JP2005224214A - 動物用耳標 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線通信により動物の個体を識別する耳標であって、全体的に大きくならずにすむので、比較的小さな耳殻の動物にも好適に使用できるとともに、動物がかじることや引っ掛けることによる耳介に重大な裂傷を与えることを防止することができる。
【解決手段】 動物の耳殻を貫通する芯杆10の先端部を槍状部12とするとともに後部に抜け止め部材としての第1のフランジ13を設けた動物用耳標本体1と、この槍状部12が嵌入する掛止孔22を設け、かつ、前記第1のフランジ13の反対側に位置する第2のフランジ21を形成した留め具2との組み合わせからなり、前記第1のフランジ13、第2のフランジ21ともに皿状または椀状として動物の耳殻への当接縁部30を有するとともに、前記動物用耳標本体1にアンテナを接続した電子情報記録媒体としての無線自動認識ICチップ15を埋設した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、牛、豚、あるいは羊等家畜など動物の耳殻に装着する動物用耳標に関するものである。
家畜を放牧、肥育、乳用するためには、一頭一頭の個体識別が必要であり、また、このワクチン接種の有無を識別するために耳標が用いられる。
その耳標には、個体を識別するための番号等が単にプレート状のタグ表面に表示されているものや、プレート状のタグに装着されたICチップ等の電子情報記録媒体に個体の識別情報が記録され、その記録する識別情報を無線通信で読み出すことによって個体が識別されるものが知られている。
下記特許文献1には図15、図16に示すように、そのプレート5のタグに番号を印字し、また、プレート5のタグに個体の識別情報を記録したIC6aと識別情報の送信または受信用のアンテナとなるコイル6bを装着し、プレート5の一端に有する通孔5aに家畜の耳介の裏側から円盤部7に形成された雄ピン8の先端の傘状の穿刺部9を嵌着させることによりプレート5のタグを保持する耳標が示されている。
特開2003−70372公報(電子耳標)
前記特許文献1はプレート5に識別番号等の情報やIC6aと識別情報の送信または受信用のアンテナとなるコイル6bを装着するものであるが、プレート5の存在で耳標全体が大きくなるため、牛等の比較的大きな耳殻を持つ家畜には支障がなくとも、豚等の比較的小さな耳殻を持つ家畜には耳殻へ負担がかかるという問題があった。
さらに、プレート5のタグは回動自在になっているために家畜の耳介を摺って、耳介の皮膚が炎症を起こしてしまうことがおおく、また、時として、他の家畜がプレート5を噛んで引きちぎるようにして耳介に重大な裂傷を与える恐れがあった。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、無線通信により動物の個体を識別する耳標であって、全体的に大きくならずにすむので、比較的小さな耳殻の動物にも好適に使用できるとともに、動物がかじることや引っ掛けることによる耳介に重大な裂傷を与えることを防止することができる動物用耳標を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、動物の耳殻を貫通する芯杆の先端部を槍状部とするとともに後部に抜け止め部材としての第1のフランジを設けた動物用耳標本体と、この槍状部が嵌入する掛止孔を設け、かつ、前記第1のフランジの反対側に位置する第2のフランジを形成した留め具との組み合わせからなり、前記第1のフランジ、第2のフランジともに皿状または椀状として動物の耳殻への当接縁部を有するとともに、前記動物用耳標本体にアンテナを接続した電子情報記録媒体を埋設したことを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、プレートとしてのタグがなく、全体が小型である。また。第1のフランジ、第2のフランジともに皿状または椀状であり、耳標を動物に装着した際、これら皿または椀を伏せたような状態でフランジの周端である当接縁部が動物の耳殻にするので、外側に広がったままのフランジの周端を動物がかじることによる耳標外れを防止することができる。
また、動物用耳標本体にアンテナを接続した電子情報記録媒体を埋設したことにより、そのICには家畜の個体情報、例えば、家畜番号また身体情報等が記録されている。そして、電子情報記録媒体には動物の個体情報を記録できる。
