JP2005219238A - インクジェット記録ヘッド及びその製造方法、並びに、インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及びその製造方法、並びに、インクジェット記録装置 Download PDF

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昌史 平塚
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Abstract

【課題】 画質やメンテナンス性能に優れたルーフ型のインクジェット記録ヘッド及びその製造方法、並びに、それを備えたインクジェット記録装置を提供すること。
【解決手段】 ヘッドチップ10がインク吐出方向とは反対方向側の面からCOF用フィルム12に搭載した状態で、ヘッドチップ10のパッド18は、COF用フィルム12におけるリード24に接続させる。そして、リード24は、デバイスホール22に突出しておらず、その全体がフレキシブル基板20に支持固定されると共に、そのパッド18との接続部が封止剤26により封止されている。このような構成にすることで、封止剤26がインク吐出方向に突出することがなくなる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、サーマルインクジェットプリンターの印字ヘッドに利用されるインクジェット記録ヘッドに関し、特に液滴を液体噴射素子の形成面に対して直交方向へ吐出するルーフ型の液体噴射素子基板と、噴射素子に駆動信号及び電力を供給するための外部配線基板とを接続したインクジェット記録ヘッドに関する。
従来、インクジェット記録ヘッドは、例えば、リールtoリール搬送可能なように、TAB用フィルムにヘッドチップを搭載して、プリンターに装着されている。
このTAB用フィルムは、プリンター本体からヘッドチップに駆動信号、電源を供給できるような配線(リード)が施されているものであり、ヘッドチップを搭載する際には、当該配線とヘッドチップのパッド或いはバンプ(通電電極)とが接続されることとなる(特許文献1及び2参照)。
ここで、従来の記録ヘッドをその製造過程と共に説明する。まず、図10(A)に示すように、インクジェット記録ヘッドチップ100(噴射素子基板)と、TAB(Tape Automated Bonding)テープ112(外部配線基板)、とを準備する。なお、図10(B)は、図10(A)におけるTAB用フィルム112を90°回転させた斜視図である
ヘッドチップ100は、上面には樹脂天板114によって形成された2列のノズル列116とが設けられている。該ノズル列116からは、直下に設けられた図示しない発熱抵抗体の発熱によって発生した気泡の圧力で発熱抵抗体形成面に対して直交方向にインク滴が吐出され、記録媒体に着弾してインク画像を形成する。そして、同じくチップ上面の両端部にはTAB用フィルム112のリードと接続する為のパッド118(通電電極)が設けられている。
一方、TAB用フィルム112は、折り曲げが可能なフレキシブル基板120(ベースフィルム)に、ヘッドチップ100のノズル列116を露出するためのデバイスホール122と、フレキシブル基板120に支持固定されたリード124で構成されている。リード124の一端(パッド118との接続部124a)は、デバイスホール122に突出している。
次に、図11に示すように、ヘッドチップ100はデバイスホール122にノズル列116を露出させてTAB用フィルム112搭載される。この際、ヘッドチップ100のパッド118と、TAB用フィルム112のリード124(接続部124a)と、は金属接合(接続)される。
次に、図12に示すように、ヘッドチップ100のパッド118と、TAB用フィルム112のリード124との接続部を含め、デバイスホール22に突出したリード124全体を、封止剤126により封止する。
この接合(接続)から封止までの様子を図13に示す。まず、図13(A)に示すように、TAB用フィルム112を、デバイスホール122に突出したリード124(接続部124a)がヘッドチップ100のパッド118上にくるように配置する。次に、図13(B)に示すように、ボンディングツール128により、TAB用フィルム112のリード124(接続部124a)と、は金属接合(接続)する。そして、図13(C)に示すように、パッド118とリード124との接続部を含め、デバイスホール22に突出したリード124全体を、封止剤26により封止する。
このようにして、ヘッドチップ100をTAB用フィルム112に搭載する。
特開平10−00776号公報(図2、第3頁〜第4頁) 特許2834451号公報(図1、第2頁〜第4頁)
しかしながら、ヘッドチップ100のパッド118は、ノズル列116と同一方向側の面に存在する(理由:インク滴をヒータ(発熱抵抗体)と略直交方向へ吐出する事と、噴射素子がLSI技術でシリコンウエハ上に形成されるため、ヒータとパッドは同一面になる)ため、従来のTAB用フィルム112のように、デバイスホール122に突出したリード124との接続では、当該接続部を絶縁保護する封止剤126がインクを吐出する方向にも盛り上がる。
