JP2005222803A - スピーカならびにその電気器具支持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電気器具とレールの電気的接続を容易にすると共に、スピーカや照明器具等、送電内容の異なる電気器具を複数、レールに支持させることができる電気器具の支持装置を提供するものである。
【解決手段】 電気信号もしくは電気エネルギーを伝達、供給して機能するスピーカ、照明器具等の電気器具3と、断面略コ字状の枠部2a、この枠部2aの内側に設けられ、前記電気器具3と電気的に接続する1対もしくは複数対の接続線6を保持する接続線保持部5ならびに長手方向に開放溝7を介して対向するレール部2bを有するレール2と、上記レール2のレール部2bに着脱自在、かつ摺動自在に係合する係合部4aならびに係合状態において前記接続線6に電気的に接続する電気器具3の接続端子10を有する器具支持体4とを備え、上記各対をなす接続線6は、電気的に絶縁されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 電気信号もしくは電気エネルギーを伝達、供給して機能するスピーカ、照明器具等の電気器具3と、断面略コ字状の枠部2a、この枠部2aの内側に設けられ、前記電気器具3と電気的に接続する1対もしくは複数対の接続線6を保持する接続線保持部5ならびに長手方向に開放溝7を介して対向するレール部2bを有するレール2と、上記レール2のレール部2bに着脱自在、かつ摺動自在に係合する係合部4aならびに係合状態において前記接続線6に電気的に接続する電気器具3の接続端子10を有する器具支持体4とを備え、上記各対をなす接続線6は、電気的に絶縁されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、スピーカ、照明器具等の電気器具を例えば、天井に近接してレールを配設し、このレールに沿って移動可能に構成し、かつ電気器具への電気の供給、電気信号の伝達をレール内の接続線で同時に行えるようにしたもので、作業の容易性、装置コストの低減を図ったものである。
従来より、照明器具等において、天井部に配設したレールに車輪を介して懸下して上記照明器具を自在に移動させ、併せて、レールに設けた電源ラインと車輪とを電気的に接触させることによりレール側から照明器具に電力を供給する構成の電気器具支持装置は存在する(特許文献1参照)。
特開平9−63344号公報
しかしながら、上記従来のものは、電力供給に車輪を用いる必要があり、絶縁構造など複雑となる上、レールと電気器具の着脱も容易でなく、さらに送電内容の異なる複数の
電気器具を一つのレールに懸架することもできない等の欠点があった。
電気器具を一つのレールに懸架することもできない等の欠点があった。
本発明は、上記課題を解決し、簡単な構造でありながら、電気器具とレールの着脱、移動を容易にすると共に、スピーカや照明器具等、送電内容の異なる電気器具を複数、レールに支持させることができる電気器具の支持装置を提供するものである。
上記の目的を達成するために、本発明のスピーカは、器具支持体を介してレールに着脱自在に係合するスピーカであって、上記レールは、断面略コ字状の枠部、この枠部の内側に設けられ、前記電気器具と電気的に接続する1対もしくは複数対の接続線を保持する接続線保持部ならびに長手方向に開放溝を介して対向するレール部を有し、上記器具支持体は、上記レールのレール部に着脱自在、かつ摺動自在に係合する係合部ならびに係合状態において前記接続線に電気的に接続する電気器具の接続端子を有すると共に、上記各対をなす接続線は、電気的に絶縁されていることを特徴とする。
また本発明の電気器具支持装置は、電気信号もしくは電気エネルギーを伝達、供給して機能するスピーカ、照明器具等の電気器具と、断面略コ字状の枠部、この枠部の内側に設けられ、前記電気器具と電気的に接続する1対もしくは複数対の接続線を保持する接続線保持部ならびに長手方向に開放溝を介して対向するレール部を有するレールと、上記レールのレール部に着脱自在、かつ摺動自在に係合する係合部ならびに係合状態において前記接続線に電気的に接続する電気器具の接続端子を有する器具支持体とを備え、上記各対をなす接続線は、電気的に絶縁されていることを特徴とする。
