JP2005223922A - ディジタル・カメラ及びディジタル・カメラにより画像を獲得する方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ディジタル・カメラの自動動作に捕捉されるべき画像を有する被写体が、動作の瞬間を予測できる機能を有する装置と関連の方法を供給する。
【解決手段】回転可能な画像ディスプレイ１６を有するディジタル・カメラ２０において、前記カメラが自動露出モードに置かれたときは、回転可能な画像ディスプレイ１６が画像被写体に対面して配置される。自動露出モードにおいて露出スイッチ１１が作動された後に、画像ディスプレイ１６が周期的なカウントダウン・シーケンスを供給することにより、緊急シャッター開放が露出被写体２１により確認されるようになっている。
【選択図】図２

Description

本発明はディジタル・カメラに関し、特に、改良された画像をディジタル・カメラにより捕捉する装置と方法に関する。

ディジタル・カメラの使用は、過去数年間に増加しつつある。画像を記憶装置に入れる前に参照できる便利さは、インターネット上に、画像をダウンロードする能力とともに、カメラ・オペレータにとって特に魅力的な数少ない特徴である。

図１を参照すると、先行技術によるディジタル・カメラ１０の構成要素を図示する略図が示されている。このディジタル・カメラの動作は、下記のように理解できる。写真の画像を獲得するために、ユーザがスイッチ１１を動作させる。スイッチ１１は、処理ユニット１２へ動作信号を加える。比較的単純なディジタル・カメラについては、処理ユニット１２は画像を獲得するための感光領域１５の適当な条件を供給し、フラッシュ・アッセンブリ１３を動作させ、シャッター・アッセンブリ１４を動作させる。シャッター・アセンブリ１４を動作させることにより、感光領域１５へ光学画像が加えられる。感光領域１５へ画像が加えられた後に、この画像は処理ユニット１２により論理信号へ変換されて処理される。一層複雑なシステムにおいては、外部照明レベルを監視することができて、被写体により感光領域が照明される時間を、処理ユニット１２が制御できる。ディジタル・カメラは更に、ディスプレイ１６を含む。ディスプレイ１６は、ディジタル・カメラ１０により捕捉された画像を表示するのに使用され、この画像は、画像選択１８へのユーザ入力に応答して表示される。見た後に、ユーザは処理ユニット１２からこの画像を消去することもできるし、またはこの画像が受け入れ可能であれば、処理ユニット１２に関連するメモリ１２Ａ内にこの画像を記憶して、後の配置に備えることもできる。

さらにディジタル・カメラは典型的に、画像の自動露出を動作させるためのモード選択スイッチ１９を含む。自動露出モードは、画像獲得の遅延動作すなわちシャッターと感光面およびフラッシュ・アッセンブリの遅延動作を含む。自動露出モードの目的は、自動動作と共に画像獲得における遅延を採用することにより、カメラのオペレータが画像の一部分になることができるようにすることである。

自動露出は広く使用されできた機能であるが、いくつかの問題が残っている。特に、動作の正確な瞬間の決定が問題であった。過去におけるディジタル・カメラは自動動作が起ころうとするときを示すために、フラッシュ・ライトを備えていた。しかしながらフラッシュ・ライトは、画像獲得が実現しようとしている時に対して、自動露出の被写体が予期できるようにするには、満足できるものにはなっていない。

従って、ディジタル・カメラの自動動作に捕捉されるべき画像を有する被写体が、動作の瞬間を予測できる機能を有する装置と関連の方法への需要が感知される。それはさらに、カメラの自動動作の瞬間が画像の被写体にとって明白であるようなカウント・ダウンを供給する装置および関連の方法であろう。それはさらに、周期的に表示される一連の画像を提供するディジタル・カメラを採用し、また自動露出モードにあるディジタル・カメラによる画像の実際の自動獲得を、その画像の被写体が予想できるようにする、もう一つの装置と関連の方法であろう。それはさらに、一連の最後の画像がディジタル・カメラの自動露出の直前に表示される、もう一つの装置と関連の方法であろう。それはさらに、ディジタル・カメラ・ディスプレイ上に表示される画像が、被写体の画像により見えるような位置にディジタル・カメラを配置できるような装置と方法であろう。

前記および他の諸機能は、ディジタル・カメラの処理ユニットに関連するメモリ・ユニットに、一連の画像を記憶することにより、本発明により達成される。ディジタル・カメラ上で自動露出モードが作動されると、一連の画像がメモリ・ユニットから引き出されて、ディスプレイ上に周期的に加えられる。ディスプレイは、画像の被写体にとって見え得るように配置される。一連の画像は、自動動作の直前に終了するよう時間を決められている。その上、これらの画像は画像の被写体が自動露出の時間を予想できるようにするために順序立てて選択されている。