特に、リード124はデバイスホール122に突出しており、ヘッドチップ100を搭載した際には、インク吐出方向側に露出している。インク吐出方向側の面は、インクに触れる面であり、ワイパーによって繰り返し払拭される面でもあり、ピンホールや隙間の発生は致命的であるので、パッド118との接続部、デバイスホール122におけるTAB用フィルム112の段差部を含め、突出したリードを確実に保護しなければならない。このため、粘度のある封止剤126により、該当部分を全て封止しなければならず、インク吐出方向に盛り上がり易い。
この封止剤126がインク吐出方向に盛り上がっていると、封止剤126が記録媒体に接触して画質を低下させたり、ヘッドチップ100におけるノズル列116形成面をクリーニングする際に封止剤126が邪魔になったりして、画質やメンテナンス性能に影響してしまう。
従って、本発明の目的は、画質やメンテナンス性能に優れたルーフ型のインクジェット記録ヘッド及びその製造方法、並びに、それを備えたインクジェット記録装置を提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
本発明のインクジェット記録ヘッドは、
発熱抵抗体が設けられた液体噴射素子、前記液体噴射素子と導通すると共に表面に露出した通電電極、及び、前記発熱抵抗体の形成面に対して直交方向に液滴を吐出するインク吐出口を有する液体噴射素子基板と、
ベースフィルム、前記通電電極と接続されるリード部、及び前記インク吐出口を露出するための開口部を有する外部配線基板と、
を備え、
前記外部配線基板のリード部は、前記ベースフィルムの第1主面に設けられると共に、少なくとも前記通電電極との接続部が前記ベースフィルムに支持固定されてなり、
前記液体噴射素子基板は、前記ベースフィルムの第1の主面側から、前記通電電極を前記リード部と接続させると共に当該接続部を封止剤により封止され、前記インク吐出口を前記開口部から露出して、前記外部配線基板に搭載されてなる、
ことを特徴としている。
上記構成の発明では、液体噴射素子基板をインク吐出方向とは反対方向側の面から外部素子基板に搭載されている。この状態で、液体噴射素子基板の通電電極は、外部素子基板におけるリード部とが接続されている。そして、リード部は、少なくとも通電電極との接続部がベースフィルムに支持固定されると共に、通電電極との接続部が封止剤により封止されている。このため、当該接続部は、封止剤によりインク吐出方向に盛り上がることがなく封止されている。従って、液体噴射素子の発熱抵抗体体の形成面に対して直交方向に液滴を吐出するルーフ型のインクジェット記録ヘッドにおいて、封止剤が記録媒体に接触して画質を低下させたり、液体噴射素子基板におけるインク吐出口が設けられた面をクリーニングする際に封止剤が邪魔になったりすることがない。
本発明のインクジェット記録ヘッドにおいて、前記通電電極は、無電解メッキが施された金メッキ電極、又は金ボール電極であることが好適である。
上記構成の発明では、通電電極の接続部に金材料を用いることで、外部配線基板のリード部と、良好な電気的接続が図れる。
本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法は、
発熱抵抗体が設けられた液体噴射素子、前記液体噴射素子と導通すると共に表面に露出した通電電極、及び、前記発熱抵抗体の形成面に対して直交方向に液滴を吐出するインク吐出口を有する液体噴射素子基板と、
ベースフィルム、前記ベースフィルムの第1主面に設けられると共に前記通電電極との接続部が前記ベースフィルムに支持固定されたリード部、及び前記インク吐出口を露出するための開口部を有する外部配線基板と、
を備えるインクジェット記録ヘッドの製造方法であって、
前記噴射素子基板を、前記ベースフィルムの第1の主面側から、前記通電電極をリード部と接触させると共に前記インク吐出口を前記開口部から露出して、前記外部配線基板に配置する第1工程と、
前記噴射素子基板の前記通電電極と前記外部配線基板のリード部とを、接続する第2工程と、
前記噴射素子基板の前記通電電極と前記外部配線基板のリード部との接続部を、封止剤により封止する第3工程と、
を有することを特徴としている。
上記構成の発明では、本発明のインクジェット記録ヘッドで説明したように、封止剤は、インク吐出方向には盛り上がることなく、接続部を封止している。従って、封止剤が記録媒体に接触して画質を低下させたり、噴射素子基板におけるインク吐出口が設けられた面をクリーニングする際に封止剤が邪魔になったりすることがない。
本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法においては、前記第2工程では、加熱・加圧すると共に、超音波を併用して接続が行われることが好適である。
上記構成の発明では、加熱・加圧に加えて、超音波を併用することで、良好な接続が行われる。
