JP2005212132A - インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリコン単結晶基板にノズルを形成したとき、吐出特性(吐出安定性)をより向上させたインクジェット記録ヘッドを提供すること。また、液体の吐出方向に向かって開口径が漸次小さくなるテーパー状のノズルを、ヘッドの作製制約の自由度が高く、精度良く且つ簡易にシリコン単結基板に形成することが可能なインクジェット記録ヘッドの製造方法を提供すること。
【解決手段】 例えば、シリコン単結晶基板からなるノズルプレート10と、シリコン単結晶基板からなるキャビティプレート12と、ガラス基板14とが積層して構成されたインクジェット記録ヘッドにおいて、インクノズル22をインクの吐出方向に向かって開口径が漸次小さくなるテーパー状の断面形状とする。また、インクノズル22をインクの吐出方向側のノズルプレート10面から、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)により形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体(インク)を飛翔させて記録媒体に画像を記録するインクジェット方式の画像記録装置に利用されるインクジェット記録ヘッド及びその製造方法に関する。
近年、インクジェットプリンタのインクジェット記録ヘッドは、高精細文字を印字可能にするために、より精細でより微細な加工が要求されている。その一つとしてインクを吐出するノズルの形状は、インクの吐出特性に影響がでるため、種々の改良が施されている。
具体的には、例えば、特開昭56−135075号公報には、シリコン単結晶基板に設けられるノズルとして、先端側に一定断面の細いノズル孔部分(円筒状ノズル部)が形成され、その後側に円錐状あるいは角錐状に広がったノズル孔部分(テーパー状ノズル部)が形成された断面形状のものが開示されている。
この提案では、ノズルの先端側を一定断面の円筒状ノズル部分にし、後ろ側を内周面が角錐状に広がったテーパ状ノズル部分することで、全体として円筒形状をしたインクノズルを使用する場合に比べて、インクキャビティの側からインクノズルに加わるインク圧力の方向をノズル軸線方向に揃えることができ、飛翔方向のばらつきを無くし、インク滴の飛び散りを無くし、インク滴の量のばらつきを抑制して、安定したインク吐出特性を実現している。また、インク吐出の応答性が向上するのでインク吐出用の駆動周波数の上昇可能にしている。
そして、特開平10−315461号公報では、はシリコン単結晶基板に対し、異方性ドライエッチングにより円筒状ノズル部を形成し、異方性ウエットエッチングによりテーパー状ノズル部を形成して、特開昭56−135075号公報に提案されているノズル形状を2種のエッチングを使い分けてエッチング時間を短縮し、精度良く形成することを実現している。
特開昭56−135075号公報 特開平10−315461号公報
しかしながら、特開平10−315461号公報では、2種類のエッチングを使い分けるため作製工程が複雑になったり、ウエットエッチングを採用しているため、開口形状が真円にならず、ノズル面の開口面積もばらつくことが多く精度良くノズルが形成できないといった問題が依然として残っているのが現状である。
また、上記提案では、ノズルを形成するためにシリコン単結晶基板の表裏面からエッチングを施すため、シリコン単結晶基板にノズルを形成した後、このシリコン単結晶基板に他の部材を積層させなければならないといった制約もある。
インクジェット記録ヘッドへの異物の混入を最大限抑制するためには、ノズルを形成してからの工程をできる限り少なくする方が望ましい。つまり、例えば、シリコン単結晶基板にノズルに連通したインクキャビティ(加圧室)、インクリザーバ、及びこれらを連通するインク供給口などのインク流路を形成した後、ノズルを液体の吐出方向側の面からエッチングを施して形成することが望ましい。このため、上記制約は非常に重要な問題であり、改善が望まれている。
さらに、加えて、シリコン単結晶材料で構成されたノズルプレートにおいて、さらなる吐出特性(吐出安定性)の向上が求められている。
従って、本発明の第1の目的は、シリコン単結晶基板にノズルを形成したとき、吐出特性(吐出安定性)をより向上させたインクジェット記録ヘッドを提供することである。
また、本発明の第2の目的は、液体の吐出方向に向かって開口径が漸次小さくなるテーパー状のノズルを、ヘッドの作製制約の自由度が高く、精度良く且つ簡易にシリコン単結基板に形成することが可能なインクジェット記録ヘッドの製造方法を提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
本発明のインクジェット記録ヘッドは、液体を吐出するノズルが設けられると共に、前記ノズルに連通する加圧室の内壁の一部を構成する第1シリコン単結晶基板と、前記第1基板に積層されると共に、前記ノズルに連通する加圧室の内壁の一部を構成する第2シリコン単結晶基板と、を備え、前記ノズルは液体の吐出方向に向かって開口径が漸次小さくなるテーパー状の断面形状であることを特徴としている。
