JP2005223609A - 電源多重通信方法および電源多重通信システム - Google Patents

電源多重通信方法および電源多重通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】通信品質の安定化を簡易的にかつ低コストで実現可能な電源多重通信方法および電源多重通信システムを提供すること。
【解決手段】車両の電源線1にLINプロトコルに基づく電源多重信号を重畳してマスターノード2と複数のスレーブノード3,4間で通信し、マスターノード2は、他のマスターノードから電源線1に重畳された電源多重信号のヘッダーのキャリア周波数を検出する検出手段21f、21gと、検出されたキャリア周波数と異なるキャリア周波数に切り換えてヘッダーを送信する送信手段21b、21d、21h〜21k、22aとを備え、スレーブノード3,4は、切換後のキャリア周波数によるヘッダーを受信する受信手段と、受信したヘッダーのキャリア周波数を検出する検出手段と、検出されたキャリア周波数と同一のキャリア周波数に切り換えてレスポンスを送信する送信手段とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源多重通信方法および電源多重通信システムに関する。
車両において装備される電装品に対して、電源を供給する電源線と、電装品間の信号通信用の通信線(または制御線)が必要とされる。装備される電装品の数が増加すると、電源線と通信線の数も増加し、その結果ワイヤーハーネス(W/H)の数が増加することになる。
そこで、ワイヤーハーネスをなるべく少なくして車両の軽量化を図るために、電源線を利用して信号の通信を行う電力線搬送波通信方式(PLC:Power Line Communication)を用いた電源多重通信システムが開発されている。このような電源多重通信システムは、たとえば特開2003−218751号公報(特許文献1)に開示されている。
さらに最近では、電源多重通信システムとして複数の電装品を車載LAN(Local Area Network)を使用してネットワーク構成とし、その通信プロトコルの上位層にLIN(Local Interconnect Network)を用いると共に、物理層にPLCを使用したものが開発されている。
図7は、このような従来の電源多重通信システムの構成例を示すブロック図である。図7においては、車両のバッテリに接続された電源線1によって互いに接続され、LINプロトコルで動作するLINマスターA51、LINスレーブ52およびLINスレーブ53を含むローカルネットワークAが構成されている。
このローカルネットワークAでは、電源線1に多重信号を重畳するために、キャリア周波数(搬送波)Faを使用したASK(Amplitude Shift Keying )変調方式が採用されている。このASK変調方式は、特定の搬送波の有無で1,0を識別する方式である。
特開2003−218751号公報 特開2003−101557号公報
ところで、電源多重通信システムにおいては、このようなネットワーク構成の複数のローカルネットワークを、1台の車両の複数エリアで、電源線に接続して使用することができる。
しかし、このように複数エリアで複数のローカル通信が行なわれる場合において、あるエリアにおけるローカルネットワークで使用されているキャリア周波数が、他のエリアにおけるローカルネットワークで使用されているキャリア周波数と一致した場合、各エリアを結ぶ電源線を通して漏洩する他の多重信号(キャリア周波数)と自分のキャリア周波数の区別がつかないため、正常な通信ができなくなる(通信不能)等の通信品質が著しく低下するという問題がある。
たとえば、図7において、ローカルネットワークAが既設されている電源多重通信システムにおいて、LINプロトコルで動作するLINマスターB61、LINスレーブ62およびLINスレーブ63を含むローカルネットワークBがオプション等により後付けで電源線1に接続された場合、ローカルネットワークBで使用されるキャリア周波数が、ローカルエリアネットワークで使用されているキャリア周波数Faと一致している場合、一方から他方へ漏洩する多重信号によって、通信品質が低下し、極端な場合は通信不能になる虞がある。
その回避策として、オプションも含めて全てのシステムでそれぞれ異なるキャリア周波数を予め割り当てておく方法(たとえば、特開2003−101557号公報(特許文献2)参照)が確実であるが、車両内で使用できる周波数帯の制限(ラジオ、TV使用周波数帯は、EMIの関係で使用不可)から、全システムに対して異なるキャリア周波数を確保することは困難である。
特に、図7に示すように、オプション等での後付けシステム追加の場合には、既に使用されているキャリア周波数と一致しないようにすることは困難である。そこで、このような場合に、自動的にキャリア周波数が切り替わる簡易的な方式が求められている。
