JP2005211771A - 循環経路における湯水の除菌システム - Google Patents

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Abstract

【課題】温泉水等の水に殺菌剤を投与することなく、また、除菌効果の低下がなく、しかも温泉水等の水の水質を変化させずにレジオネラ菌等の細菌の細胞壁を破壊し、完全に死滅させることが可能な液体浄化装置を提供する。
【解決手段】浴槽内の温泉水等の液体を流入口21から導入し、流入口21から流出口22までの流路23を複数の容器12により複数の室に分割し、それぞれの室には複数個のペレット41を配設する。複数の室を構成する容器12およびペレット41は、樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合して形成される。温泉水等の液体は、複数の室における容器12およびペレット41に接触しながら通過する際、生物抵抗性を有する化合物の作用によりレジオネラ菌等の細菌が除去される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レジオネラ菌等の細菌が存在する、温泉、温水プール、冷却塔等の循環式液体を除菌する循環経路における湯水の除菌システムに関する。
近年、旅館の大浴場等の温泉水は源泉の枯渇を防いだり温度制御をするために温泉水を循環させて繰り返し使用することが多い。また、温水プールや冷却塔等の水も同様に循環させて繰り返し使用されている。このような循環式の温泉水等の液体においては、その循環経路に微生物、たとえばレジオネラ菌等の細菌が繁殖しやすく、これらの細菌により温泉水等の液体が汚染されて入浴者等の利用者に種々の疾病を引き起こす虞がある。このため、水に塩素系殺菌剤を投与してレジオネラ菌等の細菌を殺菌したり、オゾン殺菌や紫外線殺菌により殺菌することが行われている。
一方、塩素系殺菌剤を使用しない方法として、循環系に浄化殺菌槽を設け、この浄化殺菌槽に銀抗菌剤を担持させたゼオライトを、樹脂ペレットに被覆した浮動性抗菌剤ペレットを配置し、送り込まれる水で流動させながら接触反応させて水を殺菌する浄化殺菌装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平6−254569号公報(請求項1、2および図1、図2)
しかし、温泉水等の水に塩素系殺菌剤を投与する方法では、塩素系殺菌剤による人体への直接的な影響、あるいは温泉の泉質が変化して温泉による本来の効能が薄れたり変化したりする問題があるので、塩素系殺菌剤を温泉水等の水に投与することは好ましくない。
また、オゾン殺菌や紫外線殺菌等の殺菌方法は、オゾンや紫外線が照射されない部分が存在するので細菌を完全に死滅させることが出来ない。
一方、銀抗菌剤等の抗菌剤を温泉水等に接触させる方法は、抗菌剤が温泉水やプールの水と反応して殺菌作用が徐々に低下するので、抗菌剤またはそれを被覆した樹脂ペレット等を頻繁に交換する必要があり、保守管理の労力、コスト等の面で多くの課題を有している。
本発明はこのような課題を解決するもので、温泉水等の水に殺菌剤を投与することなく、また、除菌効果の低下がなく、しかも温泉水等の水の水質を変化させずにレジオネラ菌等の細菌の細胞壁を破壊し、完全に死滅させることが可能な循環経路における湯水の除菌システムおよびそれを利用した温泉浄化設備、温水プール浄化設備および冷却塔浄化設備を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の循環経路における湯水の除菌システムは、浴槽内の温泉水等の液体を流入口から導入し、前記液体を除菌し、除菌した前記液体を流出口から導出する循環経路における湯水の除菌システムであって、前記流入口から前記流出口までの流路を複数の室に分割し、それぞれの前記室には複数個のペレットを配設し、前記室と前記ペレットとを、樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合して形成したことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の循環経路における湯水の除菌システムにおいて、前記室を、複数の孔を有する底面部と前記底面部の外周に立設された側面部とによって構成される容器によって形成し、複数の前記容器を設けたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の循環経路における湯水の除菌システムにおいて、複数の前記容器を前記流入口から前記流出口の間に設け、前記容器を前記流入口側及び前記流出口側のうち少なくともいずれか一方の側から装脱着可能な構成としたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の循環経路における湯水の除菌システムにおいて、前記ペレットを、円筒状部材によって構成したことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1に記載の循環経路における湯水の除菌システムにおいて、前記ペレットを、浄化対象とする前記液体よりも比重の小さい材料によって構成したことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1に記載の循環経路における湯水の除菌システムにおいて、一つの前記室内に配設する前記ペレットの総容積が、一つの前記室内容積の60%〜80%となるように充填したことを特徴とする。