１．図面の詳細な説明
図１は、関連技術について説明した。

図２を参照すると、本発明によるディジタル・カメラ２０の略図が示されている。
ディジタル・カメラのこの実施例において、処理ユニット１２に関連するメモリ部１２Ａに、一連の画像が記憶されている。この画像シーケンスがディスプレイ１６に加えられる。ディスプレイ１６は、画像の被写体（または、被写体たち）２１に対面するように配置されている。一連の画像は、自動動作モードにおいて画像の被写体２１が自動露出の瞬間を予想できるように、カウント・ダウン・シーケンスを形成する。画像シーケンス内の画像の数および画像の間の時間は、シーケンスの終端において、いつシャッターが動作し画像の被写体の画像が得られるかを、画像の被写体が推定できるように選択されている。

２．好ましい実施例の動作
本発明においては、動作の自動露出モードの画像被写体は、いつ露出が作動されるかを比較的正確に決定できる。過去においては、シャッター動作の瞬間を確認するのが困難であった。獲得された画像が処理されるとき、しばしば画像の被写体は、準備していない様に見える場合もある。本発明は、シャッター動作に終る明確なカウント・ダウンを供給することにより、この問題を処理する。たとえば、ディスプレイ上の画像が数字のカウント・ダウンであって、その露出は一連の各画像間の時間として、数字「１」の表示の後同じ時間に起こる。この一連の画像はまた一連のカラー画像であっても良く、最後のカラーまたはカラー画像がシャッターの差し迫った動作を示す。または、一連の画像のもう一つの実施例によれば、表示される画像の明暗領域の量をシステマティックに変化させることができ、これにより、差し迫ったシャッター動作の指示を供給する。

明らかなように、シャッターの遅延動作および画像シーケンスの各画像間の時間は、処理ユニットのクロックにより制御できる。

説明される実施例は処理ユニット、シャッター、感光領域および表示ユニットを有するディジタル・カメラを含む。処理ユニットはメモリ・ユニットを含み、メモリ・ユニットは一連の画像を記憶する。シャッターは、処理ユニットからの信号に応答して作動される。感光領域は、シャッターが作動されるときに画像を受信し、シャッター上の画像は、メモリ・ユニット内に記憶される。ディスプレイ・ユニットは、メモリ・ユニットに記憶された画像を表示するようにはたらく。

このカメラは動作の第１モードを有し、そこでシャッターはユーザ入力に応答して所定時間の間動作され、これによりこの所定時間の間ディスプレイ上に一連の画像が表示され、またこの表示が画像の主体に見えるものとなる。一連の画像は、ディスプレイに周期的に加えられて、シャッターの作動のための目に見えるカウント・ダウンを供給する。カメラ・ディスプレイは動作の第１モードで画像の被写体に見えるように回転可能に又は他の方法で構成される。カメラはまた動作の第２モードを有し、そこではシャッターはユーザ入力に応答して直ちに動作させられる。

ディジタル・カメラにより画像を獲得する方法の一つの実施例は、最初のユーザ入力信号に応答して、所定時間の間シャッター動作の遅延を提供する。遅延動作のためのこの所定時間の間、カメラ・ディスプレイ上の一連の画像を、画像の被写体にとって見えるものとすることができる。一連の画像が、ディジタル・カメラ・シャッターの動作のために、カウント・ダウンを提供する。動作の第２モードを含むこともあり、それは、第２のユーザ入力信号に応答して遅延なしのシャッター動作を提供する。

変更された実施例は、自動露出モードおよび通常モードの動作を有するディジタル・カメラを供給する。このカメラは、上記のようにメモリ・ユニット付きの処理ユニット、シャッター・ユニット、感光領域および位置決め可能なディスプレイを含む。ディスプレイは、第１ユーザ入力に応答して画像を獲得して、第２ユーザ入力に応答して所定時間の後に、シャッターの動作に先立って一連の画像を画像被写体に表示する。そうした場合、第３ユーザ入力が、遅延なしのシャッター動作のモードを供給する。一連の画像が周期的に表示されて、画像の被写体が遅延シャッターの動作を予測できるようにする。画像のシーケンスは、一連の数字であっても良い。オプションのフラッシュ・アセンブリの動作がシャッターの動作と協調させられても良い。

