JP2005227094A - 放射性医薬品用輸送容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉛などの放射線遮蔽体が露出するのを防止し、蓋側の放射線遮蔽体が、自重落下するのを防止し、容器本体側の放射線遮蔽体の水平方向の十分な支持ができ、容器機構上で液漏れを防止し、容器のリユース・リサイクルを行う際の解体を容易にする。
【解決手段】蓋5において、蓋側外装材9と蓋側遮蔽体11とは、第1嵌合凸部又は第1嵌合凹部により、蓋側外装材と蓋側内装材13とは、第2嵌合凸部又は第2嵌合凹部により、容器本体7において、本体側外装材15と本体側内装材19は、第3嵌合凸部又は第3嵌合凹部により、それぞれ互いに嵌合する。本体側外装材と本体側遮蔽体との隙間を支えるリブが本体側内装材に形成される。蓋側内装材と本体側内装材とは、互いに接する面において、一方の面にリング状の押圧凸部が形成され、液漏れを防止する。以上の嵌合凸部又は嵌合凹部は、周方向に部分的に形成され、解体を容易にする。
【選択図】図1

Description

この発明は、放射性医薬品を収納して輸送する放射性医薬品用輸送容器の構造に関する。
放射性医薬品を収納し輸送する容器は、医療現場などで術者の被曝を軽減するために、一般に、放射性医薬品を直接収納する直接容器と、その直接容器を収納する間接容器とからなる。そして、直接容器としては、内部に放射性医薬品を予め充填したガラス容器であるバイアル瓶、あるいは薬液充填済み注射器(プレフィルドシリンジ)が使用されることが多い。
間接容器は、術者および被投与者の被曝を低減するために、鉛やタングステン合金のような放射線遮蔽効果のある高比重の放射線遮蔽体で形成された容器が用いられる。放射線遮蔽体の外側にはプラスチック製などの外装材が配置されることもある。そのような技術は、例えば次の特許文献1に記載される。
特開平8−98859
しかしながら、(1)鉛などの放射線遮蔽体は、酸化性があるため表面からの酸化物の落下や、表面に発生する酸化物の毒性が懸念される。通常の医薬品製造工程上での環境管理下ではこの問題の発生は皆無であり、また過去でも発生実績が無いが、医薬品が充填された直接容器(バイアル瓶、プレフィルドシリンジ)の近傍に鉛材が露出している状況は、容器製品へのイメージ的な低下となる。
(2)また、容器を構成する蓋と容器本体のうち、蓋側の放射線遮蔽体は、通常の運用姿勢にて容器内で自重落下する可能性がある。
(3)さらに、容器本体側の放射線遮蔽体は、通常の運用姿勢にて自重落下する可能性はないが、重量値が高いため、外装材などに対する水平方向の十分な支持が必要となる。
(4)容器に内部には、放射性医薬品が充填された直接容器(バイアル瓶など)が輸送中に破損した場合に、容器外部へ医薬品が液漏れしないための吸収剤(吸水材)の設置が義務付けられている。しかし、さらに十分な液漏れ防止を図るには、容器が、たとえ逆さ状態となっても容器機構上で液漏れを防止する機能を有する必要がある。
(5)また、上記(2)(3)の課題を解決する際に、放射性医薬品用輸送容器内の放射線遮蔽体の支持力を高めると、機構が強固になり、放射性医薬品用輸送容器のリユース・リサイクルを行う際の解体が難くなってしまう。
この発明は、以上の課題を解決することができる放射性医薬品用輸送容器を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、放射性医薬品を直接収納する直接容器を収納する間接容器として用いられる放射性医薬品用輸送容器であって、該放射性医薬品用輸送容器は、蓋と容器本体とからなり、前記蓋は、外側を形成する蓋側外装材と、この蓋側外装材の内側に配置される蓋側遮蔽体と、この蓋側遮蔽体の内側に配置され前記蓋側外装材に接して連続する蓋側内装材とを有し、前記容器本体は、外側を形成する本体側外装材と、この本体側外装材の内側に配置される本体側遮蔽体と、この本体側遮蔽体の内側に配置され前記本体側外装材と接して連続する本体側内装材と、を有することを特徴とする放射性医薬品用輸送容器である。
第二発明は、さらに、前記蓋側外装材の内側と、前記蓋側遮蔽体の外側とには、略水平方向へ互いに嵌合する第1嵌合凸部又は第1嵌合凹部が形成され、前記蓋側外装材の内側と、前記蓋側内装材の外側とには、略水平方向へ互いに嵌合する第2嵌合凸部又は第2嵌合凹部が形成されることを特徴とする放射性医薬品用輸送容器である。
