JP2005214095A - 過給機および過給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ピストンエンジンに使用される過給機において、上記エンジンが必要とする圧力の空気を、上記エンジンが必要とする流量だけ供給することを容易にする。
【解決手段】 ピストンエンジンE1に使用される過給機1において、コンプレッサー5で圧縮され、エンジンE1に供給される圧縮空気の一部を分岐する圧縮空気分岐手段15と、コンプレッサー5に回転力を付与するコンプレッサー回転力付与手段17とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、過給機および過給方法に係り、特に、コンプレッサーの下流側で、圧縮された空気の一部を分岐すると共に、タービンに回転動力を付加することができるものに関する。
従来、サージングを回避するために、エアバイパスを用いて上記コンプレッサーで圧縮された空気の一部を分岐可能な構成の過給機が知られている(たとえば特許文献1参照)。
なお、過給機は、レシプロエンジンまたはロータリエンジンに使用され、たとえば、4サイクルピストンエンジンから出てきた高温高圧の排気ガスでタービンを回転駆動し、この回転によって上記コンプレッサーを回転駆動し、このコンプレッサーの回転によって得られた圧縮空気を、上記エンジンに供給するようになっている。
なお、上記圧縮空気は、上記エンジンのシリンダー内での燃料の燃焼に供され、この燃焼によって上記高温高圧の排気ガス(上記タービンを回転駆動する燃焼ガス)が排出されるものである。
特開2003−239755号公報
ところで、上記従来のエアバイパスを用いた過給機では、上記エアバイパスをすることにより、上記コンプレッサーの仕事量が増え、上記コンプレッサーの回転数が下がってしまうので、この結果、圧力が下りしかも流量が下がり、本来必要とする圧力で、本来必要とする量の圧縮空気を、上記過給機が設置されている4サイクルエンジン等に供給することができないという問題がある。
たとえば、4サイクルエンジン等が設置されている車両が、通常必要としないような急加速が必要な場合において、上記4サイクルエンジンが、図2に示す圧力Pの圧縮空気を流量Qだけ必要としているにもかかわらず、回転数Nで回転している上記過給機では、「Q+Q」よりも少ない流量Qだけの供給では、サージングを発生することになる。
つまり、圧力Pを発生するために回転数Nで回転している過給機(コンプレッサー)で、「Q」の流量をエンジンに供給しようとすると、サージング領域(サージングラインSL1の上側の領域)になってしまう。
そこで、サージングを回避すべく、上記過給機のコンプレッサーで圧縮された空気の一部(「Q」の流量の空気)をエアバイパスで逃がし、上記エンジンには、「Q」の流量の空気しか供給されないようにすると、上記過給機のタービンを回転駆動するための排気ガスの流量が減少してしまう。
そして、上記過給機のタービンやコンプレッサーの回転数が「N」から「N」に低下してしまい、エンジンが必要とする圧力Pの圧縮空気が得られないことになる。
なお、上記過給機とは異なる特性を備えた別の過給機を使用して、すなわち、たとえば、サージングラインSL1がさらに左側にくるような、小さな過給機を備えることにより、流量Qに相当する圧力Pの圧縮空気量を上記エンジンに供給する方法を考えることができる。
しかし、上記方法は、急加速を行っていない場合、図2に示すL3よりも右側に移動したところで、上記別の過給機を使用することになるが、一般的に小さな過給機は、流量を増やすことによるチョーク現象により、圧力を上げることができない。