JP2005215968A - 連携システム及び連携方法 - Google Patents

連携システム及び連携方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005215968A
JP2005215968A JP2004021482A JP2004021482A JP2005215968A JP 2005215968 A JP2005215968 A JP 2005215968A JP 2004021482 A JP2004021482 A JP 2004021482A JP 2004021482 A JP2004021482 A JP 2004021482A JP 2005215968 A JP2005215968 A JP 2005215968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meta
information
presence information
state information
status
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004021482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4549687B2 (ja
Inventor
Kazuki Matsui
一樹 松井
Soichi Nishiyama
聡一 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2004021482A priority Critical patent/JP4549687B2/ja
Publication of JP2005215968A publication Critical patent/JP2005215968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4549687B2 publication Critical patent/JP4549687B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

【課題】 配信するプレゼンス情報の内容や通知先を柔軟に変更する。
【解決手段】 1以上のIMサーバが管理するプレゼンス情報に基づいてメタプレゼンス情報を生成する。例えば、企業の業務処理などを行うBPMシステム内のIMサーバに連携システムを接続すれば、業務状態情報に基づいて新たなメタプレゼンス情報を生成することができる。生成したメタプレゼンス情報は、IMサーバのプレゼンス情報として管理され、IMシステムのユーザエージェントにサブスクライブされる。メタ状態情報の生成方法をBPMシステムとは独立にニーズに応じて設定することにより、ビジネス社会における様々なニーズに応じ、多種多様のメタ状態情報を生成することができる。しかも、メタ状態情報の生成方法を変更する際には、BPMシステム自体に大幅な変更を加える必要はないため、BPMシステム・IMシステム・連携システムからなるシステム全体に柔軟性や拡張性を幅広く持たせることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インスタントメッセージング(以下、IMシステムという)に関する。IMシステムでは、個々のユーザ・アプリケーション・デバイス装置の状態を表すプレゼンス情報を、アプリケーション間で共有する。
本発明において、IMシステムとは、IMサーバとIMクライアントとを含んで構成される。IMクライアントは、コンピュータ端末であるユーザエージェント上で動作し、プレゼンス情報を生成・更新してIMサーバに通知する。IMサーバは、IMクライアントが生成・更新するプレゼンス情報を記憶し、プレゼンス情報が更新されるとそのプレゼンス情報のウォッチャーのユーザエージェントに更新を通知する。ここで、ウォッチャーのユーザエージェントとは、あるプレゼンス情報の通知(以下、サブスクライブという)をIMサーバに依頼しているユーザエージェントである。また、IMサーバに状態情報を提供するユーザエージェントを、プレゼンティティと言う。なお、プレゼンス情報とは、テキストメッセージを含むテキストデータ、アイコンなどの画像データ、音声メッセージを含む音声データなどを広く含むデータである。
IMシステムとして、例えばAOL MessengerやYahoo Messenger、Microsoft Messenger などが提供されている。IMシステムでは、例えば、インスタントメッセージングによる1対1でのリアルタイムな対話を行うことができる。また、IMシステムは「オンライン」、「オフライン」、「今忙しい」などのユーザ状態をプレゼンス情報として管理し、そのプレゼンス情報に対して購読(以下、サブスクライブという)を要求したユーザやそのコンピュータ端末(以下、両者をウォッチャーと呼ぶ)にプレゼンス情報の変化を通知する。プレゼンス情報を生成するユーザやそのコンピュータ端末のことを、プレゼンティティと呼ぶ。
IMシステムにおいてウォッチャーがプレゼンス情報を取得するためには、ウォッチャーからIMシステムに対してサブスクライブ要求を送り、プレゼンス情報に対してサブスクライブ状態を確立しておく必要がある。サブスクライブ要求は、ウォッチャーが興味を持つプレゼンス情報の識別子やアドレスの指定を含んでいる。あるプレゼンス情報をサブスクライブしたウォッチャーに対して、IMシステムはそのプレゼンス情報がプレゼンティティによって変更されたときにその変更を通知する。この通信モデルを一般にサブスクライブ・ノティファイと呼ぶ。このサブスクライブ・ノティファイは簡単な通信モデルであり、リアルタイムでプレゼンス情報を必要とする相手にだけ配信することで、効率的な情報交換の仕組みを提供する。
ところで、ビジネスプロセス管理(以下BPMという)システムは、例えば人的な作業ミスを防ぐことで企業の業務効率を高め、業務フローの進行状況を監視する機能を持つ。このようなBPMシステムが企業内に導入されつつある。
特開2003−186775号公報
従来のIMシステムが扱うプレゼンス情報は、ユーザあるいはユーザ端末の状態に関するデータである。しかし、今後は、自動車や情報家電、あるいはRFID(Radio Frequency ID、無線ID)タグが付与された商品や荷物など、プレゼンス情報として扱う対象が広がると予想される。そうなると、ウォッチャー側のアプリケーションがサブスクライブする数が多くなり、また各種異なるプレゼンス情報間でプレゼンス変化を関係付けて処理する必要が出てくると予想できる。
また、BPMシステムが扱う業務フローは、一種のプレゼンス情報とみなすことができる。すると、今どこまで業務フローが実行されているかをプレゼンス情報として定義し、IMシステムで業務フローの進行状況を監視することができる。この場合、IMシステムが使用するプレゼンス管理プロトコル(例えばSIMPLE: SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)を用いることにより、業務フローの進行状況をリアルタイムに把握し、管理することができる。
例えば、異なる種類の業務フローがあり、一方の業務フローがある特定の状態になったときに、他の業務フローの状態に応じてプレゼンス情報を通知したり通知する内容を変化させたりすることが考えられる。また、例えば、情報家電のプレゼンス変化とユーザのプレゼンス変化とに基づいて、ネットワークアプリケーションがホームネットワークに接続された情報家電を制御し、最終的にユーザにサービスを提供する場合も想定できる。
プレゼンス数の増大、サブスクライブ関係の複雑化に対し、従来はウォッチャー側のアプリケーションで対応してきている。そのため、IMシステムによるプレゼンス管理を用いて複雑なアプリケーションを開発しようとすると、ウォッチャー側のアプリケーションの処理が複雑になってしまう。また、ウォッチャー側のアプリケーションに複雑なサブスクライブ関係を管理しその関係に応じて処理を変えるロジックを持たせると、結果的に仕様変更に弱い硬直的なアプリケーションになってしまう。
例えば、企業内において、異なる運用ポリシーを持つシステム同士を連携させたサービスが実現されているとする。例えば、販売管理システム、在庫管理システム、配送管理システムなどを連携させ、商品販売業務を行う場合である。その場合に、システム間でやりとりされるプレゼンス情報(イベント、アラート等)がシステム間の連携制御にとって重要となる。しかし、連携ルールをひとたび設定してしまうと、後で変更や追加をしようとしたときに他のシステムへの影響が大きく、臨機応変にプレゼンス情報の通知ロジックを変更しにくい。
本発明は、IMシステムを様々な分野に応用するニーズとそれに対応する従来の手法の弱点とを踏まえ、異なるシステム間でプレゼンス情報を受け渡しすることができ、しかもシステムに大きな変更を加えなくても柔軟にプレゼンス情報の通知ロジックを変更・追加することができる技術を提供することを目的とする。
また本発明は、サブスクライブ・ノティファイ式のIMシステムを用い、多種多彩な情報を扱うことができる技術を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、発明1は、1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第1状態情報管理装置と接続される連携システムを提供する。このシステムは下記手段を備えている。
