JP2005211463A - 自走式掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 障害物との衝突可能性を検知して未然に防止し、清掃作業を安定かつ効率良く行なう。
【解決手段】 本体1は、矢印方向の速度ベクトルで自走して清掃作業を行なっている。本体1の前方より人体100が矢印方向の移動ベクトルを持って接近している。本体1の判断処理手段は、演算結果から両者の衝突可能性有りと判断したときには、本体1の速度ベクトルが人体100の移動ベクトルと直交するように回転させる(回転A)。続いて、本体1を回転後の進行方向に所定の距離直進させる。本体1の退避動作中に人体100が移動を続け、両者の衝突可能性が無くなったと判断したときには、判断処理手段は、本体1を180°回転(回転B)させて所定の距離を直進し、退避動作直前の位置に戻す。本体1の速度ベクトルが人体100の検知直前の進行方向となるように本体1を回転させ(回転C)、清掃作業を再開する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、自走式掃除機に関し、より特定的には、移動する障害物との衝突を回避しながら、清掃作業を実行する自走式掃除機に関する。
近年、清掃機器に走行操舵手段や移動制御手段を付加し、2次電池を搭載してコードレスで自動的に清掃を行なう自走式掃除機が開発されている(例えば、特許文献1,2参照)。
図6は、たとえば特許文献1に記載される、従来の自走式掃除機の側面図である。
図6を参照して、自走式掃除機は、清掃手段として、本体30底部に配した吸込ノズル33と集塵室34とファンモータ35とを備える。さらに、自走式掃除機は、移動機能として、走行操舵手段である駆動輪32および従輪31と、移動時に障害物を検知する障害物検知手段36と、位置を認識する位置認識手段であるジャイロセンサ38とを備える。
自走式掃除機は、障害物検知手段36によって清掃場所の周囲壁までを測距すると、これに沿って移動しながらジャイロセンサ38によって清掃領域を認識し、この領域内を自立移動して領域全体を清掃する。
ここで、自走式掃除機が停止する際には、障害物検知手段36を用いて障害物との距離を測定し、その距離に応じて移動速度を減速させ、障害物との距離が所定の停止設定距離になった時点で本体30を停止する。これによれば、壁などの静止する障害物に対しては、本体30を安全に停止させることができる一方、人などの移動する障害物が本体30の進路を横切る場合には、本体30が障害物との安全な距離を確保して停止することができず、衝突する危険性がある。
そこで、従来の自走式掃除機では、障害物検知手段36の検知状況から障害物が静止しているかあるいは移動しているかを判断する検知状態判断手段37と、検知状態判断手段37からの信号に応じて障害物から指定された距離までの間を前後進移動しながら横方向に移動する判断処理手段39とを備える。
詳細には、検知状態判断手段37は、障害物検知手段36で検知される障害物までの距離を監視し、この距離が大きく変化する旨を判断処理手段39に出力する。判断処理手段39は、検知状態判断手段37からの信号から、移動する障害物を検知したことを判断し、減速動作終了地点を変更して安全に停止させるように走行操舵手段31,32および清掃手段33,34,35を制御する。このような構成とすることにより、従来の自走式掃除機は、障害物の状況(静止/移動)に関わらず、常に本体30を安全に停止させることができる。
特開平8−275913号公報 特開2003−61882号公報
以上のように、従来の自走式掃除機は、障害物の検知状況に基づいて減速動作終了地点を決定することによって本体を安全に停止させるものである。
しかしながら、本体を停止させることをもって、障害物との衝突回避への対応とすることから、停止するごとにそれまでの清掃作業が中断され、作業効率が低下してしまうことになる。
障害物との衝突回避については、さらに、特許文献2に記載の自走式掃除機(図示省略)において、障害物検知手段によってこの障害物との距離を測定し回避しながら清掃作業を進める手段が開示されている。この手段によれば、障害物が静止状態であれば、障害物検知手段によってこの障害物との距離を測定し回避しながら清掃作業を進めることが可能であるが、障害物が移動しているときには、本体と障害物との距離が急に変化するため回避動作が正確に行なわれず、本体と障害物とが衝突するケースが起こりうる。また、この場合も、回避動作によって本体がそれまでの進路から外れてしまい、清掃作業を効率良く行なうことが困難となる。