そこで本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、通信品質の安定化を簡易的にかつ低コストで実現可能な電源多重通信方法および電源多重通信システムを提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、車両の電源線にLINプロトコルに基づく電源多重信号を重畳してマスターノードと複数のスレーブノード間で通信する電源多重通信方法であって、前記マスターノードは、他のマスターノードから前記電源線に重畳された電源多重信号のヘッダーのキャリア周波数を検出し、検出されたキャリア周波数と異なるキャリア周波数に切り換えてヘッダーを送信し、前記スレーブノードは、前記切換後のキャリア周波数によるヘッダーを受信し、受信したヘッダーのキャリア周波数を検出し、検出されたキャリア周波数と同一のキャリア周波数に切り換えてレスポンスを返信することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、車両の電源線にLINプロトコルに基づく電源多重信号を重畳してマスターノードと複数のスレーブノード間で通信する電源多重通信方法であって、前記マスターノードは、他のマスターノードから前記電源線に重畳された電源多重信号のヘッダーの伝送速度およびキャリア周波数を検出し、検出された伝送速度およびキャリア周波数と異なる伝送速度およびキャリア周波数に切り換えてヘッダーを送信し、前記スレーブノードは、前記切換後の伝送速度およびキャリア周波数によるヘッダーを受信し、受信したヘッダーの伝送速度およびキャリア周波数を検出し、検出された伝送速度およびキャリア周波数と同一の伝送速度およびキャリア周波数に切り換えてレスポンスを返信することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の電源多重通信方法において、前記切換後のキャリア周波数は、前記検出されたキャリア周波数より低い周波数であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の電源多重通信方法において、前記マスターノードは、それぞれ異なる固定周波数値を有する複数のキャリア周波数を有し、前記切換後のキャリア周波数は、前記複数のキャリア周波数のうち前記検出されたキャリア周波数より低い固定周波数値を有するキャリア周波数とすると共に、前記複数のキャリア周波数のうち、前記検出されたキャリア周波数より低い固定周波数値を有するキャリア周波数がない場合には前記検出されたキャリア周波数より高くかつ最も近い固定周波数値を有するキャリア周波数とする。
請求項5記載の発明は、請求項1または2記載の電源多重通信方法において、前記マスターノードは、それぞれ異なる固定周波数値を有する複数のキャリア周波数を有し、前記切換後のキャリア周波数は、前記複数のキャリア周波数のうち前記検出されたキャリア周波数から最も周波数差のある固定周波数値を有するキャリア周波数とすることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の電源多重通信方法において、前記スレーブノードは、前記LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用して、前記レスポンスのキャリア周波数を前記切換後のキャリア周波数に切り換えることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項2記載の電源多重通信方法において、前記スレーブノードは、前記LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用して、前記レスポンスの伝送速度およびキャリア周波数を前記切換後の伝送速度およびキャリア周波数に切り換えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項2記載の電源多重通信方法において、前記切換後の伝送速度および前記キャリア周波数は、切換後のキャリア周波数/切換後の伝送速度=共通定数Nの関係にあることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、車両の電源線にLINプロトコルに基づく電源多重信号を重畳してマスターノードと複数のスレーブノード間で通信する電源多重通信システムであって、前記マスターノードは、他のマスターノードから前記電源線に重畳された電源多重信号のヘッダーのキャリア周波数を検出する検出手段と、検出されたキャリア周波数と異なるキャリア周波数に切り換えてヘッダーを送信する送信手段とを備え、前記スレーブノードは、前記切換後のキャリア周波数によるヘッダーを受信する受信手段と、受信したヘッダーのキャリア周波数を検出する検出手段と、検出されたキャリア周波数と同一のキャリア周波数に切り換えてレスポンスを送信する送信手段とを備えていることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、車両の電源線にLINプロトコルに基づく電源多重信号を重畳してマスターノードと複数のスレーブノード間で通信する電源多重通信システムであって、前記マスターノードは、他のマスターノードから前記電源線に重畳された電源多重信号のヘッダーの伝送速度およびキャリア周波数を検出する検出手段と、検出された伝送速度およびキャリア周波数と異なる伝送速度およびキャリア周波数に切り換えてヘッダーを送信する送信手段とを備え、前記スレーブノードは、前記切換後