JP2005215497A - 光拡散板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピンポイントゲートを有する金型を用いて射出成形した光拡散板であっても輝度ムラが小さく、高画質の表示画面が得られる光拡散板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】ピンポイントゲートを有する金型を用いて熱可塑性樹脂を射出成形してなる光拡散板において、ピンポイントゲート跡を中心とする一辺5mmの正方形内の輝度ムラが、2%以下である光拡散板、及び、該金型を用いて熱可塑性樹脂を射出成形する光拡散板の製造方法において、ピンポイントゲートが、ゲートランドにおいて、ゲート先端に向かって拡大する直円錐台の形状又は該直円錐台の内側に表面を有する形状を有し、ゲート先端の直径が1.1〜2.1mmであり、拡大を開始する箇所の直径がゲート先端の直径の0.25〜0.8倍であり、拡大を開始する箇所からゲート先端にいたる直円錐台の母線とゲートの中心軸とがなす角度が30〜60度である金型を用いる光拡散板の製造方法。
【選択図】図4

Description

本発明は、光拡散板に関する。さらに詳しくは、本発明は、ピンポイントゲートを有する金型を用いて射出成形した光拡散板であつても、ピンポイントゲート跡による輝度ムラが小さく、高画質の表示画面が得られる光拡散板及びその製造方法に関する。
電圧をかけると分子の並び方が変化するという液晶の性質を利用した液晶表示装置は、パーソナルコンピュータ、薄型テレビジョン、車載用パネル、携帯情報端末などに広く用いられている。今後液晶表示装置の大型化、高性能化が進むことにより、陰極線管表示装置を代替することが期待されている。液晶自体は発光しないので、液晶表示装置は外部の光源を必要とし、液晶表示装置の側縁に光源が配置されるサイドライト方式と、液晶表示装置の背部に光源が配置される直下方式が実用化されている。サイドライト方式は、装置ユニットを薄くすることができるが、輝度が低いので、輝度が要求される大型の液晶表示装置には、直下方式が適しいる。
直下方式の液晶表示装置では、装置筐体の背部に複数本の冷陰極管などの光源を配置し、光拡散板により入射した光を拡散させて輝度の均一な面状の光に変換する。必要に応じて、冷陰極管の背後に反射板を設け、光拡散板の裏面にグラデーション印刷を施し、光拡散板の前面に集光シート、拡散シートなどを積層する。光拡散板には、光線透過率と光拡散性のバランスがよく、反りがなく十分な強度を有し、輝度ムラが少ないことが要求される。
光拡散板の材料としては、光拡散剤を含有する熱可塑性樹脂の成形品が用いられる。光拡散板の成形法としては、押出成形法、キャスト法、射出成形法などがある。押出成形法によれば、光拡散板の原材料シートを効率的に生産することができるが、光拡散板にするための後加工に手間がかかり、材料の無駄が発生する。キャスト法によれば、強度が高く、光学的な歪みのない光拡散板を得ることができるが、生産性は高くない。射出成形法によれば、後加工の工程数が少なく、短時間で光拡散板を製造することができるが、キャビティ側面のサイドゲートから溶融した熱可塑性樹脂を射出する従来の方法では、大型の光拡散板の射出成形は技術的に困難である。光拡散板の入射面に多数個のピンポイントゲートを設けると、大型の光拡散板の射出成形法による製造が可能になる。特許文献1には、ゲート先端の傾斜角が7度のピンポイントゲートを用いて射出成形を行うことが記載されている。しかし、このピンポイントゲートによる成形で得られる光拡散板を液晶表示装置に実装したとき、液晶表示画面に輝度ムラが発生して、表示画面の画質が低下するという問題が生じていた。
特開平9−309131号公報
