JP2005219171A - 二次元流発生装置及び流れ分配装置 - Google Patents

二次元流発生装置及び流れ分配装置 Download PDF

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Abstract

【課題】サンドブラスト加工法のノズルにおいて、スリット状の流出口から流出される粒流体内の粒体を流出口の長手方向において均一にすることができる二次元流発生装置を提供する。
【解決手段】二次元流発生装置は、粒流体が粒流体供給部34内へ供給されることで、粒流体が環状流路22を流れると共に展開流路30によって徐々にスリット状の流れに展開されて、スリット状の流出口32から粒流体の二次元流が流出される。ここで、環状流路22を環状流に形成された粒流体が流れるため、環状流路22では粒流体内の粒体が周方向に略均一な分布になって、展開流路30では粒流体内の粒体が流出口32の長手方向において略均一な分布になる。このため、流出口32から流出される粒流体内の粒体を流出口32の長手方向において均一にすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は二次元流発生装置及び流れ分配装置に係り、特に、粉流体、液滴流体、流体、液体等の流路を流通する流通物の二次元流を発生させる二次元流発生装置、及び流通物の流れを分配する流れ分配装置に関する。
近年の工業技術の発達は、従来にない広範囲の精密加工(精密表面加工)を効率よく行うことを要求している。サンドブラスト加工法にて、この要求に応えるためには、研削材を幅広く均一に噴射できるノズルの開発が不可欠である。
従来のノズルとしては、研削材導入口に連通する研削材拡散空間を厚さが徐々に薄くなるように変形形成し、研削材拡散空間に連通する研削材整流空間を厚さが薄い幅広の断面長方形状に形成することで、研削材の二次元流を発生させるノズルが知られている。
しかしながら、このノズルでは、紛流体の二次元流を発生させる場合に、致命的とも言える原理的な困難さを有している。
すなわち、粉体を含有しない流体であれば、ベルヌーイの定理として知られるように流体の動圧と静圧との和は一定であるから、流体の速度を圧力に変換することで流体の断面形状を容易に変化させることができる。このため、紛体を含有しない流体であれば、均一化した二次元流を容易に発生させることができる。
しかしながら、このノズルでは、研削材拡散空間を研削材流れ方向に相当長くしないと、研削材が、研削材拡散空間の長手方向中央に集中して流れて、研削材拡散空間断面(研削材流れ直角方向の断面)の長手方向に均一に流れず、実用機への応用が困難であるという問題がある(図11参照)。
さらに、従来の二次元流発生装置としては、外筒内に中筒が設けられて、外筒と中筒との間に粉流体周回部が形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この二次元流発生装置では、中筒内に粉流体導入通路が設けられており、粉流体導入通路の一端には粉流体供給口が形成されている。中筒には中筒内部通路が設けられており、中筒内部通路は粉流体導入通路と粉流体周回部とを連通している。また、外筒には粉流体放出口が設けられており、粉流体放出口は粉流体周回部に連通されている。これにより、粉流体供給口から粉流体導入通路へ導入された粉流体が中筒内部通路を介して粉流体周回部へ流れることで、粉流体が粉流体周回部を周回された後に粉流体放出口から放出されて、粉流体の二次元流が発生される構成である。
しかしながら、この二次元流発生装置では、粉流体導入通路へ導入された粉流体内の粉粒体が慣性力によって粉流体導入通路の反粉流体供給口側へ流れ易い。このため、粉流体放出口から放出される粉流体内の粉粒体が流れ直角方向において均一に流れないという問題がある。
しかも、粉流体導入通路と中筒内部通路との連通部分及び中筒内部通路と粉流体周回部との連通部分の2部分において、粉流体供給口から導入された粉流体の移動方向が約90°変更される。このため、粉流体放出口から放出される粉流体の流速が遅くなるという問題もある。
また、例えば食品の分野で利用可能な従来の粉流体分配装置としては、複数の分岐管が粉流体供給路から分岐されると共に、各分岐管にバルブ等の流量調整器が設けられて、各分岐管への粉流体の流量が各流量調整器によって調整されるものがある。
しかしながら、この粉流体分配装置では、粉流体供給路の複数の分岐管との連通部分において、粉流体の流れ直角面における粉体密度が均一でないため、各分岐管への粉流体の流量が同一とされても、各分岐管への粉体の分配量が大きく異なるという問題がある。また、これを是正するためには、各分岐管から粉流体を採取して当該粉流体内の粉体の量を計測し、これに応じて各流量調整器を制御しなければならず、作業が非常に煩雑である。
特開2002−326162公報