の伝送速度およびキャリア周波数によるヘッダーを受信する受信手段と、受信したヘッダーの伝送速度およびキャリア周波数を検出する検出手段と、検出された伝送速度およびキャリア周波数と同一の伝送速度およびキャリア周波数に切り換えてレスポンスを送信する送信手段とを備えていることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項9または10記載の電源多重通信システムにおいて、前記切換後のキャリア周波数は、前記検出されたキャリア周波数より低い周波数であることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項9または10記載の電源多重通信システムにおいて、前記マスターノードは、それぞれ異なる固定周波数値を有する複数のキャリア周波数を有し、前記切換後のキャリア周波数は、前記複数のキャリア周波数のうち前記検出されたキャリア周波数より低い固定周波数値を有するキャリア周波数とすると共に、前記複数のキャリア周波数のうち、前記検出されたキャリア周波数より低い固定周波数値を有するキャリア周波数がない場合には前記検出されたキャリア周波数より高くかつ最も近い固定周波数値を有するキャリア周波数とする。
請求項13記載の発明は、請求項9または10記載の電源多重通信システムにおいて、前記マスターノードは、それぞれ異なる固定周波数値を有する複数のキャリア周波数を有し、前記切換後のキャリア周波数は、前記複数のキャリア周波数のうち前記検出されたキャリア周波数から最も周波数差のある固定周波数値を有するキャリア周波数とすることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項9記載の電源多重通信システムにおいて、前記スレーブノードは、前記LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用して、前記レスポンスのキャリア周波数を前記切換後のキャリア周波数に切り換えることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項10記載の電源多重通信システムにおいて、前記スレーブノードは、前記LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用して、前記レスポンスの伝送速度およびキャリア周波数を前記切換後の伝送速度およびキャリア周波数に切り換えることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項10記載の電源多重通信システムにおいて、前記切換後の伝送速度および前記キャリア周波数は、切換後のキャリア周波数/切換後の伝送速度=共通定数Nの関係にあることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、通信品質の安定化を簡易かつ低コストで実現可能な電源多重通信方法が得られる。
請求項2記載の発明によれば、通信品質の安定化を簡易かつ低コストで実現可能な電源多重通信方法が得られる。
請求項3記載の発明によれば、ノイズの影響を軽減した電源多重通信方法が得られる。
請求項4記載の発明によれば、ノイズの影響を軽減した電源多重通信方法が得られる。
請求項5記載の発明によれば、他のマスターノードからのキャリア周波数の影響を軽減した電源多重通信方法が得られる。
請求項6記載の発明によれば、LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用しているので、低コストで実現できる。
請求項7記載の発明によれば、LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用しているので、低コストで実現できる。
請求項8記載の発明によれば、他のマスターからのヘッダーのキャリア周波数を直接測定することなくビット長すなわち伝送速度(ビットレート)の検出に基づいて算出することができるので、CPUの負担が軽くなり、安価なCPUを用いることができるためコストが安くなる。
請求項9記載の発明によれば、通信品質の安定化を簡易かつ低コストで実現可能な電源多重通信システムが得られる。
請求項10記載の発明によれば、通信品質の安定化を簡易かつ低コストで実現可能な電源多重通信システムが得られる。
請求項11記載の発明によれば、ノイズの影響を軽減した電源多重通信システムが得られる。
請求項12記載の発明によれば、ノイズの影響を軽減した電源多重通信方法が得られる。
請求項13記載の発明によれば、他のマスターノードからのキャリア周波数の影響を軽減した電源多重通信方法が得られる。
請求項14記載の発明によれば、LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用しているので、低コストで実現できる。
請求項15記載の発明によれば、LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用しているので、低コストで実現できる。
請求項16記載の発明によれば、他のマスターからのヘッダーのキャリア周波数を直接測定することなくビット長すなわち伝送速度(ビットレート)の検出に基づいて算出することができるので、CPUの負担が軽くなり、安価なCPUを用いることができるためコストが安くなる。