それゆえ、この発明の目的は、障害物との衝突可能性を検知して未然に防止し、清掃作業を安定かつ効率良く行なうことが可能な自走式掃除機を提供することである。
この発明のある局面によれば、床面を集塵する清掃手段と、本体を自走させる走行操舵手段と、本体の清掃方位角を認識する位置認識手段と、障害物の有無を検知する障害物検知手段と、位置認識手段および障害物検知手段からの入力に応じて、清掃手段および走行操舵手段を制御する判断処理手段とを備えた自走式掃除機であって、障害物検知手段は、障害物を検知して活性化した検知信号を出力する。判断処理手段は、検知信号の活性化に応答して、障害物が移動/静止しているかを判断する移動/静止判断手段と、障害物の検知時点における清掃方位角と障害物の移動方向とを記憶する手段とを含み、移動/静止判断手段において障害物が移動していると判断したことに応じて、本体の進行方向が障害物の移動方向に対して直交するように、走行操舵手段によって本体を回転させて所定の距離直進させ、退避後に検知信号が非活性化したことに応じて、本体の進行方向を180°反転させ、かつ所定の距離を直進させて障害物の検知時点における位置に戻し、本体の進行方向を検知時点における清掃方位角まで回転させた後に清掃手段および走行操舵手段を駆動する。
この発明のある局面によれば、床面を集塵する清掃手段と、本体を自走させる走行操舵手段と、本体の清掃方位角を認識する位置認識手段と、障害物の有無を検知する障害物検知手段と、位置認識手段および障害物検知手段からの入力に応じて、清掃手段および走行操舵手段を制御する判断処理手段とを備えた自走式掃除機であって、障害物検知手段は、障害物を検知して検知信号を出力し、判断処理手段は、検知信号の活性化に応答して、障害物が移動/静止しているかを判断する移動/静止判断手段と、移動/静止判断手段において障害物が移動していると判断したことに応じて、障害物の移動方向に垂直な方向を進行方向として本体を退避させる退避手段と、退避後に検知信号が非活性化したことに応じて、本体を障害物の検知時点における位置に戻し、検知時点における清掃方位角を進行方向として清掃作業を実行する復帰手段とを含む。
好ましくは、判断処理手段は、障害物の検知時点における清掃方位角と障害物の移動方向とを記憶する手段をさらに含む。
より好ましくは、障害物検知手段は、検知信号の活性化に応じて、障害物の位置を所定の期間を隔てて検出して第1および第2の検出結果信号を出力し、移動/静止判断手段は、第1および第2の検出結果信号に基づいて、障害物の移動/静止を判断して、障害物の移動方向を検出する。
好ましくは、退避手段は、本体の進行方向が障害物の移動方向に対して直交するように、走行操舵手段によって本体を回転させて所定の距離直進させる手段を含む。復帰手段は、検知信号が非活性化したことに応じて、本体の進行方向を180°反転させ、かつ所定の距離を直進させて障害物の検知時点における位置に戻す手段と、本体の進行方向を検知時点における清掃方位角まで回転させた後に清掃手段および走行操舵手段を駆動する手段とを含む。
この発明の別の局面によれば、床面を集塵する清掃手段と、本体を自走させる走行操舵手段と、本体の清掃方位角を認識する位置認識手段と、障害物の有無を検知する障害物検知手段と、位置認識手段および障害物検知手段からの入力に応じて、清掃手段および走行操舵手段を制御する判断処理手段と、本体の状態を音声または可視信号によって表示する手段とを備えた自走式掃除機であって、障害物検知手段は、障害物を検知して検知信号を出力し、判断処理手段は、検知信号の入力に応答して、走行操舵手段により本体の走行速度を減速させるとともに、表示手段から障害物に対して音声または可視信号を出力する。
この発明のある局面によれば、移動する障害物を検知して回避動作を行なうことにより、当該障害物との衝突を未然に防ぐことができる。また、回避後において、検知直前の位置に戻り清掃作業を再開することから、高い作業効率を実現することができる。
この発明の別の局面によれば、移動する障害物を検知した場合であっても、本体を停止または迂回させることなく当該障害物との衝突を回避できることから、清掃作業を続行でき、作業の効率化を図ることができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う自走式掃除機の側面図(a)および平面図(b)である。
図1(a)を参照して、自走式掃除機は、清掃手段としての回転ブラシ3および吸引モーター4と、走行操舵手段としての駆動輪2とを備える。清掃手段および走行操舵手段はそれぞれ、判断処理手段11からの指示により制御される。各手段の機能については、先述の従来の自走式掃除機(図6参照)におけるものとそれぞれ同様であるため、詳細な説明は省略する。