本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法においては、上記超音波は、前記外部配線基板における前記ベースフィルムの第1主面側から照射することがよい。
上記構成の発明では、リード部と通電電極との接続部がベースフィルムの第1主面側であるので、超音波も当該ベースフィルムの第1主面側から照射することで、効率よく接続部に超音波が照射され、良好な接続が行われる。
本発明のインクジェット記録装置は、上記本発明のインクジェット記録ヘッドを備えることを特徴とする。
上記構成の発明では、噴射素子基板におけるインク吐出口が設けられた面を良好にクリーニングされると共に、封止剤が記録媒体へ接触せずに良好に画像が形成できる。
以上、本発明によれば、画質やメンテナンス性能に優れたルーフ型のインクジェット記録ヘッド及びその製造方法、並びに、それを備えたインクジェット記録装置を提供することができる。
以下、本発明について、図面を参照しつつ説明する。なお、実質的に同一の機能を有する部材は、全図面通して、同じ符号を付与して説明する。
以下、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを、その製造過程に従って説明する。図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヘッドチップ及びCOF用フィルムを示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるCOFフィルムにヘッドチップを搭載した様子を示す斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す斜視図である。
まず、図1(A)に示すように、インクジェット記録ヘッドチップ10(噴射素子基板)と、COF(Chip On Film)用フィルム12(外部配線基板)、とを準備する。なお、図1(B)は、図1(A)におけるCOF用フィルム12を90°回転させた斜視図である
ヘッドチップ10は、シリコンウエハ上に所謂LSIプロセスによって複数個形成するものであり、その後個別に切断し、チップとして成型する。
ヘッドチップ10の上面には樹脂天板14によって形成された2列のノズル列16が設けられている。該ノズル列16からは、直下に設けられた図示しない発熱抵抗体の発熱によって発生した気泡の圧力で発熱抵抗体形成面に対して直交方向にインク滴が吐出され、記録媒体に着弾してインク画像を形成する。同じくチップ上面の両端部にはCOF用フィルム12のリードと接続する為のパッド18(通電電極)が設けられている。このパッド18には、無電解メッキによる金メッキが施されている。また、これに限られず、通電電極として、パッド18上に金ボールなどのバンプを設けた構成でもよい。このような、通電電極に金材料を用いることで、リードとの良好な電気的接続が図れる。
ヘッドチップ10は、図4に示すように、発熱抵抗体と、発熱抵抗体に対し発熱に必要な電力を電源より供給するために必要なドライブ回路、出力画像に応じてドライブ回路を任意に動作させるロジック回路、ドライブ回路並びにロジック回路にヘッドチップ10の外部より電力と制御信号を供給する為のCOF用フィルム12のリードと接続するパッド18が配置されている。なお、図4には概略の形成位置のみを示しており、各形成部はそれぞれが動作可能なように図示しない配線接続がされている。また、ヘッドチップ10中央付近には発熱抵抗体にインクを供給する貫通口が形成される。
一方、COF用フィルム12は、例えばポリイミドフィルム(PIフィルム)などの折り曲げが可能なフレキシブル基板20(ベースフィルム)に、ヘッドチップ10のノズル列16を露出するためのデバイスホール22と、フレキシブル基板20に支持固定されたリード24(配線)が設けられている。
COF用フィルム12は、リールtoリール搬送が可能であり、リード24とフレキシブル基板20と間に接着剤を用いない為、超音波が効率良く伝わる特徴がある。本実施形態では、特にメタライズ法と呼ばれるPIフィルムにスパッタ&メッキでリードを形成する方法が、PIを塗布して製膜するキャスティング法よりもPI膜の性能的に優れている。デバイスホール22周囲に配設するリード24は、デバイスホール22の打ち抜きと同時に加工することもできる。
リード24はデバイスホール22の周囲からフレキシブル基板20の一端まで、その全体がフレキシブル基板20に支持固定されおり、一端がデバイスホール22内に突出していない。また、リード24のデバイスホール22側の一端には、ヘッドチップ10のパッド18との接続のための接続部24aを有し、他端には図示しないプリンター本体との接続用端子24bを有し、ヘッドチップ10へ駆動信号、電源を供給できるようになっている。接続部24aには金メッキ、もしくは錫メッキが施されている。
リード24は、フレキシブル基板20のインク吐出方向とは反対側の面(第1主面)に設けられており、接続部24a及び接続用端子24b以外の場所はソルダーレジスト膜によって保護されている。例えば、ソルダーレジスト膜には、NPR−90(塗布型)、ユーピレックスカバーレイUP(PI)/EP(PET)25um厚(両方とも宇部興産製)などが適している。