本発明は、ピンポイントゲートを有する金型を用いて射出成形した光拡散板であつても輝度ムラが小さく、高画質の表示画面が得られる光拡散板及びその製造方法を提供することを目的としてなされたものである。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、輝度ムラの原因が、ピンポイントゲート跡の近傍の内部に発生するミクロクラックであることを見いだした。そして、ピンポイントゲートを有する金型を用いる射出成形法により製造された光拡散板であっても、ピンポイントゲート跡を中心とする一辺5mmの正方形内の輝度ムラが2%以下であれば、液晶表示装置に実装したときに表示画面の画質の低下を感じることがなく、かつ、このような輝度ムラは、ピンポイントゲートのゲートランドのゲート先端側を、特定の寸法及び形状とすることにより、達成し得ることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)ピンポイントゲートを有する金型を用いて熱可塑性樹脂を射出成形してなる光拡散板において、ピンポイントゲート跡を中心とする一辺5mmの正方形内の輝度ムラが、2%以下であることを特徴とする光拡散板、
(2)ピンポイントゲートが、ゲートランドにおいて、ゲート先端に向かって拡大する直円錐台の形状又は該直円錐台の内側に表面を有する形状を有し、ゲート先端の直径が1.1〜2.1mmであり、拡大を開始する箇所の直径がゲート先端の直径の0.25〜0.8倍であり、拡大を開始する箇所からゲート先端にいたる直円錐台の母線とゲートの中心軸とがなす角度が30〜60度である(1)記載の光拡散板、
(3)熱可塑性樹脂が、脂環式構造を有する樹脂である(1)又は(2)記載の光拡散板、及び、
(4)ピンポイントゲートを有する金型を用いて熱可塑性樹脂を射出成形する光拡散板の製造方法において、ピンポイントゲートが、ゲートランドにおいて、ゲート先端に向かって拡大する直円錐台の形状又は該直円錐台の内側に表面を有する形状を有し、ゲート先端の直径が1.1〜2.1mmであり、拡大を開始する箇所の直径がゲート先端の直径の0.25〜0.8倍であり、拡大を開始する箇所からゲート先端にいたる直円錐台の母線とゲートの中心軸とがなす角度が30〜60度である金型を用いることを特徴とする光拡散板の製造方法、
を提供するものである。
本発明の光拡散板は、ピンポイントゲートを有する金型を用いて射出成形法により効率的に製造することができ、ゲート跡の輝度ムラが小さく、表示画面の画質の高い液晶表示装置を得ることができる。
本発明の光拡散板は、ピンポイントゲートを有する金型を用いて熱可塑性樹脂を射出成形してなる光拡散板において、ピンポイントゲート跡を中心とする一辺5mmの正方形内の輝度ムラが2%以下である光拡散板である。ピンポイントゲート跡を中心とする一辺5mmの正方形内の輝度ムラは、例えば、一辺5mmの正方形を仮想的に一辺0.5mmの正方形100個に区切り、仮想的に区切られた一辺0.5mmの正方形100個について輝度計を用いて輝度を測定し、輝度の最大値と最小値との差を輝度の平均値で除することにより求めることができる。
ピンポイントゲートを有する金型を用いて熱可塑性樹脂を射出成形してなる光拡散板を液晶表示装置に実装したとき、輝度ムラが観察される箇所はほとんどピンポイントゲート跡である。光拡散板は、通常は光出射面に拡散シートなどがさらに積層されて、液晶表示装置に実装されるので、光拡散板単体としての輝度ムラが2%以下であれば、拡散シートなどの積層により輝度ムラはいっそう小さくなり、液晶表示装置に実装したときに表示画面で輝度ムラが障害となることはなくなる。
図1は、ピンポイントゲートの説明図である。射出成形機から射出された溶融樹脂は、第1スプルー1、ランナー2、第2スプルー3を通り、ピンポイントゲート4を通過して金型キャビティ5に充填される。図2は、ピンポイントゲートを使用した射出成形法の一態様の説明図である。本図においては、熱可塑性樹脂の部分をハッチングにより示す。本態様においては、第1スプルー1が設けられたランナーストリッパープレート6、ランナー2と第2スプルー3とピンポイントゲート4が設けられた固定側型板7及びキャビティ8が設けられた可動側型板9を有するスリープレート金型が用いられている。左の図に示すように、金型が閉じられた状態で溶融した熱可塑性樹脂が右方から射出され、第1ランナー、スプルー、第2ランナー及びキャビティが溶融樹脂で充填される。溶融樹脂が冷却されて固化したのち、中央の図に示すように、可動盤が後退し、可動側型板と固定側型板の間が開いて、ピンポイントゲート4部分の樹脂が切れ、光拡散板10が露出する。次いで、右の図に示すように、可動盤がさらに後退して、ランナーストリッパープレート6と固定側型板7の間が開く。光拡散板10をエジェクタピンにより取り出し、第1スプルー、ランナー、第2スプルーをロボットなどにより取り出したのち、金型を閉じて一つの成形サイクルを終了する。本発明によれば、金型を開くときにピンポイントゲート部分において固化した樹脂が自動的に切断されるので、成形品として得られる光拡散板について、ゲートの処理に必要な工程が少なくなり、高い生産性で光拡散板を製造することができる。