判断処理手段11は、自走式掃除機全体を制御する部位であり、たとえばマイクロプロセッサ(MPU;microprocessor unit)で構成される。
自走式掃除機は、さらに、図1(b)に示すように、障害物検知手段としての人体センサ5a〜5dおよび近接センサ6と、位置認識手段としての地磁気センサ7とを備える。
人体センサ5a〜5dは、本体1の前後面に1対(5a,5c)と左右面に1対(5b,5d)との計4個が配される。人体センサ5a〜5dは、たとえば焦電センサで構成される。焦電センサとは、圧電性結晶の一部を熱したときに表面に電荷が現われるという焦電効果を利用したものであり、人体から放射される波長10μm付近のエネルギーを検出する。図1の構成において、人体センサ5a〜5dの各々は、配置方向を中心として±45°の検知範囲に侵入した人体を検知する。なお、以下において、人体センサ5a〜5sを総称するときには、符号5を用いる。
地磁気センサ7は、地磁気の検出に用いられるセンサであり、自走掃除機の進路の方位(以下、清掃方位角とも称する)を知ることができる。通常運転において、自走式掃除機は、地磁気センサ7からの検出信号を位置情報として自立的に走行する。
近接センサ6は、障害物が接近してきたときの位置を検出するためのセンサであり、本体の進行方向に対して、水平面から斜め45°上方に向けて配置される。この近接センサ6によって、本体1の進路に現われた障害物を検知して当該障害物との距離を測定する。近接センサ6は、たとえば図1(b)に示すように、本体1の進行方向に対して垂直に配された一対のパッシブセンサで構成される。一対のパッシブセンサの各々は、複数個のパッシブセンサ素子(図示せず)が配列されてなり、素子数に比例した検知範囲を有する。この構成において、近接センサ6は、一対のパッシブセンサで障害物のコントラストを検知し、各パッシブセンサ上に投影される障害物の視差から生じる位置のずれをもとに障害物との距離を求める。
自走式掃除機は、さらに本体1の運転状態(作業開始/作業終了/異常発生など)をユーザに知らせるための表示手段として、表示パネル9およびスピーカー10を備える。これにより、ユーザは、遠隔においても本体1の状態を知ることができ、異常発生時には早急に対応することができる。
図2は、図1の自走式掃除機の制御ブロック図である。
図2を参照して、判断処理手段11は、人体センサ5、近接センサ6および地磁気センサ7からの検知信号がそれぞれ入力されると、その信号の内容に応じた制御信号を走行操舵手段(駆動輪2)および清掃手段(回転ブラシ3,吸入モーター4)に出力する。走行操舵手段は、制御信号に応答して走行速度/走行方向の調整を行なう。清掃手段は、制御信号に応答して吸入モーター4や回転ブラシ3を駆動/停止する。
判断処理手段11は、さらに表示パネル9およびスピーカー10からなる表示手段に対して制御信号を出力する。制御信号に応じて表示パネル9上に現われるディスプレイやスピーカー10から出力される音声によって、ユーザは本体1の状態を知ることができる。
図3は、本実施の形態に係る自走式掃除機における衝突回避動作の原理を説明するための模式図である。
図3を参照して、本体1は、矢印で示す向きの速度ベクトルで走行しながら清掃作業を行なっている。今、本体1の進行方向前方より障害物(たとえば人体)100が矢印で示す向きの移動ベクトルを持って接近しているとする。この状態において、本体1および人体100がそれぞれ走行および移動を継続すれば、両者は図3中の一点鎖線と点線とが交差する地点において、衝突する可能性があることが予想される。この衝突可能性の有無は、具体的には、本体1の判断処理手段11において、本体1の速度ベクトルおよび人体100の移動ベクトルと両者間の距離とから演算により求めることができる。
そこで、演算結果から両者が衝突する可能性が有りと判断したときには、判断処理手段11は、図3に示すように、本体1の速度ベクトルが人体100の移動ベクトルと直交するように本体1を回転させる(図中の回転Aに相当)。続いて、本体1を回転後の進行方向に対して所定の距離Ncm(Nは正数)直進させる。この所定の距離は、人体100の進路から本体1を回避させる程度に十分な値とする。
このように、本体1を人体100の移動方向と垂直方向に退避させることにより、本体1は人体100と衝突する危険性から免れる。
次に、本体1が上記の退避動作を行なっている間に人体100が矢印方向に移動を続け、両者の衝突可能性が無くなったと判断したときには、判断処理手段11は、本体1を180°回転(図中の回転Bに相当)させて所定の距離Ncmを直進し、退避動作直前の位置に戻す。さらに、本体1の速度ベクトルが人体100の検知直前の進行方向(清掃方位角に相当)となるように本体1を回転させ(図中の回転Cに相当)、清掃作業および走行を再開する。
