JP2005223657A - デジタルカメラ - Google Patents

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弘剛 野崎
Yasuyuki Motoki
康之 元木
Hideomi Hibino
秀臣 日比野
Masa Ota
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Nikon Gijutsu Kobo KK
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Abstract

【課題】本発明においては新たな動作シーケンスを取り入れることによりこれまでの被写体識別機能を持ったカメラにおいては達成されていなかった、従来からのカメラの動作に近い使い勝手の良い被写体識別機能を備えたデジタルカメラを提供することを目的とする。
【解決手段】被写体を撮影する撮像手段と、表示画面を変倍するズーム手段と、所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、ズーム手段の変倍に応じて、抽出した特徴部位を表示画面に表示をしないように制御する制御手段とを備えた。すなわち、ズーム動作中は抽出結果のアイコン表示をしないようにしたので、画面内で撮影被写体が高速に移動したり大きさが変わったりしてアイコン表示が撮影被写体と一致しないという不適切な表示を防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人物の特徴点を識別し、その識別結果に応じて合焦や露出動作をするデジタルカメラに関する。
従来から、指紋あるいは虹彩の特徴点を予め登録しておいてこれと照合することで本人を認証するシステムを初めとして画像データから人物を識別する技術はこれまで多く知られている。特開平9−251534号公報には目、鼻、口等を抽出して特徴点として登録しこれと入力した画像から抽出した特徴点とを比較して当人として識別する方法が詳細に記述されており、特開平10−232934号公報にはこの様にして抽出した特徴点を登録する場合の辞書画像の精度を上げる方法が開示されている。これらの技術をカメラに応用した例を以下に挙げる。
特開2001−201779号公報には予めカメラの使用者を参照情報として登録しておき、カメラ使用者がカメラを自分の顔に向けて撮影することで入力した識別情報と一致した場合にのみカメラ動作を可能とするカメラが開示されている。特開2001−309225号公報には顔認識アルゴリズムにより認識された顔の座標、寸法、目の位置、頭のポーズ等のデータが画像メモリに画像データとともに記録されるカメラが開示されている。特開2001−326841号公報には予め正規の使用者を識別するための識別情報(顔、指紋、掌紋)を記憶しておく画像撮像装置(デジタルカメラ)が開示されている。特開2002−232761号公報には撮影した画像に予め読み込んでおいた被写体の識別情報を関連付けて記録する画像記録装置が開示されている。特開2002−333652号公報には予め記憶された容貌情報と撮影顔情報を比較し記録信号を発生する撮影装置が開示されている。この容貌情報は優先度とともに記録される。
上述した被写体を識別する技術をデジタルカメラに応用するという種々の発明は、従来から被写体取り込み用の撮像装置を含む大規模なコンピュータシステムで実施されていた技術をデジタルカメラ単独で実施するようにしたものである。しかしながら、実際にデジタルカメラ単独で被写体の識別技術を利用して撮影を行おうとすると従来にないデジタルカメラとしての動作シーケンスが必要となってくる。
本発明においてはデジタルカメラに新たな動作シーケンスを取り入れることにより、こ
れまで開示されていた被写体識別機能を持ったカメラシステムにおいては達成されていなかった、従来からのカメラの動作により近い、使い勝手の良い被写体識別機能を備えたデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記問題点の解決のために、請求項1の発明は、被写体を撮影する撮像手段と、前記撮像手段が撮影した画像データを表示画面に表示する表示手段と、前記表示画面を変倍するズーム手段と、前記撮像手段が撮影した画像データから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された特徴部位を所定の表示形態で前記表示手段に表示するように指示する指示手段と、前記ズーム手段の変倍に応じて、前記指示手段による前記表示手段への表示をしないように制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。すなわち、ズーム動作中は抽出結果のアイコン表示をしないようにしたので、画面内で撮影被写体が高速に移動したり大きさが変わったりしてアイコン表示が撮影被写体と一致し
ないという不適切な表示を防止することができる。
請求項2の発明は、被写体を撮影する撮像手段と、前記撮像手段が撮影した画像データを表示画面に表示する表示手段と、前記表示画面を変倍するズーム手段と、前記撮像手段が撮影した画像データから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、前記ズーム手段の変倍に応じて、前記抽出手段に対して前記所定の特徴部位の抽出をしないように制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。これによりズーム動作中は特徴点の抽出動作自体を停止したのでその分、他のAFやAEのための演算サイクルを早くすることができる。請求項3の発明は、更に、前記抽出手段によって抽出された特徴部位を所定の表示形態で前記表示手段に表示するように指示する指示手段とを備え、前記制御手段は更に、前記ズーム手段の変倍に応じて、前記指示手段による前記表示手段への表示をしないように制御することを特徴としていて、抽出動作停止に伴ってアイコン表示も停止している。
請求項4の発明は、前記ズーム手段とは前記撮像手段の撮像倍率を光学的に変倍する光