請求項7記載の本発明の循環経路における湯水の除菌システムは、浴槽内の温泉水等の液体を流入口から導入し、前記液体を除菌し、除菌した前記液体を流出口から導出する循環経路における湯水の除菌システムであって、前記流入口から前記流出口までの流路を複数の室に分割し、前記室を、樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合して形成した容器によって構成し、前記容器は複数の孔を有する底面部を備え、複数の前記容器を設け、隣り合って連結される一方の前記容器と他方の前記容器とは、一方の前記容器の底面部に有する孔が他方の前記容器の底面部に有する孔と底面に垂直な方向において重ならない位置に設けられていることを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項7に記載の循環経路における湯水の除菌システムにおいて、一方の前記容器の底面部に有する任意の孔に対して、底面に垂直な方向において、他方の前記容器の底面部に有する複数の孔がほぼ等間隔の位置に設けられていることを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項8に記載の循環経路における湯水の除菌システムにおいて、一方の前記容器の任意の前記孔と、当該孔に対してほぼ等間隔の位置に設けられている他方の前記容器の前記孔とを結ぶ仮想線が底面に垂直な方向に対して15度〜30度の角度を持つように構成されていることを特徴とする。
請求項10記載の本発明の温泉浄化設備は、請求項1から請求項9のいずれかに記載の循環経路における湯水の除菌システムに、浴槽内の温泉水を導入し、除菌した前記温泉水を前記浴槽内に戻すことを特徴とする。
請求項11記載の本発明の温水プール浄化設備は、請求項1から請求項9のいずれかに記載の循環経路における湯水の除菌システムに、温水プール内の温水を導入し、除菌した前記温水を前記温水プール内に戻すことを特徴とする。
請求項12記載の本発明の冷却塔浄化設備は、請求項1から請求項9のいずれかに記載の循環経路における湯水の除菌システムに、冷却塔内の温水を導入し、除菌した前記温水を前記冷却塔内に戻すことを特徴とする。
請求項13記載の本発明の温泉浄化設備は、浴槽内の温泉水を液体浄化装置に導入して、温泉水を除菌し、前記液体浄化装置によって除菌した前記温泉水を前記浴槽内に戻す温泉浄化設備であって、前記温泉水中の浮遊物を除去するフィルタ装置と、前記フィルタ装置の下流側に設けたポンプ装置とを有し、前記液体浄化装置を、前記フィルタ装置および前記ポンプ装置の下流側の配管に設け、前記液体浄化装置の流入口から流出口までの流路中に、複数の孔を有する底面部と前記底面部の外周に立設された側面部とによって構成される容器を複数個連接し、それぞれの前記容器内には複数個のペレットを配設したことを特徴とする。
請求項14記載の本発明の温泉浄化設備は、浴槽内の温泉水を液体浄化装置に導入して温泉水を除菌し、前記液体浄化装置によって除菌した前記温泉水を前記浴槽内に戻す温泉浄化設備であって、前記温泉水中の浮遊物を除去するフィルタ装置と、前記フィルタ装置の下流側に設けたポンプ装置とを有し、前記液体浄化装置を、前記フィルタ装置および前記ポンプ装置の下流側の配管に設け、前記液体浄化装置の流入口から流出口までの流路を複数の室に分割し、前記室を容器によって構成し、前記容器は複数の孔を有する底面部を備え、複数の前記容器を設け、隣り合って連結される一方の前記容器と他方の前記容器とは、一方の前記容器の底面部に有する孔が他方の前記容器の底面部に有する孔と底面に垂直な方向において重ならない位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、温泉水等の循環水に塩素殺菌剤を使用しないので、循環水の水質を変化させることがなく、レジオネラ菌等の細菌の細胞壁を破壊し、完全に死滅させることができる。
また、循環水の流路を構成する室およびその中に配設したペレットの生物抵抗性が低下しないので、維持管理が非常に簡単であり、そのための労力やコストを削減することができる。