・前記第1状態情報管理装置から1以上の状態識別子に対応する状態情報(以下、1以上の状態情報という)の通知を受信する状態情報受信手段、
・前記受信した1以上の状態情報に基づいて、受信した各状態情報とは異なる第1メタ状態情報を生成する生成手段、
・前記第1メタ状態情報を識別する第1メタ状態識別子と前記第1メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置に通知する状態情報通知手段。
例えば、IMサーバSA(第1状態情報管理装置に相当)は、ユーザエージェントUA1,UA2のプレゼンス情報PDA1,PDA2(以下、単にプレゼンス情報UA1,UA2という)を対応付けて管理しているとする。ユーザエージェントの識別子(以下、ユーザID)UA1、UA2・・・は、プレゼンス情報の識別子(以下、プレゼンスID)でもある。連携システムは、例えば複数のプレゼンス情報UA1,UA2をIMサーバSAから受信し、第1メタプレゼンスID“CA1”に基づく第1メタプレゼンス情報MPD1(以下、第1メタプレゼンス情報CA1という)を生成する。例えば、第1メタプレゼンス情報CA1を、下式(1)や下式(2)に従って生成することができる。
(第1メタプレゼンス情報CA1)=(プレゼンス情報UA1)+(プレゼンス情報UA2) ・・・(1)
(第1メタプレゼンス情報CA1)=(プレゼンス情報UA1)×(プレゼンス情報UA2) ・・・(2)
なお、後述するように、異なるIMサーバSA及びSBがそれぞれ管理するプレゼンス情報に基づいて、メタプレゼンス情報を生成することもできる。
また例えば、連携システムは1つのプレゼンス情報UA1に基づいて、第1メタプレゼンス情報CA1を生成してもよい。例えば、プレゼンス情報CA1の値PDA1が所定の範囲内の場合に、第1メタプレゼンス情報CA1を下式(3)に従って生成することができる。
(第1メタプレゼンス情報CA1)=所定値X ・・・(3)
上述のように生成した第1メタプレゼンス情報とプレゼンスID“CA1“とを、連携システムからIMサーバに通知する。この通知は、IMシステムにおいてプレゼンティティからIMサーバにプレゼンス情報を通知するコマンドを用いて行うことができる。すなわち、連携システムは、IMサーバから見れば、第1メタプレゼンス情報CA1を生成するプレゼンティティとして機能する。従って、第1メタプレゼンス情報CA1のウォッチャーは、第1メタプレゼンス情報CA1が更新されるたびに、その通知をIMサーバから受信する。
このように、連携システムは、1以上のIMサーバに対し、ユーザエージェントとして接続する。連携システムは、IMサーバが管理するプレゼンス情報をサブスクライブし、それを独立に加工することにより新たなプレゼンス情報を生成・更新する。さらに、生成した新たなプレゼンス情報をIMサーバに通知する。従って、メタプレゼンス情報を管理するIMサーバのユーザエージェントは、メタプレゼンス情報のウォッチャーとなることができる。
発明2は、前記発明1において、前記受信した1以上の状態情報から前記第1メタ状態情報を生成するための第1ルールを記憶するルール記憶手段をさらに備える連携システムを提供する。このシステムでは、前記生成手段は、前記ルール記憶手段が記憶している前記第1ルールに従って前記第1メタ状態情報を生成する。
前述の例で言えば、ルールとは、式(1)や式(2)、式(3)で表される。連携システムが接続するIMサーバや、そのIMサーバが組み込まれているBPMシステムなどの設計を変えなくても、単にルールを変えることにより、通知するメタプレゼンス情報を柔軟に変更できる。
発明3は、1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第1状態情報管理装置と接続される連携システムが実行する連携方法を提供する。この方法は、下記のステップを含む。
・前記第1状態情報管理装置から1以上の状態識別子に対応する状態情報(以下、1以上の状態情報という)の通知を受信する状態情報受信ステップ、
・前記受信した1以上の状態情報に基づいて、受信した各状態情報とは異なる第1メタ状態情報を生成する生成ステップ、
・前記第1メタ状態情報を識別する第1メタ状態識別子と前記第1メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置に通知する状態情報通知ステップ。
この方法は、前記発明1と同様の作用効果を奏する。
発明4は、1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第1状態情報管理装置と接続されるコンピュータが実行する連携プログラムを提供する。このプログラムは、前記発明1の連携システムとして前記コンピュータを機能させる。このプログラムは、前記発明1と同様の作用効果を奏する。
発明5は、前記発明4に記載の連携プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。この記録媒体は、前記発明1と同様の作用効果を奏する。
本発明を用いれば、IMシステムによるプレゼンス情報配信の仕組みを利用して、多彩な情報を配信することができる。また、プレゼンス情報を加工・変換することにより多彩な情報を生成することができる。しかも、どのような情報を生成するかは、ニーズに応じて柔軟に変更していくことができる。
<発明の概要>
本発明の連携システムは、1または複数のIMサーバが管理するプレゼンス情報(状態情報に相当)に基づいて新たなプレゼンス情報を生成する。この新たなプレゼンス情報を、メタプレゼンス情報(メタ状態情報に相当)という。例えば、企業の業務処理などを行うBPMシステムが生成する業務状態情報を管理するIMサーバに連携システムを接続すれば、業務状態情報に基づいて新たなメタプレゼンス情報を生成することができる。生成したメタプレゼンス情報は、IMサーバのプレゼンス情報として管理され、IMシステムのユーザエージェントにサブスクライブされる。メタ状態情報の生成方法をBPMシステムとは独立にニーズに応じて設定することにより、ビジネス社会における様々なニーズに応じ、多種多様のメタ状態情報を生成することができる。しかも、メタ状態情報の生成方法を変更する際には、BPMシステム自体に大幅な変更を加える必要はないため、BPMシステム・IMシステム・連携システムからなるシステム全体に柔軟性や拡張性を幅広く持たせることができる。
<第1実施形態例>
[全体構成]
図1は、本発明の第1実施形態例に係る連携システムとIMシステムとを含む連携IMシステムの機能構成図である。図1に示す連携IMシステムは、IMサーバSAとそのユーザエージェントUA1,UA2とを含むIMシステム、IMサーバSBとそのユーザエージェントUB1,UB2とを含むIMシステム、及びIMサーバSA,SBに接続する連携システムCAを含む。この例では、連携システムCAは、1つのコンピュータ端末上に実現されている。IMサーバとそのユーザエージェント、IMサーバと連結装置CAとは、インターネットなどのネットワークを介して接続されている。
IMサーバSAは、ユーザエージェントUA1,UA2のプレゼンス情報PDA1,PDA2を対応付けて管理している。IMサーバSBは、ユーザエージェントUB1,UB2のプレゼンス情報の値PDB1,PDB2を対応付けて管理している。UA1,UA2は、ユーザエージェントを識別するユーザエージェントIDであると共に、それぞれのプレゼンス情報PDA1,PDA2を識別するプレゼンスIDである。同様に、UB1,UB2はユーザエージェントIDであると共にプレゼンスIDである。プレゼンスIDには、そのプレゼンスIDを管理するIMサーバのネットワークアドレスが含まれている。以下、プレゼンスID“UA1”で特定されるプレゼンス情報の値PDA1を、単にプレゼンス情報UA1ということがある。
[機能構成]
次に、連携システムCA及びIMサーバSA,SBの機能について、図面を参照して順次説明する。
(1)連携システム
連携システムCAは、メタプレゼンスエージェント10を有し、好ましくはルールテーブル20をさらに有している。本例では、連携システムCAは、ルールテーブル20に記憶されているルールに基づいてメタプレゼンス情報を生成する。メタプレゼンスエージェント10は、エージェント部11、生成部12を有している。さらに、メタプレゼンスエージェント10は、ルール追加部13及びサブスクライブ許可部14を有することが好ましい。連携システムCAが複数のメタプレゼンス情報を扱う場合、各メタプレゼンス情報はメタプレゼンスIDにより識別され、複数のメタプレゼンスエージェント10をメタプレゼンスIDと一対一に対応するように生成することができる。言い換えれば、各メタプレゼンスエージェント10の状態情報がメタプレゼンスIDにより識別される。もちろん、1つのメタプレゼンスエージェント10により複数のメタプレゼンスID及びメタプレゼンス情報を管理することもできる。メタプレゼンスエージェント10の各部の機能及びルールテーブル20の詳細は次の通りである。
(a)エージェント部
エージェント部11は大別してプレゼンス情報の受信機能と、メタプレゼンス情報の通知機能とを有する。