学的ズーム手段であることを特徴とし、請求項5の発明は、前記ズーム手段とは前記表示画面を電気的に変倍する電子ズーム手段であることを特徴としている。請求項6の発明は、前記制御手段は前記ズーム手段が前記表示画面を変倍している期間、前記指示手段による表示をしないように制御することを特徴とする。すなわち、ズーム動作している期間のみアイコン表示しないようにしている。
請求項7の発明は、被写体を撮影する撮像レンズを備えた撮像手段と、前記撮像レンズの焦点距離を可変するズーム手段と、前記ズーム手段により変更された前記撮像レンズの焦点距離に関する情報を検出する検出手段と、前記撮像手段が撮影した画像データ内の所定の抽出エリアから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、前記検出手段によって検出された前記焦点距離に関する情報に応じて特徴部位の大きさを予測する予測手段とを備えたことを特徴としている。すなわち、ズームレンズの焦点距離の変化に基づいて特徴点の大きさを予測することができるので、その結果、特徴点を抽出するエリアを効果的に決定することができる。
請求項8の発明は、更に、前記ズーム手段を駆動するよう指示する指示手段と、前記指
示手段が指示する以前に前記抽出手段が抽出した特徴点の大きさを記憶する記憶手段とを備え、前記予測手段は、前記指示手段により前記撮像レンズが駆動を開始する直前及び駆動を終了した直後の前記検出手段が検出した前記撮像レンズのそれぞれの焦点距離に関する情報と前記記憶手段に記憶されている特徴部位の大きさとから前記指示手段により前記撮像レンズが駆動を終了した時点での特徴部位の大きさを予測することを特徴としている。すなわち、ズームレンズの移動前後の焦点距離に基づいて移動終了時の特徴点の大きさを予測することができる。請求項9の発明は、更に、前記指示手段によって前記撮像レンズが駆動されている期間、前記抽出手段に対して前記所定の特徴部位の抽出をしないように制御する制御手段を備えることを特徴としているのでズーム動作中は特徴点の抽出を停止することができる。
請求項10の発明は、更に、予め設定された抽出エリア内から前記抽出手段が所定の特
徴点を抽出して以降は前記所定の特徴点を含む所定範囲を抽出エリアとして設定する設定手段を備えることを特徴としている。すなわち一旦所定の特徴点を抽出して以降はその特徴点を含むより狭い範囲を抽出エリアとして設定することで特徴点抽出を迅速に行うことができる。請求項11の発明は、前記設定手段は前記指示手段が前記ズーム手段をズームダウンするよう指示した場合には前記ズーム手段による駆動終了直後の抽出エリアをズーム手段駆動前の抽出エリアと同一のエリアに設定することを特徴としている。すなわち、ズームダウンした場合は被写体の大きさが小さくなると共に移動方向も不明であるのでズーム前と同一エリアに設定することで被写体が抽出エリアから外れることを防止すること
ができる。
請求項12の発明は、更に、前記予測手段が予測した特徴部位の大きさに基づいて前記
抽出エリアの大きさを設定する設定手段を備えることを特徴としている。請求項13の発明は、前記設定手段は更に、前記抽出エリアを撮影画面中央部に設定することを特徴としている。これはズームアップ後には被写体が画面中央部に来ることが多いからである。
請求項14の発明は、被写体を撮影する撮像レンズを備えた撮像手段と、前記撮像レンズの焦点距離を変倍するズーム手段と、前記撮像手段が撮影した画像データ内の所定エリア内から所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、前記ズーム手段の変倍に応じて前記所定エリアを選択する選択手段とを備えたことを特徴としている。これによってズーム動作中に最適の抽出エリアを設定することができる。請求項15の発明は、前記選択手段は前記ズーム手段により前記撮像レンズの焦点距離が変倍のための動作をしている期間においては前記変倍のための動作をしていないときに選択していたエリアより狭いエリアを選択することを特徴としているので、ズーム動作中はそれまでより狭い抽出エリアから抽出することで抽出時間を短縮することができる。
請求項16の発明は、前記選択手段は更に前記撮影画面の中心近傍のエリアを選択する
ことを特徴としている。すなわち、ズーム動作時は画面中心の固定のエリアを使用することで抽出時間を短縮することができる。請求項17の発明は、更に、前記抽出手段が抽出した特徴部位に対応した被写体を識別する識別手段を備え、前記選択手段は前記ズーム手段により前記撮像レンズの焦点距離が変倍のための動作をしている期間は前記識別手段が識別した被写体を含む所定範囲のエリアを選択することを特徴としているので抽出時間を短縮することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明のデジタルカメラについてその主要な機能を説明したブロック図である。撮影レンズ101はその焦点距離を連続的に変えるためのズームレンズ、ピントを調整するフォーカスレンズから構成されている。これらのレンズはドライバ113により駆動される。ここでドライバ113はズームレンズのズーム駆動機構及びその駆動回路と、フォーカスレンズのフォーカス駆動機構及びその駆動回路とを備えていて、それぞれCPU112により制御される。撮影レンズ101は撮像素子103の撮像面上に被写体像を結像する。撮像素子103は撮像面上に結像された被写体像の光強度に応じた電気信号を出力する光電変換撮像素子であり、CCD型やMOS型の固体撮像素子が用いられる。撮像素子103は信号取り出しのタイミングをコントロールするドライバ115により駆動される。撮影レンズ101と撮像素子103との間には絞り102が設けられている。絞り102は、絞り機構とその駆動回路を備えたドライバ114により駆動される。固体撮像素子103からの撮像信号はアナログ信号処理回路104に入力され、アナログ信号処理回路104において相関二重サンプリング処理(CDS)等の処理が行われる。アナログ信号処理回路104で処理された撮像信号は、A/D変換器135によりアナログ信号からデジタル信号に変換される。