本発明の第1の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムは、流入口から流出口までの流路を複数の室に分割し、それぞれの室には複数個のペレットを配設し、室とペレットとを、樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合して形成したものである。本実施の形態によれば、流入口から流出口までの流路を複数の室に分割し、それぞれの室には複数個のペレットを配設することで、循環経路における湯水の除菌システム内での液体とペレットとの接触を多くして液体の浄化を促進することができる。また、ペレットだけでなく室についても、樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合して形成しているので、液体の浄化を促進するとともに、生物膜の形成によるぬめりが室に付着することも防止できる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムにおいて、室を、複数の孔を有する底面部と底面部の外周に立設された側面部とによって構成される容器によって形成し、複数の容器を設けたものである。本実施の形態によれば、複数の室を容器によって構成することで、例えば湯量や浴場の使用人数等、負荷に応じて容器の個数を調整でき、除菌能力を必要な能力に変更することが容易である。なお、底面部に形成する孔は、メッシュやスリットによって形成される空隙であってもよい。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムにおいて、容器を流入口側及び流出口側のうち少なくともいずれか一方の側から装脱着可能な構成としたものである。本実施の形態によれば、流入口側又は流出口側の室から交換が可能となるため、容器の交換が容易である。
本発明の第4の実施の形態は、第1の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムにおいて、ペレットを、円筒状部材によって構成したものである。本実施の形態によれば、ペレットの表面積を大きくとれると共に、表面に多数の凹凸を設ける場合と比較して摩耗が少なく、自浄作用にも優れ、更には製造も容易である。
本発明の第5の実施の形態は、第1の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムにおいて、ペレットを、浄化対象とする液体よりも比重の小さい材料によって構成したものである。本実施の形態によれば、ペレットが液体中で浮動性を有するために、ペレットと液体との接触を多くすることができるとともに、自浄作用にも優れている。
本発明の第6の実施の形態は、第1の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムにおいて、一つの室内に配設するペレットの総容積が、一つの室内容積の60%〜80%となるように充填したものである。本実施の形態によれば、ペレットが液体中で浮動するために、ペレットと液体との接触を多くすることができるとともに、自浄作用にも優れている。
本発明の第7の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムは、流入口から流出口までの流路を複数の室に分割し、室を、樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合して形成した容器によって構成し、容器は複数の孔を有する底面部を備え、複数の容器を設け、隣り合って連結される一方の容器と他方の容器とは、一方の容器の底面部に有する孔が他方の容器の底面部に有する孔と底面に垂直な方向において重ならない位置に設けられているものである。本実施の形態によれば、流入口から流出口までの流路を複数の室に分割し、室を容器によって構成し、この容器は複数の孔を有する底面部を備え、隣り合って連結される一方の容器と他方の容器とは、一方の容器の底面部に有する孔が他方の容器の底面部に有する孔と底面に垂直な方向において重ならない位置に設けているので、循環経路における湯水の除菌システム内での液体と容器との接触を多くして液体の浄化を促進することができる。また容器を樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合して形成しているので、液体の浄化を促進するとともに、生物膜の形成によるぬめりが室に付着することも防止できる。
本発明の第8の実施の形態は、第7の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムにおいて、一方の容器の底面部に有する任意の孔に対して、底面に垂直な方向において、他方の容器の底面部に有する複数の孔がほぼ等間隔の位置に設けられている。本実施の形態によれば、一方の容器の底面部の孔を通過した液体は、他方の孔を通過する前に乱流を生じるが、ほぼ等間隔の位置に位置する孔から導出することができるので、容器内での液体との接触を多くすることができるとともに、流れの安定性を図ることができる。
本発明の第9の実施の形態は、第8の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムにおいて、一方の容器の任意の孔と、当該孔に対してほぼ等間隔の位置に設けられている他方の容器の孔とを結ぶ仮想線が底面に垂直な方向に対して15度〜30度の角度を持つように構成されたものである。本実施の形態によれば、流路内全体にわたってむらなく安定的な流れを実現することができるとともに、容器内での液体との接触を多くすることができる。
