JP2005228064A - 情報検索装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者の意図に沿った情報をより適切に簡単に検索することが可能な情報検索装置を提供する。
【解決手段】検索用キーワードを入力する入力部101と、検索用キーワードから目的・状況キーワードを連想する目的・状況把握部102と、検索用キーワードと上位キーワードを記憶し、目的・状況キーワードに応じて検索用キーワードと上位キーワード間の関連度合いを定義する関連情報抽出部103と、入力部101より入力された検索用キーワードに加えて、関連情報抽出部103で抽出された関連キーワードを用いて、情報の検索を行う検索部104とを備える。これにより、情報検索時におけるユーザの目的及び状況を考慮した別の検索用キーワードを読み出すことができ、よりユーザの目的、状況にあった検索を行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】検索用キーワードを入力する入力部101と、検索用キーワードから目的・状況キーワードを連想する目的・状況把握部102と、検索用キーワードと上位キーワードを記憶し、目的・状況キーワードに応じて検索用キーワードと上位キーワード間の関連度合いを定義する関連情報抽出部103と、入力部101より入力された検索用キーワードに加えて、関連情報抽出部103で抽出された関連キーワードを用いて、情報の検索を行う検索部104とを備える。これにより、情報検索時におけるユーザの目的及び状況を考慮した別の検索用キーワードを読み出すことができ、よりユーザの目的、状況にあった検索を行うことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報検索を行う装置に関し、特に、入力されたキーワードに基づいて施設などの情報を検索する情報検索装置に関するものである。
従来の情報検索装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載された従来の情報検索装置は、検索の対象となる検索対象情報を記憶する記憶手段と、情報検索に用いられる検索用キーワードを入力するための入力手段と、該入力手段を介して入力された前記検索用キーワードに該当する情報を前記記憶手段に記憶された検索対象情報に基づき検索する検索手段と、該検索手段による検索結果を報知する報知手段と、前記検索用キーワードに代えて検索することが有効であると想定されるキーワードを前記検索用キーワードに対応させて記憶した関連情報記憶手段と、前記検索手段による検索結果に基づき前記検索用キーワードに該当する情報としてユーザの必要とする情報が見つからない場合、当該キーワードに変わるキーワードを前記関連情報記憶手段から読み出すキーワード読出手段とを備え、前記検索手段は、前記キーワード読出手段にて読み出されたキーワードに該当する情報を再検索する構成を有しており、検索用キーワードに代えて検索することが有効であると想定されるキーワードを関連情報記憶手段に記憶しておき、検索用キーワードに該当する情報としてユーザの必要とする情報が見つからない場合、検索用キーワードに代わるキーワードを読み出して再検索を行う。これによって、利用者の入力した検索用キーワードに基づき適切に情報を検索できる可能性が高くなる。そして、検索のための操作回数が抑えられ、利用者の負担が軽減されるというようものである。
特開2002−24261号公報
しかしながら、このような従来の情報検索装置では、検索用キーワードと同レベルの検索が可能であると想定される関連キーワードと検索用キーワードの上位概念である上位キーワードを関連情報記憶手段に記憶しておき、検索用キーワードで検索した結果、必要とする情報が見つからなかった場合、これらのキーワードで再検索するだけのものであるため、必ずしも、利用者の意図に沿った情報が検索されるとは限らず、利用者の意図に沿った情報を検索する条件としては不十分であるという問題があった。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであり、より利用者の意図に沿った情報を検索することができる情報検索装置を提供することを目的とするものである。
本発明の情報検索装置は、検索用キーワードを入力するための入力手段と、検索用キーワードを基にユーザの目的又は状況に応じた関連キーワードを抽出する関連情報抽出手段と、入力手段を介して入力された検索用キーワードと関連情報抽出手段で抽出された関連キーワードとを用いて該当する情報を検索する検索手段とを備えた構成を有する。
この構成により、入力手段を用いてユーザが入力した検索用キーワードに加えてシステム自体が自動的に読み出した関連キーワードを基に該当する情報を検索することができ、ユーザが入力した検索用キーワードに基づいてより適切な情報の検索が可能であり、ユーザの負担を軽減することができるという作用を有する。