本発明においては、必要に応じて、多点ピンポイントゲートを有する金型を使用することができる。図3は、2点ピンポイントゲート、4点ピンポイントゲート、6点ピンポイントゲート、8点ピンポイントゲート及び16点ピンポイントゲートの説明図である。本図において、● は第1スプルーの位置を、直線はランナーを、○ は第2スプルーとピンポイントゲートの位置を示す。図3のそれぞれの説明図において、第1スプルーから第2スプルーにいたるランナーの長さはすべて同一であり、射出された溶融樹脂は、複数個のピンポイントゲートにおいて、すべて同じ距離のランナーを流動したのちにキャビティを充填するので、均一で歪みのない成形品を得ることができる。また、複数個のピンポイントゲートを設けることにより、それぞれのゲートからキャビティ内に送り込まれる溶融樹脂のキャビティ内での流動距離が短くなるので、樹脂圧力を低くすることができ、型締力の小さい射出成形機を用いて大型の光拡散板を射出成形することが可能となる。
多点ピンポイントゲートを用いるときは、ゲートの数が2n個であることが好ましい。ここで、nは1〜5の整数を表す。図3に見られるように、ピンポイントゲートの数が6個であると、第1スプルーから第2スプルーに至るランナーの距離はすべて同一であるが、ランナーの分岐点において、鋭角的に曲がる溶融樹脂と、鈍角的に曲がる溶融樹脂は流動状態に差異を生ずるおそれがある。ゲートの数が2n個であると、ランナーはすべて直角に2つに分岐することができ、各分岐点及びゲートにおける溶融樹脂の流動状態をすべて等しくして、均一で光学的な歪みの少ない光拡散板を成形することができる。
本発明においては、ピンポイントゲートが、ゲートランドにおいて、ゲート先端に向かって拡大する直円錐台の形状又は該直円錐台の内側に表面を有する形状を有し、ゲート先端の直径が1.1〜2.1mmであり、拡大を開始する箇所の直径がゲート先端の直径の0.25〜0.8倍であり、拡大を開始する箇所からゲート先端にいたる直円錐台の母線とゲートの中心軸とがなす角度が30〜60度であることが好ましい。
図4は、本発明に用いるピンポイントゲートの一態様のゲートランド近傍の説明図である。本図において、第2スプルー3の先端に長さLのゲートランドが設けられ、ピンポイントゲートが該ゲートランドにおいて、ゲート先端に向かって拡大する直円錐台の形状11を有する。図5は、本発明に用いるピンポイントゲートの他の態様のゲートランド近傍の説明図である。本図において、第2スプルー3の先端に長さLのゲートランドが設けられ、ピンポイントゲートが該ゲートランドにおいて、ゲート先端に向かって拡大する点線で示す直円錐台の内側に表面を有する形状12を有する。図4及び図5に示す態様において、ゲート先端の直径d1が、1.1〜2.1mmであることが好ましく、1.3〜1.9mmであることが特に好ましい。さらに、拡大を開始する箇所の直径d2が、ゲート先端の直径d1の0.25〜0.8倍であることが好ましく、0.35〜0.7倍であることがより好ましい。ゲートランドが拡大を開始する箇所からゲート先端にいたる直円錐台の形状11の母線とゲートの中心軸のなす角度θが、30〜60度であることが好ましく、37〜53度であることが特に好ましい。ゲート後端の直径d3には特に制限はなく、例えば、ゲートランドが拡大を開始する箇所の直径d2よりも大きくして、ゲートランドにくぼみを形成することができ、あるいは、拡大を開始する箇所の直径d2と等しくして、ゲート後端からゲートランドが拡大を開始する箇所までを円柱形状とすることもできる。これらの中で、ゲートランドがくぼみを有する形状は、金型が開いて第2スプルーから光拡散板が切断されるときに、常にくぼみ部分で切断が生じ、安定して射出成形することができるので、好適に用いることができる。
