JP2005220986A - 分岐継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の分岐継手の問題点を解決し、施工性が向上し、また本管の割れを伴わずに本管と継手の接合強度を高めることが可能な分岐継手を提供する。
【解決手段】 分岐継手1は、分岐管が接続される分岐部23を有する第1の片スリーブ2と、第1の片スリーブ2とともに鉄管からなる本管10の外周面に締結される第2の片スリーブ3とを備え、第2の片スリーブ3と本管10との間に、本管10より硬質の材料からなる不定形粒子であるスチールグリッド95が挟着されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えばガスが流通する鉄製本管から分岐管を取り出すために使用される分岐継手に関する。
ガス配管においては、ガス(例えば都市ガスあるいは天然ガス)の供給量や供給区域の広さなどに応じて、所定の圧力でガスの供給が行われている。例えば、ガスの供給量が少なく、またガスの供給区域が狭い小規模のガス事業所においては、供給系統が簡単でかつ圧送費用が不要という利点を持つ低圧供給(ガス圧が0.098MPa未満)が採用されている。この低圧供給を含む種々のガス配管においては、地中に埋設され、ガスが流通した状態の本管(ねずみ鋳鉄管、球状黒鉛鋳鉄管、鋼管などの鉄管)から分岐管(鉄管)を取り出すために、鋳鉄製の片スリーブ(割継手)を含む一対のサドル型継手を本管に装着し、一方の片スリーブに設けた分岐部に取り付けたカッターにより本管に分岐穴を穿孔した後、分岐部に分岐管を接続することにより、分岐取り出しを行うことが行われている。また近年、ガス需要量の増加に伴い、分岐部に本管と同等の大きさを有する分岐管を接続し、大流量の分岐取り出し(同径活管分岐取り出し)を行うことが要求されている。さらに地中に埋設されたガス配管には、道路上の荷重や衝撃、地盤沈下、地震等の地盤変化により、継手に外力が印加された時、片スリーブがずれて、ガスが漏洩するのを防止するために、種々の構造が提案されている。
例えば特許文献1には、流体管に全周にわたる外嵌状態で締結連結するための一対の割継手の一方に、分岐管に接続するための筒状壁を設け、その筒状壁内の通路を囲む状態で割継手と流体管に密着させるための第1弾性シール部材を前記割継手に設け、流体管に先端を押付けるためのねじ状部材を割継手の少なくとも一方に貫通状態で螺合させると共に、第1弾性シール部材に対して流体管の軸心方向両側において割継手と流体管の全周にわたって密着させるための一対の第2弾性シール部材を設け、第1弾性シール部材と第2弾性シール部材との間にねじ状部材の先端を配置した分岐取出用継手が記載されている。この分岐取出用継手によれば、ねじ状部材で本管を圧接させるので、本管に対して軸方向及び円周方向に割継手が位置ずれすることが阻止され、しかも割継手と流体管の間を、第1弾性シール部材と一対の第2弾性シール部材とでシールし、そこに空気と水が浸入しない部分を形成するので、ねじ状部材の先端の酸化腐食を抑制できるという利点がある。
特許文献2には、特許文献1に記載された構成に加えて、流体管、割継手、第1弾性シール部材及び一対の第2弾性シール部材により形成される閉空間内にゴム状弾性体を注入するための孔を、少なくとも一方の割継手に設けることが記載されている。この分岐取出用継手によれば、ねじ状部材の先端の酸化腐食を一層十分に防止することができ、さらに高いシール効果が得られるという利点がある。
特公平2−39678号公報(第2〜3頁、図1及び2) 特公平2−39679号公報(第2〜3頁、図1〜3)
しかしながら、配管後の地盤沈下や地震などで、ガス配管(継手及びガス導管)に大きな外力が加わると、ガス導管(本管)が球状黒鉛鋳鉄管や鋼管の場合には特別な問題は生じないが、本管がねずみ鋳鉄管の場合には、特許文献1及び2に記載された構造であると、ねじ状部材の先端が本管に食い込み、本管に割れが生じ、破損することがある。特に、特許文献2に記載された構造であると、ねじ状部材を締込んだ後に、本管と継手との間隙にゴム状弾性体からなる樹脂を注入し、注入孔をプラグで閉栓することになるので、配管施工に手間が掛かり、しかもねじ状部材の先端で本管を圧接するので、本管に対して局部的な荷重が印加され、さらに本管と割継手との間の間隙も広く、大量の樹脂を注入する必要があるので、その分施工費用が増大するといった別の問題を伴う。