すなわち、本実施の形態では、本体1と移動する人体100との間に衝突可能性が有ると判断すると、本体1を人体100の進行方向と垂直方向に後退させて一旦退避し、衝突可能性がなくなった時点において再び元の位置に戻って清掃作業を再開する。これにより、自走式掃除機は、人体100との衝突が回避されるとともに回避動作によって中断した作業を再開することができる。したがって、本実施の形態によれば、本体1の安全性と高い作業効率とが保証されることになる。
図4は、図3に説明した衝突回避動作の原理を実現するためのフロー図である。
図4を参照して、最初に、本体1の判断処理手段11は、通常の清掃作業と並行して人体センサ5a〜5dからの入力を監視する(ステップS01)。本体1に配された複数の人体センサ5a〜5dの少なくとも1つにおいて、障害物である人体100が検知されると、該当する人体センサからの検知信号が判断処理手段11に入力される。
ステップS01において人体センサ5a〜5dからの検知信号の入力が有るときには、判断処理手段11は、走行操舵手段2に指示して本体1をその場で停止させる。さらに、現時点における地磁気センサ7からの入力を、現在の清掃方位角として判断処理手段11内部の記憶手段に保存する(ステップS02)。
次に、判断処理手段11は、検知信号を送出した人体センサ5a〜5dを判定する(ステップS03)。このとき、本体1の前後左右面に90°ごとに配置された4つの人体センサ5a〜5dは、45°ごとに8方向の検出範囲において、人体100を検出する。たとえば、図1(b)において、人体センサ5aから検知信号が出力されている場合は、本体1の正面方向に人体100が検知されたことを示す。また、人体センサ5a,5bからそれぞれ検知信号が出力されている場合は、本体1の正面から右斜め45°の方向に人体100が検知されたことを示す。なお、本実施の形態では、4個の人体センサ5a〜5dで検知する構成としたが、より多数個の人体センサを配置すれば、さらに検出感度が向上することは明らかである。
ステップS03において人体100の検知方向を判定すると、判断処理手段11は、走行操舵手段2によって、当該検知方向に本体1の正面を向ける(ステップS04)。
さらに、判断処理手段11は、走行操舵手段2によって当該検知方向を中心として±20°の範囲で本体1を回転させる。このとき、本体1上面に配された近接センサ6は、(0°,+20°,-20°)の3方向において、本体1と人体100との距離を測定し、測定結果を判断処理手段11に出力する。近接センサ6からのこの3方向の出力を第1回目のセンサ出力とする。さらに、近接センサ6は、所定の期間をおいて、再び(0°,+20°,−20°)の3方向における本体1と人体100との距離の測定結果を出力する。この3方向の出力を第2回目のセンサ出力とする。すなわち、近接センサ6は、(0°,+20°,−20°)の3方向の検知結果を1組として、所定の期間を隔てて合計2組を出力する(ステップS05)。
判断処理手段11は、この2組の近接センサ6の出力を受信すると、その検知情報から障害物である人体100の動き(静止しているか、あるいは移動しているか)を判断する(ステップS06)。詳細には、第1回目のセンサ出力と第2回目のセンサ出力とを比較し、両者が一致していれば、障害物は静止していると判断する。一方、両者が一致しなければ、障害物は移動していると判断する。
次に、判断処理手段11は、ステップS06において障害物が移動していると判断すると、第1回目に検知された障害物の位置ベクトルと第2回目に検知された障害物の位置ベクトルとの差分である障害物の移動ベクトルから、本体1に最も接近するように移動する障害物(人体100に相当)の移動ベクトルを決定する(ステップS09)。このとき、判断処理手段11は、障害物の移動ベクトルおよび位置情報と本体1の速度ベクトルとから演算処理によって衝突可能性を判断する。
ここで、障害物との衝突可能性有りと判断すると、判断処理手段11は、このときの地磁気センサ7からの入力を障害物の進行方向として記憶手段に保存し(ステップS10)、この記憶情報をもとに以下に示す手順で本体1を退避させる。
まず、判断処理手段11は、人体100の進行方向に対して地磁気センサ7の入力が90°となるように、走行操舵手段2によって本体1をスピンターンさせる(ステップS11)。なお、ステップS11のスピンターンは、図3における回転Aに相当する。
続いて、本体1をスピンターン後の方位において、所定の距離Ncm直進させる(ステップS12)。これにより、本体1は、人体100から退避されて衝突を免れる。