本発明において、ピンポイントゲートが、ゲートランドにおいて、ゲート先端に向かって拡大する直円錐台の形状又は該直円錐台の内側に表面を有する形状を有し、ゲート先端の直径が1.1〜2.1mmであり、拡大を開始する箇所の直径がゲート先端の直径の0.25〜0.8倍であり、拡大を開始する箇所からゲート先端にいたる直円錐台の母線とゲートの中心軸とがなす角度が30〜60度である金型を用いることにより、ピンポイントゲート跡の輝度ムラが少なく、液晶表示装置に実装したときに表示画面の画質が高い光拡散板を得ることができる。特許文献1に記載されているような従来のピンポイントゲートを有する金型を用いる射出成形法により得られた光拡散板は、ピンポイントゲート跡をいかに精密に後加工して、ピンポイントゲート跡を平坦化、平滑化しても、ピンポイントゲート跡に輝度ムラを生じ、表示画面の画質の良好な液晶表示装置を得ることは困難であった。このために、従来の光拡散板の多くは、サイドゲートを有する金型を用いて成形されているが、ゲート部分の後処理に手間がかかるばかりでなく、光拡散板が大型化すると、金型キャビティ内での溶融樹脂の流動距離が長くなるために、光学的に均一な光拡散板を得ることが容易でなくなるという問題も生じていた。
本発明の光拡散板において、ピンポイントゲート跡に輝度ムラが生じない理由は、ピンポイントゲート跡の近傍の内部にミクロクラックが発生しないためである。従来のピンポイントゲートを有する金型を用いる射出成形法により得られた光拡散板は、ピンポイントゲート跡の近傍の内部にミクロクラックが発生するために、表面をいかに精密に仕上げても、輝度ムラをなくすことはできない。ピンポイントゲートが、ゲートランドにおいて、ゲート先端に向かって拡大する直円錐台の形状又は該直円錐台の内側に表面を有する形状を有し、ゲート先端の直径が1.1〜2.1mmであり、拡大を開始する箇所の直径がゲート先端の直径の0.25〜0.8倍であり、拡大を開始する箇所からゲート先端にいたる直円錐台の母線とゲートの中心軸とがなす角度が30〜60度である金型を用いることにより、はじめて内部にミクロクラックの発生のない光拡散板を射出成形法により得ることができる。
本発明の光拡散板は、短手方向の長さが、好ましくは100mm以上、さらに好ましくは200mm以上、特に好ましくは300mm以上である。大型の光拡散板ほどファンゲートを用いて製造しにくいため、本発明の製造方法が好適に用いられる。
本発明に用いる熱可塑性樹脂は、光拡散剤を含有することが好ましい。光拡散剤としては、例えば、架橋ポリメタクリル酸メチル、架橋ポリスチレン、架橋メタクリル酸メチル−スチレン共重合体、架橋シリコーン、フッ素樹脂などの有機微粒子や、シリカ、シリカ−アルミナ、アルミナ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、タルク、ガラスフレーク、ガラスビーズ、ケイ酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、酸化チタンなどの無機微粒子などを挙げることができる。
本発明に用いる熱可塑性樹脂に特に制限はなく、例えば、脂環式構造を有する樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、メタクリル酸メチル−スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリエーテルスルホンなどを挙げることができる。これらの中で、脂環式構造を有する樹脂を特に好適に用いることができる。脂環式構造を有する樹脂は、溶融樹脂の流動性が良好なので、ピンポイントゲートを用い、低い射出圧力で金型のキャビティを充填することができ、吸湿性が極めて低いので寸法安定性に優れ、光拡散板に反りを生ずることがなく、比重が小さいので光拡散板を軽量化することができる。また、脂環式構造を有する樹脂は、他の樹脂に比べてウェルドラインが発生しにくいので、多点ピンポイントゲートを有する金型を用いる射出成形法に好適に適用することができる。
脂環式構造を有する樹脂としては、主鎖又は側鎖に脂環式構造を有する重合体樹脂を挙げることができる。主鎖に脂環式構造を有する重合体樹脂は、機械的強度と耐熱性が良好なので、特に好適に用いることができる。脂環式構造は、飽和環状炭化水素構造であることが好ましく、その炭素数は、4〜30であることが好ましく、5〜20であることがより好ましく、5〜15であることがさらに好ましい。脂環式構造を有する重合体樹脂中の脂環式構造を有する繰り返し単位の割合は、50重量%以上であることが好ましく、70重量%以上であることがより好ましく、90重量%以上であることがさらに好ましい。