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、筒内を流れる粉流体内の粉体の密度が周方向においては容易に均一になる特性を利用し、スリット状の流出口から流出される粉流体内の粉体を流出口の長手方向において均一にすることができる二次元流発生装置、及び、全分岐流路に分配される粉流体内の粉体の密度を均一にすることができる流れ分配装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の二次元流発生装置は、環状流を生成する環状流路と、流入側が前記環状流路の流出側に連通され、かつ流出口がスリット状の展開流路であって、流入側から流出側に向かって前記環状流路の流出側に連通された部分の形状が徐々にスリット状に展開された展開流路と、を備えている。
本発明では、環状流を生成する環状流路が設けられているため、粉流体が環状流路を流れる場合に環状流となって流れ、粉流体中の粉体は、環状流路の流れ方向と直交する方向の断面内においては不均一に分布するが、環状流路の軸に対しては軸対称の分布になる。すなわち、粉流体中の粉体は環状流の周方向に略均一に分布する。
環状流路の流出側には、展開流路の流入側が連通されている。この展開流路は、流出口がスリット状に形成され、流入側から流出側に向かって前記環状流路の流出側に連通された部分の形状が徐々にスリット状に展開されている。このため、環状流路から流出した環状流は、展開流路によって徐々にスリット状の流れに展開され、スリット状の流出口から流出される。環状流路においては、粉流体中の粉体は軸対称の分布(周方向に略均一な分布)になっているため、展開流路によって環状流をスリット状の流れに展開した状態では、粉流体中の粉体は、スリット状の流出口の幅方向には不均一の分布になるが、スリット状の流出口の長さ方向には略均一の分布になる。
したがって、本発明の二次元流発生装置をサンドブラスト加工に適用した場合には、長さ方向に研削材が略均一に分布した幅広の噴射流を得ることができ、幅広の範囲を同時にサンドブラスト加工することができる。
本発明の前記環状流路は、筒状部分と前記筒状部分内に配置された内部側分とで形成することができる。また、前記展開流路は、前記筒状部分に連続しかつ先端側に向かって前記筒状部分に連続した部分が平面状に展開された第1展開部分、前記内部側分に連続しかつ先端側に向かって前記内部側分に連続した部分が平面状に展開されると共に、前記第1展開部分に対向して配置された第2展開部分、及び、前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙の各々を閉鎖する一対の細長板状部で形成することができる。
また、本発明は、基端側に形成された筒状部分、及び前記筒状部分に連続しかつ先端側に向かって前記筒状部分に連続した部分が平面状に展開された第1展開部分を有する第1部材と、基端側に形成され前記筒状部分内に配置される内部側分、及び前記内部側分に連続しかつ先端側に向かって前記内部側分に連続した部分が平面状に展開された第2展開部分を有し、前記内部側分と前記筒状部分とによって環状流路を形成すると共に、前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙の各々を閉鎖して、前記第1展開部分と前記第2展開部分とによって、前記環状流路に連通されかつ流出口がスリット状の展開流路を形成する第2部材と、で構成することができる。この場合、前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との各々を直接連結して閉鎖してもよいが、前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙の各々を一対の細長板状部で閉鎖するのが好ましい。
さらに、本発明の環状流路の流入口には、前記環状流路内に旋回流を発生させる旋回流生成部を更に設けることができる。このように、環状流路内に旋回流を発生させることにより、環状流路内の粉流体中の粉体の分布をより均一な軸対称の分布にすることができる。
本発明において、環状流路の環状の流出口を子午面内で周方向に複数に分割し、流出口がスリット状の展開流路であって、流入側から流出側に向かって前記環状流路の流出側の形状が徐々にスリット状に展開された展開流路を複数設け、展開流路の流入側を、前記環状流路の流出側の分割部各々に連通することにより、複数のスリット状の流れを生成することができる。
また、このように複数の流れを生成することにより、流れを複数に分配する流れ分配装置を構成するこができる。
本発明の流れ分配装置は、環状流を生成する環状流路と、流入側が前記環状流路の流出側を周方向に複数に分割した各分割部分の各々に連通された複数の分割流路と、を備えている。
また、本発明の流れ分配装置は、環状流を生成する環状流路と、流入側が前記環状流路の流出側を周方向に複数に分割した各分割部分の各々に連通され、かつ流出口がスリット状の展開流路であって、流入側から流出側に向かって前記環状流路の流出側に連通された部分の形状が徐々にスリット状に展開された複数の展開流路と、によって構成されている。