さらに、判断処理手段11は、本体1を退避後の位置において、人体センサ5a〜5dからの検知信号の入力が無くなるまで待機させる(ステップS13)。
次に、人体100が通過することによって人体センサ5a〜5dからの検知信号の入力が無くなると、判断処理手段11は、走行操舵手段2により本体1をその場で180°スピンターンさせる(ステップS14)。なお、ステップS14のターンは、図3における回転Bに相当する。
本体1を回転した状態で、判断処理手段11は、さらに本体1をNcm直進させる(ステップS15)。これにより、本体1は退避動作直前の位置に戻ることになる。
最後に、判断処理手段11は、本体1がステップS02において記憶した清掃方位角を向くようにその場でスピンターンさせる。このスピンターンは、図3における回転Cni相当する。ターン後において、判断処理手段11は、清掃手段および走行操舵手段を駆動させて清掃作業を再開する(ステップS16)。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、移動する障害物との衝突を回避できるとともに、回避後において元の位置に戻って清掃作業を再開することから、本体の安全性が保証されるとともに、高い作業効率を維持することができる。
[実施の形態2]
先の実施の形態では、本体を障害物との衝突から回避させる一手段について説明した。これによれば、障害物との衝突を回避した後に清掃作業を再開することから、障害物を検知して停止する従来の自走式掃除機に対してより高い作業効率を実現することができる。
本実施の形態では、さらに、清掃作業の効率化の観点から衝突を回避する他の手段について提案する。なお、本実施の形態に従う自走式掃除機の構成は、図1および図2で説明したものと同一であることから、図示ならびにその詳細な説明を省略する。
図5は、実施の形態2に従う自走式掃除機の行なう衝突回避動作を説明するためのフロー図である。
図5を参照して、最初に、本体1は、通常運転状態にあり、自走しながら清掃作業を行なっているものとする(ステップS20)。
このとき、本体1の判断処理手段11では、人体センサ5a〜5dからの入力を常時監視し、検知信号の入力の有無により人体が検出されたか否かを判断する(ステップS21)。
ステップS21において人体が検知されたと判断したときには、判断処理手段11は、表示パネル9に人体に対して衝突の危険性を警告するディスプレイを表示する。あるいは、警告を知らせる音声をスピーカー10から発する。これらの警告により、移動している人体であれば、本体1との衝突を回避するための行動をとる。具体的には、その場で停止する、もしくは衝突の起こらない方向に進路を変更する。あるいは、本体1の前方を横切ろうとする人体であれば、移動速度を上げて通過しようとすることが挙げられる。このとき、判断処理手段11は、同時に走行操舵手段2に指示して本体1の走行速度を減速させて、清掃作業を継続する(ステップS22)。
さらに、判断処理手段11は、減速走行で清掃作業を行なうとともに、人体センサ5a〜5dからの入力を監視し、人体が検出されたか否かを判断する(ステップS23)。
ステップS23において人体自らが退避することによって検出されないときには、判断処理手段11は、走行操舵手段2を指示して通常運転状態へと復帰させる。一方、人体が依然として検出されているときには、ステップS22に示す警告および減速走行を継続する。ステップS22,S23の動作は、人体の検出が無くなるまでの間、反復して行なわれる。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、障害物が人体であって衝突可能性がある場合には、減速走行とともに警告を発して本体の進路から人体を退避させることにより、清掃作業を中断することなく実行することができる。これは、障害物検知時に本体を停止させる、もしくは迂回させる従来の自走式掃除機に対して、より高い作業効率を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1に従う自走式掃除機の側面図(a)および平面図(b)である。 図1の自走式掃除機の制御ブロック図である。 本実施の形態に係る自走式掃除機における衝突回避動作の原理を説明するための模式図である。 図3に説明した衝突回避動作の原理を実現するためのフロー図である。 実施の形態2に従う自走式掃除機の行なう衝突回避動作を説明するためのフロー図である。 特許文献1に記載される従来の自走式掃除機の側面図である。
符号の説明