以下、本発明に係る電源多重通信システムおよび方法について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、上述の従来例と同一の構成要素は、同一符号を付す。
図1は、本発明に係る電源多重通信方法を実施する電源多重通信システムの実施の形態を示すブロック図である。図1において、電源多重通信システムは、LINプロトコルで動作するマスターノード2、スレーブノード3およびスレーブノード4を含み、車両のバッテリに接続された電源線1によって互いに接続されてローカルネットワークが構成されている。
この電源多重通信システムでは、通信プロトコルの上位層にLINを用いると共に、物理層にPLCを使用し、電源線1に多重信号を重畳するためにキャリア周波数(搬送波)fc を使用したASK変調方式が採用されている。
図2および図3は、それぞれ、LINを使用したマスターノードおよびスレーブノードにおける信号の通信イメージを示す説明図およびメッセージフレームの構成図である。
LINプロトコルは、シングルマスター方式のネットワーク構成を有し、通信方式としてUART(Universal Asynchronous Receiver-Transmitter )を用いている。図2に示すように、送信動作時、マスターノードは、ヘッダーを送信するが、スレーブノードは、マスターノードの指示がない限り、データを送信できない。また、受信動作に関しては規定はなく、他のスレーブノードが出力しているデータも受信する。
図3に示すように、LINの通信規格では、メッセージフレームには、ヘッダーとレスポンスがある。ヘッダーは、常にマスターノードが送信するマスタータスクとして動作するものであり、Sync Break、Sync FieldおよびID Fieldという3種類のフィールドからなる。Sync Breakは、フレームの始まりを表す。Sync Fieldは、各ノードの周波数誤差を調整する。ID Fieldは、スレーブノードの指名を意味する。
レスポンスは、ヘッダーのID Fieldで指名されたスレーブ(または、マスター)が返信するスレーブタスクとして動作するものであり、DataおよびCheck SUMという2種類のフィールドからなる。
また、Sync Fieldは、55Hの固定コードを送信する。スレーブノードは、このSync Fieldによる伝送速度の調整機能(インプットキャプチャ機能)を有し、受信したSync Fieldのスタートビットのエッジから4回分のエッジ間(すなわち、8ビット分)を時間計測し、その結果を8で割ることにより1ビットの正確なビット長(1ビットタイム)t(図4参照)を算出し、算出されたビット長tからUARTの伝送速度(ビットレート)の誤差を補正する調整を行う。
このように、Sync Fieldは、本来はビット長を計測することで伝送速度(ビットレート)の誤差を補正する役割を有しているが、本発明では、このSync Fieldによる伝送速度の調整機能(インプットキャプチャ機能)を利用し、他のシステムからの漏洩多重信号を受信した際にそのヘッダーのSync Fieldに基づいてビット長を計測し、計測されたビット長からキャリア周波数を容易に算出して、他のシステムと異なるキャリア周波数に切り換えることを特徴とする。
そこで、再び図1のブロック図に戻ると、マスターノード2は、マイコン(CPU)21、電源多重モジュール22および発振素子23とを備えている。マイコン21は、クロック発生部21a、送信手段の一部としての分周器(キャリアジェネレータ)21b、送信手段および受信手段の一部としての分周器(ビットレートジェネレータ)21c、送信手段の一部としての送信シフトレジスタ21d、受信手段の一部としての受信シフトレジスタ21e、検出手段の一部としてのパルス幅計測部(インプットキャプチャ入力部)21f、検出手段の一部としての周波数算出部21g、記憶部21h、送信手段の一部としての判定部21i、送信手段の一部としての周波数切換部21jおよび送信手段の一部としてのビットレート切換部21kを有する。発振素子23は、水晶発振子23aおよびコンデンサ23b,23cを有する。電源多重モジュール22は、送信手段の一部としての変調回路22a、受信手段の一部としての復調回路22bおよび重畳回路22cを有する。
クロック発生部21aは、発振素子23の水晶発振子23aに基づき高精度のクロックを周波数fx で発生する。クロック発生部21aからのクロックは、分周器(キャリアジェネレータ)21bでn1 分周(1/n1 )され、周波数fc のキャリア信号が生成される。分周器(キャリアジェネレータ)21bからのキャリア信号は、電源多重モジュール22の変調回路22aに供給されると共に、分周器(ビットレートジェネレータ)21cでn2 分周(1/n1 )され、ビットレート(シフトクロック)が生成される。生成されたビットレート(シフトクロック)は、送信シフトレジスタ21dおよび受信シフトレジスタ21eに供給される。なお、分周器(ビットレートジェネレータ)21cの入力クロックは、分周器(キャリアジェネレータ)21bの出力(周波数fc )を使用しないで、たとえばクロック発生部21aからのクロック(周波数fx )を直接使用したり、クロック発生部21aからのクロック(周波数fx )を所定の分周比で分周する他の分周器の出力クロックを使用したりすることができる。
