JP2005232473A - 希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置およびその成形方法 - Google Patents

希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置およびその成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 希土類焼結磁石の磁気特性の向上、および、安全性の向上を図ることができる希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置およびその成形方法を提供する。
【解決手段】 雰囲気制御室10内の混合ガスは、混合ガス導入管32cに設けられたスタティックミキサー33を通過して均一化、均質化された後、雰囲気制御室10内に供給される。雰囲気制御室10内の酸素濃度が高い状態では、ジルコニア式センサ24により酸素濃度を検知し、酸素濃度が低い状態では、ガルバニック式センサ23により酸素濃度を検知する。ガルバニック式センサ23およびジルコニア式センサ24により検知された酸素濃度に基づいて、酸素濃度制御部は、予め設定された酸素濃度になるように、制御バルブ52に流量制御指令信号を出力する。酸素濃度制御部からの流量制御指令信号に応じて、制御バルブ52a,52bおよび52cは、開閉をそれぞれ行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばR−M−B系等の希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置およびその成形方法に関する。
希土類焼結磁石は、原料金属を溶解し、塊状あるいは薄帯状の原料合金として、この原料合金に粉砕、成形、焼結、熱処理、加工等の粉末冶金技術を用いることにより製造される。希土類焼結磁石の中でも、R−M−B系希土類焼結磁石(Rは希土類元素のうち一種または二種以上、MはFe(鉄)を必須とし、その他の金属元素を含む。Bはホウ素である。なお、希土類元素にはY(イットリウム)も含む。また、Bは一部がC(炭素)によって置換されていてもよい。)は高性能磁石として注目されている。
しかし、粉砕して得られた希土類焼結磁石用合金粉末は、化学的に非常に活性であるために、大気中において極めて急激に酸化して含有酸素量が増加し、磁気特性の劣化を招いてしまう。また、この原料粉末は、急激な酸化により発熱するだけではなく、発火してしまう場合もある。
従来は、このような原料粉末の急激な酸化を防止するために、気流粉砕時の窒素ガスに少量の酸素を混入させたり、粉砕時に有機物と一緒に粉砕したり、または粉砕後に有機物を混合して、原料粉末の表面を安定化する処理が行われていた。このようにして表面が安定化された原料粉末は、酸素量や炭素量が増加してしまい、磁気特性が劣化する。磁気特性の高特性化を図るために、表面を安定化しない、または安定化の度合いの少ない原料粉末を用いて成形を行おうとした場合、発熱して酸化したり、発火してしまう問題があった。
このような問題に対して、不活性ガス雰囲気中でプレス成形を行うプレス装置に関する技術が開示されている(特許文献1参照。)。このプレス装置には、少なくともプレス部や給粉装置への粉末供給部を囲うようにプレス装置のほぼ全体が覆われた気密ボックスが設けられている。
特開平6−346102号公報 (第1,3図)
上述したプレス装置においては、非酸化性ガス(窒素ガスやアルゴン等の不活性ガスを総称して用いることとする)の雰囲気中、酸素濃度がごくわずかな状態、例えば酸素濃度が10〜10000ppm程度で、原料粉末が成形される。この成形体は、プレス装置の気密ボックスと同程度の酸素濃度の雰囲気に保たれた状態で、次の焼結工程に入る。この場合、プレス装置の一時的トラブルや品種切り替え等の理由でプレス装置の気密を解いて大気雰囲気にした際、プレス装置内の成形体や成形カス、或いは堆積した原料粉末が急激な酸化を起こし発熱し、最悪の場合には発火する危険性があった。又、成形体を次の焼結工程へ移す際に、一時的に大気に曝すような工程を組んだ場合には、成形体の表面が大気にさらされて急激な酸化を起こし発熱してしまって磁気特性が著しく劣化してしまう。最悪の場合には発火する危険性もあった。