従って本発明の目的は、従来の分岐継手の問題点を解決し、本管に局部的な荷重が印加されずにしかも施工費用の増大を伴わずに、施工性を向上することが可能であり、さらに本管がねずみ鋳鉄管の場合には、本管の割れを伴わずに本管と継手とを強固に接合することが可能な分岐継手を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の分岐継手は、分岐管が接続される分岐部を有する第1の片スリーブと、前記第1の片スリーブとともに鉄管からなる本管の外周面に締結される第2の片スリーブと、前記第2の片スリーブと前記本管との間に挟着される、前記本管より硬質の材料からなる不定形粒子を有することを特徴とするものである。
本発明において、前記不定形粒子は、両面に粘着性物質を有するシートの両面に散布され、かつその散布面に高分子重合体からなる押えシートが被着されたグリッドシートに保持されていることが好ましい。
本発明において、前記グリッドシートは、複数の円弧状シートであり、前記第2の片スリーブと前記本管との間に円形状に挟着されていることが好ましい。
本発明において、前記グリッドシートは、単一の楕円形状シートでもよい。
本発明において、前記不定形粒子は、前記第2の片スリーブまたは前記本管の内周面に塗布された結着層に添加されていてもよい。
本発明の分岐継手は、分岐管が接続される分岐部を有する第1の片スリーブと、前記第1の片スリーブとともに鉄管からなる本管の外周面に締結される第2の片スリーブと、前記第2の片スリーブの内周面に貼付され、高炭素鋳鋼グリッドが全面に分布するように保持された粘着シートからなるグリッドシートとで構成することが好適である。
本発明によれば、例えば片スリーブの内周面の所定の範囲に不定形粒子を保持させ次いでこの片スリーブを本管に締結するだけの作業でよいので、施工性が向上し、また片スリーブの内周面の所定の範囲に不定形粒子が保持されるので、局部的な荷重の集中が防止されて、施工の信頼性が向上し、しかもスチールグリッドなどの安価な材料を使用できるので、従来よりも施工費用を低減することができる。
本発明によれば、一方の片スリーブの内周面と本管の外周面との間に、本管(鉄管)よりも硬質の材料からなる不定形粒子が介在するので、不定形粒子のエッジ部が本管に食い込み、本管に割れを伴わずに、継手と本管とを強固に接合することができる。特に、不定形粒子を両面に粘着層を有するシートの一方の表面に散布して形成されたグリッドシートを使用することにより、従来よりも施工時間を大幅に短縮することができる。
以下、本発明の詳細を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態に係わる分岐継手の一部を破断した半縦断面図、図2は本発明の一実施の形態に係わる分岐継手の一部を破断した半断面図、図3は本発明に使用されるグリッドシートの平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図3のグリッドシートが貼付された片スリーブの斜視図、図6は他のグリッドシートが貼付された片スリーブの斜視図である。
図1及び2において、1は、地中に埋設された本管10に装着される分岐継手であり、本管10の半円周面に装着される第1の片スリーブ2と本管10の残りの円周面に装着される第2の片スリーブ3を有する。第1の片スリーブ2及び第2の片スリーブ3はともにサドル形状を有し、その内周面が本管10の外周面に密着するような曲率半径を有する円弧部21、31とその両側に延出する締結部22、32からなり、締結部22、32に装着された複数組のT字型ボルト41及びナット42を含む締結部材4により本管10に固定されている。本管10は、内圧(ガス圧)及び外圧に対する強度が大で、耐食性を付与するための表面処理(例えば塗装)が可能で、しかも分岐取出しのための穿孔作業が行い得ることなどを考慮して、ねずみ鋳鉄(FC材:JIS G 5501)、球状黒鉛鋳鉄(FCD材:JIS G 5502)又は鋼管で形成されている。上記各片スリーブ2、3は、所定の締付強度に耐えるために、例えば球状黒鉛鋳鉄(FCD材)で形成され、さらに防食性を付与するために、その表面が塗装されている。