エージェント部11は、IMサーバSA,SBのいずれかまたは両方からプレゼンス情報の通知を受信する。どのIMサーバからプレゼンス情報の通知を受信するかは、メタプレゼンス情報を生成するルールに依存する。例えば、プレゼンス情報UA1に基づいてメタプレゼンス情報を生成する場合、IMサーバSAからプレゼンス情報UA1の通知を受信する。また例えば、プレゼンス情報UA1とプレゼンス情報UB1に基づいてメタプレゼンス情報を生成する場合、IMサーバSAからプレゼンス情報UA1の通知を、IMサーバSBからプレゼンス情報UB1の通知を、それぞれ受信する。すなわち、IMサーバSA,SBから見れば、プレゼンス情報のウォッチャーとして連携システムCAが機能する。エージェント部11は、IMサーバSA、SBから受信したプレゼンス情報を一時的に記憶するプレゼンスバッファ11aを有しており、プレゼンス情報の更新通知によりプレゼンスバッファ11a内のプレゼンス情報のうち該当するものの値を更新する。
エージェント部11は、生成部12が生成するメタプレゼンス情報とメタプレゼンス情報を識別するメタプレゼンスIDとを、IMサーバSA,SBの両方またはいずれかに通知する。メタプレゼンスIDには、対応するメタプレゼンス情報を管理するIMサーバのネットワークアドレスが含まれる。メタプレゼンス情報を管理するIMサーバは、連携システムCAの設定時に予め決めておいても良いし、後述するようにそのメタプレゼンス情報を生成するルールの追加時に決定することもできる。例えば、IMサーバSAのユーザエージェントUAがルールを追加した場合、IMサーバSAにメタプレゼンス情報を通知するようにしてもよい。同様に、IMサーバSBのユーザエージェントUBがルールを追加した場合、IMサーバSBにメタプレゼンス情報を通知するようにしてもよい(後述するルール追加処理参照)。
IMサーバSA,SBへのメタプレゼンス情報の通知は、IMシステムにおいてプレゼンティティからIMサーバにプレゼンス情報を通知するコマンドを用いて行うことができる。例えばメタプレゼンスIDが“CA1”であり、メタプレゼンス情報の値が“MPD1”であれば、コマンド”Set CA1, MPD1”を、エージェント部11からIMサーバSA及び/またはIMサーバSBに送信すればよい。第1メタプレゼンス情報MPD1のウォッチャーは、メタプレゼンスID“CA1”で識別されるメタプレゼンス情報(以下、単にメタプレゼンス情報CA1と言うことがある)MPD1が更新されるたびに、その通知をIMサーバSAから受信する。すなわち、IMサーバSA,SBから見れば、メタプレゼンス情報CA1を生成するプレゼンティティとして連携システムCAが機能する。
(b)生成部
エージェント部11が受信した1以上のプレゼンス情報に基づいて、受信した各プレゼンス情報とは異なるメタプレゼンス情報を生成する。本例では、後述するルールテーブル20に記憶されたルールに基づいて、メタプレゼンス情報を生成する。
(c)ルールテーブル
ルールテーブル20は、IMサーバSA,SBが管理するプレゼンス情報に基づいてメタプレゼンス情報を生成するルールを、メタプレゼンスIDと対応付けて記憶する。メタプレゼンスIDは、メタプレゼンス情報の識別子である。ルールは、例えば下式(1)〜(4)で表される。
(CA1)=(UA1)+(UA2) ・・・(1)
(CA2)=(UA1)+(UB2) ・・・(2)
(CA3)=(UA1)×(UA2) ・・・(3)
(CA4)=所定値X ・・・(4)
上記式(1)〜(4)において、CA1,CA2,CA3,CA4は、それぞれメタプレゼンスIDである。さらにルールを複雑化し、例えば、プレゼンスID“UA1”に対応するプレゼンス情報PDA1の値が所定の範囲内の場合に、メタプレゼンス情報を上式(3)に従って生成することもできる。
図2(a)は、連携システムCAのルールテーブル20に蓄積される情報の概念説明図である。ルールテーブル20には、メタプレゼンスIDと、そのIDに対応するメタプレゼンス情報を生成するためのルールとが、一対一に対応付けられている。この例では、プレゼンス情報CA1が上記式(1)で生成されるルールが、連携システムCAの設定時に定義されているとする(初期状態のルールテーブル)。
ルールテーブル20を設けることにより、連携IMシステムの柔軟性や拡張性を高めることができる。連携システムCAが接続するIMサーバやそのIMサーバが組み込まれているBPMシステムなどの設計を変えなくても、ルールテーブル20に記憶されているルールの設定を変更することにより、通知するメタプレゼンス情報を容易に変更することができるからである。
(d)ルール追加部
ルール追加部13は、大別して、ルールの受信と、IMサーバへのメタプレゼンスIDの通知と、IMサーバへのサブスクライブの要求と、を行う。説明を容易にするために、プレゼンス情報UA1,UB2に基づいてメタプレゼンス情報CA2を生成するルールを追加する場合を例に取る。
ルール追加部13は、IMサーバSA,SBのユーザエージェント、例えばユーザエージェントUB1から新規ルールを受信する。受信されたルールは、ルールテーブル20に記憶される。また、ルール追加部13は、ルールと共に、そのルールにより生成されるメタプレゼンス情報のID“CA2“を受信する。追加するルールで生成されるようになるメタプレゼンス情報のIDの決定権を、ルール追加者、すなわちユーザエージェントUB1に持たせることが好ましい。そのユーザエージェントUB1は、ルール追加後に自分が通知したメタプレゼンスIDを指定してサブスクライブを要求できるからである。
ルール追加部13は、通知されたメタプレゼンスID“CA2”を、IMサーバSA,SBに通知する。IMサーバ内に新たなプレゼンス情報の管理場所を生成させるためである。通知先IMサーバは、ルール追加要求元、すなわちユーザエージェントUB1が接続するIMサーバSBとすることができる。なぜなら、ルールを追加したユーザエージェントは、そのルールにより生成されるメタプレゼンス情報のウォッチャーとなる可能性が高いと考えられるからである。従って、メタプレゼンスID“CA2”には、IMサーバSBのネットワークアドレスを含ませておくことが好ましい。
さらにルール追加部13は、ルールを参照し、追加されたルールが定義するメタプレゼンス情報CA2の生成に用いられるプレゼンス情報UA1,UB2を決定する。さらに、そのプレゼンス情報UA1,UB2のサブスクライブを、そのプレゼンス情報を管理するIMサーバに対して要求する。この例では、ルール追加部13は、IMサーバSAに対してプレゼンス情報UA1のサブスクライブを要求し、IMサーバSBに対してプレゼンス情報UB2のサブスクライブを要求する。
サブスクライブの要求に応じてプレゼンス情報UA1,UB2の通知を受信すると、前記エージェント部11がメタプレゼンス情報CA2とその値MPD2とを、IMサーバSBに通知する。なお、ルール追加部13は、ルールの削除や変更を受け付けても良い。
図2(b)は、同図(a)に示すルールテーブル20に新たなルールが追加された後の状態を示す概念説明図である。この図では、メタプレゼンス情報CA2を、プレゼンス情報UA1とプレゼンス情報UB2との和により生成するルールが追加されている。
ルール追加部13を連携システムに設けておくと、通知可能なメタプレゼンス情報を連携システムの構築後に増加することができるので好ましい。ルールの追加や削除・変更などを受け付けることにより、通知するメタプレゼンス情報をニーズの変化に応じて柔軟に変更することができる。
(e)サブスクライブ許可部
連携システムCAは、サブスクライブ許可部14をさらに有することが好ましい。サブスクライブ許可部14は、大別して問い合わせ受信機能と許可送信機能とを有する。説明を容易にするために、ユーザエージェントUB1が前記メタプレゼンス情報CA1のサブスクライブをIMサーバSBに要求した場合を考える。
まずサブスクライブ許可部14は、ユーザエージェントUB1にメタプレゼンス情報CA1を通知しても良いか否かの問い合わせを、IMサーバSBから受信する。
次いで、サブスクライブ許可部14は、問い合わせに対する応答を、IMサーバSBに送信する。応答がサブスクライブの許可である場合、IMサーバSBはメタプレゼンス情報CA1のウォッチャーにユーザエージェントUB1を追加する(後述する図4(a)のウォッチャーテーブル102参照)。
サブスクライブ許可部14は、メタプレゼンス情報CA1の元となるプレゼンス情報UA1,UA2のプレゼンティティに対し、ユーザエージェントUB1へのUA1、UA2のサブスクライブを許可するか否かの問い合わせを行っても良い。この問い合わせを行う場合には、問い合わせに対する応答に応じ、メタプレゼンス情報CA1のサブスクライブを許可するか否かをIMサーバSBに通知する。
メタプレゼンス情報の通知の許可を問い合わせることにより、メタプレゼンス情報に対するセキュリティを高めることができる。
(2)IMサーバ
IMサーバSA、SBは、プレゼンステーブル101a,b、ウォッチャーテーブル102a,b、プレゼンス更新部103a,b、プレゼンス通知部104a,b、サブスクライブ処理部105a,b、コマンド処理部106a,b、セッション管理部107a,bを有している。プレゼンステーブル101は、プレゼンスIDとプレゼンス情報の値とを対応付けて記憶する。ウォッチャーテーブル102は、プレゼンスIDとそのIDが特定するプレゼンス情報のウォッチャーのIDとを対応付けて記憶する。プレゼンス更新部103は、ユーザエージェントからのプレゼンス情報の通知に基づき、プレゼンステーブル101を更新する。プレゼンス通知部104は、プレゼンス情報を、そのウォッチャーに送信する。サブスクライブ処理部105は、ウォッチャーテーブル102へのウォッチャーの登録や削除などを行う。コマンド処理部106は、セッション管理部107からのデータを各部に振り分けたり、各部からのデータをセッション管理部107に渡したりする。セッション管理部107は、IMサーバと他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
