JP2005230586A - ガス混合装置及びガス反応装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のガスを均一に混合でき、かつ均一に加熱できるガス混合装置及びガス反応装置を提供する。
【解決手段】複数並列状態で配置され周方向に連通した複数の環状流路24と、この環状流路24における流入口と流出口の位置が周方向にずれるように前記環状流路24に形成された複数の流入口及び流出口と、異なる環状流路24に形成された流入口と流出口とを連通した複数の連通流路25とからなる熱交換流路と、熱交換流路に連通された流体の供給流路22および排出流路23とを備えたガス混合装置及びガス反応装置とする。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造装置や化学プラント等に用いるガスの混合装置及びガスを均一の温度に調整した後、ガス反応炉にて速やかに反応させるガス反応装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
反応炉でガスを反応させる場合、ガスを流量計やマスフローなどで規定量流して反応炉内で反応させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら供給されるガスの多くは反応炉内で初めて加熱されるので反応温度に達するまでの時間が長くかかる。そのため炉内のガスに温度差が生じてガス全体が均一の温度にならないので均一な反応物が生成されにくい。
また複数のガスを反応炉内で反応させる場合、複数のガスよりなる混合ガスは均一に混合撹拌され同時にガス全体が均一温度に調整されていないと反応物が均一に生成されにくい。
複数のガスを反応炉内で反応させる場合、複数のガスは各々独自な均一温度に調整されないと、反応炉での反応を速やかに行うことが出来ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、周方向に連通した環状流路と、この環状流路における流入口と流出口の位置が周方向にずれるように前記環状流路に形成された複数の流入口及び流出口と、環状流路に形成された前記流入口又は前記流出口に連通した複数の連通流路とからなる混合流路と、該混合流路に連通された流体の供給流路および排出流路とを備えたガス混合装置としたものである。
複数並列状態で配置され周方向に連通した複数の環状流路と、この環状流路における流入口と流出口の位置が周方向にずれるように前記環状流路に形成された複数の流入口及び流出口と、異なる環状流路に形成された前記流入口と前記流出口とを連通した複数の連通流路とからなる混合流路と、該混合流路に連通された流体の供給流路および排出流路とを備えたガス混合装置。
特許請求の範囲の記載において、流入口、流出口は、それぞれ環状流路に設けられ、該環状流路にガスが流入する口及び該環状流路からガスが流出する口を意味する。実施例においては、この意味での流入口(31)、流出口(32)の他に、連通流路へガスが流入又は連通流路からガスが流出する口である連通流路の流入口28、流出口29の語も用いている。
【0005】
ガスの供給装置を供給流路に接続したり、混合流路を加熱する加熱手段を設けるとよい。
【0006】
複数のガスを流入し混合ガスを排出する真空エジェクタのガス排出口を供給流路に接続するとよい。
【0007】
ガス混合装置の排出流路にガス反応炉を接続したガス反応装置としてもよい。
【0008】
ガス反応炉の反応ガス排出口にポンプを接続するとよい。
【0009】
【作用】
混合装置を加熱すれば、ガスを均一温度に加熱できる。
複数のガスを一つの混合装置に送る場合には、混合流路内で高速のガスの衝突乱流運動によって複数のガスが均一に撹拌される。更に混合流路を通る際に複数箇所で壁面に衝突することにより、複数のガスが更に細かく均一に撹拌され排出流路より放出される。
真空エジェクタを備えた構成では、真空エジェクタに入力された複数のガスが混合されて、混合ガスが放出される。
ガス反応炉の反応ガス排出口にポンプを接続した構成では、ポンプにより反応が終わった反応ガスが反応炉から排出される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1記載の実施例は、複数のガスを反応炉に供給することができるものである。
この実施例ではガスA、ガスB、ガスCの3種類を用いる場合を示してある。マスフロー3、混合装置2、反応炉1は配管により接続されている。配管は高温に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。
ガスA、ガスB、ガスCは各々のマスフロー3により流量調整され各々のガス自身の持つ圧力により各々の混合装置2に送られる。
ガスA、ガスB、ガスCの任意のガスを反応炉に供給することができる。
混合装置2には、後で詳述する図7から9に記載されたような混合流路が設けられている。