つまり、エンジンにとって必要な流量範囲をカバーすることができなくなってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ピストンエンジンまたはロータリエンジンに使用される過給機またはピストンエンジンまたはロータリエンジンへの過給方法において、上記エンジンが必要とする圧力の空気を、上記エンジンが必要とする流量だけ供給することが容易である過給機または過給方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ピストンエンジンまたはロータリエンジンに使用される過給機において、上記過給機のコンプレッサーで圧縮され、上記エンジンに供給される圧縮空気の一部を分岐する圧縮空気分岐手段と、上記コンプレッサーに回転力を付与するコンプレッサー回転力付与手段とを有する過給機である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の過給機において、上記コンプレッサーにおけるサージングの前兆を検出するサージング前兆検出手段と、上記サージング前兆検出手段によってサージングの前兆が検出された場合、上記圧縮空気分岐手段によって圧縮空気を分岐し、上記コンプレッサー回転力付与手段によって回転力を付与するように制御する制御手段とを有する過給機である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の過給機において、上記圧縮空気分岐手段は、上記コンプレッサーと上記エンジンとを互いに結ぶ経路から分岐した分岐経路を備え、この分岐経路を流れる圧縮空気の量を制御可能なバルブを設けた構成であり、上記バルブの下流側が、大気開放されているか、または、上記コンプレッサーの上流側に接続されているか、または、上記エンジンと上記過給機のタービンとを互いに結ぶ経路に接続されており、上記コンプレッサー回転力付与手段は、上記過給機のタービンと上記コンプレッサーとを互いに接続している回転軸部材を回転駆動軸とする電気モータにより構成されている過給機である。
請求項4に記載の発明は、ピストンエンジンまたはロータリエンジンへの過給方法において、上記過給に使用されるコンプレッサーで圧縮され、上記エンジンに供給される圧縮空気の一部を、上記コンプレッサーのサージングを防ぐために分岐する圧縮空気分岐段階と、上記コンプレッサーに回転力を付与するコンプレッサー回転力付与段階とを有し、上記分岐された圧縮空気の量に応じて、上記コンプレッサー回転力付与段階で付与する回転力を制御する過給方法である。
本発明によれば、ピストンエンジンまたはロータリエンジンに使用される過給機またはピストンエンジンまたはロータリエンジンへの過給方法において、上記エンジンが必要とする圧力の空気を、上記エンジンが必要とする流量だけ供給することが容易であるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に係る過給機1がエンジンE1に設置されている状態の概略を示す図である。
過給機1は、筐体(図示せず)と、この筐体の内部でたとえば流体軸受け(図示せず)を介して上記筐体に対して回転する回転軸部材3と、この回転軸部材3の一端部3A側に設けられた遠心式コンプレッサー5と、上記回転軸部材3の他端部3B側に設けられた遠心式タービン7とを備えている。
過給機1は、レシプロエンジンまたはロータリエンジンに使用され、たとえば、4サイクルピストンエンジンE1から出てきた高温高圧の排気ガスG3で上記タービン7を回転駆動し、この回転によって上記コンプレッサー5を回転駆動し、このコンプレッサー5の回転によって得られた圧縮空気G1を、上記エンジンE1に供給するようになっている。
なお、上記圧縮空気G1は、上記エンジンE1のシリンダ内での燃料の燃焼に供され、この燃焼によって上記高温高圧の排気ガス(上記タービン7を回転駆動する燃焼ガス)G3が排出されるものである。
また、上記タービン7の下流側には、マフラーMr1が設けられている。
上記圧縮空気G1は、コンプレッサー5の出口からエンジンE1の吸気孔に連通している経路9を通って、コンプレッサー5からエンジンE1に供給されるようになっており、上記排気ガスG3は、エンジンE1の排気孔からタービン7の入口に連通している経路11を通って、エンジンE1からタービン7へ供給されるようになっており、タービン7に供給された排気ガスは、タービン7の出口からマフラーMr1に連通している経路13を通って、タービン7からマフラーMr1に供給され、この後大気中に排出されるようになっている。