脂環式構造を有する樹脂としては、例えば、ノルボルネン系単量体の開環重合体若しくは開環共重合体又はそれらの水素添加物、ノルボルネン系単量体の付加重合体若しくは付加共重合体又はそれらの水素添加物、単環の環状オレフィン系単量体の重合体又はその水素添加物、環状共役ジエン系単量体の重合体又はその水素添加物、ビニル脂環式炭化水素系単量体の重合体若しくは共重合体又はそれらの水素添加物、ビニル芳香族炭化水素系単量体の重合体又は共重合体の芳香環を含む不飽和結合部分の水素添加物などを挙げることができる。これらの中で、ノルボルネン系単量体の重合体の水素添加物及びビニル芳香族炭化水素系単量体の重合体の芳香環を含む不飽和結合部分の水素添加物は、機械的強度と耐熱性に優れるので、特に好適に用いることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
実施例1
脂環式構造を有する樹脂[日本ゼオン(株)、ゼオノア1060R]99重量部とシリコーン樹脂微粒子[ジーイー東芝シリコーン(株)、トスパール120、平均粒子径2.0μm]1重量部を混合し、二軸押出機[東芝機械(株)、TEM−35B]を用いてストランド状に押し出し、ペレタイザーで切断することにより、光拡散板用ペレットを調製した。
この光拡散板用ペレットから、射出成形機[東芝機械(株)、IS450GS、型締力4,410kN、スクリュー径70mm]を用いて、光拡散板を成形した。金型は、キャビティ寸法が、縦404mm、横655mm、対角線の長さ763mm、深さ2.0mmであり、図6に示すように光拡散板の光入射面を8等分した8個の長方形の中心に各1個のピンポイントゲートA〜Hを有し、第1スプルーから図中に示すランナーを経由して、溶融した樹脂が第2スプルー、ゲートへ送られる。図7は、このピンポイントゲートのゲートランド形状の説明図である。このピンポイントゲートは、ゲートランドの長さLが2.0mmであり、キャビティ上面から0.4mm離れた箇所からゲートランドがゲート先端に向かって拡大して直円錐台形状をなし、ゲート先端の直径d1が1.6mmであり、ゲートランドが拡大を開始する箇所の直径d2が0.8mmであり、直円錐台形状の母線とゲートの中心軸とがなす角度θが45度であり、ゲート後端の直径d3が1.2mmであり、ゲート後端からゲートランドが拡大を開始する箇所までの形状は直円錐台形状であり、ゲートランドが拡大を開始する箇所がくびれとなっている。
シリンダー温度275℃、金型温度80℃、全サイクル110秒で光拡散板を射出成形した。得られた射出成形品のピンポイントゲート跡の突起をナイフで削り取って平らにし、光拡散板を完成した。
アクリル板で作成した箱の内面に白色反射シート[三井化学(株)、ホワイトレフターWS−180]を貼り付け、冷陰極蛍光ランプの光が逃げないようにし、外径3.0mmの冷陰極蛍光ランプ[ハリソン東芝ライティング(株)、MBSM3J]8本を、管中心の間隔約40mmとして平行に、箱の底面から管表面を2mm離して取り付けた。この冷陰極蛍光ランプの管表面から12mm離して、射出成形により得られた光拡散板のピンポイントゲート跡のある面が光入射面となり、ピンポイントゲート跡が2本の冷陰極蛍光ランプの中間の位置にくるように載置した。冷陰極蛍光ランプを点灯し、ピンポイントゲート跡を中心とする一辺5mmの正方形を、一辺0.5mmの正方形100個に仮想的に区分し、仮想的に区分した一辺0.5mmの正方形100個について、輝度計[(株)トプコン、BM−7]を用いて輝度を測定した。100個の測定値の最大値と最小値との差を平均値で除して、輝度ムラを算出した。各ピンポイントゲート跡の輝度ムラの平均値は、0.6%であった。
次いで、この光拡散板の光出射面に、拡散シート[(株)ツジデン、D124J]を積層し、同様にして、ピンポイントゲート跡の輝度ムラを測定した。各ピンポイントゲート跡の輝度ムラの平均値は、0.3%であった。
市販の30インチ型液晶テレビジョンの光拡散板を取り外し、上記の拡散シートを積層した本発明の光拡散板を取り付けて鑑賞した。画質は良好であり、ピンポイントゲート跡は全く目立たなかった。