各ガスは、混合装置2の供給流路22より供給側のタンク26に入る。タンク26内で衝突したガスは、タンク26に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29より1段目の環状流路24の流入口31から該環状流路24に入り、環状流路24の壁面に衝突し、又異なる流入口31から入ったガス同士が衝突する。
同様に高速のガスは、1段目の環状流路24の流出口32から、該環状流路24に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29より2段目の環状流路24の流入口31を通って該環状流路24に入り、環状流路24の壁面に衝突するとともに異なる流入口から入ったガス同士が衝突する。
これを同様に繰り返して最終の環状流路24に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29よりタンク27に入る。タンク27の内面に衝突したガスは排出流路23より排出される。そのとき容器6内に設置された複数の混合装置2を電気ヒーター4などにより加熱すると混合流路21内のガスA、ガスB、ガスCはガスの衝突乱流運動により均一に加熱される。電気ヒーターの温度調整をすることでガスA、ガスB、ガスCの温度を反応炉の反応温度直前まで加熱することができる。混合装置2及び容器6は電気ヒーター4の高温に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。
反応温度直前の温度まで均一に加熱されたガスA、ガスB、ガスCは、配管を通って容器7内に設置された反応炉1まで送られる。反応炉1及び容器7は高温の反応温度に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。反応炉1に入ったガスA、ガスB、ガスCは反応炉内の電気ヒーター5などにより更に加熱され速やかに反応温度まで達することができる。
電気ヒーター4や電気ヒーター5の代わりに石油、天然ガスなどのバーナーによる火力を使用してもよい。
反応が終わった後の反応ガスはガス自身の持つ圧力により反応炉1の外へ放出される。
【0012】
図2記載の実施例は、図1記載の実施例において、反応炉1のガスの排出口に真空ポンプ8を接続したものであり、それ以外は図1記載の実施例と同様である。
マスフロー3、混合装置2、反応炉1、真空ポンプ8は配管により接続されている。配管は高温に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。
マスフロー3と混合装置2と反応炉1が真空ポンプ8により真空引きされていると複数のガスを容易にマスフロー3から混合装置2、反応炉1へと流すことができる。
反応が終わった後の反応ガスは真空ポンプ8により反応炉の外へ吸引される。
【0013】
図3記載の実施例は複数のガスを反応炉に供給することができる。この実施例ではガスA、ガスB、ガスCの3種類を用いる場合を示している。
ガスA、ガスB、ガスCは各々のマスフロー3により流量調整され、各々のガス自身の持つ圧力により混合装置2の手前で一つの配管に集約されて混合装置2に送られる。
ガスA、ガスB、ガスCの任意のガスを反応炉に供給することができる。マスフロー3、混合装置2、反応炉1、真空ポンプ8は配管により接続されている。配管は高温に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。
マスフロー3と混合装置2と反応炉1が真空ポンプ8により真空引きされていると複数のガスを容易にマスフロー3から混合装置2、反応炉1へと流すことができる。
混合装置2には、後で詳述する図7から9に記載されたような混合流路が設けられている。
複数のガスA、ガスB、ガスCは同じ混合装置2の供給流路22より供給側のタンク26に入る。タンク26内で衝突したガスA、ガスB、ガスCよりなる混合ガスは、タンク26に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29より1段目の環状流路24の流入口31から該環状流路24に入り、環状流路24の壁面に衝突し、又異なる流入口31から入った混合ガス同士が衝突する。
同様に高速の混合ガスは、1段目の環状流路24の流出口32から、該環状流路24に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29より2段目の環状流路24の流入口31を通って該環状流路24に入り、環状流路24の壁面に衝突するとともに異なる流入口から入った混合ガス同士が衝突する。
これを同様に繰り返して最終の環状流路24に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29よりタンク27に入る。
タンク27の内面に衝突した混合ガスは排出流路23より均一に撹拌混合されて排出される。
容器6内に設置された混合装置2を電気ヒーター4により加熱すると混合流路21内の混合ガスはガスの衝突乱流運動により均一に加熱される。電気ヒーター4の温度調整をすることで混合ガスの温度を反応炉1の反応温度直前まで加熱することができる。混合装置2及び容器6は高温に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。
