JP2005217166A - 電子素子とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外観から極性や方向性の識別が可能な識別部を備え、また、チップ立ちが発生しない小型の電子素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 P型半導体部205とN型半導体部206とでなる2極半導体部210の側面に樹脂材料で絶縁部103を形成する。次に、アノード電極面208とカソード電極面209とに、アノード内部電極201及び被覆部502を形成する。次に、仕掛かりダイオード510の被覆部502をエッチング液に浸漬し、エッチバックすることによって、凸設されたカソード内部電極202を形成する。最後に、仕掛かりダイオード520の両端部に、それぞれアノード外部電極101とカソード外部電極102とを、ダイオード100の側面における長さが同じになるよう形成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、その外観から電極の極性識別が可能な表面実装型の電子素子とその製造方法に関する。電子素子とは、例えばダイオード等である。
発光ダイオードなど、極性を有する素子本体を基板上に実装する際には、基板上の配線パターンに素子本体の向きを合わせて接合する。図10は、従来から使用されているダイオード1000の概略断面図である(例えば特許文献1)。このダイオード1000は、発光ダイオード素子チップ1001、透光性エポキシ樹脂1006、銀ペースト又は導電性シート1003、1004、アノード電極板1002、カソード電極板1005、アノード被覆部1007、及び、カソード被覆部1008を備えている。
発光ダイオード素子チップ1001は、PN接合部1001aを境界として隣接して形成されたP型半導体部1009とN型半導体部1010とで構成されている。銀ペースト又は導電性シート1003、1004は、発光ダイオード素子チップ1001の両端面とアノード電極板1002、カソード電極板1005の間に形成されている。透光性エポキシ樹脂1006は、発光ダイオード素子チップ1001の側面を覆っている。アノード被覆部1007とカソード被覆部1008は、それぞれ、アノード電極板1002とカソード電極板1005の表面を被膜する金属膜である。
アノード電極板1002とカソード電極板1005には、それぞれ、異なる形状の凹部1002a、1005aが形成されている。よって、このダイオード1000のアノードとカソードは、その外観から識別することができる。凹部1002a、1005aは、銅合金板をプレス加工することによって形成されている。凹部1002aが形成されたアノード電極板1002、及び、凹部1005aが形成されたカソード電極板1005は、その中心が発光ダイオード素子チップ1001の中心軸と略一致するよう位置合わせされて、発光ダイオード素子チップ1001の端部に銀ペースト又は導電性シート1003、1004を用いて接着されている。
図10に示すように、ダイオード1000のアノード電極板1002の厚みDsとカソード電極板1005の厚みDs’とは、異なる厚みで形成されている。このように、従来のダイオードでは、電極板の厚みの違いからも電極の極性を識別できるようになっていた。
特開平10−190062号公報
ところで、近年、デジタル携帯電話などの移動体通信機器や、高速データ通信機器などにおいては、小型化、薄型化、軽量化等への要請が高まっている。そのため、これらデジタル機器に搭載される基板の小面積化が進み、基板に実装される素子本体等も小型化されてきている。素子本体サイズが小さくなると、素子本体を構成する部品のサイズも小さくなるために、上記のようにプレス加工によって金属板の中心部に凹部を精度よく形成することが困難になる。また、電極板が小さくなるほど、プレス加工で形成できる凹部の深さが浅くなるので、その外観から識別できる程度の深さを有する凹部を形成することも困難になる。
また、外観から極性を識別できるように電極板の厚みを変えることによっては、別な問題が生じていた。素子本体を基板上に表面実装する場合、両電極板の側面部分を基板上の配線パターンに半田接合する。上記従来例に示したように、アノード電極板1002とカソード電極板1005とを異なる厚みで形成していると、厚みが厚い電極側と厚みが薄い電極側とで半田材料の接着面積が異なるため、半田接合の際に、厚みの薄い電極側が基板から浮き上がってしまう。このようないわゆるチップ立ちは、接続不良の原因になり問題になっていた。
それ故に、本発明の目的は、外観から極性の識別が可能な電極を備え、チップ立ちが発生しない電子素子及びその製造方法を提供することである。