請求項2記載の本発明は、前記第1のフランジ、第2のフランジの動物の耳殻への当接縁部はほぼ同等の大きさのものとすることを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、第1のフランジと第2のフランジが相互に合わさって動物の耳殻を挟み込むようになり、より外れにくいものにすることができる。
請求項3記載の本発明は、動物の耳殻への当接縁部は接触面を非連続とすることを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、動物の耳殻に接触する部分が非連続となっている部分では耳殻の血管が圧迫されないため、耳標の装着時においても耳殻の血行の良い状態を維持することができる。よって、耳標が動物の耳殻を圧迫することによる皮膚の壊死を防止することができる。
請求項4記載の本発明は、アンテナを接続した電子情報記録媒体は、第1のフランジ内に埋設することを要旨とするものである。
請求項4記載の本発明によれば、電子情報記録媒体に外部アンテナを接続するものでも、比較的広い部分に電子情報記録媒体を安定した状態で納めることができる。
請求項5記載の本発明は、アンテナを接続した電子情報記録媒体は、槍状部に埋設するとともに、該槍状部を引き抜く方向に力を加えると容易に断絶し、再接続部不能な断絶容易部を前記芯杆の前記電子情報記録媒体よりも後端側に形成したことを要旨とするものである。
請求項5記載の本発明によれば、芯杆を切断して耳標を取り外した場合だけでなく、留め具から引き抜いて取り外した場合にも、芯杆が断絶容易部で断絶して先端の槍状部が留め具に掛止された状態で残ることになる。すなわち、槍状部に備えられた電子情報記録媒体は留め具内に留まることになる。さらに、この断絶した部分は再接続部不能であり、従来に比べ耳標の再使用がより困難となる。また、電子情報記録媒体をタグにではなく槍状部に備えるようにしたから、タグは不用となり、耳殻の小さな動物にも負担の少ない耳標を提供することが出来る。
請求項6記載の本発明は、前記芯杆の一部の径の縮小、前記芯杆の延在方向における材質の切り換え、又は前記槍状部を前記芯杆と別異に形成するとともに前記槍状部と前記芯杆とが互いに径方向に噛合う凹凸を強度の異なる材質で形成して噛合わせた結合のうち、いずれか1又は2以上を選択することにより前記断絶容易部を形成したことを要旨とするものである。
請求項6記載の本発明によれば、前記断絶容易部を容易に形成することができ、耳標の製造に多大な労力やコストを要することがない。
請求項7記載の発明は、前記第1のフランジ内に電池を設け、該電池と前記電子情報記録媒体とを前記アンテナにより接続したことを要旨とするものである。
請求項7記載の本発明によれば、電子情報記録媒体から情報を発信する際の電気エネルギーは、アンテナが電波を受信して得られるだけでなく、電池からも供給されるので、比較的長距離の通信が可能となる。また、電池を第1のフランジ内に設けるようにしたから、電池の存在により耳標の使い勝手が悪くなることもない。
請求項8記載の発明は、前記電子情報記録媒体としてアンテナを内蔵した無線自動認識ICチップを用いることを要旨とするものである。
請求項8記載の本発明によれば、アンテナを内蔵した無線自動認識ICチップを使用するので、電子情報記録媒体にアンテナを別途取りつける必要がなく、耳標の作成に要する労力が少なくて済む。
また、このアンテナ内蔵の無線自動認識ICチップを槍状部の先端側に備えるようにすれば、電子情報を読み取る際に読み取り装置を無線自動認識ICチップに近づけることが容易となり、通信性を向上させることができる。
本発明の動物用耳標は、無線通信により動物の個体を識別する耳標であって、全体的に大きくならずにすむので、比較的小さな耳殻の動物にも好適に使用できるとともに、動物がかじることや引っ掛けることによる耳介に重大な裂傷を与えることを防止することができるものである。
以下、図面について本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の動物用耳標の第1実施形態を示す縦断側面図、図2は同上側面図で、耳標は動物の耳殻を貫通する芯杆10の先端部を槍状部12とするとともに後部に抜け止め部材としての第1のフランジ13を設けた動物用耳標本体1と、この槍状部12が嵌入する掛止孔22を設け、かつ、前記第1のフランジの反対側に位置する第2のフランジ21を形成した留め具2との組み合わせからなる。なお、動物用耳標本体1及び留め具2のいずれも、電波の送受信を阻害しない合成樹脂などの非導電性材料で形成する。