本発明によれば、電気器具(スピーカ)を器具支持体を介してレールに着脱自在、かつ摺動自在とし、併せて電気器具のレールへの装着状態において、電気器具への電気的供給・伝達をレール内部、かつ長手方向に配設した接続線に電気的接続するよう構成したため、別途電気配線する必要がなく、かつ複数対の電気的接続が可能なため、1本のレールにスピーカ、マイクロホン、照明器具等、複数の電気器具を取付け可能である。さらに、電気器具は、レールに対する着脱、移動が可能で、低コストで実現できる効果を奏する。
以下に本発明の一実施形態を図1〜3を参照して説明する。
天井1にレール2が固定されており、レール2には、照明器具等の電気器具3が器具支持体4を介して摺動自在、かつ着脱自在に取り付けられている。レール2は、断面略コ字状の枠部2aと器具支持体4に形成した係合部4aと着脱自在に係合するレール部2bと枠部2aの内側空間に向けて形成された接続線保持部5とを有している。接続線保持部5以外のレール2、すなわち枠部2aおよびレール部2bは、アルミニウム製の押出材で形成され、接続線保持部5は、非導電性材料、例えばポリプロピレン樹脂で形成されており、一端は、枠部2aの内壁に取付けられている。本実施形態では、枠部2aの内壁に形成した断面T字状の溝12aに接続線保持部5の一端に形成した断面T字状の凸部5aを圧入して固着している。接続線保持部5の他端には、導電性、例えば銅の接続線6をレール2の長手方向に沿って配置するよう接続線6を弾性的に把持する接続線把持部5bを有している。そして接続線6は、接続線保持部5の接続線把持部5bに圧入して固定される。
なお、本実施形態では、接続線保持部5を非導電性材料で、それ以外の部分を非導電性材料で形成したが、接続線と接続線保持部を一体の導電性材料(例えば銅板)で形成し、枠部ならびにレール部を逆にプラスチック材料等の非導電性材料で形成してもよい(図5参照)。
レール2のレール部2bに係合する器具支持体4の係合部4aは、レール部2bの開放溝7の溝幅より小さい小幅部8と大きい大幅部9を有し、小幅部8を開放溝7から挿入し、器具支持体4の係合部4aを略90°回動することにより、大幅部9をレール部2bに架け渡して器具支持体4をレール2に懸架、装着する。また、器具支持体4は、電気器具3と連結可能に構成されており、かつ音声等の電気信号線あるいは電源線を前記レール2内の接続線6と接続する接続端子10を備えている。そして器具支持体4をレール2に装着した状態において、接続端子10とレール2の接続線7とが電気的に接続するように構成されている。
図4は、本発明の第2の実施形態を示し、この場合は、一対の接続線57の絶縁をレール52を二つに分離し、間に非導電性部材50を介在させることによって実現したものである。
次に、図5は、第3の実施形態を示し、この場合は、一本のレール102に照明器具とスピーカとマイクロホンの3種類の電気器具(図示せず)が懸架、接続されている。レール102には、照明器具への電力供給、スピーカ、マイクロホンへの電気信号伝達の3種類の電気情報を伝達可能とするため、器具支持体104の内部に三つの配線があり、レール102には、前記器具支持体104の三つの接続端子110a、110b、110cと電気的に接続する三つの接続体105a、105b、105cが設けられ、前記第1の実施形態における接続線6ならびに接続線保持部5とが一体に形成された銅板により構成され、コストダウンに大きく寄与している。そして、器具支持体104をレール102に装着した状態で、接続体105a,105b、105cと接続端子110a、110b、110cは接触して電気的に接続するよう構成されている。
図6は、第4の実施形態を示すもので、この場合は、レール202を垂直方向に配設したスタンドで、スピーカ203が器具支持体204を介して上下方向に摺動自在に構成されており、スピーカ203の重力によるモーメントが働き、器具支持体204の係合部(図示せず)がレール部202に圧接して摩擦力が働き、スピーカ203を所望の位置で止めることができる。そして位置を変える時は、スピーカ203を重力に抗して上方に持ち上げながら所望の位置で止めればよい。
なお、本実施形態では、レールを長尺、かつ直線状にして用いたが、湾曲させて用いても、また、逆にレールを短く形成して、着脱機能のみを採用することも可能である。
本発明は、電力供給や電気信号の伝達により機能する電気器具に広く応用することができ、同時に異なる種類の電気器具を使用することができる等、広い範囲で使用可能である。
2、52、102、202 レール
2a 枠部
2b レール部
3 電気器具
4、204 器具支持体
4a 係合部
5 接続線保持部
50 非導電性部材
57 接続線把持部