そこで、非酸化性ガス中、微少酸素を含有する(例えば、1000ppm〜5%程度で気密ボックスの雰囲気よりも酸素濃度が多い)微少酸素含有雰囲気に制御して、原料粉末や成形体を徐徐に酸化させて安定化させることが考えられる。
しかしながら、非酸化性ガスあるいは酸素ガスを導入するガス導入管内を層流で流れるガスは流動中に不均一になりやすい傾向があるので、雰囲気制御室内が均一な混合ガス状態となるように、すなわち、雰囲気制御室内の酸素濃度が均一となるように、雰囲気制御室内に混合ガスを供給することは必ずしも容易ではなかった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、希土類焼結磁石の磁気特性の向上、および、安全性の向上を図ることができる希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置およびその成形方法を提供することを目的とする。以下、酸素ガスとは純酸素ガスあるいは酸素を含むガス、例えば空気のようなガスを総称して用いることとする。
上記目的を達成するため、本発明に係る成形装置は、非酸化性ガスと酸素ガスとの混合ガスにより雰囲気制御された雰囲気制御室と、
非酸化性ガスが流れる非酸化性ガス導入管と、酸素ガスが流れる酸素ガス導入管と、前記非酸化性ガス導入管、前記酸素ガス導入管、及び、前記雰囲気制御室に接続されるとともに、非酸化性ガスと酸素ガスとの混合ガスを前記雰囲気制御室に供給する混合ガス導入管とを有する混合ガス供給手段と、
前記雰囲気制御室内に設置されたプレス機とを備えた希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置であって、
前記混合ガス導入管にガス混合器が設けられた
ことを特徴とする。
また、前記ガス混合器は、スタティックミキサーであってもよい。
また、前記雰囲気制御室内に設けられ、前記混合ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度検知センサを備え、
前記酸素濃度検知センサにより検出された酸素濃度に基づいて、前記雰囲気制御室内の混合ガス中の酸素濃度を制御する酸素濃度制御部を有するようにしてもよい。
また、前記酸素濃度検知センサは、ガルバニック式センサ、および、ジルコニア式センサであってもよい。
また、前記酸素ガス導入管、前記非酸化性ガス導入管、および、前記混合ガス導入管は、それぞれガス流量制御手段を有し、
前記混合ガス導入管、および、前記酸素ガス導入管および前記非酸化性ガス導入管のうち少なくとも一つのガス流量制御手段が、前記酸素濃度検知センサにより検出された前記雰囲気制御室内の酸素濃度に基づいて、該酸素濃度制御する酸素濃度制御部を有するようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明に係る成形方法は、
非酸化性ガスと酸素ガスとの混合ガスにより雰囲気制御された雰囲気制御室内に、ガス混合器が設けられた混合ガス導入管により非酸化性ガスと酸素ガスとの混合ガスを供給する工程を有する
ことを特徴とする。
また、前記ガス混合器がスタティックミキサーであってもよい。
また、前記雰囲気制御室内の混合ガス中の酸素濃度を酸素濃度検知センサにより検出して、この検出した酸素濃度に基づいて、前記雰囲気制御室内の酸素濃度を制御する工程を有してもよい。
また、前記酸素濃度検知センサが、ガルバニック式センサ、および、ジルコニア式センサであってもよい。
また、前記雰囲気制御室内における酸素濃度が高い場合には、前記ジルコニア式センサを用い、
前記雰囲気制御室内における酸素濃度が低い場合には、前記ガルバニック式センサを用い、
その切り替えを500ppmから2%の間で行って酸素濃度の検出を行うようにしてもよい。
本発明によれば、急激な酸化を防止することによる希土類焼結磁石の磁気特性の向上、および、成形装置における火災等に対する安全性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置について、以下図面を参照して説明する。この成形装置1は、図1の模式図に示すように、雰囲気制御室10と、雰囲気制御室10と密閉ドア25aを介して接続されている置換室30と、置換室30と密閉ドア25bを介して接続されている搬送車40とを備えている。成形装置1は、雰囲気制御室10内に、タンク11と、粉末供給手段12と、金型13と、金型搬送用シリンダ14と、加圧成形手段である上パンチ15及び下パンチ16と配向磁場用コイル17とを有するプレス機18と、成形体取り出し装置19と、成形体20を載せた搬送用トレー21と、混合ガス供給手段22と、酸素濃度検知センサとしてガルバニック式センサ23及びジルコニア式センサ24と、を備えている。