A/D変換された信号はデジタル信号処理回路106において輪郭強調、ガンマ補正、ホワイトバランス補正などの種々の画像処理が施される。バッファメモリ105は撮像素子103で撮像された複数フレーム分のデータを記憶することが出来るフレームメモリであり、A/D変換された信号は一旦このバッファメモリ105に記憶される。デジタル信号処理回路106ではバッファメモリ105に記憶されたデータを読み込んで上述した各処理を行い、処理後のデータは再びバッファメモリ105に記憶される。CPU112はデジタル信号処理回路106およびドライバ113〜115等と接続され、カメラが動作する際のシーケンス制御を行う。CPU112のAE演算部1121では撮像素子からの
画像信号に基づいて露出演算を行い、AWB演算部1122ではホワイトバランス用パラメータを設定するための演算が行われる。特徴点抽出演算部1123では所定のアルゴリズムに則って画像データの中から被写体の形状、位置、サイズ等の特徴点を抽出し、抽出結果を記憶部1125に記憶する。それら記憶された特徴点の中からユーザは残しておきたい特徴点を選択して登録することができる。検出器121はフォーカスレンズ位置やズームレンズ位置を検出する。
本実施例におけるデジタルカメラのAF方式は周知のコントラスト法を採用している。このコントラスト方式AFについてここで簡単に説明する。この方式においては、撮像素子103上の像のボケの程度とコントラストの間には相関があり、焦点があったときに像のコントラストが最大になることを利用して焦点あわせを行う。コントラストの大小は撮像信号の高周波成分の大小により評価することが出来る。すなわち、AF演算部1124は不図示のBPF(バンドパスフィルタ)により撮像信号の高周波成分を抽出し、この絶対値を積分した値を焦点評価値としてこの焦点評価値に基づいてAF演算を行う。CPU112はAF演算部1124の演算結果を用いて撮影レンズ101のフォーカスレンズ位置を調整し、合焦動作を行わせる。
CPU112に接続された操作部材116には、カメラの電源をオンオフする電源スイッチ1161、レリーズ釦に連動してオンオフする半押しスイッチ1162及び全押しスイッチ1163、デジタルカメラで撮影する際、モニタ109上に表示される各種メニュー内容を選択したり設定したりするための設定釦1164、再生画像等を更新するアップダウン(以降U/Dと表示する)釦1165等が設けられている。設定釦1164では抽出した特徴点に対して名称を付けるためにU/D釦1165を併用してアルファベットやひらがな、カタカナ、簡単な漢字等を選択して設定することもできる。U/D釦1165はこのほか複数抽出された人物から所望の人物を選択したり、撮影時には手動でズームレンズをテレあるいはワイド側に駆動したりするためにも使用される。
被写体輝度が低い場合にはストロボ117を発光させる。このストロボにはストロボ使用時に撮影した人物の瞳が赤く撮影されるのを防止あるいは軽減するために撮影前に予め補助光を発光するプリ発光機能が備わっている。このプリ発光は低輝度時発光して被写体輝度を測定するためにも使用される。記憶部1125には前述した特徴点情報以外にAF演算部1124で演算された評価値のピーク値や対応するフォーカスレンズ位置等も記憶される。デジタル信号処理回路106で各種処理が施された画像データは、一旦バッファメモリ105に記憶された後に、記録・再生信号処理回路110を介してメモリカード等の外部記憶媒体111に記録される。画像データを外部記憶媒体111に記録する際には、一般的に所定の圧縮形式、例えば、JPEG方式でデータ圧縮が行われる。記録・再生信号処理回路110では、画像データを外部記憶媒体111に記録する際のデータ圧縮及び外部記憶媒体111から再生した圧縮された画像データの伸長処理を行う。
モニタ109は撮像された被写体画像を表示したり撮影や再生させる際の各種の設定メニューを表示したりするための液晶(LCD)表示装置である。ここでは外部記憶媒体111に記録されている画像データを再生表示する際にも用いられる。モニタ109に画像を表示する場合には、バッファメモリ105の一部であるVRAM107に記憶された画像データを読み出し、D/A変換器108によりデジタル画像データをアナログ映像信号に変換する。そして、そのアナログ映像信号を用いてモニタ109に画像を表示する。
ここで、特徴点を抽出する際のバッファメモリ105とVRAM107との関係について説明する。モニタ109で動画表示用の画像データを表示する場合は、静止画用の画像データから動画表示用の画像データに間引かれたデータが撮像素子103から一定の周期(例えば30フレーム/秒)で連続して出力される。この画像データに所定の処理を施し
、モニタ109の縦横画素数に対応した画素数となるように更にデータを間引いてVRAM107に連続して記録する。このVRAM107のデータはD/A変換器108を通してモニタ109に動画像として表示される。このVRAM107の画像データは特徴点を抽出するためのデータとしても使用する。特徴点を抽出する場合には、まずVRAM107の画像データをバッファメモリ105に所定のタイミングで再度記録する。ここでバッファメモリ105にはVRAM107に記録されているデータのうち中心部の所定の範囲(たとえばLCDモニタ109の表示画面の縦、横ともに80%に相当する範囲)のみ記録する。
また、このようにVRAM107から再度バッファメモリ105に画像データを記録す
るのは次の理由による。CPU112の演算処理能力が十分高かったならば前述した30フレーム/秒のレートで特徴点を抽出することができる。通常、デジタルカメラに採用さ
れているCPU112の演算能力はそこまで高くないことが多い。それ故、CPU112の演算能力に応じて特徴点抽出演算にあったレート(例えば10フレーム/秒)でVRA
M107からバッファメモリ105に画像データを再度記録することで特徴点を抽出する事が可能となる。なお、その場合であってももちろんVRAM105からは通常のレートでモニタ109表示用画像データが出力されているのでモニタ画面の表示更新のレートが遅くなることはない。なお、AE演算、AF演算にあたっては、上述したVRAM107に記録されている特徴点抽出用に使用する、10フレーム/秒のレートに間引かれた画像データを使用するのでなく、撮像素子103から30フレーム/秒のレートで出力される動画表示用に間引いた画像データを使用する。
従来、女性やお年寄りが使用できるような比較的安価なコンシューマタイプのデジタル