第1の片スリーブ2の円弧部21の外周面に形成された分岐部23は、その上端面に植込みボルト55により分岐管(不図示)が接続されるフランジ部24を有し、フランジ部24の上端面にはOリング54a、54bが嵌装されている。フランジ部24の下側には、プラグ56で封止された閉止栓5が内装されている。閉止栓5の一端側には、ボルト52によりシャッターフランジ51が固着され、シャッターフランジ51とフランジ部24との間は、Oリング53でシールされている。本管10に対するシール性を高めるために、本管10に形成される穿孔口(不図示)を取り囲むように、円弧部21には、Oリング6が装着されている。シール性を向上させるために、円弧部21の内周側の両端部には、一対のパッキン61が装着され、さらにOリング6とパッキン61との間には、注入孔81から注入された液相状態のゴムからなるシール材62が充填されている。シール材62が充填された後の注入孔81はプラグ82で封止される。締結部22、32の間には、シート状のシール63が挟着されている。第1の片スリーブ2の円弧部21には、ベント管7a、7bが固着され、これらはプラグ71a、71bで封止されている。8は空気抜孔である。Oリング6、53、54a、54bは、耐油性を有する特殊ゴム、例えばニトリルゴム(NBR)で形成され、パッキン61は、耐熱性に優れたオレフィン系ゴム、例えばエチレン−プロピレン・ジエン系ゴム(EPDM)で形成されている。閉止栓5は、ガス漏れを防止するために基材(例えばFCD材)の表面に、耐油性を有する特殊ゴム、例えばクロロプレンゴム(CR)からなるライニングが施されている。
本管10と第2の片スリーブ3との間には、図3及び図4に示す円弧状のグリッドシート9が介装されている。グリッドシート9は、不織布92の両面に、アクリル系粘着剤が含浸されて形成された粘着層93、94を有する粘着シート91と、一方の粘着層94に貼付されたセパレータ96と、他方の粘着層94に保持されたスチールグリッド95とを有する。またスチールグリッド95の防錆のために、グリッドシート9が第2の片スリーブ3に貼付されるまでの間は、粘着層93の上に気体が透過しにくい高分子重合体(例えばポリ塩化ビリニデン)で形成されたフィルムからなる押えシート97が被着されている。上記スチールグリッド95は、本管10と第2の片スリーブ3との間に挟着された時に、その一部が本管10に食い込み、片スリーブ3が本管10の円周方向及び軸方向にずれるのを防止できるようにするために、本管10を形成する材料よりも高い硬度を有する材料からなり、1〜3mm程度の大きさを有する鋭角状の破面をもつ不定形粒子を使用する必要がある。この不定形粒子としては、例えば、ブラスト処理用研削材として市販されている高炭素鋳鋼グリッド(JIS Z 0311に規定され、溶融高炭素鋳鋼を噴霧して得た球状物を粒度調整の後、破砕したグリッド)のうち等級D(HV710以上の硬さを有する粒子)で、粒度番号2000のものを使用することが好ましい。スチールグリッド95を、図3に示すように、例えば千鳥状に散布する場合、その配列ピッチPが粗すぎると、本管の外周面に深く食い込み、局部的に荷重が集中し、例えば本管10がねずみ鋳鉄管の場合には、割れの原因になる恐れがあり、一方配列ピッチPが細かすぎると、本管10の外周面への食い込み量が不足し、継手・本管間の摺動抵抗が小さくなるので、配列ピッチPは5mm前後が好適である。上記スチールグリッド95を確実に保持するために、上記粘着シート91としては、JIS Z 1528のD1−2に適合する両面粘着テープ(引き剥がし粘着力:12.5N/20mm)を使用することが好ましい。また、グリッドは、本管の硬度がもち、本管への喰い込み傷が多条化して継手とパイプの相対スライド荷重を向上するために、グリッド間に位相角(不図示)を有するように配列することが好ましい。