第三発明は、さらに、前記本体側外装材の内側と、前記本体側内装材の外側とには、略水平方向へ互いに嵌合する第3嵌合凸部又は第3嵌合凹部が形成され、これら第3嵌合凸部又は第3嵌合凹部の近傍において、本体側外装材と本体側遮蔽体との間には隙間があり、この隙間を支えるリブが前記本体側内装材に形成されることを特徴とする放射性医薬品用輸送容器である。
第四発明は、さらに、前記蓋側内装材と前記本体側内装材とは、リング状凹凸により互いに嵌合して接し、この接する面において、少なくともいずれか一方の面にリング状の押圧凸部が形成されることを特徴とする放射性医薬品用輸送容器である。
第五発明は、さらに、前記蓋側外装材の内側と前記蓋側内装材の外側との第2嵌合凸部又は第2嵌合凹部は、周方向に部分的に形成されていない箇所を有することを特徴とする放射性医薬品用輸送容器である。
第六発明は、さらに、前記本体側外装材の内側と、前記本体側遮蔽体の外側との第3嵌合凸部又は第3嵌合凹部は、周方向に部分的に形成されていない箇所を有することを特徴とする放射性医薬品用輸送容器である。
(1)第一、第二、第三、第四、第五、又は第六発明によれば、蓋側内装材を設けて蓋側外装材に接して連続させることで、鉛などの蓋側遮蔽体を覆い露出を防止できる。同様に、本体側内装材を設けて本体側外装材に接して連続させることで、鉛などの本体側遮蔽体を覆い露出を防止できる。
(2)さらに、第二、第三、第四、第五、又は第六発明によれば、蓋側外装材の内側と蓋側遮蔽体の外側とが、第1嵌合凸部又は第1嵌合凹部により、略水平方向へ互いに嵌合することから、蓋側遮蔽体は、蓋側外装材に水平方向から支持される。また、蓋側外装材の内側と蓋側内装材の外側とが、第2嵌合凸部又は第2嵌合凹部により略水平方向へ互いに嵌合するので、蓋側外装材に嵌合した蓋側内装材により下側から蓋側遮蔽体が支持される。よって蓋側遮蔽体は、容器内で自重落下することを防止できる。
(3)さらに、第三、第四、第五、又は第六発明によれば、本体側外装材の内側と本体側遮蔽体の外側とが、嵌合凸部又は嵌合凹部により、略水平方向へ互いに嵌合し、さらに本体側内装材のリブが、本体側外装材と本体側遮蔽体との隙間を支えるので、この支える力の反作用で、前記嵌合は維持される。また、隙間が支えられることから、本体側遮蔽体は、本体側外装材及び本体側内装材に対する水平方向の十分な支持が可能になる。
(4)さらに、第四発明によれば、蓋側内装材と前記本体側内装材とが接する面において、少なくともいずれか一方の面に形成されるリング状の押圧凸部が、他方の面を押圧し、よって、容器機構上で、さらに液漏れを防止する機能を有する。
(5)さらに、第五発明によれば、蓋側外装材の内側と蓋側内装材の外側との第2嵌合凸部又は第2嵌合凹部は、周方向に部分的に形成されるので、形成されていない部分にドライバーなどの工具を挿入し、蓋側外装材から蓋側内装材を容易に外すことができ、よって、放射性医薬品用輸送容器のリユース・リサイクルを行う際の解体が容易となる。
(6)さらに、第六発明によれば、本体側外装材の内側と本体側内装材の外側との第3嵌合凸部又は第3嵌合凹部は、周方向に部分的に形成されるので、形成されていない部分にドライバーなどの工具を挿入し、本体側外装材から本体側内装材を容易に外すことができ、よって、放射性医薬品用輸送容器のリユース・リサイクルを行う際の解体が容易となる。
この発明の実施形態を、図1〜図7に示す。
(全体概略)
図1、図2に示すように、この実施形態の放射性医薬品用輸送容器1は、放射性医薬品としての注射液を直接収納する直接容器であるバイアル瓶3を収納する間接容器として用いられる。
容器1の全体は、概略筒状の回転体形状をなし、蓋5と、容器本体7とからなる。蓋5は、下部が拡径した形状を有し、外側を形成するプラスチック製の蓋側外装材9の内側に、鉛製の蓋側遮蔽体11が配置される。この蓋側遮蔽体11の内側には、さらにプラスチック製の蓋側内装材13が配置され、蓋側外装材9に接して連続する。容器本体7は、外側を形成するプラスチック製の本体側外装材15の内側に、鉛製の本体側遮蔽体17が配置される。この本体側遮蔽体17の内側には、さらに、プラスチック製の本体側内装材19が配置され、本体側外装材15と接して連続する。