本発明の第10の実施の形態による温泉浄化設備は、第1から第9の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムに、浴槽内の温泉水を導入し、除菌した温泉水を浴槽内に戻すものである。本実施の形態によれば、温泉水を浄化することができ、浴槽内の温泉水を循環させることで温泉の使用人数等による負荷変動に対しても湯温を一定に維持しやすい。
本発明の第11の実施の形態による温水プール浄化設備は、第1から第9の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムに、温水プール内の温水を導入し、除菌した温水を温水プール内に戻すものである。本実施の形態によれば、温水を浄化することができ、温水プール内の温水を循環させることで温水プールの使用人数等による負荷変動に対しても湯温を一定に維持しやすい。
本発明の第12の実施の形態による冷却塔浄化設備は、第1から第9の実施の形態による循環経路における湯水の除菌システムに、冷却塔内の温水を導入し、除菌した温水を冷却塔内に戻すものである。本実施の形態によれば、冷却塔内の温水を浄化することができる。
本発明の第13の実施の形態による温泉浄化設備は、温泉水中の浮遊物を除去するフィルタ装置と、フィルタ装置の下流側に設けたポンプ装置とを有し、液体浄化装置を、フィルタ装置およびポンプ装置の下流側の配管に設け、液体浄化装置の流入口から流出口までの流路中に、複数の孔を有する底面部と底面部の外周に立設された側面部とによって構成される容器を複数個連接し、それぞれの容器内には複数個のペレットを配設したものである。本実施の形態によれば、温泉水を浄化することができ、浴槽内の温泉水を循環させることで温泉の使用人数等による負荷変動に対しても湯温を一定に維持しやすい。また、液体浄化装置を、フィルタ装置の下流側に設けることで液体浄化装置内の目詰まりを防止できる。更に、流入口から流出口までの流路を複数の室に分割し、それぞれの室には複数個のペレットを配設することで、液体浄化装置内での液体とペレットとの接触を多くして液体の浄化を促進することができる。
本発明の第14の実施の形態による温泉浄化設備は、温泉水中の浮遊物を除去するフィルタ装置と、フィルタ装置の下流側に設けたポンプ装置とを有し、液体浄化装置を、フィルタ装置およびポンプ装置の下流側の配管に設け、液体浄化装置の流入口から流出口までの流路を複数の室に分割し、室を容器によって構成し、容器は複数の孔を有する底面部を備え、複数の容器を設け、隣り合って連結される一方の容器と他方の容器とは、一方の容器の底面部に有する孔が他方の前記容器の底面部に有する孔と底面に垂直な方向において重ならない位置に設けられている。本実施の形態によれば、温泉水を浄化することができ、浴槽内の温泉水を循環させることで温泉の使用人数等による負荷変動に対しても湯温を一定に維持しやすい。また、液体浄化装置を、フィルタ装置の下流側に設けることで液体浄化装置内の目詰まりを防止できる。更に、流入口から流出口までの流路を複数の室に分割し、隣り合って連結される一方の容器と他方の容器とは、一方の容器の底面部に有する孔が他方の容器の底面部に有する孔と底面に垂直な方向において重ならない位置に設けているので、液体浄化装置内での液体と容器との接触を多くして液体の浄化を促進することができる。
以下に本発明の一実施例による循環経路における湯水の除菌システムについて図面とともに詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1における液体浄化装置の断面側面図、図2は、図1における液体浄化装置の平面図、図3は、図1におけるA−A線断面図、図4は、本発明の実施例1における液体浄化装置の流路を構成する容器の断面側面図、図5は、本実施例における液体浄化装置の流路を構成する容器の底面図、図6は、本実施例における液体浄化装置の容器蓋の断面側面図、図7は、本実施例における液体浄化装置の容器蓋の平面図、図8は、本実施例における液体浄化装置に使用されるペレットの斜視図、図13は、本発明における温泉浄化設備の全体構成を示す概略ブロック図である。なお、以下の説明では実施例1における液体浄化装置を温泉大浴場の浄化殺菌に適用した実施例について説明する。
液体浄化装置10の外容器は、温泉成分等により腐食しない材質、たとえばステンレス製の円筒外容器11で形成され、円筒外容器11の上部には蓋部材24が取り付けられ、この蓋部材24に温泉水の流入口となる流入管21が連結される。円筒外容器11の下部には温泉水の流出口としての流出管22が連結される。循環させる温泉水は液体浄化装置10の上部の流入管21から流入して流路23を通って流出管22から排出される。
円筒容器11内の流路23は複数の室に分割され、各室は複数個の容器12を積み重ねることにより構成される。各容器12は図4に示すように円筒有底面部形状をしており、ポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合した材料で形成される。なお、樹脂材料としては、その他、ABS(アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン)、AS(アクリロニトリル・スチレン)、PS(ポリスチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)を用いてもよい。生物抵抗性を有する化合物については後述する。