また、過給機1には、コンプレッサー5で圧縮され上記エンジンE1に供給される圧縮空気の一部を分岐する(上記圧縮空気の一部が上記エンジンE1に供給されないように分岐する)圧縮空気分岐手段15が設けられていると共に、上記コンプレッサー5に回転力を付与するコンプレッサー回転力付与手段17が設けられている。
さらに、過給機1には、上記コンプレッサー5におけるサージングの前兆(上記コンプレッサー5で発生するサージングの前兆)を検出するサージング前兆検出手段19と、このサージング前兆検出手段19によってサージングの前兆が検出された場合、上記圧縮空気分岐手段15によって圧縮空気を分岐し、上記コンプレッサー回転力付与手段17によって回転力を付与するように制御する制御手段21とが設けられている。
ここで、上記サージング前兆検出手段19として、上記過給機1のコンプレッサー5で圧縮された圧縮空気の圧力を、圧力センサー23で検出し、この検出した圧力と、図示しないセンサーで検出した上記コンプレッサー5の回転数と、制御手段21に設けられているメモリ(図示せず)に予め記憶してある上記コンプレッサー5の特性を示すマップ等からサージングの前兆を検出するものを採用することができる。
なお、上記サージング前兆検出手段19として、上記エンジンE1から出る排気ガスの圧力の脈動による上記コンプレッサー5の回転速度の変動周期よりも短い所定の周期の上記コンプレッサー5の回転速度の変動を、図示しないセンサー(たとえばコンプレッサー回転力付与手段17に設けられているセンサー)で検出することによって、サージングの前兆を検出するようにしてもよい。
さらに、上記サージング前兆検出手段19として、上記コンプレッサー5の入口における圧力の変動周期、または、上記コンプレッサー5の出口における圧力の変動周期を、図示しないセンサーで検出することによって、サージングの前兆を検出するようにしてもよい。
上記圧縮空気分岐手段15は、上記コンプレッサー5と上記エンジンE1とを互いに結ぶ経路9から分岐した分岐経路25を備えている。したがって、上記分岐経路25が形成されている部位では、圧縮空気の流れる経路がたとえば「Y」字状に形成されている。
また、上記圧縮空気分岐手段15は、上記分岐経路25を流れる圧縮空気の量を制御可能なバルブ27を設けた構成であり、上記バルブ27の下流側は、経路Eを介して上記コンプレッサー5の上流側に接続されている。
なお、上記バルブ27の下流側を、経路Dを介して大気に開放してもよいし、また、経路Fを介して上記エンジンE1と上記過給機1のタービン7とを互いに結ぶ経路11に接続してもよいし、さらに、経路Hを介してタービン7とマフラーMr1とを互いに接続している経路13に接続してもよい。
また、上記コンプレッサー回転力付与手段17は、たとえば、上記過給機1のタービン7と上記コンプレッサー5との間に設けられ上記タービン7と上記コンプレッサー5とを互いに接続している回転軸部材3を回転駆動軸とする電気モータ29により構成されている。
そして、上記制御手段21は、たとえば、サージング前兆検出手段19でサージングの前兆が検出されたときには、上記コンプレッサー5で圧縮され上記エンジンE1に供給される圧縮空気の一部を圧縮空気分岐手段15で分岐すると共に、上記コンプレッサー5の回転数をほぼそのまま維持するためにコンプレッサー回転力付与手段17で回転力を付与するようになっている。
ここで、上記分岐する圧縮空気の流量は、上記エンジンE1が必要とする圧力の圧縮空気を必要量供給でき、上記コンプレッサー5のサージングを回避できる量とする。
図2は、過給機1の特性を示す図であり、横軸は圧縮空気の流量を示し、縦軸は圧縮空気の圧力を示す。
図2を参照して説明すると、上記コンプレッサー5の回転数を「N」とし、上記コンプレッサー5から出てくる圧縮空気の流量を「Q1+Q」とし、上記分岐する流量を「Q」とし、上記エンジンE1に供給される流量を「Q」とした場合、上記「Q+Q」の流量が流れていれば、上記コンプレッサー5においてサージングが発生することがない。なお、「P」は、上記エンジンE1が必要とする圧縮空気の圧力である。
なお、上記「Q+Q」の流量は、回転数NにおけるサージングラインSL1近傍の流量であり、コンプレッサー5では、一般的に、サージングラインSL1の近傍で運転するほうが(各回転数毎にサージングラインSL1近傍の流量で運転するほうが)、サージングラインSL1から離れた領域で運転するよりも効率が良くなる。