6 接続線
7 開口溝
10、110 接続端子
203 スピーカ
2a 枠部
2b レール部
3 電気器具
4、204 器具支持体
4a 係合部
5 接続線保持部
50 非導電性部材
57 接続線把持部
6 接続線
7 開口溝
10、110 接続端子
203 スピーカ
Claims (9)
- 器具支持体を介してレールに着脱自在に係合するスピーカであって、上記レールは、断面略コ字状の枠部、この枠部の内側に設けられ、前記電気器具と電気的に接続する1対もしくは複数対の接続線を保持する接続線保持部ならびに長手方向に開放溝を介して対向するレール部を有し、上記器具支持体は、上記レールのレール部に着脱自在、かつ摺動自在に係合する係合部ならびに係合状態において前記接続線に電気的に接続する電気器具の接続端子を有すると共に、上記各対をなす接続線は、電気的に絶縁されていることを特徴とするスピーカ。
- 電気信号もしくは電気エネルギーを伝達、供給して機能するスピーカ、照明器具等の電気器具と、断面略コ字状の枠部、この枠部の内側に設けられ、前記電気器具と電気的に接続する1対もしくは複数対の接続線を保持する接続線保持部ならびに長手方向に開放溝を介して対向するレール部を有するレールと、上記レールのレール部に着脱自在、かつ摺動自在に係合する係合部ならびに係合状態において前記接続線に電気的に接続する電気器具の接続端子を有する器具支持体とを備え、上記各対をなす接続線は、電気的に絶縁されていることを特徴とする電気器具支持装置。
- 器具支持体は、上記開放溝より小さい小幅部と開口幅より大きい大幅部を有する係合部を備え、上記係合部を開口溝に挿入して回動することにより器具支持体をレールに装着させることを特徴とする請求項2記載の電気器具支持装置。
- レールは、断面が左右対称形をした二つの導電性部材を非導電性部材を介して結合したことを特徴とする請求項2または3記載の電気器具支持装置。
- 導電性部材は、アルミニウムの押出材で構成したことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の電気器具保持装置。
- 接続線保持部は、非導電性材料で形成したことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の電気器具保持装置。
- 接続線保持部は、弾性を有するプラスチック材料で形成し、その接続線把持部に接続線を圧入して保持したことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の電気器具保持装置。
- レールは、非導電性材料で形成し、接続線保持部は、導電性材料で形成したことを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載の電気器具支持装置。
- レールに設けた接続線ならびに接続線保持部は、一体の導電性材料で形成したことを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載の電気器具支持装置。
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JP2004029398A JP2005222803A (ja) | 2004-02-05 | 2004-02-05 | スピーカならびにその電気器具支持装置 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2005222803A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009224822A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Odelic Co Ltd | スピーカ配設システム及びスピーカ装置 |
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KR20160076686A (ko) * | 2014-12-23 | 2016-07-01 | 주식회사 유앤아이테크 | 절연 프레임 구조의 조명 레일 |
-
2004
- 2004-02-05 JP JP2004029398A patent/JP2005222803A/ja active Pending
Cited By (9)
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