メタプレゼンス情報が配信される場合のプレゼンステーブル101とウォッチャーテーブル102について、図3,図4を参照して具体的に説明する。説明を容易にするために、プレゼンス情報UA1、UA2に基づいて生成されるメタプレゼンス情報CA1のウォッチャーが、ユーザエージェントUB1である場合を例に取る。また、プレゼンス情報UA1,UB2に基づいて生成されるメタプレゼンス情報CA2のウォッチャーが、ユーザエージェントUB2である場合を例に取る。
図3及び図4は、IMサーバSA及びSBが蓄積するプレゼンステーブル101及びウォッチャーテーブル102の概念説明図である。
図3(a)は、図2(a)に示すルールテーブル20に従い、メタプレゼンス情報CA1がプレゼンス情報UA1,UA2に基づいて生成される場合に対応している。IMサーバSAのプレゼンステーブル101aには、プレゼンスIDとプレゼンス情報の値とが対応付けられて記憶されている。一方、ウォッチャーテーブル102aには、プレゼンス情報UA1,UA2のウォッチャーとして、メタプレゼンスID“CA1”が記憶されている。
図4(a)は、図2(a)に示すルールテーブル20に従い、メタプレゼンス情報CA1がプレゼンス情報UA1,UA2に基づいて生成される場合に対応している。IMサーバSBのプレゼンステーブル101bには、プレゼンスIDとプレゼンス情報の値とが対応付けられて記憶されている。メタプレゼンスID“CA1”には、プレゼンス情報MPD1の値が対応している。一方、ウォッチャーテーブル102aには、メタプレゼンス情報CA1のウォッチャーとして、ユーザエージェントUB1が記憶されている。
すなわち、図2(a)のルールテーブル20、図3(a)及び図4(a)の各テーブルに従えば、次のようにしてメタプレゼンス情報CA1が生成及び配信される。プレゼンス情報UA1,UA2は連携システムCAに送信され、メタプレゼンス情報CA1が生成される。生成されたメタプレゼンス情報CA1は、IMサーバSBに通知され、ここからウォッチャーUB1に配信される。
図3(b)は、図2(b)に示すルールの追加後のプレゼンステーブル101a及びウォッチャーテーブル102を示す。プレゼンス情報UA1,UB1に基づいて生成されるメタプレゼンス情報CA2に対応し、プレゼンス情報UA1のウォッチャーにメタプレゼンスID“CA2”が追加されている。
図4(b)は、図2(b)に示すルールの追加後のプレゼンステーブル101b及びウォッチャーテーブル102を示す。メタプレゼンスID“CA2”には、プレゼンス情報MPD2の値が対応している。また、プレゼンス情報UA1,UB1に基づいて生成されるメタプレゼンス情報CA2に対応し、メタプレゼンス情報CA2のウォッチャーにはユーザエージェントUB1が追加されている。さらに、プレゼンス情報UB1のウォッチャーにメタプレゼンスID“CA2”が追加されている。
すなわち、図2(b)のルールテーブル20、図3(b)及び図4(b)の各テーブルに従えば、次のようにしてメタプレゼンス情報CA2が生成及び配信される。プレゼンス情報UA1,UB2は連携システムCAに送信され、メタプレゼンス情報CA2が生成される。生成されたメタプレゼンス情報CA2は、IMサーバSBに通知され、ここからウォッチャーUB1に配信される。
[処理の流れ]
次に、図1に示す連携IMシステムが行う処理の流れについて、図5〜図7を参照して具体的に説明する。連携IMシステムが行う主な処理は、(1)サブスクライブ設定処理、(2)通知処理、(3)ルール追加処理である。以下では、説明を容易にするために、図2(a)に示すルールテーブル20が連携システムCAに設定されていると仮定する。
(1)サブスクライブ設定処理
図5は、サブスクライブ設定処理の流れの一例を示す説明図である。この処理では、メタプレゼンス情報CA1のサブスクライブが設定される。一例としてIMサーバSBがメタプレゼンス情報CA1を管理しており、ユーザエージェントUB1がメタプレゼンス情報CA1のサブスクライブを要求する場合を考える。
連携システムCAは、図2(a)に示すルールテーブル20を記憶している(#1)。また、IMサーバIBのプレゼンステーブル101bには、メタプレゼンスIDとその値とが、図3(a)に示すように登録されている。
この状態において、ユーザエージェントUB1は、IMサーバSBに対し、メタプレゼンス情報CA1のサブスクライブ要求を送信する(#3)。このサブスクライブ要求には、メタプレゼンスID“CA1”が含まれる。メタプレゼンスID“CA1”には、IMサーバSBのネットワークアドレスが含まれる。
IMサーバSBは、サブスクライブ要求に応じ、ユーザエージェントUB1をメタプレゼンス情報CA1のウォッチャーに登録しても良いかどうかの問い合わせを、連携システムCAに送信する(#5)。この問い合わせには、メタプレゼンスID“CA1”及びユーザエージェントID“UB1”が含まれる。
連携システムCAは、問い合わせを受信すると、ルールテーブル20を参照する(#7)。次いで、連携システムCAは、サブスクライブを要求されたメタプレゼンス情報CA1の元となるプレゼンス情報(以下、元プレゼンス情報という)のID“UA1”、“UA2”を特定する。メタプレゼンス情報CA1のセキュリティを高める場合には、連携システムCAは、元プレゼンス情報を管理するIMサーバSAに対し、プレゼンス情報UA1,UA2のサブスクライブを要求することが好ましい(#9)。
IMサーバSAは、連携システムCAからサブスクライブの要求を受信すると、各プレゼンティティUA1,UA2に対して問い合わせを送信し、サブスクライブが許可されるとウォッチャーリストを更新する(#11,#13)。前述の図3(a)は、この状態のウォッチャーリストを示す。すなわち、プレゼンス情報UA1,UA2のウォッチャーとして、メタプレゼンスID“CA1”が登録される。IMサーバSAは、プレゼンス情報UA1,UA2のサブスクライブ許可通知を連携システムCAに送信する(#15)。
連携システムCAは、元プレゼンス情報UA1,UA2のサブスクライブが許可されると、メタプレゼンス情報CA1のサブスクライブ許可通知をIMサーバSBに送信する(#17)。
IMサーバSBは、メタプレゼンス情報CA1のサブスクライブが許可されると、ウォッチャーリストを更新する(#19)。前述の図4(a)は、この状態のウォッチャーリストを示す。すなわち、メタプレゼンス情報CA1のウォッチャーとして、プレゼンスID“UB1”が登録される。その後、IMサーバSBはメタプレゼンス情報CA1のサブスクライブ許可通知を要求元ユーザエージェントUB1に送信する(#21)。
なお、上記の例では、元プレゼンス情報のプレゼンティティUA1,UA2に対するそれぞれのプレゼンス情報のサブスクライブを許可するかどうかの問い合わせを行っているが、メタプレゼンス情報に要求されるセキュリティの高さに応じて問い合わせを行うかどうかを決めることができる。
以上の処理により、IMサーバSBのウォッチャーリストに、ユーザエージェントUB1がメタプレゼンス情報CA1のウォッチャーとして登録される。すなわち、メタプレゼンス情報CA1は、IMシステムの仕組みを用い、IMサーバが管理するプレゼンス情報の1つとして管理・配信されるようになる。
(2)通知処理
図6は、通知処理の流れの一例を示す説明図である。この処理では、前述のサブスクライブの設定に従い、メタプレゼンス情報CA1がそのウォッチャーUB1に通知される。通知のタイミングは、連携システムCAが起動したとき、元プレゼンス情報が更新されたとき、ウォッチャーUB1が起動したとき、などいろいろ考えられる。ここでは一例として、連携システムCAが起動したときと、元プレゼンス情報の一部が更新されたときとを挙げている。
プレゼンティティUA1,UA2はIMサーバSAに接続し、それぞれの最新のプレゼンス情報の値PDA1,PDA2をIMサーバSAに通知している状態にある(#31,#33)。従って、IMサーバSAのプレゼンステーブル101aには、プレゼンスID“UA1”、“UA2”に対して値“PDA1”,“PDA2”がそれぞれ登録されている。
この状態において連携システムCAが起動すると、IMサーバSA,SBに接続する(#35)。
IMサーバSAは、起動した連携システムCAに対し、ウォッチャーリストに従いプレゼンス情報UA1,UA2を通知する(#37)。
連携システムCAは、プレゼンス情報UA1、UA2の値をプレゼンスバッファ11aに記憶させる(#39)。さらに連携システムCAは、ルールテーブル20を参照し、受信したプレゼンス情報に基づくメタプレゼンス情報があるかどうかを判断する(#41)。この例では、メタプレゼンス情報CA1がプレゼンス情報UA1、UA2に基づいているので、連携システムCAはメタプレゼンス情報CA1の値をルールに従って演算する(#43)。演算したメタプレゼンス情報の値は、プレゼンスバッファ11a内に一時的に記憶しておくことが好ましい。演算したメタプレゼンス情報の値とメタプレゼンスIDとは、IMサーバSBに通知される(#45)。この通知を受け取ったIMサーバSBは、プレゼンステーブル101bの該当エントリに、通知された値を書き込む。
その後、例えばプレゼンス情報UA1の値が更新された場合を考える。プレゼンティティUA1は、新たな値PDA1をIMサーバSAに通知する(#49)。この値はIMサーバSAから連携システムCAに通知される(#51)。
