JP2005231684A - Sheet pallet - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、物流輸送に用いられるシートパレットに関する。 The present invention relates to a sheet pallet used for logistics transportation.
従来、物流輸送の際に荷を積載するパレットとしては、木製のパレットやプラスチック製のパレットが多く用いられてきた。しかし、近年の物流量の拡大化に伴い、積載効率や輸送効率を向上させて物流の効率化を図るため、シートパレットが使用されるようになってきた。シートパレットは、荷が積載されるシート状部と、このシート状部の辺から一体に延びたタブ部とを有する。シートパレットに積載された荷をフォークリフトで扱うには、プッシュプルアタッチメントを備えたフォークリフトが用いられ、フォークリフトのプラテン上への荷の積み下ろしは、タブ部をプッシュプルアタッチメントで把持し、プッシュプルアタッチメントをプラテン上で進退動作させることで行う。 Conventionally, wooden pallets and plastic pallets have been often used as pallets for loading loads during logistics transportation. However, with an increase in the flow rate of goods in recent years, sheet pallets have come to be used in order to improve logistics efficiency by improving loading efficiency and transportation efficiency. The sheet pallet has a sheet-like part on which a load is loaded and a tab part integrally extending from the side of the sheet-like part. A forklift equipped with a push-pull attachment is used to handle the load loaded on the seat pallet with a forklift attachment, and when loading and unloading the load onto the platen of the forklift, the tab portion is gripped with the push-pull attachment and the push-pull attachment is attached. This is done by moving back and forth on the platen.
シートパレットは、それ自身の占有容積が非常に小さいことから、荷を積載した状態での保管スペースを節約できるばかりでなく、予備のシートパレットの保管や、使用済みのシートパレットの回収において、従来のパレットと比較して、保管スペースや輸送の容易性で大きなメリットが得られる。また、シートパレットは、それ自身が軽量であるため、空のシートパレットは一人の作業者で容易に運んだり操作したりすることができ、工場内での作業の効率化にも貢献する。 Since the seat pallet has a very small occupied volume, it not only saves storage space when the load is loaded, but also in the storage of spare sheet pallets and the collection of used sheet pallets. Compared to the pallet, there are significant advantages in storage space and ease of transportation. In addition, since the sheet pallet itself is lightweight, the empty sheet pallet can be easily carried and operated by one worker, contributing to the efficiency of work in the factory.
従来のシートパレットは、熱可塑性樹脂の押出成形などによって形成されたシートをベースとしている。そして、その片面または両面に、耐摩耗性を向上させたり、あるいは積載された荷を滑りにくくしたりすることなどを目的として、適宜材料からなる層を積層したものが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2等参照。)。
しかしながら、従来のシートパレットは、荷が滑りにくくなるように表面の材料を工夫しているものの、特に冷凍庫内のような極寒の環境で使用する場合には、その効果を十分に発揮できないという問題があった。例えば、荷を積載したシートパレットを冷凍庫から常温中に搬出したような場合、シートパレットの表面に氷結した水分が温度上昇で融けたり、結露が発生したりして、荷の積載面が濡れてしまう。これにより、シートパレットに対する荷の摩擦抵抗が小さくなり、シートパレットを移動したときや停止したときに荷がシートパレットから滑り落ち易くなってしまう。 However, the conventional sheet pallet is devised with a material on the surface to make it difficult for the load to slip, but the effect cannot be fully exhibited especially when used in an extremely cold environment such as in a freezer. was there. For example, when a sheet pallet loaded with a load is unloaded from the freezer at room temperature, the water frozen on the surface of the sheet pallet melts due to a rise in temperature or condensation occurs, causing the load loading surface to get wet. End up. As a result, the frictional resistance of the load against the sheet pallet is reduced, and the load easily slips off the sheet pallet when the sheet pallet is moved or stopped.
そこで本発明は、氷点下から常温への温度変化を伴う使用環境においても荷の滑りが抑制されるシートパレットを提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a sheet pallet in which slippage of a load is suppressed even in a use environment involving a temperature change from below freezing to room temperature.
上記目的を達成するため本発明のシートパレットは、荷が積載されるシート状部からタブ部が一体に延びたシートパレットにおいて、基材シートと、この基材シートの片面の少なくともシート状部となる領域に積層された発泡樹脂シートとを含む積層シート体によって形成されていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a sheet pallet according to the present invention is a sheet pallet in which a tab portion extends integrally from a sheet-like portion on which a load is loaded. It is formed by the laminated sheet body containing the foamed resin sheet laminated | stacked on the area | region which becomes.
