JP2005218609A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時間によらず集塵性能が安定すると共に、排気臭を低減した掃除機を提供すること。
【解決手段】商用電源から電力が供給されていない時は2次電池51からブラシ駆動モータ26へ電力が供給されるよう制御され、集塵室18内のフィルター17に付着した塵埃をブラシ23で剥離し、剥離された塵埃を溜める塵埃蓄積室35を吸引経路外に配置する構成としたので、優れた集塵性能を維持し続けると共に、排気臭も低減した掃除機が実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用の電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機としては、吸込み口が送風機の吸引部に連通し、吸込み口から送風機への吸引経路は塵埃を蓄積する集塵室が設けられており、さらに集塵室の送風機の吸引側にはフィルターが配設され、フィルターを介して集塵室と送風機の吸引側とはつながっていた。そして、送風機を運転するとその圧力で吸込み口から床面等の上にある塵埃を空気と共に本体内に吸い込み、送風機の吸引側前段のフィルターが塵埃成分を捕獲するので塵埃と空気が分離され、空気のみが送風機に吸引されて本体外に排気され、フィルターに捕獲された塵埃成分は、フィルターが配設されている集塵室に蓄積され、掃除機使用者が必要に応じて集塵室に溜まった塵埃を捨てるフィルターを用いたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、使い捨ての集塵用紙パックを用いずに、掃除機の本体の吸引経路に着脱自在に装着され、内部で渦巻き状の空気の流れ(いわゆるサイクロン)を発生させる集塵ケース内に筒状のフィルターを備えて、このフィルターにより濾過された塵埃を集塵ケース内に蓄積できるようにしたサイクロン式の掃除機もあった(例えば、特許文献2参照)。
図6は従来のフィルター式掃除機のフィルターを示すもので、粗塵を捕捉するためのネットより構成される一次フィルター52と不織布からなる二次フィルター53を具え同一枠54により成形され中央部55より二つ折りした状態でフィルター51を構成している。
さらに図7は従来のフィルター式掃除機の構成を示すもので、集塵ケース56内面のガイドリブ57間に前記フィルター51が挿入され、電動送風機58の吸引力で塵埃を多量に含んだ空気流が流入し、一次フィルター52で綿綿等の粗塵が、二次フィルター53で細塵が分離濾過され、清浄な空気のみが本体外へ排出される構成となっていた。
図8は従来のサイクロン式掃除機の集塵ケースの構成を示すもので、略円筒状の透明な合成樹脂などで形成された透明または半透明の集塵室本体59の内側にそれぞれ略円筒状の外側フィルター60および内側フィルター61が集塵室本体59と同心状に配されている。集塵室本体59内に入った塵埃を含む空気は、集塵室本体59の内壁の沿って旋回する。サイクロン空間62内部において旋回しながら外側フィルター60内部へ流れ、大きな塵埃(粗塵)は、集塵室本体59底部の空間部63に堆積する。同様に外側フィルター60内部へ流れた空気も更に旋回する。サイクロン空間64内部において空気は旋回しながら内側フィルター61内部へ流れ、内側フィルター61を通過できない大きさの塵埃は空間部65に堆積する。集塵室本体59の底部には、取手66の下部に設けられたヒンジ67により開閉自在に構成された底蓋68が取り付けられている。この底蓋68は、吸気管69の下方に設けられたレバー70の上部を押すことにより、レバー70の下端に形成されたクランプ71が底蓋68の係止爪72より外れて、集塵室本体59の下端開口を開放するようになっている。
特開昭62−49820号公報 特開2003−180577号公報
しかしながら前記従来の構成では、フィルター表面に付着した塵埃の量が増すに従って、フィルターでの圧力損失が大きくなり、吸い込み口からの吸引力が低下し集塵性能が悪化してしまう。つまり集塵性能は集塵室のゴミが全くないときをピークにして使用時間が長くなればなるほど低くなってしまうという課題を有していた。
そして、集塵性能をピーク時に戻そうとすると、フィルターを掃除したり水洗いしたりする必要があり非常に煩わしいものであった。またこの際、電気掃除機使用者の手にゴミが付着したり、部屋内にゴミを落としたりするなど非常に使い勝手が悪かった。