容器12の底面部13には図5に示すように多数の孔14が形成されており、周辺に段差15が形成されている。段差15の複数箇所、図5では4箇所に突起16が形成されている。孔14の径は、温泉水が通過したときに温泉成分の付着等により目詰まりを起こさないように3ミリ以上、より好ましくは5ミリ以上とする。容器12の上部には底面部13の段差15に対応した凹部17が形成され、段差15の突起16に対応して溝18が形成されている。この溝18に上段の容器12の突起16を挿入し、容器12を回転させると上下の容器12は連結して固定される。
最上段の容器12には図6および図7に示す容器蓋31がかぶせられる。容器蓋31には容器12の底面部13と同様に多数の孔32が形成されており、容器蓋31の周辺には突起33が形成されている。この突起33を最上段の容器12の上部の溝18に挿入し、容器蓋31を回転させると容器12に固定される。
複数の各容器12および容器蓋31を固定する際、各容器12の孔14および容器蓋31の穴32は垂直方向から見た場合に互いに直線上に並ばないよう、すなわち、温泉水の流路が各容器12の底面部13で横にずれるように配置するのが好ましい。
各容器12内には、容器12と同一材質、すなわち、樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合した材料で形成された複数個のペレット41が配設される。図8にペレット41の一例を示す。ペレット41は、循環水がペレット41に接触する面積を可能な限り大きくなるような形状にすることが好ましく、たとえば、外径が6mmの上記材料に径が3mm程度の貫通孔42を形成したマカロニのような形状の中空の円筒状部材によって構成され、浄化対象である温泉水よりも比重の小さい材料によって構成される。ペレット41の形状を中空円筒状とすることにより、ペレット41の表面積を大きくとれると共に、表面に多数の凹凸を設ける場合と比較して摩耗が少なく、自浄作用にも優れ、製造も容易である。なお、ペレット41は中実の円柱状や角柱状でもよく、外周面や内周面に溝や凹凸を有してもよい。ペレット41は、その総容積が各容器11の容積に対して60%〜80%となるように充填される。ペレット41を充填した各容器12は温泉水のフィルタとして作用する。詳細は後述する。なお、ペレット41と容器12とは、同種の材料、同種化合物を含有するものであってもよく、異種材料、異種化合物を含有するものの組合せとしてもよい。
ペレット41を充填した容器12は、液体浄化装置10の上部における蓋部材24を容器11から取り外すことにより、流入口21側から取り外しおよび装着が可能である。すなわち、ペレット41を充填した容器12は必要に応じて液体浄化装置10から取り外して清掃したり交換したりすることができる。
本発明に使用される生物抵抗性を有する化合物は温泉水等の液体に対して非溶出性の有機系防カビ・抗菌剤である。この有機系防カビ・抗菌剤は、カビ、細菌、藻類等の付着や繁殖を阻止し、ダニ類には忌避性を有している。本明細書においては、この性質を生物抵抗性と記す。有機系防カビ・抗菌剤としては、たとえば、マレイミド系化合物、ニトリル系化合物、ピリジン系化合物、ハロアルキルチオ系化合物、有機ヨード系化合物、チアゾール系化合物、ベンズイミダゾール系化合物からなる群より選択された複数種の化合物が利用可能である。生物抵抗性を有する化合物の中で、レジオネラ菌等の細菌を除去する性質が優れているものとしては、2,3,5,6−テトラクロロ−4−メチルスルフォニルピリジンがある。この生物抵抗性を有する化合物をポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂に対して0.1〜25%、好ましくは3〜7%程度含有させてマスターパッチを作成し、このマスターパッチから容器12、容器蓋31およびペレット41を作成する。
こうして作成した液体浄化装置10を図13に示すように温泉の浴槽に対して配置する。図13において、浴槽51は源泉52から引湯されて貯湯された温泉貯湯タンク53から温泉水を供給される。このとき、必要に応じて温度調整するために市水54から給水する。浴槽51の湯は循環ポンプ55を利用して、髪や垢等の温泉水中の浮遊物を除去するフィルタ装置56および本発明による液体浄化装置10に接続され温泉水循環系を構成する。フィルタ装置56は浴槽51のすぐ下流に接続され、循環ポンプ55はフィルタ装置56の下流側に設けられる。液体浄化装置10は、フィルタ装置56および循環ポンプ55の下流側の配管に設けられる。
次に動作を説明する。浴槽51からの温泉水は循環ポンプ55によりまずフィルタ装置56に導かれる。フィルタ装置56では、温泉水に浮遊している髪や垢、塵埃等温泉成分以外の不純物を除去する。不純物が除去された温泉水は液体浄化装置10に供給される。