本発明のインクジェット記録ヘッドでは、ノズルが筒状部とテーパー部とで構成される場合に比べ、ノズルの内壁形状を全て上記テーパー状の断面形状とすることで、インクの吐出安定性をより向上させている。そして、これをシリコン単結晶材料で構成されたノズル形成基板で実現している。
一方、本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法は、液体を吐出するノズルが設けられると共に、前記ノズルに連通する加圧室の内壁の一部を構成する第1シリコン単結晶基板と、前記第1基板に積層されると共に、前記ノズルに連通する加圧室の内壁の一部を構成する第2シリコン単結晶基板と、を備え、前記ノズルは液体の吐出方向に向かって開口径が漸次小さくなるテーパー状であるインクジェット記録ヘッドの製造方法であり、
前記ノズルを、液体の吐出方向側の前記第1シリコン単結晶基板面から、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)により形成することを特徴としている。
本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法では、ヘッド完成時の外壁となる第1シリコン単結晶基板面から異方性エッチングとして反応性イオンエッチングを施すため、ヘッド作製工程においていつでもノズルを形成することができると共に、ウエットエッチングを採用する場合に比べ精度良く且つ簡易にノズルを形成することができる。
具体的には、前記反応性イオンエッチングとして、エッチングガス及びデポガスを交互に導入するサイクルエッチングを施すことがよい。これにより、簡易な設備で且つ連続的に上記ノズル形状を実現することができる。
また、前記サイクルエッチングにおいて、前記エッチングガスの1サイクル中に導入される導入時間をTe、前記デポガスの1サイクル中における導入時間Tdとしたとき、Te/Tdを制御することにより前記ノズルの内壁のテーパー角度を調整することがよい。これにより、簡単なエッチング条件の管理で上記ノズル形状を適宜調整して形成することができる。
また、前記第1シリコン単結晶基板と前記第2シリコン単結晶基板とを積層した後、第1シリコン単結晶基板に前記ノズルを形成することがよい。これにより、全てのシリコン単結晶基板の加工、組み立てが終了した後、ノズルを形成するためヘッド内部に異物の混入が最大限抑制することができる。
本発明のインクジェット記録ヘッドによれば、シリコン単結晶基板にノズルを形成したとき、吐出特性(吐出安定性)をより向上させる、といった効果を奏する。
本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法によれば、液体の吐出方向に向かって開口径が漸次小さくなるテーパー状のノズルを、ヘッドの作製制約の自由度が高く、精度良く且つ簡易にシリコン単結基板に形成することが可能になる、といった効果を奏する。
以下、本発明について、図面を参照しつつ説明する。なお、実質的に同一の機能を有する部材には全図面通して同じ符合を付与して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す概略断面図である。図2は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法を示す工程図である。
本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドは、シリコン単結晶基板からなるノズルプレート10(第1シリコン単結晶基板)と、シリコン単結晶基板からなるキャビティプレート12(第2シリコン単結晶基板)と、ガラス基板14とが積層して構成されている。
キャビティプレート12には、複数のインクキャビティ16と、各インクキャビティ16にインクを供給する共通のインクリザーバ18が形成されている。ノズルプレート10の側には、各インクキャビティ16に連通した複数のインクノズル22と、各インクキャビティ16を共通のインクリザーバ18に連通しているインク供給口20が形成されている。そして、ノズルプレート10とキャビティプレート12とは重ね合わせた状態で、これらのインクキャビティ16、インクリザーバ18及びインク供給口20の内壁を構成している。また、インクリザーバ18には、不図示のインク供給路を介して外部のインク供給源からインクが供給可能となっている。
そして、ノズルプレート10には、インクキャビティ16と連通するインクノズル22が設けられている。インクノズル22は、截頭円錐状或いは截頭角錐状であり、インクの吐出方向に向かって開口径が漸次小さくなるテーパー状の断面形状をしている。このインクノズル22の内壁は全てテーパー状の断面形状となっている。
なお、本実施形態では、インクを吐出させるための吐出手段については図示しないが、公知のピエゾ方式、或いはサーマル方式の吐出手段がインクキャビティ16に対応して設けられる。例えば、ピエゾ方式の場合、圧電素子を配設しインクキャビティ16の内の容積を変化させることおでインクをインクノズル22から吐出させる。また、サーマル方式の場合、発熱抵抗体を配設しインクに熱エネルギーを付与させることでインクをインクノズル22から吐出させる。