流れ分配装置の環状流路は、筒状部分と前記筒状部分内に配置された内部側分とで形成し、展開流路の各々は、前記筒状部分に連続しかつ先端側に向かって前記筒状部分に連続した部分が平面状に展開された第1展開部分、前記内部側分に連続しかつ先端側に向かって前記内部側分に連続した部分が平面状に展開されると共に、前記第1展開部分に対向して配置された第2展開部分、及び、前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙の各々を閉鎖する一対の細長板状部で形成することができる。
また、本発明の流れ分配装置は、基端側に形成された筒状部分、及び前記筒状部分に連続しかつ先端側に向かって前記筒状部分に連続した部分が平面状に展開された複数の第1展開部分を有する第1部材と、基端側に形成され前記筒状部分内に配置される内部側分、及び前記内部側分に連続しかつ先端側に向かって前記内部側分に連続した部分が平面状に展開された複数の第2展開部分を有し、前記内部側分と前記筒状部分とによって環状流路を形成すると共に、前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙の各々を対向する展開部分毎に閉鎖して、前記第1展開部分と前記第2展開部分とによって、前記環状流路に連通されかつ流出口がスリット状の複数の展開流路を形成する第2部材と、で構成することができる。
前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙の各々は、一対の細長板状部で閉鎖するのが好ましく、前記環状流路の流入口には、前記環状流路内に旋回流を発生させる旋回流生成部を更に設けるのが効果的である。
本発明の二次元流発生装置は、粉流体、液滴流体、流体、液体等の流路を流通する流通物の二次元流を発生させる場合に適用でき、流れ分配装置は、これらの流通物の流れを分配する場合に適用することができる。
以上説明したように本発明の二次元流発生装置によれば、幅広い粉流体流を容易に流出させることができる、という効果が得られる。
また、本発明の流れ分配装置によれば、複数の幅広い粉流体流を容易に流出させることができる、という効果が得られる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る二次元流発生装置10の斜視図が示されている。
本実施の形態に係る二次元流発生装置10には、基端部側に円筒状の筒状部分14が形成された第1部材12が設けられている。
第1部材12の先端部側には、筒状部分14の先端に連続して形成された第1展開部分16が形成されている。第1展開部分16は、先端側に向かって筒状部分14に連続した部分が平面状に徐々に展開され、すなわち筒状部分14に連続した部分の周方向の曲がりが徐々に平面状に伸ばされた形状に形成されて、先端部が平面状に形成されている。
二次元流発生装置10には、基端部側に円筒状の内部側分20が形成された第2部材18が設けられている。第2部材18の内部側分20は、筒状部分14内に中心軸が一致された状態で配置されており、内部側分20と筒状部分14との間には、断面円環状の環状流路22が形成されている。環状流路22の基端には円環状の流入口24(図3参照)が形成され、環状流路22の先端には円環状の連通口26が形成されている。
第2部材18の先端部側には、内部側分20の先端に連続して形成された第2展開部分28が形成されている。第2展開部分28は、先端側に向かって内部側分20に連続した部分が平面状に徐々に展開され、すなわち内部側分20に連続した部分の周方向の曲がりが徐々に平面状に伸ばされた形状に形成されて、先端部が平面状に形成にされている。
第2展開部分28の両幅方向端部全体である両側縁部全体と第1展開部分16の両幅方向端部全体である両側縁部全体との間は、一対の細長板状部29によって各々閉塞されており、第2展開部分28と第1展開部分16との間には、第2展開部分28、第1展開部分16、及び一対の細長板状部29によって展開流路30が形成されている。これにより、展開流路30の基端は断面分離円環状に形成されて環状流路22の連通口26に連通されると共に、展開流路30の先端にはスリット状(厚さが薄い幅広の長方形状(断面二次元形状))の流出口32が形成されている。また、展開流路30は、環状流路22に連通される部分が周方向の1箇所において分離されると共に先端側に向かって子午面内で徐々に展開された形状(周方向の曲がりが徐々に伸ばされた形状)に形成されて、基端側から先端側へ向けて断面分離円環状からスリット状へ滑らかに変化されている。
第1部材12及び第2部材18の基端側には、旋回流生成部としての略円筒容器状の粉流体供給部34(図2及び図3参照)が設けられており、粉流体供給部34は、環状流路22と中心軸が一致された状態で、内部が環状流路22の流入口24に連通されている。粉流体供給部34内には円筒状の内部側材36が設けられており、内部側材36は、粉流体供給部34と中心軸が一致された状態で粉流体供給部34を貫通すると共に、第2部材18の内部側分20と径が同一に形成されて内部側分20と一体にされている。