次に、過給機1の動作について説明する。
まず、図2に示すように、エンジンE1が搭載されている車両が緩やかな加速を行っており、コンプレッサー5は、回転数Nで回転し、圧力が「P」の圧縮空気が、「Q+Q」の流量だけ上記エンジンE1に供給されているものとする。
続いて、エンジンE1が搭載されている車両が急加速を行う場合、上記エンジンE1が必要とする流量が「Q」になるものとすると、コンプレッサー5でサージングが発生してしまうので、このサージングが発生する前に、上記サージング前兆検出手段19でサージングの前兆を検出し、この検出結果によって、制御手段21の制御の下、上記圧縮空気分岐手段15が圧縮空気の一部を分岐する。すなわち「Q」の流量の圧縮空気を分岐し、「Q」の流量の圧縮空気をエンジンE1に供給する。コンプレッサー5の流量は「Q+Q」のままである。
上記圧縮空気の分岐によって、排気ガスG3の流量が減少し、タービン7によるコンプレッサーの回転駆動力が不足するので、この不足した分を、制御手段21の制御の下、電気モータ29で補い、コンプレッサー5の回転速度の低下を防ぐ。
ここで、上記電気モータ29で付与する回転駆動力について説明する。
コンプレッサー5の吸収動力を「W」(単位はJ/s)とすると、この「W」は、「W=ρ・(Q+Q)・CPC・(TC2−TC1)」(式f1)であらわされる。
ここで、「ρ」(単位はkg/m)は圧縮空気の密度であり、「CPC」(単位はJ/kgK(ケルビン))は、圧縮空気の定圧比熱であり、「TC2」(単位はK(ケルビン))はコンプレッサー5の出口の空気温度であり、「TC1」(単位はK(ケルビン))はコンプレッサー5の入口の空気温度である。
一方、タービン7の発生動力を「W」(単位はJ/s)とすると、この「W」は、上記圧縮空気分岐手段15で圧縮空気を分岐していない場合、「W=(ρ・(Q+Q)+Mf)・CPt・(Tt1−Tt2)」(式f2)であらわされる。
ここで、「ρ」(単位はkg/m)はタービンガスの密度であり、「Mf」(単位はkg/s)はエンジンE1で供給される燃料の流量であり、「CPt」(単位はJ/kgK(ケルビン))は、タービンガスの定圧比熱であり、「Tt1」(単位はK(ケルビン))はタービン7の入口のガス温度であり、「Tt2」(単位はK(ケルビン))はタービン7の入口のガス温度である。
ここで、「Wloss」(単位はJ/s)を、過給機1の損失動力とすると、過給機1では、「W=W+Wloss」(式f3)が成立しなければならない。
しかし、式f2において、圧縮空気を分岐することにより「Q」の流量がタービン7に流れないことになり、したがって、タービン7による回転駆動力が不足し、コンプレッサー5の回転数が不足することになる。
そこで、上記回転駆動力の不足を補って、コンプレッサー5の回転数の低下を防ぐべく、電気モータ29により、コンプレッサー5に回転駆動力Wm(単位はJ/s)を付与する。
過給機1によれば、コンプレッサー5で圧縮されエンジンE1に供給される圧縮空気の一部を分岐し、この分岐によって不足するタービン7の回転力を、コンプレッサー回転力付与手段17で補うので、上記コンプレッサー5でのサージングを発生させることなく、また、上記エンジンE1に供給する圧縮空気の圧力を低下させることなく、上記エンジンE1が必要とする圧力の圧縮空気を、上記エンジンE1が必要とする流量だけ供給することが容易になる。
コンプレッサー5のサージングは、圧力が高く流量が少ない領域で発生するので、上述にしたようにコンプレッサー5で圧縮された空気の一部を分岐するようにすれば、高い圧力側で少ない流量の空気を、換言すれば、サージング防止装置が一切存在しない状況下におけるサージング発生領域での圧力と流量の圧縮空気を、上記エンジンE1に供給することができる。
そして、上記エンジンE1の車両が通常必要としない急加速を必要とする場合や上記エンジンE1の車両が通常の緩やかな加速をする場合等、上記エンジンE1の運転状態に応じて、適切な圧力の圧縮空気を適切な流量だけ上記エンジンE1に供給することができ、上記エンジンE1を効率良く運転することができる。