液体浄化装置10では、図1に示す流入管21から温泉水が流入して流路23内に供給される。流路23では、温泉水はまず最上段の容器12の容器蓋31に形成された孔32(図6、7参照)から容器12による室内に入り、容器12内で複数のペレット41に接触しながら容器12の底面部13の孔14から次の段の容器12による室内に流入する。ペレット41は前述したように、中空の円筒状部材によって構成されており、温泉水よりも比重の小さい材料によって構成され、かつ、その総容積が各容器11の容積に対して60%〜80%となるように充填されているので、容器12内ではペレット41は温泉水に浮遊し、各ペレット41間の隙間も十分存在するので、温泉水とペレット41との接触面積は十分確保される。
温泉水とペレット41が接触すると、ペレット41に混合している生物抵抗性を有する化合物が温泉水中のレジオネラ菌等の細菌に対して作用し、レジオネラ菌等の細菌を除去する。この除菌作用は時間とともに進行し、所定時間経過すると温泉水中のレジオネラ菌等の細菌は完全に死滅する。このときの除菌メカニズムは、塩素系殺菌剤やオゾン殺菌、紫外線殺菌のように細菌に対して生物的に作用するものではなく、細菌の最も外側にある細胞壁に作用し、蛋白質やDNA等の合成を阻害することで細菌に対する阻止能力を発揮するものである。細菌を除去するのに要する時間は、塩素系殺菌剤やオゾン殺菌、紫外線殺菌等に比較すると遅いが、所定時間経過すると温泉水中のレジオネラ菌等の細菌は完全に除去され、その効果は持続する。したがって、所定時間経過すれば塩素系殺菌剤やオゾン殺菌、紫外線殺菌等の殺菌法よりも細菌の除去効果は優れている。しかも生物抵抗性を有する化合物は温泉水に対して非溶出性であるので、温泉水の水質を変化させることはなく、温泉成分に対して悪影響を及ぼすことは全くなく、塩素系殺菌剤の塩素臭やオゾン殺菌によるオゾン臭等の刺激臭がつく恐れもない。
なお、容器12も樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合した材料で構成されているので、温泉水が容器12の内壁に接触した際にもレジオネラ菌等の細菌を除去するので、温泉水の除菌作用は一層促進され、しかも容器12の内壁に生物膜の形成によるぬめりが付着することもない。したがって、温泉水の流路にぬめりや汚染が発生することがない。
最上段の容器12を通過した温泉水は同様にして下段の容器12を順次通過し、各容器12内で同様にペレット41に接触して生物抵抗性を有する化合物により細菌の除去作用が一層大きくなる。なお、容器12の段数、すなわち、フィルタの段数を浴槽51の大きさや使用人数等の使用状況に応じて増減することにより細菌の除去に必要な能力を保持、調節することができる。
こうして複数の容器12により除菌作用を受けた温泉水は細菌が除去され、液体浄化装置10の下部の流出管22から排出され、再び浴槽51に供給され循環系が完成する。
液体浄化装置10は、フィルタ装置56の下流側に設けているので液体浄化装置10内の目詰まりを防止できる。
なお、ペレット41に温泉水を接触させると、ペレット41に温泉成分や汚れが付着することがあるが、ペレット41の容器11に対する充填量を容積11の容積に対して60%〜80%となるようにすれば、付着した温泉成分や汚れを自浄作用で落とすことができる。したがって、ぬめり等の発生がなく、長い期間循環を繰り返しても温泉成分や汚れの付着による除菌作用の低下はないので、細菌の除去作用は恒久的に維持できるため、それらに対する循環装置の保守管理は必要ない。たとえ、ペレット41に温泉成分や汚れが付着した場合でも、当該ペレット41が収納されている容器12のみを取り外してペレット41を洗浄すれば再利用することができる。温泉成分や汚れが付着する可能性が大きい容器は流入口側に近い容器12であり、容器12は円筒外容器11の蓋部材24を外すことにより流入口側に近い容器12から順に取り外して洗浄、交換することができる。
本実施例による液体浄化装置10で必要な保守管理は、長期間使用によりペレット41が磨耗した場合であり、その際には、当該ペレット41が収納されている容器12のみを取り外してペレット41を交換すればよい。この保守点検は数ヶ月、あるいは年単位で行えばよいので、保守点検のための労力やコストは極めて少なく、かつ簡単である。
実施例2の構成は、実施例1で説明した容器12の代わりに容器12Aと容器12Bとを用いたものである。図9は、本実施例における液体浄化装置の流路を構成する第1の容器の平面図、図10は、同実施例における液体浄化装置の流路を構成する第2の容器の平面図、図11は、同実施例における液体浄化装置の流路を構成する第1の容器と第2の容器を重ねた場合の孔の位置を示す平面図、図12は、同実施例における液体浄化装置の流路を構成する第1の容器と第2の容器を示す要部断面側面図である。本実施例における液体浄化装置では、実施例1で説明したペレット41は用いない。なお、実施例1と同一機能を有する構成には同一符号を付して説明を省略する。
本実施例においても、円筒容器11内の流路23は複数の室に分割され、各室は複数個の容器12A、12Bを積み重ねることにより構成される。ここで第1の容器12Aと第2の容器12Bとは交互に積み重ねられる。それぞれの容器12Aは、円筒有底面部形状をしており、ポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合した材料で形成される。