前記第1のフランジ13は、図4に示すように、芯杆10の後部が直交方向に拡径する楕円の板体25と、この板体25が重ね合わさる肉厚の楕円の板体26との組み合わせからなり、板体26に溝27を形成し、ここに電子情報記録媒体としてRFIDタグである無線自動認識ICチップ15を収めるものとした。
無線自動認識ICチップ15は、例えば、非接触ICチップ(商品名「ミューチップ」、株式会社日立製作所製)を使用する。ミューチップには外部アンテナ付きとアンテナ内蔵型との両方があり、いずれでもよいが、本実施形態では外部アンテナ付きのものとした。また、前記無線自動認識ICチップ15にはフリィプス社のI・CODEチップなども利用可能である。
前記株式会社日立製作所製のミューチップは0.4mm角のもので、図8に示すように、通信回路、読出し回路、ヘッダ、識別子、アプリデータ(128ビット)のID格納回路がある。図中15aは外部アンテナである。そして無線自動認識ICチップ15は、溝27に収めるに際し樹脂等で固定するようにしてもよい。
前記板体25と板体26は突起28と凹部29との嵌合で結合を強化し、また、板体25の芯杆10は板体26を貫通して反対側に突出する。
また、板体26は周辺に縁片を形成してこの板体26と板体25とからなる第1のフランジ13を動物の耳殻への当接縁部30を有する皿状のものとした。
留め具2は第2のフランジ21を椀状体として周縁を動物の耳殻への当接縁部30としたものであり、掛止孔22は中央に位置する筒体により形成し、この筒体には芯杆10の槍状部12の直下に形成した括れ部31に係合する隘狭部32を内周面に設けた。
前記第1のフランジ13と第2のフランジ21の双方の当接縁部30は切り欠き16を設けるなどして非連続とすることが好ましい。このようにすることにより、切り欠き16の部分では当接縁部30が耳殻を圧迫せず、血液の流れが悪くならないので、耳殻の皮膚の壊死を防止することが出来る。
第1のフランジ13と第2のフランジ21は動物の耳殻への当接縁部30はほぼ同等の大きさのものであり、このようにして、動物用耳標本体1と留め具2との間に動物の耳殻を挟んだ状態で、動物用耳標本体1を留め具2に対して挿入すると、芯杆10が動物の耳殻を貫通した状態で耳殻に係合し、槍状部12が掛止孔22に収まる。
前記無線自動認識ICチップ15には家畜の生産・流通管理を行うものとして、給餌内容、疾病、銘柄、SPFの有無、投薬の有無、売買における移動などを入力しておき、これをリーダー側に設けたアンテナで読み取ることができる。
なお、動物用耳標本体1と留め具2を無理やり引き離そうとする場合には、第1のフランジ13が破断して外部アンテナ15aまたは無線自動認識ICチップ15が破壊するように、脆弱部を設けるようにしてもよい。この脆弱部は薄肉部として形成する。
図9は本発明の第2実施形態を示すもので、電子情報記録媒体としてRFIDタグである無線自動認識ICチップ15アンテナ内蔵型のミューチップであり、これは動物用耳標本体1の先端側の槍状部12内に納めた。
この無線自動認識ICチップ15の槍状部12への埋設は、穴を形成したり、中空にしたりしての埋設、槍状部12の成形の際の埋設などその手段の如何を問わない。
更に、芯杆10の一部の径を縮小することにより、くびれ部として断絶容易部11を形成する。これは、例えば図に示す断面形状の部材を左右対象に形成し、槍状部12となる部分の先端側に無線自動認識ICチップ15を置いて両部材の断面を接着することにより形成する。
一方、動物用耳標1の留め具2は、動物用耳標本体1と係合した際に槍状部12の先端を覆う位置に保護ケース20の内部を槍状部12の嵌合空間24として形成した。前記動物の耳殻を挟んで前記第1のフランジの反対側に位置する第2のフランジ21に前記槍状部12の挿入掛止孔22を設け、これが嵌合空間24に連通する。掛止孔22は、槍状部12を確実に掛止できるよう、芯杆10の径よりも僅かに大きく、槍状部12の底部の径よりも小さく形成する。
本実施形態も動物用耳標本体1及び留め具2のいずれも、電波の送受信を阻害しない合成樹脂などの非導電性材料で形成する。また、槍状部12の先端が位置する部分の保護ケース20の厚みは、無線自動認識ICチップの読み取りを妨げない程度の厚みに設定する。