カメラにおいてはこの特徴点抽出機能を備えたものはまだ実現されていない。一方、このような特徴点抽出機能を備えることで使用者に新たな使用形態に基づいた撮影方法を提供することが可能となる。その際、従来のカメラとの使用勝手の違いはできるだけ小さくする方が好ましい。前述した特徴点抽出演算部1123はデジタルカメラの動作に応じて、最適な動作をするようになっている。第1、第2の実施例ではデジタルカメラに備わっている様々な撮影機能の中から、ズームレンズを動作させた場合の抽出動作について説明する。第3の実施例では選択したAF方式に応じた抽出動作について説明する。
まず始めにズームレンズを動作させた第1の実施例の場合について図2、図3を使用し
て説明する。通常、ズームレンズを動作させると表示画面内の被写体の大きさが急激に変化する。その結果、仮に特徴点の抽出結果を表示させたとしてもその表示位置と実際の被写体表示位置とがずれてしまって、使用者には違和感を生じさせることとなる。それ故、本実施例ではズームレンズが動作している間は抽出動作を行わないか或いは抽出結果を表示しないようにすることでこれを防止している。図2、図3はズームレンズ動作中は抽出動作を停止させると共にズーム動作終了と同時にズーム動作開始時に抽出していた被写体の大きさを予測して、被写体の特徴点抽出エリアを設定するシーケンスを説明するフローである。これにより抽出動作を再開したときの特徴点抽出に要する処理時間を短縮することが可能となり、その結果を使用したAF動作やAE動作を迅速に行うことができる。
図2ステップS101でデジタルカメラの電源がオンされたならばステップS102でCPU112は特徴点を抽出して抽出結果をモニタ109に表示するための抽出モードに設定されているかどうか判別する。この抽出モードの設定方法としては、一例として、設定釦1164を操作して表示させた撮影モードから抽出モードを選択する。抽出モードに設定されていた場合にはステップS105に進み、抽出モードに設定されていなかったならばステップS103に進む。ステップS103ではズーム指示がされたかどうか判別する。もしされていなかったならば図3ステップS116に進み、ズーム指示されていたならばステップS104に進む。ステップS104ではズーム指示が終了したかどうか判別
しもし終了していなかったならばステップS103に戻って抽出モードに設定されていない場合の通常のズーム動作を繰り返す。ステップS104でズーム指示が終了したと判別したならば図3ステップS116に進む。
ステップS102で抽出モードに設定されていると判別した場合にはステップS105
に進み、ここでは特徴点抽出演算部1123によって特徴点抽出を行い、抽出された特徴点をアイコン表示でモニタ109に撮影画像と共に重畳表示する。図9にこの表示例を示す。図9において画面内にいる3名の人物の内、一名は遠方のため抽出できず左側の2名について抽出されたことを破線或いは実線のアイコン表示がそれぞれの顔に重畳表示されている。このうち実線のアイコン表示が現在、主要被写体として選択されていることを示している。この主要被写体はモニタ109上に表示される主要被写体変更用のメニュー表示を選択後、U/D釦1165によって変更することができる(不図示)。ステップS106では使用者によってズーム指示がされたかどうか判別する。このズーム指示は使用者が操作部材116の内から、U/D釦1165を使ってテレ或いはワイド操作することで行われる。ここで、もしもU/D釦1165が上下、左右4つの接点を備えた十字キータイプのものであったならば左右の接点をズームレンズのテレ/ワイドの操作用に、上下の接点を前述した主要被写体の選択用にすることでズーム及び主要被写体選択の操作を容易にすることができる。
もしズーム指示されていなかったならば図3ステップS116に進み、ズーム指示され
たと判別されたならばステップS107に進む。ステップS107ではズーム指示される直前に抽出された主要被写体に対応した特徴点の大きさと位置及び検出器121で検出した移動直前のズームレンズ位置とを記憶部1125に記憶する。ステップS108では特徴点抽出演算部1123にたいして抽出動作を停止するよう指示すると共に図9で示したモニタ109上のアイコン表示を行わないようにする。ステップS109ではズーム操作が終了したかどうか判別し、もし終了していなかったならばステップS108に戻り、終了したならば図3ステップS110に進む。
ステップS110では今行われたズーム動作がズームアップであったかどうか判別する
。もしアップでなかったならばステップS111に進み、アップだったならばステップS112に進む。ステップS111ではズーム動作前と同一の抽出用エリアを設定する。被写体が移動せず、さらに撮影者がデジタルカメラを動かさない場合にはズームダウンした後の位置はズームダウン前の位置情報から予測することが可能である。しかしながら撮影者はズームダウンと同時に撮影方向も移動させることが多く、ズームダウン後の被写体位置がどこになるか不明であるからである。ステップS112ではズームアップ後の被写体の大きさを予測する。予測方法の一例を次に述べる。まず、検出器121によって検出され記憶部1125に記憶されていたズーム動作開始時点でのズームレンズ位置に基づく焦点距離f1とズーム動作終了時点での検出器121によって検出されたズームレンズ位置に基づく焦点距離f2とを判別する。これらの値と、記憶部1125に記憶されていたズーム開始直前の被写体の大きさ(例えば被写体の高さをH1とする)とからズーム動作終了時の被写体の予測大きさ(例えば予測被写体高さをH2とする)は、H2=(f2/f1)×H1となる。
ステップS113ではこの演算結果に基づいて被写体を抽出するためのエリアの大きさ
と抽出位置を設定する。この場合の抽出エリアは、先に演算して求めた被写体の予測大きさに対して縦横それぞれ50%程度広いエリアを画面中央部に設定する。ズームダウンの場合と同様に、被写体が移動せず、さらに撮影者がデジタルカメラを動かさない場合にはズームアップした後の位置はズーム前の位置情報から予測することが可能である。この時、撮影者はズームアップと同時に撮影方向も移動させることが多い。しかしながらズームアップの場合にはズームダウンの場合と異なり、主要被写体を画面中央部に持ってくる場