均一に混合撹拌され同時に反応温度直前の温度まで均一に加熱された混合ガスは、配管を通って容器7内に設置された反応炉1まで送られる。反応炉1及び容器7は高温の反応温度に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。反応炉1に入った反応温度直前の温度まで均一に加熱された混合ガスは反応炉内の電気ヒーター5により更に加熱され速やかに反応温度まで達することができる。
電気ヒーター4や電気ヒーター5の代わりに石油、天然ガスなどのバーナーの火力を使用してもよい。
反応が終わった後の反応ガスは真空ポンプ8により反応炉の外へ吸引される。
【0014】
図4記載の実施例は複数のガスを反応炉に供給することができる。図面ではガスA、ガスB、ガスCの3種類を用いる場合を示している。
マスフロー3により流量調整されたガスAは真空エジェクタ9に入る。マスフロー3、真空エジェクタ9、混合装置2、反応炉1は配管により接続されている。配管は高温に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。
ガスAと真空エジェクタ9の真空ラインにつながっているガスB、ガスCの任意のガスを反応炉に供給することができる。ガスAが流れる際に発生する吸引力によりガスB、ガスCは真空エジェクタ9を通って混合装置2に流れるようになる。このようにして真空ポンプがない場合でも複数のガスを同じ混合装置2に容易に流すことが可能になる。
混合装置2には、後で詳述する図7から9に記載されたような混合流路が設けられている。
各々のマスフロー3により流量調整されたガスA、ガスB、ガスCは真空エジェクタ9により集約されて同一の混合装置2の供給流路22より供給側のタンク26に入る。タンク26内で衝突した混合ガスは、タンク26に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29より1段目の環状流路24の流入口31から該環状流路24に入り、環状流路24の壁面に衝突し、又異なる流入口31から入った混合ガス同士が衝突する。
同様に高速の混合ガスは、1段目の環状流路24の流出口32から、該環状流路24に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29より2段目の環状流路24の流入口31を通って該環状流路24に入り、環状流路24の壁面に衝突するとともに異なる流入口から入った混合ガス同士が衝突する。
これを同様に繰り返し最終の環状流路24に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29よりタンク27に入る。タンク27の内面に衝突した混合ガスは排出流路23より均一に撹拌混合された状態で排出される。
容器5内に設置された混合装置2を電気ヒーター4により加熱すると混合流路21内の混合ガスはガスの衝突乱流運動により均一に加熱される。電気ヒーターの温度調整をすることで混合ガスの温度を反応炉の反応温度直前まで加熱することができる。混合装置2及び容器6は高温に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。
反応温度直前の温度まで均一に加熱された混合ガスは、配管を通って容器7内に設置された反応炉1まで送られる。反応炉1及び容器7は高温の反応温度に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。反応炉1に入った混合ガスは反応炉内の電気ヒーター5などにより更に加熱され速やかに反応温度まで達することができる。
電気ヒーター4や電気ヒーター5の代わりに石油、天然ガスなどのバーナーの火力を使用してもよい。
反応が終わった後の反応ガスはガス自身の持つ圧力により反応炉1の外へ放出される。なお、図2記載の実施例のように反応炉1のガス排出口に真空ポンプを接続してもよい。
【0015】
図5記載の実施例は複数のガスは2種類以上であればよいが、ここではガスA、ガスBの2種類を用いる。
ガスA、ガスBは各々のマスフロー3により流量調整され各々のガス自身の持つ圧力により混合装置2に送られる。マスフロー3、混合装置2、反応炉1は配管により接続されている。配管は高温に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。
混合装置2には、後で詳述する図7から9に記載されたような混合流路が設けられている。
各ガスは、混合装置2の供給流路22より供給側のタンク26に入る。タンク26内で衝突したガスは、タンク26に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29より1段目の環状流路24の流入口31から該環状流路24に入り、環状流路24の壁面に衝突し、又異なる流入口31から入ったガス同士が衝突する。