分周器(キャリアジェネレータ)21bは、複数のキャリア周波数を生成可能に構成されており、クロック発生部21aで発生するクロック周波数fx (たとえば、9.83MHz)を1/n1 に分周(たとえば、n1 =3〜6)して、4種類の異なる固定周波数値を有するキャリア周波数fc1=1.638MHz、fc2=1.966MHz、fc3=2.457MHzおよびfc4=3.276MHzを生成可能になっている。
各々のキャリア周波数に対し、分周器(ビットレートジェネレータ)21cでは、n2 分周(ただし、n2 は、後述する共通定数Nに一致している)して、4種類の伝送速度(ビットレート)BR1=6400bps、BR2=7680bps、BR3=9600bpsおよびBR4=12800bpsを生成可能となっている。
なお、スレーブノード3,4は、マスターノード2と同一構成を有するので、その詳細な説明は省略する。
上述の構成の電源多重通信システムの基本的な動作は、次の通りである。すなわち、マスターノード2において、変調回路22aは、送信シフトレジスタ21dから入力されたパルス状の送信データ(ヘッダー)を、キャリア周波数fc でASK変調して重畳回路22cに出力する。重畳回路22cは、変調回路22aから入力された変調後の送信信号を電源線1に重畳する。また、重畳回路22cは、電源線1に重畳された通信信号を分離して、復調回路22bに出力する。復調回路22bは、重畳回路22cから入力された信号を復調し、復調されたパルス状のデジタル信号(ヘッダーおよびレスポンス)を受信データとして受信シフトレジスタ21eに出力する。スレーブノード3,4は、マスターノード2から送信された送信信号を受信し、送信信号のヘッダー中に含まれるIDコードが自己のIDコードに一致した場合、レスポンスを返信する。
次に、電源多重通信システムは、上述の基本動作に加えて、システムで使用されているキャリア周波数を切り換えるためのインプットキャプチャ割り込み動作も行う。
このインプットキャプチャ割り込み動作は、マスターノード2が、他の電源多重システムのマスターからの漏洩多重信号を電源線1を介して受信した場合に、その漏洩多重信号のヘッダー中のSync Fieldのビット長を計測し、計測されたビット長に基づいて、マスターノード2のキャリア周波数を切り換えるか否かを決定する。
このようなインプットキャプチャ割り込み動作は、たとえば図5に示すタイミングで行われる。すなわち、既存の電源多重通信システムに後付けの電源多重通信システムが追加搭載された場合、後付けされたシステムのマスターノードは、電源オン時の通信サイクルを開始(ポーリング方式による最初のヘッダー送信)する前に、バスライン(電源線)が所定の時間(他のシステムの既存のマスターノードが送信するヘッダーを1回以上計測することが可能になるのに充分な時間)アイドル状態であることを確認する。
後付けシステムのマスターノードは、既存のマスターが送出したヘッダーを検出した場合、ヘッダーのSync Fieldのビット長tを計測し、その時間から伝送速度(ビットレート)を算出し、さらに、キャリア周波数を算出する。ここで、キャリア周波数は、多重信号のビット長から算出するため、従来のようなキャリア周波数計測専用の回路は不要となる。
Sync Fieldのビット長tから伝送速度およびキャリア周波数を算出するための算出式を以下に示す。
伝送速度(ビットレート)=1/t
キャリア周波数fc =N/t=伝送速度(ビットレート)×N
ただし、Nは、伝送速度(ビットレート)とキャリア周波数の比率を表す共通定数であり、車両に搭載される全ての電源多重システムにおいて共通の値として設定される。ここでは、一例としてN=256とする。
次に、キャリア周波数fc の算出例を示す。
共通定数:N=256とし、ビット長t=104μSを計測した場合、
伝送速度(ビットレート)=9600(bps)
キャリア周波数fc =256/0.000104
=2.46(MHz)
この例では、Sync Fieldのビット長が104μSであるから、N=256で他のシステムの伝送速度(ビットレート)9600bpsとキャリア周波数2.46MHzが算出される。
このように、ビット長から伝送速度とキャリア周波数を算出することは容易である。そこで、後付けシステムのマスターノードは、既存のマスターノードが送出したヘッダーに基づきキャリア周波数を算出し、それに基づいて自身のキャリア周波数を変更し、続いて、変更後のキャリア周波数を用いてメッセージフレーム(ヘッダー+レスポンス)を送信する。後付けシステムのマスターノードは、検出した他のマスタノードの伝送速度(ビットレート)およびキャリア周波数と同じ伝送速度(ビットレート)9600bpsとキャリア周波数2.46MHz(=fC3)を使用していた場合は、他のマスターノードからの漏洩多重信号の影響を回避するために、たとえば、伝送速度(ビットレート)を7680bps、キャリア周波数を1.966MHz(=fC2)に切り換えれば、検出した既存システムのキャリア周波数2.46MHzとの違いにより、後付けシステムの通信品質への漏洩多重信号の影響が回避可能となる。