また、過給機1によれば、上記コンプレッサー5におけるサージングの前兆を検出し、この検出した結果に応じて、上記圧縮空気分岐手段15と上記コンプレッサー回転力付与手段17とを制御するので、上記過給機1をサージングラインSL1の近傍の状態で運転しつつ、したがって、過給機1を効率良く稼動しつつ、上記エンジンE1の運転状態に応じて、適切な圧力の圧縮空気を適切な流量だけ上記エンジンE1に供給することができる。
また、過給機1によれば、上記分岐した圧縮空気をコンプレッサー5に戻しているので、圧縮されて温度の上昇した空気がエンジンルームに直接排出されることを防ぐことができる。
さらに、上記分岐した圧縮空気を、マフラーMr1の直前等、上記タービン7の下流側の排気ガス(エンジンE1から排出された排気ガス)の経路11、13中に排出しているので、温度の上昇した空気が、エンジンルームに直接排出されることを防止することができると共に、上記コンプレッサー5の出口の圧縮空気の温度上昇を、上記分岐した圧縮空気をコンプレッサー5に戻す場合よりも少なくすることができ、上記コンプレッサー5の下流側(上記コンプレッサー5と上記エンジンE1との間の経路9)に、圧縮空気の冷却装置を別途設ける必要性を低くすることができる。
また、コンプレッサー回転力付与手段17として、回転軸部材3を回転駆動軸とする電気モータ29を採用しているので、コンプレッサー回転力付与手段17の構成を簡素化することができると共に、応答性が良い状態で上記コンプレッサー5に回転駆動力を付与でき、エンジンE1や過給機1のはやい状態の変動にも対応することができる。
本発明の実施形態に係る過給機がエンジンに設置されている状態の概略を示す図である。 過給機の特性を示す図である。
符号の説明
1 過給機
5 コンプレッサー
7 タービン
15 圧縮空気分岐手段
17 回転力付与手段
19 サージング前兆検出手段
21 制御手段

Claims (4)

  1. ピストンエンジンまたはロータリエンジンに使用される過給機において、
    上記過給機のコンプレッサーで圧縮され、上記エンジンに供給される圧縮空気の一部を分岐する圧縮空気分岐手段と;
    上記コンプレッサーに回転力を付与するコンプレッサー回転力付与手段と;
    を有することを特徴とする過給機。
  2. 請求項1に記載の過給機において、
    上記コンプレッサーにおけるサージングの前兆を検出するサージング前兆検出手段と;
    上記サージング前兆検出手段によってサージングの前兆が検出された場合、上記圧縮空気分岐手段によって圧縮空気を分岐し、上記コンプレッサー回転力付与手段によって回転力を付与するように制御する制御手段と;
    を有することを特徴とする過給機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の過給機において、
    上記圧縮空気分岐手段は、上記コンプレッサーと上記エンジンとを互いに結ぶ経路から分岐した分岐経路を備え、この分岐経路を流れる圧縮空気の量を制御可能なバルブを設けた構成であり、上記バルブの下流側が、大気開放されているか、または、上記コンプレッサーの上流側に接続されているか、または、上記エンジンと上記過給機のタービンとを互いに結ぶ経路に接続されており、
    上記コンプレッサー回転力付与手段は、上記過給機のタービンと上記コンプレッサーとを互いに接続している回転軸部材を回転駆動軸とする電気モータにより構成されていることを特徴とする過給機。
  4. ピストンエンジンまたはロータリエンジンへの過給方法において、
    上記過給に使用されるコンプレッサーで圧縮され、上記エンジンに供給される圧縮空気の一部を、上記コンプレッサーのサージングを防ぐために分岐する圧縮空気分岐段階と;
    上記コンプレッサーに回転力を付与するコンプレッサー回転力付与段階と;
    を有し、上記分岐された圧縮空気の量に応じて、上記コンプレッサー回転力付与段階で付与する回転力を制御することを特徴とする過給方法。
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