一方前記従来の構成では、吸込み口から吸引された空気は本体内に蓄積された塵埃に触れるので、その塵埃の臭気成分を含み掃除機外に排出されて掃除機の排気が非常に臭く不快であるという課題も有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用時間によらず安定した集塵性能を有すると共に不快な排気臭をなくした掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、吸引用の送風機を内包する本体と、前記送風機の吸引部に連通した吸い込み口と、前記吸い込み口から前記送風機への吸引経路に配設され塵埃を集積する集塵室と、前記集塵室内に装着され集塵室内に取り込まれる空気中の塵埃を濾過するフィルターと、前記フィルターに付着した塵埃をフィルターから剥離する塵埃剥離手段と、前記塵埃剥離手段により剥離された塵埃を溜める塵埃蓄積室と、充電部を有し、前記充電部の電力は前記塵埃剥離手段に供給されると共に、前記吸い込み口から前記送風機への吸引経路外に前記塵埃蓄積室を配置する構成としたものである。
これによって、掃除機に商用電源から電力が供給されていない状態であっても、フィルター表面を覆っている塵埃が塵埃剥離手段を用いて除去され、集塵性能が安定すると共に、吸引された空気がすでに蓄積された塵埃を通過することが無いので排気臭が低減された掃除機を実現することができる。
本発明の電気掃除機は、塵埃と空気を分離するフィルターの自動クリーニングを実現することにより、使用時間によらず吸引性能の安定した掃除機を実現できる。
第1の発明は、吸引用の送風機を内包する本体と、前記送風機の吸引部に連通した吸い込み口と、前記吸い込み口から前記送風機への吸引経路に配設され塵埃を集積する集塵室と、前記集塵室内に装着され集塵室内に取り込まれる空気中の塵埃を濾過するフィルターと、前記フィルターに付着した塵埃をフィルターから剥離する塵埃剥離手段と、前記塵埃剥離手段により剥離された塵埃を溜める塵埃蓄積室と、充電部を有し、前記充電部の電力は前記塵埃剥離手段に供給されると共に、前記吸い込み口から前記送風機への吸引経路外に前記塵埃蓄積室を配置する電気掃除機とすることにより、フィルター表面に付着した塵埃が塵埃剥離手段を用いて除去され、送風機の吸引経路外の塵埃蓄積室に溜められるので、安定した吸引性能と臭い低減された排気が発揮できる。
第2の発明は、第1の発明の送風機への電力の供給を入切する電源スイッチと、時間を測定するタイマーとを有し、前記電源スイッチを切にした後又は入にした後一定時間塵埃剥離手段を動作させることにより、掃除終了後フィルター表面の塵埃を除去するので、掃除開始時に特に安定した集塵性能が発揮できる。
第3の発明は、第1または第2の発明の商用電源から電力が供給されていない時のみ充電部より電力を供給することにより、電源プラグがコンセントに指し込まれていない状態でもフィルター表面の塵埃を除去するので、安定した吸引性能と臭い低減された排気が発揮できる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明の充電部は2次電池を用いることにより、外部から電力が供給されない時のみ充電部の電力を消費するので、充電部の電力を有効に活用しながら優れた集塵性能が発揮できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の構成を、図2に床上にある吸い込み口の外観をそれぞれ示す。11は送風機であり、モータ部11a、及びファン部11bより構成されている。ファン部11bの中央には吸引部12が設けられている。11cはモータ部11aに設けられた排気口を示す。送風機11は本体13にシールを兼ねた防振ゴム前14及び防振ゴム後15を介して本体13に支持されている。16は吸い込み口であり、複数のフィルター17a、17b、17cを有した集塵室18を介して送風機11の吸引部12に連通している。本体13にはニカド電池やニッケル水素電池のような充電可能な2次電池51が配設されており、この2次電池51への充電は本体28に設けられた電源プラグ(図示せず)を介して商用電源69から行われる。
図3、4に示す様にフィルター17a、17b、17cは平面状に構成されている。これらフィルター17a、17b、17cの目の粗さは、吸引経路の吸い込み口16側にあるほど粗くなっている。またフィルター17a、17b、17cそれぞれの表面はステンレス等の金属が蒸着されているため、蒸着しない場合に比べて著しく表面抵抗が低下している。フィルター17a、17b、17cはそれぞれフィルター支持部材20a、20b、20cにより集塵室18に固定されているが、フィルター17a、17b、17c及びフィルター支持部材20a、20b、20cは帯電防止処理が成されており正負いずれの静電気を帯びることがないようになっている。