次に、後付けシステムのスレーブノードは、LINの通信規格におけるインプットキャプチャ機能を利用して、後付けのマスターノードからのヘッダーの受信に基づいて、そのヘッダーのSync Fieldのビット長および伝送速度(ビットレート)を計測し、それに基づいて自身の伝送速度(ビットレート)(=9600bps)およびキャリア周波数(=2.46MHz(=fC3))を後付けシステムのマスターノードと同一の値(伝送速度(ビットレート)=7680bps、キャリア周波数=1.966MHz(=fC2))に変更する。そして、変更後の伝送速度(ビットレート)およびキャリア周波数を用いてレスポンスを返信する。
次に、上述の通信停止期間の経過後、既存の電源多重通信システムおよび後付けの電源多重通信システムは、通常通信サイクルを開始する。したがって、通常通信サイクルにおいては、マスターノード2とスレーブノード3,4の間では、変更後のビットレートおよびキャリア周波数を用いたヘッダーおよびレスポンスの通信が行われる。
図6は、上述のインプットキャプチャ割り込み動作を行うマイコン21の処理を示すフローチャートである。
まず、マイコン21は、他のマスターノードからのヘッダー検出モードになっているか否かを判定する(ステップS1)。その答えがイエスならば、次に、パルス幅計測部21fで、受信された他のマスターノードからのヘッダーのSync Fieldのパルス幅(インプットキャプチャタイマ値)読み込みを行う(ステップS2)。次いで、ヘッダーのSynch Breakフラグ=1か否かを判定し(ステップS3)、その答えがイエスならばステップS6に進み、ノーならばステップS4に進む。
ステップS4では、Synch Breakのパルス幅条件が成立しているか否かが判定され、その答えがノーならば割り込み処理を終了し、イエスならばステップS5に進む。LINの通信規格では、Synch Breakにおいて立ち下がりから立ち上がりまで13ビット長の時間だけLレベルが持続するパルス幅を有する信号が検出されると、Synch Breakのパルス幅条件が成立していると判定される。そこで、ステップS5では、Synch Breakフラグ=1にセットされ、次いで割り込み処理を終了する。
一方、ステップS6では、Synch Field受信が終了したか否かがビット数カウンタのチェックに基づき行われ、その答えがノーならば、次いで、ビット幅データを格納し(ステップS7)、次いでビット数カウンタを1だけカウントアップし(ステップS8)、次いで割り込み処理を終了する。ステップS6の答えがイエスならば、次いで、Synch Fieldの全ビット幅の平均からビットレートを算出する(ステップS9)。
次に、算出されたビットレートと異なるビットレート(好適には、算出されたビットレートより小さいビットレート)に切り換える(ステップS10)。このビットレート切り換えは、パルス幅計測部21fで上述のように算出されたビットレートを表す出力に基づいて、ビットレート切換部21kが分周器(ビットレートジェネレータ)21cの分周比n2 を変更することにより行われる。なお、この実施の形態では、n2 =Nで固定されている。
次に、周波数算出部21gで、算出されたビットレートからキャリア周波数を算出し(ステップS11)、次いで判定部21iで、算出されたキャリア周波数と、記憶部21hに記憶している、現在使用しているキャリア周波数fc が一致しているか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12の答えがノーならば、次いで割り込み処理を終了する。一方、ステップS12の答えがイエスならば、次いでキャリア周波数を算出されたキャリア周波数と異なる周波数(好適には、ノイズの影響を軽減するために、算出されたキャリア周波数より低い周波数)に切り換える(ステップS13)。このキャリア周波数切り換えは、判定部21iの判定結果を表す出力に基づいて、周波数切換部21jが分周器(キャリアジェネレータ)21bの分周比n1 を変更することにより行われる。ステップS13の処理後、割り込み処理を終了する。
このように、後付けシステムのマスターノードは、本発明により通信品質の安定化を簡易かつ低コストで実現可能となる。また、切換後のキャリア周波数を、検出されたキャリア周波数より低い周波数とすることによって、ノイズの影響を軽減することができる。また、LINの通信規格であるインプットキャプチャ機能を利用することによって低コストで実現できる。さらに、切換後の伝送速度および前記キャリア周波数を、切換後のキャリア周波数/切換後の伝送速度=共通定数Nの関係にすることによって、他のマスターからのヘッダーのキャリア周波数を直接測定することなくビット長すなわち伝送速度(ビットレート)の検出に基づいて算出することができるので、CPUの負担が軽くなり、安価なCPUを用いることができるためコストが安くなる。
以上の通り、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、上述の実施の形態では、発振素子23は、水晶発振子23aを含むが、これに変えてセラミック発振子等の他の発振子を用いても良い。