第1の容器12Aの底面部13には図9に示すように多数の孔14Aが、第2の容器12Bの底面部13には図10に示すように多数の孔14Bが形成されており、第1の容器12Aの底面部13の孔14Aと、第2の容器12Bの底面部13の孔14Bとは、図11に示すように、流れ方向、すなわち底面部13の面に垂直な方向において重ならない位置に設けられている。特に、第1の容器12Aの底面部13に有する任意の孔14Aに対して、底面に垂直な方向において、第2の容器12Bの底面部13に有する複数の孔14Bが同心円上であってほぼ等間隔の位置に設けられていることが好ましい。また、第1の容器12Aの任意の孔14Aと、この孔14Aに対してほぼ等間隔の位置に設けられている第2の容器12Bの孔14Bとを結ぶ仮想線が底面に垂直な方向に対して30度の角度を持つように構成されている。このように、孔14Aと、この孔14Aに対してほぼ等間隔の位置に設けられている孔14Bとを30度の角度、すなわち孔14Aに対して近接する2つの孔14Bの配列交差角を60度とすることで、孔14Aからの噴流によって、当該孔14Aを中心とした軸対称の渦を形成することができる。従って、第1の容器12Aの底面部13と第2の容器12Bの底面部13との間の流路に、安定した対称的な渦を発生させ、流量の均等化を図ることができ、底面部13と流体との接触を有効に行わせることができる。なお、第1の容器12Aの任意の孔14Aと、この孔14Aに対してほぼ等間隔の位置に設けられている第2の容器12Bの孔14Bとを結ぶ仮想線が底面に垂直な方向に対して持つ角度は、15度〜30度の角度であることが好ましい。
実施例3の構成は、実施例1で説明した図13における浴槽51の代わりに温水プールを利用したものである。この構成では、図13における源泉52、温泉貯湯タンク53および市水54は必ずしも必要ではなく、これらの代わりに温水源を設ければよい。その他の構成および動作は実施例1と同一であるので説明は省略する。
本実施例によれば、温水循環による温水プールにおけるレジオネラ菌等の細菌を除去することができるので、レジオネラ菌による感染やプール熱の感染等を防止することができる。
実施例4の構成は、実施例1で説明した図13における浴槽51の代わりに冷却塔を利用したものである。この構成では、図13における源泉52、温泉貯湯タンク53および市水54の代わりに冷却塔を設ければよい。その他の構成および動作は実施例1と同一であるので説明は省略する。
本実施例によれば、噴水やビルの給湯、給水設備等における温水や水の冷却循環によるレジオネラ菌等の細菌を除去することができる。
なお、上記実施例においては、容器12、12A、12Bを多段に直接連結したものを用いて説明したが、円筒外容器11の内壁面に段部又は凹部を設け、それぞれの容器12、12A、12Bはこの円筒外容器11の内壁面の段部又は凹部に取り付けてもよい。この場合には、それぞれの容器12、12A、12Bの間に隙間を持たせることもできる。
また、上記実施例においては、容器12、12A、12Bのを流入口側から装脱着可能な構成で説明したが、流出口側から装脱着可能な構成としてもよい。
本発明による液体浄化装置は、旅館等の温泉大浴場、公衆浴場、健康ランドの浴場、家庭用の循環風呂、サウナ風呂、ジャグジー風呂等の各種の浴場、温水プール、ビルの給湯・給水設備や噴水、人工滝等の冷却塔等、レジオネラ菌が発生しやすい循環式給湯、給水装置の殺菌フィルタ装置として適している。
本発明の実施例1における液体浄化装置の断面側面図 図1における液体浄化装置の平面図 図1におけるA−A線断面図 本発明の実施例1における液体浄化装置の流路を構成する容器の断面側面図 本実施例における液体浄化装置の流路を構成する容器の底面図 本実施例における液体浄化装置の容器蓋の断面側面図 本実施例における液体浄化装置の容器蓋の平面図 本実施例における液体浄化装置に使用されるペレットの斜視図 本発明の他の実施例における液体浄化装置の流路を構成する第1の容器の平面図 同実施例における液体浄化装置の流路を構成する第2の容器の平面図 同実施例における液体浄化装置の流路を構成する第1の容器と第2の容器を重ねた場合の孔の位置を示す平面図 同実施例における液体浄化装置の流路を構成する第1の容器と第2の容器を示す要部断面側面図 本発明における温泉浄化設備の全体構成を示す概略ブロック図
符号の説明
10 液体浄化装置
11 円筒外容器
12 容器
12A 第1の容器
12B 第2の容器
13 底面部
14 孔
15 段差
16 突起
17 凹部
18 溝
21 流入管
22 流出管
23 流路
24 蓋部材
31 容器蓋
32 孔
33 突起
41 ペレット
42 貫通孔
51 浴槽
52 源泉
53 温泉貯湯タンク
54 市水
55 循環ポンプ
56 フィルタ装置

Claims (14)

  1. 浴槽内の温泉水等の液体を流入口から導入し、前記液体を除菌し、除菌した前記液体を流出口から導出する循環経路における湯水の除菌システムであって、前記流入口から前記流出口までの流路を複数の室に分割し、それぞれの前記室には複数個のペレットを配設し、前記室と前記ペレットとを、樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合して形成したことを特徴とする循環経路における湯水の除菌システム。