今、動物用耳標本体1と留め具2との間に動物の耳殻を挟んだ状態で、動物用耳標本体1を留め具2に対して矢印A方向に挿入すると、図10に示すように、芯杆10が動物の耳殻3を貫通した状態で耳殻3に係合し、槍状部12が保護ケース20に収まる。このように挿入するとき、断絶容易部11は芯杆10の他の部分に比べ径が小さいため、挿入方向への圧縮率が比較的大きくなるが、芯杆10が断絶することはないので、挿入動作に影響を及ぼすことはない。
このように、動物用耳標本体1を留め具2に係合した状態で、無線自動認識ICチップ15の情報の読み取り装置のアンテナ4を保護ケース20の正面に近接させると、無線自動認識ICチップ15は槍状部12の先端側に位置していることから、読み取り装置のアンテナ4を無線自動認識ICチップ15に近接させることが出来、情報をスムーズに読み取ることが出来る。
ここで、動物用耳標本体1を留め具2から引き抜こうとして図10の矢印B方向に力を加えると、芯杆10を引き伸ばすように力が加わるが、断絶容易部11においては径が他の部分に比べ小さいため、引き伸ばし方向の力に対して比較的弱く、図11に示すように断絶してしまう。このとき、槍状部12が留め具2に掛止されたまま残ることになり、槍状部12に備えた無線自動認識ICチップ15を取り出すことが困難となる為、従来に比べ耳標の再使用がより困難となる。
なお、断絶容易部11は以下の方法によっても構成することが可能である。例えば図12(a)に示すように、断絶容易部11を境に先端側と後端側とで材質を変えれば、動物用耳標本体1を引きぬく際に、材質の境界面で芯杆10が分離しやすくなる。
また、図12(b)に示すように、槍状部12を芯杆10と別異に形成するとともに、芯杆10の先端に拡径部17aを形成し、芯杆10の径よりも大きく拡径部17aの径よりも小さな径の開口部17bを有し拡径部17aを収容可能な空間部17cを槍状部12の底面側に形成して該空間部17cに拡径部17aを収容して動物用耳標本体1を形成しても良い。なお、開口部17bの周囲と拡径部17aとは、互いに強度の異なる材質で形成する。このとき、開口部17bの周囲と拡径部17aとは互いに径方向に突出して噛合うこととなるが、これらは互いに強度が異なる為、槍状部12を引き抜く方向に力を加えると、強度の強い方が弱い方を壊してしまう。開口部17bの周囲と拡径部17aのいずれか一方が壊れてしまうと、槍状部12と芯杆10とが分離した状態になる。
このように、槍状部12を芯杆10と別異に形成するとともに、槍状部12と芯杆10とが互いに径方向に噛合う凹凸を強度の異なる材質で形成して噛合わせた結合を、図12(c)に示すように螺子構造で形成することもできる。例えば、芯杆10側を雄螺子、槍状部12側を雌螺子として螺子止めしてもよいし、雄螺子側のみ螺子山18を切って他方を雄螺子よりも強度の弱い材質で形成して螺子山を切らずに螺子穴だけを穿設するようにしてもよい。この場合も、槍状部12を引き抜く方向に力を加えると、強度が弱い方の螺子山が壊れて、槍状部12と芯杆10とが分離した状態になる。
また、図13に示すように、アンテナを内蔵しない無線自動認識ICチップ15に外部アンテナ15aを接続するとともに、第1のフランジ13内に電池19を挿入し、外部アンテナ15aと接続することもできる。外部アンテナ15aを使用した場合には、アンテナ内蔵型に比べて通信距離が伸びる上、外部アンテナ15aを介して電池19より無線自動認識ICチップ15に電力を供給するようにしたから、更に通信距離を伸ばすことが出来る。
なお、この電池19として太陽電池を使用する場合には、電池19が位置する部分のフランジ13を透明の材質で形成し、使用の際には太陽電池の受光面が上に位置するよう動物の耳殻に動物用耳標を装着する。
更に、図9〜図13に示すように、第1、第2のフランジ13、21の外周端を延在させて、動物の耳殻に装着した際に耳殻の方向に屈曲する第1、第2の屈曲部14、23を形成する。これにより、前記第1のフランジ13、第2のフランジ21ともに皿状または椀状として動物の耳殻への当接縁部30を有するものとなるとともに、動物がフランジ13、21の端をかじるのが困難となるので、耳標がかじり取られてしまうことを防ぐことが出来る。