連携システムCAは、プレゼンスバッファ11a内のプレゼンス情報UA1の値PDA1を更新する(#53)。さらに、プレゼンス情報UA1に依存するメタプレゼンス情報CA1をルールテーブル20から検索し(#56)、メタプレゼンス情報CA1の値をルールに従って更新する(#57)。元プレゼンス情報UA1,UA2の値は、プレゼンスバッファ11aに記憶されている。更新された値は、IMサーバSBに通知され(#59)、さらにメタプレゼンス情報CA1のウォッチャーUB1に通知される(#61)。
通知処理により、元プレゼンス情報の設定や更新に従い、メタプレゼンス情報も更新されそのウォッチャーに通知される。通知の仕組みはIMシステムの仕組みをそのまま用いつつ、通知するプレゼンス情報を連携システムCAで元プレゼンス情報とは独立に加工する。従って、連携システムCAをIMサーバに接続することにより、IMシステム自体の大幅な設計変更をすることなく、ニーズに応じた多彩なメタプレゼンス情報の通知が可能となる。
(3)ルール追加処理
図7は、ルール追加処理の流れの一例を示す説明図である。ここでは、図2(a)に示すルールテーブル20に新たなルールを追加し、図2(b)に示すルールテーブル20を生成する場合を例に取る。また、任意のユーザエージェントがルールを追加できるが、説明を容易にするために以下ではユーザエージェントUB1がルールを追加する場合を例に取る。
まず、ユーザエージェントUB1は、追加するルールとそのルールにより生成されるようになるメタプレゼンス情報のIDとを、連携システムCAに送信する(#71)。ここでは、メタプレゼンスIDは“CA2”である。このメタプレゼンスIDは、IMサーバSBがメタプレゼンスID用に複数個の予備IDを用意しておいた中からユーザエージェントUB1が選択したものであることが好ましい。
連携システムCAは、受信したルールをメタプレゼンスIDと対応付けてルールテーブル20に記憶する(#73)。図2(b)は、ルールが追加されたルールテーブル20を示す。さらに連携システムCAは、メタプレゼンスID“CA2”をIMサーバSBに通知する(#75)。
IMサーバSBは、メタプレゼンスIDの通知に応じ、新たなメタプレゼンス情報CA2に対応するエントリをプレゼンステーブル101bに追加する(#77)。これにより、IMサーバSBは、新たなメタプレゼンス情報CA2を管理できるようになる。
さらにルールの追加者UB1は、メタプレゼンスCA2のサブスクライブをIMサーバSBに要求する(#79)。
IMサーバSBは、前記要求に応じ、メタプレゼンス情報CA2のウォッチャーとしてユーザエージェントUB1を登録しても良いかどうかを、連携システムCAに問い合わせる(#81)。
連携システムCAは、問い合わせのあったメタプレゼンスID“CA2”のルールを参照し、元プレゼンス情報のID“UA1”、“UB2”のサブスクライブをIMサーバSA,SBにそれぞれ要求する(#85)。
IMサーバSA,SBは、サブスクライブの要求に対し、各ユーザエージェントに問い合わせ、その回答に応じてウォッチャーリストを更新し、連携システムに許可通知を送信する(#87〜#97)。図3(b)は、プレゼンス情報UA1のウォッチャーとしてメタプレゼンスID“CA2”が追加された後のウォッチャーリストを示す。図4(b)は、プレゼンス情報UB2のウォッチャーとしてメタプレゼンスID“CA2”が追加された後のウォッチャーリストを示す。
連携システムCAは、IMサーバSA,SBからサブスクライブの許可を受信すると、ユーザエージェントUB1によるメタプレゼンス情報CA2のサブスクライブ許可通知をIMサーバSBに送信する(#99)。
IMサーバSBは、連携システムからの許可通知に基づき、ウォッチャーリストを更新する(#101)。図4(b)は、メタプレゼンス情報CA2のウォッチャーとしてユーザエージェントUB1が登録されているウォッチャーリストを示す。その後、IMサーバSBは、ユーザエージェントUB1からのサブスクライブ要求に対し、許可通知を送信する(#103)。
以上の処理により、任意のユーザエージェントから連携システムCAに対し、新たなルールを追加することができる。またこの例ではルールの追加を示しているが、同様にしてルールの削除、すなわちメタプレゼンス情報の削除やルールの変更、すなわちメタプレゼンス情報の変更を連携システムCAが受け付けることができる。従って、連携IMシステムの拡張性・柔軟性はさらに向上する。例えば、新たなIMサーバの追加やIMサーバの削除に応じ、柔軟にルールテーブル20を更新することができる。
[効果]
IMサーバSA,SBを例えば2つの異なるBPMシステムに設け、それぞれのプレゼンスサーバSA,SBから取得するプレゼンス情報に基づいてメタプレゼンス情報を生成すれば、各BPMシステムやIMサーバとは独立なメタプレゼンス情報を、各BPMシステムやIMサーバの設計に大きな影響を与えることなく生成することができる。また生成するメタプレゼンス情報を、各BPMシステムやIMサーバの設計に大きな影響を与えることなく容易かつ柔軟に変更することができる。このように、本発明の連携システムを複数のIMサーバに接続することにより、プレゼンス情報の柔軟な加工や柔軟な配信が可能となる。また、どのような、メタプレゼンス情報を誰が必要としているかに応じ、メタプレゼンス情報の配信先を適宜変更することができる。
<第2実施形態例>
図8は、第2実施形態に係る連携システムを含む連携IMシステムの機能構成図を示すブロック図である。この実施形態では、連携システムCAを構成するメタプレゼンスエージェント10とルールテーブル20とは、異なるコンピュータ端末に設けられている。さらにこの例では、ルールテーブル20は、連携システムCAが接続するIMサーバの1つに設けられている。この図に示すように、連携システムCAを構成するメタプレゼンスエージェント10とルールテーブル20とは、同一のコンピュータ上にあっても良いし異なるコンピュータ上にあっても良い。
例えば、1つのICチップ内にIMサーバとCAシステムとを搭載することができる。また例えば、1つのICチップ内にIMサーバとメタプレゼンスエージェント10とを搭載することもできる。さらに例えば、1つのICチップ内にCAシステムを搭載することもできる。つまり、連携システムとIMシステムとの連結形態は、ニーズに応じ、適宜変更することができる。そのため、接続形態の観点からも連携IMシステムに柔軟性や拡張性を持たせることができる。
<その他の実施形態例>
(A)前記第1実施形態及び第2実施形態では、連携システムCAは複数のIMサーバに接続されているが、IMサーバが1つの場合であっても連携システムCAを適用することができる。その場合、IMサーバがユーザエージェントから収集するプレゼンス情報とは異なるメタプレゼンス情報を、IMサーバからユーザエージェントに配信することができる。
(B)上記の方法を実行するためのプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフレキシブルディスク、ハードディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)、その他のものが挙げられる。
図9は、本発明の実施例1に係る連携IMシステムの概念説明図である。実施例1では、IMサーバSAとIMサーバSBとに連携システムCAが接続されている。IMサーバSAは、在庫管理システムのプレゼンス情報として、商品毎の在庫率を管理している。IMサーバSBは、会社のメンバーに通知するアラート情報をプレゼンス情報として管理している。連携システムCAは、IMサーバSAから商品毎の在庫不足率を取得し、在庫不足率に応じたアラートメッセージを、ルール1〜3に基づいて生成する。生成したアラートメッセージはIMサーバSBに通知され、経営陣やマネージャ、担当者によりサブスクライブされる。
アラートメッセージは、経営陣向け、マネージャ向け、担当者向けの3種類であり、それぞれルール1,ルール2,ルール3により生成される。図10は、経営者向けアラートメッセージを生成するルール1の記述例を示す。この例ではルールはXML(eXtensible Markup Language)で記述されている。ルール1は、「在庫不足率が30%以上であれば、経営者向けアラートメッセージ“深刻レベルの欠品発生”を生成する」ことを定義している。
図11は、マネージャ向けアラートメッセージを生成するルール2の記述例を示す。ルール2は、「在庫不足率が5%以上30%未満であれば、マネージャ向けアラートメッセージ“問題レベルの欠品発生”を生成する」ことを定義している。
図12は、担当者向けアラートメッセージを生成するルール3の記述例を示す。ルール2は、「在庫不足率が5%未満であれば、担当者向けアラートメッセージ“通常レベルの欠品発生”を生成する」ことを定義している。
アラートメッセージは、IMサーバSAが管理する在庫不足率から新たに生成されるメタプレゼンス情報である。在庫不足率に基づいて少なくとも1つ、最大で3つのアラートメッセージを生成する。プレゼンス情報である在庫不足率を単に通知するだけにとどまらず、さらに有用なメタプレゼンス情報であるアラートメッセージに変換して通知することができる。しかも、在庫不足率に応じ、アラートメッセージの内容とその通知先とを調整することができる。このように、プレゼンス情報をニーズに応じて加工・変換することにより、多彩なメタプレゼンス情報を、その情報を必要とする主体に配信することができる。