合が多い。それ故、被写体がいると思われる画面中央部近傍のみを抽出エリアとすることで特徴点抽出に要する時間が短縮される。このときもし主要被写体の特徴点が抽出されなかったならば直ちに特徴点抽出を開始した時に初期初期設定されていた抽出エリアに設定すればよい。
ステップS114では設定されたそれぞれの抽出エリアに対して特徴点を抽出し、ステ
ップS115で抽出結果を被写体画像に重畳して表示する。ステップS116では半押しスイッチ1162が押された後、更に全押しSW1163が押されることによって撮影開始指示がされたかどうか判別する。もし指示されていなかったならばステップS118に進み、指示されたならばステップS117で被写体を撮影してステップS118に進む。ステップS118では撮影が終了したかどうか判別する。撮影終了とは電源SW1161がオフされた場合、或いは再生モード等に設定された場合である。もし撮影が終了したならば本シーケンスを終了し、撮影終了していなかったならばステップS102に戻る。なお、ステップS108において抽出動作自体は停止しないで、アイコン表示のみ表示しないようにしてもよい。その場合は、抽出演算をしている時間が加わるのでもしズーム時にもAEやAF等の処理をしていたとしたらそれらの処理のサイクルが延びることとなるが、ズーム時の各種画像処理シーケンスをズーム動作しない場合と同じにすることができるのでズーム時のシーケンスが複雑になることがない。
ここまで述べた図2、図3においては特徴点を抽出しない或いは抽出した特徴点を表示
しない場合について説明したが、次に、第2実施例として、図4を使ってズーム動作中であっても抽出を停止することはせず、抽出エリアを狭くする事で特徴点の抽出をより迅速に行う方法について説明する。ステップS201でデジタルカメラの電源がオンされたならばステップS202で特徴点の抽出モードに設定されているかどうか判別する。もし特徴点抽出モードに設定されていなかったならばステップS203に進み、設定されていたならばステップS205に進む。ステップS203ではズーム指示がされたかどうか判別する。もしされていなかったならばステップS211に進み、ズーム指示されていたならばステップS204に進む。ステップS204ではズーム指示が終了したかどうか判別し、もし終了していなかったならばステップS203に戻って抽出モードに設定されていない場合の通常のズーム動作を繰り返す。ステップS204でズーム指示が終了したと判別したならばステップS211に進む。
ステップS202で抽出モードに設定されていたならばステップS205でズーム指示
がされたかどうか判別する。もしズーム指示されていないと判別されたならばステップS206に進んで、前述したように特徴点抽出用として初期設定されている撮影画面内の縦横それぞれ80%のエリアを選択してステップS207でこのエリア内から被写体の特徴点を抽出し、LCDモニタ109上に被写体画像に特徴点或いは特徴点に対応したアイコンを重畳して表示する。ここではこのエリアを第1エリアとしている。ステップS205でズーム指示がされたと判別されたならばステップS208に進んでズーム指示がされる以前に抽出された主要被写体を中心とした所定範囲の抽出エリアを選択してステップS209でこのエリア内から被写体の特徴点を抽出し、LCDモニタ109上に被写体画像に特徴点或いは特徴点に対応したアイコンを重畳して表示する。ここではこのエリアを第2エリアとしている。図10にLCDモニタ109の表示画面内でのこれら第1エリア及び第2エリアの表示例を示す。図10において一点鎖線で囲まれたエリアが第1エリアで、破線で囲まれたエリアが第2エリアを示している。この第2エリアの大きさとしては検出された特徴点の大きさに対して縦横それぞれ50〜100%程度長さが大きいエリアを設定する。これらのエリア表示は常時表示していなくともよい。ステップS210ではズーム指示が終了したかどうか判別する。もしズーム指示が終了していなかったならばステップS208に戻り、終了していたならばステップS211に進む。
ステップS211では、半押しSW1162更に全押しSW1163が押され撮影開始
指示がされたかどうか判別する。もし指示されていなかったならばステップS213に進み、されたならばステップS212に進む。ステップS212では被写体撮影を行ってステップS213に進む。ステップS213では撮影が終了したかどうか判別し、終了していなかったならばステップS202に戻り終了したならば本シーケンスを終了する。この様に抽出エリアを狭くすることで抽出演算に要する時間を短縮してズーム中でも被写体変化に追従して抽出結果を表示させることができる。
次に第3、第4実施例として、図5〜図8を使用して撮影以前の段階での特徴点を抽出
するシーケンスについて説明する。この実施例においても、抽出動作や抽出結果の表示形態が従来カメラにおける撮影以前の使用勝手と違和感がないように設定されている。第3実施例を説明するための図5、図6は主として一眼レフ方式でないコンシューマタイプのデジタルカメラにおける動作フローである。このタイプのデジタルカメラにおいては通常図1で説明した撮像光学系101、102とは異なった専用の光学ファインダ(不図示)を備えていて、この光学ファインダで被写体を確認すると共に撮像光学系101、102を経由して撮像素子103上に結像した被写体画像をLCDモニタ109でも確認することができる。
図5ステップS301でデジタルカメラの電源がオンされたならばステップS302で測光演算する。ここでの測光演算は、中央部重点測光やマルチ測光等、使用者が選択した測光方式に応じて予め設定されている測光エリアを使用する。この測光エリアからの出力を使用してAE演算部1221によって被写体輝度を測定する。ステップS303では特徴点抽出モードに設定されているかどうか判別する。もし設定されていなかったならばステップS306に進み、設定されていたならばステップS304に進む。ステップS304では所定の抽出エリア内から特徴点を抽出し、抽出結果をLCDモニタ109上に撮影画像と重畳してアイコン表示する。ここで所定の抽出エリアとは例えば前述した画面内縦横のそれぞれ80%のエリアである。抽出結果のアイコン表示例を図9に示す。ステップS305では図9で太い実線の四角で示されている主要被写体を含む所定エリアを測光及び測距エリアに設定する。ここでいう所定エリアとは例えば主要被写体を含む縦横それぞれ50%広いエリアである。もちろん測光、測距いずれか片方のエリアのみを設定するようにしてもよい。ステップS306では使用者が予め選択していたAFエリアを設定する。