上記のように、本発明のシートパレットは、少なくともシート状部となる領域に発泡樹脂シートが積層されている。発泡樹脂シートは、非発泡の樹脂シートに比べて保温性が高い。よって、発泡樹脂シート側を荷の積載面として使用することにより、氷点下から常温への温度変化を伴う使用条件であっても、氷結した水分が融けたり、結露したりすることで生じるシートパレットの表面の濡れが抑制される。さらに、氷結した水分が融けたり結露が発生したとしても、発泡樹脂シートによって、融けた水や結露水がシートパレットの表面から逃げ易くなる。したがって、発泡樹脂シート上に積載された荷が滑りにくくなる。また、発泡樹脂シートは弾力性を有しており、この弾力性によっても荷が滑りにくくなる。 As described above, in the sheet pallet of the present invention, the foamed resin sheet is laminated at least in the region that becomes the sheet-like portion. The foamed resin sheet has higher heat retention than the non-foamed resin sheet. Therefore, by using the foamed resin sheet side as the load loading surface, the sheet pallet generated by melting or dewing the frozen water, even under operating conditions that involve temperature changes from below freezing to room temperature. Surface wetting is suppressed. Furthermore, even if frozen water melts or condensation occurs, the foamed resin sheet makes it easier for the melted water and condensed water to escape from the surface of the sheet pallet. Therefore, the load loaded on the foamed resin sheet becomes difficult to slip. Further, the foamed resin sheet has elasticity, and the elasticity makes it difficult for the load to slip.
本発明のシートパレットによれば、少なくともシート状部となる領域に発泡樹脂シートを積層した構成とすることで、氷点下から常温への温度変化を伴う使用条件であっても、積載した荷の滑りを効果的に抑制することができる。 According to the sheet pallet of the present invention, the foamed resin sheet is laminated at least in the region that becomes the sheet-like portion, so that the loaded load slips even under use conditions that involve a temperature change from below freezing to room temperature. Can be effectively suppressed.
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。 Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施形態によるシートパレットの斜視図である。図1に示すように、シートパレット1は、好ましくは正方形の板状のシート部1aと、このシート部1aの1辺から一体に延びたタブ部1bとを有する。シート部1aは、その上面に荷が積載される部分である。タブ部1bは、荷が積載されたシートパレット1をフォークリフトで取り扱う際に、フォークリフトに装着されたプッシュプルアタッチメントによって把持される部分である。なお、図1ではシート部1aの一つの辺のみからタブ部1bが延びている例を示しているが、シート状部1aの互いに対向する2辺、隣り合う2辺、あるいは3辺など、複数の辺からそれぞれタブ部1bを延出させることもできる。
FIG. 1 is a perspective view of a sheet pallet according to an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, the
荷が積載されたシートパレット1の取り扱い時には、まず、フォークリフトに装着されたプッシュプルアタッチメントによってタブ部1bを把持し、この状態でプッシュプルアタッチメントをフォークリフトのプラテンの根元側に引き寄せる。これによりタブ部1bが引っ張られ、シートパレット1がプラテン上に滑りながら移動する。そして、荷が積載されたシートパレット1をプラテン上に載せたままフォークリフトを所望の場所まで移動させ、プッシュプルアタッチメントを押し戻す。これにより、シートパレット1はプラテン上から降ろされる。
When the loaded
次に、図1に示したシートパレット1の層構成について図2を参照して説明する。
Next, the layer configuration of the
図2は、図1に示すシートパレットの模式的断面図である。図2に示すように、シートパレット1は、基材シート2と、基材シート2の一方の面に積層された発泡樹脂シート3とを有する。発泡樹脂シート3は、シートパレット1の荷が積載される面を構成し、基材シート2は、使用時に床面やフォークリフトのプラテン上に接触する面を構成する。シートパレットは、これら基材シート2および発泡樹脂シート3からなる積層シート体から形成される。したがって、図1に示したシート状部1aおよびタブ部1bのいずれも同じ積層構造を有している。
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of the sheet pallet shown in FIG. As shown in FIG. 2, the
基材シート2は、主としてシートパレット1に必要な強度を付与することを目的としたものである。この目的を達することができるものであれば、基材シート2としては、樹脂の押出成形によって得られたシート、網状構造を有するシート、フィルム、織布、不織布、あるいはクラフト紙など、任意の材料および構造のシート体を用いることができる。また、これらのシート体を単体で用いることもできるし、必要に応じて適宜組み合わせることもできる。
The
発泡樹脂シート3は、発泡により形成された多数の空隙を有したシート状の部材であれば、その構造は特に限定されない。ただし、基材シート2と発泡樹脂シート3との積層に押出しラミネーション法や熱圧着法を利用する場合は、基材シート2と発泡樹脂シート3との接着性を考慮すると、発泡樹脂シート3の材料としてポリエチレン(PE)あるいはポリプロピレン(PP)を用いることが好ましい。
The structure of the foamed resin sheet 3 is not particularly limited as long as it is a sheet-like member having a large number of voids formed by foaming. However, when an extrusion lamination method or a thermocompression bonding method is used for laminating the
