度良く検出することができる。
このように、本実施形態のナビゲーション装置100は、地図データを構成する索引データや表示データを用いて目標物を検索し、その目標物と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報に基づいて、地図データを構成する索引データや表示データに登録されていない検索対象物の場所を検索する。これにより、検索対象物が地図データに登録されていない場合であっても、その検索対象物の場所を検索することができる。
(変形例1)
本実施形態では、目標物と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報として、方向や距離を入力するものであるが、例えば、移動時間、信号機や交差点の数等の情報を入力し、これらに基づいて検索対象物の場所を検索するようにしてもよい。
本実施形態では、目標物と検索対象物との位置関係を示す位置関係情報として、方向や距離を入力するものであるが、例えば、移動時間、信号機や交差点の数等の情報を入力し、これらに基づいて検索対象物の場所を検索するようにしてもよい。
すなわち、上述した行き方案内には、行き方を示す内容として、目標物からの距離、目標物に対する検索対象物の位置する方向(東西南北等)だけでなく、徒歩や自動車で目標物から検索対象物に向かった場合の所要移動時間、目標物と検索対象物とが同じ道路沿いにある場合には、目標物と検索対象物との間に存在する信号機や交差点の数等が具体的に示されていることが多い。また、地図データ入力器5の道路データには、所要移動時間に関するデータや信号機や交差点のデータが記憶されている。従って、移動時間や信号機・交差点の数等の情報を入力することで、道路データを用いて検索対象物の場所を検索することが可能となる。
(変形例2)
本実施形態のナビゲーション装置100における目標物検索機能によって検索された検索対象物の場所を経路案内の目的地として設定して、経路案内機能を実行するようにしてもよい。これにより、経路案内に従って、地図データに登録されていない検索対象物の場所へ向かうことができるようになる。
本実施形態のナビゲーション装置100における目標物検索機能によって検索された検索対象物の場所を経路案内の目的地として設定して、経路案内機能を実行するようにしてもよい。これにより、経路案内に従って、地図データに登録されていない検索対象物の場所へ向かうことができるようになる。
1 位置検出器
5 地図データ入力器
6 操作スイッチ群
7 音声認識ユニット
8 外部メモリ
9 表示装置
10 スピーカ
11 VICS受信機
12 携帯電話接続装置
13 外部データ入出力器
5 地図データ入力器
6 操作スイッチ群
7 音声認識ユニット
8 外部メモリ
9 表示装置
10 スピーカ
11 VICS受信機
12 携帯電話接続装置
13 外部データ入出力器
Claims (10)
- 地図データに登録されていない検索対象物の場所を検索する地図検索装置であって、
目標物に関する目標物情報と、該目標物と前記検索対象物との位置関係を示す位置関係情報とを入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された目標物情報に対応する目標物を前記地図データを用いて検索する目標物検索手段と、
前記目標物検索手段の検索した目標物に対し、前記位置関係情報の示す位置関係に該当する場所を検索する場所検索手段とを備え、
前記場所検索手段によって検索された場所を前記検索対象物の場所として検索することを特徴とする地図検索装置。 - 施設、道路、道路の分岐地点、道路の合流地点、道路の交差点の少なくとも1つの物体の名称、種類、住所、電話番号、位置、及び前記物体の位置が地図上に表示される際に付与される表示文字の少なくとも1つの前記物体に関する情報を含む地図データを格納する地図データ格納手段を備え、
前記入力手段は、前記目標物情報として、前記目標物の名称、種類、住所、電話番号、及び表示文字の少なくとも1つの情報を入力することを特徴とする請求項1記載の地図検索装置。 - 前記地図データ格納手段は、前記地図データとして、前記物体の検索に用いる索引データと前記物体の地図表示に用いる表示データとによって構成される地図データを格納し、
前記目標物検索手段は、前記索引データを用いて前記目標物に対応する物体の位置を検索し、この索引データを用いて検索した結果、前記物体の検索が不可となる場合には、前記表示データを用いて前記目標物に対応する物体の位置を検索することを特徴とする請求項2記載の地図検索装置。 - 前記入力手段は、前記位置関係情報として、前記目標物から前記検索対象物までの距離、前記目標物に対する前記検索対象物の方向、前記目標物から前記検索対象物までの移動時間、及び、前記目標物と前記検索対象物との間に存在する信号、又は交差点の数の少なくとも一つの情報を入力することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の地図検索装置。
- 前記入力手段は、複数の異なる目標物に関する目標物情報と、該各目標物と前記検索対象物との位置関係を示す複数の位置関係情報とを入力し、
前記目標物検索手段は、前記目標物情報毎に対応する目標物を各々検索し、
前記場所検索手段は、前記各目標物に対し、前記位置関係情報の示す位置関係に該当する場所を各々検索し、
前記場所検索手段の検索する複数の場所の合致する場所を前記検索対象物の場所として検索することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の地図検索装置。 - 前記目標物検索手段、及び前記場所検索手段の少なくとも一方の手段において検索不可となる場合、前記目標物、及び/又は前記検索対象物の検索に関するメッセージを報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の地図検索装置。
- 前記報知手段は、前記目標物検索手段において検索不可となる場合、前記目標物が検索できない旨のメッセージを報知することを特徴とする請求項6記載の地図検索装置。
- 前記報知手段は、前記場所検索手段において検索不可となる場合、前記目標物のみしか検索できない旨のメッセージ、前記検索対象物の場所が検索できない旨のメッセージ、及び、前記検索対象物の場所の精度が低下する旨のメッセージの少なくとも1つのメッセージを報知することを特徴とする請求項6記載の地図検索装置。
- 前記場所検索手段によって検索された場所、及びその周辺の地図を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の地図検索装置。
- 請求項1〜9の何れか1項に記載の地図検索装置と、
前記場所検索手段によって検索された場所を目的地とする経路を設定する経路設定手段と、
前記経路設定手段の設定する経路を案内する経路案内手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004041904A JP2005233727A (ja) | 2004-02-18 | 2004-02-18 | 地図検索装置、ナビゲーション装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009156972A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Navitime Japan Co Ltd | 地図表示システム、地図表示装置および地図表示方法 |
JP2009270958A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Denso Corp | 日本語入力装置 |
JP2010277200A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-09 | Ntt Comware Corp | 対象物検索装置及びその処理方法とプログラム |
JP2015179216A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 株式会社ゼンリンデータコム | 情報処理装置、及び情報処理方法 |
-
2004
- 2004-02-18 JP JP2004041904A patent/JP2005233727A/ja active Pending
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