粉流体供給部34の基端側面には、断面円状または断面矩形状等の筒状に形成された供給筒38が所定数(1個から10個程度が好ましい)設けられている。所定数の供給筒38は、好ましくは、粉流体供給部34の周方向に沿って同一の間隔でかつ粉流体供給部34の中心軸からの距離が同一にされて配置される。所定数の供給筒38の中心軸は、好ましくは、粉流体供給部34の中心軸に対して0°以上90°以下の一定角度だけ、粉流体供給部34の周方向同一側へ傾斜される。
ここで、所定数の供給筒38から通流物としての粉流体40(気体内に研削材等の粉体を含有するもの)が粉流体供給部34内へ供給されることで、粉流体40が環状流路22へ流入口24で環状流(流れ直角方向の断面が環状にされた流れ)に形成されて流入される。このため、環状流に形成された粉流体40が環状流路22を流れて環状流路22の連通口26から展開流路30へ流入されることで、粉流体40が展開流路30によって徐々にスリット状の流れに展開されて、展開流路30の流出口32から二次元流に形成された粉流体40が流出(噴出)される。
また、供給筒38の中心軸が粉流体供給部34の中心軸に対して傾斜されて、粉流体供給部34で粉流体40が回転流に形成される場合には、粉流体40が環状流路22へ流入口24で旋回流(環状流の一種)に形成されて流入される構成である。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の二次元流発生装置10では、所定数の供給筒38から粉流体40が粉流体供給部34内へ供給されることで、粉流体40が環状流路22へ流入口24で環状流に形成されて流入される。また、供給筒38の中心軸が粉流体供給部34の中心軸に対して傾斜されて、粉流体供給部34で粉流体40が回転流に形成される場合には、粉流体40が環状流路22へ流入口24で旋回流に形成されて流入される。
このように、環状流を生成する環状流路22が設けられているため、粉流体40が環状流路22を流れる場合に環状流となって流れ、粉流体40中の粉体は、環状流路22の流れ方向と直交する方向の断面内においては不均一に分布するが、環状流路22の軸に対しては軸対称の分布になる。すなわち、粉流体40中の粉体は環状流の周方向に略均一に分布する。
さらに、上述の如く旋回流に形成された粉流体40が環状流路22へ流入される場合には、環状流路30内の粉流体40中の粉体の分布を周方向により均一な分布にすることができる。
環状流路22の流出側には、展開流路30の流入側が連通されている。この展開流路30は、流出口32がスリット状に形成され、流入側から流出側に向かって環状流路22の流出側に連通された部分の形状が徐々にスリット状に展開されている。このため、環状流路22から流出した環状流は、展開流路30によって徐々にスリット状の流れに展開され、スリット状の流出口32から流出される。環状流路22においては、粉流体40中の粉体は軸対称の分布(周方向に略均一な分布)になっているため、展開流路30によって環状流をスリット状の流れに展開した状態では、粉流体40中の粉体は、スリット状の流出口32の幅方向には不均一の分布になるが、スリット状の流出口32の長さ方向には略均一の分布になる。
したがって、本実施の形態に係る二次元流発生装置10をサンドブラスト加工に適用した場合には、長さ方向に研削材が略均一に分布した幅広の噴射流を得ることができ、幅広の範囲を同時にサンドブラスト加工することができる。
また、特に旋回流でない環状流に形成された粉流体40が環状流路22を流れる場合には、粉流体40が所定数の供給筒38から供給された後展開流路30の流出口32から流出される間に粉流体40の移動方向が約90°変更されることを抑制でき、流出口32から流出される粉流体40の流速が遅くなることを抑制できる。
[第2の実施の形態]
図4には、本発明の第2の実施の形態に係る二次元流発生装置50が斜視図にて示されている。
本実施の形態に係る二次元流発生装置50は、上記第1の実施の形態と、以下の点で異なる。
すなわち、第1部材12の先端部側は2つの第1展開部分16に分割されており、各第1展開部分16は、筒状部分14の先端に連続して形成されている。各第1展開部分16は、先端側に向かって筒状部分14に連続した部分が平面状に徐々に展開され、すなわち筒状部分14に連続した部分の周方向の曲がりが徐々に平面状に伸ばされた形状に形成されて、先端部が平面状に形成されている。
第2部材18の先端部側は2つの第2展開部分28に分割されており、各第2展開部分28は、内部側分20の先端に連続して形成されている。各第2展開部分28は、先端側に向かって内部側分20に連続した部分が平面状に徐々に展開され、すなわち内部側分20に連続した部分の周方向の曲がりが徐々に平面状に伸ばされた形状に形成されて、先端部が平面状に形成されている。各第2展開部分28の先端は、分離される構成(図4の2点鎖線側参照)と、一体にされる構成(図4の実線側参照)と、の何れか一方の構成にされている。