本実施形態のシートパレット1は、冷凍庫内など、庫内温度が氷点下となる倉庫に保管される荷を積載するのに特に適している。例えば、荷を積載したシートパレット1を冷凍庫内から常温雰囲気中に搬出すると、シートパレット1および荷の温度上昇により、シートパレット1および荷の表面に氷結していた水分が融けたり、シートパレット1および荷の表面に結露が生じたりする。従来は、これら融けた水分や結露がシートパレット1の荷の積載面を濡らし、これが荷を滑り易くする原因となっていた。
The
ところが、本実施形態のシートパレット1によれば、荷の積載面は発泡樹脂シート3で構成されているので、その弾力性によって荷が滑りにくくなる。しかも、発泡樹脂シート3は、非発泡の樹脂シートに比べて保温性が高いため、表面の氷結した水分が融けにくく、また、結露も発生しにくい。さらに、氷結した水分が融けたり、結露したりすることによって発泡樹脂シート3の表面が濡れたとしても、融けた水や結露水は発泡樹脂シート3を通じてシートパレット1の表面から逃げ易くなる。
However, according to the
以上のことによって、荷を積載したシートパレット1を冷凍庫から常温中に搬出したような、急激な温度変化を伴う使用環境においても、荷の滑りが効果的に抑制される。また、発泡樹脂シート3の弾力性による上記の効果は、温度変化の伴わない使用環境においても十分に発揮される。
As described above, slipping of the load is effectively suppressed even in a use environment with a sudden temperature change such as when the
発泡樹脂シート3の発泡倍率は、荷の積載面の強度、特に、荷を滑らせた場合の耐擦傷性や、荷の滑りにくさに影響を与える。発泡倍率は、高ければ高いほど荷が滑りにくくなり、発泡倍率が2倍未満であると、荷の滑りにくさに関して十分な効果が得られない場合がある。その一方で、発泡倍率が高すぎると、発泡樹脂シート3の強度が低下し、50倍を超えるとシートパレット1としての繰り返し使用に耐えられなくなるおそれがある。以上のことから、発泡樹脂シート3の発泡倍率は2〜50倍であることが好ましい。
The expansion ratio of the foamed resin sheet 3 affects the strength of the loading surface of the load, particularly the scratch resistance when the load is slid and the difficulty of sliding the load. The higher the expansion ratio, the less the load becomes slippery. If the expansion ratio is less than 2 times, a sufficient effect may not be obtained regarding the difficulty of sliding the load. On the other hand, if the expansion ratio is too high, the strength of the foamed resin sheet 3 decreases, and if it exceeds 50 times, it may not be able to withstand repeated use as the
このように、発泡樹脂シート3は、荷を滑りにくくするという機能を有するものであるから、シートパレット1の全面に設けられている必要はない。つまり、発泡樹脂シート3は、少なくともシート状部1a(図1参照)となる領域に設けられていればよく、タブ部1b(図1参照)には発泡樹脂シート3が設けられていなくてもよい。
Thus, since the foamed resin sheet 3 has a function of making the load difficult to slip, it is not necessary to be provided on the entire surface of the
基材シート2は、前述したように種々のシート材を用いることができるが、主にシートパレット1の強度を担う部材であるので、軽量でかつ高い機械的強度を有する部材を用いることが好ましい。このような基材シート2の一例の模式的断面図を図3に示す。
As described above, various sheet materials can be used for the
図3に示す基材シート2は、強化網状層21と、基材裏面層22とを積層して構成されている。
The
強化網状層21は、軽量でしかも基材シート2に必要な強度を付与する。図4に、強化網状層21の平面図を示す。図4に示すように、強化網状層21は、2枚の一軸延伸割繊維フィルム31を熱融着によって経緯積層したものである。
The reinforced
一軸延伸割繊維フィルム31は、図5(b)に示すように、第1の熱可塑性樹脂からなる層31aの両面に、第1の熱可塑性樹脂よりも低い融点を有する第2の熱可塑性樹脂からなる層31bを積層した層構成を有し、図5(a)に示すように、互いに平行に延びた複数の幹繊維32と、幹繊維に対して交差して延び、隣接する幹繊維32同士を繋ぐ枝繊維33とで構成される。枝繊維33は幹繊維32と比べて細く、一軸延伸割繊維フィルム31の機械的強度は主として幹繊維32によって与えられる。
As shown in FIG. 5B, the uniaxially stretched split
第2の熱可塑性樹脂からなる層31bの厚みは、一軸延伸割繊維フィルム31全体の厚みの50%以下、望ましくは40%以下である。一軸延伸割繊維フィルム31同士の熱融着時の接着強度等の諸物性を満足させるためには、第2の熱可塑性樹脂からなる層31bの厚みは5μm以上であればよいが、好ましくは10〜100μmの範囲から選択される。
The thickness of the
一軸延伸割繊維フィルム31の製造方法としては、例えば、以下に示すような方法が挙げられる。
As a manufacturing method of the uniaxial stretch
まず、多層インフレーション法あるいは多層Tダイ法などの押出成形により、第1の熱可塑性樹脂からなる層31aの両面に第2の熱可塑性樹脂からなる層31bが積層された3層構造の原反フィルムを製造する。次いで、図6に示すように、この原反フィルム30に、縦方向(図6に示すL方向)に千鳥掛けに、スプリッターを用いて割繊(スプリット処理)するか、または熱刃によりスリット処理を施して多数の平行なスリット30aを形成し、さらにこれを縦方向に延伸し、これと直交する方向に拡幅する。これにより、図5に示すような、幹繊維32がほぼ縦方向に配列された一軸延伸割繊維フィルム31が得られる。
First, an original film having a three-layer structure in which a
延伸倍率(配向倍率)は、1.1〜15倍が好ましく、より好ましくは3〜10倍である。延伸倍率が1.1倍未満では、機械的強度が十分でなくなるおそれがある。一方、延伸倍率が15倍を超えると、通常の方法で延伸することが難しく、高価な装置を必要とするなどの問題が生じる。延伸は、多段で行うことが延伸むらを防止するために好ましい。 The draw ratio (orientation ratio) is preferably 1.1 to 15 times, more preferably 3 to 10 times. If the draw ratio is less than 1.1 times, the mechanical strength may not be sufficient. On the other hand, when the draw ratio exceeds 15 times, it is difficult to draw by a usual method, and problems such as the need for an expensive apparatus arise. Stretching is preferably performed in multiple stages in order to prevent stretching unevenness.