上記に提示した諸実施例に関して本発明を説明してきたが、本発明は必ずしもこれらの実施例に限定されない。従って、他の実施例の変化形および本書に説明しない改良は、本発明の範囲から必ずしも除外されず、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲により定義される。

以上の説明に関して更に以下の項を開示する。
（１） 一連の画像を記憶するメモリ・ユニットを含む前記処理ユニットと、
前記処理ユニットからの信号に応答して作動されるシャッターと、
前記シャッターが作動されるとき画像を受信する感光領域であって、前記シャッター上の前記画像が前記メモリ・ユニット内に記憶されるものと、
前記メモリ・ユニットに記憶される画像を表示するディスプレイと、を含むディジタル・カメラであって、
前記ディジタル・カメラが有する動作の第１モードにおいて、第１ユーザ入力に応答して所定の時間に前記シャッターが動作され、前記所定の時間中に前記一連の画像が前記ディスプレイ上に表示され、前記ディスプレイが画像被写体にとって見えるものである前記ディジタル・カメラ。
（２） シャッターの作動について目に見えるカウント・ダウンを前記一連の画像が供給する（１）のディジタル・カメラ。
（３） 前記ディジタル・カメラが動作の第２モードを有し、前記第２ユーザ入力に応答して前記シャッターが直ちに作動される（１）または（２）記載のディジタル・カメラ。
（４） 前記ディスプレイが回転可能であり、動作の前記第１モードにおいて前記画像被写体に面するように前記ディスプレイが回転される（１）ないし（３）のいずれかに記載のディジタル・カメラ。
（５） 前記一連の画像が一連の数である（１）ないし（４）のいずれかに記載のディジタル・カメラ。
（６） ディジタル・カメラにより画像を獲得する方法であって、
第１ユーザ入力信号の後に、所定の時間にわたりシャッターの動作を遅延することと、
前記所定の時間にわたり、前記被写体画像に対して一連の画像を前記カメラ・ディスプレイ上に表示することとを含む前記方法。
（７） 前記一連の信号が前記ディジタル・カメラのシャッターの動作のカウント・ダウンを供給する（６）記載の方法。
（８） 前記ディジタル・カメラが第２動作モードを含み、この第２動作モードにおいて、ユーザ入力によって遅延なしに前記シャッターが作動される（６）または（７）記載の方法。
（９） 回転可能な画像ディスプレイ１６を有するディジタル・カメラ２０において、前記カメラが自動露出モードに置かれたときは、回転可能な画像ディスプレイ１６が画像被写体に対面して配置される。自動露出モードにおいて露出スイッチ１１が作動された後に、画像ディスプレイ１６が周期的なカウントダウン・シーケンスを提供することにより、緊急シャッター開放が露出被写体２１により確認されるようになっている。

本発明のその他の諸機能と利点は前記の説明を添付図面と共に読むときに一層明らかになるであろう。
先行技術によるディジタル・カメラの略図である。 本発明によるディジタル・カメラの略図である。

符号の説明

１０ ディジタル・カメラ
１１ スイッチ
１２ 処理ユニット
１２Ａ メモリ
１３ フラッシュ・アセンブリ
１４ シャッター・アセンブリ
１５ 感光領域
１６ ディスプレイ
１８ 画像選択
１９ モード選択スイッチ
２０ ディジタル・カメラ
２１ 画像被写体

Claims (2)

1. 処理ユニットであって、一連の画像を記憶するメモリ・ユニットおよび前記メモリ・ユニットを含む前記処理ユニットと、
   前記処理ユニットからの信号に応答して作動されるシャッターと、
   前記シャッターが作動されるとき画像を受信する感光領域であって、前記シャッター上の前記画像が前記メモリ・ユニット内に記憶されるものと、
   前記メモリ・ユニットに記憶される画像を表示するディスプレイとを含むディジタル・カメラであって、
   前記ディジタル・カメラが有する動作の第１モードにおいて、第１ユーザ入力に応答して所定の時間内に前記シャッターが動作され、前記所定の時間中に前記一連の画像が前記ディスプレイ上に表示され、前記ディスプレイが画像被写体にとって見えるものである前記ディジタル・カメラ。
2. ディジタル・カメラにより画像を獲得する方法であって、
   第１ユーザ入力信号の後に、所定の時間にわたりシャッターの動作を遅延することと、
   前記所定の時間にわたり、前記被写体画像に対して一連の画像を前記カメラ・ディスプレイ上に表示することとを含む前記方法。

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