なお、第1部材12及び第2部材18の先端部側では、第1展開部分16及び第2展開部分28がそれぞれ均等に分割される必要がないが、各第2展開部分28の先端が一体にされる構成の場合には、第1展開部分16及び第2展開部分28がそれぞれ均等に分割される。
各第2展開部分28の両幅方向端部全体である両側縁部全体と各第1展開部分16の両幅方向端部全体である両側縁部全体との間は、対向する第2展開部分28及び第1展開部分16毎に一対の細長板状部29によって各々閉塞されており、各第2展開部分28と各第1展開部分16との間には、各々第2展開部分28、第1展開部分16及び一対の細長板状部29によって展開流路30が形成されている。これにより、各展開流路30の基端は断面分割円環状に形成されて環状流路22の連通口26に連通されると共に、各展開流路30の先端にはスリット状の流出口32が形成されている。また、各展開流路30は、環状流路22に連通される部分が周方向の2箇所において分離されると共に先端側に向かって子午面内で徐々に展開された形状(周方向の曲がりが徐々に伸ばされた形状)に形成されて、基端側から先端側へ向けて断面分割円環状からスリット状へ滑らかに変化されている。
ここで、上記第1の実施の形態と同様に環状流に形成された粉流体40が環状流路22を流れることで、粉流体40が環状流路22の連通口26から各展開流路30へ流入されて各展開流路30によって徐々にスリット状の流れに展開され、各展開流路30の流出口32から二次元流に形成された粉流体40が流出(噴出)される。この際、各第2展開部分28の先端が分離される構成の場合には、2つの粉流体40の二次元流が分離されて流出される一方、各第2展開部分28の先端が一体にされる構成の場合には、2つの粉流体40の二次元流が一体にされて流出される構成である。
以上の構成の二次元流発生装置50でも、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
しかも、環状流路30内の粉流体40中の粉体の分布が周方向に均一な分布になるため、全展開流路30に分配される粉流体40内の粉体の密度を均一にすることができる。
なお、本実施の形態の二次元流発生装置50は、本発明の流れ分配装置としても使用できる。この場合、展開流路30が本発明の分割流路に該当し、また、各流出口32は、必ずしもスリット状である必要はない。
[第3の実施の形態]
図5には、本発明の第3の実施の形態に係る二次元流発生装置60が斜視図にて示されている。
本実施の形態に係る二次元流発生装置60は、上記第1の実施の形態と、以下の点で異なる。
すなわち、第1部材12の先端部側は3つの第1展開部分16に分割されており、各第1展開部分16は、筒状部分14の先端に連続して形成されている。各第1展開部分16は、先端側に向かって筒状部分14に連続した部分が平面状に徐々に展開され、すなわち筒状部分14に連続した部分の周方向の曲がりが徐々に平面状に伸ばされた形状に形成されて、先端部が平面状に形成されている。
第2部材18の先端部側は3つの第2展開部分28に分割されており、各第2展開部分28は、内部側分20の先端に連続して形成されている。各第2展開部分28は、先端側に向かって内部側分20に連続した部分が平面状に徐々に展開され、すなわち内部側分20の周方向の曲がりが徐々に平面状に伸ばされた形状に形成されて、先端部が平面状に形成されている。
なお、第1部材12及び第2部材18の先端部側では、第1展開部分16及び第2展開部分28がそれぞれ均等に分割される必要がない。
各第2展開部分28の両幅方向端部全体である両側縁部全体と各第1展開部分16の両幅方向端部全体である両側縁部全体との間は、対向する第2展開部分28及び第1展開部分16毎に一対の細長板状部29によって各々閉塞されており、各第2展開部分28と各第1展開部分16との間には、各々第2展開部分28、第1展開部分16及び一対の細長板状部29によって展開流路30が形成されている。これにより、各展開流路30の基端は断面分割円環状に形成されて環状流路22の連通口26に連通されると共に、各展開流路30の先端にはスリット状の流出口32が形成されている。また、各展開流路30は、環状流路22に連通される部分が周方向の3箇所において分離されると共に先端側に向かって子午面内で徐々に展開された形状(周方向の曲がりが徐々に伸ばされた形状)に形成されて、基端側から先端側へ向けて断面分割円環状からスリット状へ滑らかに変化されている。
ここで、上記第1の実施の形態と同様に環状流に形成された粉流体40が環状流路22を流れることで、粉流体40が環状流路22の連通口26から各展開流路30へ流入されて各展開流路30によって徐々にスリット状の流れに展開され、各展開流路30の流出口32から二次元流に形成された粉流体40が流出(噴出)される構成である。
以上の構成の二次元流発生装置60でも、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
しかも、環状流路30内の粉流体40中の粉体の分布が周方向に均一な分布になるため、全展開流路30に分配される粉流体40内の粉体の密度を均一にすることができる。