本発明に係る電子素子は、外観から極性の識別が可能な電子素子であって、柱形状の素子本体と、素子本体の一方の端面である第1面上に形成された第1内部電極と、素子本体の他方の端面である第2面上の一部に形成された第2内部電極と、ほぼ一様な厚みを有し、第1内部電極が形成された端部と素子本体の側面の一部とをその形状に沿って覆う第1外部電極と、ほぼ一様な厚みを有し、第2内部電極が形成された端部と素子本体の側面の一部とをその形状に沿って覆い、凸状部を有することによって第1外部電極とは形状が異なる第2外部電極とを備え、素子本体の側面における第1外部電極と第2外部電極の、素子本体の主軸方向の長さが等しい。
第2内部電極は、エッチング処理により前記第2面上の一部に凸設されている。
第1内部電極は、第1面の全面に、表面が平坦になるよう形成されていてもよい。
第1内部電極は、第1面の一部に、表面が平坦になるよう形成されており、第1面の残余部分は、第1内部電極の厚み以上の厚みを有する絶縁性材料で覆われていてもよい。
素子本体は、異なる導電型を有する2つの半導体部を主軸方向に隣接して配置することにより形成される2極半導体部と、2極半導体部の側面を覆う絶縁性材料で形成された絶縁部とを含んでいてもよい。
本発明に係る電子素子の製造方法は、外観から極性識別が可能な電子素子の製造方法であって、柱形状の素子本体の一方の端面である第1面に導電性材料で第1内部電極を形成する第1内部電極形成ステップと、素子本体の他方の端面である第2面の全面を導電性材料で被覆することにより、被覆部を形成する被覆部形成ステップと、被覆部をエッチングすることにより、第2面上に第2内部電極を凸設する第2内部電極形成ステップと、第1内部電極が形成されている端部と素子本体の側面の一部とを、ほぼ一様な厚みの導電性材料で覆うことにより、第1外部電極を形成する第1外部電極形成ステップと、第2内部電極が形成されている端部と素子本体の側面の一部とを、ほぼ一様な厚みの導電性材料で覆うことにより、第2外部電極を形成する第2外部電極形成ステップとを備える。
第1内部電極形成ステップにおいて、第1内部電極を第1面の全面に表面が平坦になるように形成してもよい。
本発明に係る電子素子の製造方法は、異なる導電型を有する2つの半導体部を主軸方向に隣接して配置することにより形成される2極半導体部の側面を絶縁性材料で覆うことにより、素子本体を形成する素子本体形成ステップをさらに備えていてもよい。
第2内部電極形成ステップにおいて、第1内部電極と被覆部とを異なる材料で形成した仕掛かり状態の電子素子の全体を被覆部のみを浸食するエッチング液中に浸漬するか、または、エッチングガス中に放置することにより、第2内部電極を形成してもよい。
また、素子本体の側面における第1外部電極と第2外部電極の、素子本体の主軸方向の長さを、ほぼ等しく形成してもよい。
本発明に係る電子素子の別な製造方法は、外観から極性識別が可能な電子素子の製造方法であって、異なる導電型を有する2つの半導体部を主軸方向に隣接して配置することにより形成される2極半導体部の一方の端面に、導電性材料で第1内部電極を形成する第1内部電極形成工程と、2極半導体部の側面と第1内部電極の周辺とを絶縁性材料によって覆うことにより、第1内部電極付きの素子本体を形成する素子本体形成ステップと、素子本体の、2極半導体部の他方の端面が露出している面の全面を導電性材料で被覆することにより、被覆部を形成する被覆部形成ステップと、被覆部をエッチングすることにより、第2内部電極を凸設する第2内部電極形成ステップと、第1内部電極が形成されている端面と素子本体の側面の一部とを、ほぼ一様な厚みの導電性材料で覆うことにより、第1外部電極を形成する第1外部電極形成ステップと、第2内部電極が形成されている端部と素子本体の側面の一部とを、ほぼ一様な厚みの導電性材料で覆うことにより、第2外部電極を形成する第2外部電極形成ステップとを備える。
第2内部電極形成ステップにおいて、第1内部電極と被覆部とを異なる材料で形成した仕掛かり状態の電子素子の全体を被覆部のみを浸食するエッチング液中に浸漬するか、または、エッチングガス中に放置することにより、第2内部電極を形成してもよい。
また、素子本体の側面における第1外部電極と第2外部電極の、素子本体の主軸方向の長さを、ほぼ等しく形成してもよい。
本発明に係る電子素子は、凸状の外観を有する電極と凸以外の形状を有する電極を備えているために、外観から電極の極性識別ができる。凸設された内部電極は、電子素子を構成する素子本体の一面全体に導電性材料で被覆部を形成し、エッチング液中またはエッチングガス中でエッチバックするだけで形成できる。よって、電子素子が超小型であっても、煩雑な製造工程や複雑な製造装置を必要とせずに、識別機能を備えた電極を形成することができる。また、エッチバックで電極を形成すると、電極が形成される面の中心と、形成された電極の中心とをほぼ一致させることができるため、電極形成の位置精度も高くなる。また、レーザーマーカ等で方向識別マークを付ける必要もないため、生産工程を簡略化することができ、生産性を向上させることができる。