図13は、本発明の実施例2に係る連携IMシステムの概念説明図である。実施例2では、IMサーバSA、SB、SCに連携システムCAが接続されている。IMサーバSAは、在庫管理システムのプレゼンス情報として、電子メール出荷伝票の送信状態を管理している。IMサーバSBは、電子メールシステムのプレゼンス情報として、メールボックスの空き状態を管理している。IMサーバSCは、配送管理システムのプレゼンス情報として、配送会社の担当者向けアラート情報を管理している。連携システムCAは、IMサーバSAから伝票状態を、IMサーバSBからメールボックスの空き状態をそれぞれ取得し、出荷伝票を電子メールで送れなかったことを示すアラートメッセージをルールに基づいて生成する。
図14は、ルールの記述例を示す。実施例1と同様、ルールはXMLで記述されている。このルールは、「出荷伝票を電子メールで送ったにも関わらずメールボックスの空きがない場合には、「伝票送信エラー」メッセージを通知する」ことを定義している。このルールにより生成されるアラートメッセージは、IMサーバSA,SBのプレゼンス情報から生成されるメタプレゼンス情報に相当する。電子メール伝票の送信状態と電子メールボックスの空き状態とに基づいて、その2つが意味する事象を示すメタプレゼンス情報を生成・配信することができる。
図15は、本発明の実施例3に係る連携システムの概念説明図である。実施例3では、IMサーバSA、SBに連携システムCAが接続されている。IMサーバSAは、車両に搭載された各種センサを監視する車両システムのプレゼンス情報を管理している。IMサーバSBは、車両システムが管理する各種センサのメンテナンスサービスを提供するB社に対し、B社がメンテナンスするセンサ(この例では、エンジンオイルセンサ、バッテリセンサ、ガソリンセンサ)のプレゼンス情報を提供している。連携システムCAは、IMサーバSAからセンサのプレゼンス情報を取得し、ルールに基づいてセンサの健全レベルを示す1〜10の範囲の数値に変換する。連携システムCAが生成する健全レベルの数値は、B社のIMサーバSBに通知される。従って、B社の従業員は、自社がメンテナンスするセンサの状態を常に把握し、センサの状態に適したメンテナンスサービスを提供することができる。
車両に搭載された各種センサのメンテナンス社が異なる場合、同様にして各メンテナンス社に対応するセンサのプレゼンス情報を、各メンテナンス社に通知することができる。また、メンテナンス社毎にルールを設定すれば、各メンテナンス社は自社が欲しいプレゼンス情報を連携システムCAを介して取得することができる。
図16は、本発明の実施例4に係る連携システムの概念説明図である。実施例4では、IMサーバSA、SBに連携システムCAが接続されている。IMサーバSAは、家庭に設置された各種電気機器を監視するホームサーバに設けられ、各種電気機器のプレゼンス情報を管理している。IMサーバSBは、家庭用電気機器(この例では、エアコン及び冷蔵庫)を提供するM社に対し、プレゼンス情報を提供している。連携システムCAは、IMサーバSAから電気機器のプレゼンス情報を取得し、ルールに基づいてM社が提供する電気機器の状態を示すプレゼンス情報に変換する。さらに、変換した電気機器のプレゼンス情報を、IMサーバSBに通知する。従って、M社の従業員は、自社が提供する電気機器の状態を常に把握し、把握した状態に適したサービスを提供することができる。プレゼンス情報の変換ルールをM社が連携システムCAに設定すれば、例えば冷蔵庫が故障した場合、M社はその原因をプレゼンス情報から突き止め、迅速なメンテナンスサービスを顧客に提供することができる。さらに同様にして、各種電気機器を家庭に提供している会社毎のルールに従い、各会社にその会社が提供している製品のプレゼンス情報を提供することができる。
<付記>
前述の第1、第2及びその他の実施形態例並びに実施例1〜4に対し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第1状態情報管理装置と接続される連携システムであって、
前記第1状態情報管理装置から1以上の状態識別子に対応する状態情報(以下、1以上の状態情報という)の通知を受信する状態情報受信手段と、
前記受信した1以上の状態情報に基づいて、受信した各状態情報とは異なる第1メタ状態情報を生成する生成手段と、
前記第1メタ状態情報を識別する第1メタ状態識別子と前記第1メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置に通知する状態情報通知手段と、
を備える連携システム。
(付記2)
前記受信した1以上の状態情報から前記第1メタ状態情報を生成するための第1ルールを記憶するルール記憶手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記ルール記憶手段が記憶している前記第1ルールに従って前記第1メタ状態情報を生成する、
付記1に記載の連携システム。
(付記3)
前記第1状態情報管理装置に接続する任意の第1提供体から新規の第2ルールを受信し、受信した前記第2ルールを前記ルール記憶手段に記憶させるルール追加手段と、
前記追加された第2ルールが定義する第2メタ状態情報の生成に用いられる第2状態情報の通知を、前記第1状態情報管理装置に依頼する情報通知依頼手段と、
前記第2メタ状態情報を識別する第2メタ状態識別子と前記第2メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置に通知するメタ状態識別子通知手段と、をさらに備え、
前記生成手段は、前記第2ルールに従って前記第2メタ状態情報を生成する、前記付記2に記載の連携システム。
この連携システムではルールの追加が可能なため、通知可能なメタプレゼンス情報を連携システムの構築後に増加することができる。また、ルール追加手段は、ルールの削除や変更を受け付けても良い。ルールの追加や削除・変更などを受け付けることにより、通知するメタプレゼンス情報をニーズの変化に応じて柔軟に変更することができる。ルールを追加するユーザエージェントは、ルールの通知とともに、そのルールで生成されるようになるメタプレゼンス情報の識別子を通知すると良い。ルール追加後に、そのユーザエージェントは、自分が通知したメタプレゼンス情報識別子を指定してサブスクライブを要求できるからである。
(付記4)
前記第1状態情報管理装置が前記第1メタ状態情報の通知要求をいずれかの提供体から受信した場合、前記第1状態情報管理装置から前記提供体への前記第1メタ状態情報の通知に関する問い合わせを前記第1状態情報管理装置から受信し、前記問い合わせに応じ、前記提供体への前記第1メタ状態情報の通知を前記第1状態情報管理装置に指示する購読許可手段をさらに備える、付記1に記載の連携システム。
第1メタプレゼンス情報を見たいユーザエージェントUA1は、IMサーバSAにサブスクライブを要求する。これを受けたIMサーバは、連携システムに対し、第1メタプレゼンス情報をユーザエージェントUA1に通知しても良いかどうか、問い合わせる。連携システムは、この問い合わせに対して例えばOKを応答する。この応答に第1メタプレゼンス情報識別子CA1を含めておけば、IMサーバはこの応答に応じてプレゼンステーブルにCA1を登録する。さらにIMサーバSAは、第1メタプレゼンス情報のウォッチャーとしてユーザエージェントUA1を登録する。連携システムに対しメタプレゼンス情報の配信の許可を問い合わせることにより、メタプレゼンス情報の配信に対するセキュリティを高めることができる。
(付記5)
1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第2状態情報管理装置にさらに接続されており、
前記状態情報受信手段は、前記第2状態情報管理装置から1以上の状態識別子に対応する状態情報(以下、1以上の状態情報という)の通知をさらに受信し、
前記生成手段は、前記第1状態情報管理装置から受信した1以上の状態情報及び/または前記第2状態情報管理装置から受信した1以上の状態情報に基づいて、受信した各状態情報とは異なる第3メタ状態情報を生成し、
前記状態情報通知手段は、前記第1メタ状態情報を識別する第3メタ状態識別子と前記第3メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置及び/または前記第2状態情報管理装置に通知する、
付記1に記載の連携システム。
連携システムは、複数のIMサーバSA,SBからプレゼンス情報を取得し、それらに基づいてメタプレゼンス情報を生成してもよい。
例えば、2つの異なるBPMシステムのそれぞれに設けられた2つのプレゼンスサーバSA,SBから取得するプレゼンス情報に基づいて、メタプレゼンス情報を生成することが考えられる。各BPMシステムやIMサーバとは独立にメタプレゼンス情報を生成するので、各BPMシステムやIMサーバに影響を与えることなく、柔軟にBPMシステム間のプレゼンスの連携方法を変更することができる。
IMサーバSA,SBに接続する連携システムは、メタプレゼンス情報をIMサーバSA,SBの両方またはどちらか一方に通知することができる。もしどちらか一方、例えばIMサーバSAにのみ通知すれば、IMサーバSAのユーザエージェントUAがメタプレゼンス情報のウォッチャーとなることができる。両方のIMサーバSA,SBに通知すれば、IMサーバSA,SBのユーザエージェントUA,UBいずれもがメタプレゼンス情報のウォッチャーとなることができる。
連携システムを複数のIMサーバに接続することにより、プレゼンス情報の柔軟な加工や柔軟な配信が可能となる。
(付記6)
1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第1状態情報管理装置と接続される連携システムが実行する連携方法であって、