なお、本実施の形態の二次元流発生装置60は、本発明の流れ分配装置としても使用できる。この場合、展開流路30が本発明の分割流路に該当し、また、各流出口32は、必ずしもスリット状である必要はない。
(第1変形例)
図6には、第1変形例に係る旋回流生成部としての粉流体供給部70等が筒状部分14及び内部側分20の先端から基端側を見た正面図にて示されており、図7には、粉流体供給部70等が断面図(図6の7−7線断面図)にて示されている。
本変形例に係る粉流体供給部70は、上記粉流体供給部34と以下の点で異なる。
すなわち、断面円状または断面矩形状等の筒状に形成された供給筒38が所定数(1個から10個程度が好ましい)粉流体供給部70の周面に設けられている。所定数の供給筒38は、好ましくは、粉流体供給部70の周方向に沿って同一の間隔でかつ粉流体供給部70の同一子午線上に配置される。所定数の供給筒38は、好ましくは、粉流体供給部70周方向一側端における母線が、当該母線が通る粉流体供給部70子午線の接線に対して0°以上90°以下の一定角度(図6の角度α)だけ、粉流体供給部70の周方向同一側へ傾斜されると共に、中心軸が、当該中心軸が通る粉流体供給部70の母線に対して0°以上180°以下の一定角度(図7の角度β)だけ同一側(先端側または基端側)へ傾斜される。
ここで、所定数の供給筒38から粉流体40が粉流体供給部34内へ供給されることで、粉流体40が環状流路22へ流入口24で環状流に形成されて流入される。このため、環状流に形成された粉流体40が環状流路22を流れて環状流路22の連通口26から展開流路30へ流入されることで、粉流体40が展開流路30によって徐々にスリット状の流れに展開されて、展開流路30の流出口32から二次元流に形成された粉流体40が流出(噴出)される。
また、供給筒38の粉流体供給部70周方向一側端における母線が、当該母線が通る粉流体供給部70子午線の接線に対して90°未満の角度だけ傾斜されて、粉流体供給部34で粉流体40が回転流に形成される場合には、粉流体40が環状流路22へ流入口24で旋回流(環状流の一種)に形成されて流入される構成である。
(第2変形例)
図8には、(A)において第2変形例に係る旋回流生成部としての粉流体供給部80等が側面側から見た断面図にて示されており、(B)において粉流体供給部80等が基端側から見た断面図((A)のB−B線断面図)にて示されている。
本変形例に係る粉流体供給部80では、基端部側に円筒状の導入筒82が設けられており、導入筒82の先端側には円錐台筒状の断面積変化筒84が連続して設けられている。断面積変化筒84は、基端側から先端側に向かって径が徐々に変化されており、断面積変化筒84の先端は筒状部分14の基端に連続されている。
断面積変化筒84内には円錐状の生成錐86が設けられており、生成錐86の底部は、内部側分20の径と同一にされて、内部側分20と一体にされている。生成錐86の円錐面には螺旋状の螺旋突起88が所定数設けられており、所定数の螺旋突起88は同一方向へ旋回されている。
なお、導入筒82の内径と筒状部分14の内径とは、何れが大きくてもよいが、下記粉流体40の流れ及び環状流の生成が妨げられない範囲の相違にされる。さらに、断面積変化筒84の基端から先端までの長さと筒状部分14の基端から先端までの長さとは、下記の如く環状流路を流れる粉流体40を環状流に形成することができる範囲にされる。
また、生成錐86の頂部は、耐磨耗性材料が取り付けられた構成や、基端側へ流体を噴出する構成等とされており、これにより、生成錐86の頂部が下記粉流体40によって磨耗されることが防止されている。さらに、生成錐86頂部の角度は、0°以上180°以下にすることができる。
ここで、導入筒82から粉流体40が断面積変化筒84内へ供給されることで、粉流体40が、断面積変化筒84及び生成錐86によって環状流に形成され更に所定数の螺旋突起88によって旋回流(環状流の一種)に形成されつつ、環状流路22へ流入口24から流入される。このため、旋回流に形成された粉流体40が環状流路22を流れて環状流路22の連通口26から展開流路30へ流入されることで、粉流体40が展開流路30によって徐々にスリット状の流れに展開されて、展開流路30の流出口32から二次元流に形成された粉流体40が流出(噴出)される構成である。
なお、本変形例では、生成錐86の円錐面に所定数の螺旋突起88を設けた構成としたが、生成錐86の円錐面に所定数の螺旋突起88を設けない構成としてもよい。この場合、導入筒82から粉流体40が断面積変化筒84内へ供給されることで、粉流体40が断面積変化筒84及び生成錐86によって旋回流ではない環状流に形成されつつ、環状流路22へ流入口24から流入される。
また、上記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態(第1変形例及び第2変形例を含む)では、筒状部分14内に内部側分20を設けた構成としたが、筒状部分14内に内部側分20を設けない構成としてもよい。すなわち、環状流路22は、必ずしも外周が環状に形成されたものである必要がない。この場合でも、環状流路22を旋回流に形成された粉流体40が流されることで、容易に環状流路22の連通口26へ環状流(旋回流)に形成された粉流体40を供給することができる。