  2. 前記室を、複数の孔を有する底面部と前記底面部の外周に立設された側面部とによって構成される容器によって形成し、複数の前記容器を設けたことを特徴とする請求項1に記載の循環経路における湯水の除菌システム。
  3. 複数の前記容器を前記流入口から前記流出口の間に設け、前記容器を前記流入口側及び前記流出口側のうち少なくともいずれか一方の側から装脱着可能な構成としたことを特徴とする請求項2に記載の循環経路における湯水の除菌システム。
  4. 前記ペレットを、円筒状部材によって構成したことを特徴とする請求項1に記載の循環経路における湯水の除菌システム。
  5. 前記ペレットを、浄化対象とする前記液体よりも比重の小さい材料によって構成したことを特徴とする請求項1に記載の循環経路における湯水の除菌システム。
  6. 一つの前記室内に配設する前記ペレットの総容積が、一つの前記室内容積の60%〜80%となるように充填したことを特徴とする請求項1に記載の循環経路における湯水の除菌システム。
  7. 浴槽内の温泉水等の液体を流入口から導入し、前記液体を除菌し、除菌した前記液体を流出口から導出する循環経路における湯水の除菌システムであって、前記流入口から前記流出口までの流路を複数の室に分割し、前記室を、樹脂に生物抵抗性を有する化合物を混合して形成した容器によって構成し、前記容器は複数の孔を有する底面部を備え、複数の前記容器を設け、隣り合って連結される一方の前記容器と他方の前記容器とは、一方の前記容器の底面部に有する孔が他方の前記容器の底面部に有する孔と底面に垂直な方向において重ならない位置に設けられていることを特徴とする循環経路における湯水の除菌システム。
  8. 一方の前記容器の底面部に有する任意の孔に対して、底面に垂直な方向において、他方の前記容器の底面部に有する複数の孔がほぼ等間隔の位置に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の循環経路における湯水の除菌システム。
  9. 一方の前記容器の任意の前記孔と、当該孔に対してほぼ等間隔の位置に設けられている他方の前記容器の前記孔とを結ぶ仮想線が底面に垂直な方向に対して15度〜30度の角度を持つように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の循環経路における湯水の除菌システム。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の循環経路における湯水の除菌システムに、浴槽内の温泉水を導入し、除菌した前記温泉水を前記浴槽内に戻すことを特徴とする温泉浄化設備。
  11. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の循環経路における湯水の除菌システムに、温水プール内の温水を導入し、除菌した前記温水を前記温水プール内に戻すことを特徴とする温水プール浄化設備。
  12. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の循環経路における湯水の除菌システムに、冷却塔内の温水を導入し、除菌した前記温水を前記冷却塔内に戻すことを特徴とする冷却塔浄化設備。
  13. 浴槽内の温泉水を液体浄化装置に導入して、温泉水を除菌し、前記液体浄化装置によって除菌した前記温泉水を前記浴槽内に戻す温泉浄化設備であって、前記温泉水中の浮遊物を除去するフィルタ装置と、前記フィルタ装置の下流側に設けたポンプ装置とを有し、前記液体浄化装置を、前記フィルタ装置および前記ポンプ装置の下流側の配管に設け、前記液体浄化装置の流入口から流出口までの流路中に、複数の孔を有する底面部と前記底面部の外周に立設された側面部とによって構成される容器を複数個連接し、それぞれの前記容器内には複数個のペレットを配設したことを特徴とする温泉浄化設備。
  14. 浴槽内の温泉水を液体浄化装置に導入して温泉水を除菌し、前記液体浄化装置によって除菌した前記温泉水を前記浴槽内に戻す温泉浄化設備であって、前記温泉水中の浮遊物を除去するフィルタ装置と、前記フィルタ装置の下流側に設けたポンプ装置とを有し、前記液体浄化装置を、前記フィルタ装置および前記ポンプ装置の下流側の配管に設け、前記液体浄化装置の流入口から流出口までの流路を複数の室に分割し、前記室を容器によって構成し、前記容器は複数の孔を有する底面部を備え、複数の前記容器を設け、隣り合って連結される一方の前記容器と他方の前記容器とは、一方の前記容器の底面部に有する孔が他方の前記容器の底面部に有する孔と底面に垂直な方向において重ならない位置に設けられていることを特徴とする温泉浄化設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010248075A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Mie Univ コイ由来抗菌剤の製造方法及び抗菌処理装置

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