また、素子本体の側面に形成された各外部電極の電子素子の主軸方向の長さを等しく形成していれば、電子素子を基板上の配線パターンに半田接合する際に、各外部電極への半田の接着面積が等しくなるために、チップ立ちを防止することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電子素子の一例であるダイオード100の正面図である。図2は、図1に示すダイオード100のA−A’線断面図である。また、図3、図4は、ダイオード100をアノード側から見た斜視図、及び、カソード側から見た斜視図である。このダイオード100は、図3に示す寸法Dx、Dy、Dzの一例が、それぞれDx=0.60mm、Dy=0.30mm、Dz=0.30mm程度の超小型ダイオードである。
ダイオード100は、図2に示すように、素子本体120、アノード内部電極201、カソード内部電極202、アノード外部電極101、及び、カソード外部電極102を備えている。また、素子本体120は、2極半導体部210と絶縁部103とを備えている。2極半導体部210は、P型半導体部205とN型半導体部206とで構成されている。
P型半導体部205とN型半導体部206とは、PN接合面207を境界として、四角柱状の2極半導体部210の主軸方向に隣接して配置されている。絶縁部103は、樹脂等の絶縁材料で形成されており、2極半導体部210の側面を一様な厚みで覆っている。アノード内部電極201は、素子本体120の一方の端面であるP型半導体部205の露出面(以下、この面をアノード電極面208という)の全面に形成されている。また、カソード内部電極202は、素子本体120の他方の端面であるN型半導体部206の露出面(以下、この面をカソード電極面209という)の一部に凸設されている。アノード電極面208とカソード電極面209は、同一の形状と大きさになっている。
アノード内部電極201とカソード内部電極202は、例えば金属のように導電率が高い導電性材料で形成されている。カソード内部電極202は、カソード電極面209上に凸設されていることが識別できる程度の厚み及び径で形成されている。
アノード外部電極101は、図2に示すように、アノード内部電極201が形成されてなる端部と、アノード電極面208近傍の素子本体120の側面とを、その形状に沿うように覆っている。同様に、カソード外部電極102は、カソード内部電極202が形成されてなる端部と、カソード電極面209近傍の素子本体120の側面をその形状に沿うように覆っている。アノード外部電極101とカソード外部電極102は、いずれも一様な厚みで形成されている。図1に示すように、アノード外部電極101及びカソード外部電極102のうち凸部の土台部分は、径Dzで形成されている。また、カソード外部電極102の凸部は、径Dcで形成されている。また、アノード外部電極101とカソード外部電極102の、素子本体120の側面における素子本体120の主軸方向の長さは、同じ長さDaになっている。
次に、図5を用いてダイオード100の製造方法を説明する。まず、図5(a)に示すように、P型半導体部205とN型半導体部206とでなる2極半導体部210の側面を樹脂材料で覆うことにより、絶縁部103を形成する。これにより形成された素子本体120の端面のうち、P型半導体部205の露出面がアノード電極面208、N型半導体部206の露出面がカソード電極面209になる。
次に、図5(b)に示すように、アノード電極面208とカソード電極面209とに、同一金属材料でそれぞれアノード内部電極201及び、被覆部502を形成する。図5(b)に示す仕掛り状態のダイオードを、仕掛かりダイオード510と呼ぶ。アノード内部電極201及び被覆部502は、真空蒸着、スパッタリング、メッキ、Agペースト、金属板をAgペーストするなど、どのような方法で形成してもよい。
次に、仕掛かりダイオード510の被覆部502をエッチング液に浸漬し、エッチバックすることによって、カソード内部電極202を形成する。図5(c)に示す仕掛り状態のダイオードを、仕掛かりダイオード520と呼ぶ。図5(b)を用いて説明した工程において形成する被覆部502の厚みは、図5(c)に示す工程でエッチングされる厚みを考慮して決めておくとよい。