さらに、上記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態(第1変形例及び第2変形例を含む)では、内部側分20を中空に形成した構成としたが、内部側分20を中実に形成した構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態(第1変形例及び第2変形例を含む)では、流通物として粉流体40を適用した構成としたが、流通物として液滴流体、流体、液体等の他の流通物を適用した構成としてもよい。
(第1実験例)
図9には、第1実験例として上記第2の実施の形態に係る二次元流発生装置50(一対の第2展開部分28の先端が一体にされたもの)が両流出口32から二次元流に形成して流出した粉流体40を平板状の壁面に垂直方向から衝突させた際における、流出口32の長手方向中央からの流出口32に沿った距離rと、流出口32の距離rの位置に対向する壁面の部位に衝突した粉流体40内粉体の数の、壁面に衝突した粉流体40内粉体の総数に対する割合と、の関係を表すグラフが示されている。なお、粉流体40内の粉体は、比重量が3000Kg/m3のセラミックビーズにされると共に、平均粉径が246μmにされている。
第1実験例では、流出口32と壁面との対向距離Lが5mm、15mm、25mm、35mmにされた場合において、壁面に衝突した粉流体40内粉体の総数が、それぞれ4724個、7215個、10517個、17005個になった。
(第2実験例)
図10には、第2実験例として上記第2の実施の形態に係る二次元流発生装置50(筒状部分14内に内部側分20を設けずかつ一対の第2展開部分28の先端が一体にされたもの)が旋回流に形成した粉流体40を環状流路22に流しかつ両流出口32から二次元流に形成して流出した粉流体40を平板状の壁面に垂直方向から衝突させた際における、流出口32の長手方向中央からの流出口32に沿った距離rと、流出口32の距離rの位置に対向する壁面の部位に衝突した粉流体40内粉体の数の、壁面に衝突した粉流体40内粉体の総数に対する割合と、の関係を表すグラフが示されている。なお、粉流体40内の粉体は、第1実験例と同様にされている。
第2実験例では、流出口32と壁面との対向距離Lが5mm、15mm、25mm、35mmにされた場合において、壁面に衝突した粉流体40内粉体の総数が、それぞれ2428個、4649個、3734個、3709個になった。
ここで、上記第1実験例及び第2実験例では、流出口32の端部に対向する壁面の部位を除けば、壁面に衝突する粉流体40内粉体の数がほぼ均一にされている。なお、流出口32の端部に対向する壁面の部位に衝突する粉流体40内粉体の数が均一でないのは、流出口32端部の機械加工上の問題から生じたものであるため、改良することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る二次元流発生装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る二次元流発生装置における粉流体供給部等を示す筒状部分及び内部側分の先端から基端側を見た正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る二次元流発生装置における粉流体供給部等を示す断面図(図2の3−3線断面図)である。 本発明の第2の実施の形態に係る二次元流発生装置を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る二次元流発生装置を示す斜視図である。 第1変形例に係る粉流体供給部等を示す筒状部分及び内部側分の先端から基端側を見た正面図である。 第1変形例に係る粉流体供給部等を示す断面図(図6の7−7線断面図)である。 (A)は、第2変形例に係る粉流体供給部等を示す側面側から見た断面図であり、(B)は、粉流体供給部等を示す基端側から見た断面図((A)のB−B線断面図)である。 第1実験例の結果を示すグラフである。 第2実験例の結果を示すグラフである。 従来のノズルの研削材整流空間から粉流体を平板状の壁面に垂直方向から衝突させた際における、研削材整流空間の長手方向中央からの研削材整流空間に沿った距離Yの、研削材整流空間の長手方向半分の長さbに対する割合Y/bと、研削材整流空間の割合Y/bの位置に対向する壁面の部位に衝突した粉流体内粉体の数Nの、当該数Nの最大数Nmaxに対する割合N/Nmaxと、の関係を示すグラフである。なお、実線Aは実験におけるY/bとN/Nmaxとの関係を示し、破線Bは実線Aから仮想されるY/bとN/Nmaxとの関係を示している。
符号の説明
10 二次元流発生装置
12 第1部材
14 筒状部分
16 第1展開部分
18 第2部材