最後に、以上のようにして得られた一軸延伸割繊維フィルム31を、延伸方向が直交するように2枚重ね合わせ、これを加熱して融着することにより、図4に示したような強化網状層21が得られる。熱融着に際しては、重ね合わせた一軸延伸割繊維フィルム31を、対向配置された一対の加熱シリンダ間に供給し、幅方向の収縮が生じないように固定しながら、しかも第1の熱可塑性樹脂からなる層31aの延伸効果が失われないように、第1の熱可塑性樹脂の融点以下で、かつ第2の熱可塑性樹脂の融点以上の温度で熱融着を行う。
Finally, the uniaxially stretched split
強化網状層21の厚さは、100μm〜300μmであることが好ましい。より好ましくは、150μm〜250μmである。強化網状層21を構成する一軸延伸割繊維フィルム31は、一方向へ延伸したものであるので、この程度の厚みでも十分な強度を有する。
The thickness of the reinforced
一軸延伸割繊維フィルム31はその延伸方向に高い引張強度を有している。したがって、2枚の一軸延伸割繊維フィルム31をその延伸方向が直交するように積層した強化網状層21を基材シート2に用いることで、シートパレット1は、繰り返し使用に耐え得るような高い引張強度を有したものとなる。しかも、強化網状層21は網状の構造体であるので、材料の使用量も少なくてよく、結果的に軽量化が達成され、シートパレット1自身の取り扱いも容易である。
The uniaxially stretched split
例えば、2枚の一軸延伸割繊維フィルム31を直交積層した強化網状層21の代表的な例として、新日石プラスト(株)製のポリエチレン割繊維不織布であるワリフ(登録商標)が挙げられる。その中でもEX(T)(グレード名)は、厚さが0.21mmで、284N/5cmの縦方向引張強度および294N/5cmの横方向引張強度を有する。
For example, a typical example of the reinforced
ただし、強化網状層21は、網状構造であるが故に、強化網状層21のみでは基材シート2としては不適切である。そこで、図3に示したように、基材シート2は、強化網状層21の片面に基材裏面層22を積層した構成としている。基材裏面層22は、シートパレット1の使用時に床面と接する側の面を構成する層であり、基材シート2は強化網状層21が発泡樹脂シート3(図2参照)に接合されるように積層される。基材裏面層22としては、例えばOPPフィルムを用いることができる。OPPフィルムとは二軸延伸ポリプロピレンフィルムのことであり、裏面層22をOPPフィルムで構成することで、床面からフォークリフトのプラテン上への引き上げなどの際の、シートパレット1の滑り性を向上させることができる。
However, since the reinforced
強化網状層21と裏面層22との積層、および基材シート2と発泡樹脂シート3との積層には、押出しラミネーション法や熱圧着法など、シート材の積層に一般に用いられる積層方法を適宜選択して用いることができる。ただし、これらの方法で発泡樹脂シート3を積層するに際しては、発泡樹脂シート3の性状が熱によって影響を受けるおそれがあるので、発泡樹脂シート3の性状にできるだけ影響を与えないように注意する。
For the lamination of the reinforced
例えば、押出しラミネーション法では、積層対象となる2枚のシート材のうち一方が加熱ローラによって加熱されて供給されるが、もう一方は加熱されずに供給され、両者の間に押出機から押出されたバインダーを供給し、2枚のシート材を加圧ローラで加圧することによって2枚のシート材が積層される。したがって、加熱される側のシート材を発泡樹脂シート3に積層される相手側のシート材とすれば、発泡樹脂シート3は加熱されないので、熱によって発泡樹脂シート3の空隙が潰れるのが防止され、発泡樹脂シート3の性状に影響を及ぼすことなく発泡樹脂シート3を積層することができる。一方、熱圧着法の場合は、発泡樹脂シート3はあまり加熱せず、積層する相手側のシート材の表面を十分に加熱し、短時間で両者を圧着することで、発泡樹脂シート3への熱による影響を低減することができる。 For example, in the extrusion lamination method, one of two sheet materials to be laminated is heated and supplied by a heating roller, while the other is supplied without being heated and extruded from the extruder between the two. The two sheets are stacked by supplying the binder and pressing the two sheets with a pressure roller. Therefore, if the sheet material on the heated side is the sheet material on the other side laminated on the foamed resin sheet 3, the foamed resin sheet 3 is not heated, so that the void of the foamed resin sheet 3 is prevented from being crushed by heat. The foamed resin sheet 3 can be laminated without affecting the properties of the foamed resin sheet 3. On the other hand, in the case of the thermocompression bonding method, the foamed resin sheet 3 is not heated so much, the surface of the mating sheet material to be laminated is sufficiently heated, and both are crimped in a short time, so that The influence of heat can be reduced.
また、上述した例では、強化網状層21と基材裏面層22とを積層して基材シート2を構成し、これに発泡樹脂シート3を積層することでシートパレット1を構成する積層シート体とした例を示したが、発泡樹脂シート3に強化網状層21を積層し、これに基材裏面層22を積層するなど、結果として所望の層構成が得られれば、各層の積層順は任意である。ただし、熱を利用して各層を積層する場合は、発泡樹脂シート3にできるだけ熱を与えないように、発泡樹脂シート3の積層は最後に行うことが好ましい。また、各層の積層は、押出しラミネーション法や熱圧着法などのような熱を利用した方法に限られず、接着剤によって行うこともできる。本発明のシートパレットは冷凍庫など極寒雰囲気中で好適に用いられるものであるので、各層を接着剤によって積層する場合は、低温化でも接着性が低下しない接着剤を用いるのが好ましい。
Moreover, in the example mentioned above, the laminated sheet body which comprises the sheet |
以上のようにして各層を積層することにより、シートパレット1(図1参照)の素材となる積層体が得られる。得られた積層体を所望の形状に加工することによって、図1に示したようなシートパレット1が得られる。
By laminating the layers as described above, a laminate that is a material of the sheet pallet 1 (see FIG. 1) is obtained. By processing the obtained laminate into a desired shape, a
図3では強化網状層21と基材裏面層22とを積層して基材シート2とした例を示したが、基材シート2に強化網状層21を用いる場合、基材シート2と発泡樹脂シート3(図2参照)との密着性を向上させるため、図7に示すように、強化網状層21の片面に基材裏面層22を積層するとともに、発泡樹脂シート3(図2参照)と積層される側の面であるもう一方の面に基材表面層23を積層して基材シート2’を構成してもよい。基材表面層23は、基材裏面層22と同じ材料で構成することができる。
FIG. 3 shows an example in which the reinforced
また、図4では、縦方向に延伸した一軸延伸割繊維フィルム31を経緯積層して強化網状層21を構成した例を示したが、強化網状層21としては、この他にも、以下に例示するような種々の構造のものを用いることができる。なお、以下に示す例においても、上述したように、シートパレットの使用目的や要求される性能等を考慮して基材表面層や基材裏面層を積層することができる。
FIG. 4 shows an example in which the reinforced
図8(a)に、強化網状層2に用いることのできる一軸延伸スリットフィルム35の部分斜視図を示す。一軸延伸スリットフィルム35は、図5に示した一軸延伸割繊維フィルム31を製造するのに用いたのと同じ原反フィルムから作ることができる。すなわち、一軸延伸スリットフィルム35は、図8(b)に示すように、第1の熱可塑性樹脂からなる層35aと、その両面に積層された、第1の熱可塑性樹脂よりも低い融点を有する第2の熱可塑性樹脂からなる層35bとで構成される。そして、その層構成を有する原反フィルムを、横方向(図8(a)に示す矢印T方向)に千鳥掛けに割繊またはスリット処理したものを、横方向に延伸し、これを縦方向に伸長することによって、網状構造を有し主として横方向への引張強度が高い一軸延伸スリットフィルム35が得られる。
FIG. 8A shows a partial perspective view of a uniaxially stretched
得られた一軸延伸スリットフィルム35は、延伸方向が直交するように2枚重ね合わせられて熱融着され、これによって強化網状層21を構成することができる。あるいは、図5に示した一軸延伸割繊維フィルム31と組み合わせ、延伸方向が直交するように一軸延伸割繊維フィルム31と一軸延伸スリットフィルム35とを重ね合わせて熱融着することによっても強化網状層21を構成することができる。
The obtained uniaxially stretched
一軸延伸割繊維フィルム31、一軸延伸スリットフィルム35を構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンおよびこれらの共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステルおよびこれらの共重合体、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミドおよびこれらの共重合体、ポリ塩化ビニル、メタクリル酸またはその誘導体の重合体および共重合体、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリテトラクロロエチレンポリカーボネート、ポリウレタン等が挙げられる。その中でも、割繊性の良好なポリオレフィンおよびその重合体、ポリエステルおよびその重合体が好ましい。また、第1の熱可塑性樹脂と第2の熱可塑性樹脂との融点の差は、製造上の理由から、5℃以上であることが必要であり、好ましくは10〜50℃である。
Examples of the resin constituting the uniaxially stretched split
以上、それぞれ網状に形成した2枚のフィルムを積層して強化網状層21を構成した例を示したが、強化網状層21としては、この他に、図9および図10に示すような、一軸延伸多層テープ38からなる不織布37や織布39なども用いることができる。これら不織布37および織布39は、いずれも図5に示した一軸延伸割繊維フィルム31を製造するのに用いたのと同様の原反フィルムを1.1〜15倍、好ましくは3〜10倍に一軸延伸した後、延伸方向に沿って2mm〜7mmの幅で裁断した一軸延伸多層テープ38からなる。原反フィルムの裁断は延伸前であってもよい。図9に示す不織布37は、複数の一軸延伸多層テープ38を一定の間隔をあけて平行に並べ、それを一軸延伸多層テープ38の長手方向が直交するように2層に積層したものである。図10に示す織布39は、この一軸延伸多層テープ38を縦横に織成したものである。
The example in which the reinforced
強化網状層21には、一軸延伸割繊維フィルムまたは一軸延伸スリットフィルムと一軸延伸多層テープとを延伸方向が直交するように積層した積層体や、熱可塑性樹脂から紡糸され延伸されたフィラメントを延伸方向が直交するように組み合わせた織布や不織布を用いることもできる。さらに、上記の織布や不織布は、一軸延伸多層テープだけでなく、ポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂から紡糸した延伸ヤーンから作ることもできる。
In the reinforced
以下に、シートパレット1を構成する各層の組み合わせの例を示す。以下に示す層構成では、各層を荷の積載面側から積層順に示している。
Below, the example of the combination of each layer which comprises the sheet |
(1)発泡樹脂シート/押出成形シート:
この層構成は、基材シートを押出成形シートのみで構成した最も単純な例である。押出成形シートを発泡樹脂シートと同種の材料で形成すれば、両者の積層も容易である。すなわち、発泡樹脂シートがポリエチレン製であれば押出成形シートもポリエチレンで形成し、発泡樹脂シートがポリプロピレン製であれば押出成形シートもポリプロピレンで形成する。
(1) Foamed resin sheet / extruded sheet:
This layer structure is the simplest example in which the base material sheet is composed only of an extrusion sheet. If the extruded sheet is formed of the same material as the foamed resin sheet, the lamination of both is easy. That is, if the foamed resin sheet is made of polyethylene, the extruded sheet is also made of polyethylene. If the foamed resin sheet is made of polypropylene, the extruded sheet is also made of polypropylene.
(2)発泡樹脂シート/強化網状層/LDフィルム/クラフト紙:
この層構成では強化網状層とクラフト紙を積層して基材シートを構成している。クラフト紙を用いることで、シートパレットに腰の強さを付与することができる。強化網状層とクラフト紙との間に挟まれているLDフィルムは、強化網状層とクラフト紙との接着層(バインダー)として機能する。強化網状層を、熱融着に適した樹脂で構成すれば、この接着層は省略することもできる。クラフト紙としては、例えば、坪量が100g/m2のクラフト紙を用いることができる。また、LDフィルムとしては、例えば、10μm〜20μm厚の低密度ポリエチレンフィルムや、直鎖状低密度ポリエチレンフィルムを用いることができる。
(2) Foamed resin sheet / reinforced network layer / LD film / craft paper:
In this layer structure, a reinforced mesh layer and kraft paper are laminated to form a base sheet. By using kraft paper, waist strength can be imparted to the sheet pallet. The LD film sandwiched between the reinforced mesh layer and the kraft paper functions as an adhesive layer (binder) between the reinforced mesh layer and the kraft paper. If the reinforced network layer is made of a resin suitable for heat fusion, this adhesive layer can be omitted. As the kraft paper, for example, kraft paper having a basis weight of 100 g / m 2 can be used. As the LD film, for example, a low-density polyethylene film having a thickness of 10 μm to 20 μm or a linear low-density polyethylene film can be used.
(3)発泡樹脂シート/LDフィルム/強化網状層/LDフィルム/クラフト紙:
この層構成は、層構成(2)に対して発泡樹脂シートと強化網状層との間に接着層としてLDフィルムを介在させている。これにより、発泡樹脂シートと強化網状層との密着性が向上する。
(3) Foamed resin sheet / LD film / reinforced network layer / LD film / craft paper:
In this layer configuration, an LD film is interposed as an adhesive layer between the foamed resin sheet and the reinforced network layer with respect to the layer configuration (2). Thereby, the adhesiveness of a foamed resin sheet and a reinforcement network layer improves.
(4)発泡樹脂シート/OPPフィルム/LDフィルム/強化網状層/LDフィルム/OPPフィルム:
この層構成では、強化網状層の両面にそれぞれ接着層であるLDフィルムを介してOPPフィルムを積層して基材シートを構成している。OPPフィルムは摩擦係数が比較的小さいので、OPPフィルムを基材裏面層として用いることで、床面からフォークリフトのプラテンへの移動およびプラテンから床面への移動が容易なシートパレットが提供される。また、発泡樹脂シート、LDフィルムおよび強化網状層をポリプロピレン系の樹脂で構成すれば、リサイクル性に優れたものとなる。
(4) Foamed resin sheet / OPP film / LD film / reinforced network layer / LD film / OPP film:
In this layer configuration, a base sheet is configured by laminating OPP films on both sides of the reinforced network layer via LD films that are adhesive layers. Since the OPP film has a relatively small coefficient of friction, the use of the OPP film as the base material back surface layer provides a sheet pallet that can be easily moved from the floor surface to the platen of the forklift and from the platen to the floor surface. Further, if the foamed resin sheet, the LD film, and the reinforced network layer are made of polypropylene resin, the recyclability is excellent.
(5)発泡樹脂シート/LDフィルム/OPPフィルム/LDフィルム/強化網状層/LDフィルム/OPPフィルム:
この層構成は、層構成(4)に対して発泡樹脂シートとOPPフィルムとの間に接着層としてLDフィルムを介在させている。これにより、発泡樹脂シートとOPPフィルムとの密着性が向上する。また、各層をポリプロピレン系の樹脂で構成すれば、リサイクル性に優れたものとなる。
(5) Foamed resin sheet / LD film / OPP film / LD film / reinforced network layer / LD film / OPP film:
In this layer configuration, an LD film is interposed as an adhesive layer between the foamed resin sheet and the OPP film with respect to the layer configuration (4). Thereby, the adhesiveness of a foamed resin sheet and an OPP film improves. Further, if each layer is made of a polypropylene-based resin, it is excellent in recyclability.
以上、シートパレットの代表的な幾つかの層構成を例示したが、この他にも種々の組み合わせが可能である。 As mentioned above, some typical layer configurations of the sheet pallet have been illustrated, but various other combinations are possible.
以下に、本発明の具体的な実施例について比較例とともに説明する。 Hereinafter, specific examples of the present invention will be described together with comparative examples.
(実施例1)
本実施例では、上述した層構成(4)に対し、基材シートの基材表面層すなわち発泡樹脂シートとLDフィルムとの間のOPPフィルムがない構成としてシートパレットを作製した。発泡樹脂シートとしては、(株)JSP製高発泡低密度ポリエチレンシート「ミラマット(登録商標)」(発泡倍率:35〜37倍、厚さ:0.5mm)を用いた。一方、基材シートの強化網状層としては、新日石プラスト(株)製のポリエチレン割繊維不織布である「ワリフ(登録商標)」のグレードEX(T)(以下、「ワリフEX(T)」という。)を用いた。ワリフEX(T)は、坪量が49g/m2であり、厚さは0.21mmであった。このワリフEX(T)の片面に、基材裏面層として、50μm厚のOPPフィルムを15μm厚の低密度ポリエチレンフィルムを介して押出しラミネーション法によって積層し、基材シートを得た。そして、得られた基材シートのワリフEX(T)側の面に、13μm厚の低密度ポリエチレンフィルムを介して押出しラミネーション法により上記の発泡樹脂シートを積層し、積層シート体を作製した。この積層に際しては、発泡樹脂シートを加熱せず基材シートを加熱した。さらに、この積層シート体を100cm×100cmのサイズに裁断し、これによって得られたサンプルシートを実施例1とした。
(Example 1)
In this example, a sheet pallet was manufactured as a configuration in which the OPP film between the base material surface layer of the base material sheet, that is, the foamed resin sheet and the LD film, was not provided for the layer configuration (4) described above. As the foamed resin sheet, a high foaming low density polyethylene sheet “Miramat (registered trademark)” manufactured by JSP Co., Ltd. (foaming ratio: 35 to 37 times, thickness: 0.5 mm) was used. On the other hand, as the reinforced network layer of the base sheet, “Warif (registered trademark)” grade EX (T) (hereinafter, “Warifu EX (T)”) is a polyethylene split fiber nonwoven fabric manufactured by Nippon Oil Plastics Co., Ltd. Was used. Wallif EX (T) had a basis weight of 49 g / m 2 and a thickness of 0.21 mm. A base sheet was obtained by laminating an OPP film having a thickness of 50 μm through a low-density polyethylene film having a thickness of 15 μm on one side of the Warif EX (T) through a low-density polyethylene film having a thickness of 15 μm. And the said foamed resin sheet was laminated | stacked by the extrusion lamination method through the 13-micrometer-thick low-density polyethylene film on the surface of the base material sheet obtained on the Wallif EX (T) side, and the laminated sheet body was produced. In this lamination, the base resin sheet was heated without heating the foamed resin sheet. Furthermore, this laminated sheet body was cut into a size of 100 cm × 100 cm, and a sample sheet obtained thereby was defined as Example 1.
(実施例2)
発泡樹脂シートの厚さを1.0mmとしたこと以外は実施例1と同様にしてサンプルシートを作製した。
(Example 2)
A sample sheet was produced in the same manner as in Example 1 except that the thickness of the foamed resin sheet was 1.0 mm.
(実施例3)
発泡樹脂シートとしては、実施例1と同じものを用いた。基材シートとして、高密度ポリエチレンを使用し押出成形によって0.5mm厚のシートを成形し、それと同時に、シート温度が低下する前の段階で発泡樹脂シートをライン上(基材シート上)に挿入し、基材シートの余熱によって両者を積層し、得られた積層シート体を実施例1と同じ寸法に裁断してサンプルシートを作製した。
(Example 3)
The same foamed resin sheet as in Example 1 was used. A sheet of 0.5 mm thickness is formed by extrusion molding using high-density polyethylene as the base sheet, and at the same time, a foamed resin sheet is inserted on the line (on the base sheet) before the sheet temperature drops. And both were laminated | stacked with the residual heat of the base material sheet | seat, and the obtained laminated sheet body was cut | judged to the same dimension as Example 1, and the sample sheet was produced.
(実施例4)
発泡樹脂シートの厚さを1.0mmとしたこと以外は実施例3と同様にしてサンプルシートを作製した。
Example 4
A sample sheet was produced in the same manner as in Example 3 except that the thickness of the foamed resin sheet was 1.0 mm.
(比較例1)
実施例1に対して発泡樹脂シートを用いなかったこと以外は実施例1と同様にしてサンプルシートを作製した。
(Comparative Example 1)
A sample sheet was produced in the same manner as in Example 1 except that the foamed resin sheet was not used in Example 1.
(比較例2)
高密度ポリエチレンの押出成形によって1.0mm厚のシートを形成し、これを100cm×100cmの寸法に裁断してサンプルシートを作製した。
(Comparative Example 2)
A 1.0 mm thick sheet was formed by extrusion molding of high density polyethylene, and this was cut into a size of 100 cm × 100 cm to prepare a sample sheet.
(比較例3)
ポリプロピレンの押出成形によって1.0mm厚のシートを形成し、これを100cm×100cmの寸法に裁断してサンプルシートを作製した。
(Comparative Example 3)
A 1.0 mm thick sheet was formed by extrusion molding of polypropylene, and this was cut into a size of 100 cm × 100 cm to prepare a sample sheet.
(評価)
作製したサンプルシートのそれぞれについて、常温品および冷凍品の防滑性を評価した。防滑性の評価は、以下のようにして行った。
(Evaluation)
About each of the produced sample sheet | seat, the slip resistance of the normal temperature goods and the frozen goods was evaluated. Evaluation of anti-slip property was performed as follows.
サンプルシートに載せる物品として、30cm(幅)×40cm(長さ)×30cm(高さ)の、重量が10kgの内容物を梱包した段ボール箱を準備した。この段ボール箱を、サンプルシート上に載せ、手で段ボール箱を滑らせたときの滑り易さを4つのランクに分け、防滑性を評価した。ランクの判定基準を表1に示す。 As an article to be placed on the sample sheet, a corrugated cardboard box in which contents of 30 kg (width) × 40 cm (length) × 30 cm (height) and a weight of 10 kg were packed was prepared. This cardboard box was placed on a sample sheet, and the slipperiness when the cardboard box was slid by hand was divided into four ranks to evaluate the slip resistance. Table 1 shows the criteria for determining the rank.
上記のテストは、常温品および冷凍品についてそれぞれ実施した。常温品のテストは、サンプルシートに段ボール箱を載せ、室温にて実施した。また、冷凍品のテストは、サンプルシートに段ボール箱を載せ、これを−20℃の低温室中に24時間放置し、低温室から常温室に取り出した後、30分経過してから実施した。テスト結果を表2に示す。 The above tests were performed for normal temperature products and frozen products. The room temperature test was performed at room temperature by placing a cardboard box on the sample sheet. A frozen product test was carried out after 30 minutes had passed after placing a cardboard box on a sample sheet, leaving it in a low temperature room at −20 ° C. for 24 hours, and taking it out of the low temperature room into the normal temperature room. The test results are shown in Table 2.
表2から、実施例1〜4は、常温品および冷凍品のいずれにおいても、比較例1〜3と比べて滑りにくいことがわかる。そしてその滑りにくさの違いは、常温品よりも冷凍品において特に顕著である。 From Table 2, it can be seen that Examples 1 to 4 are less slippery than Comparative Examples 1 to 3 in both normal temperature products and frozen products. And the difference in the difficulty of sliding is particularly remarkable in the frozen product than in the normal temperature product.
1 シートパレット
1a シート部
1b タブ部
2、2’ 基材シート
3 発泡樹脂シート
21 強化網状層
22 基材裏面層
23 基材表面層
31 一軸延伸割繊維フィルム
32 幹繊維
33 枝繊維
35 一軸延伸スリットフィルム
37 不織布
38 一軸延伸多層テープ
39 織布
DESCRIPTION OF
Claims (3)
基材シートと、該基材シートの片面の少なくとも前記シート状部となる領域に積層された発泡樹脂シートとを含む積層シート体によって形成されていることを特徴とするシートパレット。 In the sheet pallet in which the tab portion extends integrally from the sheet-like portion on which the load is loaded,
A sheet pallet comprising a base sheet and a laminated sheet body including a foamed resin sheet laminated on at least a region of the one side of the base sheet that becomes the sheet-like portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004044435A JP2005231684A (en) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | Sheet pallet |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004044435A JP2005231684A (en) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | Sheet pallet |
Publications (1)
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ID=35015052
Family Applications (1)
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JP2004044435A Pending JP2005231684A (en) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | Sheet pallet |
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2004
- 2004-02-20 JP JP2004044435A patent/JP2005231684A/en active Pending
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