最後に、図5(d)に示すように仕掛かりダイオード520の両端部に、それぞれアノード外部電極101とカソード外部電極102とを形成する。アノード外部電極101とカソード外部電極102とは、蒸着等どのような方法で形成してもよい。なお、上述のように、アノード外部電極101とカソード外部電極102は、素子本体120の側面における、素子本体120の主軸方向の長さ(幅)が同じ長さDaになるように形成する。アノード外部電極101とカソード外部電極102のうち素子本体120の側面に形成された部分は、ダイオード100を基板へ実装する際に半田を付着させる部分である。よって、長さDaが等しければ、半田材料の付着面積が等しくなるため、ダイオード100を基板上に半田付けする際にチップ立ちが発生するおそれがない。
なお、カソード内部電極202を形成するためのエッチング液が、素子本体の主要部である2極半導体部210に悪影響を及ぼす可能性がある場合には、カソード内部電極202の外径が2極半導体部210の径よりも大きくなるように、つまり2極半導体部210が露出しない程度にエッチングを行うとよい。また、2極半導体部210が露出しない程度にエッチングを行う場合にも、カソード内部電極202の外径とカソード電極面209の外径の違いを外観から識別できるまで被覆部502をエッチングできるよう、絶縁部103の厚みを決めておくとよい。
図5(c)に示した仕掛かりダイオード520の端面のうち、アノード内部電極201が形成されてなる端面は平面になっている。一方、カソード内部電極202が形成されてなる端部は凸状になっている。よって、一様な厚みの導電性材料でアノード内部電極201およびカソード内部電極202を被覆することによりアノード外部電極101及びカソード外部電極102を形成すれば、外観の違いから極性を識別することができる。
本実施形態に係る電子素子の製造方法であれば、エッチング液に浸漬するだけで内部電極を凸設できる。図5(c)を用いて説明した製造工程で行われるエッチングでは、被覆部502の外周側のどの位置からも一様に浸食が進む。よって、図6に側面図で示すように、カソード電極面209の外周からカソード内部電極202の外周までの距離dは、いずれの位置でもほぼ等しくなり、カソード内部電極202とカソード電極面209とはその中心が同一の相似形になる。このように、本発明の電子素子の製造方法によれば、位置合わせ等を行うことなく、また、電極が形成される面が小さい場合にも、面の中心に精度よく識別部を兼ねた電極を形成することができる。したがって、形成する電子素子が超小型であっても、煩雑な製造工程や複雑な製造装置を必要とせずに、識別機能を備えた電極を形成することができる。また、レーザーマーカ等で方向識別マークを付ける必要もないため、生産工程を簡略化することができ、生産性を向上させることができる。
また、素子本体120の側面に形成された各外部電極における、素子本体120の主軸方向の長さを等しく形成していれば、電子素子を基板上の配線パターンに半田接合する際に、各外部電極への半田材料の接着面積が等しくなり、チップ立ちを防止することができる。
なお、図5(b)に示す製造工程において、アノード内部電極201と被覆部502とを別の材料で形成し、被覆部502のみを浸食するエッチング液を選択しておけば、仕掛かりダイオード510の全体をエッチング液に浸漬してエッチングを行うことも可能である。同様に、被覆部502の材料を選択するなどして被覆部502のみがエッチングされるよう工夫をしている場合には、ドライエッチングでカソード内部電極202を形成することも可能である。なお、本実施形態においてカソード電極側を凸状の外観を有するよう形成したが、アノード電極側を凸状に形成してもよい。
なお、図3、図4等に示したダイオード100は四角柱(直方体)であるが、ダイオード100の形状は柱形状であればよく、四角柱以外の角柱や円柱であってもよい。また、上記実施形態においては、ダイオードを例に説明したが、本発明に係る電子素子は、異なる面に電極又は端子が形成された電子素子であればダイオード以外の電子素子であってもよい。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る電子素子の別な例であるダイオード700の断面図である。このダイオード700の外観は、第1の実施形態で説明し、図1、図3、図4に示したダイオード100と同じである。また、図7に示すダイオード700は、図1のA−A’線断面に相当する面における断面図である。ダイオード700の構成要素のうち、第1の実施形態で説明した構成要素と同じ構成要素には、同一番号を付して説明を省略する。
ダイオード700は、素子本体120、接着部705、絶縁部703、アノード内部電極701、カソード内部電極202、アノード外部電極101、及び、カソード外部電極102で構成されている。絶縁部703と絶縁部103とは、同一材料で形成されて一体になっている。
アノード内部電極701は、2極半導体部210の一方の表面上に導電性の接着部705を介して形成されている。接着部705は、導電性のシートやAgペーストなどである。