以下、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法について説明する。
本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドは、ノズルプレート10、キャビティプレート12及びガラス基板14を個別に製造し、しかる後に、これらを貼り合わせることにより製造される。キャビティプレート12及びガラス基板14は、例えば、特開平5−50601号公報などに記載されている公知の方法によって製造できる。従って、本明細書においては、インクノズル22のエッチング方法を中心にノズルプレート10の製造方法を説明する。
先ず、例えば、厚さが180μmのシリコンウエハ24を用意し、当該シリコンウエハ24を熱酸化させて、その全周囲にマスクしての厚さが例えば1.2μmのSiO2膜26aを形成する。
次に、図2(A)に示すように、シリコンウエハ24の一方の側の表面24bを覆っているSiO2膜26の一部分をエッチングして、インク供給口20及びインクリザーバ18を形成するためのパターン28aを形成する。エッチング液としては、フッ化アンモニウム(HF:NH4F=880ml:5610ml)を使用することができる。
次に、図2(B)に示すように、シリコンウエハ24をエッチング液に漬けてシリコンウエハ24の露出部分(パターン28aの部分)に対して異方性ウエットエッチングを施し、インク供給口20及びインクリザーバ18に対応する三角形断面の溝30を形成する。この場合に使用するエッチング液としては、水酸化カリウム水溶液であって、濃度が15wtパーセントで液温90℃のものを使用できる。エッチング終了後は、SiO2膜26aをフッ酸水溶液で全て剥離する。
次に、図2(C)に示すように、再度、シリコンウエハ200の全周囲を熱酸化して、マスクとしてのSiO2膜26bを形成する。この場合においても、SiO2膜26bの厚みは1.2μmにすればよい。そして、シリコンウエハ24の反対側の表面24aを覆っているSiO2膜26bの一部分をエッチングして、インクノズル22を開口させる領域周辺に対応したパターン28bを形成する。エッチング液としては、フッ化アンモニウム(HF:NH4F=880ml:5610ml)を使用することができる。
次に、図2(D)に示すように、シリコンウエハ24をエッチング液に漬けてシリコンウエハ24の露出部分(パターン28b)に対して異方性ウエットエッチングを施し、インクノズル22を開口させる領域周辺に対応した溝32を形成する。この場合に使用するエッチング液は、水酸化カリウム水溶液であり、その濃度は15wtパーセントで液温90℃のものを使用できる。エッチング終了後は、SiO2膜26bをフッ酸水溶液で全て剥離する。
次に、図2(E)に示すように、ノズルプレート10とは別に作製された、キャビティプレート12、及びガラス基板14を張り合わせる。ノズルプレート10とキャビティプレート12とを張り合わせることで、当該プレート壁を内壁として構成されたインクキャビティ16、インク供給口20、インクリザーバ18が形成される。
次に、図2(F)に示すように、シリコンウエハ24の表面24aにレジスト膜34を形成し、インクノズル22に対応したパターン34aを形成する。ここで、シリコンウエハ24を部分エッチングするためのレジスト膜34には感光性の樹脂レジスト膜が用いられる。パターン34aを形成するための樹脂レジスト膜を、溝32の表面に均一に形成することは、スピンコートを用いては困難である。故に、この部分の樹脂レジスト膜は、均一な厚さになるようにスプレーを用いて塗布することにより形成される。このようにしてシリコンエッチング用のレジスト膜34を形成する。
次に、図2(G)に示すように、インク吐出方向側の表面から、ICP放電による異方性ドライエッチングをシリコンウエハ24に施す。これにより、パターン34aに対応した形状で、インク吐出方向側の表面から漸次開口が大きくなるテーパ状(即ち、インク吐出方向に向かって漸次開口が小さくなるテーパー状)にエッチングされて、シリコンウエハ24を貫通する貫通孔36が形成される。この貫通孔36が、インクノズル22となる。
このICP放電による異方性ドライエッチングはサイクルエッチングであり、例えば、エッチングガスとしてSF6、デポガスとしてC48を使用し、これらのエッチングガスを交互に使用する。ここで、デポガスとしてのC48は形成される溝の側面にエッチングが進行しないように溝側面を保護するために使用し、エッチングガスとしてのSF6はシリコンウエハの垂直方向のエッチングを促進させるために使用する。このサイクルエッチングを施すことで、簡易な設備で且つ連続的に上記テーパー状のインクノズル22が形成される。
また、このエッチングガスの導入時間をTe、デポガスの導入時間をTdとしたとき、これらの比(Te/Td)を制御することでインクノズルのテーパー角度(側壁形状)を調整することができる。このTe/Td比を適宜制御することこれにより、簡単なエッチング条件の管理で任意のテーパー角度のノズル形状を実現できる。その例を下記表1に示す。またその関係図も図3に示す。図3はエッチングガスの導入時間Teとデポガスの導入時間Tdとのサイクル時間比(Te/Td)とテーパー角度との関係を示す図である。なお、テーパー角度とはインクノズル22の内壁とノズルプレート10のインクノズル22形成面との角度である。