また、上述の実施の形態では、スレーブノードは、LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用して、レスポンスの伝送速度およびキャリア周波数を切換後の伝送速度およびキャリア周波数に切り換えるているが、これに限らず、インプットキャプチャ機能機能を利用しない構成としても良い。
また、他の実施例として、切換後のキャリア周波数は、複数のキャリア周波数のうち、検出されたキャリア周波数より低い固定周波数値を有するキャリア周波数とすると共に、複数のキャリア周波数のうち、検出されたキャリア周波数より低い固定周波数値を有するキャリア周波数がない場合には検出されたキャリア周波数より高くかつ最も近い固定周波数値を有するキャリア周波数としても良い。この場合にも、ノイズの影響が軽減される。
また、さらに他の実施例として、切換後のキャリア周波数は、複数のキャリア周波数のうち、検出されたキャリア周波数から最も周波数差のある固定周波数値を有するキャリア周波数としても良い。この場合には、他のマスターノードからのキャリア周波数の影響を最も軽減することができる。
本発明に係る電源多重通信方法を実施する電源多重通信システムの実施の形態を示すブロック図である。 LINを使用したマスターおよびスレーブノードにおける信号の通信イメージを示す説明図である。 LINを使用したマスターおよびスレーブノードにおけるメッセージフレームの構成図である。 ヘッダーのSynch Fieldのビット長tを示す図である。 マスターノードにおけるインプットキャプチャ割り込み動作のタイミングを示す図である。 マスターノードにおけるインプットキャプチャ割り込み動作を示すフローチャートである。 従来の車両用電源多重通信システムの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 電源線
2 マスターノード
3 スレーブノード
4 スレーブノード
21 マイコン
21a クロック発生部
21b 分周器(キャリアジェネレータ)(送信手段の一部)
21c 分周器(ビットレートジェネレータ)(送信手段および受信手段の一部)
21d 送信シフトレジスタ(送信手段の一部)
21e 受信シフトレジスタ(受信手段の一部)
21f パルス幅計測部(インプットキャプチャ入力部)(検出手段の一部)
21g 周波数算出部(検出手段の一部)
21h 記憶部
21i 判定部(送信手段の一部)
21j 周波数切換部(送信手段の一部)
21k ビットレート切換部(送信手段の一部)
22 電源多重モジュール
22a 変調回路(送信手段の一部)
22b 復調回路(受信手段の一部)
22c 重畳回路
23 発振素子
23a 水晶発振子

Claims (16)

  1. 車両の電源線にLINプロトコルに基づく電源多重信号を重畳してマスターノードと複数のスレーブノード間で通信する電源多重通信方法であって、
    前記マスターノードは、他のマスターノードから前記電源線に重畳された電源多重信号のヘッダーのキャリア周波数を検出し、検出されたキャリア周波数と異なるキャリア周波数に切り換えてヘッダーを送信し、
    前記スレーブノードは、前記切換後のキャリア周波数によるヘッダーを受信し、受信したヘッダーのキャリア周波数を検出し、検出されたキャリア周波数と同一のキャリア周波数に切り換えてレスポンスを返信する
    ことを特徴とする電源多重通信方法。
  2. 車両の電源線にLINプロトコルに基づく電源多重信号を重畳してマスターノードと複数のスレーブノード間で通信する電源多重通信方法であって、
    前記マスターノードは、他のマスターノードから前記電源線に重畳された電源多重信号のヘッダーの伝送速度およびキャリア周波数を検出し、検出された伝送速度およびキャリア周波数と異なる伝送速度およびキャリア周波数に切り換えてヘッダーを送信し、
    前記スレーブノードは、前記切換後の伝送速度およびキャリア周波数によるヘッダーを受信し、受信したヘッダーの伝送速度およびキャリア周波数を検出し、検出された伝送速度およびキャリア周波数と同一の伝送速度およびキャリア周波数に切り換えてレスポンスを返信する
    ことを特徴とする電源多重通信方法。
  3. 請求項1または2記載の電源多重通信方法において、
    前記切換後のキャリア周波数は、前記検出されたキャリア周波数より低い周波数である
    ことを特徴とする電源多重通信方法。
  4. 請求項1または2記載の電源多重通信方法において、
    前記マスターノードは、それぞれ異なる固定周波数値を有する複数のキャリア周波数を有し、前記切換後のキャリア周波数は、前記複数のキャリア周波数のうち前記検出されたキャリア周波数より低い固定周波数値を有するキャリア周波数とすると共に、前記複数のキャリア周波数のうち、前記検出されたキャリア周波数より低い固定周波数値を有するキャリア周波数がない場合には前記検出されたキャリア周波数より高くかつ最も近い固定周波数値を有するキャリア周波数とする
    ことを特徴とする電源多重通信方法。
  5. 請求項1または2記載の電源多重通信方法において、