20 内部側分
22 環状流路
24 流入口
28 第2展開部分
29 細長板状部
30 展開流路(分割流路)
32 流出口
34 粉流体供給部(旋回流生成部)
40 粉流体(流通物)
50 二次元流発生装置(流れ分配装置)
60 二次元流発生装置(流れ分配装置)
70 粉流体供給部(旋回流生成部)
80 粉流体供給部(旋回流生成部)

Claims (11)

  1. 環状流を生成する環状流路と、
    流入側が前記環状流路の流出側に連通され、かつ流出口がスリット状の展開流路であって、流入側から流出側に向かって前記環状流路の流出側に連通された部分の形状が徐々にスリット状に展開された展開流路と、
    を備えた二次元流発生装置。
  2. 筒状部分と前記筒状部分内に配置された内部側分とで前記環状流路を形成し、
    前記筒状部分に連続しかつ先端側に向かって前記筒状部分に連続した部分が平面状に展開された第1展開部分、前記内部側分に連続しかつ先端側に向かって前記内部側分に連続した部分が平面状に展開されると共に、前記第1展開部分に対向して配置された第2展開部分、及び、前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙を各々閉鎖する一対の細長板状部で前記展開流路を形成した請求項1記載の二次元流発生装置。
  3. 基端側に形成された筒状部分、及び前記筒状部分に連続しかつ先端側に向かって前記筒状部分に連続した部分が平面状に展開された第1展開部分を有する第1部材と、
    基端側に形成され前記筒状部分内に配置される内部側分、及び前記内部側分に連続しかつ先端側に向かって前記内部側分に連続した部分が平面状に展開された第2展開部分を有し、前記内部側分と前記筒状部分とによって環状流路を形成すると共に、前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙を各々閉鎖し、前記第1展開部分と前記第2展開部分とによって、前記環状流路に連通されかつ流出口がスリット状の展開流路を形成する第2部材と、
    を備えた二次元流発生装置。
  4. 前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙の各々を一対の細長板状部で閉鎖した請求項3記載の二次元流発生装置。
  5. 前記環状流路の流入口に、前記環状流路内に旋回流を発生させる旋回流生成部を更に設けた請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の二次元流発生装置。
  6. 環状流を生成する環状流路と、
    流入側が前記環状流路の流出側を周方向に複数に分割した各分割部分の各々に連通された複数の分割流路と、
    を備えた流れ分配装置。
  7. 環状流を生成する環状流路と、
    流入側が前記環状流路の流出側を周方向に複数に分割した各分割部分の各々に連通され、かつ流出口がスリット状の展開流路であって、流入側から流出側に向かって前記環状流路の流出側に連通された部分の形状が徐々にスリット状に展開された複数の展開流路と、
    を備えた流れ分配装置。
  8. 筒状部分と前記筒状部分内に配置された内部側分とで前記環状流路を形成し、
    前記筒状部分に連続しかつ先端側に向かって前記筒状部分に連続した部分が平面状に展開された第1展開部分、前記内部側分に連続しかつ先端側に向かって前記内部側分に連続した部分が平面状に展開されると共に、前記第1展開部分に対向して配置された第2展開部分、及び、前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙の各々を閉鎖する一対の細長板状部で前記展開流路の各々を形成した請求項7記載の流れ分配装置。
  9. 基端側に形成された筒状部分、及び前記筒状部分に連続しかつ先端側に向かって前記筒状部分に連続した部分が平面状に展開された複数の第1展開部分を有する第1部材と、
    基端側に形成され前記筒状部分内に配置される内部側分、及び前記内部側分に連続しかつ先端側に向かって前記内部側分に連続した部分が平面状に展開された複数の第2展開部分を有し、前記内部側分と前記筒状部分とによって環状流路を形成すると共に、前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙の各々を対向する展開部分毎に閉鎖し、前記第1展開部分と前記第2展開部分とによって、前記環状流路に連通されかつ流出口がスリット状の複数の展開流路を形成する第2部材と、
    を備えた流れ分配装置。
  10. 前記第1展開部分の両側縁部と前記第2展開部分の両側縁部との間隙の各々を一対の細長板状部で閉鎖した請求項9記載の流れ分配装置。
  11. 前記環状流路の流入口に、前記環状流路内に旋回流を発生させる旋回流生成部を更に設けた請求項6乃至請求項10のいずれか1項記載の流れ分配装置。
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