なお、COF用フィルム12に限られず、外部配線基板としては、TABテープ、FPC(フレキシブルプリント基板)なども使用可能である。
次に、図2に示すように、ヘッドチップ10は、デバイスホール22にノズル列16を露出させると共にフレキシブル基板20のリード24形成面側から、COF用フィルム12に搭載される。この際、図5に示すように、ヘッドチップ10のパッドとCOF用フィルム12のリード24(接続部24a)とは金属接合(接続)される。
この接続は、図6に示すようにに行われる。まず、ヘッドチップ10を反転させ、ボンディングツール28に吸着して移動/位置合わせを行う。COF用フィルム12はリード24形成面とは反対の面(インク吐出方向の面)がステージ30側になるようにセットされる。
ボンディングツール28は、その先端から超音波を照射すると共に、一群のリード24/パッド18を一括して接続するギャングボンディング方式のものである。
ステージ30は、ヘッドチップ10のノズル列16が設けられた樹脂天板14に対応する位置に凹部30aが設けられており、ノズル列16形成面がステージ30に当たらず、パッド18部分のみに圧力が架かる構成となっている。
そして、COF用フィルム12は、図示していないリールtoリール搬送系によって、例えば150℃まで昇温されているステージ30上の所定の位置まで送られる。位置合わせの後、ボンディングツール28により加熱及び圧力と共に、超音波を付与して、パッド18とリード24の接続部24aとを金属接合させる。加熱及び加圧に加え、超音波を併用することで、良好な、金属接合が図れる。また、超音波は、COF用フィルム12のリード24形成面側から照射することがよい。これにより、効率よく接続部に超音波が照射され、良好な金属接合が行われる。
このような、接続に用いられる接続装置としては、例えば日本アビオニクス社製の超音波式フリップチップボンダー「NAW−1260」を用いると効率が良い。
なお、ボンディングツール28は、上記形態に限られず、図7に示すように、ヘッドチップ10に両端に設けられた一群のパッド18のうち、一端のパッド18郡を一括して接続する形態でもよい。この場合、2回に分けて接続が行われる。ヘッドチップ10の4辺に一群のパッド18が設けられている場合、4回に分けて接続が行われる。また、ボンディングツール28は、個々のパッド18を接続するシングルボンデング方式でもよい。これらの形態は、上記形態に比べ、接続部に与える超音波の照射効率が良くなるため、より弱い超音波による接続が可能となる。
また、ステージ30は、上記形態に限らず、図8に示すように、ヘッドチップ10のパッド18に対応する部分のみ突出した突出部30bを設けた形態でもよい。この形態でも、ノズル列16形成面がステージ30に当たらず、パッド18部分のみに圧力が架かる構成となる。
次に、図3に示すように、ヘッドチップ10のパッド18と、COF用フィルム12のリード24との接続部24aを、封止剤26により封止する。この際、図9に示すように、ヘッドチップ10のノズル列16を上向きに反転させて(図8上側)、図示しないヘッド筐体上にくみ上げた後、ヘッドチップ10とCOF用フィルム12(或いはデバイスホール22)との間隙に、封止剤26を注入して封止する。
封止剤26としては、例えば、パナソニック ファクトリーソリューションズ(株)のフリップチップ用アンダーフィル剤「CCN800D」などのような低粘度な封止剤を用いることができる。低粘度な封止剤を使用することで、ヘッドチップ10のノズル列16形成面側に封止剤26が盛り上がらない封止を容易に実現できる。また、封止剤26の量は、ヘッドチップ10とCOF用フィルム12(或いはデバイスホール22)との間隙を完全に埋めなくてもよく、接続部が露出しなければ問題とならない。
このようにして、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを得る。得られた、インクジェット記録ヘッドは、インクジェット装置へ装着される。インクジェット記録装置としては、特に限定されるものはなく、公知の構成である。
以上、説明したように、本実施形態では、ヘッドチップ10がインク吐出方向とは反対方向側の面からCOF用フィルム12に搭載されている。この状態で、ヘッドチップ10のパッド18は、COF用フィルム12におけるリード24に接続されている。そして、リード24は、デバイスホール22に突出しておらず、その全体がフレキシブル基板20に支持固定されると共に、そのパッド18との接続部が封止剤26により封止されている。