    前記マスターノードは、それぞれ異なる固定周波数値を有する複数のキャリア周波数を有し、前記切換後のキャリア周波数は、前記複数のキャリア周波数のうち前記検出されたキャリア周波数から最も周波数差のある固定周波数値を有するキャリア周波数とする
    ことを特徴とする電源多重通信方法。
  6. 請求項1記載の電源多重通信方法において、
    前記スレーブノードは、前記LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用して、前記レスポンスのキャリア周波数を前記切換後のキャリア周波数に切り換える
    ことを特徴とする電源多重通信方法。
  7. 請求項2記載の電源多重通信方法において、
    前記スレーブノードは、前記LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用して、前記レスポンスの伝送速度およびキャリア周波数を前記切換後の伝送速度およびキャリア周波数に切り換える
    ことを特徴とする電源多重通信方法。
  8. 請求項2記載の電源多重通信方法において、
    前記切換後の伝送速度および前記キャリア周波数は、切換後のキャリア周波数/切換後の伝送速度=共通定数Nの関係にある
    ことを特徴とする電源多重通信方法。
  9. 車両の電源線にLINプロトコルに基づく電源多重信号を重畳してマスターノードと複数のスレーブノード間で通信する電源多重通信システムであって、
    前記マスターノードは、他のマスターノードから前記電源線に重畳された電源多重信号のヘッダーのキャリア周波数を検出する検出手段と、検出されたキャリア周波数と異なるキャリア周波数に切り換えてヘッダーを送信する送信手段とを備え、
    前記スレーブノードは、前記切換後のキャリア周波数によるヘッダーを受信する受信手段と、受信したヘッダーのキャリア周波数を検出する検出手段と、検出されたキャリア周波数と同一のキャリア周波数に切り換えてレスポンスを送信する送信手段とを備えている
    ことを特徴とする電源多重通信システム。
  10. 車両の電源線にLINプロトコルに基づく電源多重信号を重畳してマスターノードと複数のスレーブノード間で通信する電源多重通信システムであって、
    前記マスターノードは、他のマスターノードから前記電源線に重畳された電源多重信号のヘッダーの伝送速度およびキャリア周波数を検出する検出手段と、検出された伝送速度およびキャリア周波数と異なる伝送速度およびキャリア周波数に切り換えてヘッダーを送信する送信手段とを備え、
    前記スレーブノードは、前記切換後の伝送速度およびキャリア周波数によるヘッダーを受信する受信手段と、受信したヘッダーの伝送速度およびキャリア周波数を検出する検出手段と、検出された伝送速度およびキャリア周波数と同一の伝送速度およびキャリア周波数に切り換えてレスポンスを送信する送信手段とを備えている
    ことを特徴とする電源多重通信システム。
  11. 請求項9または10記載の電源多重通信システムにおいて、
    前記切換後のキャリア周波数は、前記検出されたキャリア周波数より低い周波数である
    ことを特徴とする電源多重通信システム。
  12. 請求項9または10記載の電源多重通信システムにおいて、
    前記マスターノードは、それぞれ異なる固定周波数値を有する複数のキャリア周波数を有し、前記切換後のキャリア周波数は、前記複数のキャリア周波数のうち前記検出されたキャリア周波数より低い固定周波数値を有するキャリア周波数とすると共に、前記複数のキャリア周波数のうち、前記検出されたキャリア周波数より低い固定周波数値を有するキャリア周波数がない場合には前記検出されたキャリア周波数より高くかつ最も近い固定周波数値を有するキャリア周波数とする
    ことを特徴とする電源多重通信システム。
  13. 請求項9または10記載の電源多重通信システムにおいて、
    前記マスターノードは、それぞれ異なる固定周波数値を有する複数のキャリア周波数を有し、前記切換後のキャリア周波数は、前記複数のキャリア周波数のうち前記検出されたキャリア周波数から最も周波数差のある固定周波数値を有するキャリア周波数とする
    ことを特徴とする電源多重通信方法。
  14. 請求項9記載の電源多重通信システムにおいて、
    前記スレーブノードは、前記LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用して、前記レスポンスのキャリア周波数を前記切換後のキャリア周波数に切り換える
    ことを特徴とする電源多重通信システム。
  15. 請求項10記載の電源多重通信システムにおいて、
    前記スレーブノードは、前記LINプロトコルのインプットキャプチャ機能を利用して、前記レスポンスの伝送速度およびキャリア周波数を前記切換後の伝送速度およびキャリア周波数に切り換える
    ことを特徴とする電源多重通信システム。
  16. 請求項10記載の電源多重通信システムにおいて、
    前記切換後の伝送速度および前記キャリア周波数は、切換後のキャリア周波数/切換後の伝送速度=共通定数Nの関係にある
    ことを特徴とする電源多重通信方法。
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