1,30 本体、2 駆動輪、3 回転ブラシ、4 吸引モーター、5a〜5d 人体センサ、6 近接センサ、7 地磁気センサ、9 表示パネル、10 スピーカー、11,39 判断処理手段、31 従輪、32 駆動輪、33 吸込ノズル、34 集塵室、35 ファンモータ、36 障害物検知手段、37 検知状態判断手段、38 ジャイロセンサ、100 人体。

Claims (6)

  1. 床面を集塵する清掃手段と、
    本体を自走させる走行操舵手段と、
    前記本体の清掃方位角を認識する位置認識手段と、
    障害物の有無を検知する障害物検知手段と、
    前記位置認識手段および前記障害物検知手段からの入力に応じて、前記清掃手段および走行操舵手段を制御する判断処理手段とを備え、
    前記障害物検知手段は、前記障害物を検知して活性化した検知信号を出力し、
    前記判断処理手段は、
    前記検知信号の活性化に応答して、前記障害物が移動/静止しているかを判断する移動/静止判断手段と、
    前記障害物の検知時点における清掃方位角と前記障害物の移動方向とを記憶する手段とを含み、
    前記移動/静止判断手段において前記障害物が移動していると判断したことに応じて、前記本体の進行方向が前記障害物の移動方向に対して直交するように、前記走行操舵手段によって前記本体を回転させて所定の距離直進させ、退避後に前記検知信号が非活性化したことに応じて、前記本体の進行方向を180°反転させ、かつ前記所定の距離を直進させて前記障害物の検知時点における位置に戻し、前記本体の進行方向を前記検知時点における清掃方位角まで回転させた後に前記清掃手段および前記走行操舵手段を駆動する、自走式掃除機。
  2. 床面を集塵する清掃手段と、
    本体を自走させる走行操舵手段と、
    前記本体の清掃方位角を認識する位置認識手段と、
    障害物の有無を検知する障害物検知手段と、
    前記位置認識手段および前記障害物検知手段からの入力に応じて、前記清掃手段および走行操舵手段を制御する判断処理手段とを備え、
    前記障害物検知手段は、前記障害物を検知して検知信号を出力し、
    前記判断処理手段は、
    前記検知信号の活性化に応答して、前記障害物が移動/静止しているかを判断する移動/静止判断手段と、
    前記移動/静止判断手段において前記障害物が移動していると判断したことに応じて、前記障害物の移動方向に垂直な方向を進行方向として前記本体を退避させる退避手段と、
    退避後に前記検知信号が非活性化したことに応じて、前記本体を前記障害物の検知時点における位置に戻し、前記検知時点における清掃方位角を進行方向として清掃作業を実行する復帰手段とを含む、自走式掃除機。
  3. 前記判断処理手段は、前記障害物の検知時点における清掃方位角と前記障害物の移動方向とを記憶する手段をさらに含む、請求項2に記載の自走式掃除機。
  4. 前記障害物検知手段は、前記検知信号の活性化に応じて、前記障害物の位置を所定の期間を隔てて検出して第1および第2の検出結果信号を出力し、
    前記移動/静止判断手段は、前記第1および第2の検出結果信号に基づいて、前記障害物の移動/静止を判断して、前記障害物の移動方向を検出する、請求項3に記載の自走式掃除機。
  5. 前記退避手段は、前記本体の進行方向が前記障害物の移動方向に対して直交するように、前記走行操舵手段によって前記本体を回転させて所定の距離直進させる手段を含み、
    前記復帰手段は、前記検知信号が非活性化したことに応じて、前記本体の進行方向を180°反転させ、かつ前記所定の距離を直進させて前記障害物の検知時点における位置に戻す手段と、前記本体の進行方向を前記検知時点における清掃方位角まで回転させた後に前記清掃手段および前記走行操舵手段を駆動する手段とを含む、請求項4に記載の自走式掃除機。
  6. 床面を集塵する清掃手段と、
    本体を自走させる走行操舵手段と、
    前記本体の清掃方位角を認識する位置認識手段と、
    障害物の有無を検知する障害物検知手段と、
    前記位置認識手段および前記障害物検知手段からの入力に応じて、前記清掃手段および走行操舵手段を制御する判断処理手段と、
    前記本体の状態を音声または可視信号によって表示する手段とを備え、
    前記障害物検知手段は、前記障害物を検知して検知信号を出力し、
    前記判断処理手段は、前記検知信号の入力に応答して、前記走行操舵手段により前記本体の走行速度を減速させるとともに、前記表示手段から前記障害物に対して音声または可視信号を出力する、自走式掃除機。
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