実施例2
図8に示す形状のゲートランドを有するピンポイントゲートを用いた以外は、実施例1と同様にして光拡散板を作製し、輝度ムラを測定した。このピンポイントゲートは、ゲートランドの長さLが1.8mmであり、キャビティ上面から0.57mm離れた箇所からゲートランドがゲート先端に向かって拡大して直円錐台形状をなし、ゲート先端の直径d1が1.2mmであり、ゲートランドが拡大を開始する箇所の直径d2が0.4mmであり、上記の直円錐台形状の母線とゲートの中心軸とがなす角度θが35度であり、ゲート後端の直径d3が1.0mmであり、ゲート後端からゲートランドが拡大を開始する箇所までの形状は直円錐台形状であり、ゲートランドが拡大を開始する箇所がくびれとなっている。
各ピンポイントゲート跡の輝度ムラの平均値は、1.6%であった。
実施例3
図9に示す形状のゲートランドを有するピンポイントゲートを用いた以外は、実施例1と同様にして光拡散板を作製し、輝度ムラを測定した。このピンポイントゲートは、ゲートランドの長さLが2.6mmであり、キャビティ上面から0.28mm離れた箇所からゲートランドがゲート先端に向かって拡大して直円錐台形状をなし、ゲート先端の直径d1が2.0mmであり、ゲートランドが拡大を開始する箇所の直径d2が1.2mmであり、上記の直円錐台形状の母線とゲートの中心軸とがなす角度θが55度であり、ゲート後端の直径d3が1.2mmであり、ゲート後端からゲートランドが拡大を開始する箇所までの形状は円柱形状である。
各ピンポイントゲート跡の輝度ムラの平均値は、1.9%であった。
実施例4
脂環式構造を有する樹脂の代わりに、熱可塑性樹脂としてメタクリル樹脂[旭化成(株)、デルペット70NHX]を用い、実施例1と同じピンポイントゲートを有する金型を用い、シリンダー温度280℃、金型温度85℃、全サイクル120秒で光拡散板を射出成形した。得られた射出成形品のピンポイントゲート跡の突起をナイフで削り取って平らにし、光拡散板を完成した。
この光拡散板について、実施例1と同様にして、輝度ムラを測定した。各ピンポイントゲート跡の輝度ムラの平均値は、0.9%であった。
比較例1
図10に示す形状のゲートランドを有するピンポイントゲートを用いた以外は、実施例1と同様にして脂環式構造を有する樹脂から光拡散板を作製し、輝度ムラを測定した。このピンポイントゲートは、ゲートランドの長さLが1.6mmであり、キャビティ上面から0.3mm離れた箇所からゲートランドがゲート先端に向かって拡大して直円錐台形状をなし、ゲート先端の直径d1が1.0mmであり、ゲートランドが拡大を開始する箇所の直径d2が0.4mmであり、上記の直円錐台形状の母線とゲートの中心軸とがなす角度θが45度であり、ゲート後端の直径d3が1.0mmであり、ゲート後端からゲートランドが拡大を開始する箇所までの形状は直円錐台形状であり、ゲートランドが拡大を開始する箇所がくびれとなっている。
各ピンポイントゲート跡の輝度ムラの平均値は、4.6%であった。
比較例2
図11に示す形状のゲートランドを有するピンポイントゲートを用いた以外は、実施例1と同様にして脂環式構造を有する樹脂から光拡散板を作製し、輝度ムラを測定した。このピンポイントゲートは、ゲートランドの長さLが2.6mmであり、キャビティ上面から0.33mm離れた箇所からゲートランドがゲート先端に向かって拡大して直円錐台形状をなし、ゲート先端の直径d1が2.4mmであり、ゲートランドが拡大を開始する箇所の直径d2が0.6mmであり、上記の直円錐台形状の母線とゲートの中心軸とがなす角度θが70度であり、ゲート後端の直径d3が1.6mmであり、ゲート後端からゲートランドが拡大を開始する箇所までの形状は直円錐台形状であり、ゲートランドが拡大を開始する箇所がくびれとなっている。
各ピンポイントゲート跡の輝度ムラの平均値は、4.2%であった。
比較例3
図12に示す形状のゲートランドを有するピンポイントゲートを用いた以外は、実施例1と同様にして脂環式構造を有する樹脂から光拡散板を作製し、輝度ムラを測定した。このピンポイントゲートは、ゲートランドの長さLが2.0mmであり、キャビティ上面から0.7mm離れた箇所からゲートランドがゲート先端に向かって拡大して半径0.8mmの球面形状をなし、ゲート先端の直径d1が1.6mmであり、ゲートランドが拡大を開始する箇所の直径d2が0.8mmであり、ゲート後端の直径d3が0.8mmであり、ゲート後端からゲートランドが拡大を開始する箇所までの形状は円柱形状である。