雰囲気制御室10は、原料粉末および成形体20を大気と遮断するため、火災等の安全上の対策のため、また、後述するように、非酸化性ガスと酸素ガスとの混合ガスが均一になるような雰囲気に制御されるために設けられている。
タンク11は、気密性を有し、タンク11内には例えばNdFe14B化合物等を主成分とするR−M−B系希土類焼結磁石の合金原料粉末が収容されている。
粉末供給手段12は、筒体からなり、弁26を介して気密性をもってタンク11に接続されている。
金型13には、原料粉末が注入充填される。金型13の内面には、潤滑剤が塗布されている。潤滑剤としては、有機系潤滑剤が適しており、例えば脂肪酸エステル等が用いられる。
ここで、金型13の内面に潤滑剤を塗布する理由について説明する。まず、R−M−B系希土類焼結磁石用原料粉末にはその性質上、カーボンによる磁気特性(保磁力)の悪化や強度の低下などの理由から潤滑材を多量に添加することができないため、成形体20抜出時に金型13の内面との摩擦でかじりが発生してしまう。このために、原料粉末と金型13の内面との滑りをよくするために、金型13の内面に潤滑剤を塗ることが望ましい。
また、金型13内に一定重量の原料粉末を安定して注入充填することは困難である。金型13内に充填される原料粉末の量のバラツキは、成形後の成形体20の重量バラツキ、焼結体の寸法バラツキ等につながっていき、加工時の能率が低下するのみならず寸法、重量不良をきたすことになる。このために、金型13の内面に潤滑剤を塗布して、安定して原料粉末の注入充填が行えるようにすることが望ましい。
そして、金型13内に注入された原料粉末には磁場を印加して、原料粉末粒子の配向を行うが、配向性が悪いと磁気特性が低下する。ゆえに、配向磁場を印加した状態で何らかの手段により金型13内の原料粉末を配向しやすくする必要がある。その手段としては、金型13の内面に潤滑剤を塗布することが望ましい。なお、図示はしないが金型13内の原料粉末の配向性をよくするためには、振動源により、金型13内の原料粉末を振動させてもよい。
金型搬送用シリンダ14は、テーブル28上の金型13に原料粉末が注入充填される原料粉末注入充填位置からプレス機18の上パンチ15及び下パンチ16間の位置へ金型13を搬送するために、テーブル28上の原料粉末注入充填位置と上パンチ15及び下パンチ16間の位置との間を水平方向に往復運動する。
プレス機18には、テーブル28に加圧成形手段である下パンチ16が設けられている。下パンチ16と対向する位置に上パンチ15が設けられており、上パンチ15の下パンチ16と対向する位置には配向磁場用コイル17が設けられている。
成形体取り出し装置19は、例えば油圧モータやエアモータによりアームが直線もしくは回転運動を行って、金型13から抜出された成形体20をプレス機18のテーブル28上から取り出して、搬送用トレー21上まで搬送する。成形体取り出し装置19は、アームの先端がプレス機18のテーブル28上から搬送用トレー21上との間を直線もしくは回転往復運動する。なお、図示はしないが、金型13から取り出した成形体20のバリ取り装置(ブラスト装置)を設けてもよい。
搬送用トレー21上には、成形体20が整列して並んだ状態で置かれている。搬送用トレー21は、搬送用トレー載置台29に載置されている。なお、図示はしないが、搬送用トレー21上に成形体20を整列配置するためにプレス機18と搬送用トレー載置台29との間には方向転換装置を設けてもよい。搬送用トレー21は、搬送用トレー載置台29上から搬送コンベア等によって雰囲気制御室10から、置換室30を介して、搬送車40へと搬出される。
混合ガス供給手段22は、窒素ガスあるいはアルゴン等の不活性ガスの非酸化性ガス導入管32aと、酸素ガス導入管32bと、非酸化性ガス導入管32a及び酸素ガス導入管32bが合流した、気密性を有する一本の混合ガス導入管32cと、ガス混合器としてスタティックミキサー33とからなり、混合ガス導入管32cが雰囲気制御室10と接続されている。非酸化性ガス導入管32a、酸素ガス導入管32b及び混合ガス導入管32cには、それぞれのガスの流路の途中にガス流量制御手段として制御バルブ52a、52bおよび52cがそれぞれ設けられている。制御バルブ52a、52bおよび52cには、例えば、ソレノイドバルブ、ピエゾバルブ等が用いられる。制御バルブ52a、52bおよび52cは、後述する酸素濃度制御部50によって制御される。
非酸化性ガスに酸素ガスを混合するのは、非酸化性ガスのみの雰囲気中で希土類焼結磁石の原料粉末をプレスした成形体を雰囲気制御室外に取り出す際に急激な酸化を起こし発熱するためである。また、雰囲気制御室内に原料粉末や成形カス等が残っていて、これらの残留物が大気にふれた場合、急激な酸化を起こして発熱する。特に、酸素濃度がごくわずかな原料粉末を用いると、最悪の場合には、大気にさらされて発火する危険性がある。このように作業性の安全の点で好ましくない。
そこで、雰囲気制御室10内に供給する非酸化性ガスに微少の酸素ガスを混合することによって、雰囲気制御室10を微少酸素含有雰囲気に制御して原料粉末や成形体20の徐酸化を行う。なお、混合ガス中の酸素濃度は、1000ppm〜5%程度が望ましい。
スタティックミキサー33は、混合ガス導入管32cに設けられており、非酸化性ガス導入管32aと酸素ガス導入管32bの合流部分から雰囲気制御室10までの流路の途中に設けられているガス混合器である。
スタティックミキサー33は、駆動部のない静止型混合器であって、混合ガスを均一化する。スタティックミキサー33は、図2に示すように、円筒部材33c内に、二種類のエレメント33a,33bを複数備えている。エレメント33aと33bは、長方形の板がほぼ180度逆向きにそれぞれ捩られることにより形成されている。エレメント33aと33bは、円筒管33cの長手方向に交互に複数配列されている。各エレメント33a,33bは、直径に対して1.5倍の長さがあることを基本としている。
スタティックミキサー33を通過する混合ガスは、各エレメント33a,33bを通過するごとに2分割され、その分割数Nは2(nはエレメント33a,33bの数)となる(分割作用)。さらに、スタティックミキサー33を通過する混合ガスは、それぞれのエレメント33a,33b内の捩れ面に沿って、円筒管33cの中央部から壁部へ、壁部から中央部へと並び替えられる(転換作用)。そして、スタティックミキサー33を通過する混合ガスは、各エレメント33a,33bごとに回転方向が替わり、急激な慣性力の反転を受け乱流撹拌される(反転作用)。スタティックミキサー33は、これらの分割・転換・反転作用によって、混合ガスを効果的に混合することができる。
また、スタティックミキサー33は形状がシンプルで混合ガスが滞留するような部分がほとんどなく、円筒管33cの半径方向に混合ガスを均一化する。
さらに、スタティックミキサー33は、通過した混合ガスが雰囲気制御室10内に供給されて、酸素濃度検知センサ(ガルバニック式センサ23とジルコニア式センサ24)や図示しない温度センサ等のセンサ付近の混合ガスが均質化するために、各センサの測定精度も向上させる。
さらにまた、スタティックミキサー33は、省エネルギー、省スペース、省メンテナンスコストにも貢献する。
ガルバニック式センサ23とジルコニア式センサ24は、雰囲気制御室10内で混合ガス中に含まれる酸素濃度を検出するためのセンサである。ガルバニック式センサ23およびジルコニア式センサ24は、成形体20を載せて一時保管される搬送用トレー21上付近に設けられている。
ここで、酸素濃度を検出するためのセンサとしてガルバニック式センサ23とジルコニア式センサ24とからなる二種類のセンサを用いる理由について説明する。
前述のように金型13の内面には有機系の潤滑剤が塗布されているために、雰囲気制御室10内に有機ガス成分が飛散することになる。酸素濃度検知センサとしてジルコニア式センサ24を用いる場合には、酸素濃度が比較的高い場合であれば酸素濃度を正確に検知できるが、酸素濃度がある程度以下(500ppm程度)になると、有機ガス成分を含む雰囲気での測定には検知感度が落ちるために不向きである。
一方、ガルバニック式センサ23を酸素濃度検知センサとして用いる場合には、有機ガス成分を含む雰囲気での影響は受けないが、酸化を嫌うために2%以上の酸素濃度を測定することには不向きである。
したがって、各々のセンサを酸素濃度に応じて使い分けて、その切り替えを500ppmから2%の範囲で行って酸素濃度の検出を行う。酸素濃度が高い状態では、ジルコニア式センサ24により酸素濃度を検知し、酸素濃度が低い状態では、ガルバニック式センサ23により酸素濃度を検知するようにすればよい。具体的には、一例として5000ppmを基準として切り替え設定を行う場合では、酸素濃度が減少方向にあるときにはジルコニア式センサ24で測定している酸素濃度が5000ppmになった時に、ガルバニック式センサ23による検知に切り替えればよい。逆に、酸素濃度が増加方向にあるときにはガルバニック式センサ23で測定している酸素濃度が5000ppmになった時に、ジルコニア式センサ24による検知に切り替えればよい。切り替え酸素濃度が上記範囲内にあるときには、ガルバニック式センサ23とジルコニア式センサ24の両方で酸素濃度の検出を行っていても良い。両方のセンサで検出された酸素濃度を比較・演算しながら、酸素濃度の増減を制御するようにする。
これらのセンサを用いることにより、雰囲気制御室10内の酸素濃度が一定になるように制御する。雰囲気制御室10内を予め設定された酸素濃度に制御するための制御回路は、図3に示すように、酸素濃度制御部50と、メモリ51と、制御バルブ52(52a,52b,52c)と、ガルバニック式センサ23と、ジルコニア式センサ24とを備えている。
酸素濃度制御部50は、CPU(Central Processing Unit)からなり、制御バルブ52の制御や演算処理等を行うものである。メモリ51には、制御バルブ52を制御するためのプログラムや制御情報が格納されている。酸素濃度制御部50は、ガルバニック式センサ23およびジルコニア式センサ24により検知された酸素濃度に基づいて、予め設定された酸素濃度になるように、制御バルブ52に流量制御指令信号を出力する。制御バルブ52a,52bおよび52cは、酸素濃度制御部50からの流量制御指令信号に応じて、開閉をそれぞれ行う。さらに、この雰囲気制御室10には、図示しない制御部が配置されている。この制御部は、CPU及び動作プログラムを記憶したメモリ等を備え、タンク11から金型13への原料粉末の供給、金型搬送用シリンダ14による移送、コイル17による配向磁界の印加、プレス機18によるプレス処理、取出装置19による搬送などを総括的に実行する。
次に、この成形装置1により希土類焼結磁石用粉末を成形し、焼結して、希土類焼結磁石を製造する方法について説明する。なお、以下の動作は、酸素濃度制御部50、および、図示しない制御部の制御下に実行されるが、理解を容易にするため、図示しない制御部に逐一言及することは避ける。
まず、タンク11に接続した粉末供給手段12により、テーブル28の原料粉末注入充填位置に載せられた金型13内に原料粉末を一定量注入充填する。なお、図示しない振動源により金型13内の原料粉末を振動させてもよい。
金型搬送用シリンダ14により、原料粉末が充填された金型13を、テーブル28上において、原料粉末注入充填位置からプレス機18の上パンチ15及び下パンチ16間の位置へ搬送する。
金型13に充填された原料粉末を、配向磁場用コイル17により配向磁場を印加しながら、上パンチ15を降下させ、下パンチ16を上昇させることにより加圧し、圧縮成形する。
圧縮成形された成形体20は、下パンチ16により押上げられ金型13から抜き出され、成形体取り出し装置19により搬送用トレー21上まで搬送される。
搬送用トレー21上に整列された成形体20は、雰囲気制御室10内に一時保管される。
一時保管された成形体20を載せた搬送用トレー21は、載置台29上から搬送コンベア等によって、開かれた密閉ドア25a、置換室30、及び、開かれた密閉ドア25bを経由して、搬送車40へと搬出されて棚上に整列格納される。
雰囲気制御室10内において、このように原料粉末の金型13への注入、金型13の搬送、原料粉末の成形、成形体20の搬送、成形体20の保管、成形体20の搬出等が行われて、原料粉末または成形体20が雰囲気制御室10内に存在している間には、酸素濃度制御部50等により、非酸化性ガスと酸素ガスとの混合ガス中の酸素濃度を一定にする制御が行われる。また、プレス機18の一時的トラブルや品種切り替えなどの理由で雰囲気制御室10内の気密を解いて大気雰囲気にする際、雰囲気制御室10内の成形体20や成形カスあるいは原料粉末が急激に酸化しないように前記酸素濃度より高い濃度で一定に制御する。
雰囲気制御室10内の混合ガスは、混合ガス導入管32cに設けられたスタティックミキサー33を通過して均一化、均質化された後、雰囲気制御室10内に供給される。
この雰囲気制御室10内において均一化された混合ガス中の酸素濃度を、その酸素濃度に応じてガルバニック式センサ23およびジルコニア式センサ24により検知する。ガルバニック式センサ23とジルコニア式センサ2との切り替える酸素濃度は500ppmから2%の範囲であればよく、1000ppmから1%の範囲であれば更に好ましい。これらの酸素濃度の範囲内にあるときには、ガルバニック式センサ23とジルコニア式センサ2の両方で酸素濃度の検出を行っていても良い。両方のセンサで検出された酸素濃度を比較・演算しながら、例えば1つの基準値として雰囲気制御室10内における酸素濃度が5000ppmで切り替えを行うようにしても良い。
このようにガルバニック式センサ23およびジルコニア式センサ24により検知された酸素濃度に基づいて、酸素濃度制御部50は、予め設定された酸素濃度になるように、制御バルブ52に流量制御指令信号を出力する。酸素濃度制御部50からの流量制御指令信号に応じて、制御バルブ52a,52bおよび52cは、開閉をそれぞれ行う。これにより、非酸化性ガス導入管32a、酸素ガス導入管32b及び混合ガス導入管32cを流れる非酸化性ガス、酸素ガス及び混合ガスの流量(混合ガス比)が制御され、雰囲気制御室10内の酸素濃度が一定になるように制御される。
そして、成形体20は、搬送車40により焼結炉(図示せず)まで運搬され、焼結される。得られた焼結体は、表面処理等の工程を経て、希土類焼結磁石ができあがる。なお、成形体20の酸化を防ぐため、搬送車40内を非酸化性ガスにより雰囲気制御することが望ましい。
このように本実施の形態では、混合ガスを混合ガス導入管32cに設けられたスタティックミキサー33に通過させるようにしたので、雰囲気制御室10内に供給される混合ガスを均一化することができる。すなわち、雰囲気制御室10内の酸素濃度を均一化することができる。これにより、雰囲気制御室10内を微少酸素含有量で均一化することができる。
そして、成形装置1の雰囲気制御室10内における均一化された酸素濃度を、検出可能な酸素濃度に応じて、二種類の酸素濃度を検出するためのセンサ、例えばこの実施形態ではガルバニック式センサ23およびジルコニア式センサ24を使い分けて検知することにより、高精度の酸素濃度の検知が可能となるので、雰囲気制御室10内を極めて正確な酸素濃度の微少酸素含有雰囲気に制御することができる。
このため、微少酸素含有量に制御された希土類焼結磁石を得ることができる。その結果、希土類焼結磁石の磁気特性を向上させることができる。また、雰囲気制御室10内の原料粉末や成形体20が、成形前後において、急激に酸化することを防止できるとともに、原料粉末や成形体20を雰囲気制御室10の外に取り出すことがあっても、急激な酸化を防止することができ、火災等に対する安全性を向上することができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記実施形態では、スタティックミキサー33のエレメント33aと33bを、それぞれ2つずつ設ける例について説明したが、それぞれ3つ以上設けることも可能となり、混合ガスがより均一化されることになる。また、上記実施形態において、混合ガス導入管33にスタティックミキサー33を複数接続して設けることも可能である。
また、上記実施形態では、スパイラルタイプのスタティックミキサー33を用いる例について説明したが、半楕円形のバッフルを備えたいわゆるステータタイプのスタティックミキサーを用いてもよい。
さらに、上記実施形態では、酸素濃度検知センサとしてガルバニック式センサ23およびジルコニア式センサ24を各々1個ずつ雰囲気制御室10内に設ける例について説明したが、雰囲気制御室10内の酸素濃度の検知をより向上させるために各センサを複数設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、二種類の酸素濃度検知センサ(ガルバニック式センサ23およびジルコニア式センサ24)を雰囲気制御室10内に設ける例について説明したが、酸素濃度を検知できる他の種類の固体電解質型、電解液型の電気化学式センサをその性質に応じてさらに用いれば、より高精度の酸素濃度の検知を行うことができる。
さらに、上記実施形態では、ガルバニック式センサ23およびジルコニア式センサ24を、成形体20を載せて一時保管される搬送用トレー21上付近に設ける例について説明したが、雰囲気制御室10内の粉末供給手段やプレス機など各種装置の設置場所に応じて設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、搬送コンベア等によって搬送用トレー21の搬出を行うようにしたが、搬送シリンダによって搬送用トレー21の搬出を行うようにしてもよい。
さらに、上記実施形態において、置換室30内も、成形体20の酸化を防ぐために、非酸化性ガスにより雰囲気制御するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、金型13内に原料粉末を注入充填する例について説明したが、図4に示すように、金型13の代わりに充填ボックス60を用いて充填ボックス60内に原料粉末を供給するようにしてもよい。この場合には、金型13をダイ13Bとし、金型搬送用シリンダ14を充填ボックス搬送用シリンダ14Aとする。これ以外の構成は、図1の模式図とほとんど変わらない。タンク11に接続した粉末供給手段12により、テーブル28の原料粉末注入充填位置に載せられた充填ボックス60内に原料粉末を一定量秤量し供給する。充填ボックス搬送用シリンダ14Aにより、原料粉末が供給された充填ボックス60を、テーブル28上において、原料粉末注入充填位置からプレス機18の上パンチ15及び下パンチ16間の位置へ搬送する。充填ボックス搬送用シリンダ14Aは、テーブル28上の充填ボックス60に原料粉末が注入充填される原料粉末注入充填位置からプレス機18の上パンチ15及び下パンチ16間の位置へ充填ボックス60を搬送するために、テーブル28上の原料粉末注入充填位置と上パンチ15及び下パンチ16間の位置との間を水平方向に往復運動する。プレス機18のテーブル28にダイ13Bを設けて、このダイ13Bを上昇させて(相対的に下パンチ16を降下させる)できるダイ13Bのキャビティ上に充填ボックス60を搬送して、ダイ13Bのキャビティに充填ボックス60から原料粉末を注入充填する。配向磁場用コイル17により配向磁場を印加しながら、上パンチ15を降下させる(下パンチ16は固定)ことにより加圧し、原料粉末をプレスして成形体20を得るようにする。圧縮成形された成形体20は、ダイ13Bを降下させる(相対的に下パンチ16を上昇させる)ことによってダイ13Bから抜き出される。前述と同じように、ダイ13B内面に、有機系潤滑剤を塗布するとよい。粉末供給手段12は、例えば図示しない秤量機を備え一定量秤量するとよい。
さらに、上記実施形態においては、非酸化性ガス導入管32a、酸素ガス導入管32b及び混合ガス導入管32cのそれぞれに、制御バルブ52a、52bおよび52cを設ける例について説明したが、必ずしもすべての導入管32a〜32cに制御バルブ52a〜52cを設ける必要はなく、酸素ガス導入管32bまたは非酸化性ガス導入管32aのどちらかのみに制御バルブを設けてガスの流量を制御することにより、雰囲気制御室10内の混合ガス中の酸素濃度を調整するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、雰囲気制御室10内において、タンク11、粉末供給手段12、プレス機18、成形体取り出し装置19等の装置を備えているが、雰囲気制御室10内の各々の装置間において密閉ドアを介して独立の雰囲気に制御できるようにしてもよい。独立の雰囲気を形成することにより各々の装置毎に気密を解いて大気雰囲気にできるので、その装置毎にトラブル対処ができるようになる。トラブル対処後にその装置の雰囲気のみを元の雰囲気(雰囲気制御室10と同じ)になるように復帰させることができ、短時間に経済的に元の状態に戻すことができる。この場合には各々の装置に対して個別に混合ガス供給手段22と、酸素濃度検知センサ(ガルバニック式センサ23およびジルコニア式センサ24)を備えるようにする。
さらに、上記実施形態においては、成形装置について混合ガス供給手段22を使用した例について説明したが、必ずしも成形装置についてのみに使用するものではなく、原料粉末の製造装置、あるいは原料粉末や成形体の保管装置や搬送装置など微少酸素含有量に雰囲気制御する装置全般に適用できることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置、搬送車等の模式図である。 本発明の実施形態に係る成形装置のスタティックミキサーの概略一部断面図である。 本発明の実施形態に係る成形装置の雰囲気制御室内の酸素濃度を制御するための制御回路のブロック図である。 充填ボックスを用いた場合の希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置、搬送車等の変形例の模式図である。
符号の説明
1 成形装置
10 雰囲気制御室
13 金型
15 上パンチ
16 下パンチ
17 配向磁場用コイル
18 プレス機
20 成形体
22 混合ガス供給手段
23 ガルバニック式センサ
24 ジルコニア式センサ
32a 非酸化性ガス導入管
32b 酸素ガス導入管
32c 混合ガス導入管
33 スタティックミキサー
33a,33b エレメント
52(52a,52b,52c) 制御バルブ

Claims (10)

  1. 非酸化性ガスと酸素ガスとの混合ガスにより雰囲気制御された雰囲気制御室と、
    非酸化性ガスが流れる非酸化性ガス導入管と、酸素ガスが流れる酸素ガス導入管と、前記非酸化性ガス導入管、前記酸素ガス導入管、及び、前記雰囲気制御室に接続されるとともに、非酸化性ガスと酸素ガスとの混合ガスを前記雰囲気制御室に供給する混合ガス導入管とを有する混合ガス供給手段と、
    前記雰囲気制御室内に設置されたプレス機とを備えた希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置であって、
    前記混合ガス導入管にガス混合器が設けられた
    ことを特徴とする希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置。
  2. 前記ガス混合器は、スタティックミキサーである
    ことを特徴とする請求項1記載の希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置。
  3. 前記雰囲気制御室内に設けられ、前記混合ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度検知センサを備え、
    前記酸素濃度検知センサにより検出された酸素濃度に基づいて、前記雰囲気制御室内の混合ガス中の酸素濃度を制御する酸素濃度制御部を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置。
  4. 前記酸素濃度検知センサは、ガルバニック式センサ、および、ジルコニア式センサである、
    ことを特徴とする請求項3記載の希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置。
  5. 前記酸素ガス導入管、前記非酸化性ガス導入管、および、前記混合ガス導入管は、それぞれガス流量制御手段を有し、
    前記混合ガス導入管、および、前記酸素ガス導入管および前記非酸化性ガス導入管のうち少なくとも一つのガス流量制御手段が、前記酸素濃度検知センサにより検出された前記雰囲気制御室内の酸素濃度に基づいて、該酸素濃度制御する酸素濃度制御部を有する
    ことを特徴とする請求項3または4項に記載の希土類焼結磁石用合金粉末の成形装置。
  6. 非酸化性ガスと酸素ガスとの混合ガスにより雰囲気制御された雰囲気制御室内に、ガス混合器が設けられた混合ガス導入管により非酸化性ガスと酸素ガスとの混合ガスを供給する工程を有する
    ことを特徴とする希土類焼結磁石用合金粉末の成形方法。
  7. 前記ガス混合器がスタティックミキサーである
    ことを特徴とする請求項6に記載の希土類焼結磁石用合金粉末の成形方法。
  8. 前記雰囲気制御室内の混合ガス中の酸素濃度を酸素濃度検知センサにより検出して、この検出した酸素濃度に基づいて、前記雰囲気制御室内の酸素濃度を制御する工程を有する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の希土類焼結磁石用合金粉末の成形方法。
  9. 前記酸素濃度検知センサが、ガルバニック式センサ、および、ジルコニア式センサである、
    ことを特徴とする請求項8に記載の希土類焼結磁石用合金粉末の成形方法。
  10. 前記雰囲気制御室内における酸素濃度高い場合には、前記ジルコニア式センサを用い、
    前記雰囲気制御室内における酸素濃度が低い場合には、前記ガルバニック式センサを用い、
    その切り替えを500ppmから2%の範囲で行って酸素濃度の検出を行うことを特徴とする請求項8または9に記載の希土類焼結磁石用合金粉末の成形方法。
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