前記第1状態情報管理装置から1以上の状態識別子に対応する状態情報(以下、1以上の状態情報という)の通知を受信する状態情報受信ステップと、
前記受信した1以上の状態情報に基づいて、受信した各状態情報とは異なる第1メタ状態情報を生成する生成ステップと、
前記第1メタ状態情報を識別する第1メタ状態識別子と前記第1メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置に通知する状態情報通知ステップと、
を含む連携方法。
(付記7)
1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第1状態情報管理装置と接続されるコンピュータが実行する連携プログラムであって、
前記第1状態情報管理装置から1以上の状態識別子に対応する状態情報(以下、1以上の状態情報という)の通知を受信する状態情報受信手段、
前記受信した1以上の状態情報に基づいて、受信した各状態情報とは異なる第1メタ状態情報を生成する生成手段、及び
前記第1メタ状態情報を識別する第1メタ状態識別子と前記第1メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置に通知する状態情報通知手段、
として前記コンピュータを機能させる連携プログラム。
(付記8)
1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第1状態情報管理装置と接続される連携システムが実行する連携プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記第1状態情報管理装置から1以上の状態識別子に対応する状態情報(以下、1以上の状態情報という)の通知を受信する状態情報受信ステップと、
前記受信した1以上の状態情報に基づいて、受信した各状態情報とは異なる第1メタ状態情報を生成する生成ステップと、
前記第1メタ状態情報を識別する第1メタ状態識別子と前記第1メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置に通知する状態情報通知ステップと、
を実行する連携プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
第1実施形態に係る連携システムCAを適用した連携IMシステムの機能構成図 (a)図1の連携システムCAが記憶するルールテーブル(初期状態) (b)ルール追加後 (a)IMサーバSAのプレゼンステーブル及びウォッチャーテーブル(初期状態) (b)IMサーバSAのプレゼンステーブル及びウォッチャーテーブル(ルール追加後) (a)IMサーバSBのプレゼンステーブル及びウォッチャーテーブル(初期状態) (b)IMサーバSBのプレゼンステーブル及びウォッチャーテーブル(ルール追加後) 図1の連携IMシステムが行うサブスクライブ設定処理の流れの一例を示す説明図 図1の連携IMシステムが行う通知処理の流れの一例を示す説明図 図1の連携IMシステムが行うルール追加処理の流れの一例を示す説明図 第2実施形態に係る連携システムCAを適用した連携IMシステムの機能構成図 実施例1に係る連携IMシステムの概念説明図 図9におけるルール1の一例を示す説明図 図9におけるルール2の一例を示す説明図 図9におけるルール3の一例を示す説明図 実施例2に係る連携IMシステムの概念説明図 図13におけるルールの一例を示す説明図 実施例3に係る連携IMシステムの概念説明図 実施例4に係る連携IMシステムの概念説明図
符号の説明
CA:連携システム
10:メタプレゼンスエージェント
11:エージェント部
12:生成部
13:ルール追加部
14:サブスクライブ許可部
20:ルールテーブル

Claims (5)

  1. 1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第1状態情報管理装置と接続される連携システムであって、
    前記第1状態情報管理装置から1以上の状態識別子に対応する状態情報(以下、1以上の状態情報という)の通知を受信する状態情報受信手段と、
    前記受信した1以上の状態情報に基づいて、受信した各状態情報とは異なる第1メタ状態情報を生成する生成手段と、
    前記第1メタ状態情報を識別する第1メタ状態識別子と前記第1メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置に通知する状態情報通知手段と、
    を備える連携システム。
  2. 前記受信した1以上の状態情報から前記第1メタ状態情報を生成するための第1ルールを記憶するルール記憶手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記ルール記憶手段が記憶している前記第1ルールに従って前記第1メタ状態情報を生成する、
    請求項1に記載の連携システム。
  3. 1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第1状態情報管理装置と接続される連携システムが実行する連携方法であって、
    前記第1状態情報管理装置から1以上の状態識別子に対応する状態情報(以下、1以上の状態情報という)の通知を受信する状態情報受信ステップと、
    前記受信した1以上の状態情報に基づいて、受信した各状態情報とは異なる第1メタ状態情報を生成する生成ステップと、
    前記第1メタ状態情報を識別する第1メタ状態識別子と前記第1メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置に通知する状態情報通知ステップと、
    を含む連携方法。
  4. 1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第1状態情報管理装置と接続されるコンピュータが実行する連携プログラムであって、
    前記第1状態情報管理装置から1以上の状態識別子に対応する状態情報(以下、1以上の状態情報という)の通知を受信する状態情報受信手段、
    前記受信した1以上の状態情報に基づいて、受信した各状態情報とは異なる第1メタ状態情報を生成する生成手段、及び
    前記第1メタ状態情報を識別する第1メタ状態識別子と前記第1メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置に通知する状態情報通知手段、
    として前記コンピュータを機能させる連携プログラム。
  5. 1以上の提供体によりそれぞれ生成された1以上の状態情報と各状態情報を識別する状態識別子とを対応付けて管理する第1状態情報管理装置と接続される連携システムが実行する連携プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記第1状態情報管理装置から1以上の状態識別子に対応する状態情報(以下、1以上の状態情報という)の通知を受信する状態情報受信ステップと、
    前記受信した1以上の状態情報に基づいて、受信した各状態情報とは異なる第1メタ状態情報を生成する生成ステップと、
    前記第1メタ状態情報を識別する第1メタ状態識別子と前記第1メタ状態情報とを、前記第1状態情報管理装置に通知する状態情報通知ステップと、
    を実行する連携プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2004021482A 2004-01-29 2004-01-29 連携システム及び連携方法 Expired - Fee Related JP4549687B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004021482A JP4549687B2 (ja) 2004-01-29 2004-01-29 連携システム及び連携方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004021482A JP4549687B2 (ja) 2004-01-29 2004-01-29 連携システム及び連携方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005215968A true JP2005215968A (ja) 2005-08-11
JP4549687B2 JP4549687B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=34905112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004021482A Expired - Fee Related JP4549687B2 (ja) 2004-01-29 2004-01-29 連携システム及び連携方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4549687B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265004A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Nec Infrontia Corp プレゼンス情報閲覧システム、情報管理サーバ、プレゼンス情報閲覧方法及びプレゼンス情報閲覧プログラム