21は塵埃剥離手段で、フィルター押圧部22a、22b、22c、ブラシ駆動モータ26、モータ動力伝達部27a、27b、27cとから構成されている。フィルター押圧部22aはブラシ23、ブラシ駆動軸24aから成り、ブラシ23先端は、フィルター17a表面を付勢するように取り付けられていて常にフィルター17aの表面に接触しつつ押圧している。モータ動力伝達部27aはブラシ駆動モータ26の軸19に取り付けられたウォームホイール10とウォームホイール10にかみ合うウォームであるブラシ駆動軸24aとから成り、ブラシ駆動モータ26の回転トルクを減速してブラシ駆動軸24aに伝達するようになっている。モータ動力伝達部27b、27cもモータ動力伝達部27aと同様の構成である。
ブラシ23表面はステンレス等の金属が蒸着されているため、蒸着しない場合に比べて表面の接触抵抗が著しく低下している。ブラシ23は帯電防止処理が成されており正負いずれの静電気を帯びることがないようになっている。
フィルター押圧部22aはブラシ23、ブラシ支え25から成り、ブラシ23先端は、フィルター17a表面を付勢するように取り付けられていて常にフィルター17cの表面に接触しつつ押圧している。ブラシ支え25にはモータ動力伝達部27a外形の台形ネジと同じ呼び径のネジ33と、モータ動力伝達軸27aの外径よりわずかに大きな径の孔34が設けられている。ブラシ23表面はステンレス等の金属が蒸着されているため、蒸着しない場合に比べて表面の接触抵抗が著しく低下している。ブラシ23およびブラシ支え25は帯電防止処理が成されており正負いずれの静電気を帯びることがないようになっている。フィルター押圧部22b、22cについてもフィルター押圧部22aと同様の構成になっている。
集塵室18の下部は塵埃吐出口37として開口していると共に、上部が塵埃投入口38として開口した塵埃蓄積室35が集塵室18の下方に設けられている。塵埃蓄積室35は塵埃蓄積室35a、塵埃蓄積室35b、塵埃蓄積室35cの三つに分割可能で、それぞれが独立して本体13から着脱自在である。また塵埃蓄積室35はフィルター17a、17b、17cおよび塵埃剥離手段21の下方に設けられている。そのためフィルター17a、17b、17cに付着していた塵埃36a、36b、36cはフィルター押圧部22a、22b、22cにより剥離されると共に下方に押し出され、塵埃吐出口3から7塵埃蓄積室35a、35b、35cに収納蓄積される。この時ブラシ支え25が塵埃蓄積室35a、35b、35c内まで下降してくることにより塵埃蓄積室35内に収納されている塵埃38a、38b、38cは、ブラシ支え25と塵埃蓄積室底面39との間で圧縮される。
図1および図3を用いてフィルター17a、17b、17cの塵埃剥離手段21の動作を説明する。
フィルター押圧部22aは台形ネジ33をモータ動力伝達部27aに締結されると共に、孔34にブラシガイド40(モータ動力伝達軸27aと同じ外径)が貫通した状態で静止している。ブラシ駆動モータ26に通電されると、モータ動力伝達部27aが回転する。モータ回転軸19の回転は、モータ回転軸19に取り付けられたウォームホイール10を介してウォームであるブラシ駆動軸24aに伝達されるので、ブラシ駆動軸24aが回転する。ブラシ駆動軸24aは上下方向には移動せずに回転し続け、それに伴いフィルター押圧部22aはその回転に伴い矢印31方向に平行移動する。このとき、孔34がブラシガイド40に接しながら移動するのでブラシ23先端がフィルター17a表面を付勢した状態を維持したままフィルター押圧部22aは移動する事になる。これによりブラシ23がフィルター17a表面を一方向に擦りフィルター17a表面の塵埃36aを剥離する事ができる。
既述の様に、剥離された塵埃36aはフィルター押圧部22aに押され続けて、集塵室18の塵埃吐出口37から塵埃蓄積室35aの上部の開口部を通り塵埃蓄積室35aの内部へと収納蓄積される。一定時間ブラシ駆動モータ26を回転させるとフィルター押圧部22aは初期位置49から終端位置50まで直線移動する。この時塵埃蓄積室35内に収納されている塵埃38aは、ブラシ支え25と塵埃蓄積室底面39との間で圧縮される。
次にフィルター押圧部22aを初期位置49から終端位置50まで直線移動するのに要した時間と同じ時間ブラシ駆動モータ26を逆回転させるとフィルター押圧部22aは矢印31と逆方向に平行移動し初期位置49まで戻る。
図5はブラシ駆動モータ26への電力供給のオンオフ制御の構成を示している。41は送風機11への電力供給のオンオフを行う掃除機の電源スイッチ、42は送風機11へ供給されている電力が0に変化したことを検出する電力変化検出部、43は電力変化検出部42の出力に応じて経過時間を測定する時間測定部である。掃除が終了し、掃除機使用者により電源スイッチ41が切られて電力変化検出部42が電力が0になったことを検出する。次に電力変化検出部42からの信号によりモータ駆動手段44が電源9からブラシ駆動モータ26へ電流を流すと同時に電力変化検出部42からの信号により時間測定部43が、電力変化検出部42から信号を受けてからの時間を測定し始めるように制御されている。時間測定部43が測定した時間があらかじめ決められた時間を超えると時間測定部43からの信号により、モータ駆動手段44が電源9からブラシ駆動モータ26への電流を遮断するようになっている。
ブラシ駆動モータ26への電力供給については、電力検出部53が電源プラグ(図示せず)を介して商用電源52から電力が供給されていることを検出した場合は商用電源52から、電力検出部53が商用電源52から電力が供給されていることを検出しない場合は2次電池51から電力が供給されるように制御されている。これにより塵埃剥離手段21の動作前や動作中に電源プラグが電源コンセントから抜かれることがあっても塵埃剥離手段21が動作しないことを防いでいるのである。
次に動作について説明する。送風機11を駆動すると吸引力が発生し、矢印45で示すよう床面46の塵埃が吸い込み口16から吸引され、塵埃交じりの空気はフィルター17a、17b、17cで塵埃分離されるので、清浄な気流のみが矢印30aで示すように本体13の本体排気口32より排気される。これにより床面の吸引清掃ができる。清掃作業が終了すると掃除機使用者が電源スイッチ41をオフにする。
電力変化検出部42が電力が0になったことを検出するのでモータ駆動手段44に信号を送る。電力変化検出部42からの信号を受けたモータ駆動手段44は電源9からブラシ駆動モータ26へ電流を流すと同時に、時間測定部43に信号を送る。この時電力検出部53が商用電源52から電力が供給されていることを検出した場合は商用電源52から、検出しない場合は2次電池51から電力が供給されるようになっている。これによりモータ駆動手段8が電源9からブラシ駆動モータ26へ電流を流し、ブラシ23がフィルター17表面へ押さえつけられながらあらかじめ決められた直線往復運動を行う。このことにより電源スイッチ41がオフにされると同時にフィルター17a表面に付着していた塵埃はブラシ23により剥離され、フィルター17a表面は塵埃が全く付着していない新品と同じ状態に戻される。
この塵埃剥離の時、フィルター17a及びブラシ23の表面接触抵抗が著しく低いため塵離れが容易であり、それぞれに剥離されずに残る塵はない。さらにフィルター17a及びブラシ23は帯電防止処理が施され静電気を帯びることが無いので、塵埃が静電気によりフィルター17a及びブラシ23に付着することが無い。剥離された塵埃36aはフィルター押圧部22aに押され続けて、集塵室18の塵埃吐出口37から塵埃蓄積室35aの上部の開口部を通り塵埃蓄積室35aの内部へと収納蓄積されると共に、塵埃蓄積室35内に収納されている塵埃38aは、ブラシ支え25と塵埃蓄積室底面39との間で圧縮される。フィルター17b、17cについても同様である。
3つの塵埃蓄積室がそれぞれ分離して本体より着脱自在なので、使用者が塵埃蓄積室35a、35b、35c内に溜まった塵埃の量に応じて、塵埃蓄積室35a、35b、35c内の塵埃をそれぞれ独立して廃棄できるのである。
フィルター17aから剥離された塵埃36aは塵埃蓄積室35aに、フィルター17bから剥離された塵埃36bは塵埃蓄積室35bに、フィルター17cから剥離された塵埃36cは清掃終了後に塵埃蓄積室35cにそれぞれ蓄積され一次保存されることになる。
つまり、吸い込み口16から吸引された塵埃交じりの空気は、フィルター17a、17b、17cの順に塵埃を濾過されながら掃除機外に排気されるが、前回以前の掃除作業で吸引され塵埃蓄積室35a、35b、35cに蓄積された塵埃に一切触れることが無いので、古い塵埃の臭いが排気に移ることが無く掃除機特有の嫌な排気臭を全く発生することが無いのである。
以上説明したように、掃除中には集塵室18内のフィルター表面の塵埃は塵埃剥離手段21により剥離されるので、フィルターが塵埃で目詰まりを起こすなどにより圧力損失が大きく変動することが無い。このことにより吸い込み口16からの吸い込み力の変化も少なく安定した集塵性能を発揮する事ができる。また、集塵室18内のフィルター表面の塵埃が自動的に剥離され続けるので、電気掃除機使用者がフィルターを掃除したり水洗いしたりと言ったフィルターメンテナンスが一切不要である。さらに、塵埃剥離手段21のブラシの塵離れが良いのでこのブラシのメンテナンスも不要である。
掃除作業が終了後、本体13の電源スイッチをオフにして短時間で商用電源52のコンセントから電源プラグが抜かれる事が有ったとしても、塵埃剥離手段21へは2次電池51から電力が供給されるので、電源スイッチをオフすれば必ず塵埃剥離手段21を動作させることができる。
また、空気と塵埃の分離を行うよう期と塵埃を蓄積する容器を分離し、塵埃を蓄積する容器がフィルターなどの別部品を内包しない単純なものにできるのでゴミ捨て作業性をよくできる。
さらに、掃除機特有の嫌な排気臭を完全に抑えることができるのである。
なお本実施の形態では、フィルター押圧部22aの直動動作を一往復としたが、これは往復回数を限定するものではなく、往復回数が増えればフィルター17c上の塵埃36cの剥離が確実に行われるのは言うまでも無い。
また本実施の形態では、電源スイッチ40が切られて電力変化検出部42が電力が0になったことを検出すると、一定時間電源9からブラシ駆動モータ26へ電流を流すようなブラシ駆動モータ26への電力供給のオンオフ制御を行ったが、電源スイッチ40が入れられて電力変化検出部42が送風機11へ供給されている電力を検出した後一定時間電源9からブラシ駆動モータ26へ電流を流すようなブラシ駆動モータ26への電力供給のオンオフ制御を行っても同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態の掃除機を説明する。実施の形態1と同様な部分は同番号を付してその説明を省略する。
本体13内には充電部として高容量コンデンサー(図示せず)が取り付けられており、塵埃剥離手段21への電力供給を行う。またこの高容量コンデンサーへの充電は送風機11通電時に本体13に設けられた電源プラグを介して商用電源から行われる。
本発明によれば、フィルター表面の塵埃は塵埃剥離手段21により剥離されるので、吸込み口16からの吸い込み力の変化も少なく安定した集塵性能を発揮する事ができる。
さらに、充電部を高容量コンデンサーという非常に軽量なものにしているので、本体取り回しが非常に容易な使用性に優れたものになるのである。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、集塵室壁面の自動クリーニングと塵埃と空気を分離するフィルターの自動クリーニングを実現することにより、使用時間によらず集塵室内の吸引性能を確保することが可能となるので、家庭用や業務用の掃除機等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵部の構成を示す図 同床上にある吸込み口の外観図 同塵埃剥離手段の動作を示す図 同塵埃剥離手段の塵埃圧縮動作を示す断面図 同集塵室壁面用モータおよびフィルター用モータへの電力の供給のオンオフ制御の関係を示すブロック図 従来の掃除機のフィルターを示す図 従来の掃除機の構成を示す図 従来のサイクロン方式掃除機の集塵ケースの構成を示す図
符号の説明
11 送風機
12 吸引部
13 本体
16 吸込み口
17a、b、c フィルター
18 集塵室
21 塵埃剥離手段
35 塵埃蓄積室
41 電源スイッチ
43 時間測定部
51 2次電池

Claims (4)

  1. 吸引用の送風機を内包する本体と、前記送風機の吸引部に連通した吸い込み口と、前記吸い込み口から前記送風機への吸引経路に配設され塵埃を集積する集塵室と、前記集塵室内に装着され集塵室内に取り込まれる空気中の塵埃を濾過するフィルターと、前記フィルターに付着した塵埃をフィルターから剥離する塵埃剥離手段と、前記塵埃剥離手段により剥離された塵埃を溜める塵埃蓄積室と、充電部を有し、前記充電部の電力は前記塵埃剥離手段に供給されると共に、前記吸い込み口から前記送風機への吸引経路外に前記塵埃蓄積室を配置する電気掃除機。
  2. 送風機への電力の供給を入切する電源スイッチと、時間を測定するタイマーとを有し、前記電源スイッチを切にした後又は入にした後、一定時間、塵埃剥離手段を動作させる請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 商用電源から電力が供給されていない時のみ充電部より電力を供給する請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 充電部は2次電池を用いる請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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