上記分岐継手1によれば、本管10からの分岐管の取り出しは次の手順で行うことができる。図3に示すグリッドシート9を4枚準備し、各グリッドシート9からセパレータ96を引き剥がした後、第2の片スリーブ3の内周面に楕円形状に貼付する。図5に第2の片スリーブ3の内周面にグリッドシート9を貼付した状態を示す。次いで、両片スリーブ2、3を本管10に装着してから、締結部22、32を締結部材4で締め付ける。そして閉止栓5を閉じた状態で分岐部23に穿孔装置(例えばカッター、不図示)、シャッター装置(例えばスライド板、不図示)を装着し、本管10に穿孔した後、シャッター装置および閉止栓5の開閉操作で分岐部23に分岐管(不図示)をガスが流通した状態で無漏洩に本管から分岐管の取り出しを行うことができる。この分岐管取出し工程においては、本管10と第2の片スリーブ3との間に介装されたグリッドシート9に保持されたスチールグリッド95が本管10に食い込むので、本管10の割れを伴わずに本管10と分岐継手1との位置ずれを防止することができる。
本発明においては、グリッドシート9は、図3に示すものに限らず、図6に示すように、単一のシート(楕円形状)とし、このシートを片スリーブ3の内周面に貼付して使用することも可能である。このグリッドシート9によっても、第2の片スリーブ3の内周面の比較的広い範囲にわたって保持されたスチールグリッドが本管10に食い込むので、本管10の割れを伴わずに本管10と分岐継手1との位置ずれを防止することができる。
本発明においては、グリッドシート9を用いる代わりに、本管10の外周面、または第1の片スリーブ及び/又は第2の片スリーブ3の内周面に上記スチールグリッド95が分散された結着層(例えば接着剤又は溶剤型塗料)を塗布してもよく、この構成によっても、本管10と第2の片スリーブ3との間に比較的広い範囲にわたって介在されたスチールグリッド95が本管10に食い込むので、本管10に局部的に荷重が集中せず、特に本管10がねずみ鋳鉄管の場合には割れを伴わずに、本管10と分岐継手1との位置ずれを防止することができる。
(実施例1)
不織布の両面にアクリル系粘着剤を含浸させ、一方の粘着層にセパレータが貼付された市販の両面接着テープ(厚さ0.17mm)の他方の粘着層に、高炭素鋳鋼グリッド(等級D、粒度番号2000)を散布し、その上に押えシートとして、市販のポリ塩化ビニリデンフィルムを被着することにより、図3に示すグリッドシート(P=5mm)を作成した。球状黒鉛鋳鉄FCD450からなる第1の片スリーブ2及び第2の片スリーブ3のうち、第2の片スリーブ3の内周面に、図5に示すようにグリッドシートを貼付した。これらの片スリーブ2、3を、ねずみ鋳鉄(FC200)からなる、予め分岐孔を穿孔した本管10(口径200A)に固定する(ボルト締付推力:18kN)ことにより、図1に示す分岐継手1を組立てた。この分岐継手の内部にエアー(圧力:50kPa)を封入した後、分岐継手1をアムスラー試験機にセットし、本管10に荷重を印加することにより、エアー漏れの有無を確認した。また本管10のスライド量(変位量)と荷重(スライド荷重)を測定した。その結果を表1に示す。
(実施例2)
球状黒鉛鋳鉄FCD400からなる本管10を用いた以外は、実施例1と同様の継手を組立て、この継手の内部にエアー(圧力:50kPa)を封入した以外は実施例1と同様の条件で変位量とスライド荷重を測定した。その結果を表1に示す。
(実施例3)
片スリーブ2、3の内周面に高炭素鋳鋼グリッドを含む接着剤を塗布しかつ球状黒鉛鋳鉄FCD400からなる本管10を用いた以外は、実施例1と同様の継手を組立て、実施例1と同様の条件で変位量とスライド荷重を測定した。その結果を表1に示す。
(比較例1)
グリッドシートを貼付する代わりに、図1の片スリーブ2に、90N−mの締付け力で4本の押ボルトをねじ込んだ以外は、実施例1と同様の条件で分岐継手を組立てた。押しボルト締め付け部でパイプに肉厚を貫通するクラックが発生した。
(比較例2)
ねずみ鋳鉄製本管の代わりに、球状黒鉛鋳鉄製本管を用いた以外は、比較例1と同様の条件で分岐継手を組立て、スライド特性の評価を行った。その結果を表1に示す。