本体側遮蔽体17の中央には収納凹部21が形成され、吸収紙22が配され、バイアル瓶3を収納する。
蓋5と容器本体7とは、ネジ様のロック機構23によりロックされる。このロック機構23は、蓋側外装材9の下端内側縁と、本体側外装材15の上端外側縁との凹凸で構成される。蓋側外装材9の下端内側縁の下縁は、帯状のセーフティーバンド25で覆われ、容器の開封時には、セーフティーバンド25を引き切って取り除く。
(蓋側遮蔽体11の自重落下防止機構、及び解体容易機構)
図3(A)(B)に示すように、蓋側外装材9の内側には、内周に沿ってリング状の第1嵌合凹部27が形成される。蓋側遮蔽体11の外側には、外周に沿ってリング状の第1嵌合凸部29が形成される。組み立て時に、プラスチック製の蓋側外装材9の弾性によって、この第1嵌合凸部29は蓋側外装材9を押し広げて、第1嵌合凹部27に対し水平方向へ嵌合することができる。
また、図3(C)に示すように、蓋側外装材9の内側には、蓋5の周方向に、第2嵌合凹部31が形成される。蓋側内装材13の外側には、この第2嵌合凹部31に対応して、上向きのフランジ33が形成され、このフランジ33の外側に第2嵌合凸部35が形成される。
これら第2嵌合凸部35又は第2嵌合凹部31の近傍において、蓋側外装材9と蓋側遮蔽体11との間には隙間37があり、この隙間37を支えるリブ39が蓋側内装材13に形成される。組み立て時に、プラスチック製の蓋側外装材9の弾性によって、この第2嵌合凸部35は蓋側外装材9を押し広げて、第2嵌合凹部31に対し水平方向へ嵌合することができる。この嵌合により、蓋側内装材13は蓋側外装材9に強く接して連続し、蓋側遮蔽体11を下側から支持する。
図6(A)(B)に示すように、第2嵌合凸部35又は第2嵌合凹部31は、周方向に部分的に形成されていない箇所である溝41を2箇所(もっとも1箇所または3箇所以上でもよい)有するので、この溝41にドライバーなどの工具43を挿入し(図6(C))、工具43の先端を蓋側内装材13へこじって(図6(D))、蓋側内装材13の下に入れれば(図6(E))、蓋側外装材9から蓋側内装材13を容易に外すことができる。よって、放射性医薬品用輸送容器1のリユース・リサイクルを行う際の解体が容易となる。
(本体側遮蔽体17の水平方向支持機構、及び解体容易機構)
図4(A)(B)に示すように、本体側外装材15の内側には、容器の周方向に、第3嵌合凹部45が形成される。本体側内装材19の外側には、この第3嵌合凹部45に対応して、下向きのフランジ46が形成され、このフランジ46の外側に第3嵌合凸部47が形成される。これら第3嵌合凸部47又は第3嵌合凹部45の近傍において、本体側外装材15と本体側遮蔽体17との間には隙間48があり、この隙間48を支えるリブ50が本体側内装材19に形成される。組み立て時に、プラスチック製の本体側外装材15の弾性によって、この第3嵌合凸部47は本体側外装材15を押し広げて、第3嵌合凹部45に対し水平方向へ嵌合することができる。この嵌合により、本体側内装材19は、本体側外装材15と強く接して連続する。
このとき 図4(C)に示すように、リブ50は隙間48を押し広げるようにして支え、これにより、第3嵌合凹部45は第3嵌合凸部47及びリブ50を力Bcで押し、リブ50は本体側遮蔽体17を力Bdで押し、本体側遮蔽体17は力Beで押し返す。これらの力が発生することから、本体側遮蔽体17は、本体側外装材15及び本体側内装材19に対する水平方向の十分に支持されることが可能になる。
また、これらの力が発生することから、嵌合は強く行われ、本体側内装材19を上方へ外そうとする力Ba、Bbが発生しても、容易には外れない。なお、リブ50が形成されていないときの力Baは、4,6キロであったが、リブ50が形成されているときは9,9キロであった。
以上の点を詳しく説明すると、本体側遮蔽体17が、本体側外装材15より外れようとする外力Baが、たとえば容器本体を逆さにすることで、発生した場合、外力Baは、本体側遮蔽体17を支持する本体側内装材19に伝達し、本体側外装材15より外れて抜けようとする力Bbとなる。この力Bbは第3嵌合凸部47が第3嵌合凹部45に嵌合する付近で横方向の力Bcを発生させ外れることとなる。しかし、リブ50の存在によって力Bcは、ほとんどリブ50内をBbとして伝わり、近接している本体側遮蔽体17に当たり反力Beに押し返されるため、外れに対する耐力を高めるこことなる。