このため、封止剤26は、インク吐出方向には盛り上がることはなく封止している。従って、ヘッドチップ10の発熱抵抗体の形成面に対して直交方向に液滴を吐出するルーフ型のインクジェット記録ヘッドにおいて、封止剤26が記録媒体に接触して画質を低下させたり、噴射素子基板におけるインク吐出口が設けられた面をクリーニングする際に封止剤が邪魔になったりすることがない。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヘッドチップ及びCOF用フィルムを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるCOFフィルムにヘッドチップを搭載した様子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるヘッドチップの内部構造を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるCOFフィルムにヘッドチップを搭載した様子を示す部分側面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドにおけるCOFフィルムのリードとヘッドチップのパッドとの接合装置を示す概略構成図である。 接合装置の他の例を示す概略構成図である。 接合装置の他の例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す部分側面図である。 従来のインクジェット記録ヘッドにおけるヘッドチップ及びTAB用フィルムを示す斜視図である。 従来のインクジェット記録ヘッドにおけるTAB用フィルムにヘッドチップを搭載した様子を示す斜視図である。 従来のインクジェット記録ヘッドを示す斜視図である。 従来のインクジェット記録ヘッドにおけるヘッドチップのパッドとTAB用フィルムのリードとの接続から封止までを説明するための説明図である。
符号の説明
10 ヘッドチップ
12 COF用フィルム(外部配線基板)
14 樹脂天板
16 ノズル列(インク吐出口の列)
18 パッド(通電電極)
20 フレキシブル基板(ベース基板)
22 デバイスホール(開口部)
24 リード(リード部)
26 封止剤

Claims (7)

  1. 発熱抵抗体が設けられた液体噴射素子、前記液体噴射素子と導通すると共に表面に露出した通電電極、及び、前記発熱抵抗体の形成面に対して直交方向に液滴を吐出するインク吐出口を有する液体噴射素子基板と、
    ベースフィルム、前記通電電極と接続されるリード部、及び前記インク吐出口を露出するための開口部を有する外部配線基板と、
    を備えるインクジェット記録ヘッドであって、
    前記外部配線基板のリード部は、前記ベースフィルムの第1主面に設けられると共に、少なくとも前記通電電極との接続部が前記ベースフィルムに支持固定されてなり、
    前記液体噴射素子基板は、前記ベースフィルムの第1の主面側から、前記通電電極を前記リード部と接続させると共に当該接続部を封止剤により封止され、前記インク吐出口を前記開口部から露出して、前記外部配線基板に搭載されてなる、
    ことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 前記通電電極は、無電解メッキが施された金メッキ電極であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記通電電極は、金ボール電極であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 発熱抵抗体が設けられた液体噴射素子、前記液体噴射素子と導通すると共に表面に露出した通電電極、及び、前記発熱抵抗体の形成面に対して直交方向に液滴を吐出するインク吐出口を有する液体噴射素子基板と、
    ベースフィルム、前記ベースフィルムの第1主面に設けられると共に前記通電電極との接続部が前記ベースフィルムに支持固定されたリード部、及び前記インク吐出口を露出するための開口部を有する外部配線基板と、
    を備えるインクジェット記録ヘッドの製造方法であって、
    前記噴射素子基板を、前記ベースフィルムの第1の主面側から、前記通電電極をリード部と接触させると共に前記インク吐出口を前記開口部から露出して、前記外部配線基板に配置する第1工程と、
    前記噴射素子基板の前記通電電極と前記外部配線基板のリード部とを、接続する第2工程と、
    前記噴射素子基板の前記通電電極と前記外部配線基板のリード部との接続部を、封止剤により封止する第3工程と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  5. 前記第2工程では、加熱・加圧すると共に、超音波を併用して接続が行われることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  6. 前記超音波は、前記外部配線基板における前記ベースフィルムの第1主面側から照射することを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  7. 請求項1乃至請求項3に記載のインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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