また、本発明の情報検索装置は、検索用キーワードからユーザの目的又は状況を示す目的・状況キーワードを連想する目的・状況把握手段を備え、関連情報抽出手段において、検索用キーワードと同レベルの検索が可能であると想定される関連キーワードと関連キーワードの上位概念に相当する上位キーワードとを保持し、目的・状況把握手段により求められた目的・状況キーワードに応じて関連キーワードと上位キーワードとの間の関連度合いを定義し、目的又は状況に応じた関連キーワードを抽出する構成を有する。
この構成により、ユーザの目的又は状況を考慮した別の検索用キーワードを読み出すことができ、ユーザは目的又は状況に応じたより有効な情報を容易に取得することができるという作用を有する。
また、本発明の情報検索装置は、目的・状況把握手段に記憶された目的・状況キーワードと関連情報抽出手段に記憶された関連キーワードと上位キーワードとそれらの関連度合いとを、入力手段を介して入力される検索用キーワードの履歴に基づいて、利用者の嗜好にあわせて更新可能である構成を有する。
この構成により、ユーザの嗜好を考慮した別の検索用キーワードを読み出すことができ、ユーザは嗜好に応じたより有効な情報を容易に取得できるという作用を有する。
また、本発明の情報検索装置は、車両の走行速度、走行日時、走行位置、および目的地の少なくとも1つを含む情報を取得する車両走行状況取得手段を備え、目的・状況把握手段に記憶された目的・状況キーワードと、前記関連情報抽出手段に記憶された関連キーワードと、上位キーワードと、これらの関連度合いを、前記走行状況取得手段によって取得した車両走行状況情報に基いて更新可能であるという構成を有する。
この構成により、車両の走行状態に応じて別の検索用キーワードを読み出すことができ、ユーザは、車両の走行状態に沿った情報を容易に取得することができるという作用を有する。
また、本発明の情報検索装置は、入力手段によって入力された検索用キーワードと、検索手段によって検索された検索結果と、目的・状況把握手段によって求められた目的・状況キーワードとのそれぞれの内容に基づいて、利用者との間で行われる対話のシナリオを決定し、対話制御する対話制御手段を備えた構成を有する。
この構成により、ユーザの目的又は状況を考慮して対話の流れを制御することができ、ユーザは、目的又は状況にあった対話を行いながら、有効な情報を容易に取得することができるという作用を有する。
また、本発明の情報検索装置は、入力手段が音声認識手段を有し、対話制御手段によって決定された対話シナリオに沿って音声による検索用キーワードの入力が可能である構成を有する。
この構成により、入力手段からの入力を音声認識し、音声による対話形式で検索用キーワードを入力し、ユーザの目的又は状況にあった情報を検索することができると言う作用を有する。
本発明は、検索用キーワードを入力するための入力手段と、検索用キーワードを基にユーザの目的又は状況に応じた関連キーワードを抽出する関連情報抽出手段と、入力手段を
介して入力された検索用キーワードと関連情報抽出手段で抽出された関連キーワードとを用いて該当する情報を検索する検索手段とを備えたものであり、入力手段を用いて入力した検索用キーワードに加えてシステム自体が自動的に読み出した関連キーワードを基に該当する情報を検索することができるため、ユーザが入力した検索用キーワードに基づいてより適切な情報の検索が可能であり、ユーザの負担を軽減することができるという作用を有する。
介して入力された検索用キーワードと関連情報抽出手段で抽出された関連キーワードとを用いて該当する情報を検索する検索手段とを備えたものであり、入力手段を用いて入力した検索用キーワードに加えてシステム自体が自動的に読み出した関連キーワードを基に該当する情報を検索することができるため、ユーザが入力した検索用キーワードに基づいてより適切な情報の検索が可能であり、ユーザの負担を軽減することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における情報検索装置のブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態における情報検索装置のブロック図である。
図1において、入力部101は、検索用キーワードを入力するためのものであり、タッチパネル、キーボード、その他の操作部でもよいが、本実施の形態では、音声による検索キーワードの入力が可能なように、音声認識装置を備えている。そして、目的・状況把握部102は、図3に示すようなテーブル(すなわち、目的・状況キーワードと検索用キーワードの関連度を表すテーブル)を有しており、入力部101を介して入力された検索用キーワードの内容から、ユーザが、現在どのような目的で検索をしているのか、或いは、どのような状況にいるのかを表す目的・状況キーワードの値を求める。
なお、図3に示すテーブルでは、目的・状況キーワードと検索用キーワードの関連度を「0」から「1」の間の値で表現している。関連度は、「0」に近づくほど関連がないことを表し、「1」に近づくほど関連があることを示している。関連度が、「0.5」であることは、上記のどちらでもないことを示している。
目的・状況キーワードの値を求める場合には、入力部101から受け取った検索用キーワードに対応する行の値を目的・状況キーワード毎に加算し、平均値を計算する。そして、その平均値が最大の目的・状況キーワードを検索時におけるユーザの目的、状況を表すものと決定する。
例えば、検索用キーワードとして入力部101より「夜景」と「フランス料理」の2語が入力されたとすると、これらの2語に対応する行の値が、まず、目的・状況キーワード毎に加算され平均化される。 すなわち、「デート」では、「0.9」「0.9」が加算され平均化されるため「0.9」、「接待」では「0.5」と「0.5」が加算され平均化されるため「0.5」、「飲み会」では、「0.3」と「0.0」が加算され平均化されるため「0.15」、「ドライブ」では、「0.4」と「0.6」が加算され平均化されるため「0.5」、「観光」では、「0.7」と「0.2」が加算され平均化されるため「0.45」となる。そして、この中で平均値の最も大きい目的・状況キーワードが検索時の目的・状況キーワードとして決定される。そのため、この場合は、検索時の目的・状況キーワードとして「デート」が選択される。
関連情報抽出部103は、図4に示すようなテーブル(すなわち、検索用キーワードと同レベルの検索が可能であると想定される関連キーワードとこれらの関連キーワードの上位概念である上位キーワードの関係を表したテーブル)と、図5に示すようなテーブル(すなわち、関連キーワードと目的・状況キーワードとの関連変更度合いを表したテーブル)とを有しており、目的・状況把握部102より受け取った目的・状況キーワードの値に応じて図4に示すテーブルの関連キーワードと上位キーワードの間の関連度合いを変更する。そして、さらに、入力部101から受け取った検索用キーワードから、変更された関連度合いに基づいて上位キーワードと関連キーワードとの関連度合いの値を求め、関連キ
ーワードのうち閾値以上の値を持つものを検索に用いるキーワードとして検索部104に出力する。
ーワードのうち閾値以上の値を持つものを検索に用いるキーワードとして検索部104に出力する。
例えば、入力部101を介して入力された検索用キーワードが「フランス料理」、「夜景」であって、目的・状況把握部102から受け取った目的・状況キーワードが「デート」であった場合、図5に示すような、目的・状況キーワード毎に定義された変更度合い、すなわち、この場合は、「デート」において定義された変更度合いに基づいて、関連キーワードと上位キーワードの間の関連度合いを図6に示すように変更する。こうすることにより、関連キーワードと上位キーワードの間の関連度合いを目的・状況キーワードである「デート」により修正する。そして、修正された図6に示す関連キーワードと上位キーワードの関連度合いに基づいて、検索用キーワードである「フランス料理」、「夜景」からそれぞれの関連キーワードの値を求め、検索に用いる関連キーワードを決定する。
すなわち、まず、図7(a)に示すように、検索用キーワードである「フランス料理」、「夜景」の値を1として、上位キーワードの値を求める。検索用キーワードである「フランス料理」、「夜景」の値を1として、上位キーワードの値を求めると、飲食店では「1.2」+「1.35」=「2.55」、ショッピング施設では「0.36」+「0.00」=「0.36」、レジャー施設では「0.12」+「0.30」=「「0.42」、観光・名所では「0.00」+「0.75」=「0.75」、宿泊施設では「0.72」+「1.35」=「2.07」となる。そして、その結果に従って、それぞれ、図7(b)に示すように、上位キーワードの値から関連キーワードの値を計算し、関連キーワード毎にその値を合計する。例えば、飲み屋において、関連キーワードの値を計算すると、飲食店では「0.9」×「2.55」、ショッピング施設では「0.00」×「0.36」、レジャー施設では「0.5」×「0.42」、観光地・名所では「0.00」×「0.75」、宿泊施設では「0.4」×「2.07」となり、その合計値は、「3.333」となる。同様に、イタリア料理、懐石、旅館などにおいて、合計値を計算すると、それぞれ「5.0616」、「1.8525」「1.6488」となる。
このようにして、それぞれの合計値が計算されると、次に、その合計値の閾値を、例えば「5」として、それ以上の合計値をもつ関連キーワードのみを抽出する。例えば、上の例では、「イタリア料理」と「高級」のみが閾値「5」以上であるので、検索キーワードである「フランス料理」と「夜景」以外の関連キーワードでは、「イタリア料理」と「高級」のみが検索に用いる関連キーワードとして検索部104に渡される。
検索部104では、関連情報抽出部103により選択されたキーワード「イタリア料理」、「高級」と、入力部101を介して入力された検索用キーワード「フランス料理」、「夜景」を用いてそれぞれ検索対象となる情報を保有するデータベース内をOR検索する。
以上のように構成された情報検索装置について、次に、その動作を図2に示すフローチャートを用いて更に詳細に説明する。尚、本実施の形態では、車載環境においてドライバが晴れた休日に同乗者とともに箱根へ向かっていることを想定する。すなわち、車両走行状態情報として、目的地「箱根」が入力部101を通して入力されているものとする。
そして、この状態で、まず、ユーザは、入力部101を用いてシステムに対し検索用キーワードを入力する(S01)。ここで、仮にユーザが、「安い温泉」と入力したとする。このようにして「安い温泉」を入力すると、検索用キーワードとしては、「安い」と「温泉」とをそれぞれ取得することになる。検索用キーワードとして「安い」、「温泉」を取得すると、図3に示すテーブルを用いて、目的・状況把握部102が、目的・状況キーワードを求める(S02)。図3に示すテーブルを用いて検索用キーワード「安い」、「
温泉」から各目的・状況キーワードの値を加算平均により計算すると、図8の最下行に示すとおりになる。従って、ここでは目的・状況キーワードとして「飲み会」が選択される。
温泉」から各目的・状況キーワードの値を加算平均により計算すると、図8の最下行に示すとおりになる。従って、ここでは目的・状況キーワードとして「飲み会」が選択される。
目的・状況キーワードとして「飲み会」が選択されると、次に、関連情報抽出部103において、目的・状況キーワードである「飲み会」に基づいて、上位キーワードと関連キーワードの関連度合いを修正する(S03)。図5に示すテーブルの「飲み会」の列を参照し、図4に示す関連度合いを修正すると、図9に示すとおりの関連度合いが求められる。これにより、関連キーワードと上位キーワードの関連度合いは、ドライバと同乗者の目的を現す「飲み会」に特化したものに修正されたことになり、目的に沿った関連キーワードの連想が可能となる。
このように定義された関連キーワードと上位キーワードの関連度合いに基づいて、先に入力された検索用キーワード「安い」、「温泉」から、まず各上位キーワードの値を求めると(S04)、図10(a)のとおりになる。そして、この値を基に図9に示す関連度合いにより関連キーワードの値を求めると(S05)、図10(b)のとおりとなり、各関連キーワードの値は、飲み屋=3.6765、イタリア料理=3.456、フランス料理=0.0、懐石=1.6247、旅館=3.168、ホテル=1.8045、ペンション=1.716、夜景=2.2631、高級=0.8211、美術館=0.0となる。
ここで、検索用キーワードとして入力された「安い」、「温泉」については、最終的な検索キーワードとして必ず用いられるように構成しているので、特にこのキーワードについては計算する必要がない。
各関連キーワードの値を基に、閾値を用いて検索に必要なキーワードを選択する(S06)。今仮に、閾値として「3」が設定されていたとすると、検索に必要なキーワードとして「飲み屋」、「イタリア料理」、「旅館」が選択される。また、走行状態情報として、入力部101から目的地が「箱根」であるという情報を取得しているので、この例では「箱根」も検索に必要なキーワードとして選択する。すなわち、この場合は、閾値以上のキーワードとして、「飲み屋」、「イタリア料理」、「旅館」のほかに「箱根」も加えられ、4つとなる。そのため、次のステップ、すなわち、閾値以上のキーワードが5つ以上あるかどうかの判断段階(S07)で、5つ以下と判断される(S07のNo)。閾値以上のキーワードが5つ以上ある場合(S07のYes)には、関連キーワードの値が上位4つまでのキーワードが選択される(S08)。そして、いずれの場合も、次に、閾値以上のキーワードがないかどうかが判断され(S09)、閾値以上のキーワードがない場合(S09のYes)には、関連キーワードの値が最も大きいキーワードを選択し(S10)、その選択された関連キーワードと検索用キーワードに基づいてデータベースの検索を行う(S11)。閾値以上のキーワードがある場合(S09のNo)には、その閾値以上のキーワードと検索用キーワードに基づいてデータベースの検索を行う(S11)。
この例の場合には、閾値以上のキーワードとして、「飲み屋」、「イタリア料理」、「旅館」のほかに「箱根」も加えられて全部で4つあるので、これらを用いて、次の検索式でデータベースの検索を実施する。
(「安い」+「温泉」+「飲み屋」+「イタリア料理」+「旅館」)*「箱根」
すなわち、走行状態情報から求めたキーワード(例えば、車両の走行速度、走行日時、走行位置、目的地、天気、その他のキーワード)は、それ以外のキーワードとANDの関係を用いて検索する。
すなわち、走行状態情報から求めたキーワード(例えば、車両の走行速度、走行日時、走行位置、目的地、天気、その他のキーワード)は、それ以外のキーワードとANDの関係を用いて検索する。
このようにして、入力部101より検索用キーワードを入力すると、その入力された検
索用キーワードからユーザの目的・状況が自動的に把握され、それによってユーザの目的・状況に応じた関連のキーワードが抽出され、それらの関連キーワードと検索用キーワードでデータベースが検索されると共に、さらに走行状態情報が入力されていれば、それらの走行状態情報をも利用して所定の検索式で検索が実施されることになり、ユーザが希望する情報をより簡単に精度よく検索することができるという作用を有する。
索用キーワードからユーザの目的・状況が自動的に把握され、それによってユーザの目的・状況に応じた関連のキーワードが抽出され、それらの関連キーワードと検索用キーワードでデータベースが検索されると共に、さらに走行状態情報が入力されていれば、それらの走行状態情報をも利用して所定の検索式で検索が実施されることになり、ユーザが希望する情報をより簡単に精度よく検索することができるという作用を有する。
なお、本実施の形態において、関連度を「0」から「1」の区間にし、各キーワードの値を算出するために平均値を用いたが、関連度については「−1」から「+1」、或いは、「−0.5」から「+0.5」の 区間としても良い。また、平均値を用いず特定区間への正規化手法を用いても良いことは言うまでもないことである。
(実施の形態2)
図11は、本発明の第2の実施の形態における情報検索装置のブロック図である。
図11は、本発明の第2の実施の形態における情報検索装置のブロック図である。
図11において、図1と同じ符号を付したものは、図1と同じ構成要素のものを示している。したがって、ここでは、その詳細な説明は省略し、異なる点を中心に説明する。
図11において、入力部101は、音声入力を受け付ける音声認識機能を備えており、目的・状況把握部102から受け取った目的・状況キーワードを用いて音声認識の補助を行う機能を有している。具体的には、音声認識結果の認識スコアが等しく、どちらの単語を発生したのか判断できない場合や、全ての認識スコアが閾値以下で認識の信頼度が低い場合に、目的・状況キーワードにより最終的な判断を行う機能を有している。
対話制御部105は、入力部101から受け取る検索用キーワードと、検索部104から受け取る検索結果を基に、目的・状況把握部102から受け取る目的・状況キーワードに応じて、ユーザに対して応答する内容を決定する機能を有するものである。すなわち、対話制御部105は、各目的・状況キーワードに対応したシナリオをそれぞれ保有しており、目的・状況キーワードに応じて、対話におけるシナリオを選択する。したがって、ユーザは検索時の目的や状況に応じた最適の対話を行うことができる。
以上のように構成された情報検索装置について、その動作を図12に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
図12に示すフローチャートにおいて、図2と符号を付したものは、図2と同じ処理を表しており、ここではその詳細な説明を省略する。本実施の形態では、車載環境においてドライバが夜に同乗者とともに運転していることを想定している。
本実施の形態では、検索用キーワードから目的・状況キーワードを求めたときに(S02)、その目的・状況キーワードを基に対話シナリオを選択し(S12)、選択された関連キーワードと検索用キーワードを基にデータベースを検索し、結果が得られたときに(S11)、選択されたシナリオにしたがってユーザに対しその結果を音声で応答する(S13)ようにしている。
例えば、今、入力部101を用いて、検索用キーワードとして「フランス料理」と「夜景」を入力したとすると、先に説明したように、目的・状況把握部102が、目的・状況キーワードとして「デート」を引き出す。引き出された目的・状況キーワード「デート」は、対話制御部105に加えられ、ここで、システムとユーザとの間で行われる対話シナリオとして、目的・状況キーワードが「デート」の対話シナリオが選択される(S12)。そして、この場合、検索に必要な関連キーワードは、先に説明したように、「イタリア料理」と「高級」になる。
検索に必要な関連キーワード「イタリア料理」、「高級」と検索用キーワード「フランス料理」と「夜景」を用いて、データベースを検索すると(S11)、その結果を先に選択されたシナリオにしたがってユーザに応答する(S13)。選択されたシナリオが「デート」のシナリオである場合、例えば、検索結果を単純に表示部に表示したり、音声で発生したりするだけでなく、図13に示すように、検索結果を通知し、その上で、屋内がよいか、屋外がよいかなど、ユーザの希望を質問する。ユーザがその質問に答えれば、それが入力部101を通して入力され、検索キーワードとして追加される。その結果、追加された検索キーワードを加えて、再び同様の検索動作が繰り返され、よりユーザの希望に沿った検索が実行される。図13で楕円はユーザ発話を、長方形はシステム発話を示す。
尚、図13では、屋外か屋内かの希望があるかと質問をし(S14)、はい、いいえの答え、或いは、屋内、屋外の応えがあった際(S15)、再び、屋外か屋内かの質問をし(S16)、或いは、フォーマルかカジュアルかの質問(S17)などを繰り返し質問するようにしているが、これらは、1度の質問でもよく、2度、3度と順に階層を深くして質問してもよい。要するに、対話形式で検索キーワードを順次追加し、これらを基に絞込みを行えば、よりユーザの希望に沿った検索結果を得ることが可能である。
また、本実施の形態では、目的・状況キーワードとして「デート」が引き出され、これにあったシナリオが選択されたものとして説明したが、その他の目的・状況キーワードが引き出された場合には、それらの目的・状況キーワードにあったシナリオが選択されることは言うまでもないことである。
また、上記実施の形態では、目的・状況把握部102や関連情報抽出部103において使用するそれぞれのテーブルの数値を固定的なものとして説明したが、これらはそれぞれ個別に任意に変更可能なように構成してもよい。例えば、図3、図4に示すテーブルを固定的なものとして設定しても、図5に示すテーブルの各倍率をユーザの好みに応じて任意に変更可能なように構成すれば、ユーザの好みを反映した検索結果を容易に出力することができるようになる。そして、この場合には、実際に検索し利用した関連キーワード、上位キーワードなどをそれぞれ記憶しておき、これらの記憶を基に、その倍率を自動的に変更できるように構成することも可能であり、このように構成すれば、これらの学習効果によってよりユーザの好みにあった施設、観光地などを容易に正確に検索することが可能になると言う効果を有する。
すなわち、この場合には、図12に示すステップS01からS13までの処理を自動的に繰り返して対話を行い、その間におけるユーザからの入力内容に基づいてユーザの嗜好を抽出し、図5に示すテーブルの目的・状況に応じた関連度の修正度合い(倍率)を上記ユーザの嗜好に合うように自動的に調整する。例えば、目的が「デート」である場合に、ユーザが「イタリア料理」ばかりを選択するのであれば、図5に示す「デート」の列の「イタリア料理」の行の倍率を高くし、全く選択しないものの行の倍率を低くするというような調整を行う。このようにすれば、目的が「デート」である場合に「イタリア料理」が素早く選択され、それを基に検索されることになる。
このように、ユーザが目的に合った対話を行えば、より必要な情報を容易に取得することが可能となる。そして、さらに、対話履歴に基づく選択を自動的に行うようにすれば、ユーザの嗜好にあったより適切な検索が徐々に可能になるという効果を有する。
尚、上記実施の形態では、車両に搭載して目的地などの施設、観光地、名所などの検索に用いるものとして説明しているが、本発明は、これに限定されることなく、あらゆる情報の検索に適用できるものである。そして、車両に搭載して使用するものの場合でも、目
的地のみならず、車両の走行速度、走行位置、走行日時、天気などのいずれか1つ又は複数を入力部101より入力し、これらを検索用キーワードとして追加的に用いAND形式で検索条件とすることも可能であり、このようにした場合には、車両の走行速度、走行位置、走行日時、天気などの車両の走行状態に応じて別の検索用キーワードを読み出すことができ、ユーザは、車両の走行状態に沿った情報をより容易に取得することができるという作用を有する。
的地のみならず、車両の走行速度、走行位置、走行日時、天気などのいずれか1つ又は複数を入力部101より入力し、これらを検索用キーワードとして追加的に用いAND形式で検索条件とすることも可能であり、このようにした場合には、車両の走行速度、走行位置、走行日時、天気などの車両の走行状態に応じて別の検索用キーワードを読み出すことができ、ユーザは、車両の走行状態に沿った情報をより容易に取得することができるという作用を有する。
本発明は、検索用キーワードを入力するための入力手段と、前記検索用キーワードを基にユーザの目的又は状況に応じた関連キーワードを抽出する関連情報抽出手段と、前記入力手段を介して入力された検索用キーワードと前記関連情報抽出手段で抽出された関連キーワードとを用いて該当する情報を検索する検索手段とを備えたものであり、入力手段を用いて入力した検索用キーワードに加えて、システム自体が自動的に読み出した関連キーワードをも使用し、該当する情報を検索するため、ユーザが入力した検索用キーワードに基づいてより適切な情報の検索が可能であり、ユーザの負担を軽減することができ、有用である。
101 入力部
102 目的・状況把握部
103 関連情報抽出部
104 検索部
105 対話制御部
102 目的・状況把握部
103 関連情報抽出部
104 検索部
105 対話制御部
Claims (6)
- 検索用キーワードを入力するための入力手段と、前記検索用キーワードを基にユーザの目的又は状況に応じた関連キーワードを抽出する関連情報抽出手段と、前記入力手段を介して入力された検索用キーワードと前記関連情報抽出手段で抽出された関連キーワードとを用いて該当する情報を検索する検索手段とを備えた情報検索装置。
- 前記検索用キーワードからユーザの目的又は状況を示す目的・状況キーワードを連想する目的・状況把握手段を備え、前記関連情報抽出手段において、前記検索用キーワードと同レベルの検索が可能であると想定される関連キーワードと前記関連キーワードの上位概念に相当する上位キーワードとを保持し、前記目的・状況把握手段により求められた目的・状況キーワードに応じて前記関連キーワードと前記上位キーワードとの間の関連度合いを定義し、目的又は状況に応じた関連キーワードを抽出することに特徴を有する請求項1記載の情報検索装置。
- 前記目的・状況把握手段に記憶された目的・状況キーワードと前記関連情報抽出手段に記憶された関連キーワードと前記上位キーワードとそれらの関連度合いとを、前記入力手段を介して入力される前記検索用キーワードの履歴に基づいて、利用者の嗜好にあわせて更新可能であることを特徴とする請求項2記載の情報検索装置。
- 車両の走行速度、走行日時、走行位置、および目的地の少なくとも1つを含む情報を取得する車両走行状況取得手段を備え、前記目的・状況把握手段に記憶された目的・状況キーワードと、前記関連情報抽出手段に記憶された関連キーワードと、上位キーワードと、これらの関連度合いを、前記走行状況取得手段によって取得した車両走行状況情報に基いて更新可能であることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の情報検索装置。
- 前記入力手段によって入力された前記検索用キーワードと、前記検索手段によって検索された検索結果と、前記目的・状況把握手段によって求められた目的・状況キーワードとのそれぞれの内容に基づいて、前記利用者との間で行われる対話のシナリオを決定し、対話制御する対話制御手段を備えた請求項2から請求項4までのうちのいずれかに記載の情報検索装置。
- 前記入力手段が音声認識手段を有し、前記対話制御手段によって決定された対話シナリオに沿って音声による検索用キーワードの入力が可能であることを特徴とする請求項2から請求項5までのうちのいずれかに記載の情報検索装置。
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ID=35002732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004036371A Withdrawn JP2005228064A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 情報検索装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005228064A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009193584A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Fujitsu Ltd | ワードセットに関係するワードの決定 |
WO2017037769A1 (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-09 | 株式会社日立製作所 | リソース決定システムおよびリソース決定方法 |
-
2004
- 2004-02-13 JP JP2004036371A patent/JP2005228064A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009193584A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Fujitsu Ltd | ワードセットに関係するワードの決定 |
WO2017037769A1 (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-09 | 株式会社日立製作所 | リソース決定システムおよびリソース決定方法 |
JPWO2017037769A1 (ja) * | 2015-08-28 | 2017-09-07 | 株式会社日立製作所 | リソース決定システムおよびリソース決定方法 |
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