Figure 2005212132
ここで、インクノズル22のテーパー角度は、インクの吐出安定性から92°〜96°の範囲が好ましい。このため、上記表1の結果から、Te/Td比は2.00〜2.40の範囲であることが好ましい。
以上、説明したように、本実施形態では、シリコン単結晶材料からなるノズルプレート10において、インクノズル22の内壁形状を全て上記テーパー状の断面形状を実現している。このため。インクノズル22が筒状部とテーパー部とで構成される場合に比べ、インクの吐出安定性をより向上させている。
また、本実施形態では、反応性イオンエッチング(RIE)としてICP放電による異方性ドライエッチングを施して上記テーパー状のインクノズル22を形成するので、ヘッド作製工程においていつでもインクノズル22を形成することができると共に、ウエットエッチングを採用する場合に比べ精度良く且つ簡易にノズルを形成することができる。
また、本実施形態では、ノズルプレート10の外壁からICP放電による異方性ドライエッチングを施すので、任意のヘッド作製工程でインクノズル22を形成でき、その一例としてノズルプレート10と、キャビティプレート12と、ガラス基板14と、を貼り合わせた後、インクノズル22を形成している。このように、全ての部材の加工、組み立てが終了した後、インクノズル22を形成することで、ヘッド内部に異物の混入が最大限抑制することができる。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法を示す工程図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法において、サイクル時間比(Te/Td)とノズルのテーパー角度との関係を示す図である。
符号の説明
10 ノズルプレート
12 キャビティプレート
14 ガラス基板
16 インクキャビティ
18 インクリザーバ
20 インク供給口
22 インクノズル
24 シリコンウエハ

Claims (5)

  1. 液体を吐出するノズルが設けられると共に、前記ノズルに連通する加圧室の内壁の一部を構成する第1シリコン単結晶基板と、
    前記第1基板に積層されると共に、前記ノズルに連通する加圧室の内壁の一部を構成する第2シリコン単結晶基板と、
    を備え、
    前記ノズルは液体の吐出方向に向かって開口径が漸次小さくなるテーパー状の断面形状であるインクジェット記録ヘッド。
  2. 液体を吐出するノズルが設けられると共に、前記ノズルに連通する加圧室の内壁の一部を構成する第1シリコン単結晶基板と、
    前記第1基板に積層されると共に、前記ノズルに連通する加圧室の内壁の一部を構成する第2シリコン単結晶基板と、
    を備え、
    前記ノズルは液体の吐出方向に向かって開口径が漸次小さくなるテーパー状の断面形状であるインクジェット記録ヘッドの製造方法であって、
    前記ノズルを、液体の吐出方向側の前記第1シリコン単結晶基板面から、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)により形成することを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  3. 前記反応性イオンエッチングは、エッチングガス及びデポガスを交互に導入するサイクルエッチングであることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  4. 前記サイクルエッチングにおいて、前記エッチングガスの1サイクル中に導入される導入時間をTe、前記デポガスの1サイクル中における導入時間Tdとしたとき、Te/Tdを制御することにより前記ノズルの内壁のテーパー角度を調整することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  5. 前記第1シリコン単結晶基板と前記第2シリコン単結晶基板とを積層した後、第1シリコン単結晶基板に前記ノズルを形成することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008075715A1 (ja) * 2006-12-21 2008-06-26 Konica Minolta Holdings, Inc. 液体吐出ヘッド用ノズルプレートの製造方法、液体吐出ヘッド用ノズルプレート及び液体吐出ヘッド
WO2009039552A1 (en) * 2007-09-26 2009-04-02 Silverbrook Research Pty Ltd Reactive ion etching process for etching metals

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