また、図14に示すように、第1、第2の屈曲部14、23のうち、動物の耳殻に接触する面に切り欠き16を設けるなどして非連続とする。このようにすることにより、切り欠き16の部分では第1、第2の屈曲部14、23が耳殻を圧迫せず、血液の流れが悪くならないので、耳殻の皮膚の壊死を防止することが出来る。なお、第1、第2の屈曲部14、23のうち、切り欠き16以外の部分においても動物の耳殻に接触する部分で耳殻を強く圧迫しないよう、屈曲部14、23を弾力の大きな材質で形成することが好ましい。
本発明の動物用耳標の第1実施形態を示す縦断側面図である。 本発明の動物用耳標の第1実施形態を示す側面図である。 動物用耳標本体の平面図である。 動物用耳標本体の分解図である。 動物用耳標本体の第1のフランジの構成部品である板体の平面図である。 留め具の縦断側面図である。 留め具の平面図である。 無線自動認識ICチップの説明図である。 本発明の動物用耳標の第2実施形態を示す要部である動物用耳標本体と、留め具の縦断側面図である。 第2実施形態の動物用耳標本体及び留め具を動物の耳殻に装着した状態を示す縦断側面図である。 第2実施形態の動物用耳標本体の破断状態を示す縦断側面図である。 本発明の動物用耳標本体の第2実施形態の変形例を示す横断側面図である。 本発明の動物用耳標本体の他の実施形態の変形例を示す横断側面図である。 本発明の動物用耳標の第2実施形態を示す要部である動物用耳標本体および留め具の正面図である。 従来例を示す斜視図である。 従来例を示す側面図である。
符号の説明
1…動物用耳標本体 2…留め具
3…耳殻 4…読み取り装置のアンテナ
5…プレート 5a…通孔
6a…IC 6b…コイル
7…円盤部 8…雄ピン
9…穿刺部
10…芯杆 11…断絶容易部
12…槍状部 13…第1のフランジ
14…第1の屈曲部 15…無線自動認識ICチップ
15a…外部アンテナ
16…切り欠き 17a…拡径部
17b…開口部 17c…空間部
18…螺子山 19…電池
20…保護ケース
21…第2のフランジ 22…掛止孔
23…第2の屈曲部 24…嵌合空間
25…板体 26…板体
27…溝 28…突起
29…凹部 30…当接縁部
31…括れ部 32…隘狭部

Claims (8)

  1. 動物の耳殻を貫通する芯杆の先端部を槍状部とするとともに後部に抜け止め部材としての第1のフランジを設けた動物用耳標本体と、この槍状部が嵌入する掛止孔を設け、かつ、前記第1のフランジの反対側に位置する第2のフランジを形成した留め具との組み合わせからなり、前記第1のフランジ、第2のフランジともに皿状または椀状として動物の耳殻への当接縁部を有するとともに、前記動物用耳標本体にアンテナを接続した電子情報記録媒体を埋設したことを特徴とする動物用耳標。
  2. 前記第1のフランジ、第2のフランジの動物の耳殻への当接縁部はほぼ同等の大きさのものとする請求項1記載の動物用耳標。
  3. 動物の耳殻への当接縁部は接触面を非連続とする請求項1または請求項2記載の動物用耳標。
  4. アンテナを接続した電子情報記録媒体は、第1のフランジ内に埋設する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の動物用耳標。
  5. アンテナを接続した電子情報記録媒体は、槍状部に埋設するとともに、該槍状部を引き抜く方向に力を加えると容易に断絶し、再接続部不能な断絶容易部を前記芯杆の前記電子情報記録媒体よりも後端側に形成した請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の動物用耳標。
  6. 前記芯杆の一部の径の縮小、前記芯杆の延在方向における材質の切り換え、又は前記槍状部を前記芯杆と別異に形成するとともに前記槍状部と前記芯杆とが互いに径方向に噛合う凹凸を強度の異なる材質で形成して噛合わせた結合のうち、いずれか1又は2以上を選択することにより前記断絶容易部を形成した請求項5記載の動物用耳標。
  7. 前記第1のフランジ内に電池を設け、該電池と前記電子情報記録媒体とを前記アンテナにより接続した請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の動物用耳標。
  8. 前記電子情報記録媒体として無線自動認識ICチップを用いる請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の動物用耳標。
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