絶縁部703は、アノード電極面208上の接着部705及びアノード内部電極701の周囲に形成されている。アノード電極面208は、アノード内部電極701と絶縁部703によってその全面が被覆されている。また、絶縁部703とアノード内部電極701とは、それぞれの表面がほぼ同一平面になるように形成されている。
次に、図8を用いてダイオード700の製造方法を説明する。まず、図8(a)に示すように、2極半導体部210のP型半導体部205の端面に接着部705を介してアノード内部電極701を形成する。
次に、図8(b)に示すように、2極半導体部210の側面とアノード内部電極701の周辺に樹脂等で絶縁部103及び絶縁部703を一体形成する。これにより形成された仕掛かりダイオード810のN型半導体部206の露出面が、カソード電極面209である。
次に、図8(c)に示すようにカソード電極面209上に被覆部502を形成して、仕掛かりダイオード820を形成する。被覆部502は、真空蒸着、スパッタリング、メッキ、Agペーストなど、どのような方法で形成してもよい。
次に、図8(d)に示すように、被覆部502をエッチング液に浸漬しエッチバックすることによって、カソード内部電極202を形成する。図8(d)に示す仕掛り状態のダイオードを、仕掛かりダイオード830と呼ぶ。
この後、仕掛かりダイオード830の両端部にそれぞれ、アノード外部電極101とカソード外部電極102とを形成する。アノード外部電極101とカソード外部電極102とは、例えば蒸着等どのような方法で形成してもよい。なお、基板への表面実装される際に半田材料の接着面積が等しくなるよう、アノード外部電極101とカソード外部電極102の素子本体120の側面を覆う幅を同じ長さDaで形成しておくとよい。
図8(d)に示した仕掛かりダイオード830の端面のうち、アノード内部電極201が形成されてなる端面は平坦になっている。一方、カソード内部電極202が形成されてなる端部は凸状になっている。
本実施形態のように、アノード電極面208の表面外周部に被覆部502のエッチング液では浸食されない材料の絶縁部703を設けておけば、仕掛かりダイオード820の全体がエッチング液に触れても絶縁部703の外径が変化しない。よって、アノード内部電極701とカソード内部電極202とを同じ材料で形成している場合にも、仕掛かりダイオード820の全体をエッチング液に浸漬することができる。また、ドライエッチングによって凸状のカソード内部電極202を形成してもよい。ただし、全体をエッチング液に浸漬等した場合には、アノード内部電極701の表面は浸食されるので、図9に示すダイオード900のように、アノード側の端面には凹部950が形成される。
本実施形態の電子素子の製造方法によれば、エッチング液に浸漬するか、又はエッチングガス中に放置するだけで識別部を兼ねた電極を形成できる。よって、煩雑な工程や装置を必要とせずに、その外観から極性の識別が可能な小型ダイオードを製造できる。
本発明の電子素子とその製造方法は、識別機能を兼ねた電極を備えた、ダイオード等の小型素子として利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電子素子の一例であるダイオードの正面図 図1に示すダイオードのA−A’線断面図 図1に示すダイオードの斜視図 図1に示すダイオードの別な斜視図 図1に示すダイオードの製造方法の一例を説明するための図 カソード電極面に形成されたカソード内部電極の平面図 本発明の第2の実施形態に係る電子素子の一例であるダイオードの断面図 図7に示すダイオードの製造方法を説明するための図 第2の実施形態に係る電子素子の別な例であるダイオードの断面図 従来のダイオードの断面図
符号の説明
100 ダイオード
101 アノード外部電極
102 カソード外部電極
103 絶縁部
205 P型半導体部
206 N型半導体部
207 PN接合面
208 アノード電極面
209 カソード電極面
120 素子本体
201 アノード内部電極
202 カソード内部電極
210 2極半導体部

Claims (13)

  1. 外観から極性の識別が可能な電子素子であって、
    柱形状の素子本体と、
    前記素子本体の一方の端面である第1面上に形成された第1内部電極と、
    前記素子本体の他方の端面である第2面上の一部に形成された第2内部電極と、
    ほぼ一様な厚みを有し、前記第1内部電極が形成された端部と前記素子本体の側面の一部とをその形状に沿って覆う第1外部電極と、
    ほぼ一様な厚みを有し、前記第2内部電極が形成された端部と前記素子本体の側面の一部とをその形状に沿って覆い、凸状部を有することによって前記第1外部電極とは形状が異なる第2外部電極とを備え、