JP2008102880A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Softbank Mobile Corp 活動情報送受信システムおよび端末
JP2010244389A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Nec Infrontia Corp プレゼンスサーバ、プレゼンス端末およびコメント通知方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730540A (ja) * 1993-07-08 1995-01-31 Hitachi Ltd ネットワーク障害監視装置
JPH1093654A (ja) * 1996-05-31 1998-04-10 Hewlett Packard Co <Hp> ネットワーク上の管理ステーションの動作を拡張させる汎用通知フレームワーク・システム及び方法
JP2001203745A (ja) * 1999-12-02 2001-07-27 Sony Internatl Europ Gmbh メッセージ伝送システム、メッセージ仲介装置及びメッセージ伝送方法
JP2003196243A (ja) * 2001-12-28 2003-07-11 Fujitsu Ltd 状態表示プログラム及び状態配信方法
JP2004005092A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Hitachi Ltd ストレージシステム、ストレージ装置、及び該ストレージ装置を利用した情報共有方法
JP2004318857A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Samsung Electronics Co Ltd ホームネットワークでホーム状態情報を構成し利用する方法及びシステム
JP2005518034A (ja) * 2002-02-15 2005-06-16 ホットエスイーペー アクティエボラーグ プレゼンス・サービス・システムにおける情報配信の方法
JP2005520262A (ja) * 2001-03-02 2005-07-07 コンピュータ アソシエイツ シンク,インコーポレイテッド コンテクスト記述メッセージを生成する方法及び装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730540A (ja) * 1993-07-08 1995-01-31 Hitachi Ltd ネットワーク障害監視装置
JPH1093654A (ja) * 1996-05-31 1998-04-10 Hewlett Packard Co <Hp> ネットワーク上の管理ステーションの動作を拡張させる汎用通知フレームワーク・システム及び方法
JP2001203745A (ja) * 1999-12-02 2001-07-27 Sony Internatl Europ Gmbh メッセージ伝送システム、メッセージ仲介装置及びメッセージ伝送方法
JP2005520262A (ja) * 2001-03-02 2005-07-07 コンピュータ アソシエイツ シンク,インコーポレイテッド コンテクスト記述メッセージを生成する方法及び装置
JP2003196243A (ja) * 2001-12-28 2003-07-11 Fujitsu Ltd 状態表示プログラム及び状態配信方法
JP2005518034A (ja) * 2002-02-15 2005-06-16 ホットエスイーペー アクティエボラーグ プレゼンス・サービス・システムにおける情報配信の方法
JP2004005092A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Hitachi Ltd ストレージシステム、ストレージ装置、及び該ストレージ装置を利用した情報共有方法
JP2004318857A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Samsung Electronics Co Ltd ホームネットワークでホーム状態情報を構成し利用する方法及びシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265004A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Nec Infrontia Corp プレゼンス情報閲覧システム、情報管理サーバ、プレゼンス情報閲覧方法及びプレゼンス情報閲覧プログラム
JP2008102880A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Softbank Mobile Corp 活動情報送受信システムおよび端末
JP2010244389A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Nec Infrontia Corp プレゼンスサーバ、プレゼンス端末およびコメント通知方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4549687B2 (ja) 2010-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101416178B (zh) 管理丰富的在场集合
CN101416208B (zh) 管理丰富的在场集合
CN1609873B (zh) 用于管理电子邮件和报警消息的方法,装置,以及用户界面
CN100563196C (zh) 通信系统和在通信系统中查询信息的方法
CN101416177A (zh) 管理丰富的在场集合
US9330190B2 (en) Method and system for providing data handling information for use by a publish/subscribe client
US20020010803A1 (en) Method, system and apparatus for establishing, monitoring, and managing connectivity for communication among heterogeneous systems
US8423602B2 (en) Web service broadcast engine
US20090292766A1 (en) HTTP Publish/Subscribe Communication Protocol
US20060174010A1 (en) Systems and methods for implementing an instant messaging remote control service
US20090019124A1 (en) Publish/Subscribe Messaging
US20050038791A1 (en) System and method for event notification
US20040083281A1 (en) Method and apparatus for providing real-time communication center reporting data to third-party applications over a data network
US20100077018A1 (en) Virtual Presence Server
US20080205625A1 (en) Extending a standardized presence document to include contact center specific elements
CN101621541A (zh) 用于知晓分布式应用上下文的事务处理的方法和装置
CN100525197C (zh) 一种存在信息的订阅、发布和更新方法
US9686214B2 (en) Status and time-based delivery services for instant messengers
CN101243660A (zh) Imps系统和simple im系统的互通系统中的组管理方法和系统
EP1891781A1 (en) Communications device and method
CN113051086B (zh) 数据处理方法、装置、电子设备及存储介质
JP4549687B2 (ja) 連携システム及び連携方法
JP4046534B2 (ja) プレゼンス管理方法及びプレゼンス設定方法
JP2004228833A (ja) プレゼンスシステムおよび情報処理装置
US8499035B2 (en) Methods, systems and computer readable media for providing session initiation protocol (SIP) event watcher entity information in a communications network

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070110

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080929

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees