JP2005211943A - シリーズスポット溶接装置 - Google Patents

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JP2005211943A
JP2005211943A JP2004022523A JP2004022523A JP2005211943A JP 2005211943 A JP2005211943 A JP 2005211943A JP 2004022523 A JP2004022523 A JP 2004022523A JP 2004022523 A JP2004022523 A JP 2004022523A JP 2005211943 A JP2005211943 A JP 2005211943A
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Kenji Sawada
健二 沢田
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

【課題】
不連続の閉断面構造のワークであっても、その片側からバック電極なしにシリーズスポット溶接することを可能としたシリーズスポット溶接装置を提供する。
【解決手段】
第1電極1aと第2電極1bを隣接させてその間に分流を防止する絶縁材2を介在し、これらの第1電極1aと第2電極1bの先端に第1電極チップ3aと第2電極チップ3bを備え、前記第1電極チップ3aと第2電極チップ3bをワークWAに加圧接触させて前記第1電極1aと第2電極1b間に溶接電流を流してワークWAとワークWBをスポット溶接するようにした。また、記第1電極チップ3aと第2電極チップ3bは対象の尖先端形状を抱き合わせるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、重ね合わせたワークの片側からシリーズスポット溶接を可能にしたシリーズスポット溶接装置に関するものである。
従来、図3で示すように、一定の間隔で離間した一対の電極チップ26、27の先端部26a、27aの加圧によって、ワークWaの一般部35より一段高い2つの座面30aを押し潰すことで前記座面30aを図5で示すように球状面に変形させてワークWbに対し点当たりとし、これにより、一方のワークWaと他方のワークWbとの間に前記球状面に変形した座面35により点状に絞られた通電経路が形成されるので、この通電経路の密度を高め、一方のワークWaと他方のワークWbとの間に図4で示すようにナゲット50を発生させ、バック電極なしにスポット溶接するシリーズスポット溶接技術は特開平11−333569公報により公知である。
このものは、2打点間のピッチがとれていれば連続した1つの断面構造のワークをシリーズスポット溶接することが可能であるが、一対の電極チップ26、27の離間寸法には限度があり、2打点ピッチが狭い場合、ワークの形状的にワークWaの座面30aを設けることができないため、不連続の閉断面構造のワークはシリーズスポット溶接することできない。特に、ワークの片側からシリーズスポット溶接を必要とするものにおいては適用することができないという問題を有している。
特開平11−333569公報 特開2002−239742公報
本発明の目的は、不連続の閉断面構造のワークであっても、その片側からバック電極なしにシリーズスポット溶接することを可能としたシリーズスポット溶接装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、2本の電極を隣接させてその間に分流を防止する絶縁材を介在し、これらの各電極の先端に電極チップを備え、前記各電極チップをワークに加圧接触させて前記2本の電極間に溶接電流を流してワークをスポット溶接するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の通り、前記電極チップは対象の尖先端形状を抱き合わせるようにしたことを特徴とするものである。
本発明によると、絶縁材で隣接した2本の電極間の分流を防止し、この各電極の先端に電極チップを備え、各電極チップをワークに加圧接触させて前記2本の電極間に溶接電流を流してワークをスポット溶接するようにしたものであるから、従来ではアーク溶接やプラグ溶接でしかできなかった不連続の閉断面構造のワークであっても、その片側からバック電極なしにシリーズスポット溶接を可能した効果を有している。
以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1において、1aは第1電極であり、1bは第2電極である。この2本の第1電極1aと第2電極1bは、その間に分流を防止する絶縁材2を介在して隣接している。
上記2本の第1電極1aと第2電極1bの先端に、第1電極チップ3aと第2電極チップ3bを備えている。この第1電極チップ3aと第2電極チップ3bは前記絶縁材2の厚味相当の隙間6を有して離間しており、その先端は対象の尖先端形状を抱き合わせるようにしている。
上記の構造よりなる本発明は、第1電極チップ3aと第2電極チップ3bをワークWAに加圧接触させることにより、第1電極1a→第1電極チップ3a→ワークWA→ワークWB→第2電極チップ3b→第2電極1bの通電経路4が形成され、第1電極チップ3aと第2電極チップ3bで加圧している部位のワークWAとワークWBの間にナゲット5を発生してワークWAとワークWBをスポット溶接するのである。
つまり、従来のような一定の間隔で離間した一対の電極チップによりバック電極なしで2打点によりスポット溶接するのではなく、本発明はバック電極なしで1打点によりスポット溶接するものであるから、打点ピッチが広くても狭くても打点ピッチに制約されることなくスポット溶接が可能であり、例えば、図2で示すように、平板のワークWAと、このワークWAに任意の間隔で配置した複数の閉断面のワークWB、WCを、その片側から順次シリーズスポット溶接することができる。
また、第1電極チップ3aと第2電極チップ3は対象の尖先端形状を抱き合わせるようにしたものであるから、狭い打点ピッチにおいてもシリーズスポット溶接に対応することができる。
このように本発明では、従来のような一定の間隔で離間した一対の電極チップによりバック電極なしで2打点によりスポット溶接ではシリーズスポット溶接ができなかった図2で示すような平板のワークWAと、このワークWAに任意の間隔で配置した複数の閉断面のワークWB、WCを片側からしか溶接できないワークをシリーズスポット溶接することができる利点を有しているのである。
また、第1電極チップ3aと第2電極チップ3の対象の尖先端形状により打点ピッチに制約することなく狭い打点ピッチにおいてもシリーズスポット溶接を可能とする利点をゆうしている。
本発明装置の正面図 本発明装置のスポット溶接状態の正面図 従来のシリーズスポット溶接装置の斜視図 従来のシリーズスポット溶接装置によるナゲットの発生状態を示す平面図 従来のシリーズスポット溶接装置における電極チップの加圧状態を示す正面図
符号の説明
1a 第1電極
1b 第2電極
2 絶縁材
3a 第1電極チップ
3b 第2電極チップ
4 通電経路
5 ナゲット
6 隙間

Claims (2)

  1. 2本の電極を隣接させてその間に分流を防止する絶縁材を介在し、これらの各電極の先端に電極チップを備え、前記各電極チップをワークに加圧接触させて前記2本の電極間に溶接電流を流してワークをスポット溶接するようにしたことを特徴とするシリーズスポット溶接装置。
  2. 電極チップは対象の尖先端形状を抱き合わせるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシリーズスポット溶接装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013193441A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Honda Motor Co Ltd 金属製板材と熱可塑性樹脂製板材との接合方法
JP2015058468A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 日本電気株式会社 接合構造及び接合方法、金属リード
JP2015058467A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 日本電気株式会社 接合構造及び接合方法、金属リード

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