各ピンポイントゲート跡の輝度ムラの平均値は、2.8%であった。
実施例1の拡散シートなしの輝度ムラと実施例2〜4及び比較例1〜3の輝度ムラの値を、第1表に示す。
Figure 2005215497
第1表に見られるように、ピンポイントゲートが、ゲートランドにおいて、ゲート先端に向かって拡大する直円錐台形状を有し、ゲート先端の直径が1.1〜2.1mmであり、拡大を開始する箇所の直径がゲート先端の直径の0.25〜0.8倍であり、拡大を開始する箇所からゲート先端にいたる直円錐台形状の母線とゲートの中心軸とがなす角度が30〜60度である8点ピンポイントゲート金型を用いて、脂環式構造を有する樹脂又はメタクリル樹脂を射出成形して得られた光拡散板は、ピンポイントゲート跡を中心とする一辺5mmの正方形内の輝度ムラの平均値が1.9%以下である。
これに対して、ゲート先端の直径が1.0mmである比較例1の光拡散板、ゲート先端の直径が2.4mmであり、直円錐台形状の母線とゲートの中心軸とがなす角度が70度である比較例2の光拡散板、ゲート先端に向かって拡大する形状が球面形状である比較例3の光拡散板は、いずれもピンポイントゲート跡を中心とする部分の輝度ムラが大きい。
本発明の光拡散板は、ピンポイントゲートを有する金型を用いて熱可塑性樹脂を射出成形することにより製造し、後加工の仕上げ工程に要する手間が少ないので、高い生産性で効率的に製造することができる。本発明の光拡散板は、ゲート跡の輝度ムラが小さいので、拡散シートなどを積層して液晶表示装置に実装すると、高い画質を有する表示画像を与えることができる。
ピンポイントゲートの説明図である。 ピンポイントゲートを使用した射出成形法の一態様の説明図である。 ピンポイントゲートを使用した射出成形法の一態様の説明図である。 本発明に用いるピンポイントゲートの一態様のゲートランド近傍の説明図である。 本発明に用いるピンポイントゲートの他の態様のゲートランド近傍の説明図である。 実施例及び比較例において用いた金型の説明図である。 ゲートランド形状の説明図である。 ゲートランド形状の説明図である。 ゲートランド形状の説明図である。 ゲートランド形状の説明図である。 ゲートランド形状の説明図である。 ゲートランド形状の説明図である。
符号の説明
1 第1スプルー
2 ランナー
3 第2スプルー
4 ピンポイントゲート
5 金型キャビティ
6 ランナーストリッパープレート
7 固定側型板
8 キャビティ
9 可動側型板
10 光拡散板
11 直円錐台の形状
12 直円錐台の内側に表面を有する形状

Claims (4)

  1. ピンポイントゲートを有する金型を用いて熱可塑性樹脂を射出成形してなる光拡散板において、ピンポイントゲート跡を中心とする一辺5mmの正方形内の輝度ムラが、2%以下であることを特徴とする光拡散板。
  2. ピンポイントゲートが、ゲートランドにおいて、ゲート先端に向かって拡大する直円錐台の形状又は該直円錐台の内側に表面を有する形状を有し、ゲート先端の直径が1.1〜2.1mmであり、拡大を開始する箇所の直径がゲート先端の直径の0.25〜0.8倍であり、拡大を開始する箇所からゲート先端にいたる直円錐台の母線とゲートの中心軸とがなす角度が30〜60度である請求項1記載の光拡散板。
  3. 熱可塑性樹脂が、脂環式構造を有する樹脂である請求項1又は請求項2記載の光拡散板。
  4. ピンポイントゲートを有する金型を用いて熱可塑性樹脂を射出成形する光拡散板の製造方法において、ピンポイントゲートが、ゲートランドにおいて、ゲート先端に向かって拡大する直円錐台の形状又は該直円錐台の内側に表面を有する形状を有し、ゲート先端の直径が1.1〜2.1mmであり、拡大を開始する箇所の直径がゲート先端の直径の0.25〜0.8倍であり、拡大を開始する箇所からゲート先端にいたる直円錐台の母線とゲートの中心軸とがなす角度が30〜60度である金型を用いることを特徴とする光拡散板の製造方法。
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