検証として、本体側外装材15の底に穴を開け、容器本体を逆さにして、本体側外装材15の上部外縁を固定し、本体側外装材15の底よりテンションゲージにて本体側遮蔽体17を押し、外力Baをさらに大きくして印加し、外れに対する耐力を計測した。結果として本体側遮蔽体17の重量を減算した外力(Ba)として、リブ50が無い場合の平均耐加重は4.6kg・fであり、リブ50がある場合の平均耐加重は9.9kg・fであった。
図7(A)(B)に示すように、第3嵌合凸部47又は第3嵌合凹部45は、周方向に部分的に形成されていない箇所である溝52を1箇所有するので、この溝52にドライバーなどの工具43を挿入し(図7(C))、工具43の先端を本体側内装材19へこじって(図7(D))、本体側内装材19の下に入れれば(図7(E))、本体側外装材15から本体側内装材19を容易に外すことができる。よって、放射性医薬品用輸送容器1のリユース・リサイクルを行う際の解体が容易となる。
(内装材による液漏れ防止機構)
図1に示すように、容器本体7に蓋5がなされた状態で、蓋側内装材13と本体側内装材19とはほぼ全面的に接する。そして、容器の中心を中心とした2重のリング状凹凸49が、蓋側内装材13と本体側内装材19に形成され、互いに嵌合して接する。図5(A)に示すように、この接する面において、蓋側内装材13の面に、2重のリング状の押圧凸部51が形成される。この押圧凸部51の部分では、蓋5がなされた状態で接触によって変形し(図5(B)(C))、生じる接触圧が部分的に高まる(同図中の矢印P参照)。よって収納凹部21で例えばバイアル瓶3などの破損により生じた薬液の液漏れを防止できる。なお、本体側内装材19は、内周側部分19Aと外周側部分19Bとに分割して配置される。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、蓋側内装材13を設けて蓋側外装材9に接して連続させることで、鉛などの蓋側遮蔽体11を完全に覆い露出を防止できる(図3(A))。同様に、本体側内装材19を設けて本体側外装材15に接して連続させることで、鉛などの本体側遮蔽体17を覆い露出を防止できる(図7(A))。
また、図3に示すように、蓋側外装材9の内側と蓋側遮蔽体11の外側とが、第1嵌合凸部29又は第1嵌合凹部27とにより、略水平方向へ互いに嵌合することから、蓋側遮蔽体11は、蓋側外装材9に水平方向から支持される。また、蓋側外装材9の内側と蓋側内装材13の外側とが、第2嵌合凸部35又は第2嵌合凹部31により略水平方向へ互いに嵌合するので、蓋側外装材9に嵌合した蓋側内装材13により下側から蓋側遮蔽体11が支持される。よって蓋側遮蔽体11は、容器1内で自重落下することを防止できる。
また、図4に示すように、本体側外装材15の内側と本体側内装材19の外側とが、嵌合凸部47又は嵌合凹部45により、略水平方向へ互いに嵌合し、さらに本体側内装材19のリブ50が、本体側外装材15と本体側遮蔽体17との隙間48を支えるので、この支える力の反作用で、前記嵌合は強く維持される。また、隙間48が支えられることから、本体側遮蔽体17は、本体側外装材15及び本体側内装材19に対する水平方向の十分な支持が可能になる。
また、図5に示すように、蓋側内装材13と前記本体側内装材19とが接する面において、少なくともいずれか一方の面に形成されるリング状の押圧凸部51が、他方の面を押圧し、よって、容器1の機構上で、より液漏れを防止する機能を有する。
また、図6に示すように、蓋側外装材9の内側と蓋側内装材13の外側との第2嵌合凸部35又は第2嵌合凹部31は、周方向に部分的に形成されていない箇所を有するので、形成されていない箇所にドライバーなどの工具43を挿入し、蓋側外装材9から蓋側内装材13を容易に外すことができ、よって、放射性医薬品用輸送容器1のリユース・リサイクルを行う際の解体が容易となる。
また、図7に示すように、本体側外装材15の内側と本体側内装材19の外側との第3嵌合凸部47又は第3嵌合凹部45は、周方向に部分的に形成されていない箇所を有するので、形成されていない箇所にドライバーなどの工具43を挿入し、本体側外装材15から本体側内装材19を容易に外すことができ、よって、放射性医薬品用輸送容器1のリユース・リサイクルを行う際の解体が容易となる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、直接容器であるバイアル瓶3であったが、他の実施形態では、プレフィルドシリンジでも良い。
また以上の実施形態では、蓋5と容器本体7とはネジ様のロック機構23によりロックされるものであったが、他の実施形態では、通常のネジ機構により螺合されるものでもよい。
また以上の実施形態では、ロック機構23にはセーフティーバンド25が設けられるものであったが、他の実施形態ではセーフティーバンド25は設けられなくてもかまわない。
この発明の一実施形態に係る放射性医薬品用輸送容器の縦断面図である。 図1の外観正面図である。 (A)は図1の蓋の部分の部分図、(B)は(A)のB部拡大図、(C)は(A)のC部拡大図 である。 (A)は図1の容器本体の部分の拡大図、(B)は(A)のB部拡大図、(C)は(B)に加わる力の説明図である。 図1のV部拡大図であり、(A)は接触前の図、(B)は接触中の図、(C)は接触後の図である。 (A)は図1の蓋の部分における別の断面の部分図、(B)は(A)のB部拡大図、(C)〜(D)は(B)の動作説明図である。 (A)は図1の容器本体の部分における別の断面の拡大図、(B)は(A)のB部拡大図、(C)〜(D)は(B)の動作説明図である。
符号の説明
1…放射性医薬品用輸送容器、3…バイアル瓶、5…蓋、7…容器本体、9…蓋側外装材、11…蓋側遮蔽体、13…蓋側内装材、15…本体側外装材、17…本体側遮蔽体、19…本体側内装材、21…収納凹部、23…ロック機構、25…セーフティーバンド、27…第1嵌合凹部、29…第1嵌合凸部、31…第2嵌合凹部、33…フランジ、35…第2嵌合凸部、37…隙間、39、50…リブ、41…溝、43…工具、45…第3嵌合凹部、47…第3嵌合凸部、49…リング状凹凸、51…押圧凸部。

Claims (6)

  1. 放射性医薬品を直接収納する直接容器を収納する間接容器として用いられる放射性医薬品用輸送容器であって、該放射性医薬品用輸送容器は、蓋と容器本体とからなり、前記蓋は、外側を形成する蓋側外装材と、この蓋側外装材の内側に配置される蓋側遮蔽体と、この蓋側遮蔽体の内側に配置され前記蓋側外装材に接して連続する蓋側内装材とを有し、前記容器本体は、外側を形成する本体側外装材と、この本体側外装材の内側に配置される本体側遮蔽体と、この本体側遮蔽体の内側に配置され前記本体側外装材と接して連続する本体側内装材と、を有することを特徴とする放射性医薬品用輸送容器。
  2. 前記蓋側外装材の内側と、前記蓋側遮蔽体の外側とには、略水平方向へ互いに嵌合する第1嵌合凸部又は第1嵌合凹部が形成され、前記蓋側外装材の内側と、前記蓋側内装材の外側とには、略水平方向へ互いに嵌合する第2嵌合凸部又は第2嵌合凹部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の放射性医薬品用輸送容器。
  3. 前記本体側外装材の内側と、前記本体側内装材の外側とには、略水平方向へ互いに嵌合する第3嵌合凸部又は第3嵌合凹部が形成され、これら第3嵌合凸部又は第3嵌合凹部の近傍において、本体側外装材と本体側遮蔽体との間には隙間があり、この隙間を支えるリブが前記本体側内装材に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の放射性医薬品用輸送容器。
  4. 前記蓋側内装材と前記本体側内装材とは、リング状凹凸により互いに嵌合して接し、この接する面において、少なくともいずれか一方の面にリング状の押圧凸部が形成されることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の放射性医薬品用輸送容器。
  5. 前記蓋側外装材の内側と前記蓋側内装材の外側との第2嵌合凸部又は第2嵌合凹部は、周方向に部分的に形成されていない箇所を有することを特徴とする請求項2に記載の放射性医薬品用輸送容器。
  6. 前記本体側外装材の内側と、前記本体側遮蔽体の外側との第3嵌合凸部又は第3嵌合凹部は、周方向に部分的に形成されていない箇所を有することを特徴とする請求項3に記載の放射性医薬品用輸送容器。
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