同様に高速のガスは、1段目の環状流路24の流出口32から、該環状流路24に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29より2段目の環状流路24の流入口31を通って該環状流路24に入り、環状流路24の壁面に衝突するとともに異なる流入口から入ったガス同士が衝突する。
これを同様に繰り返し最終の環状流路24に接続された複数の連通流路25の流入口28を通って該連通流路の流出口29よりタンク27に入る。タンク27の内面に衝突したガスは排出流路23より排出される。容器6内に設置された混合装置2を電気ヒーター4などにより加熱すると混合流路21内のガスA、ガスBはガスの衝突乱流運動により均一に加熱される。ガスA、ガスBの電気ヒーターの温度調整を独立にすることで反応温度が異なるガスA、ガスBの温度を反応炉内での反応に最適な温度直前まで加熱することができる。混合装置2及び容器6は電気ヒーター4の高温に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。
反応炉内での反応に最適な温度直前まで独自に加熱されたガスA、ガスBは、配管を通って容器7内に設置された反応炉1まで送られる。反応炉1及び容器7は高温の反応温度に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。反応炉1に入ったガスA、ガスBは反応炉内の電気ヒーター5などにより更に加熱され速やかに反応温度まで達することができる。
電気ヒーター4や電気ヒーター5の代わりに石油、天然ガスなどのバーナーによる火力を使用してもよい。
反応が終わった後の反応ガスはガス自身の持つ圧力により反応炉1の外へ放出される。
【0016】
図6記載の実施例は、図5記載の実施例において、反応炉1のガスの排出口に真空ポンプ8を接続したものであり、それ以外は図5記載の実施例と同様である。
マスフロー3、混合装置2、反応炉1、真空ポンプ8は配管により接続されている。配管は高温に耐えられる金属、セラミックなどで製作される。
マスフロー3と混合装置2と反応炉1が真空ポンプ8により真空引きされているとガスA、ガスBを容易にマスフロー3から混合装置2、反応炉1へと流すことができる。
反応が終わった後の反応ガスは真空ポンプ8により反応炉の外へ吸引される。
【0017】
図7は本発明の以上の実施例の装置で使用する混合流路を配管で製作した場合の斜視図である。
【0018】
管材は、たとえば金属、セラミックなどで製作される。
【0019】
混合装置2は、特開平7−294162号公開公報に開示されている熱交換装置と同様の流路を持つものを用いる。
本実施例の混合装置2は、混合流路21、これにガスを供給する供給管22、排出する排出管23とからなっている。混合流路21は環状流路24と連通流路25、供給流路22からのガスを連通流路25に導入するためのタンク26、連通流路25からのガスを排出流路23に導入するためのタンク27からなっている。各環状流路には、環状流路の流入口31、流出口32が設けられ、該流入口31には、連通流路の流出口29が接続され、環状流路の流出口32には、連通流路の流入口28が接続されている。
環状流路は1以上の任意の数でよい。連通流路は2以上の任意の数でよい。本発明の実施例においては、図7記載のものでは、環状流路は5、連通流路は6のものを使用している。
図8記載のものでは、環状流路は2、連通流路は6のものを、図9記載のものでは、環状流路は1、連通流路は4のものを使用している。
【0020】
図8は本発明の一実施例におけるガス反応装置で使用する混合流路をブロック化して製作したものを示す図である。
図では部材51から部材58へと順に結合して混合流路を製作する。部材54、56は図のような円筒状の部材であるが、隣接する部材55、57の中央に凸部が設けられており、これと他方の隣接する部材によって環状流路24、24が形成されるようになっている。また部材53、55、57には、流入口28、流出口29を有する連通流路25が設けられている。さらに部材57、58で供給側のタンク26が、部材51、52、53で排出側のタンク27が形成される。部材53の連通流路25の流入口28は、部材53、54、55で形成される環状流路24の流出口32となり、部材55の連通流路25の流出口29は、該環状流路の流入口31となるものである。また、部材55の連通流路25の流入口28は、部材55、56、57で形成される環状流路24の流出口32となり、部材57の連通流路25の流出口29は、該環状流路の流入口31となるものである。
なお当然であるが、供給側と排出側を逆にしてもよい。
【0021】
図9は本発明の一実施例におけるガス反応装置で使用する混合流路を一部を管、一部をブロック化して製作したものを示す図である。
図9のものでは部材51から部材60へと順に結合して混合流路を製作する。部材56は図のような円筒状の部材であるが、隣接する部材57の中央に凸部が設けられており、これと他方の隣接する部材55によって環状流路24が形成されるようになっている。また部材53、55、57、59には、連通流路との接続孔30が設けられている。さらに部材59、60で供給側のタンク26が、部材51、52、53で排出側のタンク27が形成される。部材54と部材58は流入口28、流出口29を有する連通流路25となる。
部材54の接続口30は、連通流路24の流出口32となり、部材57の接続口30は、連通流路24の流入口31となるものである。
なお当然であるが、供給側と排出側を逆にしてもよい。
図8、9記載の混合流路においては、セラミック、金属などの材質内に流路を彫り込んだりする方法、金属板を絞ったり、プレスしたりする方法、鋳型などを利用して鋳物、ガラスなどの流動体を流路の空間部だけを除いて冷却して固めたりする方法、セラミックなどの流動体を流路の空間部だけを除いて、外部から押し固めて乾燥させたり、焼結したりして固化することによって流路を形成する方法などがある。
また図9記載のものでは、一部には管材を利用し連通流路を容易に製造できるようにしている。これによって熱交換流路を大量生産し装置を低コスト化することが可能になる。同時に熱交換流路を小型化することで装置を小型化することが可能になる。また全部をブロック化した部材を用いる場合に比べて、熱交換性能を保ったまま小形で量産が容易なものが作成可能である。
【0022】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明によれば、混合装置を加熱する構成では、ガスを炉内反応温度に近い温度まで均一に加熱させて供給することができる。
さらに複数のガスを一つの混合流路内に送る構成では、これにより、反応炉内に供給する複数のガスを均一に撹拌することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の1実施例のガス混合装置及びガス反応装置を示すシステム図である。
【図2】図2は本発明の他の実施例のガス混合装置及びガス反応装置を示すシステム図である。
【図3】図3は本発明の他の実施例のガス混合装置及びガス反応装置を示すシステム図である。
【図4】図4は本発明の他の実施例のガス混合装置及びガス反応装置を示すシステム図である。
【図5】図5は本発明の他の実施例のガス混合装置及びガス反応装置を示すシステム図である。
【図6】図6は本発明の他の実施例のガス混合装置及びガス反応装置を示すシステム図である。
【図7】図7は本発明の実施例における装置で使用する混合流路を配管で製作した場合の斜視図である。
【図8】図8は本発明の実施例における装置で使用する混合流路をブロック化して製作した場合の斜視図である。
【図9】図9は本発明の実施例における装置で使用する混合流路を一部には管材を利用し、一部をブロック化して製作した場合の斜視図である。
【図10】図10は図7記載の混合流路の環状流路と連通流路の接続部分を分解した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 反応炉
2 混合装置
3 マスフロー、流量計など
4 電気ヒーターなど
5 電気ヒーター、バーナーなど
6 容器
7 容器
8 真空ポンプ
9 真空エジェクタ
21 混合流路
22 供給流路
23 排出流路
24 環状流路
25 連通流路
26 供給側のタンク
27 排出側のタンク
28 連通流路の流入口
29 連通流路の流出口
30 接続口
31 環状流路の流入口
32 環状流路の流出口
51 部材
52 部材
53 部材
54 部材
55 部材
56 部材
57 部材
58 部材

Claims (7)

  1. 周方向に連通した環状流路と、この環状流路における流入口と流出口の位置が周方向にずれるように前記環状流路に形成された複数の流入口及び流出口と、環状流路に形成された前記流入口又は前記流出口に連通した複数の連通流路とからなる混合流路と、該混合流路に連通された流体の供給流路および排出流路とを備えたガス混合装置。
  2. 複数並列状態で配置され周方向に連通した複数の環状流路と、この環状流路における流入口と流出口の位置が周方向にずれるように前記環状流路に形成された複数の流入口及び流出口と、異なる環状流路に形成された前記流入口と前記流出口とを連通した複数の連通流路とからなる混合流路と、該混合流路に連通された流体の供給流路および排出流路とを備えたガス混合装置。
  3. ガスの供給装置を供給流路に接続した請求項1又は2記載のガス混合装置。
  4. 混合流路を加熱する加熱手段を備えた請求項1、2又は3記載のガス混合装置。
  5. 複数のガスを流入し混合ガスを排出する真空エジェクタのガス排出口を供給流路に接続した請求項1、2、3又は4記載のガス混合装置。
  6. 請求項1、2、3、4又は5記載のガス混合装置の排出流路にガス反応炉を接続したガス反応装置。
  7. ガス反応炉の反応ガス排出口にポンプを接続した請求項6記載のガス反応装置。
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Cited By (7)

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