    前記素子本体の側面における前記第1外部電極と前記第2外部電極の、前記素子本体の主軸方向の長さが等しいことを特徴とする、電子素子。
  2. 前記第2内部電極は、エッチング処理により前記第2面上の一部に凸設されていることを特徴とする、請求項1に記載の電子素子。
  3. 前記第1内部電極は、前記第1面の全面に、表面が平坦になるよう形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の電子素子。
  4. 前記第1内部電極は、前記第1面の一部に、表面が平坦になるよう形成されており、前記第1面の残余部分は、前記第1内部電極の厚み以上の厚みを有する絶縁性材料で覆われていることを特徴とする、請求項1に記載の電子素子。
  5. 前記素子本体は、
    異なる導電型を有する2つの半導体部を主軸方向に隣接して配置することにより形成される2極半導体部と、
    前記2極半導体部の側面を覆う、絶縁性材料で形成された絶縁部とを含む、請求項1に記載の電子素子。
  6. 外観から極性識別が可能な電子素子の製造方法であって、
    柱形状の素子本体の一方の端面である第1面に導電性材料で第1内部電極を形成する第1内部電極形成ステップと、
    前記素子本体の他方の端面である第2面の全面を導電性材料で被覆することにより、被覆部を形成する被覆部形成ステップと、
    前記被覆部をエッチングすることにより、前記第2面上に第2内部電極を凸設する第2内部電極形成ステップと、
    前記第1内部電極が形成されている端部と前記素子本体の側面の一部とを、ほぼ一様な厚みの導電性材料で覆うことにより、第1外部電極を形成する第1外部電極形成ステップと、
    前記第2内部電極が形成されている端部と前記素子本体の側面の一部とを、ほぼ一様な厚みの導電性材料で覆うことにより、第2外部電極を形成する第2外部電極形成ステップとを備えた、電子素子の製造方法。
  7. 前記第1内部電極形成ステップにおいて、前記第1内部電極を前記第1面の全面に表面が平坦になるように形成することを特徴とする、請求項6に記載の電子素子の製造方法。
  8. 異なる導電型を有する2つの半導体部を主軸方向に隣接して配置することにより形成される2極半導体部の側面を絶縁性材料で覆うことにより、前記素子本体を形成する素子本体形成ステップをさらに備えた、請求項6に記載の電子素子の製造方法。
  9. 外観から極性識別が可能な電子素子の製造方法であって、
    異なる導電型を有する2つの半導体部を主軸方向に隣接して配置することにより形成される2極半導体部の一方の端面に、導電性材料で第1内部電極を形成する第1内部電極形成工程と、
    前記2極半導体部の側面と前記第1内部電極の周辺とを絶縁性材料によって覆うことにより、第1内部電極付きの素子本体を形成する素子本体形成ステップと、
    前記素子本体の、前記2極半導体部の他方の端面が露出している面の全面を導電性材料で被覆することにより、被覆部を形成する被覆部形成ステップと、
    前記被覆部をエッチングすることにより、第2内部電極を凸設する第2内部電極形成ステップと、
    前記第1内部電極が形成されている端面と前記素子本体の側面の一部とを、ほぼ一様な厚みの導電性材料で覆うことにより、第1外部電極を形成する第1外部電極形成ステップと、
    前記第2内部電極が形成されている端部と前記素子本体の側面の一部とを、ほぼ一様な厚みの導電性材料で覆うことにより、第2外部電極を形成する第2外部電極形成ステップとを備えた、電子素子の製造方法。
  10. 前記第2内部電極形成ステップにおいて、前記第1内部電極と前記被覆部とを異なる材料で形成した仕掛かり状態の電子素子の全体を、前記被覆部のみを浸食するエッチング液中に漬浸するか又はエッチングガス中に放置することにより、前記第2内部電極を形成することを特徴とする、請求項6に記載の電子素子の製造方法。
  11. 前記第2内部電極形成ステップにおいて、前記第1内部電極と前記被覆部とを異なる材料で形成した仕掛かり状態の電子素子の全体を前記被覆部のみを浸食するエッチング液中に浸漬するか又はエッチングガス中に放置することにより、前記第2内部電極を形成することを特徴とする、請求項9に記載の電子素子の製造方法。
  12. 前記素子本体の側面における前記第1外部電極と前記第2外部電極の、前記素子本体の主軸方向の長さを、ほぼ等しく形成することを特徴とする、請求項6に記載の電子素子の製造方法。
  13. 前記素子本体の側面における前記第1外部電極と前記第2外部電極の、前記素子本体の主軸方向の長さを、ほぼ等しく形成することを特徴とする、請求項9に記載の電子素子の製造方法。
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