ステップS307ではAFモードの設定状態を判別する。AFモードにはシングルAF
(以降はS−AFと記述する)とコンティニアスAF(以降はC−AFと記述する)の2種類のAFモードがあるのでまずそれについて説明する。S−AFモードにおいては半押しSW1162が押されている間のみAF演算部1124で焦点評価値を演算し、その演算結果に基づいてフォーカスレンズを駆動するというサイクルを繰り返し、合焦したならばフォーカスレンズをその合焦位置に固定する(これをAFロックという)。C−AFモードにおいてはデジタルカメラの電源がオンされて以降或いはAFモードがC−AFモードに設定されて以降は合焦、非合焦にかかわらずAF動作を繰り返し、半押しSW1162が押されたならば押す直前の焦点評価値と押してから演算した焦点評価値とを比較する。その結果、焦点評価値の変化が所定範囲内だったならば合焦と判断して半押しSW1162が押される前のフォーカスレンズ位置に固定し、所定範囲以上だったならばフォーカスレンズを移動して合焦位置にフォーカスレンズが達してからそのフォーカスレンズ位置を固定する(AFロック)。このAFモードの設定は抽出モードの設定と同様に設定釦1164及びU/D釦1165を使用してLCDモニタ109上のメニュー表示から選択して設定する(不図示)。
ステップS307でS−AFモードに設定されていると判別されたならばステップS3
08に進み、半押しSW1162が押されたかどうか判別する。もし押されていなかったならば図6ステップS321に進み、押されたならばステップS309に進む。ステップS309ではステップS305或いはステップS306で設定された測距エリアからの出力を使用して測距し、その結果に基づいてレンズ駆動を行う。本実施例では前述したように、焦点評価値を演算しそれに基づいてフォーカスレンズを駆動する。ステップS310では測距と同様に設定されている測光エリアからの出力を使用して被写体輝度を測定する。ステップS311では合焦したかどうか判別する。この判別方法としては例えば、焦点評価値が所定値以上で且つ前回演算した焦点評価値との差分が所定値以内であったならば合焦と判断する。ステップS311で合焦していないと判別されたならばステップS308に戻ってこの合焦動作を半押しSW1162が押されている限り合焦するまで繰り返す。このとき測光動作も繰り返される。ステップS311で合焦したと判別されたならば図6ステップS316に進む。
ステップS307でAFモードがC−AFモードに設定されていると判別されたならば
図6ステップS312に進んでここで測距及びフォーカスレンズの駆動を行い、ステップS313で測光演算を行う。ステップS314では半押しSW1162が押されたかどうか判別し、押されていないと判別されたならばステップS321に進む。このステップS321では撮影が終了したかどうか判別し、終了していなかったならば、半押しSW1162が押されない限り特徴点抽出(ステップS304)、測距及びレンズ駆動(ステップS312)、測光(ステップS313)が繰り返される。ステップS314で半押しSW1162が押されたと判別されたならばステップS315に進んで合焦したかどうか判別する。もし合焦していないと判別されたならばステップS312に戻って合焦動作を繰り返す。合焦したと判別されたならばステップS316に進む。
ステップS316では合焦位置にフォーカスレンズを固定(AFロック)し、ステップ
S317では合焦時の測光結果を固定(これをAEロックという)する。ステップS318では全押しSW1163が押されたかどうか判別する。もし押されていなかったならばステップS319に進んで引き続き半押しSW1162が押されているかどうか判別する。もし半押しSW1162が押され続けていたならばステップS318に戻り、半押しSW1162が押されていなかったならばステップS321に進む。ステップS318で全押しスイッチが押されたならばステップS320に進んで被写体を撮影し、ステップS321に進む。ステップS321では撮影が終了したかどうか判別する。撮影の終了とは電源SW1161がオフされたりあるいはデジタルカメラの動作モードが被写体を撮影する撮影モードからメモリカード111に記録されている画像データをモニタ109上に再生する再生モードに設定が変更された場合等である。もし終了していなかったならば図5ステップS302に戻って設定されているAFモードや抽出モードに応じて抽出、測光、測距を繰り返す。
次に第4実施例として、主として一眼レフ方式のデジタルカメラにおける特徴点抽出に
ついて説明する。このタイプのデジタルカメラでは、撮影レンズを透過した光束を撮像素子の前面にあるクイックリターン式の反射ミラーで向きを変えて光学ファインダに導いている。それゆえ、記録用の画像データを出力する撮像素子においては撮影前は被写体からの光束が遮られてしまう。撮影画面をモニタ画面で確認するための撮像素子は通常備えてはいないので、撮影前には撮影画面をLCDモニタには表示することはできない。図11はこの一眼レフ方式デジタルカメラの主として反射ミラー周辺の構成を説明するための概略ブロック図である。ここで操作部材、各種信号処理回路等は図1の構成と同様であるので図では省略している。
図11において201は撮像光学系であって図1と同様に撮像レンズ、絞り等から構成
されている。202はクイックリターン式の反射ミラーでこのミラーによって撮影前の被
写体からの光束は大部分90゜上方に反射される。この反射光は全反射サブミラー203で再度方向が変えられファインダ光学系204へと進む。反射ミラー202の中心付近(全画面の縦横それぞれ80%程度)はハーフミラーとなっていてここを透過した光束は第2の全反射サブミラー205で反射されAE及びAF演算するためのデータを出力する補助撮像素子206上で結像する。撮像素子207は記録するための被写体画像を結像するメインの撮像素子でこの撮像素子出力は信号処理回路208でアナログ及びデジタル処理されてメモリカードに記録される。LCDモニタ209は信号処理回路208内のバッファメモリ(不図示)に記録されている撮影画像データやメモリカード(不図示)に記録されている画像データを再生表示する。前述した補助撮像素子の出力も信号処理回路208に入力し、この信号を使用してAF演算、AE演算および特徴点抽出を行う。AF演算、AE演算にはこの補助撮像素子206以外にそれぞれ別に専用のセンサを使用してもよい。クイックリターン式反射ミラー202およびサブミラー205は記録用画面を撮影する際にはそれぞれ図に破線で示したごとく移動し、被写体からの全光束がメインの撮像素子207に入力する。