Figure 2005220986
表1から、各実施例の継手によれば、ねずみ鋳鉄管及び球状黒鉛鋳鉄管のいずれの材質からなる本管においても、片スリーブと本管の間に、グリッドシートに保持された不定形粒子(高炭素鋳鋼グリッド)が比較的広い範囲にわたって介在されているので、継手と本管とを大きな力(18kN)で締付けても、局部的に荷重が作用せず、本管の割れを防止することができる。したがって、ガス配管に大きな外力が加わった場合でも、継手と本管との位置ズレを防止できることがわかる。これに対して、比較例の分岐継手によれば、球状黒鉛鋳鉄製本管には割れは生じないが、ねずみ鋳鉄製本管には割れが生じることがわかる。なお、表1には記載されていないが、本管が鋼管の場合は、ねずみ鋳鉄管及び球状黒鉛鋳鉄管よりも機械的強度が高いので、継手と本管とを大きな力で締付けても、本管に割れは生じないことが確認された。
さらに、実施例の記載から、グリッドシートを使用することにより、そのシートを片スリーブの内周面に貼付し次いで本管に片スリーブを締結するだけの作業となり、従来のねじ状部材のスリーブへの締込み、ゴム状弾性体の注入及びプラグによる閉栓といった複雑な工程が省略され、施工性が向上することがわかる。また、本管と片スリーブは、グリッドシート全面で固定されているので、局部的な荷重の集中が防止され、施工の信頼性が向上し、また注入する樹脂が不要となり、安価に施工できることがわかる。
本発明の一実施の形態に係わる分岐継手の一部を破断した半縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係わる分岐継手の一部を破断した半断面図である。 図1に示す分岐継手に使用されるグリッドシートの平面図である。 図3のA−A線断面図である。 図3に示すグリッドシートが貼付された片スリーブの斜視図である。 他のグリッドシートが貼付された片スリーブの斜視図である。
符号の説明
1:分岐継手、2:第1の片スリーブ、10:本管、21、31:円弧部、23:分岐部、24:フランジ部、3:第2の片スリーブ、22、32:締結部、4:締結部材、41:T型ボルト、42:ナット、5:閉止栓、51:シャッターフランジ、52:ボルト、53、54a、54b:Oリング、6:穿孔部用Oリング、61、62:パッキン、63:シール、7a、7b:ベント、71a、71b:プラグ、8:空気抜孔、81:注入孔、82:プラグ、9:グリッドシート、91:両面粘着シート、93、94:粘着層、96:セパレータ、95:高炭素鋳鋼グリッド(スチールグリッド)、97:押えシート

Claims (6)

  1. 分岐管が接続される分岐部を有する第1の片スリーブと、前記第1の片スリーブとともに鉄管からなる本管の外周面に締結される第2の片スリーブと、前記第2の片スリーブと前記本管との間に挟着される、前記本管より硬質の材料からなる不定形粒子を有することを特徴とする分岐継手。
  2. 前記不定形粒子は、両面に粘着性物質を有するシートの一方の面に散布され、かつその散布面に高分子重合体からなる押えシートが被着されたグリッドシートに保持されていることを特徴とする請求項1記載の分岐継手。
  3. 前記グリッドシートは、複数の円弧状シートであり、前記第2の片スリーブと前記本管との間に円形状に挟着されていることを特徴とする請求項2記載の分岐継手。
  4. 前記グリッドシートは、単一の楕円形状シートであることを特徴とする請求項2記載の同径活管分岐継手。
  5. 前記不定形粒子は、前記第2の片スリーブの内周面または前記本管の外周面に塗布された結着層に添加されていることを特徴とする請求項1記載の分岐継手。
  6. 分岐管が接続される分岐部を有する第1の片スリーブと、前記第1の片スリーブとともに鉄管からなる本管の外周面に締結される第2の片スリーブと、前記第2の片スリーブの内周面に貼付され、高炭素鋳鋼グリッドが全面に分布するように保持された粘着シートからなるグリッドシートとを有することを特徴とする分岐継手。
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