図7、図8を使用してこの一眼レフ方式デジタルカメラの動作フローを説明する。図7
ステップS401でデジタルカメラの電源がオンされたならばステップS402で測光演算する。ここでの測光演算は図5ステップS302と同様である。ステップS403では半押しSW1162がオンされたかどうか判別する。もしオンされていなかったならば図8ステップS417に進み、撮影が終了していない限り被写体の測光を繰り返す。もし半押しSW1162が押されたならばステップS404に進んで特徴点抽出モードに設定されているかどうか判別する。もし抽出モードに設定されていなかったならばステップS407に進んで測距エリアを予め設定されている所定の測距エリアに設定する。ステップS404で抽出モードに設定されていたならばステップS405に進んで特徴点の抽出を行う。ステップS406では抽出被写体を含む所定エリアを測光及び測距エリアに設定する。ここでもステップS305と同様、例えば主要被写体を含む縦横それぞれ50%広いエリアをそれぞれ測光及び測距エリアに設定する。
ステップS408では設定された測距エリアを使用して被写体までの測距を行いその測
距結果に基づいてフォーカスレンズを駆動する。この様に一眼レフ方式の場合には半押しSW1162が押されて初めて被写体の抽出及び測距を行う。但し、半押し後に抽出を開始しその結果に基づいて測距していると合焦までの時間がかかってしまうので、被写体抽出についてはステップS402で測光する以前に行うようにしても良い。この様にすると、その後のステップS402でこの抽出されたエリアを測光エリアに設定することができるとともに、半押し後に直ちに測距を開始することができる。
ステップS409では設定された測光エリアを使用して測光演算を行う。図8ステップ
S410では被写体を測距するAFモードの設定状態を判別する。一眼レフ方式デジタルカメラのAFモードにおいてもS−AF、及びC−AFモードがある。S−AFモードの場合にはステップS412に進んで合焦しているかどうか判別する。もし合焦していなかったならば図7ステップS404に戻り、合焦していたならばステップS413に進む。ステップS413ではこの合焦位置に撮影レンズを固定する(AFロック)と共に測光結果も固定する(AEロック)。ステップS414では全押しSW1163が押されたかどうか判別する。もし押されていなかったならばステップS415に進んで半押しSW1162が押されているかどうか判別し、引き続いて半押しSW1162が押されていたならばステップS414に戻る。ステップS415で半押しSW1162が押されていなかったならばステップS418に進む。ステップS414で全押しSW1163が押されたならばステップS416に進んで被写体の撮影を行う。
ステップS410でAFモードがC−AFモードの場合にはステップS411に進みこ
こで全押しSW1163が押されたかどうか判別する。もし押されていなかったならば図7ステップS403に戻り、押されていたならばステップS417に進む。ステップS417では合焦しているかどうか判別する。もし合焦していなかったならば図7ステップS403に戻り、合焦していたら図416に進んで被写体撮影を行う。この様に一眼レフタイプのカメラの場合はC−AFにおいては半押しSW1162が押されている間は合焦、非合焦に関係なくAF動作を連続して行う。また、通常の一眼レフタイプのカメラにおいては合焦よりもレリーズが優先されることが多く、その場合にはこのフローの中で説明したステップS417は省略される。すなわち合焦、非合焦に関係なく全押しSW1163が押されると直ちに撮影動作を開始する。ステップS418では撮影が終了したかどうか判別し、終了していなかったならばステップS402に戻り終了していたならばこのフローを終了する。
本発明によるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 本発明によるデジタルカメラの動作シーケンスを説明するフローチャートである。 本発明によるデジタルカメラの動作シーケンスを説明するフローチャートである。 本発明によるデジタルカメラの他の動作シーケンスを説明するフローチャートである。 本発明によるデジタルカメラの他の動作シーケンスを説明するフローチャートである。 本発明によるデジタルカメラの他の動作シーケンスを説明するフローチャートである。 本発明によるデジタルカメラの他の動作シーケンスを説明するフローチャートである。 本発明によるデジタルカメラの他の動作シーケンスを説明するフローチャートである。 抽出した特徴点に対してそれぞれ区別してアイコン表示している表示例である。 撮影画面内の抽出エリアを説明する図である。 本発明によるデジタルカメラの他の概略構造を説明する図である。
符号の説明
101 撮影レンズ
102 絞り
103 撮像素子
104 アナログ信号処理部
105 バッファメモリ
106 デジタル信号処理部
107 VRAM
108 D/Aコンバータ
109 LCDモニタ
110 記録・再生信号処理部
111 外部記憶媒体
112 CPU
113 レンズ駆動部
114 絞り駆動部
115 撮像素子駆動部
116 操作部材
117 ストロボ
121 レンズ位置検出部
135 A/Dコンバータ
1121 AE演算部
1122 AWB演算部
1123 特徴点抽出演算部
1124 AF演算部
1125 記憶部
1161 電源スイッチ
1162 半押しスイッチ
1163 全押しスイッチ
1164 設定釦
1165 アップ/ダウン釦
201 撮像光学系
202 反射ミラー
203、205 全反射サブミラー
204 ファインダ光学系
206 補助撮像素子
207 メイン撮像素子
208 信号処理回路
209 LCDモニタ

Claims (17)

  1. 被写体を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段が撮影した画像データを表示画面に表示する表示手段と、
    前記表示画面を変倍するズーム手段と、
    前記撮像手段が撮影した画像データから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された特徴部位を所定の表示形態で前記表示手段に表示する
    ように指示する指示手段と、
    前記ズーム手段の変倍に応じて、前記指示手段による前記表示手段への表示をしないよ
    うに制御する制御手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 被写体を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段が撮影した画像データを表示画面に表示する表示手段と、
    前記表示画面を変倍するズーム手段と、
    前記撮像手段が撮影した画像データから所定の特徴部位を抽出する抽出手段と、
    前記ズーム手段の変倍に応じて、前記抽出手段に対して前記所定の特徴部位の抽出をし
    ないように制御する制御手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 更に、前記抽出手段によって抽出された特徴部位を所定の表示形態で前記表示手段に表示するように指示する指示手段とを備え、
    前記制御手段は更に、前記ズーム手段の変倍に応じて、前記指示手段による前記表示手
    段への表示をしないように制御することを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 前記ズーム手段とは前記撮像手段の撮像倍率を光学的に変倍する光学的ズーム手段であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  5. 前記ズーム手段とは前記表示画面を電気的に変倍する電子ズーム手段であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  6. 前記制御手段は前記ズーム手段が前記表示画面を変倍している期間、前記指示手段による表示をしないように制御することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  7. 被写体を撮影する撮像レンズを備えた撮像手段と、
    前記撮像レンズの焦点距離を可変するズーム手段と、
    前記ズーム手段により変更された前記撮像レンズの焦点距離に関する情報を検出する検
    出手段と、
    前記撮像手段が撮影した画像データ内の所定の抽出エリアから所定の特徴部位を抽出す
    る抽出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記焦点距離に関する情報に応じて特徴部位の大きさ
    を予測する予測手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 更に、前記ズーム手段を駆動するよう指示する指示手段と、
    前記指示手段が指示する以前に前記抽出手段が抽出した特徴点の大きさを記憶する記憶手段とを備え、
    前記予測手段は、前記指示手段により前記撮像レンズが駆動を開始する直前及び駆動を
    終了した直後の前記検出手段が検出した前記撮像レンズのそれぞれの焦点距離に関する情報と前記記憶手段に記憶されている特徴部位の大きさとから前記指示手段により前記撮像レンズが駆動を終了した時点での特徴部位の大きさを予測することを特徴とする請求項7に記載のデジタルカメラ。
  9. 更に、前記指示手段によって前記撮像レンズが駆動されている期間、前記抽出手段に対して前記所定の特徴部位の抽出をしないように制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項7に記載のデジタルカメラ。
  10. 更に、予め設定された抽出エリア内から前記抽出手段が所定の特徴点を抽出して以降は前記所定の特徴点を含む所定範囲を抽出エリアとして設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項7に記載のデジタルカメラ。
  11. 前記設定手段は前記指示手段が前記ズーム手段をズームダウンするよう指示した場合には前記ズーム手段による駆動終了直後の抽出エリアをズーム手段駆動前の抽出エリアと同一のエリアに設定することを特徴とする請求項10に記載のデジタルカメラ。
  12. 更に、前記予測手段が予測した特徴部位の大きさに基づいて前記抽出エリアの大きさを設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項7に記載のデジタルカメラ。
  13. 前記設定手段は更に、前記抽出エリアを撮影画面中央部に設定することを特徴とする請求項12に記載のデジタルカメラ。
  14. 被写体を撮影する撮像レンズを備えた撮像手段と、
    前記撮像レンズの焦点距離を変倍するズーム手段と、
    前記撮像手段が撮影した画像データ内の所定エリア内から所定の特徴部位を抽出する抽
    出手段と、
    前記ズーム手段の変倍に応じて前記所定エリアを選択する選択手段とを備えたことを特
    徴とするデジタルカメラ。
  15. 前記選択手段は前記ズーム手段により前記撮像レンズの焦点距離が変倍のための動作をしている期間においては前記変倍のための動作をしていないときに選択していたエリアより狭いエリアを選択することを特徴とする請求項14に記載のデジタルカメラ。
  16. 前記選択手段は更に前記撮影画面の中心近傍のエリアを選択することを特徴とする請求項15に記載のデジタルカメラ。
  17. 更に、前記抽出手段が抽出した特徴部位に対応した被写体を識別する識別手段を備え、
    前記選択手段は前記ズーム手段により前記撮像レンズの焦点距離が変倍のための動作を
    している期間は前記識別手段が識別した被写体を含む所定範囲のエリアを選択することを特徴とする請求項14に記載のデジタルカメラ。
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